JP2000272110A - インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の吐出回復方法 - Google Patents

インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の吐出回復方法

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JP2000272110A
JP2000272110A JP7851999A JP7851999A JP2000272110A JP 2000272110 A JP2000272110 A JP 2000272110A JP 7851999 A JP7851999 A JP 7851999A JP 7851999 A JP7851999 A JP 7851999A JP 2000272110 A JP2000272110 A JP 2000272110A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送ベルト等の搬送体上における予備吐出位
置を可変設定することにより、予備吐出のために無駄な
時間を費やすことなく、高速な記録ができるインクジェ
ット記録装置およびインクジェット記録装置の吐出回復
方法を提供することにある。 【解決手段】 搬送ベルト31上における記録紙Pの載
置位置に応じて、搬送ベルト31上に予備吐出領域I
1,I2,I3,I4を可変設定して、それらの予備吐
出領域I1,I2,I3,I4に、記録ヘッド7K,7
C,7M,7Yからインクを予備吐出させ、その予備吐
出された搬送ベルト31上のインクをクリーニングロー
ラ対38によって除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録紙等の被記録
媒体にインクを吐出して記録を行うインクジェッ記録装
置、および、その吐出回復方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクジェット記録装置は、記
録ヘッドから被記録媒体にインクを吐出して記録を行う
ものであり、記録ヘッドのコンパクト化が容易であり、
高精細な画像を高速で記録することができ、ランニング
コストが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少
なく、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を記
録するのが容易であるなどの利点を有している。中で
も、例えば、被記録媒体としての紙の幅方向に沿って多
数の吐出口が配列されたラインタイプの記録ヘッドを使
用したフルライン型の記録装置は、記録の一層の高速化
が可能である。
【0003】ところが、このようなフルライン型の記録
装置においては、記録紙の搬送方向の最も上流側位置の
記録ヘッドから、最も下流側位置の記録ヘッドまでの距
離がかなり長くなってしまうため、記録領域において、
被記録媒体としての記録紙の浮き上がりが発生して、記
録画像が乱れたり、ジャム等の原因となるおそれもあ
る。そのため、記録紙が浮き上がらないように、それを
下方へ付勢する必要がある。その手段としては、導電性
の電極を設け、電荷を与えて静電気力を発生させ、記録
シートを吸着させる方法が一般に多く使われている。
【0004】また、予備吐出は、インクジェット装置に
おいて、記録ヘッドのインク吐出性能を良好に維持する
ために行われる処理である。すなわち、記録ヘッドか
ら、記録に関与しないインクを例えば記録紙以外の所定
の場所へ吐出させることにより、記録ヘッド内の増粘し
たインクや微細気泡等をインクの吐出に伴なって除去す
るものである。この増粘インクや微細気泡は、吐出イン
ク量の減少、吐出方向の偏向、さらにはインクの不吐出
等の吐出不良を招くおそれがあり、インク吐出が長時間
なされない場合等に生じ易くなる。
【0005】このような増粘インク等を排除する目的で
なされる予備吐出は、一般的に、装置電源が投入された
ときや電源が投入されている間に、一定時間間隔で行わ
れる。例えば、電源投入直後には吐出数500の予備吐
出を行い、記録直前には吐出数20の予備吐出を行う。
また、カラー記録のために複数の記録ヘッドを具える場
合には、インク色に対応する各記録ヘッド毎に予備吐出
のタイミングを異ならせることもある。
【0006】このようなインクジェット記録装置におい
て、給紙装置によって給紙されてきた被記録媒体として
の記録シートは、記録領域において、プラテンに設けら
れた静電吸着板によって搬送ベルト上面に吸着、保持さ
れ、そして、記録ヘッドによって記録されながら搬送ベ
ルトによって搬送される。
【0007】このようなインクジェット記録装置におい
て、予備吐出を行うために、記録ヘッドを、搬送ベルト
の外に設けられた吸着体からなる予備吐出受けの位置ま
で移動させる構成のものの場合は、記録ヘッドが大型化
する程、その記録ヘッドの移動に長い時間がかかってし
まう。このような構成の記録装置において、予備吐出を
行った場合には、電源投入時の起動時間が長くなってし
まったり、記録動作中における記録ページ間の予備吐出
の度に記録動作が中断してしまい、記録時間が長くなっ
てしまったりする。
【0008】このような不具合の対応策としては、搬送
ベルト上の所定位置に予備吐出をするようにして、搬送
ベルト上に設けられたクリーニング機構によって、予備
吐出によって汚れた搬送ベルトの表面をクリーニングす
る方式が知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のインクジェット記録装置の場合は、予備吐出を行う
搬送ベルト上の位置が予め固定的に定められているため
に、予備吐出を行うときには、予備吐出を行うための搬
送ベルトの部分(以下、「予備吐出領域」という)がヘ
ッド直下等、記録ヘッドとの対向位置にまで搬送されて
いる必要がある。
【0010】このため、予備吐出を行おうとしたとき
に、予備吐出領域がヘッド直下にない場合には、まずヘ
ッド直下に予備吐出領域がくるように搬送ベルトを進め
てから、予備吐出を行う必要がある。カラー画像の記録
に対応するような複数の記録ヘッドを有するインクジェ
ット記録装置の場合には、各記録ヘッド毎に予備吐出を
行う必要があるため、それぞれの記録ヘッドの直下に予
備吐出領域を移動させながら所定量の予備吐出を行わな
ければならず、記録ヘッドの個数に比例して、予備吐出
のための所要時間が長くなる。
【0011】また、搬送ベルト上に設けられた予備吐出
領域の数が少ない場合には、その予備吐出領域をヘッド
直下までに移動させるのにも時間がかかり、最悪の場合
には、搬送ベルトを一周近く進めなくてはならずに、か
なりの時間を要してしまうことがある。
【0012】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、搬送ベルト等の搬送体
上における予備吐出位置を可変設定することにより、予
備吐出のために無駄な時間を費やすことなく、高速な記
録ができるインクジェット記録装置およびインクジェッ
ト記録装置の吐出回復方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、搬送体に載置されたまま搬送される被記録
媒体に、インクを吐出可能な記録ヘッドを用いて画像を
記録し、かつ前記記録ヘッドから画像の記録に寄与しな
いインクを予備吐出することによって、前記記録ヘッド
の吐出性能を回復可能なインクジェット記録装置におい
て、前記搬送体上における前記被記録媒体の載置位置に
応じて、前記搬送体上に、前記被記録媒体を避けた予備
吐出位置を可変設定する設定手段と、前記予備吐出位置
に、前記記録ヘッドからインクを予備吐出させる制御手
段と、前記予備吐出位置に吐出されたインクを除去する
クリーニング手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】本発明のインクジェット記録装置の吐出回
復方法は、搬送体に載置されたまま搬送される被記録媒
体に、インクを吐出可能な記録ヘッドを用いて画像を記
録し、かつ前記記録ヘッドから画像の記録に寄与しない
インクを予備吐出することによって、前記記録ヘッドの
吐出性能を回復可能なインクジェット記録装置の吐出回
復方法において、前記搬送体上における前記被記録媒体
の載置位置に応じて、前記搬送体上に、前記被記録媒体
を避けた予備吐出位置を可変設定し、前記予備吐出位置
に、前記記録ヘッドからインクを予備吐出させてから、
前記予備吐出位置に吐出されたインクを除去することを
特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】(第1の実施形態)図1及び図2は、本発
明に係るインクジェット記録装置内部の構造図である。
自動給紙装置を有した記録装置1は、給紙部2、送紙部
3、排紙部4、記録ヘッド部7から構成されている。図
1は記録装置1の全体構成を示す断面図、図2は記録装
置1の送紙部3の構成断面図である。以下、これらの図
1、図2を用いて、各部2,3,7,4を項目(I)給
紙部、(1I)送紙部、(III) 記録ヘッド部、(IV)排紙
部に分けて説明する。
【0017】(I)給紙部 給紙部2は、ベース20に、被記録媒体としての記録紙
Pを積載する圧板21と、記録紙Pを給紙する給送回転
体22を取り付けた構成となっている。圧板21は、ベ
ース20に結合された回転軸aを中心に回転可能とされ
ており、圧板バネ24により給送回転体22の方向に付
勢される。給送回転体22と対向する圧板21の部位に
は、記録紙Pの重送を防止するために、人工皮等の摩擦
係数の大きい材質からなる分離パッド25が設けられて
いる。さらに、ベース20には、記録紙Pを一枚ずつ分
離するために記録紙Pの一方向側の角部を覆う分離爪2
6と、圧板21と回転給送体22との当接を解除する不
図示のリリースカムが設けられている。
【0018】上記構成において、待機状態では、リリー
スカムが圧板21を所定位置まで押し下げている。これ
により、圧板21と給送回転体22との当接が解除され
る。そして、この状態において、後述する搬送ローラ3
2の駆動力がギア等により給送回転体22及びリリース
カムに伝達されることによって、リリースカムが圧板2
1から離れて圧板21が上昇し、給送回転体22に記録
紙Pが当接する。そして、給送回転体22の回転に伴
い、記録紙Pがピックアップされて給紙が開始し、その
記録紙Pは分離爪26によって一枚ずつ分離されて送紙
部3に送られる。給送回転体22が記録紙Pを送紙部3
に送り込むまで回転した後、再び、記録紙Pと給送回転
体22との当接を解除した待機状態となって、搬送ロー
ラ32からの駆動力が切られる。
【0019】90は、手差し給紙用の給送回転体であ
る。手差しトレイ91上に設置された記録紙Pはコンピ
ュータ等の制御部からの記録命令信号に従って給送回転
体90により給紙されて、搬送ローラ32部へ搬送され
る。
【0020】(II)送紙部 送紙部3は、記録紙Pを吸着して搬送する搬送ベルト3
1と、不図示のPEセンサーを有している。搬送ベルト
31は、駆動ローラ34によって駆動されるように、従
動ローラである搬送ローラ32及び圧力ローラ35に装
架されている。先端に圧力ローラ35が取り付けられた
支持アーム51Aは、その基端が回動自在に軸支され、
かつスプリング51Bによって、圧力ローラ35を搬送
ベルト31に押し付ける方向に付勢されている。
【0021】搬送ローラ32と対向する位置には、搬送
ベルト31と従動するピンチローラ33が搬送ベルトに
当接して設けられている。ピンチローラ33は、図示し
ないバネによって搬送ベルト31に圧接されることによ
って、記録紙Pを記録部へと導く。さらに、記録紙Pが
搬送されてくる送紙部3の入口には、記録紙Pをガイド
する上ガイド27及び下ガイド28が配設されている。
また、上ガイド27には、記録紙Pの先端および後端を
検出するために、PEセンサー(不図示)のPEセンサ
ーレバー29が設けられている。さらに、搬送ローラ3
2の記録紙搬送方向における下流側には、画像情報に基
づいて記録紙P上に画像を形成する記録ヘッド7が設け
られている。
【0022】上記構成において、送紙部3に送られた記
録紙Pは、上ガイド27及び下ガイド28に案内され
て、搬送ローラ32とピンチローラ33とのローラ対に
よって送られる。この時、PEセンサーレバー29によ
って、搬送されてきた記録紙Pの先端を検知することに
より記録紙Pの印字等の記録位置を求める。また、記録
紙Pは、後述の超音波モータによって搬送ローラ32を
介して搬送ベルト31が回転されることにより搬送され
る。
【0023】(III) 記録ヘッド部 本実施形態の記録ヘッド7としては、記録紙Pの搬送方
向と直交する方向(図1、図2の紙面の表裏方向)に複
数のノズルが配列されたラインタイプのインクジェット
記録ヘッドが用いられ、記録紙Pの搬送方向上流側か
ら、黒インク吐出用記録ヘッド7K,シアンインク吐出
用記録ヘッド7C,マゼンタインク吐出用記録ヘッド7
M,イエローインク吐出用記録ヘッド7Yがその順に所
定間隔で配置されている。記録ヘッド7は、ヘッドホル
ダに取り付けられている。この記録ヘッド7は、ヒータ
等によりインクに熱を与えることが可能となっている。
そして、この熱によりインクは膜沸騰し、この膜沸騰に
より気泡の成長または収縮によって生じる圧力変化によ
って、記録ヘッド7のノズルからインクが吐出され、そ
のインク滴によって記録紙P上に画像が形成される。
【0024】記録ヘッド7は、一端が軸71によって回
動可能に軸支され、他端に形成された突出部7Aとレー
ル72とが係合することによって、ノズル面と記録紙P
との間の距離(紙間)が規定されるようになっている。
【0025】(IV)排紙部 排紙部4は、排紙ローラ41と拍車42とによって構成
されている。記録部にて画像形成された記録紙Pは、排
紙ローラ41と拍車42とに挟まれて搬送され、排紙ト
レー43上に排出される。
【0026】(記録部)次に、記録部における吸着搬送
の構成及び動作を図1および図2を用いて説明する。
【0027】31は、記録紙Pを吸着し保持しつつ移動
する搬送ベルトであり、約0.1mm〜0.2mm位の
厚みのポリエチレン、ポリカーボネートなどの合成樹脂
からできており、無端ベルト形状を成している。36は
吸着力発生手段であり、記録ヘッド7に対向する位置に
固定配備されている。この吸着力発生手段36は、約
0.5V〜10kVの電圧が印加されることにより、記
録ヘッド7による記録部分と対向する搬送ベルト31に
吸着力を発生させるものであり、所定の高電圧を発生す
る高圧電源(不図示)に接続されている。
【0028】上述したように、32,34,35は搬送
ベルト31を支持して適度な張力を与えるローラであ
り、ローラ34は紙送りモータ50に接続されている。
また、記録紙Pを搬送ベルト31側に押さえつける押圧
手段として、紙押え部材39がピンチローラ33の回転
軸を回転中心として回動自在に取付けられており、その
紙押え部材39は、図示しない付勢手段により搬送ベル
ト31側に付勢されている。紙押え部材39は、導電性
の金属板により構成されている。
【0029】38はクリーニングローラ対であり、ベル
ト31を挟圧するように設けられている。このローラ対
38は、ベルト31に付着したインク等の汚れを除去す
べくインクを吸収することが可能であり、かつ耐久性に
おいて劣化を防止するために、気孔径の小さい(10μ
m〜30μmが好ましい)連胞のスポンジによって形成
されている。
【0030】次に、動作について説明する。
【0031】記録紙Pは、ピンチローラ33と搬送ベル
ト31に挟持されて記録部へと導かれ、そして、紙押さ
え部材39により搬送ベルト31側に押さえつけられた
状態のまま、吸着力発生部に進入する。それから、その
記録紙Pは、吸着力発生手段36から与えられた吸着力
により搬送ベルト31の平面部に吸着し、記録ヘッド7
によって印字等の記録されながら、紙送りモータ50お
よびローラ34により矢印a方向へ送られる。このと
き、記録紙Pを保持する搬送ベルト31には、記録紙P
の先端及び後端部分の記録時においても記録ヘッド7側
へ出張る部分がないため、記録ヘッド最端部の吐出ノズ
ルと記録紙Pの端部とを近接させながら記録することが
でき、精度のよい記録画像が得られる。
【0032】また、記録紙Pにインクが多量に吐出され
た場合には、記録紙Pが膨潤し、波打ち(コックリン
グ)が発生する。この場合も、吸着力発生手段36の吸
着力、及び紙押さえ部材39の押え力により、記録紙P
が搬送ベルト31側に吸着されるため、記録紙Pのヘッ
ド7側への浮きがなくなり、記録ヘッド7と記録紙Pと
の接触がない安定した記録が行える。また、温度、湿度
などの環境の変化により、記録紙Pの端部が波打った
り、カールが発生した場合でも、紙押え部材39により
記録紙Pを搬送ベルト31側に押し付けて、波打ちやカ
ールを取り除いた状態で記録紙Pを吸着力発生部へ搬送
することができるため、記録部において安定した吸着が
行える。
【0033】(制御部)図3は、本発明に係るインクジ
ェット記録装置の制御部と、その制御部により制御され
るデバイスの構成を示すブロック図である。
【0034】前述したように、7Kはブラック用記録ヘ
ッド、7Cはシアン用記録ヘッド、7Mはマゼンダ用記
録ヘッド、7Yはイエロー用記録ヘッドである。100
は、クリーニングローラ38を制御するためのソレノイ
ドである。50は、搬送ベルト31を駆動するための駆
動ローラ34を駆動するモータである。102は、搬送
ベルト31の基準位置を検知するためのセンサである。
103は、記録紙Pの用紙端を検知するためのセンサで
あり、PEセンサレバー29に接続されている。なお、
搬送ベルト位置検知用センサ102は、図1及び図2に
おいては不図示であるが、搬送ローラ32と圧力ローラ
35との間における搬送ベルト31の裏面側に設けられ
ている。
【0035】80は制御部である。80aはCPU、8
0bはプログラムを格納するROM、80cは制御に必
要なワーク用のメモリ、80dはゲートアレイであり、
それぞれはシステムバスを介して接続されている。ゲー
トアレイ80dは、駆動ローラ用モータ50及び給送回
転体用モータ101の制御信号、クリーニングローラ用
ソレノイド100の制御信号、記録ヘッド7への画像信
号、記録ヘッド7の制御信号、搬送ベルト31の汚れ検
知用センサ、及びPEセンサ103からの情報の読み込
み、などを行う。
【0036】図4(a),(b),(c)は、搬送ベル
ト31上における記録紙Pと予備吐出領域との位置関係
と、予備吐出領域の設定、予備吐出およびクリーニング
の状態遷移を例示する図である。Pは記録紙、I1,I
2,I3は搬送ベルト31上の予備吐出領域、L1は紙
間距離、L2は記録紙Pの先端と予備吐出領域I3との
間の距離、L3はPEセンサーレバー29と記録ヘッド
7Kとの間の距離である。予備吐出領域I1,I2,I
3は、搬送ベルト31上の固定位置ではなく、記録紙P
の先端より所定間隔前方の位置として設定される。予備
吐出領域の数も固定ではなく、搬送ベルト31の総延
長、記録ヘッド7とクリーニング機構との間隔、搬送さ
れる記録紙Pのサイズなどによって変化する。図4
(a),(b),(c)の例示においては、3箇所の予
備吐出領域I1,I2,I3が存在している。図4
(a)において、予備吐出領域I1は、予備吐出により
搬送ベルト31に付着したインクがクリーニングローラ
38によってクリーニングされる位置にあることを示し
ている。また、図4(a)中の予備吐出領域13は、マ
ゼンタの記録ヘッド7Mの直下にあり、ブラック,シア
ンの各記録ヘッド7K,7Cの予備吐出に続いて、マゼ
ンダの記録ヘッド7Mの予備吐出が行われる位置にあ
る。図4(b)は、搬送ベルト31上の予備吐出領域1
3がイエローの記録ヘッド7Yの直下まで進んだ状態を
示している。
【0037】図5,図6,図7は、本発明に係るインク
ジェット記録装置の制御を説明するためのフローチャー
トである。
【0038】まず、図5のフローチャートで示される予
備吐出処理は、記録動作中に記録紙Pが給紙される度
に、割り込みイベントにより呼び出される。ステップS
101により、搬送ベルト31の上流側に配置されてい
るPEセンサーレバー29の位置に、記録紙Pの先端が
フィードされるまで待機する。PEセンサーレバー29
に接続されているPEセンサー103の状態変化を監視
することによって、記録紙Pの状態が検出される。
【0039】記録紙Pの先端がPEセンサーレバー29
に到達すると、搬送ベルト31上における用紙Pの先端
位置を取得する(ステップS102)。搬送ベルト31
の位置検出は、後述する図7のベルト位置管理処理によ
りカウントされるステップカウント、つまり搬送ベルト
31の基準位置からの相対位置をあらわすステップカウ
ント(以下、単に、「ステップカウント」という)を各
ステップにおいて必要に応じて取得することによって行
われる。よって、このステップS102の時点にて取得
されるステップカウントを、搬送ベルト基準位置検知セ
ンサ102からPEセンサーレバー29までの距離に相
当するステップ数で補正することによって、用紙Pの先
端位置が取得できる。
【0040】次に、予め定まっているPEセンサーレバ
ー29と記録ヘッド7Kとの間の距離L3がROM80
bより取得される(ステップS103)。また、同じく
予め定められている紙間距離L1をROM80bから取
得し、その紙間距離L1と距離L3とを合わせて、適正
な予備吐出領域I4の位置を決定する(ステップS10
4)。本実施例において、予備吐出領域I4は、記録紙
Pの先端からL2の距離だけ前方に設定される。距離L
2は、紙間距離L1の1/2としている。
【0041】次に、このように決定した搬送ベルト31
上の予備吐出領域I4が記録ヘッド7Kの直下に到達す
るまで待機する(ステップS105)。つまり、記録紙
Pの先端を検出したときのステップカウントから、距離
L3に相当するステップ数だけ搬送ベルト31が進んだ
ときに、設定された予備吐出領域I4が記録ヘッド7K
の直下に到達したことになる。そして、記録ヘッド7K
の直下に予備吐出領域I4が達したら、記録ヘッド7K
だけが所定の予備吐出動作を行う(ステップS10
6)。
【0042】次に、このような予備吐出を行った搬送ベ
ルト31上の予備吐出領域I4の位置を取得し(ステッ
プS107)、その位置を図8に示される形式のRAM
80cのテーブルに追加保存する(ステップS10
8)。このテーブル(以降、「予備吐出リスト」とい
う)には、搬送ベルト31上に存在する予備吐出領域全
てのレコードが作成されており、各レコード毎に、予備
吐出領域1箇所分の情報が記録されている。レコード
は、レコード番号、ステップカウントで表される予備吐
出領域の位置などから構成される。なお、ベルトクリー
ニング処理によりクリーニングされた予備吐出領域に関
するレコードは、図6に示されるフローチャートのベル
トクリーニング処理により削除されるため、予備吐出リ
ストには、常に有効な予備吐出領域の情報だけが保持さ
れる。
【0043】続いて、記録ヘッド7Kと記録ヘッド7C
との間の距離L5を取得する(ステップS109)。そ
して、ステップS105と同様に、記録ヘッド7Kが先
に予備吐出した搬送ベルト31上の予備吐出領域I4が
記録ヘッド7Cの直下に到達するまで待機した後(ステ
ップS110)、予備吐出領域I4に記録ヘッド7Cだ
けが所定の予備吐出を行う(ステップS111)。
【0044】続いて、記録ヘッド7Cと記録ヘッド7M
との間の距離L6を取得する(ステップS112)。そ
して、記録ヘッド7Cが予備吐出した搬送ベルト31上
の予備吐出領域I4が記録ヘッド7Mの直下に到達する
まで待機した後(ステップS113)、予備吐出領域I
4に記録ヘッド7Mだけが所定の予備吐出を行う(ステ
ップS114)。
【0045】続いて、記録ヘッド7Mと記録ヘッド7Y
との間の距離L7を取得する(ステップS115)。そ
して、記録ヘッド7Mが予備吐出した搬送ベルト31上
の予備吐出領域I4が記録ヘッド7Yの直下に到達する
まで待機した後(ステップS116)、予備吐出領域I
4に記録ヘッド7Yだけが所定の予備吐出を行う(ステ
ップS117)。
【0046】このようにして、記録紙Pが給紙された時
点で動的に、つまり固定的ではなく条件に応じて可変設
定した予備吐出領域I4に、インクジェット記録装置に
備わっている各記録ヘッドの予備吐出を、搬送ベルトの
動きに合わせて順次行わせる。図4(a),(b),
(c)中のI1,I2,I3は、このような予備吐出領
域I4と同様に、記録紙Pが給紙された時点で動的に設
定される予備吐出領域である。
【0047】図6のフローチャートで示されるベルトク
リーニング処理は、記録動作のために搬送ベルト31が
動きだすときに合わせて呼び出される。
【0048】まず、クリーニングローラ38の直下にお
ける搬送ベルト31上の位置PAを取得する(ステップ
S201)。クリーニングローラ38の位置は、図5の
予備吐出処理の場合と同様に、搬送ベルト31の基準位
置からのステップカウントを、搬送ベルト31上におけ
る搬送ベルト基準位置検知センサ102とクリーニング
ローラ38との間の距離に相当するステップ数で補正す
ることにより取得される。
【0049】次に、図8に例示される予備吐出リストか
ら最もクリーニングローラ38に近い位置にある予備吐
出領域、つまりクリーニングローラ38との対向位置に
最も早く移動する予備吐出領域を取得する(ステップS
202)。
【0050】そして、ステップS201にて取得したク
リーニングローラ直下の搬送ベルト31の位置と、ステ
ップS202にて取得した予備吐出領域の搬送ベルト3
1上の位置PBとの間の距離を取得する(ステップS2
03)。図4(c)の場合で例示すると、ステップS2
03にて取得する距離は距離L8に相当する。
【0051】このステップS203で取得した距離に基
づいて、予備吐出領域がクリーニングローラ38直下の
位置(「クリーニング位置」ともいう)に到達するまで
待機した後(ステップS204)、クリーニングローラ
38を用いて所定のクリーニング処理を行って(ステッ
プS205)、搬送ベルト31の予備吐出領域に予備吐
出されたインクを除去する。
【0052】次に、図8に例示される予備吐出リストか
ら、クリーニング完了した予備吐出領域のレコードを削
除する(ステップS206)。
【0053】そして最後に、予備吐出リストを確認して
クリーニングを行っていない予備吐出領域レコードの有
無を判定する(ステップS207)。予備吐出リスト
は、クリーニング済みの不要なレコードがステップS2
06にて順次削除されるため、ステップS207の判定
は、レコードの有無を確認するだけでよい。その判定に
より、クリーニングすべき予備吐出領域がまだある場合
には、ステップS201からの処理を繰り返すことによ
り、連続的にクリーニング処理が行われる。そして、予
備吐出リストから全てのレコードがなくなったときにク
リーニング処理を終了する。
【0054】図7のフローチャートに示されるベルト位
置管理処理は、駆動ローラ用モータ50を1ステップ駆
動する度に呼び出される。
【0055】まず、ステップS301においてベルト基
準位置の検知が行われる。このときの検知には、ベルト
汚れを検知するために設けられている搬送ベルト汚れ検
知用センサが利用され、予め搬送ベルト31の一個所に
マーキングされたベルト基準位置検知用マークパターン
の検知を行う。本実施例においては、光学センサによっ
てベルト基準位置を検知してもインクなどによるベルト
汚れと判別しやすいように、搬送ベルト31の幅方向に
渡って引かれるように形成された特定色の実線をベルト
基準位置検知用マークとしている。そして、このような
センサの検知情報に基づいて、センサによる現在の搬送
ベルト31の検知位置がベルト基準位置か否かを判定す
る(ステップS302)。この判定は、単純に、予め用
意したベルト基準位置パターンと、センサの検知の情報
すなわち読み取りパターンとの比較により行う。
【0056】このような判定により、現在の検知位置が
ベルト基準位置であると判定された場合は、そのベルト
基準位置からのモータ50の駆動量を示すステップカウ
ンタをリセットする(ステップS303)。また、判定
結果がベルト基準位置でない場合は、ステップカウンタ
をインクリメントして、駆動量をカウントする。
【0057】このように、搬送ベルト31の特定位置を
判別する手段を設けて、常時、センサ位置からの搬送ベ
ルト31のずれ量を管理保持することにより、図5の予
備吐出処理及び図6のベルトクリーニング処理におい
て、任意のタイミングで搬送ベルト31の位置を特定す
ることができる。
【0058】(第2の実施形態)本発明は、上述した実
施の形態に限定されるものではない。
【0059】上記の実施例においては、搬送ベルト31
上の予備吐出領域の位置を、記録紙Pが給紙された時点
で記録紙P毎に動的に設定していた。しかし、一度の記
録処理で扱われる記録紙Pの用紙サイズが一定である場
合には、一つ目の予備吐出位置を設定した以降は、記録
紙Pの搬送方向サイズと紙間距離に基づいて、2つ目以
降の予備吐出領域を決定することができるため、記録開
始時の1ページ目が給紙された時点で複数の予備吐出領
域を設定するようにしてもよい。
【0060】このように構成することにより、記録紙P
を給紙する度に予備吐出領域を新規に設定する必要がな
くなり、記録動作中の処理を軽減することができて有効
である。
【0061】(第3の実施形態)また、上記の実施例に
おいては、搬送ベルト31のクリーニング処理を記録動
作中に逐次行っていた。
【0062】しかし、搬送ベルト31が記録開始時から
1周分駆動されて、搬送ベルト31に、その1周分の予
備吐出領域が設定されたときに、それ以降の予備吐出領
域の新たな設定を停止するようにしてもよい。この場
合、記録動作中は、クリーニング処理を行わず、予備吐
出領域の設定は保持する。そして、搬送ベルト31の1
周目以降は、記録紙Pの給紙タイミングを予備吐出リス
トを参照しながら制御することにより、予備吐出領域に
記録紙Pが載らないように、搬送ベルト31上の2つの
予備吐出領域の間に記録紙Pを給紙する。そして、記録
終了後に、搬送ベルト31上の予備吐出領域を、予備吐
出リストを参照しながら全てクリーニングするようにし
てもよい。
【0063】このように構成することにより、クリーニ
ング処理の回数を減らし、クリーニング処理による搬送
ベルト31やクリーニングローラ38などの劣化および
消耗を抑えることができる。また、記録動作中にクリー
ニング処理を行うことによる悪影響、つまり搬送ベルト
31の振動などに起因する記録画像への悪影響を回避す
ることができて有効である。
【0064】(第4の実施形態)また、上記の実施例に
おいては、紙間距離を一定にして、その距離に基づいて
記録紙の先端側前方に予備吐出領域を設定していた。
【0065】しかし、記録に先立って、給紙しようとす
る記録紙Pのサイズを取得し、その用紙サイズに基づい
て搬送ベルト31の全周上に適当に予備吐出領域を設定
してもよい。このとき、最小の紙間距離を保って、最も
多くの予備吐出領域を配置できるように設定する。そし
て、このように記録開始時に予め設定された予備吐出領
域が紙間に位置するように、つまり搬送ベルト31上に
おける前後の記録紙Pの間に位置するように、記録紙P
の給紙タイミングと紙間距離を制御するようにしてもよ
い。
【0066】(第5の実施形態)また、上記の実施例に
おいては、所定の紙間距離だけに基づいて、紙間での予
備吐出位置を決定していた。
【0067】しかし、直後に処理しようとする予備吐出
の処理内容(予備吐出回数や予備吐出パターンなど)に
応じて、紙間における予備吐出領域の位置を補正するよ
うにしてもよい。すなわち、予備吐出を行う際にも、搬
送ベルト31が停止することなく所定の紙搬送速度で搬
送され続けているため、予備吐出領域が、搬送速度及び
予備吐出回数などに応じて、ある程度の幅を搬送方向に
もっているからである。つまり、予備吐出領域の搬送方
向における幅が広くなると、その予備吐出領域と記録紙
Pとの距離が狭くなってしまい、続く記録紙Pへの記録
に悪影響を与える可能性もあるからである。図8の表中
の右欄に、予備吐出回数に相当するインクの打ち込み
量、つまり予備吐出によるインクドットの形成数の一例
を示す。
【0068】そこで、例えば、通常よりも予備吐出回数
が多い場合には、予備吐出領域の位置を搬送方向前方に
補正して、予備吐出の開始タイミングを早めることによ
り、通常より多くの吐出回数でも記録に悪影響を及ぼす
おそれもなく、記録ヘッド回復処理を行うことができて
きわめて有効である。
【0069】(第6の実施形態)さらに加えて、本発明
のインクジェット記録装置の形態としては、コンピュー
タ等の情報処理機器の画像出力端末として用いられるも
のの他、リーダ等と組合せた複写装置、さらには送受信
機能を有するファクシミリ装置の形態を採るもの、また
布等へのプリントが可能な装置等であってもよい。
【0070】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0071】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0072】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0073】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0074】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0075】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0076】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0077】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0078】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
搬送ベルト等の搬送体上の予備吐出位置を可変に設定
し、その可変設定した予備吐出位置に、記録ヘッドから
インクを予備吐出し、そして、その予備吐出されたイン
クを除去するため、画像の記録処理を中断することな
く、また記録速度を落とすことなく、画像を記録するこ
とができる。
【0080】また、任意の位置に予備吐出位置を可変設
定できるため、搬送ベルト等の搬送体による搬送開始と
もに、記録紙等の被記録体を供給することができる。よ
って、例えば、搬送ベルト等の搬送体の冗長な位置出し
処理が不要となり、記録紙等の被記録媒体1枚目の出力
時間(ファーストプリント)を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるインクジェッ
ト記録装置の全体構成を示す断面図である。
【図2】図1のインクジェット記録装置における送紙部
の拡大図である。
【図3】図1のインクジェット記録装置における制御部
のブロック図である。
【図4】(a),(b),(c)は、図1のインクジェ
ット記録装置における予備吐出領域の遷移の説明図であ
る。
【図5】図1のインクジェット記録装置における予備吐
出処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】図1のインクジェット記録装置におけるベルト
クリーニング処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図7】図1のインクジェット記録装置におけるベルト
位置管理処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】図1のインクジェット記録装置における予備吐
出領域管理テーブルの構成図である。
【符号の説明】
1 記録装置 2 給紙部 3 送紙部 4 排紙部 7 記録ヘッド部 21 圧板 22 給送回転体 24 バネ 25 分離パッド 26 分離爪 27 上ガイド 28 下ガイド 29 PEセンサーレバー 30 プラテン 31 搬送ベルト 32 搬送ローラ 33 ピンチローラ 34 駆動ローラ 35 圧力ローラ 36 吸着力発生手段 38 クリーニングローラ対 39 紙押え部材 41 排紙ローラ 42 拍車 43 排紙トレイ 52 給電ブラシ 53 保持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 5/00

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送体に載置されたまま搬送される被記
    録媒体に、インクを吐出可能な記録ヘッドを用いて画像
    を記録し、かつ前記記録ヘッドから画像の記録に寄与し
    ないインクを予備吐出することによって、前記記録ヘッ
    ドの吐出性能を回復可能なインクジェット記録装置にお
    いて、 前記搬送体上における前記被記録媒体の載置位置に応じ
    て、前記搬送体上に、前記被記録媒体を避けた予備吐出
    位置を可変設定する設定手段と、 前記予備吐出位置に、前記記録ヘッドからインクを予備
    吐出させる制御手段と、 前記予備吐出位置に吐出されたインクを除去するクリー
    ニング手段とを備えたことを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  2. 【請求項2】 前記設定手段によって設定された前記予
    備吐出位置を管理する管理手段を備え、 前記クリーニング手段は、前記管理手段の管理情報に基
    づいて、前記予備吐出位置に吐出されたインクを除去す
    ることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記
    録装置。
  3. 【請求項3】 前記設定手段は、前記搬送体上において
    搬送方向の前後に位置する前記被記録媒体の間に、前記
    予備吐出位置を設定することを特徴とする請求項1また
    は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記設定手段は、前記搬送体上に前記被
    記録媒体が供給される毎に、前記予備吐出位置を設定す
    ることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の
    インクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記設定手段は、前記搬送体上に前記被
    記録媒体が供給される前に、前記被記録媒体の大きさに
    応じて前記予備吐出位置を設定することを特徴とする請
    求項1から3のいずれかに記載のインクジェット記録装
    置。
  6. 【請求項6】 前記設定手段は、一旦設定した後の前記
    予備吐出位置を変更しないように固定設定可能であるこ
    とを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記設定手段は、前記予備吐出の形態に
    応じて、前記予備吐出位置を補正することを特徴とする
    請求項1から6のいずれかに記載のインクジェット記録
    装置。
  8. 【請求項8】 前記設定手段は、前記予備吐出における
    インクの吐出回数またはインクの吐出パターンの内の少
    なくとも一方に応じて、前記予備吐出位置を補正するこ
    とを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録装
    置。
  9. 【請求項9】 前記設定手段によって設定された前記予
    備吐出位置に基づいて、該予備吐出位置を避けた前記搬
    送体上の位置に前記被記録媒体を供給する供給手段を備
    えたことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載
    のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記設定手段は、前記搬送体上に前記
    予備吐出位置を複数設定可能であることを特徴とする請
    求項1から9のいずれかに記載のインクジェット記録装
    置。
  11. 【請求項11】 前記クリーニング手段は、前記記録ヘ
    ッドによる画像の記録動作中に、前記予備吐出位置のイ
    ンクの除去が可能であることを特徴とする請求項1から
    10のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 前記クリーニング手段は、前記記録ヘ
    ッドによる画像の記録動作終了後に、前記予備吐出位置
    のインクの除去が可能であることを特徴とする請求項1
    から10のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  13. 【請求項13】 前記搬送体上に前記被記録媒体を吸着
    させる手段を備えたことを特徴とする請求項1から12
    のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  14. 【請求項14】 前記搬送体は、循環移動する搬送ベル
    トであることを特徴とする請求項1から13のいずれか
    に記載のインクジェット記録装置。
  15. 【請求項15】 前記記録ヘッドは、前記被記録媒体の
    搬送方向にずれて位置しかつ異なるインクを吐出可能な
    複数の記録ヘッドであり、 前記制御手段は、前記被記録媒体の搬送位置に応じて、
    前記複数の記録ヘッドから順次に前記予備吐出位置にイ
    ンクを予備吐出させることを特徴とする請求項1から1
    4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  16. 【請求項16】 前記記録ヘッドは、インクを吐出させ
    るためのエネルギーとして熱エネルギーを発生する電気
    熱変換体を有することを特徴とする請求項1から15の
    いずれかに記載のインクジェット記録装置。
  17. 【請求項17】 搬送体に載置されたまま搬送される被
    記録媒体に、インクを吐出可能な記録ヘッドを用いて画
    像を記録し、かつ前記記録ヘッドから画像の記録に寄与
    しないインクを予備吐出することによって、前記記録ヘ
    ッドの吐出性能を回復可能なインクジェット記録装置の
    吐出回復方法において、 前記搬送体上における前記被記録媒体の載置位置に応じ
    て、前記搬送体上に、前記被記録媒体を避けた予備吐出
    位置を可変設定し、 前記予備吐出位置に、前記記録ヘッドからインクを予備
    吐出させてから、 前記予備吐出位置に吐出されたインクを除去することを
    特徴とするインクジェット記録装置の吐出回復方法。
  18. 【請求項18】 設定された前記予備吐出位置を管理す
    る管理手段を用い、前記管理手段の管理情報に基づい
    て、前記予備吐出位置に吐出されたインクを除去するこ
    とを特徴とする請求項17に記載のインクジェット記録
    装置の吐出回復方法。
  19. 【請求項19】 前記予備吐出位置は、前記搬送体上に
    おいて搬送方向の前後に位置する前記被記録媒体の間に
    設定することを特徴とする請求項17または18に記載
    のインクジェット記録装置の吐出回復方法。
  20. 【請求項20】 前記予備吐出位置は、前記搬送体上に
    前記被記録媒体が供給される毎に設定することを特徴と
    する請求項17から19のいずれかに記載のインクジェ
    ット記録装置の吐出回復方法。
  21. 【請求項21】 前記予備吐出位置は、前記搬送体上に
    前記被記録媒体が供給される前に、前記被記録媒体の大
    きさに応じて設定することを特徴とする請求項17から
    19のいずれかに記載のインクジェット記録装置の吐出
    回復方法。
  22. 【請求項22】 前記予備吐出位置は、一旦設定した後
    は変更しないように固定設定可能であることを特徴とす
    る請求項17から21のいずれかに記載のインクジェッ
    ト記録装置の吐出回復方法。
  23. 【請求項23】 前記予備吐出の形態に応じて、前記予
    備吐出位置を補正することを特徴とする請求項17から
    22のいずれかに記載のインクジェット記録装置の吐出
    回復方法。
  24. 【請求項24】 前記予備吐出におけるインクの吐出回
    数またはインクの吐出パターンの内の少なくとも一方に
    応じて、前記予備吐出位置を補正することを特徴とする
    請求項23に記載のインクジェット記録装置の吐出回復
    方法。
  25. 【請求項25】 設定された前記予備吐出位置に基づい
    て、該予備吐出位置を避けた前記搬送体上の位置に前記
    被記録媒体を供給することを特徴とする請求項17から
    24のいずれかに記載のインクジェット記録装置の吐出
    回復方法。
  26. 【請求項26】 前記予備吐出位置は、前記搬送体上に
    複数設定することを特徴とする請求項17から25のい
    ずれかに記載のインクジェット記録装置の吐出回復方
    法。
  27. 【請求項27】 前記記録ヘッドによる画像の記録動作
    中に、前記予備吐出位置のインクを除去することを特徴
    とする請求項17から26のいずれかに記載のインクジ
    ェット記録装置の吐出回復方法。
  28. 【請求項28】 前記記録ヘッドによる画像の記録動作
    終了後に、前記予備吐出位置のインクを除去することを
    特徴とする請求項17から26のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置の吐出回復方法。
  29. 【請求項29】 前記搬送体上に前記被記録媒体を吸着
    させることを特徴とする請求項17から28のいずれか
    に記載のインクジェット記録装置の吐出回復方法。
  30. 【請求項30】 前記搬送体は、循環移動する搬送ベル
    トであることを特徴とする請求項17から29のいずれ
    かに記載のインクジェット記録装置の吐出回復方法。
  31. 【請求項31】 前記記録ヘッドは、前記被記録媒体の
    搬送方向にずれて位置しかつ異なるインクを吐出可能な
    複数の記録ヘッドであり、 前記被記録媒体の搬送位置に応じて、前記複数の記録ヘ
    ッドから順次に前記予備吐出位置にインクを予備吐出さ
    せることを特徴とする請求項17から30のいずれかに
    記載のインクジェット記録装置の吐出回復方法。
  32. 【請求項32】 前記記録ヘッドは、インクを吐出させ
    るためのエネルギーとして熱エネルギーを発生する電気
    熱変換体を有することを特徴とする請求項17から31
    のいずれかに記載のインクジェット記録装置の吐出回復
    方法。
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