JP2001000098A - 薄力小麦粉その製造方法及び薄力小麦粉組成物 - Google Patents
薄力小麦粉その製造方法及び薄力小麦粉組成物Info
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Abstract
成が少なく、かつサク味を有することを目的としたもの
である。 【解決手段】 この発明は、粉の粒径が150μ以下9
0%以上であり、かつ20μ以下の粒子を20積算体積
%以下としたことを特徴とする薄力小麦粉としたので、
前記目的を達成することができた。
Description
マの形成がなく、サク味のある薄力小麦粉を目的とした
薄力小麦粉、その製造方法及び薄力小麦粉組成物に関す
る。
40μ未満の粉の含有割合を10%以下とした強力粉を
主材とするパン用小麦粉組成物の提案がある(特開平1
−206943号)。
より多いことを特徴としたルー用小麦粉の製造方法が提
案されている(特開平5−268888号)。従来天ぷ
ら粉、クッキー用粉、ルー用粉などには、蛋白値の低い
(例えば8未満)薄力小麦粉が使用されている。
小麦粉組成物及びルー用小麦粉は何れも強力小麦粉であ
って、その粒度制限による作用効果と、薄力小麦粉の粒
度制限による作用効果とは性質を異にする。
などは何れも薄力小麦粉が使用されているが、前記薄力
小麦粉は飛散し易く、製品製造中、製造後の作業場の清
掃が欠かせない問題点があった。また取扱い中にダマが
形成され易く、かつねとついた食感となってサク味がな
くなる問題点があった。
制限すると共に、蛋白値を比較的高くすることにより、
前記従来の問題点を改善したのである。
90%以上であり、かつ20μ以下の粒子を20積算体
積%以下としたことを特徴とする薄力小麦粉であり、粉
の蛋白値を7.0〜10%としたものである。
が90%以上の元粉を空気分級して粒径20μ未満の粉
が20積算体積%以下の粗粒粉することを特徴とした薄
力小麦粉の製造方法である。また他の発明は、粉の粒径
150μ以下が90%以上の元粉を40〜80μの篩を
用い、30〜80%オーバーとなり、70〜20%抜け
るように調整し、そのオーバーとなった粉を製品とする
ことを特徴とした薄力小麦粉の製造方法であり、元粉の
蛋白値を7.0〜10%とするものである。
小麦粉100に対し、10〜70%(重量)の糖類及び
必要に応じ少量の脱脂粉乳、食塩、ベーキングパウダー
及び油脂を添加することを特徴としたクッキーミックス
用薄力小麦粉組成物であり、前記この発明の薄力小麦粉
100に対し、2〜40%(重量)の澱粉、0.1〜2
%(重量)の膨張剤及び0.5〜10%(重量)の卵粉を添
加することを特徴とした天ぷら粉用薄力小麦粉組成物で
ある。
ー用粉について述べたが、これらの用途に限定されるこ
となく、ルー用粉、うち粉その他飛散しにくく、ダマの
形成が少なく、サク味を要求される菓子用粉又はその他
の食品用粉などに広く使用することができる。
0積算体積%より多くなると、前記ダマの生成、飛散、
サク味などにおけるこの発明の特質が失われる。従って
15積算体積%以下が好ましい。また蛋白値が7.0%
未満であれば一部製品がもろくなり、10%を越えると
食感が悪くなるのであるから、7.0〜10%が実用範
囲である。
の形成が少なく、かつサク味のある薄力小麦粉その製造
方法及び薄力小麦粉組成物を目的とするものである。従
って蛋白値を7〜10%とすると共に、粉の粒径が15
〜150μであり、かつ20μ以下の粒子を20積算体
積%以下としたものである。
150μ以下が90%以上の元粉を粉砕し、これを空気
分級し、或いは篩別により所定粒度範囲内の粉を能率よ
く製造するものである。
して、天ぷら粉、クッキー用粉その他各種用途の組成物
としたものである。前記天ぷら粉にはフライ粉、からあ
げ粉を含むものである。
の粉が95%の元粉を得る。ついでこの元粉を空気分級
機(ツカサラボPCC−2)で分級したものを、粒径2
0μ以下が20積算体積%以下で、蛋白値7.0〜10
%になるように調整すれば、この発明の薄力小麦粉を得
ることができる。前記実施例における粗粒粉歩留りは7
0%前後であり、処理量は400kg/hであった。
の粉が95%の元粉を得る。ついでこの元粉を篩機(明
治スクエアーシッフターSF−AL)にかけて、粒径4
0〜80μで篩別し、篩上を集めることにより、蛋白質
7.0〜10%の薄力小麦粉を得ることができる。その
時の歩留は、篩上30〜80%、篩下70〜20%で、
蛋白値7.0〜10%になり、この発明の薄力小麦粉を
得ることができる。前記実施例の処理量は1500kg
/hであった。
キーミックス組成物200gができる。
ら粉用組成物200gができる。
揚げ粉用組成物ができる。
で焦がさないように溶かす。完全に溶けたならば粒度調
整粉を一気に加え、木ベラで混ぜながら炒める。泡が細
かくなってなめらかになったならば、冷たい牛乳600
gを一気に加えて火を強め、泡立て器でダマができない
ように手早く混ぜる。ついで塩、こしょうを加えて弱火
で煮詰めると、この発明の薄力小麦粉を用いたホワイト
ソースができる。
をむらなく薄くまぶし、溶き卵をつけてパン粉をつけ
る。中温(200℃)で3〜4分フライすれば、この発
明の薄力小麦粉を用いたとんかつが出来上る。
に示したクッキーミックス用組成物使用のクッキー、天
ぷら粉用組成物使用の天ぷら、ホワイトソース及びとん
かつと、従来の普通の薄力粉使用の各製品とを比較した
所、表1の結果を得た。
以下を90%以上の範囲とし、かつ20μ以上の粒子を
20積算体積%以下とした薄力小麦粉であるから、作業
中の粉の飛散及びダマの生成が少なく、かつサク味を有
するなどの諸効果がある。
Claims (7)
- 【請求項1】 粉の粒径150μ以下が90%以上であ
り、かつ20μ以下の粒子を20積算体積%以下とした
ことを特徴とする薄力小麦粉。 - 【請求項2】 粉の蛋白値を7.0〜10%としたこと
を特徴とする請求項1記載の薄力小麦粉。 - 【請求項3】 粉の粒径150μ以下が90%以上の元
粉を空気分級して粒径20μ未満の粉が20積算体積%
以下の粗粒粉することを特徴とした薄力小麦粉の製造方
法。 - 【請求項4】 粉の粒径150μ以下が90%以上の元
粉を40〜80μの篩を用い、30〜80%オーバーと
なり、70〜20%抜けるように調整し、そのオーバー
となった粉を製品とすることを特徴とした薄力小麦粉の
製造方法。 - 【請求項5】 元粉の蛋白値を7.0〜10%とするこ
とを特徴とする請求項4又は5記載の薄力小麦粉の製造
方法。 - 【請求項6】 請求項1記載の薄力小麦粉100に対
し、10〜70%(重量)の糖類及び必要に応じ少量の
脱脂粉乳、食塩、ベーキングパウダー及び油脂を添加す
ることを特徴としたクッキーミックス用薄力小麦粉組成
物。 - 【請求項7】 請求項1記載の薄力小麦粉100に対
し、2〜40%(重量)の澱粉、0.1〜2%(重量)の
膨張剤及び0.5〜10%(重量)の卵粉を添加すること
を特徴とした天ぷら粉用薄力小麦粉組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17262299A JP2001000098A (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | 薄力小麦粉その製造方法及び薄力小麦粉組成物 |
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JP17262299A JP2001000098A (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | 薄力小麦粉その製造方法及び薄力小麦粉組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=15945299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17262299A Pending JP2001000098A (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | 薄力小麦粉その製造方法及び薄力小麦粉組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001000098A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008072954A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Nisshin Flour Milling Inc | 製パン用小麦粉の製造法 |
KR100915622B1 (ko) | 2008-02-04 | 2009-09-07 | 동아제분 주식회사 | 과립형 밀가루 제조방법 |
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-
1999
- 1999-06-18 JP JP17262299A patent/JP2001000098A/ja active Pending
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