JP2000278978A - モータ過負荷防止装置 - Google Patents

モータ過負荷防止装置

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JP2000278978A
JP2000278978A JP11077663A JP7766399A JP2000278978A JP 2000278978 A JP2000278978 A JP 2000278978A JP 11077663 A JP11077663 A JP 11077663A JP 7766399 A JP7766399 A JP 7766399A JP 2000278978 A JP2000278978 A JP 2000278978A
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JP11077663A
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Inventor
Motoji Morishita
素司 森下
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソー切断装置等においてモータを停止させる
ことなく過負荷トリップを防止する。 【解決手段】 電流トランスジューサ22で測定された
モータ駆動電流はA/D変換モジュール23を介してコ
ントローラ24に入力される。コントローラ24は予め
定められた周期で測定モータ駆動電流を取り込んで測定
モータ駆動電流の平均値を算出して平均値が予め設定さ
れた許容値以上となると切断制御を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータ過負荷防止装
置に関し、特に、モータの過負荷トリップを防止するた
めの装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、交流(AC)モータを用いた装
置では、ACモータのモータ電流を監視してACモータ
に過電流(過負荷)がかかった際に、ACモータを停止
するようにしている。例えば、ソー切断装置において
は、切断対象材の温度のばらつき、切断速度設定、及び
/又は切断材データの入力ミス等によって、鋸刃回転駆
動用ACモータに過負荷トリップが発生することがあ
る。
【0003】従来、このような過負荷トリップを防止す
るため、ACモータの動力フィーダに過電流継電器を配
置して、過負荷による過電流を監視するようにしてい
る。そして、過電流継電器で過電流が検出されると、過
電流継電器の接点によって動力回路をハード的に遮断し
て、ACモータの過負荷トリップを防止するようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の過負
荷防止装置では、過電流が検出されると、ハード的に動
力回路を遮断しているから、つまり、ACモータを完全
に停止させてしまっているから、再び切断動作を再開す
る(ACモータを駆動して定常状態とする)のに時間が
かかってしまうという問題点がある。
【0005】本発明の目的はACモータを停止させるこ
となく過負荷トリップを防止できるモータ過負荷防止装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、モータ
に加わる過負荷を防止するためのモータ過負荷防止装置
であって、前記モータに印加されるモータ駆動電流を測
定する検出手段と、該測定モータ駆動電流に応じて前記
モータの速度制御を行う制御手段とを有し、前記制御手
段は予め定められた周期で前記測定モータ駆動電流を取
り込んで前記測定モータ駆動電流の平均値を算出して前
記平均値が予め設定された許容値以上となると前記速度
制御を開始するようにしたことを特徴とするモータ過負
荷防止装置が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明について図面を参照し
て説明する。
【0008】ここでは、ソー切断装置に用いられるモー
タ過負荷防止装置について説明するが、他の装置におい
ても同様に適用できる。
【0009】まず、図1を参照して、ソー切断装置につ
いて概説する。図示のソー切断装置は、支持台11を備
えており、支持台11にはテーブル体12が図中左右に
移動可能に支持されている。そして、このテーブル体1
2は移動機構13によって駆動(移動)される。
【0010】テーブル体12上には切断材14が載置さ
れ、切断材14は幅寄クランプ装置15によってクラン
プされる。具体的には、幅寄クランプ装置15は幅寄ク
ランプ用油圧シリンダ15a及びクランプ部15bを備
えており、幅寄クランプ用油圧シリンダ15aによって
クランプ部15bを駆動して、テーブル体12上でクラ
ンプ部15bによって切断材14をクランプする。
【0011】ブレード(鋸刃)16がバスラインに沿っ
て移動可能に配置されており、ブレード16は鋸刃前後
進用油圧シリンダ17によって切断材に対して前後進さ
れる。鋸刃前後進用油圧シリンダ17には移動量検出器
18が取り付けられており、この移動量検出器18によ
ってブレード16の移動量が検出される。例えば、移動
量検出器18はピニオン18a及びラック18bを備え
ており、鋸刃前後進用油圧シリンダ17の移動量に応じ
てラック18b上をピニオン18aが回転し、この回転
量を回転量センサ18cで検出するようにしている。ブ
レード16には伝達機構19を介して鋸刃駆動モータ
(ACモータ:IM)20が接続されており、鋸刃駆動
モータ20によってブレード16が回転駆動される。
【0012】切断材14を切断する際には、前述のよう
にして幅寄クランプ装置15で切断材14をクランプし
た後、鋸刃前後進用油圧シリンダ17によってブレード
16をバスラインに沿って切断材方向に移動させて、切
断材14を切断する。なお、ブレード16は常に回転駆
動された状態にある。
【0013】ここで、図2を参照して、モータ過負荷防
止装置について説明する。三相電力線には鋸刃駆動モー
タ(IM)20が接続されており、鋸刃駆動モータ20
には三相電力線から電力が供給され、これによって、鋸
刃駆動モータ20は回転駆動する。前述のように、継電
器(MMCB及びMC)21が接続されており、予め設
定された過電流Actが流れると、継電器21は接点
(MC)を開いて鋸刃駆動モータ20を停止する。
【0014】さらに、本発明によるモータ過負荷防止装
置では、上述の継電器21に加えて、電流トランスジュ
ーサ22、A/D変換モジュール23、及びコントロー
ラ24を備えており、電流トランスジューサ22によっ
てモータ駆動電流が常に計測され、計測駆動電流として
出力される。この計測駆動電流はA/D変換モジュール
23によってディジタル信号に変換されてコントローラ
24に与えられ、コントローラ24は電流実績値として
取り込む。
【0015】ここで、図3も参照して、コントローラ2
4は予め設定された演算周期でモータ駆動電流の平均値
を求めており、演算周期毎にモータ駆動電流をバッファ
リングエリアに蓄積する。具体的には、第1の演算周期
で、コントローラ24はモータ駆動電流をD1としてバ
ッファNo.1に蓄積する。次に、第2の演算周期で、
コントローラ24はバッファNo.1に蓄積されたモー
タ駆動電流D1をD2としてバッファNo.2に蓄積す
るとともに入力モータ駆動電流をD1としてバッファN
o.1に蓄積する。第3の演算周期で、コントローラ2
4はバッファNo.2に蓄積されたモータ駆動電流D2
をD3としてバッファNo.3に蓄積し、バッファN
o.1に蓄積されたモータ駆動電流D1をD2としてバ
ッファNo.2に蓄積するとともに入力モータ駆動電流
をD1としてバッファNo.1に蓄積する。つまり、コ
ントローラ24は演算周期毎にモータ駆動電流を取り込
んでモータ駆動電流を順次シフトさせていく。
【0016】このようにして、コントローラ24はモー
タ駆動電流を取り込んでいき、第nの演算周期では、バ
ッファNo.1乃至No.n(nは2以上の整数)にそ
れぞれモータ駆動電流がデータD1乃至Dnとして蓄積
されることになる。
【0017】ところで、コントローラ24は、モータ駆
動電流の平均値を各演算周期で求めており、例えば、平
均値Aav=(D1+D2+D3+…+Dn)/総バッ
ファ数(n)によって、モータ駆動電流の平均値を求め
る。つまり、第1の演算周期においては、平均値Aav
=D1となり、第2の演算周期においては、平均値Aa
v=D1/2となる。同様にして、第3の演算周期にお
いては、平均値Aav=D1/3となる。そして、第3
の演算周期においては、平均値Aav=(D1+D2+
D3+…+Dn)/総バッファ数(n)となる。
【0018】コントローラ24には予め許容電流値A
Limit が設定されており、平均値Aav≧ALimit とな
ると、後述するようにして鋸刃駆動モータ20を制御す
る。なお、許容電流値ALimit は過電流Actよりも僅
かに低い値に設定することが望ましい。
【0019】前述のように、平均値Aav≧ALimit
なると、コントローラ24は切断速度を抑制する。例え
ば、コントローラ24は鋸刃駆動モータ20の回転速度
を下げるかブレード16の前進を停止して、鋸刃駆動モ
ータ20にかかる負荷を低減させる。このようにして、
鋸刃駆動モータ20の回転を停止させることなく、切断
動作を継続又は再開する。
【0020】なお、平均値Aav≧ALimit となった
際、コントローラ24から警報を発するようにしてもよ
く、また、警報に応じてオペレータが手動で切断速度を
抑制するようにしてもよい。ALimit 、蓄積するバッフ
ァデータの数は外部設定器(図示せず)から設定可能で
あり、必要に応じて適宜変更される。平均値を演算する
際には、例えば、移動平均演算又は2乗平均化演算を用
いるようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、常に
モータ駆動電流を監視してこの監視結果に応じてACモ
ータを制御するようにしたから、ACモータを停止させ
ることなく過負荷トリップを防止することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるモータ過負荷防止装置が用いられ
るソー切断装置を概略的に示す図である。
【図2】本発明によるモータ過負荷防止装置の一例を示
す図である。
【図3】図2に示すモータ過負荷防止装置の動作を説明
するための図である。
【符号の説明】
11 支持台 12 テーブル体 13 移動機構 14 切断材 15 幅寄クランプ装置 15a 幅寄クランプ用油圧シリンダ 15b クランプ部 16 ブレード(鋸刃) 17 鋸刃前後進用油圧シリンダ 18 移動量検出器 18a ピニオン18a 18b ラック 18c 回転量センサ 19 伝達機構 20 鋸刃駆動モータ(IM) 21 継電器(MMCB,MC) 22 電流トランスジューサ 23 A/D変換モジュール 24 コントローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータに加わる過負荷を防止するための
    モータ過負荷防止装置であって、前記モータに印加され
    るモータ駆動電流を測定する検出手段と、該測定モータ
    駆動電流に応じて前記モータの速度制御を行う制御手段
    とを有し、前記制御手段は予め定められた周期で前記測
    定モータ駆動電流を取り込んで前記測定モータ駆動電流
    の平均値を算出して前記平均値が予め設定された許容値
    以上となると前記速度制御を開始するようにしたことを
    特徴とするモータ過負荷防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたモータ過負荷防止
    装置において、前記制御手段は前記平均値が予め設定さ
    れた許容値以上となると警報を発するようにしたことを
    特徴とするモータ過負荷防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載されたモータ過負
    荷防止装置において、前記モータに過電流が流れると前
    記モータへの電力供給を停止する継電器が備えられてお
    り、前記過電流の値は前記許容値よりも大きいことを特
    徴とするモータ過負荷防止装置。
JP11077663A 1999-03-23 1999-03-23 モータ過負荷防止装置 Withdrawn JP2000278978A (ja)

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Effective date: 20060606