JP4720925B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置は、紙などの記録媒体を搬送する搬送機構と、この搬送機構により搬送される記録媒体上にインクを吐出するインクジェットヘッドとを有している。そして、インクジェットヘッド内においてインクが乾燥しないように、インクジェットヘッドからインクを定期的に吐出させる、所謂フラッシングが行われている。
特許文献1には、搬送ベルト上にフラッシングを行い、その後、インクが付着した搬送ベルトの表面をクリーナーで清掃することが開示されている。
特許第2733275号明細書
しかしながら、搬送ベルト上にフラッシングを行うと、搬送ベルトを清掃する高性能なクリーニング機構が必要となり、コストが嵩み、装置が大型化するという問題がある。
本発明の目的は、フラッシングを低コスト、省スペースで行うことが可能なインクジェット記録装置を提供することである。
本発明のインクジェット記録装置は、インクを吐出する吐出面が形成されたインクジェットヘッドと、前記吐出面と対向する搬送面を表面に有する搬送部材を含み、前記搬送面上において記録媒体を搬送方向に沿って搬送する搬送機構と、前記インクジェットヘッドがインクを前記搬送面に吐出する第1動作、及び、前記第1動作の後に、前記搬送面における前記第1動作においてインクが吐出された領域が記録媒体の裏面に接触するように記録媒体を搬送しつつ、当該記録媒体の表面に像記に係るインクを吐出する第2動作を行わせるように、前記インクジェットヘッドおよび前記搬送機構を制御する制御手段と、を有する。
上記の構成によれば、インクが搬送面に吐出されるフラッシング(第1動作)が行われた後に、第2動作を行うことにより、第1動作で搬送面に吐出されたインクが、像記が行われる記録媒体に吸収される。このように、フラッシングにより吐出されたインクを記録媒体に吸収させることにより、搬送面を清掃する高性能なクリーニング機構が不要となるから、フラッシングを低コスト、省スペースで行うことができる。
また、本発明のインクジェット記録装置においては、前記インクジェットヘッドを、インクの色が互いに異なるように複数有しており、前記制御手段は、前記第1動作において、複数の前記インクジェットヘッドのいずれかがインクを吐出するように、複数の前記インクジェットヘッドを制御してよい。上記の構成によれば、複数のインクジェットヘッドのいずれかからインクが吐出されることによって、記録媒体にいずれかのインクのみが吸収される。これにより、記録媒体にインクが吸収された際に、複数色のインクが混じって目立ち易くなるのを抑制することができる。
また、本発明のインクジェット記録装置においては、前記インクジェットヘッドを、インクの色が互いに異なるように複数有しており、前記制御手段は、前記第1動作において、複数の前記インクジェットヘッドの各々が、前記搬送面の互いに異なる領域にインクを吐出するように、複数の前記インクジェットヘッドを制御してよい。上記の構成によれば、複数のインクジェットヘッドの各々から、搬送面の互いに異なる領域にインクが吐出されることによって、記録媒体における複数の箇所の各々に、互いに色が異なるインクが吸収される。これにより、記録媒体にインクが吸収された際に、複数色のインクが混じって目立ち易くなるのを抑制することができる。
また、本発明のインクジェット記録装置において、前記制御手段は、前記第1動作において、前記搬送方向と直交する方向に区切られることによって前記搬送部材の表面に画定された複数の領域のうち特定領域だけに、前記特定領域が前記搬送面となっているときにインクを吐出するように、前記インクジェットヘッドを制御するとともに、前記第2動作において、前記記録媒体が前記特定領域に重なるように、前記搬送機構を制御してよい。上記の構成によれば、インクが特定領域に吐出されるフラッシングが行われた後に、記録媒体が特定領域に重なるように、記録媒体が搬送される。このように、インクを特定領域に吐出して、記録媒体が特定領域に重なるタイミングで記録媒体を搬送すれば、インクは確実に記録媒体に吸収されるから、フラッシングを行う毎に、インクが吐出された領域を演算等によって特定する手間を省くことができる。
本発明のインクジェット記録装置によると、フラッシングにより吐出されたインクを記録媒体に吸収させることにより、搬送面を清掃する高性能なクリーニング機構が不要となるから、フラッシングを低コスト、省スペースで行うことができる。
本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの内部構造を示す概略側面図である。 フラッシングを示す説明図である。 インクジェットプリンタの電気的構成を示す図である。 フラッシング処理ルーチンを示す図である。 本発明の第2実施形態によるインクジェットプリンタにおいて搬送機構を上方から見たときの平面図である。 フラッシング処理ルーチンを示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
[第1実施形態]
(インクジェットプリンタの機械的構成)
本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタ(インクジェット記録装置)1は、図1に示すように、直方体形状の筐体1aを有し、その内部に、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクをそれぞれ吐出する4つのインクジェットヘッド2を有するカラーインクジェットプリンタである。このインクジェットプリンタ1には、図1中下方に給紙装置10が、図1中上方に排紙部15がそれぞれ設けられており、これらの間に搬送方向Aに沿って用紙(記録媒体)Pを搬送する搬送機構50が設けられている。さらに、インクジェットプリンタ1には、これらの動作を制御する制御部100が含まれている。
4つのインクジェットヘッド2は、主走査方向に長尺な略直方体形状を有しており、副走査方向に沿って互いに隣接配置された状態で、枠状のフレーム7に固定されている。すなわち、このインクジェットプリンタ1は、ライン式プリンタである。なお、本実施形態において、副走査方向とは用紙Pの搬送方向Aと平行な方向であり、主走査方向とは副走査方向に直交する方向であって水平面に沿った方向(図1の紙面垂直方向)である。
インクジェットヘッド2は、圧力室を含むインク流路が形成された流路ユニットと、圧力室のインクに圧力を与えるアクチュエータとが貼り合わされた積層体(ともに図示せず)を有しており、底面はインクを吐出する吐出面2aとなっている。吐出面2aには、インクを吐出する複数の吐出口が形成されている。
給紙装置10は、積層された複数の用紙Pを収納可能な給紙カセット11と、給紙カセット11から用紙Pを送り出す給紙ローラ12と、給紙ローラ12を回転させる図示しない給紙モータとを有している。給紙カセット11は、図1の紙面垂直方向に関して、着脱可能に配置されており、筐体1aに装着されたときに、図1中上下方向に関して搬送機構50と重なる位置に配置される。給紙ローラ12は、最も上方に位置する用紙Pと回転しながら接触することで給紙カセット11から用紙Pを送り出す。なお、給紙ローラ12を回転させる給紙モータは制御部100によって制御される。
図1中左端部側において、給紙カセット11と搬送機構50との搬送経路に沿う間には、給紙カセット11から搬送機構50に向かって湾曲しながら延在する供給ガイド17と、供給ガイド17の下流側に設けられた2つの送りローラ23a,23bとが配置されている。送りローラ23bは、制御部100により制御される送りモータ(図示せず)によって回転駆動される。また、送りローラ23aは、従動ローラであり用紙搬送に伴って回転する。
この構成において、制御部100の制御により、給紙ローラ12が図1中時計回りに回転することによって、給紙ローラ12と接触した用紙Pが供給ガイド17を通って図1中上方に送られる。そして、用紙Pは、送りローラ23a,23bに挟持されながら搬送機構50に供給される。
搬送機構50は、2つのベルトローラ51,52と、両ベルトローラ51,52間に架け渡されるように巻回されたエンドレスの搬送ベルト(搬送部材)53と、搬送ベルト53にテンションを付加するテンションローラ55と、ベルトローラ52を回転させる図示しない搬送モータと、略直方体形状のプラテン61と、を有している。2つのベルトローラ51,52は、搬送方向Aに沿って並設されている。搬送ベルト53は、吐出面2aと対向し、用紙Pを支持する搬送面(外周面)54を表面に有している。
ベルトローラ52は、駆動ローラであって、図示しない搬送モータにより、図1中時計回りに回転される。ベルトローラ51は、従動ローラであって、ベルトローラ52の回転により搬送ベルト53が走行するのに伴って、図1中時計回りに回転する。また、テンションローラ55は、搬送ベルト53の下側ループにおいてその内周面に接触しつつ搬送ベルト53にテンションを付加した状態で筐体1aに回転可能に支持されており、搬送ベルト53が走行するのに伴って、図1中時計回りに回転する。プラテン61は、主走査方向に関して、用紙P及び搬送ベルト53の長さよりも若干長く形成されている。
また、プラテン61の上面は、搬送ベルト53の上側ループの内周面と接触しており、搬送ベルト53の内周側からこれを支持している。これにより、搬送ベルト53の上側ループの搬送面54とインクジェットヘッド2の吐出面2aとが対向しつつ平行になり、且つ、吐出面2aと搬送ベルト53の搬送面54との間に僅かな隙間が形成されている。この隙間は、用紙搬送経路の一部を構成している。
搬送方向Aに関して最も上流に配置されたインクジェットヘッド2の上流であって、ベルトローラ51と対向する位置には、押さえローラ48が配置されている。押さえローラ48は、バネなどの弾性部材(図示せず)によって搬送面54に対して付勢されており、給紙装置10から送り出された用紙Pを搬送面54に押さえ付ける。また、押さえローラ48は、従動ローラであり、搬送ベルト53の回転に伴って回転する。
また、搬送方向Aに関して最も上流に配置されたインクジェットヘッド2の上流であって、押さえローラ48よりも下流側であり、プラテン61に対向する位置には、押さえローラ49が配置されている。押さえローラ49は、バネなどの弾性部材(図示せず)によって搬送面54に対して付勢されており、用紙Pを搬送面54の所定位置に対向する個所に押さえ付けることによって、用紙Pを間接的にプラテン61に押さえ付けている。これにより、用紙Pが後述する一対の櫛歯電極62a,62bによって静電吸着され易くされている。また、押さえローラ49は、従動ローラであり、搬送ベルト53の回転に伴って回転する。
また、プラテン61の上面には一対の櫛歯電極62a,62bが設けられており、その上面は、搬送ベルト53との接触による摩耗から保護する保護層によりコーティングされている。一対の櫛歯電極62a,62bの各々は、搬送方向Aに沿って設けられ、主走査方向に連設された複数の電極(平行電極部分)を有しており、一方が有する電極と他方が有する電極とは、主走査方向に交互に配置されている。そして、電源(図示せず)により一対の櫛歯電極62a,62b間に電圧が印加されると、隣り合う電極は、電極と搬送ベルト53との隙間、搬送ベルト53、搬送ベルト53と用紙Pとの隙間、及び、用紙Pを経由するコンデンサを構成し、このコンデンサを充電する微小な電流が隣り合う電極に流れることで、電界が発生する。これにより、用紙Pと電極との間にジョンセン・ラーベック力(吸着力)が発生する。この吸着力により、搬送ベルト53上の用紙Pが搬送面54に静電吸着される。なお、一対の櫛歯電極62a,62b間に電圧を印加する電源は、制御部100により制御される。
この構成において、制御部100の制御により、ベルトローラ52を図1中時計回りに回転させることによって、搬送ベルト53が回転する。このとき、搬送ベルト53の回転に伴ってベルトローラ51、テンションローラ55、押さえローラ48、及び、押さえローラ49も回転する。また、このとき、制御部100の制御により、一対の櫛歯電極62a,62b間に電圧が印加されることによって、隣り合う電極が構成するコンデンサを充電する微小電流が隣り合う電極に流れ、ジョンセン・ラーベック力が発生する。これにより、給紙装置10から送り出された用紙Pが搬送面54に静電吸着されながら搬送方向Aに搬送される。さらにこのとき、搬送ベルト53の搬送面54上に保持されつつ搬送されてきた用紙Pが4つのインクジェットヘッド2のすぐ下方を順に通過する際に、制御部100が各インクジェットヘッド2を制御し、用紙Pに向けて各色のインクが吐出される。こうして、用紙Pに所望のカラー画像が形成される。
また、押さえローラ48とインクジェットヘッド2との間、及び、搬送方向Aに関して最も下流にあるインクジェットヘッド2の下流には、その検出面が搬送面54に対向するように、2つのセンサ71,72が設けられている。これらセンサ71,72は、光が用紙Pの表面で反射することによって用紙Pを検出する反射型の光学式センサであり、主走査方向に関して、搬送面54の中央と対向する位置に配置されている。これらのセンサ71,72は、搬送ベルト53によって搬送されてきた用紙Pの前端を検出する。なお、センサ71,72は、反射型の光学式センサに限定されず、透過型の光学式センサ等であってもよい。
図1に示すように、搬送機構50の搬送方向Aのすぐ下流側には、剥離プレート9が設けられている。剥離プレート9は、その先端が用紙Pと搬送ベルト53との間に入り込むことによって、用紙Pを搬送面54から剥離する。
搬送機構50と排紙部15との搬送経路に沿う間には、4つの送りローラ21a,21b,22a,22bと、送りローラ21a,21bと送りローラ22a,22bとの間に配置された排出ガイド18とが配置されている。送りローラ21b,22bは、制御部100により制御される送りモータ(図示せず)によって回転駆動される。また、送りローラ21a,22aは、従動ローラであり用紙搬送に伴って回転する。
この構成において、制御部100の制御により、送りローラ21b,22bが回転するように送りモータが駆動され、搬送機構50から排出された用紙Pが送りローラ21a,21bに挟持されながら排出ガイド18内を通されて図1中上方に送られる。そして、用紙Pは、送りローラ22a,22bに挟持されながら排紙部15に排出される。
また、所定のタイミングで、インクジェットヘッド2の全ての吐出口からインクを吐出させるフラッシングが行われる。本実施形態において、フラッシングは、図2(a)に示すように、いずれかのインクジェットヘッド2が全ての吐出口からインクを搬送面54に吐出することで行われる。また、図2(b)に示すように、搬送ベルト53の表面が、搬送方向Aと直交する方向(主走査方向)に区切られることによって、搬送ベルト53の表面に2つの領域B,Cが画定されており、フラッシングは、2つの領域B,Cのうち領域(特定領域)Bが搬送面54となっているときに、領域Bだけにインクを吐出することで行われる。2つの領域B,Cは、搬送ベルト53の外周面上の固定された領域である。領域Bの搬送方向Aに沿った長さは、用紙Pと同じである。ここで、フラッシングが行われる所定のタイミングとは、領域Bが搬送面54となっており、且つ、領域Bに用紙Pが存在しないタイミングである。また、領域Bが搬送面54となっているか否かは、2つの領域B,Cの境界等に設けられたアライメントマークを図示しないセンサが読み取ったり、ベルトローラ52を回転させる搬送モータに設けられたエンコーダが、搬送面54となっている搬送ベルト53の領域を検出したり等することで行われる。図2(a)においては、搬送方向Aの上流側から2番目のインクジェットヘッド2から、搬送面54となっている領域Bに対してインクが吐出されている。なお、搬送ベルト53の表面に2つ以上の領域が画定されていてもよい。
なお、4つのインクジェットヘッド2には予め順番が設定されており、所定のタイミング毎に、決められた順番で4つのインクジェットヘッド2のいずれかが全ての吐出口からインクを吐出することで、全てのインクジェットヘッド2においてフラッシングが行われる。これにより、4つのインクジェットヘッド2の各々に、均等にフラッシングを行う機会が与えられるから、いずれかのインクジェットヘッド2がフラッシングを行う機会が他のインクジェットヘッド2に比べて少ないために、このインクジェットヘッド2内においてインクが乾燥するという虞が生じ難いようにすることができる。
フラッシングが行われた後、搬送ベルト53の回転により、領域Bは、搬送ベルト53の下側ループとなる。そして、搬送ベルト53の回転が継続されると、領域Bは、再び搬送ベルト53の上側ループ、即ち、搬送面54となる。ここで、領域Bが搬送面54となるときに、搬送面54上に用紙Pが搬入される。このため、搬送面54となった領域Bは用紙Pの裏面と接触する。これにより、領域Bに吐出されていたインクは、用紙Pの裏面に吸収される。即ち、用紙Pが領域Bに重なり、領域B上に吐出されていたインクが用紙Pの裏面に吸収されるように、用紙Pが搬送される。これに前後して、4つのインクジェットヘッド2から吐出されたインクによって、用紙Pの表面には所望のカラー画像が形成される。
ここで、フラッシングにより領域Bに吐出されていたインクの量は、用紙Pの裏面に吸収されても目立たない量である。このため、フラッシングのインクが用紙Pの裏面に吸収されても、この用紙Pが無駄になることがなく、この用紙Pはユーザにより問題なく使用されることとなる。
このように、フラッシングにより吐出されたインクを用紙Pに吸収させることにより、搬送面54を清掃する高性能なクリーニング機構が不要となるから、フラッシングを低コスト、省スペースで行うことができる。
また、複数のインクジェットヘッド2のいずれかからインクが吐出されることによって、用紙Pにいずれかのインクのみが吸収される。これにより、用紙Pにインクが吸収された際に、複数色のインクが混じって目立ち易くなるのを抑制することができる。
また、フラッシングによりインクを領域Bに吐出して、用紙Pが領域Bに重なるタイミングで用紙Pを搬送すれば、インクは確実に用紙Pに吸収される。一方、フラッシングによりインクを吐出する領域を設定しない場合には、フラッシングを行う毎に、アライメントマークを読み取るセンサや、搬送面54となっている搬送ベルト53の領域を検出するエンコーダ等によって、インクが吐出された領域がどこであるかを特定し、その領域に重なるように用紙Pを搬送する必要がある。よって、フラッシングによりインクを吐出する領域を領域Bに設定しておくことで、インクが吐出された領域がどこであるかを特定する手間を省くことができる。また、搬送ベルト53またはインクジェットヘッド2を昇降させて、受け部材をインクジェットヘッド2の下方に配置してからフラッシングを行う場合に比べて、フラッシングに要する時間が少なくなる。したがって、印字能力を向上させることができる。
(インクジェットプリンタの電気的構成)
インクジェットプリンタ1は、図3に示すように、制御部100によって動作が制御されている。制御部100は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ101を主たる構成要素とし、これに各種回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ101は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU(Central Processing Unit)102と、各種プログラムを格納するROM(Read Only Memory)103と、一時記憶手段としてのRAM(Random Access Memory)104と、を有している。
CPU102には、インクジェットヘッド2を制御するヘッド制御回路106、搬送機構50や送りローラ21b,22b,23b、給紙ローラ12を制御する搬送機構制御回路107、一対の櫛歯電極62a,62b間に電圧を印加する電源63を制御する吸着制御回路110、センサ71,72からの用紙検出信号が入力されるインターフェイス回路111、および、通信部20を介して図示しない汎用パーソナルコンピュータ等との間で通信を行う通信回路112が接続されており、CPU102は、これらを制御している。CPU102とヘッド制御回路106と搬送機構制御回路107とは、制御手段を構成している。
ヘッド制御回路106は、図示しない汎用パーソナルコンピュータ等から通信部20を介して転送された印刷データに基づいて、用紙Pに対してインクを吐出するように、各インクジェットヘッド2を制御する。このとき、ヘッド制御回路106は、センサ71が搬送機構50によって搬送されてきた用紙Pの前端を検出してから所定時間経過後に用紙Pに対してインクの吐出を開始するように、各インクジェットヘッド2を制御する。ここでいう所定時間とは、センサ71が用紙Pの前端を検出したときの用紙Pの前端から最も上流にあるインクジェットヘッド2の最も上流にある吐出口までの搬送経路に沿った距離を、用紙Pの搬送速度で割った時間である。
また、ヘッド制御回路106は、所定のタイミング(領域Bが搬送面54となっており、且つ、領域Bに用紙Pが存在しないタイミング)で領域Bにインクを吐出するように、いずれかのインクジェットヘッド2を制御する。
また、搬送機構制御回路107は、給紙装置10から排紙部15まで用紙Pを搬送するように、搬送機構50、送りローラ21b,22b,23b、および、給紙ローラ12を制御する。また、搬送機構制御回路107は、フラッシングが行われた後に、用紙Pが領域Bに重なることで、領域B上のインクが用紙Pの裏面に吸収されるように、搬送機構50、送りローラ23b、および、給紙ローラ12を制御する。
また、吸着制御回路110は、一対の櫛歯電極62a,62b間に電圧を印加するように、電源63を制御する。
(インクジェットプリンタの動作)
上記の構成において、図4に示すフラッシング処理ルーチンを参照して、インクジェットプリンタ1の動作について説明する。
(フラッシング処理ルーチン)
フラッシング処理ルーチンが実行されると、図4に示すように、所定のタイミング(領域Bが搬送面54となっており、且つ、領域Bに用紙Pが存在しないタイミング)であるか否かが判定される(S1)。所定のタイミングでないと判定された場合には、ステップS1に戻る。一方、所定のタイミングであると判定された場合には、n番目のインクジェットヘッド2の全ての吐出口から領域Bにインクが吐出されることにより、フラッシングが行われる(S2)。そして、用紙Pが領域Bに重なるように搬送される(S3)。これにより、領域B上のインクが用紙Pの裏面に吸収される。
このように、フラッシングにより吐出されたインクを用紙Pに吸収させることにより、搬送面54を清掃する高性能なクリーニング機構が不要となるから、フラッシングを低コスト、省スペースで行うことができる。
また、複数のインクジェットヘッド2のいずれかからインクが吐出されることによって、用紙Pにいずれかのインクのみが吸収される。これにより、用紙Pにインクが吸収された際に、複数色のインクが混じって目立ち易くなるのを抑制することができる。
また、インクを領域Bに吐出して、用紙Pが領域Bに重なるタイミングで用紙Pを搬送すれば、インクは確実に用紙Pに吸収されるから、フラッシングを行う毎に、インクが吐出された領域を演算等によって特定する手間を省くことができる。また、フラッシングによってインクジェットヘッド2から吐出されるインクが着弾するのが領域Bであると決まっているので、どの用紙Pについても用紙Pが領域B上に載置されるのと同じタイミングで用紙Pを給紙ローラ12によって搬送ベルト53上へと送り出せばよい。つまり、用紙Pごとに給紙ローラ12の駆動開始タイミングを制御する必要がない。これに対して、フラッシングによってインクジェットヘッド2から吐出されるインクが着弾する場所が不定であれば、用紙Pがフラッシングによって搬送ベルト53に着弾したインクを吸収するように、インクの着弾位置に合わせて用紙Pごとに給紙ローラ12の駆動開始タイミングを制御しなければならない。
その後、「n」に「1」が加算される(S4)。そして、「n」が「5」であるか否かが判定され(S5)、「n」が「5」でないと判定された場合には、ステップS1に戻る。これにより、次に所定のタイミングとなったときに、先ほどとは異なるインクジェットヘッド2からインクが領域Bに吐出されることで、フラッシングが行われることとなる。一方、「n」が「5」であると判定された場合には、「n」が「1」に設定され(S6)、ステップS1に戻る。これにより、4つのインクジェットヘッド2が順番にフラッシングを行うことになる。
[第2実施形態]
(インクジェットプリンタの機械的構成)
次に、本発明の第2実施形態によるインクジェットプリンタ201について説明する。第2実施形態によるインクジェットプリンタ201が、第1実施形態によるインクジェットプリンタ1と異なる点は、図5に示すように、4つのインクジェットヘッド2の各々が、搬送方向Aに関して、搬送面54の互いに異なる領域D,E,F,Gにインクを吐出することによって、フラッシングを行う点である。4つの領域D,E,F,Gは、搬送ベルト53の外周面の固定された位置に設けられたものではなく、搬送面54上に連続して載置される2枚の用紙Pの間の任意の位置に設けられるものである。2枚の用紙Pの間の距離は、4つの領域D,E,F,Gを合計した搬送方向の距離よりも大きくなるように決定される。
具体的には、図5に示すように、搬送中の2枚の用紙P間において、搬送方向Aの最も上流側のインクジェットヘッド2の真下に領域Dが位置したタイミングで、このインクジェットヘッド2の全ての吐出口から領域Dに対してインクが吐出され、続いて、搬送方向Aの上流側から2番目のインクジェットヘッド2の真下に領域Eが位置したタイミングで、このインクジェットヘッド2の全ての吐出口から領域Eに対してインクが吐出され、続いて、搬送方向Aの上流側から3番目のインクジェットヘッド2の真下に領域Fが位置したタイミングで、このインクジェットヘッド2の全ての吐出口から領域Fに対してインクが吐出され、続いて、搬送方向Aの最も下流側のインクジェットヘッド2の真下に領域Gが位置したタイミングで、このインクジェットヘッド2の全ての吐出口から領域Gに対してインクが吐出される。
ここで、フラッシングは、まず、搬送中の2枚の用紙P間の隙間に4つの領域D,E,F,Gを設定し、その後、これらの領域D,E,F,Gにインクを吐出することにより行われる。よって、第1実施形態のように、領域Bが搬送面54となり、且つ、領域Bに用紙Pが存在しないタイミングを待つことなく、フラッシングが行われることになる。制御部100は、用紙Pの前端を検出するセンサ71,72が検出した用紙Pの前端と、用紙Pの搬送方向Aのサイズ等から、搬送中の2枚の用紙P間の隙間を特定し、この隙間に4つの領域D,E,F,Gを設定する。そして、制御部100は、所定時間が経過したタイミングで、各インクジェットヘッド2の全ての吐出口から、対応する領域に対してインクを吐出させる。ここでいう所定時間とは、センサ71が2枚の用紙Pのうち上流側の用紙Pの前端を検出したときの4つの領域D,E,F,Gの位置から、各領域D,E,F,Gに対応するインクジェットヘッド2の最も上流にある吐出口までの搬送経路に沿った距離を、用紙Pの搬送速度で割った時間である。例えば、制御部100は、センサ71が2枚の用紙Pのうち上流側の用紙Pの前端を検出したときの領域Dの位置から最も上流側のインクジェットヘッド2の最も上流にある吐出口までの搬送経路に沿った距離を、用紙Pの搬送速度で割った所定時間が経過したタイミングで、最も上流側のインクジェットヘッド2の全ての吐出口から、領域Dに対してインクを吐出させる。
フラッシングが行われた後、搬送ベルト53の回転により、各領域D,E,F,Gは搬送ベルト53の下側ループとなる。そして、搬送ベルト53の回転が継続されると、各領域D,E,F,Gは、再び搬送ベルト53の上側ループ、即ち、搬送面54となる。ここで、各領域D,E,F,Gが搬送面54となるとき又はその前に、搬送面54上に用紙Pが搬入される。このため、搬送面54となった各領域D,E,F,Gは用紙Pの裏面と接触する。これにより、領域D,E,F,Gに吐出されていた4色のインクは、用紙Pの裏面にそれぞれ吸収される。即ち、用紙Pが領域D,E,F,Gに重なり、領域D,E,F,G上に吐出されていたインクの各々が用紙Pの裏面に吸収されるように、用紙Pが搬送される。これに前後して、4つのインクジェットヘッド2から吐出されたインクによって、用紙Pの表面には所望のカラー画像が形成される。
このように、4つのインクジェットヘッド2の各々から、搬送方向Aに関して、搬送面54の互いに異なる領域D,E,F,Gにインクが吐出されることによって、用紙Pにおける複数の箇所の各々に、互いに色が異なるインクが吸収される。これにより、用紙Pにインクが吸収された際に、複数色のインクが混じって目立ち易くなるのを抑制することができる。
その他の構成は、第1実施形態と同じであるので、その説明を省略する。
(インクジェットプリンタの動作)
上記の構成において、図6に示すフラッシング処理ルーチンを参照して、インクジェットプリンタ201の動作について説明する。
(フラッシング処理ルーチン)
フラッシング処理ルーチンが実行されると、図6に示すように、「n」が「1」に設定される(S51)。なお、最も上流側のインクジェットヘッド2が1番目(n=1)のインクジェットヘッドであり、上流側から2番目のインクジェットヘッド2が2番目(n=2)のインクジェットヘッドであり、上流側から3番目のインクジェットヘッド2が3番目(n=3)のインクジェットヘッドであり、最も下流側のインクジェットヘッド2が4番目(n=4)のインクジェットヘッドである。そして、センサ71,72が検出した用紙Pの前端や、用紙Pの搬送方向Aのサイズ等から、2枚の用紙P間の隙間が特定され、この隙間に4つの領域D,E,F,Gが設定される(S52)。その後、n番目の所定時間が経過したか否かが判定される(S53)。ここで、n番目の所定時間とは、センサ71が2枚の用紙Pのうち上流側の用紙Pの前端を検出したときに、4つの領域D,E,F,Gのうち、n番目のインクジェットヘッド2に対応する領域が位置している個所から、n番目のインクジェットヘッド2の最も上流にある吐出口までの搬送経路に沿った距離を、用紙Pの搬送速度で割った時間である。
所定時間が経過していないと判定された場合には、ステップS53が繰り返される。一方、所定時間が経過したと判定された場合には、n番目のインクジェットヘッド2の全ての吐出口から対応する領域にインクが吐出されることにより、フラッシングが行われる(S54)。
その後、「n」に「1」が加算される(S55)。そして、「n」が「5」であるか否かが判定され(S56)、「n」が「5」でないと判定された場合には、ステップS53に戻る。これにより、次のインクジェットヘッド2から対応する領域にインクが吐出されることで、4つのインクジェットヘッド2のすべてでフラッシングが行われることとなる。一方、「n」が「5」であると判定された場合には、用紙Pが4つの領域D,E,F,Gに重なるように搬送される(S57)。これにより、4つの領域D,E,F,G上の4色のインクがそれぞれ用紙Pの裏面に吸収される。
このように、4つのインクジェットヘッド2の各々から、搬送方向Aに関して、搬送面54の互いに異なる領域D,E,F,Gにインクが吐出されることによって、用紙Pにおける複数の箇所の各々に、互いに色が異なるインクが吸収される。これにより、用紙Pにインクが吸収された際に、複数色のインクが混じって目立ち易くなるのを抑制することができる。
その後、「n」が「1」に設定され(S58)、ステップS1に戻る。
(本実施形態の変形例)
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態において、フラッシングされたインクが用紙Pの裏面で吸収される構成にされているが、搬送ベルト53の下側ループにおいてその外周面(表面)に接触し、用紙Pの裏面で吸収しきれなかったインクを吸収するクリーニングローラを更に有する構成にされていてもよい。さらに、クリーニングローラは、通常、搬送ベルト53の下側ループの外周面から離隔されており、例えばフラッシングが通算50回行われる毎に、搬送ベルト53の下側ループの外周面に接触される構成にされていてよい。これによると、クリーニングローラの使用頻度を少なくすることができるので、クリーニングローラの高寿命化を図ることができる。
また、上述の実施形態において、搬送方向Aに関して最も下流に配置されたインクジェットヘッド2の下流であって、ベルトローラ52と対向する位置に、押さえローラがさらに配置されている構成にされていてもよい。この押さえローラは、通常、押さえローラ48と同様に、バネなどの弾性部材によって搬送面54に対して付勢されており、搬送ベルト53の回転に伴って回転する。そして、この押さえローラは、搬送機構50から排出ガイド18に送り出される用紙Pを搬送面54に押さえ付ける。これにより、排出ガイド18内でジャムが生じる等の事態が生じても、搬送面54において行われている画像の記録への影響を少なくすることができる。一方、フラッシングが行われた場合には、この押さえローラは、搬送ベルト53上のインクが付着しないように、インクが吐出された領域が押さえローラに対向する位置に位置するタイミングで、搬送面54から離隔される。
本発明によるインクジェット記録装置は、インクジェット式に限定されず、サーマル式にも適用可能であり、またライン式に限定されず、ヘッドが往復移動するシリアル式にも適用可能である。また、プリンタに限定されず、ファクシミリやコピー機などにも適用可能である。また、本実施形態における搬送機構50は、水平方向に用紙Pを搬送しているが、水平方向以外の方向(例えば、斜め方向及び鉛直方向)に用紙Pを搬送することが可能なように、吐出面2aと平行な搬送面54が水平方向に対して傾いて配置されていてもよい。
1 インクジェットプリンタ(インクジェット記録装置)
2 インクジェットヘッド
2a 吐出面
50 搬送機構
53 搬送ベルト(搬送部材)
54 搬送面
100 制御部
102 CPU
106 ヘッド制御回路
107 搬送機構制御回路
P 用紙(記録媒体)

Claims (4)

  1. インクを吐出する吐出面が形成されたインクジェットヘッドと、
    前記吐出面と対向する搬送面を表面に有する搬送部材を含み、前記搬送面上において記録媒体を搬送方向に沿って搬送する搬送機構と、
    前記インクジェットヘッドがインクを前記搬送面に吐出する第1動作、及び、前記第1動作の後に、前記搬送面における前記第1動作においてインクが吐出された領域が記録媒体の裏面に接触するように記録媒体を搬送しつつ、当該記録媒体の表面に像記に係るインクを吐出する第2動作を行わせるように、前記インクジェットヘッドおよび前記搬送機構を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記インクジェットヘッドを、インクの色が互いに異なるように複数有しており、
    前記制御手段は、前記第1動作において、複数の前記インクジェットヘッドのいずれかがインクを吐出するように、複数の前記インクジェットヘッドを制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記インクジェットヘッドを、インクの色が互いに異なるように複数有しており、
    前記制御手段は、前記第1動作において、複数の前記インクジェットヘッドの各々が、前記搬送面の互いに異なる領域にインクを吐出するように、複数の前記インクジェットヘッドを制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1動作において、前記搬送方向と直交する方向に区切られることによって前記搬送部材の表面に画定された複数の領域のうち特定領域だけに、前記特定領域が前記搬送面となっているときにインクを吐出するように、前記インクジェットヘッドを制御するとともに、前記第2動作において、前記記録媒体が前記特定領域に重なるように、前記搬送機構を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。

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