JP2000255681A - 既設タンクの底板取り替え方法 - Google Patents

既設タンクの底板取り替え方法

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JP2000255681A
JP2000255681A JP11060065A JP6006599A JP2000255681A JP 2000255681 A JP2000255681 A JP 2000255681A JP 11060065 A JP11060065 A JP 11060065A JP 6006599 A JP6006599 A JP 6006599A JP 2000255681 A JP2000255681 A JP 2000255681A
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bottom plate
plate
jack
tank
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JP11060065A
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English (en)
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Mitsutoshi Suzuta
光俊 鈴田
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Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業中の高い安全性を確保することができ、
かつ側板の切断代が小さい結果、数回の取り替え作業が
可能になってタンク寿命を延ばすことができるととも
に、全体として工期の短縮化も図ることが可能になる既
存タンクの底板取り替え方法を提供する。 【解決手段】 側板10下端部の底板11,12との溶
接部分Wを含む区域に形成した横長の孔部14および切
断線15,16によって側板10と底板の外周部分11
a、12aとを底板11,12から切り離し、孔部14
に設けたジャッキにより側板10等を持ち上げ、次い
で、側板10を溶接部分の上部において切断した後に、
側板10に縦支持材19を溶接してジャッキを取り外
し、既設の底板を区画毎に縦支持材19を取り外してタ
ンクから撤去し、新規の底板21,22を敷設してこの
底板上に縦支持材23を設置する工程を、すべての底板
に対して順次繰り返すとともに、ジャッキ24を介して
くさび25によって支持させ、くさびを引き抜いて側板
を新規の底板上に着底させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油や化学品等の
液体,粉粒体等を貯蔵するタンクにおいて、腐食した底
板やアニュラ板を交換して当該タンク寿命を維持する際
に用いられる既存タンクの底板取り替え方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、石油や化学品等の液体,粉粒体等
を貯蔵するタンクは、一般に図16および図17に示す
ように、底板1の外周に複数の板体を環状に溶接してな
るアニュラ板2を溶接し、このアニュラ板2に側板3を
立設し、側板3および必要により底板1に設けた複数本
の支柱4によって屋根板5を支持することによって構成
されている。また、底板1の外周にアニュラ板2を設け
ずに、そのまま外周まで延出させて当該外周部に直接側
板3を立設した構成も採用されている。このようなタン
クにおいては、長期間の運用に伴って、基礎との接触面
である底板1あるいはアニュラ板2に腐食が生じて、タ
ンクが使用できなくなることから、当該タンクの使用寿
命を維持するために、底板1およびアニュラ板2の全
体、あるいは特に腐蝕の激しい底板1の外周部もしくは
アニュラ板2のみを取り替える必要が生じる。
【0003】従来、このような底板1またはアニュラ板
2の取り替え方法としては、屋根板5を切り開いて内部
に支持部材を搬入し、この支持部材を側板と支柱4間及
び支柱4同士に固定して、タンクの変形を防止し、側板
3の外側の下方に近い位置の周囲に鍔板を固着し、タン
ク周囲の地盤を補強してタンク周囲に多数のジャッキを
配置し、これらジャッキを前記鍔板に係合して、タンク
全体を持ち上げて行う方法が採用されていた。
【0004】しかし、このような方法にあっては、タン
ク内部への支持部材の搬入のため、屋根板5を切り開く
必要があり、またタンク周囲の地盤の補強を要し、ジャ
ッキによってタンクを持ち上げる際、タンクが傾斜しな
いようにするため、タンク周囲に多くの人間を配置しな
ければならない等、工事機関が長くなるとともに、工事
費用が嵩むという問題があった。
【0005】このような問題点を解決する技術として、
特公昭63−37230号公報にみなれるようなタンク
の底板取り替え方法が提案されている。この方法は、図
18に示すように、側板3の下部を切断して、底板の一
区画の幅寸法よりも大きく、かつ高さ寸法が20〜50
mm程度の横長の開口部3aを形成し、この開口部3a
から切断した上記底板の一区画をタンクの外部に取出し
た後に、当該開口部3aから対応する区画に新規の底板
1aを搬入して所定位置に設置し、次いで側板3と新規
底板1aとの間にライナ治具6を設置する工程を、順次
底板1の全区画について行ない、新規底板1a相互の溶
接を行なった後に、ライナ治具6を構成するライナ6
a、6b、6cを準じ引き抜いて側板3を新規底板1a
上に降ろし、最終的に当該側板3の下端部を新規底板1
aに隅肉溶接するものである。
【0006】また、他の従来のタンクの底板取り替え方
法として、特公平2−5222号公報に記載されている
ような方法も知られている。この方法は、先ず図19に
示すように、側板3の下部を、図18に示したものと同
じ程度の高さ寸法において水平に切断し、さらに周方向
に約2〜4m間隔でジャッキ7が設置可能な幅寸法の開
口部3aを形成した後に、当該開口部3aにジャッキ7
を設置して側板3の荷重を支承する工程を全周にわたっ
て行ない、次いで全てのジャッキ7によって側板3を所
定の高さまで持ち上げた後に、一枚のアニュラ板2に相
当する部分のジャッキ7を取り外すとともに、旧アニュ
ラ板2を撤去して、図20に示すように、新規のアニュ
ラ板2aを設置し、次いで新規のアニュラ板2aにガイ
ドピース8を設置して側板3の荷重を支持させる工程
を、全周にわたって施工した後に、ガイドピース8を数
段階にわたって徐々に切断することにより、側板3を新
規アニュラ板2a上に設置するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図18
に示した従来の既存タンクの底板取り替え方法にあって
は、複数枚のライナ6a、6b、6cを組み合わせたラ
イナ治具6によって側板3を支持しているので、最上部
のテーパライナ6aの上面を水平に保つことが難しいう
えに、新規底板1aを全区画にわたって取り替える作業
が、最も長期の工程になるにも拘わらず、当該長期の作
業期間においては、不安定なライナ治具6によって側板
3が支持されていることになる。
【0008】また、図19および図20に示した方法に
あっても、周方向に順次複数のジャッキ7を設置し始め
てから、全てのジャッキ7によってタンク本体の荷重を
支持してジャッキアップが完了するまでの作業期間、さ
らにはアニュラ板2の取り替え作業が全区画にわたって
完了するまでの作業期間は、同様に長期の工程になる
が、この長期の作業期間においても、不安定なジャッキ
7によってタンクが支承されることになる。このため、
いずれの方法にあっても、強風時や地震発生時に、充分
な安全性を確保できず、地震国である日本国においては
有効な工法とは言えない。
【0009】また、上記いずれの方法によっても、側板
3の下部を20〜50mm程度切断する必要があるため
に、通常タンクの側板3に設けられたノズル等の位置が
大幅に下がってしまい、この結果底板1やアニュラ板2
の取り替え回数が限られ、タンク寿命が短いという問題
点があった。
【0010】さらに、図18に示した方法においては、
順次上方のライナ6a、6bから引き抜き、最終的に最
下部のライナ6cを最後に引き抜くようにしているた
め、全体として側板3を降下させるための手間および工
期が増加するとともに、特に最下部のテーパライナを引
き抜くための特別な引き抜き治具が必要になるという問
題もあった。また、同様に図19および図20に示した
方法においても、ガイドピース8を下端部より所定長さ
ずつ順次切断する工法を採用しているので、多大の手間
を要して工期が長くかかるという問題点があった。加え
て、いずれの方法にあっても、側板3の切断端部に溶接
開先加工を施工することが難しいという問題点もあっ
た。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、作業中の高い安全性を確保することができ、かつ側
板の切断代が小さい結果、数回の取り替え作業が可能に
なってタンク寿命を延ばすことができるとともに、全体
として工期の短縮化も図ることが可能になる既存タンク
の底板取り替え方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係る既存タンクの底板取り替え方法は、底板の外周部
に側板が立設された既存タンクの、少なくとも底板の外
周部分を取り替える方法であって、側板の下部に孔部を
形成する工程と、孔部の両端部から底板の外周部分内方
に到る切断を行なう工程と、側板の内方において側板に
沿って底板の外周部分を切断する工程と、孔部にジャッ
キの出力軸の受け台部分を挿入する工程と、底板の外周
部分の孔部に臨む切断線間にジャッキを固定する工程と
を行なって、側板の周方向に複数形成した各孔部からの
各切断線と側板に沿う底板の外周部分の各切断線とが交
わり、固定された各ジャッキの受け台部分がそれぞれ孔
部に挿入された状態にした後、ジャッキによるタンク支
持状態で、隣接する孔部間を周方向に切断して、側板か
ら底板の外周部分を切り離す工程と、ジャッキにより側
板を持ち上げる工程とを行い、次いで、側板に縦支持材
を溶接によって取り付け、ジャッキを取り外すことによ
り、縦支持材によって側板を切り離された底板上に支持
し、次ぎに、取り替えるべき既設の底板を区画毎に、当
該区画に位置する縦支持材を取り外してタンクから撤去
し、当該部分に新規の底板を敷設して、この底板上に同
様の縦支持材を設置する工程を、すべての取り替えるべ
き既設の底板に対して順次繰り返すとともに、少なくと
も隣接する新規の底板の側板が降下する部分同士を溶接
する工程を行なった後に、ジャッキによって側板を支持
して、縦支持材を取り外す工程と、側板と新規の底板と
の間にくさびを配設する工程とを行なった後に、次いで
ジャッキを降下させて側板をくさびによって支持させ、
ジャッキを取り外し、くさびを引き抜いて側板を新規の
底板上に着底させ、側板と新規の底板とを溶接する工程
と、新規の底板における残りの未溶接部分を溶接する工
程とを行なうことを特徴とするものである。
【0013】ここで、上記底板とは、底板そのものおよ
び当該底板の外周部にアニュラ板が一体的に接合されて
いる場合には、上記アニュラ板も含むものである。ま
た、側板の下部に孔部を形成する工程から孔部にジャッ
キの出力軸の受け台部分を挿入してジャッキを固定する
工程までの各作業は、必ずしも時系列的に順を追って行
なう必要がなく、さらにタンクの区域によって作業が異
となってもよい。例えば、孔部の両端部から底板の外周
部分内方に向けて切断した後、底板の外周部分の孔部に
臨む切断線間にジャッキを固定し、次いで側板の内方に
おいて側板に沿って、隣接する孔部からの切断線と交わ
るように切断する工程を行なってもよく、要は各側板の
周方向に複数形成した各孔部からの切断線と側板に沿う
底板の外周部分の各切断線とが交わり、固定された各ジ
ャッキの受け台部分がそれぞれ孔部に挿入された状態に
なっていればよい訳である。
【0014】さらに、上記ジャッキによるタンク支持状
態とは、タンクを持ち上げた状態だけに限らず、例えば
タンクを持ち上げてはいないが、ジャッキがタンクを上
方に付勢した状態も含む概念である。また、上記ジャッ
キによるタンク支持状態で、隣接する孔部間を周方向に
切断して、側板から底板の外周部分を切り離す工程と、
上記ジャッキにより側板を持ち上げる工程とは、必ずし
も時系列的に順を追って行なう必要がなく、例えば、上
記ジャッキにより上記側板およびこれと一体化している
上記底板の外周部分を所定の高さ持ち上げ、次いで上記
側板を、隣接する上記孔部間を周方向に切断して側板か
ら底板の外周部分を切り離してもよい。
【0015】さらに、くさびを引き抜いて側板を底板上
に着底させた後の側板と新規底板との溶接作業と、新規
底板の未溶接部分の溶接作業である交換した新規底板相
互の溶接作業や既存の底板がある場合の新規底板と既存
底板との溶接作業は、必ずしも全区間同時に行なう必要
がなく、隣接する区画の工程と異なる場合もある。な
お、上記底板の隣接部の未溶接部分は、前の工程で溶接
が全部なされて未溶接部分が無い場合もあり、本発明に
おいてはこの「未溶接部分」は零を含めた概念である。
【0016】この際に、請求項2に記載の発明は、請求
項1に記載の発明において、上記孔部を、側板下端部の
底板との溶接部分を含む区域に、高さが溶接部分の高さ
以上で、横幅寸法が150〜300mmになるように形
成するとともに、上記底板を、側板から内方へ50〜3
00mm離れた位置で、側板に沿って隣接する孔部から
の切断線と交わるように切断することを特徴とするもの
である。
【0017】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明における上記ジャッキによるタン
ク支持状態で、隣接する上記孔部間を周方向に切断し
て、上記側板から上記底板の外周部分を切り離す工程
と、上記ジャッキにより上記側板を持ち上げる工程とを
行なうとは、先ず上記ジャッキによって上記側板の荷重
を支持し、次いで上記側板を上記溶接部分の上部におい
て切断した後に、上記ジャッキによって上記側板を50
mm以上持ち上げる工程であることを特徴とするもので
ある。
【0018】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
〜3のいずれかに記載の発明において、上記側板を上記
縦支持材によって支持した後に、上記側板の切断した端
部に、溶接開先加工を施工することを特徴とするもので
ある。さらに、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4
のいずれかに記載の発明において、上記側板の下部に孔
部を形成する工程を行なう前に、上記側板内面の上記底
板からの高さが300〜700mmの範囲内に、上記側
板の変形を防止するための補強材を取り付けておくこと
を特徴とするものである。
【0019】さらに、請求項6に記載の発明は、請求項
1〜5のいずれかに記載の発明において、上記側板を上
記底板上に着底させ、上記側板と上記底板とを溶接する
工程を行なう前に、上記底板上に、側板の外周面に沿っ
て底板の外周部の湾曲を防止する変形防止板を立設して
おくことを特徴とするものである。
【0020】請求項1〜6のいずれかに記載の既存タン
クの底板取り替え方法によれば、取り替えるべき既設の
底板を、区画毎にタンク内から撤去し、当該部分に新規
の底板を敷設する作業が、最も長期の工程になるが、こ
の期間中側板は、当該側板に溶接された縦支持材によっ
て支持されているために、従来のくさび治具やジャッキ
で支持される場合と比較して、強風や地震等に対する安
全性が向上する。
【0021】また、底板の取り替え作業後に、側板の支
持を縦支持材からジャッキに移し替え、このジャッキに
よって側板を新規の底板上に配設したくさび上に降ろし
た後に、当該くさびを引き抜いているので、側板の降下
作業を安定的に行なうことができ、かつ最終的に一つの
くさびを引き抜くことによって側板を新規の底板上に載
置することができるために、作業が容易であるととも
に、工期の短縮化を図ることが可能になる。加えて、一
旦ジャッキによって側板を持ち上げた位置において、縦
支持材によって側板を支持しているために、側板の切断
端部の溶接開先加工が容易になり、またその開先加工部
分の結果非破壊検査も充分に行なうことができて、高い
品質溶接部を確保することができる。
【0022】この際に、請求項2に記載の発明のよう
に、上記孔部を側板下端部の底板との溶接部分を含み、
かつ高さが溶接部分の高さ以上であるように形成すれ
ば、側板を切断する際にも、側板の切断代が小さくて済
むために、底板の取り替え工事を複数回実施することが
可能となり、この結果従来の方法と比較してタンク寿命
が長くなる。なお、上記孔部の横幅としては、150〜
300mmが好適であり、さらに底板を側板から内方へ
50〜300mm離れた位置で切断するようにすれば、
作業性がよく、かつ側板とともにジャッキアップされる
底板の外周部分が軽量となるために好ましい。
【0023】また、特に請求項3に記載の発明のよう
に、一旦ジャッキによって側板の荷重を支持する程度、
僅かに側板を持ち上げた状態で、当該側板の切断を行な
い、次いで上記側板をさらに50mm以上持ち上げて縦
支持材を固定するようにすれば、側板切断時の側板と底
板の外周部分との分離が円滑に行なわれ、かつ底板の取
り替え工事が向上するとともに、請求項4に記載の発明
のような、側板の切断端部に対する溶接開先加工も容易
に行なうことができる。この結果、側板の肉厚に応じて
最適の開先を加工することが可能になり、よって非破壊
検査も充分に行なうことができて、高い溶接品質を実現
することができる。
【0024】さらに、請求項5に記載の発明のように、
事前に上記側板内面の底板からの高さが300〜700
mmの範囲内に、補強材を取り付けておけば、上記側板
の変形を防止することができ、また請求項6に記載の発
明のように、上記底板上に、側板の外周面に沿って変形
防止板を立設しておけば、側板と新規の底板との溶接に
伴って、底板の外周部が上方に湾曲することを未然に防
止することができるために、いずれも好適である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明に
係る既存タンクの底板取り替え方法の一実施形態につい
て説明する。先ず、図1に示すように、既存タンクの側
板10内面であって、底板11またはアニュラ板12
(以下、底板と総称する。)との溶接部分Wよりも30
0〜700mm程度上方位置に、H形鋼からなる補強リ
ング(補強材)13を全周にわたって取り付ける。次い
で、図2に示すように、側板10下端部を溶断して、横
長の孔部14を周方向に複数形成する。この際に、この
孔部14は、溶接部分Wを含む区域に、上縁が溶接線よ
りも2〜5mm上方位置になるとともに、横幅寸法が1
50〜300mmの範囲となるように形成するのが好ま
しい。また、これと並行して、底板11、12の外周部
分を、孔部14の両端部からタンクの内方に向けて、2
00〜300mmの長さガス切断する(切断線15参
照)。なお、溶接部分Wの上端に沿って切断し孔部14
の上縁を形成するする場合には、別途マーキング等を必
要とせず、施工が容易となる。
【0026】さらに、図3に示すように、底板11、1
2を、側板10から内方へ50〜300mm、より好ま
しくは200〜300mm離れた位置において、側板1
0に沿って隣接する孔部14からの切断線15と交わる
ように切断する(切断線16参照)。これにより、側板
10と切断線15、16によって囲まれた隣接する孔部
14間に位置する底板の外周部分11a、12aとが、
底板11、12から切り離される。そこで次に、孔部1
4に臨む切断線15間の底板11、12上に、図4に示
すように、ジャッキ17を溶接等によって転倒しないよ
うに固定するとともに、ジャッキ17の出力軸17a上
に設けられた受け台18の先端部を、孔部14に挿入す
る。
【0027】なお、上述した孔部14の穿孔工程、底板
11、12の切断(切断線15、16)工程、およびジ
ャッキ17の取付け工程は、必ずしも時系列的に上記順
序によって行なう必要はなく、さらに側板10の周方向
において隣接する区画間で、相互に異なった上記工程を
行なってもよい。
【0028】以上の工程が終了した後に、ジャッキ17
によって側板10を僅かに持ち上げる。これにより、側
板10およびこれと一体化されている底板の外周部分1
1a、12aが数mm持ち上げられる。この状態から、
図5に示すように、側板10を、全周にわたり隣接する
孔部14の上縁の高さ位置で、当該孔部14同士が連通
するように水平に切断する。このようにして、側板10
を底板の外周部分11a、12aと切り離した後に、図
6に示すように、ジャッキ17によって側板10を50
mm以上、好ましくは50〜200mm程度の高さまで
持ち上げる。
【0029】なお、上記工程は、場合によっては、先ず
ジャッキ17によって側板10および底板の外周部分1
1a、12aを50mm以上、好ましくは50〜200
mmの高さまで持ち上げた後に、側板10を水平に切断
するようにしてもよい。次いで、図7および図8
(a)、(b)に示すように、側板10の円周方向に沿
って、複数の縦支持材19を側板10の内面と底板の外
周部分11a、12aとの間に配設し、当該縦支持材1
9を溶接Wによって側板10に取り付けるとともに、ジ
ャッキ17を取り外すことにより、側板10を縦支持材
19によって底板の外周部分11a、12a上に支承す
る。なお、上記縦支持材19は、要すればジャッキ17
が固定されていた底板11、12との間にも、同様にし
て配設する。
【0030】次いで、図9(a)、(b)に示すよう
に、取り替えるべき既設の底板11、12を1枚づつ、
その上面に位置する縦支持材19を取り外したうえでタ
ンク内から撤去し、図中斜線で示す取り外した部分に、
新規の底板21、22を敷設して、この底板21、22
上に同様の縦支持材23を設置する。この際に、既設の
底板11、12の寸法によっては、複数枚または一枚の
半分を一区画として、当該区画毎に上述した取り外し作
用を行なってもよい。そして、上記工程を、すべての取
り替えるべき既設の底板11、12に対して順次繰り返
すとともに、必要によりタンク中央部の底板11も取り
替える。そして、少なくとも隣接する新規の底板21、
22の側板10が降下する部分同士を溶接する。
【0031】また、これと並行して、図10に示すよう
に、側板10の切断した下端部10aに、溶接開先加工
を施工する。この際に、側板10が厚肉である場合に
は、図10(a)に示すように、水平面に対して45°
〜60°の傾斜面を有する開先加工を施すことが好まし
く、また当該側板10が薄肉である場合には、同図
(b)に示すように、水平加工を施工すればよい。
【0032】このようにして、側板10に対する溶接開
先加工が完了し、かつ新規の底板21、22が設置され
た後に、図11に示すように、新規の底板21、22と
側面10の下端部との間にジャッキ24を設置し、これ
によって側板10を支承するとともに、縦支持材23を
取り外す。この際に、縦支持材23の側面をハンマ等に
よって強打すれば、当該縦支持材23を容易に側面10
から取り外すことができる。
【0033】次いで、側板10を、一旦ジャッキ24に
よって底板21、22から15〜25mmの高さまで降
ろし、図12に示すように、当該側板10の下端と新規
の底板21、22との間に、くさび25を配設する。そ
して、ジャッキ24をさらに降下させて、側板10をく
さび25上に載置した後に、ジャッキ24を取り外す。
なお、くさび25を配設する工程は、ジャッキ24を設
置する前から、ジャッキ24によって底板21、22を
一定の高さまで降ろすまでの間のいずれの時に行なって
もよい。
【0034】次に、図13に示すように、くさび25の
幅広側の端部25aをハンマー等によって、図中実線矢
印で示すように水平に打撲する。これにより、くさび2
5の幅狭側の端部25bが図中点線矢印で示すように回
転し、側板10との間から引き抜かれることにより、側
板10が新規の底板21、22上に着底する。次いで、
図14に示すように、底板21、22の外周に、側板1
0の外周面に沿って300〜1000mm程度の間隔を
おいて、複数枚の変形防止板26を溶接Wによって取り
付ける。この際に、変形防止板26と側板10との隙間
Sは、底板の枚数をAn、溶接継手の収縮予想量をλと
した時に、S=An×λ/2π、となるように設定す
る。そして次に、側板10と新規の底板21、22との
溶接、および新規の底板21、22における残りの未溶
接部分があれば、当該未溶接部分を溶接することによ
り、上記既存タンクの底板取り替えが完了する。
【0035】このように、上記構成からなる既存タンク
の底板取り替え方法によれば、取り替えるべき既設の底
板11、12を1枚づつタンク内から撤去し、当該部分
に新規の底板21、22を敷設する作業が最も長期の工
程になるが、この期間中側板10は、縦支持材19、2
3によって支持されているために、従来のくさび治具や
ジャッキで支持される場合と比較して、強風や地震等に
対する安全性を向上させることができる。
【0036】また、側板10を水平に切断する際にも、
側板10の下端部に形成した溶接部分Wを含む孔部14
の上縁に沿って切断すればよいため、側板10の切断代
が小さくて済むために、図15に示すように、側板10
に取り付けられているノズル27の高さHにおける変化
量(=ノズル27の降下量)が小さく、よって底板2
1、22の取り替え工事を複数回実施することができる
ために、従来の方法と比較してタンク寿命が長くなる。
【0037】さらに、一旦ジャッキ17によって側板1
0を持ち上げた位置において、縦支持材19によって側
板10を支持しているために、側板10の切断端部の溶
接開先加工が容易になり、この結果非破壊検査も充分に
行なうことができて、高い品質を確保することができ
る。また、底板11、12を新規の底板21、22に取
り替えた後、側板10の支承を縦支持材23からジャッ
キ24に移し替え、このジャッキ24によって側板10
を新規の底板21、22との間に配設したくさび25上
に降ろした後に、くさび25を引き抜いているので、側
板10の降下作業を安定的に行なうことができ、かつ最
終的に側板10と底板21、22との間に介装された一
つのくさび25を引き抜くことによって側板10を新規
の底板21、22上に載置することができるために、作
業が容易であるとともに、工期の短縮化を図ることもで
きる。
【0038】さらに、一旦ジャッキ17によって側板1
0の荷重を僅かに持ち上げた状態で、側板10の切断を
行ない、次いで側板10をさらに50mm以上、好まし
くは50〜200mmまで持ち上げて縦支持材19を固
定することによって、側板10の荷重を支承しているの
で、側板10を切断する際に、側板10と底板の外周部
分11a、12aとを円滑に分離することができるとと
もに、底板11、12の取り替え工事の作業性が向上す
る。加えて、側板10の切断端部10aに対する溶接開
先加工も容易に行なうことができるため、側板10の肉
厚に応じて最適の開先を加工することが可能になり、よ
って非破壊検査も充分に行なうことができて、高い溶接
品質を実現することができる。
【0039】しかも、事前に側板10内面の底板からの
高さが300〜700mmの範囲内に、補強リング13
を取り付けているので、側板10の変形を防止すること
ができる。加えて、最終的に側板10と新規の底板2
1、22とを隅肉溶接する際に、底板21、22上に、
変形防止板26を設けているので、側板10と新規の底
板21、22との溶接に伴って、底板21、22の外周
部が上方に湾曲することを未然に防止することができ
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜6のい
ずれかに記載の本発明に係る既存タンクの底板取り替え
方法によれば、最も側板が不安定となる底板取り替え時
に、当該をこれに溶接された縦支持材によって支持して
いるので、強風や地震等に対する安全性が向上する。さ
らに、底板の取り替え作業後においては、側板の支承を
縦支持材からジャッキに移し替え、このジャッキによっ
て側板を新規の底板上に配設したくさび上に降ろした後
に、当該くさびを引き抜いているので、側板の降下作業
を安定的に行なうことができ、かつ最終的に一つのくさ
びを引き抜くことによって側板を新規の底板上に載置す
ることができるために、作業が容易であるとともに、工
期の短縮化を図ることが可能になる。加えて、一旦ジャ
ッキによって側板を持ち上げた状態で、縦支持材によっ
て側板を支持しているために、側板の切断端部の溶接開
先加工が容易になり、この結果非破壊検査も充分に行な
うことができて、高い品質を確保することができる。
【0041】この際に、請求項2に記載の発明によれ
ば、側板の切断が、その下端部の溶接部分を含むように
形成した孔部に沿って行われるため、側板の切断代が小
さくて済み、よって底板の取り替え工事を複数回実施す
ることが可能となるために、従来の方法と比較してタン
ク寿命が長くなるとともに、作業性がよく、かつ側板と
ともにジャッキアップされる底板の外周部分が軽量な
る。また、請求項3に記載の発明の発明によれば、側板
切断時の側板と底板の外周部分との分離が円滑に行なわ
れ、かつ底板の取り替え工事の作業性が向上し、さらに
請求項4に記載の発明によれば、側板の切断端部に対す
る溶接開先加工も容易に行なうことができる結果、側板
の肉厚に応じて最適の開先を加工することが可能にな
り、よってタンクで最も重要な溶接部である側板と底板
との溶接部の高い溶接品質を実現することができる。
【0042】また、請求項5に記載の発明によれば、施
工中における側板の変形を防止することができ、請求項
6に記載の発明によれば、最終的な側板と新規の底板と
の溶接に伴って、底板の外周部が上方に湾曲することを
未然に防止することができるといった効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態において、側板に補強リン
グを取り付けた状態を示す一部縦断面図である。
【図2】側板の下端部に孔部を形成し、かつ底板の切断
を行なった状態を示す要部の斜視図である。
【図3】図3の底板に側板に沿って切断を行なった状態
を示す要部の斜視図である。
【図4】図3の孔部にジャッキを設置した状態を示す縦
断面図である。
【図5】図4の状態で側板を切断した状態を示す縦断面
図である。
【図6】側板を切断した後にジャッキを上昇させた状態
を示す縦断面図である。
【図7】図6の状態で側面を縦支持材によって支承した
状態を示す縦断面図である。
【図8】図7の平面図を示すもので、(a)は底板の場
合、(b)はアニュラ板を用いた場合である。
【図9】図8(a)、(b)の底板またはアニュラ板の
一枚を新規のものに取り替えた状態を示す平面図であ
る。
【図10】側板の開先加工を示す縦断面図で、(a)は
厚肉の場合、(b)は薄肉の場合である。
【図11】側板を再びジャッキで支承した状態を示す縦
断面図である。
【図12】図11のジャッキを降ろしてくさびによって
側板を支承した状態を示す縦断面図である。
【図13】図12のくさびを引き抜く状態を示す要部の
斜視図である。
【図14】側板と新規の底板とを隅肉溶接する際の状態
を示す縦断面図である。
【図15】底板の取り替え作業完了後の状態を示す縦断
面図である。
【図16】一般的なタンクの形状を示す一部断面視した
側面図である。
【図17】図16の下部外周の縦断面図である。
【図18】従来の底板の取り替え方法においてくさび治
具で側板を支承した状態を示す縦断面図である。
【図19】従来の他の取り替え方法においてジャッキで
側板を支承した状態を示す縦断面図である。
【図20】図19のジャッキによる側板支承をガイドピ
ースに移した状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 側板 11 底板 12 アニュラ板(底板) 11a、12a 底板またはアニュラ板の外周部分 13 補強リング(補強材) 14 孔部 15,16 切断線 17,24 ジャッキ 18 受け台 19,23 縦支持材 21 新規の底板 22 新規のアニュラ板(底板) 25 くさび 26 変形防止板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板の外周部に側板が立設された既存タ
    ンクの、少なくとも上記底板の外周部分を取り替える方
    法であって、 上記側板の下部に孔部を形成する工程と、上記孔部の両
    端部から上記底板の外周部分内方に到る切断を行なう工
    程と、上記側板の内方において上記側板に沿って底板の
    外周部分を切断する工程と、上記孔部に上記ジャッキの
    出力軸の受け台部分を挿入する工程と、上記底板の外周
    部分の上記孔部に臨む切断線間にジャッキを固定する工
    程とを行なって、上記側板の周方向に複数形成した各上
    記孔部からの各切断線と上記側板に沿う底板の外周部分
    の各切断線とが交わり、固定された各上記ジャッキの受
    け台部分がそれぞれ上記孔部に挿入された状態にした
    後、 上記ジャッキによるタンク支持状態で、隣接する上記孔
    部間を周方向に切断して、上記側板から上記底板の外周
    部分を切り離す工程と、上記ジャッキにより上記側板を
    持ち上げる工程とを行い、 次いで、上記側板に縦支持材を溶接によって取り付け、
    上記ジャッキを取り外すことにより、上記縦支持材によ
    って上記側板を切り離された上記底板上に支持し、 次ぎに、取り替えるべき既設の上記底板を区画毎に、当
    該区画に位置する上記縦支持材を取り外して上記タンク
    から撤去し、当該部分に新規の底板を敷設して、この底
    板上に同様の縦支持材を設置する工程を、すべての取り
    替えるべき既設の上記底板に対して順次繰り返すととも
    に、少なくとも隣接する新規の上記底板の上記側板が降
    下する部分同士を溶接する工程を行なった後に、 ジャッキによって上記側板を支持して、上記縦支持材を
    取り外す工程と、上記側板と新規の上記底板との間にく
    さびを配設する工程とを行なった後に、 次いで上記ジャッキを降下させて上記側板を上記くさび
    によって支持させ、上記ジャッキを取り外し、 上記くさびを引き抜いて上記側板を新規の上記底板上に
    着底させ、上記側板と新規の上記底板とを溶接する工程
    と、新規の上記底板における残りの未溶接部分を溶接す
    る工程とを行なうことを特徴とする既設タンクの底板取
    り替え方法。
  2. 【請求項2】 上記孔部を、上記側板下端部の上記底板
    との溶接部分を含む区域に、高さが上記溶接部分の高さ
    以上で、横幅寸法が150〜300mmになるように形
    成するとともに、上記底板を、上記側板から内方へ50
    〜300mm離れた位置で、上記側板に沿って隣接する
    上記孔部からの切断線と交わるように切断することを特
    徴とする請求項1に記載の既存タンクの底板取り替え方
    法。
  3. 【請求項3】 上記ジャッキによるタンク支持状態で、
    隣接する上記孔部間を周方向に切断して、上記側板から
    上記底板の外周部分を切り離す工程と、上記ジャッキに
    より上記側板を持ち上げる工程とは、先ず上記ジャッキ
    によって上記側板の荷重を支持し、次いで上記側板を上
    記溶接部分の上部において切断した後に、上記ジャッキ
    によって上記側板を50mm以上持ち上げる工程である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の既存タンク
    の底板取り替え方法。
  4. 【請求項4】 上記側板を上記縦支持材によって支持し
    た後に、上記側板の切断した端部に、溶接開先加工を施
    工することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    記載の既存タンクの底板取り替え方法。
  5. 【請求項5】 上記側板の下部に孔部を形成する工程を
    行なう前に、上記側板内面の上記底板からの高さが30
    0〜700mmの範囲内に、上記側板の変形を防止する
    ための補強材を取り付けておくことを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載の既存タンクの底板取り替
    え方法。
  6. 【請求項6】 上記側板を上記底板上に着底させ、上記
    側板と上記底板とを溶接する工程を行なう前に、上記底
    板上に、上記側板の外周面に沿って上記底板の外周部の
    湾曲を防止する変形防止板を立設しておくことを特徴と
    する請求項1ないし5のいずれかに記載の既存タンクの
    底板取り替え方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008230694A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Ishii Iron Works Co Ltd タンクの底板取替方法
JP2017039513A (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 新興プランテック株式会社 既設タンクの改修用工法

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