JPH01267190A - タンクのアニュラ板取替工法 - Google Patents

タンクのアニュラ板取替工法

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JPH01267190A
JPH01267190A JP63084999A JP8499988A JPH01267190A JP H01267190 A JPH01267190 A JP H01267190A JP 63084999 A JP63084999 A JP 63084999A JP 8499988 A JP8499988 A JP 8499988A JP H01267190 A JPH01267190 A JP H01267190A
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JP
Japan
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plate
annular plate
annular
side plate
tank
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JP63084999A
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English (en)
Inventor
Motomu Morisato
森里 求
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Tonen General Sekiyu KK
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Tonen Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、タンクの底部を構成するアニユラ板を取替え
る、タンクのアニユラ板取替工法に関する。
[従来の技術] 一般に、石油の貯蔵タンク等は、底板、および該底板の
周縁部に接合されるアニユラ板により底部を形成し、こ
のアニユラ板の上にタンクの側板を設け、これによって
構成されるタンク本体の上部に固定屋根もしくは浮屋根
を設けることにて構成されている。この種のタンクにあ
っては、その底部、特にアニユラ板の部分に腐食を生じ
やすく、アニユラ板の取替えが必要な場合がある。
従来、アニユラ板の取替工法として、特開昭58−11
110478号公報に記載の如く、ジヤツキアップ工法
、もしくはピース工法等がある。
[発明が解決しようとする課題] ジヤツキアップ工法は、■タンク側板の各所にジヤツキ
受台を取付け、側板をアニユラ板から切り離した状態に
て、ジヤツキによりタンク全体を持上げ、■タンクを持
上げた状態下で、新アニユラ板に取替え、その溶接後に
ジヤツキダウンさせる工法である。この工法は、■ジヤ
ツキやジヤツキ受台等の大がかりな設備やジヤツキのア
ップ/ダウンのために多人数を必要とし、■ジヤツキア
ップ期間中における地震や強風に対する安全対策が必要
であり、経済性や安全性に問題点を有している。
ピース工法は、タンクを持上げることなく、■側板の最
下部を例えば30〜50層■高さ切断する一方、タンク
全体を、側板に固着されるサポートピースによって支持
し、■アニユラ板の取替後、サポートピースの下端部を
小刻みに切除してタンクを順次下降させ、■下降後に側
板と新アニユラ板とを溶接する工法である。この工法は
、■側板を短縮するものであるからタンク容量を低減し
たり、タンク接続配管のレベル調整のための改造が必要
となり、■タンクの下降作業が困難であるばかりか危険
をともなう等、タンク性能の確保、作業性や安全性に問
題点を有している。
本発明は、アニユラ板の取替えに際し、タンク、件部を
損なわず、かつ経済性、作業性および安全性を向上する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るタンクのアニユラ板取替工法は、取替アニ
ユラ板を側板ならびに隣接アニユラ板および底板から切
り離す工程と、切り離された取替アニユラ板を撤去する
工程と、取替アニユラ板の撤去の前段階または後段階に
て、取替アニユラ板の撒去部における側板際のタンク下
地層に新アニユラ板の差込空間を形成する工程と、新ア
ニユラ板を上記差込空間から前記取替アニユラ板の撤去
部に挿入する工程と、新アニユラ板と側板との間、およ
び隣接アニユラ板の取替アニユラ板寄りの部分であって
予め側板から切り離されている部分と側板との間にギャ
ップを形成する工程と、上記ギャップ内にて新アニユラ
板と隣接アニユラ板の側板直下にて相接する部分を溶接
する工程と、新アニユラ板および隣接アニユラ板のそれ
ぞれにおける、新たに取替アニユラ板寄りとなる部分を
除く部分を側板の下端部に引寄せて該下端部に溶接する
工程と、新アニユラ板を底板に溶接する工程と、側板に
溶接された新アニユラ板に対応する前記差込空間にタン
ク下地層を充填する工程とを有してなるようにしたもの
である。
[作用] 本発明によれば、差込空間の形成により、新アニユラ板
をタンク底部の定位置に確実かつ容易に挿入できる。
また、新アニユラ板と側板との間、および隣接アニユラ
板と側板との間に溶接作業のためのギャップを形成し、
これによりそれらアニユラ板同士を側板直下にて確実か
つ容易に溶接できる。
また、新アニユラ板および隣接アニユラ板を側板の下端
部に引寄せて該下端部に溶接することにより、それらア
ニユラ板と側板とを確実かつ容易に溶接できる。
したがって2本発明によれば、■側板を短縮することな
くアニユラ板を取替えるので、タンク容量は現状を維持
でき、タンク接続配管のレベル調整を必要とすることも
ない、また、■ジヤツキやジヤツキ受台等の大がかりな
設備やジヤツキのアップ/ダウンのための多人数を必要
としない。
また、■タンク本体を持上げたり、下降させることがな
く、現状設置のままで施工できるから、作業性がよく、
危険をともなうこともない、すなわち、アニユラ板の取
替えに際し、タンク性能を損なわず、かつ経済性、作業
性および安全性を向上することができる。
[実施例] 第1図は本発明によるアニユラ板取替過程を示す正面図
、第2図は第1図の■−■線に沿う断面図、第3図は補
強リングの取付状態を示す模式図、第4図はタンク底部
の要部を示す平面図、第5図はアニユラ板引寄せ治具の
取付状態を示す模式図、第6図は第5図の■−■線に沿
う矢視図。
第7図はタンク底部の全体を示す平面図、第8図はタン
クの側板と底部の接合状態を示す断面図である。
タンク10は、第7図、第8図に示す如く、底板11、
および該底板11の周縁部に接合されるアニユラ板12
により底部を形成し、このアニユラ板12の上に側板1
3を設け、これによって形成されるタンク本体の上部に
固定屋根もしくは浮屋根を設けることにて構成されてい
る。なお、タンク10は、底板11.アニユラ板12の
外面の腐食を防止するため、底板11、アニユラ板12
が敷設されるタンク下地層(タンク基礎の上部)をアス
ファルトサンド等からなる防食層14にて形成している
。15は犬走り舗装部である。
しかして、上記タンク10のアニユラ板12は以下の如
くにて取替えられる。
(1)取替アニユラ板12A、および該取替アニユラ板
12Aに隣り合う隣接アニユラ板12Bに接している側
板13の下部に、該側板13の変形防止(真円保持)の
ための補強輪16を取付ける(第3図(A)参照)、全
アニユラ板12を取替える場合には、側板13の全周に
補強輪16を取付ける。なお、補強輪16は、側板13
の外側部に溶接される第3図(B)、(C)に示す如く
の取付具17.18を介して取付けられる。
(2)■取替アニユラ板12Aを側板13ならびに隣接
アニユラ板12Bおよび底板11がら切り離ス(第4図
参照)、第4図(7)A、B、C,Dは取替アニユラ板
12Aを切り離す溶接線であり、施工順序は一般的にA
、B、C,Dの順である。
■アニユラ板12を部分取替えする場合には、隣接アニ
ユラ板12Bと側板13の接合部であって取替アニユラ
板12A寄りの部分(例えば長さ文=1〜1.5m)を
も切り離す(第4図参照)。
(3)上記(2)にて切り離された取替アニユラ板12
Aを側板13の下部から外部へ引出して撤去する。
(4)■上記(3)の後段階にて、取替アニユラ板12
Aの撤去部に対応する防食層14の全部または一部を必
要に応じて更新する。この時、取替アニユラ板12Aの
撤去部における側板際の防食層14を、例えば長さw 
= 500■■の範囲にわたって、例えば深さd = 
30mm程度低く設定し、この部分を新アニユラ板12
Cのための差込空間19とする(第1図、第2図参照)
■ただし、本発明の実施において、上記差込空間は、上
記(3)の前段階にて、切り離された取替アニユラ板1
2Aと側板13の下端部との間にくさびを打込み、これ
によって押下げられる取替アニユラ板12Aにて防食M
14を圧密沈下せしめることによっても形成できる。
(5)次に、新アニユラ板12Cを上記差込空間19か
ら前記取替アニユラ板12Aの撤去部(定位置)に搬入
する。
(6)新アニユラ板12Cに引寄せ治具20を溶接し、
側板13の内側部に引寄せビーム21を溶接する。引寄
せビーム21は引寄せ治具20の内部に挿通せしめられ
る(第5図、第6図参照)。
引寄せ治具20と引寄せビーム21は引寄せくさび22
とともに機能し、後述する(8)の工程にて新アニユラ
板12Cを側板13の下端部に引寄せる作用をなす。
(7)新アニユラ板12cと側板13との間、および隣
接アニユラ板12Bの取替アニユラ板寄りの部分であっ
て前述の(2)■にて予め側板13から切り離されてい
る部分と側板13との間に、くさび23を打込み、それ
らアニユラ板12B、12Cと側板13の間にギャップ
24を形成する(第、1図、第2図参照)。
(8)上記ギャップ24の内部にて新アニユラ板12C
と隣接アニユラ板12Bの側板直下にて相接する部分を
溶接し、その後検査する。
(9)新アニユラ板12Cおよび隣接アニュラ板12B
のそれぞれにおける、新たに取替アニユラ板寄りとなる
部分(第1図の長さ文=1〜1.5mの部分)を除く部
分を、前述の引寄せ治具20、引寄せビーム21、引寄
せくさび22により、側板13の下端部に引寄せて該下
端部に溶接する(第5図、第6図参照)。
なお、新アニユラ板12Gおよび隣接アニユラ板12B
の、新たに取替アニユラ板寄りとなる部分(文)は、前
述の(2)■における長さ文の部分におけると同様に、
前述の(7) 、 (8)における如く新たに挿入され
る新アニユラ板12Cと相接して溶接される部分である
から、側板13と溶接せずに切り離し状態を保っておく
(lO)新アニユラ板12Cを相接することとなる底板
11に溶接する。
(11)側板13に溶接された新アニユラ板12Cに対
応する前記差込空間19に防食層14を充填し、圧密固
化する。
上記(1)〜(11)の各工程からなる取替作業を、タ
ンク10におけるアニユラ板取替領域の全範囲にわたり
順次くり返す、なお、上記取替作業は、施工時のバラン
スを考慮してタンク10の周方向の複数位置で同時に着
工できる0例えば、タンク10の直径方向にて相対する
複数位N(2位置または4位置等)にて同時に着手でき
、あるいは、タンクlOの周方向にて等間隔をなす複数
位置(3位置または5位置等)にて同時に着手できる。
なお、上記(1)の補強輪16を設ける工程は、側板1
3が薄肉の場合には必須であるが、例えJf25mm厚
み以上の厚肉である場合には必須でない。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記実施例によれば、差込空間19の形成により、新ア
ニユラ板12Cをタンク底部の定位置に確実かつ容易に
挿入できる。
また、〈さび23の打込みにより、新アニユラ板12C
と側板13との間、および隣接アニユラ板12Bと側板
13との間に溶接作業のためのギャップ24を形成し、
これによりそれらアニユラ板12B、12C同士を側板
直下にて確実かつ容易に溶接できる。
また、新アニユラ板12Gおよび隣接アニユラ板12B
を側板13の下端部に引寄せて該下端部に溶接すること
により、それらアニユラ板12C,12Bと側板13と
を確実かつ容易に溶−接できる。
したがって、上記実施例によれば、■側板13を短縮す
ることなくアニユラ板12を取替えるので、タンク容量
は現状を維持でき、タンク接続配管のレベル調整を必要
とすることもない、また、■ジヤツキやジヤツキ受台等
の大がかりな設備やジヤツキのアップ/ダウンのための
多人数を必要としない、また、■タンク本体を持上げた
り、下降させることがなく、現状設置のままで施工でき
るから、作業性がよく、危険をともなうこともない、す
なわち、アニユラ板12の取替えに際し、タンク性能を
損なわず、かつ経済性、作業性および安全性を向上する
ことができる。
[発明の効果] 以上のように1本発明によれば、アニユラ板の取替えに
際し、タンク性能を損なわず、かつ経済性、作業性およ
び安全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるアニユラ板取替過程を示す正面図
、vIz図は第1図のH−■線に沿う断面図、第3図は
補強リングの取付状態を示す模式図、第4図はタンク底
部の要部を示す平面図、第5図はアニユラ板引寄せ治具
の取付状態を示す模式図、第6図は第5図の7l−Vl
線に沿う矢視図、第7図はタンク底部の全体を示す平面
図、第8図はタンクの側板と底部の接合状態を示す断面
図である。 10川タンク。 12・・・アニユラ板、 12A・・・取替アニユラ板、 12B・・・隣接アニユラ板、 12C・・・新アニユラ板、 13・・・側板、 14・・・防食層、 19・・・差込空間、 20・・・引寄せ治具、 21・・・引寄せビーム、 22・・・引寄せくさび、 23・・・くさび、 24…ギヤツプ・ 代理人 弁理士  塩 川 修 油 筒1図 ■ 第2図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)取替アニュラ板を側板ならびに隣接アニュラ板お
    よび底板から切り離す工程と、切り離された取替アニュ
    ラ板を撤去する工程と、取替アニュラ板の撤去の前段階
    または後段階にて、取替アニュラ板の撤去部における側
    板際のタンク下地層に新アニュラ板の差込空間を形成す
    る工程と、新アニュラ板を上記差込空間から前記取替ア
    ニュラ板の撤去部に挿入する工程と、新アニュラ板と側
    板との間、および隣接アニュラ板の取替アニュラ板寄り
    の部分であって予め側板から切り離されている部分と側
    板との間にギャップを形成する工程と、上記ギャップ内
    にて新アニュラ板と隣接アニュラ板の側板直下にて相接
    する部分を溶接する工程と、新アニュラ板および隣接ア
    ニュラ板のそれぞれにおける、新たに取替アニュラ板寄
    りとなる部分を除く部分を側板の下端部に引寄せて該下
    端部に溶接する工程と、新アニュラ板を底板に溶接する
    工程と、側板に溶接された新アニュラ板に対応する前記
    差込空間にタンク下地層を充填する工程とを有してなる
    タンクのアニュラ板取替工法。
  2. (2)前記差込空間を形成する工程は、タンク下地層と
    しての底板防食層を削除するものである請求項1記載の
    タンクのアニュラ板取替工法。
JP63084999A 1988-04-08 1988-04-08 タンクのアニュラ板取替工法 Pending JPH01267190A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61287591A (ja) * 1984-04-28 1986-12-17 有限会社 藤倉工業 タンクのアニユラ−プレ−ト取替方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61287591A (ja) * 1984-04-28 1986-12-17 有限会社 藤倉工業 タンクのアニユラ−プレ−ト取替方法

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