JP2000210157A - 自動車用シ―トバック - Google Patents

自動車用シ―トバック

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JP2000210157A
JP2000210157A JP11012284A JP1228499A JP2000210157A JP 2000210157 A JP2000210157 A JP 2000210157A JP 11012284 A JP11012284 A JP 11012284A JP 1228499 A JP1228499 A JP 1228499A JP 2000210157 A JP2000210157 A JP 2000210157A
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JP
Japan
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seat back
occupant
flat mat
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pressure receiving
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JP11012284A
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English (en)
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Nobuyuki Nakano
伸行 中野
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Ikeda Corp
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Ikeda Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 荷重が加わったときに、不具合がや異物感が
なく、着座感を向上し、構造簡易で原価低減を図る。 【解決手段】 シートバックフレーム2の両サイドフレ
ーム間には、フラットマット19が一様に配されてある
とともに、フラットマットの後側に作動板21を回転自
在に架設する。両サイドフレームと作動板21との間
に、作動板を常時前側FRに付勢する付勢手段18を備
える。両サイドフレームとフラットマットとの間には、
着座による背凭れ荷重によってフラットマットを後側に
移動可能なように伸縮する弾性手段20を介在させる。
付勢手段は、着座荷重では伸長せず、追突に伴う衝撃荷
重でのみ伸長して、作動板の移動により受圧部材6を後
側に移動可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用シート
バック、特に自車が追突された時の乗員の頚椎を保護す
る自動車のシートバック構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のかかる自動車のシートバック
(3)としては、国際特許98/09838号公報に示
すように、シートバックフレーム(9)と、該シートバ
ックフレーム(9)の上端部に前後に回転自在なると共
に上下に移動自在なるように支持されてなる支持手段
(5)と、該支持手段(5)の上端部にステイ(27)
に装着されたヘッドレストホルダー(図示省略)を介し
て上下動自在に支持されてなるヘッドレスト(4)と、
前記支持手段(5)の下端部に支持されてなると共に乗
員の背中の圧力を受けて移動自在なる受圧部材(10)
と、該受圧部材(10)をシートバックフレーム(9)
に回転自在に軸支してなるリンク部材(11)と、乗員
からの前側から後ろ側への荷重が受圧部材(10)に加
わらない状態では受圧部材(10)を前側に付勢してな
るコイル状のスプリング(16)と、前記シートバック
フレーム(9)間に懸架されてなるバックエレメント
(20)と、該バックエレメント(20)の前側に配設
されてなるパッドとより少なくとも構成されてなる。
【0003】このため、例えば自車が追突された時、シ
ートバック(3)には、前側に向けての衝撃的な荷重が
最初に作用し、次に、乗員による反動荷重が後ろ側に向
けて作用する。即ち、シートバックフレーム(9)間に
架設されたバックエレメント(20)及び受圧部材(1
0)に該荷重が作用する。その際、受圧部材(10)
は、後ろ側に移動することにより、支持手段(5)の上
端部は、シートバックフレーム(9)の上辺部(24)
を回動支点として前側に回動すると共に上側に移動し、
支持手段(5)の上端部に支持されたヘッドレスト
(4)は、乗員の頭部に接近する方向に作動する。
【0004】従って、自車が追突された時に、乗員の反
動荷重でシートバック(3)が後ろ側に撓んでも、ヘッ
ドレスト(4)が瞬時にして乗員の頭部に接近作動する
ので、乗員の頭部は、ヘッドレスト(4)に確実に受け
止められ、乗員の頚椎の保護が図られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、受圧部材(10)は左右に
長方に形成されているので、該受圧部材(10)が移動
すると、パッドの一部にめり込んでしまうおそれがあ
る。
【0006】また、追突など衝撃荷重が加わって、前記
乗員により後ろ側への荷重が受圧部材(10)に加わる
ことで、後ろ側に受圧部材(10)が移動する際に、該
受圧部材(10)を回転支持したリンク部材(11)を
パッドを介して乗員の後ろ脇腹に異物感として感じさせ
るおそれがある。
【0007】また、前記説明した乗員の頚椎保護手段の
構成そのものが、複雑となり多数の部品よりなるので、
原価高騰の一原因になる。
【0008】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、乗員の後ろ側への荷重が加わ
って受圧部材が後ろ側に移動した時に、パッドにめり込
むなどの不具合が生じないばかりか、該受圧部材を支え
る部材による異物感を乗員に与えることがなく、ヘッド
レストの移動量を大きく確保しているにもかかわらず着
座感を向上し、構造が簡易になることで原価低減を図る
ことを目的とした自動車用シートバックを提供するもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、シートバックフレームと、該シートバックフレーム
の上端部に前後に回転自在なると共に上下に移動自在に
支持されてなる支持手段と、該支持手段の上端部に配設
されてなるヘッドレストと、前記支持手段の下端部に支
持されてなると共に乗員の背中の圧力を受けて移動自在
なる受圧部材とより少なくとも構成されてなる自動車用
シートバックにおいて、前記シートバックフレームの両
サイドフレーム間には、フラットマットが一様に配され
てなると共に該フラットマットの後側に作動板が回転自
在に架設されてなり、前記両サイドフレームと前記作動
板との間には、該作動板を常時前側に付勢してなる付勢
手段を介在してなり、前記両サイドフレームと前記フラ
ットマットとの間には、着座による背凭れ荷重によって
前記フラットマットを後ろ側に移動可能なるように伸縮
する弾性手段を介在してなり、前記付勢手段は、着座荷
重では伸長せず、追突に伴う衝撃荷重でのみ伸長して前
記作動板の移動により前記受圧部材を後ろ側に移動可能
なる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の自動車用シートバックであって、前記弾性手段は、乗
員の着座による背凭れ荷重が無い状態において、前記フ
ラットマットを元の位置に復帰させることを可能とし
た。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の自動車用シートバックであって、前記作
動板の取付部は、前記シートバックフレームの両サイド
フレーム間に一方が回転自在に連結されてなると共に前
記受圧部材に他方が回転自在に連結されてなるリンク部
材の前記一方及び他方間に回転自在に連結されてなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。尚、FRを前側、RRを後
ろ側、UPは上側、LWRは下側として説明する。
【0013】図1乃至図4は、この発明の一実施形態を
示すもので、符号1は自動車のシートバック、符号3は
ヘッドレストである。
【0014】該シートバック1は、鉄板製のシートバッ
クフレーム2と、該シートバックフレーム2の上端部に
前後に回転自在なると共に上下に移動自在に支持されて
なる支持手段としてのアーマチュアパイプ7、7と、該
アーマチュアパイプ7、7の上端部に架橋して配設され
てなるヘッドレスト3と、前記アーマチュアパイプ7、
7の下端部に支持されてなると共に乗員30の背中30
aの圧力を受けて移動自在なる受圧部材6とより少なく
とも構成されてなる。
【0015】前記シートバックフレーム2は、略水平状
に形成されてなると共に後ろ側RRに垂下されたバック
部材4が形成されてなるアッパフレーム2aと、該アッ
パフレーム2aの左右端部より垂下された位置に配設さ
れてなる略左右対称形状のサイドフレーム2b、2b’
と、該サイドフレーム2b、2b’の下端部間に架設さ
れてなるアンダーフレーム2cとよりなり、フレーム相
互が溶接により支持されている。
【0016】前記バック部材4の前側FRの面には、適
宜離間した位置に、前記アーマチュアパイプ7、7を上
下移動及び前後回転が可能なるように遊動自在に保持す
るアーマチュアホルダー5、5が配されてなる。該アー
マチュアホルダー5、5によって保持されるアーマチュ
アパイプ7、7の保持される位置は、乗員30のヒップ
ポイントHPを中心とする背中30aのトルソーライン
35との前後寸法36が250ミリ以上である。
【0017】前記アーマチュアパイプ7、7の下端部に
架橋されている前記受圧部材6の配設位置は、乗員30
の背中30a付近であることにより、後述する乗員30
の挙動により、押圧され易い位置である。該受圧部材6
は、鉄板等の剛体により左右に延在されて長方形に形成
されてなる。
【0018】前記アーマチュアホルダー5、5それぞれ
の内側には、図示しない合成樹脂製のリングが内蔵され
ているので、該アーマチュアパイプ7、7が移動する時
に擦れ音などが生じないことになる。
【0019】前記アーマチュアパイプ7、7は、正面視
で左右に並列されて、垂直状をなし、該パイプ7、7の
保持位置は、正面視で、少なくともAF05%タイルマ
ネキン(SAE)のショルダーポイントより中央側に配
されてなる。AF05%タイルマネキン(SAE)のシ
ョルダーポイントより中央側に配されている、というこ
とは、大人の体格のほとんどの乗員30のショルダーポ
イント31より内側にアーマチュアパイプ7、7が配さ
れているということになるので、自車の追突により、前
記シートバックフレーム2の前側FRからの該乗員30
による荷重、つまり乗員30がシートバック1に押し付
けられても、該乗員30のショルダーポイント31が、
アーマチュアパイプ7、7に干渉しないことになる。
【0020】また、前記アーマチュアパイプ7、7の後
部は、図1に示す側面視で、曲折部7aから前側に、
「く」の字状に折曲形成されてなる。該曲折部7aは、
前記ヘッドレスト3のステイ8、8の下端部8a,8a
に干渉しないだけ、近接した位置に形成され、曲折部7
aの内面は、半径20ミリの曲面である。
【0021】また、前記したように、該アーマチュアパ
イプ7、7内には、前記ヘッドレスト3のステイ8、8
を上下摺動自在に支持されてなるヘッドレストホルダー
9、9が配されてなる。
【0022】符号10は、前記シートバックフレーム2
のアッパフレーム2aのバック部材4に支持されてなる
第1ストッパで、該第1ストッパ10は、ゴム材よりな
り、前記アーマチュアパイプ7、7の後面を保持する。
【0023】前記シートバックフレーム2の両サイドフ
レーム2b,2b’間には、一方の軸部15aが回転自
在に連結されてなると共に前記受圧部材6の両サイドの
取付部6aに回転自在に連結されてなる他方の軸部15
bを有するリンク部材15の前記一方の軸部15a及び
他方の軸部15b間の軸部15cに作動板21が回転自
在に連結されてなる。該リンク部材15は、図1に示す
ように、側面視で三角状をなす。
【0024】また、前記シートバックフレーム2の両サ
イドフレーム2b,2b’間には、方形のフラットマッ
ト19が一様に配されてなる。該フラットマット19
は、それ自体は伸張せず、図示しないパッドの裏面側に
配されているものであり、面状をなす。前記作動板21
は、該フラットマット19の後側に配されているが、乗
員30が着座して背凭れる状態で後述するコイル状スプ
リング20の伸張する範囲、換言すると、後述するリタ
ーンスプリング18が伸張しない範囲での移動では、該
フラットマット19の後面に接しない位置に配されてい
る。
【0025】前記両サイドフレーム2b,2b’と前記
作動板21との間には、前記作動板21を常時前側FR
に付勢してなる付勢手段としてのリターンスプリング1
8が介在支持されてなる。該リターンスプリング18
は、乗員30による着座荷重では伸長せず、追突に伴う
衝撃荷重でのみ伸長して前記作動板21の移動により前
記受圧部材6を押圧することが可能となる。
【0026】前記両サイドフレーム2b,2b’及び該
サイドフレーム2b,2b’に支持された引っ掛け部材
22と前記フラットマット19との間には、前記フラッ
トマット19を前側FR及び後ろ側RRに移動可能なる
と共に元の位置に復帰可能なるように伸縮する弾性手段
としてのコイル状スプリング20、20・・を介在して
なる。
【0027】符号23は、図1に示すように、乗員30
が着座しただけの通常状態で、前記作動板21の取付部
21a,21a’に接して、それ以上前側FRにフラッ
トマット19が移動しないように阻止する第2ストッパ
で、前記サイドフレーム2b,2b’間に架設されてな
る。
【0028】次に、この実施形態に係る作動を説明す
る。
【0029】図1に実線で示すように、乗員30が、前
記シートバック1と図示しないシートクッションとより
なるシート11のシートクッションに着座し、前記シー
トバック1に背中30aを凭れかけない運転状態などで
は、乗員30の頭部30bとヘッドレスト3との間に
は、隙間32があり、乗員30の背中30aと受圧部材
6との間にも隙間33が形成されている。尤も、該乗員
30の背中30aと受圧部材6との間には、前記フラッ
トマット19や図示しないパッドや表皮部材が介在され
ている。
【0030】着座時における乗員30がリラックス状態
で、シートバック1に凭れかけると、乗員30の背中3
0aからの荷重は、図1に二点鎖線で示すように、フラ
ットマット19が、コイル状スプリング20のみの伸長
によって、後ろ側RRに符号34の移動ストローク(4
0ミリほど)分移動できるので、乗員30の背中30a
と受圧部材6との間の隙間33aが前記隙間33より小
さいものとなるが、乗員30の背中30aを柔らかに受
け止めることができる状態にある。従って、着座感が良
いものとなる。勿論、作動板21には、荷重が加わらな
い。つまり、かかる構造によれば、従来のように、リン
クのようなものがないので、乗員30の後ろ脇腹に異物
感を与えることがない。
【0031】この状態で、自車が追突されて、衝撃荷重
が加わると、図4に二点鎖線で示す乗員30の着座位置
から、実線で示すように、二次衝突によって後ろ側RR
に押されことになる。かかる二次衝突に伴う衝撃値は、
リターンスプリング18が伸長を始める荷重以上である
ので、リターンスプリング18が伸長を始め、前記フラ
ットマット19のみならず前記作動板21が、後ろ側R
Rに押される。前記作動板21を支持した軸部15cに
荷重が加わるので、リンク部材15は、一方の軸部15
aを中心に後ろ側RRに回転される。該回転により、リ
ンク部材15の他方の軸部15bに連結されてなる受圧
部材6を後ろ側RR且つ上側UPに移動させる。該受圧
部材6の移動により、アーマチュアパイプ7を介してヘ
ッドレスト3を上側UP且つ前側FRへ移動させること
になり、乗員30の頭部30bを確実に保持でき、頚部
の保護が可能となる。
【0032】また、乗員30のショルダーポイント31
が少なくともAF05%タイルマネキンによるショルダ
ーポイントであるし、フラットマット19が介在されて
いるから、図示しないパッドがアーマチャパイプ7に食
い込むことはない。このため、アーマチャパイプ7は、
フラットマット19の後面をスムースに移動できること
になり、該アーマチャパイプ7の回転に伴う上昇UPは
妨げられず、十分ヘッドレスト3の作動量を確保するこ
とができる。
【0033】こうして、乗員30の背中30aが、衝撃
によって、後ろ側RRに移動することで、残される挙動
をするはずの乗員30の頭部30bが、ヘッドレスト3
の移動により、確実に保持されることになる。しかも、
この状態で、前記アーマチュアパイプ7の後面は、前記
受圧部材6に対して前側に「く」の字状に曲がっている
ので、受圧部材6が後ろ側RRに移動した時に、図4に
示すように、受圧部材6が後ろ側RRに出っ張らず、後
席乗員との空間が確保されることになる。
【0034】また、前記ヘッドレストホルダー9、9
に、前記ヘッドレスト3のステイ8、8が上下移動自在
に支持されてなるので、体格の異なる乗員30の頭部3
0bの位置に適宜ヘッドレスト3を合致させることがで
きる。
【0035】前記作動説明で、乗員30の頭部30b
が、ヘッドレスト3の移動により、確実に保持されると
したが、ヘッドレスト3の移動と、シートバック1の移
動とは、相対的なものであり、乗員30の背中30aに
よってシートバック1が後ろ側RRに移動しても、乗員
30の頭部30bに対してヘッドレスト3が移動せず、
その位置に保持されることで、乗員30の頭部30bが
保護されるものと説明されるものも含むものである。
【0036】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、前記シ
ートバックフレームの両サイドフレーム間には、弾性手
段を介してフラットマットが一様に配されてなると共に
該フラットマットの後側に作動板が回転自在に架設され
てなるので、乗員が着座して背凭れ荷重が加わってフラ
ットマットが後ろ側に移動しても、パッドにめり込むな
どの不具合が生じないばかりか、該フラットマットの両
サイドには特にリンクなどの部材が無いので、受圧部材
を支える部材による異物感を乗員に与えることがないば
かりか、構造が簡易になることで原価を低減できること
になる。
【0037】また、前記両サイドフレームと前記作動板
との間には、該作動板を常時前側に付勢してなる付勢手
段を介在してなり、該付勢手段は、着座荷重では伸長せ
ず、追突に伴う衝撃荷重でのみ伸長して前記作動板の移
動により前記受圧部材を後ろ側に移動可能なるので、追
突に伴う衝撃荷重が加わると、支持板と共にフラットマ
ットが後ろ側に移動し、該移動によって受圧部材を押す
ので、支持手段を介してヘッドレストを上側且つ前側に
移動できることになり、ヘッドレストの立ち上げが早く
且つ乗員の頭部を確実に保護して、頚部保護が確実とな
る。
【0038】更に、前記両サイドフレームと前記フラッ
トマットとの間には、着座による背凭れ荷重によって前
記フラットマットを後ろ側に移動可能なるように伸縮す
る弾性手段を介在してなるので、通常時の乗員の着座や
リラックス状態においては、該乗員の背中による背凭れ
荷重に対応して弾性手段が伸長して、フラットマットが
後ろ側に移動するので、着座感が良いことになる。
【0039】請求項2に記載の発明によれば、前記弾性
手段は、乗員の着座による背凭れ荷重が無い状態におい
て、前記フラットマットを元の位置に復帰させることを
可能としたので、背凭れの荷重が加わらない状態では、
着座時の乗員を支えるシートバックの位置が常に中立の
位置に戻ることになる。
【0040】請求項3に記載の発明によれば、前記作動
板の取付部は、前記シートバックフレームの両サイドフ
レーム間に一方が回転自在に連結されてなると共に前記
受圧部材に他方が回転自在に連結されてなるリンク部材
の前記一方及び他方間に回転自在に連結されてなるの
で、付勢手段に打ち勝つだけの荷重がフラットマットを
介して作動板に加わった状態であることは、追突された
時であるから、作動板が連結されてなるリンク部材は、
一方を中心に回転付勢されることで、他方側に連結され
てなる受圧部材を移動させ、支持手段を介してヘッドレ
ストを上側且つ前側へ移動させることになり、乗員の頭
部を確実に保持して、頚部保護が確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るシートバックを示
す断面図。
【図2】図1の乗員を除いたシートバックを示す正面
図。
【図3】図1のシートバックのフレーム周りの斜視図。
【図4】図1の作動実施形態を示す断面図。
【符号の説明】
1 シートバック 2 シートバックフレーム 3 ヘッドレスト 6 受圧部材 7 支持手段としてのアーマチュアパイプ 8 ヘッドレストステイ 9 ヘッドレストホルダー 15 リンク部材 18 付勢手段としてのリターンスプリング 19 フラットマット 20 弾性手段としてのコイル状スプリング 21 作動板 30 乗員 30a 乗員の背中 30b 乗員の頭部 FR 前側 RR 後ろ側 UP 上側 LWR 下側

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックフレームと、該シートバッ
    クフレームの上端部に前後に回転自在なると共に上下に
    移動自在に支持されてなる支持手段と、該支持手段の上
    端部に配設されてなるヘッドレストと、前記支持手段の
    下端部に支持されてなると共に乗員の背中の圧力を受け
    て移動自在なる受圧部材とより少なくとも構成されてな
    る自動車用シートバックにおいて、 前記シートバックフレームの両サイドフレーム間には、
    フラットマットが一様に配されてなると共に該フラット
    マットの後側に作動板が回転自在に架設されてなり、 前記両サイドフレームと前記作動板との間には、該作動
    板を常時前側に付勢してなる付勢手段を介在してなり、 前記両サイドフレームと前記フラットマットとの間に
    は、着座による背凭れ荷重によって前記フラットマット
    を後ろ側に移動可能なるように伸縮する弾性手段を介在
    してなり、 前記付勢手段は、着座荷重では伸長せず、追突に伴う衝
    撃荷重でのみ伸長して前記作動板の移動により前記受圧
    部材を後ろ側に移動可能なることを特徴とする自動車用
    シートバック。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車用シートバック
    であって、 前記弾性手段は、乗員の着座による背凭れ荷重が無い状
    態において、前記フラットマットを元の位置に復帰させ
    ることを可能なることを特徴とする自動車用シートバッ
    ク。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の自動車用
    シートバックであって、 前記作動板の取付部は、前記シートバックフレームの両
    サイドフレーム間に一方が回転自在に連結されてなると
    共に前記受圧部材に他方が回転自在に連結されてなるリ
    ンク部材の前記一方及び他方間に回転自在に連結されて
    なることを特徴とする自動車用シートバック。
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