JP2000502701A - 1―(2―フルオロ―フェニル)―1、2、4―トリアゾールの選択的塩素化 - Google Patents

1―(2―フルオロ―フェニル)―1、2、4―トリアゾールの選択的塩素化

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Abstract

(57)【要約】 殺草剤即ちエチルα−2−ジクロロ−5−[4−(ジフルオロメチル)−4、5−ジヒドロ−3−メチル−5−オキソ−1H−1、2、4−トリアゾール−1−イル]−4−フルオロベンゼンプロパノエート(「目標殺草剤(TagetHerbicide))を製造する経路における中間体である4、5−ジヒドロ−3−メチル-5−オキソ−1H−1、2、4−トリアゾールに結合した1−(2−フルオロフェニル)基の4位を良好な収率で塩素化する方法が開示される。方法は、三つの別々の段階における塩素ガスの添加を含み、副生塩化水素は、各塩素添加段階の終わりに除去される。

Description

【発明の詳細な説明】 1−(2−フルオロ−フェニル)−1、2、4−トリアゾールの選択的塩素化 技術分野 本発明は、フェニル環の塩素化に関する。特に、それは、殺草剤即ちエチルα −2−ジクロロ−5−[4−(ジフルオロメチル)−4、5−ジヒドロ−3−メ チル−5−オキソ−1H−1、2、4−トリアゾール−1−イル]−4−フルオ ロベンセンプロパノエート(「目標殺草剤(Taget Herbicide) )を製造する経路における中間体である4、5−ジヒドロ−3−メチル−5−オ キソ−1H−1、2、4−トリアゾールに結合した1−(2−フルオロフェニル )基の4位に塩素原子を結合する方法を開示している。 背景技術 目標殺草剤の有効な製造を達成する初期の試みは、米国特許第4818275 号の実施例1に教示されている方法を注目し、その方法では、1−(5−アミノ −2−フルオロ−4−クロロフェニル)−4−ジフルオロメチル−4、5−ジヒ ドロ−3−メチル−5−オキソ−1H−1、2、4−トリアゾールは、2−フル オロアニリンから8段階の経路で製造された。この方法では、4位のフェニル環 の塩素化は、p−ジオキサン中で2−フルオロアセトアニリドをスルフリルクロ リドと反応させることによるトリアゾール環への閉環前に達成される。しかし、 この8段階の経路は、過剰な数の段階及び貧弱な全体の収率によって満足できな いことが直ぐに明らかになった。 複雑な分子を製造する多段階方法の能率は、各段階の収率を最適にすることに より改良できるが、さらに高い能率は、より少ない段階を有する経路を見いだす ことにより達成できる。目標殺草剤は、わずか6段階の新しい経路によりさらに 能率的に製造できることが見いだされた。第一の段階では、2−フルオロヒドラ ジンは4、5−ジヒドロ−1−(2−フルオロフェニル)−3−メチル−5−オ キソ−1H−1、2、4−トリアゾールに環化され、次に塩素化されて1−(4 −クロロ−2−フルオロフェニル)−4、5−ジヒドロ−3−メチル−5−オキ ソ−1H−1、2、4−トリアゾールになる。第三の段階では、塩素化された生 成物は、ジフルオロメチル化されて、1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル )−4−ジフルオロメチル−4、5−ジヒドロ−3−メチル−5−オキソ−1H −1、2、4−トリアゾールを与える。別のより好ましくない方法では、4、5 −ジヒドロ−1−(2−フルオロフェニル)−3−メチル−5−オキソ−1H− 1、2、4−トリアゾールは、先ずジフルオロメチル化され、次に塩素化される 。第三の段階の中間体は、ニトロ化されて、1−(4−クロロ−2−フルオロ− 5−ニトロフェニル)−4−ジフルオロメチル−4、5−ジヒドロ−3−メチル −5−オキン−1H−1、2、4−トリアゾールを生じ、それは対応する1−( 5−アミノ−4−クロロ−2−フルオロフェニル)−4−ジフルオロメチル−4 、5−ジヒドロ−3−メチル-5−オキソ−1H−1、2、4−トリアゾールに 還元される。最後の段階では、5−アミノ誘導体がジアゾ化/アリール化にかけ られて目標殺草剤を生ずる。 発明の開示 本発明は、この方法の主要な中間体である第二の段階の生成物即ち1−(4− クロロ−2−フルオロフェニル)−4、5−ジヒドロ−3−メチル−5−オキソ −1H−1、2、4−トリアゾールの製造に関しており、それは、本発明の新規 な方法によって4、5−ジヒドロ−1−(2−フルオロフェニル)−3−メチル −5−オキソ−1H−1、2、4−トリアゾールの塩素化により驚くほど高い収 率で製造される。別のしかしより望ましくない方法では、塩素化反応は、原料の カリウム塩で実施できる。 上記の6段階方法が初め考えられたとき、良好な収率での4、5−ジヒドロ− 1−(2−フルオロフェニル)−3−メチル−5−オキソ−1H−1、2、4− トリアゾールの塩素化は、大きなスケールで達成するのが困難ではないかと考え られた。8段階の方法での類似の塩素化で使用される塩素化剤であるスルフリル クロリドにより4、5−ジヒドロ−1−(2−フルオロフェニル)−3−メチル −5−オキソ−1H−1、2、4−トリアゾールを塩素化する試みは、不満足な ものであり、非常に低い収率を与えた。例えば、一つの実験では、ガスクロマト グラフィー(GC)により測定して収率は18時間後約8面積%に過ぎなかった 。(本明細書で報告された塩素化反応では、面積%は、それがGCにより検出で きない副生物を認識しないため、生成物の実際の収率を表示していない。しかし 、反応が進行している程度即ち原料の転換%の指標である。)実験室における元 素状塩素による塩素化の初期の試みは、塩素の実質的なモルの過剰でも、70% のオーダーの実際の収率を与えた。反応は、パイロットプラントを操業するのに 適していないように見えた。 驚くべきことに、それぞれ約1モル当量の塩素ガスの三つの別々の供給物によ る4、5−ジヒドロ−1−(2−フルオロフェニル)−3−メチル−5−オキソ −1H−1、2、4−トリアゾールの塩素化、次に供給物間の副生塩化水素の除 去は、95%より高い純度で、実験室で82−87%そしてパイロットプラント で75−80%又はそれ以上の実際の収率で4、5−ジヒドロ−1−(4−クロ ロ−2−フルオロフェニル)−3−メチル−5−オキソ−1H−1、2、4−ト リアゾールを与える(約97%以内の転換)。 本発明の方法では、合計3モル当量の元素状塩素は、それぞれ約1モルの三つ の別々の添加物で反応混合物に供給される。塩素の三つの供給物のそれぞれの後 の主として1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−4、5−ジヒドロ−3 −メチル−5−オキソ−1H−1、2、4−トリアゾールへの代表的な転換は、 面積%で、それぞれ約50%、75%及び97%以上である。 これらの優れた取率への鍵は、1モル当量の塩素ガスのそれぞれの後の塩素化 段階中に生ずる塩化水素ガスの除去である。もし反応混合物に残されるならば、 塩化水素は、反応の停止及び/又はアセトニトリル溶媒と反応しそれによる生成 物の収率の低下を生ずる。塩化水素は、先ず真空ストリップを使用し次に任意に 窒素をパージすることにより可能な限り反応混合物から除かれる。低下した塩化 水素濃度は、また反応混合物の腐食性を低下させるのを助け、それは反応、濾過 及び処埋の段階中特に重要になる。本発明の好ましい方法では、4、5−ジヒド ロ−1−(2−フルオロフェニル)−3−メチル−5−オキソ−1H−1、2、 4−トリアゾール(1当量)を溶媒例えばアセトニトリル、N、N−ジメチルホ ルムアミド、ニトロメタン又はニトロベンゼン、好ましくはアセトニトリルに入 れる。溶媒の体積に対する2−フルオロフェニル誘導体の重量%に基づく溶媒中 のこの2−フルオロフェニル誘導体の濃度は、約5−70%、好ましくは約10 −35%、そして最も好ましくは15−25%の範囲である。使用される溶媒は 、新しいものか、この塩素化反応のその前の操業から再循環されるか、又は新し いもの及び再循環されるものの組合せであってよい。得られるスラリーは、約0 ℃−約75℃、好ましくは周囲温度(例えば23℃)−50℃、そして最も好ま しくは30−40℃の範囲の温度で塩素化段階中撹拌される。本発明の方法のパ イロットプラントスケールの操業では、塩素の添加は、約300−500mmH gの真空下閉じた系で行われ、それは塩素ガスの添加からの圧力の形成を軽減す ることを助ける。塩素化の実験室のスケールの操業は、明らかな有害な結果なし に、大気圧で通常行われる。塩素ガスの供給速度は、適切な吸収を確実に行うの に重要である。パイロットプラントのスケールの操業では、反応器の圧力は、塩 素ガスの添加対反応速度の比に依存する。好ましくは約0.5Lb/分での塩素 ガスの添加の速度により15psig下に反応器中の圧力を維持するのが好まし い。好ましい温度範囲の反応混合物について、0.8−1.6モル当量、好まし くは0.9−1.5モル当量の塩素ガスが、反応混合物を50℃好ましくは30 −40℃の間に維持するような速度で反応混合物の表面下に添加される。上記の 条件を維持しつつ塩素ガスの第一の供給を完了するのに要求される時間は、約1 0分から2時間、好ましくは20分から1時間である。塩素ガスの第一の供給を 完了すると、反応混合物を約30−50℃好ましくは30−40℃の温度にし、 それを1−10時間好ましくは3−6時間の保持時間撹拌し、その後1−(4− クロロ−2−フルオロフェニル)−4、5−ジヒドロ−3−メチル−5−オキソ −1H−1、2、4−トリアゾールへの4、5−ジヒドロ−1−(2−フルオロ フェニル)−3−メチル−5−オキソ−1H−1、2、4−トリアゾールの転換 は、ガスクロマトグラフィーの方法により測定して、約50%(面積%)である 。保 持時間が終了すると、反応混合物は、30−40℃の好ましい温度に維持され、 そして減圧下に置かれる。パイロットプラントのスケールの操業では、圧力の低 下は、約100−200mmHg、好ましくは135−165mmHgである。 実験室のスケールの操業では、圧力の低下は、約10−30mmHg、好ましく は15−25mmHgである。パイロットプラントのスケールの操業では、上記 の条件下の還流は、1−6時間、好ましくは2−4時間の期間続けられ、その間 、痕跡量の残存塩素及び約99%の副生塩化水素が除去される。もし1%より多 い塩化水素が反応混合物中に残留するならば、反応混合物を窒素によりパージさ れて塩化水素のレベルを1%より少なくする。実験室のスケールの操業では、上 記の条件下の還流は、約20分から2時間、好ましくは30−50分の期間続け られ、次に反応混合物を窒素ガスにより約10−30分、好ましくは15−25 分の期間パージする。塩素ガスの第一の供給及び副生塩化水素の次の除去の完了 後、方法は、上記の条件下そしてその量で塩素ガスの第二の供給により繰り返さ れる。第二の供給後1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−4、5−ジヒ ドロ−3−メチル−5−オキソ−1H−1、2、4−トリアゾールへの4、5− ジヒドロ−1−(2−フルオロフェニル)−3−メチル−5−オキソ−1H−1 、2、4−トリアゾールの転換は、ガスクロマトグラフィーの方法により測定し て、約75%(面積%)である。副生塩化水素の次の除去は、上記の条件下再び 行われる。塩素の第三の供給及び副生塩化水素の除去は、同じやり方で行われる 。塩素の第三の供給及び次の副生塩化水素除去の後、1−(4−クロロ−2−フ ルオロフェニル)−4、5−ジヒドロ−3−メチル−5−オキソ−1H−1、2 、4−トリアゾールへの4、5−ジヒドロ−1−(2−フルオロフェニル)−3 −メチル−5−オキソ−1H−1、2、4−トリアゾールの転換は、ガスクロマ トグラフィーの方法により測定して、約97%(面積%)以上である。塩化水素 の除去後、反応混合物を冷却し、固体生成物を濾過又は遠心分離により集める。 パイロットプラントのスケールの操業では、反応混合物を約0−15℃、好まし くは3−10℃に冷却して溶液中のすべての生成物の沈澱を最大にし、そして約 30分から2時間、好ましくは1時間この温度に保持する。固体生成物を遠心分 離により集め、***媒好ましくはアセトニトリルにより洗う。パイロットプラン トのス ケールの操業では、1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−4、5−ジヒ ドロ−3−メチル−5−オキソ−1H−1、2、4−トリアゾールの収率は、9 8−100%の純度で約80%である。対応する実験室のスケールの操業では、 82−89%の収率が、98−100%の純度で得られる。濾過又は遠心分離に より生成物から除かれるアセトニトリル溶媒は、この方法による次の塩素化で使 用されるために蒸留できる。 種々の触媒による上記の塩素化段階を触媒化する試みは、反応の速度を顕著に 増大させるか又は完全にまでさらにそれを排除することに失敗した。試みられた 触媒は、p−トルエンスルホン酸、イッテルビウムトリフルオロメタンスルホネ ート、酢酸、ヒドロキシ(4−メチルベンゼンスルホネート−O)フェニル沃素 、トリエチルホスファイト、水、硫酸、2、6−ジ−第三級ブチル−4−メチル フェノール、元素状沃素、トリス[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]アミ ン、塩化アルミニウム、テトラブチルアンモニウムクロリド、テトラブチルアン モニウムプロミド、ジメチルアミノピリジン及び塩化第二鉄を含んだ。多数の塩 基性試薬も化学両論的量で試みられて、副生塩化水素をスキャベンジした。これ らは、酢酸ナトリウム、ポリ(4−ビニル)ピリジン、トリエチルアミン及び1 、8−ジアザビシクロ−[5.4.0]ウンデセ−7−エンを含んだ。試薬は生 成した塩化水素を中和したが、それらのどれも顕著に反応速度を早めないか又は 完全にまでさらに反応を行わせなかった。 概して上記された方法による塩素化は、4、5−ジヒドロ−1−(2−フルオ ロフェニル)−3−メチル−5−オキソ−1H−1、2、4−トリアゾールのカ リウム塩により又は4−ジフルオロメチル−4、5−ジヒドロ−1−(2−フル オロフェニル)−3−メチル−5−オキソ−1H−1、2、4−トリアゾールに より行われた。これらの反応は、概して、好ましい4、5−ジヒドロ−1−(2 −フルオロフェニル)−3−メチル−5−オキソ−1H−1、2、4−トリアゾ ールのように早く進まなかったが、両方の化合物は対応する塩素化された生成物 を生じた。4−ジフルオロメチル−4、5−ジヒドロ−1−(2−フルオロフェ ニル)−3−メチル−5−オキソ−1H−1、2、4−トリアゾールを使用した 一連の塩素化反応は、過剰な量の塩素を要し、そして反応を完了させるのに長い 反応時間を要した。上記の多数の触媒が、反応の速度を早める試みで使用された が、何等効果を得ることができなかった。 本発明の方法の適用の特定の例を以下に示す。 実施例 実施例 1 4、5−ジヒドロ−1−(2−フルオロフェニル)−3−メチル−5−オキソ− 1H−1、2、4−トリアゾールの塩素化による1−(4−クロロ−2−フルオ ロフェニル)−4、5−ジヒドロ−3−メチル−5−オキソ−1H−1、2、4 −トリアゾールの製造(実験室スケール) 機械撹拌器、温度プローブ、ガス導入管及び凝縮器を備えた1500mL容反 応容器に、200g(1.035モル;1.0当量)の4、5−ジヒドロ−1− (2−フルオロフェニル)−3−メチル−5−オキソ−1H−1、2、4−トリ アゾール及び1006mLのアセトニトリル(重量%/体積、トリアゾール/溶 媒は19.88%である)を入れた。撹拌混合物を約25分間窒素によりパージ し、次に温度を35℃にした。塩素ガス、約73.7g(1.035モル;1当 量)を次に1時間反応混合物の表面の下に吹き込んだ。添加完了後、反応混合物 を約6時間35℃で撹拌し、そのとき反応混合物のガスクロマトグラフィー(G C)分析は、反応が生成物への約50%(面積%)の転換に進行したことを示し た。温度を35℃に維持しつつ、反応混合物を副生塩化水素を除くために45分 間約20mmHgの真空下に置いた。反応混合物を次に20分間窒素によりパー ジして副生塩化水素をさらに除いた。塩化水素を除くと、反応混合物を周囲温度 に放冷し、それを約16時間撹拌した。(この時間の長さは便宜上であって必要 ではなく、わずか約3時間でもよい。)次に、第二の当量の73.7g(1.0 35モル;1当量)の塩素ガスを1時間反応混合物の表面の下に吹き込んだ。添 加完了後、反応混合物を35℃にし、それを1.5時間撹拌し、そのときGC分 析は、反応が生成物への約75%(面積%)の転換に進行したことを示した。温 度をなお35℃に保持しつつ、反応混合物を再び1時間約20mmHgの真空下 に置いて副生塩化水素を除いた。反応混合物を再び20分間窒素ガスによりパー ジして副生塩化水素をさらに除いた。塩化水素を除くと、反応混合物を周囲温度 に放冷し、それを約16時間撹拌した(再び、便宜の問題として)。次に、第三 の当量の73.3g(1.035モル;1当量)の塩素ガスを1時間反応混合物 の表面の下に吹き込んだ。添加完了後、反応混合物を35℃にし、それを再び6 時間撹拌し、このときGCの分析は、反応が生成物への約97%(面積%)の転 換に進行したことを示した。温度をなお35℃に保持しつつ、反応混合物を再び 1時間約20mmHgの真空下に置いた。反応混合物を次に30分間窒素ガスに よりパージして、塩化水素をさらに除き、周囲温度に冷却し、そして濾過して初 めの生成物である184.5gの固体の生成物を得た。加熱することなく約5m mHgの真空下の母液の蒸留は、936.5mLのアセトニトリル(回収93. 1%)を生じた。第二の生成物である2.3gの生成物を蒸留から残るポット残 留物から集めた。二つの生成物を合わせると、186.8g(収率83.5%) の1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−4、5−ジヒドロ−3−メチル −5−オキソ−1H−1、2、4−トリアゾールを生じ、それは純度99.5% であった(ガスクロマトグラフィー方法により測定された重量%)。 実施例 2 4、5−ジヒドロ−1−(2−フルオロフェニル)−3−メチル−5−オキソ− 1H−1、2、4−トリアゾールの塩素化による1−(4−クロロ−2−フルオ ロフェニル)−4、5−ジヒドロ−3−メチル−5−オキソ−1H−1、2、4 −トリアゾールの製造(50ガロンのパイロットプラントスケール) ハステロイ凝縮器及びガラス撹拌器を備えた50ガロン容のガラスでおおった 反応容器に、本発明の反応の前の操業から再循環されたアセトニトリル115ポ ンド、新しいアセトニトリル47.4ポンド(合計162.4ポンド、94.6 85L)、そして40.6ポンド(0.210Lb−モル;1.00当量、18 .416kg)の4、5−ジヒドロ−1−(2−フルオロフェニル)−3−メチ ル−5−オキソ−1H−1、2、4−トリアゾール(重量%/体積、トリアゾー ル/溶媒は19.46%である)を入れた。混合物を次に撹拌しそして35℃に 加温した。加温中、反応容器を3回窒素ガスによりパージしそして約300−5 0 0mmHgの真空下シールした。塩素ガス、21.01ポンド(0.296Lb −モル;1.41当量)を次に速度(約0.5Lb/分)で表面の下に反応混合 物中に供給し、反応混合物の温度を40℃以下に維持しそして反応容器の圧力を 15psigに維持した。塩素ガスの供給を完了するのに要する時間は、約30 分間であった。塩素ガスの供給ラインを、塩素の供給後窒素によりパージし、そ れは温度を或程度低下させた。反応混合物の温度を次に徐々に40℃にし、一方 反応容器の圧力を15psig下に維持した。反応混合物を次に3時間の保持時 間撹拌し、次にそれを生成物への原料の転換並びに塩化水素副生物含量について 分析した。3時間の保持時間中、生成物への原料の転換は、ガスクロマトグラフ ィー方法により測定して約50%(面積%)であった。次に、反応混合物を40 ℃/150mmHgで3時間還流し、塩化水素副生物を除去した。1%より少な い許容可能な塩化水素副生物含量は、3時間の還流の終わりまでに達成された。 反応混合物を次に35℃に冷却し、反応容器を約300−500mmHgの真空 下に置いた。塩素ガスの第二の供給物、14.01ポンド(0.198Lb−モ ル;0.94当量)を次に塩素の第一の供給物について記述したやり方で反応混 合物中に入れた(第一の供給後〜7時間)。塩素の第二の供給が完了すると、反 応混合物を前記のように3時間の保持時間の間40℃/≦15psigに保った 。反応混合物を次に生成物への原料の転換並びに塩化水素副生物含量について分 析した。3時間の保持時間中、生成物への原料の転換は、ガスクロマトグラフィ ー方法により測定して、約75%(面積%)であった。反応混合物を再び40℃ /150mmHgで3時間還流して塩化水素副生物を1%以下に除いた。反応混 合物を次に前記の条件に調節し、そして14.01ポンド(0.198Lb−モ ル;0.94当量)の塩素ガスの第三の供給物を添加した(第一の供給後〜14 .5時間)。塩素ガスの第三の供給の添加を完了後、反応混合物を再び4時間4 0℃に保持した。96%(面積%)以上の生成物への原料の転換は、4時間の保 持時間中達成された。反応混合物を再び3時間40℃/≦15psigで還流し て塩化水素副生物を除いた。還流時間(合計の反応時間:〜22.5時間)の完 了後、反応混合物を30分間5℃に冷却し、そして1時間その温度で撹拌した。 反応混合物を次に適切な遠心分離器に移し、それを30分間回転させて母液を除 いた。 母液を蒸留によるアセトニトリルの再利用のために別の受器に入れた。フィルタ ーケーキを遠心分離器中に直接入れる35ポンドの冷(0−5℃)アセトニトリ ルにより先ず洗った。混合物を30分間回転してアセトニトリルの洗液を除いた 。第二の35ポンドの冷アセトニトリルを反応容器に入れ、それを5分間撹拌し てすべての残存反応混合物を除いた。アセトニトリルの洗液を次に遠心分離器に 移し、それを前述のように回転させた。フィルターケーキを遠心分離器から取り 出し、そして24時間60℃/25mmHgで乾燥して、38.27ポンド(収 率80.2%)の1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−4、5−ジヒド ロ−3−メチル-5−オキソ−1H−1、2、4−トリアゾールが得られ、それ は純度99.9%(ガスクロマトグラフィー方法により測定する重量%)であっ た。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.フェニル環の4−位における1−(2−フルオロフェニル)−4、5−ジヒ ドロ−3−メチル-5−オキソ−1H−1、2、4−トリアゾール(「2−フル オロフェニル化合物」)の塩素化方法において、 a)周囲温度−50℃の範囲の温度で、温度が50℃を超えないような速度で、 アセトニトリル、N、N−ジメチルホルムアミド、ニトロメタン及びニトロベン ゼンから選ばれる溶媒中の1−(2−フルオロフェニル)−4、5−ジヒドロー 3−メチル−5−オキソ−1H−1、2、4−トリアゾールの撹拌スラリーに0 .8−1.6モル当量の塩素を加え、そして撹拌を1−10時間30−50℃で 続け; b)温度を30−50℃に維持しつつ1−6時間、溶媒が還流しそして塩化水素 副生物の殆どが排除されるように反応容器の圧力を低下させ; c)任意に、反応容器を窒素によりパージして反応混合物中の塩化水素濃度を1 %以下に低下させ; d)a、b及びcの工程を2回繰り返し; e)1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−4、5−ジヒドロ−3−メチ ル−5−オキソ−1H−1、2、4−トリアゾールを回収することからなる方法 。 2.a)30−40℃の範囲の温度で、温度が35−40℃である速度で、アセ トニトリルの体積当たり2−フルオロフェニル化合物の重量%が5−70%の範 囲にある、アセトニトリル中の2−フルオロフェニル化合物の撹拌スラリーに0 .9−1.5モル当量の塩素を添加し、そして3−6時間30−40℃で撹拌を 続け; b)温度を35−40℃に維持しつつ2−4時間、溶媒が還流しそして塩化水素 副生物の殆どが排除されるように反応容器の圧力を低下させる ことからなる請求項1の方法。 3.a−dの段階が減圧で実施される請求項2の方法。 4.減圧が水銀柱300−500mmの範囲にある請求項3の方法。
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