JP2000201769A - 自動車用シ―トバック - Google Patents

自動車用シ―トバック

Info

Publication number
JP2000201769A
JP2000201769A JP11008289A JP828999A JP2000201769A JP 2000201769 A JP2000201769 A JP 2000201769A JP 11008289 A JP11008289 A JP 11008289A JP 828999 A JP828999 A JP 828999A JP 2000201769 A JP2000201769 A JP 2000201769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat mat
seat back
pressure receiving
occupant
receiving member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP11008289A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Nakano
伸行 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
Priority to JP11008289A priority Critical patent/JP2000201769A/ja
Publication of JP2000201769A publication Critical patent/JP2000201769A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】荷重が加わったときに異物感がなく、着座感を
向上し、構造簡易で原価低減を図る。 【解決手段】フラットマット支持部材17間に、フラッ
トマット19を設け、両サイドフレーム2bとフラット
マット支持部材との間には、フラットマット支持部材を
常時前側に付勢する付勢手段18を備える。フラットマ
ット支持部材とフラットマットとの間には、フラットマ
ットを前後移動可能とともに元の位置に復帰可能となる
ように、伸縮する弾性手段20を介在させる。付勢手段
は着座荷重では伸長せず、追突に伴う衝撃荷重でのみ伸
長して、フラットマット支持部材の移動により受圧部材
6を押圧可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用シート
バック、特に自車が追突された時の乗員の頚椎を保護す
る自動車のシートバック構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のかかる自動車のシートバック
(3)としては、国際特許98/09838号公報に示
すように、シートバックフレーム(9)と、該シートバ
ックフレーム(9)の上端部に前後に回転自在なると共
に上下に移動自在なるように支持されてなる支持手段
(5)と、該支持手段(5)の上端部にステイ(27)
に装着されたヘッドレストホルダー(図示省略)を介し
て上下動自在に支持されてなるヘッドレスト(4)と、
前記支持手段(5)の下端部に支持されてなると共に乗
員の背中の圧力を受けて移動自在なる受圧部材(10)
と、該受圧部材(10)をシートバックフレーム(9)
に回転自在に軸支してなるリンク部材(11)と、乗員
からの前側から後ろ側への荷重が受圧部材(10)に加
わらない状態では受圧部材(10)を前側に付勢してな
るコイル状のスプリング(16)と、前記シートバック
フレーム(9)間に懸架されてなるバックエレメント
(20)と、該バックエレメント(20)の前側に配設
されてなるパッドとより少なくとも構成されてなる。
【0003】このため、例えば自車が追突された時、シ
ートバック(3)には、前側に向けての衝撃的な荷重が
最初に作用し、次に、乗員による反動荷重が後ろ側に向
けて作用する。即ち、シートバックフレーム(9)間に
架設されたバックエレメント(20)及び受圧部材(1
0)に該荷重が作用する。その際、受圧部材(10)
は、後ろ側に移動することにより、支持手段(5)の上
端部は、シートバックフレーム(9)の上辺部(24)
を回動支点として前側に回動すると共に上側に移動し、
支持手段(5)の上端部に支持されたヘッドレスト
(4)は、乗員の頭部に接近する方向に作動する。
【0004】従って、自車が追突された時に、乗員の反
動荷重でシートバック(3)が後ろ側に撓んでも、ヘッ
ドレスト(4)が瞬時にして乗員の頭部に接近作動する
ので、乗員の頭部は、ヘッドレスト(4)に確実に受け
止められ、乗員の頚椎の保護が図られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、前記乗員の後ろ側への荷重
が受圧部材(10)に加わることで、後ろ側に受圧部材
(10)が移動する際に、該受圧部材(10)を回転支
持したリンク部材(11)をパッドを介して乗員の後ろ
脇腹に異物感として与えるおそれがある。
【0006】また、フラットマットを配することで、パ
ッドの一部に受圧部材(10)がめり込むのを防止する
と、フラットマットにより撓みが少なくなり、着座時に
フラットマットによって底付き感を生じさせ、着座感が
好ましいものではなくなる。逆に、着座時の着座感を向
上するために、着座時のフラットマットの前後移動可能
代を大きく確保すると、衝撃荷重が入力してフラットマ
ットが移動しても受圧部材(10)を稼動させるまでに
至らず、ヘッドレスト(4)の移動の立ち上げが遅くな
る。
【0007】また、前記説明した乗員の頚椎保護手段の
構成そのものが、複雑となり多数の部品よりなるので、
原価高騰の一原因になる。
【0008】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、乗員の後ろ側への荷重が加わ
って受圧部材が後ろ側に移動した時に該受圧部材を支え
る部材による異物感を乗員に与えることなく、ヘッドレ
ストの移動量を大きく確保しているにもかかわらず着座
感を向上し、構造が簡易になることで原価低減を図るこ
とを目的とした自動車用シートバックを提供するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、シートバックフレームと、該シートバックフレーム
の上端部に前後に回転自在なると共に上下に移動自在に
支持されてなる支持手段と、該支持手段の上端部に配設
されてなるヘッドレストと、前記支持手段の下端部に支
持されてなると共に乗員の背中の圧力を受けて移動自在
なる受圧部材とより少なくとも構成されてなる自動車用
シートバックにおいて、前記シートバックフレームの両
サイドフレーム間には、該サイドフレームに沿ってフラ
ットマット支持部材がそれぞれ配されてなり、該フラッ
トマット支持部材間には、フラットマットが配されてな
り、前記両サイドフレームと前記フラットマット支持部
材との間には、前記フラットマット支持部材を常時前側
に付勢してなる付勢手段を介在してなり、前記フラット
マット支持部材と前記フラットマットとの間には、前記
フラットマットを前後移動可能と共に元の位置に復帰可
能なるように伸縮する弾性手段を介在してなり、前記付
勢手段は、着座荷重では伸長せず、追突に伴う衝撃荷重
でのみ伸長して前記フラットマット支持部材の移動によ
り前記受圧部材を押圧可能なる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の自動車用シートバックであって、前記フラットマット
支持部材は、前記シートバックフレームの両サイドフレ
ーム間に、上下に離間してそれぞれ回転自在に支持され
てなる第1リンク部材及び第2リンク部材により支持さ
れてなる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の自動車用シートバックであって、前記第1リンク部材
は、その一方が前記シートバックフレームの両サイドフ
レームに回転自在に連結されてなり、その他方が前記受
圧部材に回転自在に連結されてなり、前記一方及び他方
間が前記フラットマット支持部材に回転自在に連結され
てなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。尚、FRを前側、RRを後
ろ側、UPは上側、LWRは下側として説明する。
【0013】図1乃至図4は、この発明の一実施形態を
示すもので、符号1は自動車のシートバック、符号3は
ヘッドレストである。
【0014】該シートバック1は、鉄板製のシートバッ
クフレーム2と、該シートバックフレーム2の上端部に
前後に回転自在なると共に上下に移動自在に支持されて
なる支持手段としてのアーマチュアパイプ7と、該アー
マチュアパイプ7の上端部に配設されてなるヘッドレス
ト3と、前記アーマチュアパイプ7の下端部に支持され
てなると共に乗員30の背中30aの圧力を受けて移動
自在なる受圧部材6とより少なくとも構成されてなる。
【0015】前記シートバックフレーム2は、略水平状
に形成されてなると共に後ろ側RRに垂下されたバック
部材4が形成されてなるアッパフレーム2aと、該アッ
パフレーム2aの左右端部より垂下された位置に配設さ
れてなる略左右対称形状のサイドフレーム2b、2b’
と、該サイドフレーム2b、2b’の下端部間に架設さ
れてなるアンダーフレーム2cとよりなり、フレーム相
互が溶接により支持されている。
【0016】前記バック部材4の前側FRの面には、適
宜離間した位置に、前記アーマチュアパイプ7、7を上
下移動及び前後回転が可能なるように遊動自在に保持す
るアーマチュアホルダー5、5が配されてなる。該アー
マチュアホルダー5、5によって保持されるアーマチュ
アパイプ7、7の保持される位置は、乗員30のヒップ
ポイントHPを中心とする背中30aのトルソーライン
35との前後寸法36が250ミリ以上である。
【0017】前記アーマチュアパイプ7、7の下端部に
架橋されている前記受圧部材6の配設位置は、乗員30
の背中30a付近であることにより、後述する乗員の挙
動により、押圧され易い位置である。該受圧部材6は、
鉄板等の剛体により左右に延在されて長方形に形成され
てなる。
【0018】前記アーマチュアホルダー5、5それぞれ
の内側には、図示しない合成樹脂製のリングが内蔵され
ているので、該アーマチュアパイプ7、7が移動する時
に擦れ音などが生じないことになる。
【0019】前記アーマチュアパイプ7、7は、正面視
で左右に並列されて、垂直状をなし、該パイプ7、7の
保持位置は、正面視で、少なくともAF05%タイルマ
ネキン(SAE)のショルダーポイントより中央側に配
されてなる。AF05%タイルマネキン(SAE)のシ
ョルダーポイントより中央側に配されている、というこ
とは、大人の体格のほとんどの乗員30のショルダーポ
イント31より内側にアーマチュアパイプ7、7が配さ
れているということになるので、自車の追突により、前
記シートバックフレーム2の前側FRからの該乗員30
による荷重、つまり乗員30がシートバック1に押し付
けられても、該乗員30のショルダーポイント31が、
アーマチュアパイプ7、7に干渉しないことになる。
【0020】また、前記アーマチュアパイプ7、7の後
部は、図1に示す側面視で、曲折部7aから前側に、
「く」の字状に折曲形成されてなる。該曲折部7aは、
前記ヘッドレスト3のステイ8、8の下端部8a,8a
に干渉しないだけ、近接した位置に形成され、曲折部7
aの内面は、半径20ミリの曲面である。
【0021】また、前記したように、該アーマチュアパ
イプ7、7内には、前記ヘッドレスト3のステイ8、8
を上下摺動自在に支持されてなるヘッドレストホルダー
9、9が配されてなる。
【0022】符号10は、前記シートバックフレーム2
のアッパフレーム2aに支持されてなる第1ストッパ
で、該第1ストッパ10は、ゴム材よりなり、前記アー
マチュアパイプ7、7の後面を保持する。
【0023】前記シートバックフレーム2の両サイドフ
レーム2b,2b’には、第1リンク部材15、15’
及び第2リンク部材16、16’が、上下に離間してそ
れぞれ回転自在に支持されてなる。該第1リンク15、
15’及び第2リンク16、16’には、フラットマッ
ト支持部材17、17’が架設されてなると共に付勢手
段としてのリターンスプリング18、18により前記フ
ラットマット支持部材17、17’が常時前側FRに付
勢されてなる。前記リターンスプリング18、18は、
着座荷重では伸長せず、追突に伴う衝撃荷重でのみ伸長
することで、前記受圧部材6を押圧することが可能とな
る。
【0024】前記受圧部材6の前側FRであり且つ前記
フラットマット支持部材17、17’間には、フラット
マット19が弾性手段としてのコイル状スプリング2
0、20を介して配されてなる。
【0025】前記第1リンク部材15は、図1に示すよ
うに、側面視で三角状をなし、その一方の軸部15aが
前記シートバックフレーム2の両サイドフレーム2b、
2b’に回転自在に連結されてなり、その他方の軸部1
5bが前記受圧部材6の両サイドより張り出した取付部
6aに回転自在に連結されてなり、前記一方の軸部15
a及び他方の軸部15b間の軸部15cが、前記フラッ
トマット支持部材17、17’の上端部17a,17
a’に回転自在に連結されてなる。
【0026】符号23は、図1に示すように、乗員30
が着座しただけの通常状態で、前記フラットマット支持
部材17、17’の前側17b,17b’に接して、そ
れ以上前側FRにフラットマット19が移動しないよう
に阻止する第2ストッパで、前記サイドフレーム2b,
2b’間に架設されてなる。
【0027】前記フラットマット19は、それ自体は伸
張せず、図示しないパッドの裏面側に配されているもの
であり、面状をなす。
【0028】次に、この実施形態に係る作動を説明す
る。
【0029】図1に実線で示すように、乗員30が、前
記シートバック1と図示しないシートクッションとより
なるシート11のシートクッションに着座し、前記シー
トバック1に背中30aを凭れかけない運転状態などで
は、乗員30の頭部30bとヘッドレスト3との間に
は、隙間32があり、乗員30の背中30aと受圧部材
6との間にも隙間33が形成されている。尤も、該乗員
30の背中30aと受圧部材6との間には、前記フラッ
トマット19や図示しないパッドや表皮部材が介在され
ている。
【0030】着座時における乗員30がリラックス状態
で、シートバック1に凭れかけると、乗員30の背中3
0aからの荷重は、図1に二点鎖線で示すように、フラ
ットマット19が、コイル状スプリング20のみの伸長
によって、後ろ側RRに符号34の移動ストローク(4
0ミリほど)分移動できるので、乗員30の背中30a
と受圧部材6との間の隙間33aが前記隙間33より小
さいものとなるが、乗員30の背中30aを柔らかに受
け止めることができる状態にある。従って、着座感が良
いものとなる。勿論、受圧部材6には、荷重が加わらな
い。つまり、かかる構造によれば、従来のように、リン
クのようなものがないので、乗員30の後ろ脇腹に異物
感を与えることがない。
【0031】この状態で、自車が追突されて、衝撃荷重
が加わると、図4に二点鎖線で示すように着座していた
乗員30が、図4に実線で示すように、二次衝突により
後ろ側RRに押されことになる。かかる二次衝突に伴う
衝撃値は、リターンスプリング18が伸長を始める荷重
以上であるので、リターンスプリング18が伸長を始
め、前記フラットマット19のみならず前記フラットマ
ット支持部材17が、後ろ側RRに押される。前記フラ
ットマット支持部材17を支持した軸部15cに荷重が
加わるので、第1リンク部材15は、軸部15aを中心
に後ろ側RRに回転される。該回転により、第1リンク
部材15の軸部15bに連結されてなる受圧部材6を後
ろ側RR且つ上側UPに移動させる。該受圧部材6の移
動により、アーマチュアパイプ7を介してヘッドレスト
3を上側UP且つ前側FRへ移動させることになり、乗
員30の頭部30bを確実に保持でき、頚部の保護が可
能となる。
【0032】また、乗員30のショルダーポイント31
が少なくともAF05%タイルマネキンによるショルダ
ーポイント31であるし、フラットマット19が介在さ
れているから、図示しないパッドがアーマチャパイプ7
に食い込むことはない。このため、アーマチャパイプ7
は、フラットマット19の後面をスムースに移動できる
ことになり、該アーマチャパイプ7の回転に伴う上昇U
Pは妨げられず、十分ヘッドレスト3の作動量を確保す
ることができる。
【0033】こうして、乗員30の背中30aが、衝撃
によって、後ろ側RRに移動することで、残される挙動
をするはずの乗員30の頭部30bが、ヘッドレスト3
の移動により、確実に保持されることになるが、この状
態で、前記アーマチュアパイプ7の後面は、前記受圧部
材6に対して前側に「く」の字状に曲がっているので、
受圧部材6が後ろ側RRに移動した時に、図4に示すよ
うに、受圧部材6が後ろ側RRに出っ張らず、後席乗員
との空間が確保されることになる。
【0034】また、前記ヘッドレストホルダー9、9
に、前記ヘッドレスト3のステイ8、8が上下移動自在
に支持されてなるので、体格の異なる乗員30の頭部3
0bの位置に適宜ヘッドレスト3を合致させることがで
きる。
【0035】前記作動説明で、乗員30の頭部30b
が、ヘッドレスト3の移動により、確実に保持されると
したが、ヘッドレスト3の移動と、シートバック1の移
動とは、相対的なものであり、乗員30の背中30aに
よってシートバック1が後ろ側RRに移動しても、乗員
30の頭部30bに対してヘッドレスト3が移動せず、
その位置に保持されることで、乗員30の頭部30bが
保護されるものと説明されるものも含むものである。
【0036】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、前記フ
ラットマットが前後移動可能と共に元の位置に復帰可能
なるように伸縮する弾性手段を介在してなるので、通常
時の乗員の着座やリラックス状態においては、該乗員の
背中による荷重に対応して弾性手段が伸長して、フラッ
トマットは後ろ側に移動するので、着座感が良いし、リ
ンクのようなものがない分、乗員の後ろ脇腹に異物感を
与えることがない。
【0037】また、フラットマットは、追突に伴う衝撃
荷重でのみ伸長する付勢手段によって支持されているの
で、追突に伴う衝撃荷重が加わると、フラットマットが
後ろ側に移動し、該移動によって受圧部材を押すので、
支持手段を介してヘッドレストを上側且つ前側に移動で
きるので、ヘッドレストの立ち上げが早く且つ乗員の頭
部を確実に保護して、頚部保護が確実となる。
【0038】更に、シートバックに支持されたフラット
マット支持部材でフラットマットを支持してなるので、
構造が簡易で、原価低減が図れる。
【0039】請求項2に記載の発明によれば、前記フラ
ットマット支持部材は、前記シートバックフレームの両
サイドフレーム間に、上下に離間してそれぞれ回転自在
に支持されてなる第1リンク部材及び第2リンク部材に
より支持されてなるので、フラットマット支持部材を後
ろ側へ移動させる状態、即ち、付勢手段に打ち勝つだけ
の荷重が加わった状態であることは、追突された時であ
るから、かかる時に、第1リンク部材は、受圧部材を移
動させ、支持手段を介してヘッドレストを上側且つ前側
へ移動させることになり、乗員の頭部を確実に保持し
て、頚部保護が確実となる。
【0040】請求項3に記載の発明によれば、前記第1
リンク部材は、その一方が前記シートバックフレームの
両サイドフレームに回転自在に連結されてなり、その他
方が前記受圧部材に回転自在に連結されてなり、前記一
方及び他方間が前記フラットマット支持部材に回転自在
に連結されてなるので、フラットマット支持部材を後ろ
側へ移動させる状態、即ち、付勢手段に打ち勝つだけの
荷重が加わった状態であることは、追突された時である
から、かかる時に、第1リンクは、一方を中心に後ろ側
に回転付勢されることにより、他方を同じく後ろ側に移
動させることで、受圧部材が確実に上側且つ後ろ側に移
動され、該受圧部材の移動により支持手段を介してヘッ
ドレストを上側且つ前側に移動させて、乗員の頭部を確
実に保持して、頚部保護が確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るシートバックを示
す断面図。
【図2】図1の乗員を除いたシートバックを示す正面
図。
【図3】図1のシートバックのフレーム周りの斜視図。
【図4】図1の作動実施形態を示す断面図。
【符号の説明】
1 シートバック 2 シートバックフレーム 3 ヘッドレスト 6 受圧部材 7 支持手段としてのアーマチュアパイプ 8 ヘッドレストステイ 9 ヘッドレストホルダー 15 第1リンク部材 16 第2リンク部材 17 フラットマット支持部材 18 付勢手段としてのリターンスプリング 19 フラットマット 20 弾性手段としてのコイル状スプリング 30 乗員 30a 乗員の背中 30b 乗員の頭部 FR 前側 RR 後ろ側 UP 上側 LWR 下側

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックフレームと、該シートバッ
    クフレームの上端部に前後に回転自在なると共に上下に
    移動自在に支持されてなる支持手段と、該支持手段の上
    端部に配設されてなるヘッドレストと、前記支持手段の
    下端部に支持されてなると共に乗員の背中の圧力を受け
    て移動自在なる受圧部材とより少なくとも構成されてな
    る自動車用シートバックにおいて、 前記シートバックフレームの両サイドフレーム間には、
    該サイドフレームに沿ってフラットマット支持部材がそ
    れぞれ配されてなり、 該フラットマット支持部材間には、フラットマットが配
    されてなり、 前記両サイドフレームと前記フラットマット支持部材と
    の間には、前記フラットマット支持部材を常時前側に付
    勢してなる付勢手段を介在してなり、 前記フラットマット支持部材と前記フラットマットとの
    間には、前記フラットマットを前後移動可能と共に元の
    位置に復帰可能なるように伸縮する弾性手段を介在して
    なり、 前記付勢手段は、着座荷重では伸長せず、追突に伴う衝
    撃荷重でのみ伸長して前記フラットマット支持部材の移
    動により前記受圧部材を押圧可能なることを特徴とする
    自動車用シートバック。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車用シートバック
    であって、 前記フラットマット支持部材は、前記シートバックフレ
    ームの両サイドフレーム間に、上下に離間してそれぞれ
    回転自在に支持されてなる第1リンク部材及び第2リン
    ク部材により支持されてなることを特徴とする自動車用
    シートバック。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の自動車用シートバック
    であって、 前記第1リンク部材は、その一方が前記シートバックフ
    レームの両サイドフレームに回転自在に連結されてな
    り、その他方が前記受圧部材に回転自在に連結されてな
    り、前記一方及び他方間が前記フラットマット支持部材
    に回転自在に連結されてなることを特徴とする自動車用
    シートバック。
JP11008289A 1999-01-14 1999-01-14 自動車用シ―トバック Ceased JP2000201769A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11008289A JP2000201769A (ja) 1999-01-14 1999-01-14 自動車用シ―トバック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11008289A JP2000201769A (ja) 1999-01-14 1999-01-14 自動車用シ―トバック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000201769A true JP2000201769A (ja) 2000-07-25

Family

ID=11689025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11008289A Ceased JP2000201769A (ja) 1999-01-14 1999-01-14 自動車用シ―トバック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000201769A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006160145A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 T S Tec Kk 車両用シート
JP2006160144A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 T S Tec Kk 車両用シート
JP2006160146A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 T S Tec Kk 車両用シート
JP2006341802A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 T S Tec Kk 車両用シート
JP2007143691A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Tachi S Co Ltd シート・バック・フレーム
WO2009011388A1 (ja) * 2007-07-19 2009-01-22 Ts Tech Co., Ltd. シートバックフレーム及び車両用シート
JP2009056915A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Imasen Electric Ind Co Ltd 車両用シートの骨組み構造体
US7963599B2 (en) 2004-10-28 2011-06-21 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat with cushion plate
US8056973B2 (en) 2005-07-22 2011-11-15 Ts Tech Co., Ltd. Coupling mechanism for headrest of vehicle seat
US8313140B2 (en) 2005-08-30 2012-11-20 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat and method of assembling vehicle seat
US8434818B2 (en) 2004-09-27 2013-05-07 Lear Corporation Vehicle seat having active head restraint

Cited By (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8894144B2 (en) 2004-09-27 2014-11-25 Lear Corporation Vehicle seat having active head restraint
US8434818B2 (en) 2004-09-27 2013-05-07 Lear Corporation Vehicle seat having active head restraint
US11554697B2 (en) 2004-10-28 2023-01-17 Ts Tech Co., Ltd. Method for assembling vehicle seat with cushion plate
US8444219B2 (en) 2004-10-28 2013-05-21 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat with cushion plate
US8070223B2 (en) 2004-10-28 2011-12-06 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat with cushion plate
US11046219B2 (en) 2004-10-28 2021-06-29 Ts Tech Co., Ltd. Method for assembling vehicle seat with cushion plate
US10214123B2 (en) 2004-10-28 2019-02-26 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat with cushion plate
US8132857B2 (en) 2004-10-28 2012-03-13 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat with cushion plate
US8678495B2 (en) 2004-10-28 2014-03-25 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat with cushion plate
US8132858B2 (en) 2004-10-28 2012-03-13 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat with cushion plate
US7963599B2 (en) 2004-10-28 2011-06-21 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat with cushion plate
US7967380B2 (en) 2004-10-28 2011-06-28 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat with cushion plate and pressure adjusting mechanism
US8075052B2 (en) 2004-10-28 2011-12-13 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat with cushion plate
US8011726B2 (en) 2004-10-28 2011-09-06 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat with cushion plate
US9333886B2 (en) 2004-10-28 2016-05-10 Ts Tech Co., Ltd. Method for assembling vehicle seat with cushion plate
US8061774B2 (en) 2004-10-28 2011-11-22 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat with cushion plate
JP2006160145A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 T S Tec Kk 車両用シート
JP4488881B2 (ja) * 2004-12-09 2010-06-23 テイ・エス テック株式会社 車両用シート
JP4488880B2 (ja) * 2004-12-09 2010-06-23 テイ・エス テック株式会社 車両用シート
JP4488879B2 (ja) * 2004-12-09 2010-06-23 テイ・エス テック株式会社 車両用シート
JP2006160146A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 T S Tec Kk 車両用シート
JP2006160144A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 T S Tec Kk 車両用シート
JP4721333B2 (ja) * 2005-06-10 2011-07-13 テイ・エス テック株式会社 車両用シート
JP2006341802A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 T S Tec Kk 車両用シート
US8104830B2 (en) 2005-07-22 2012-01-31 Ts Tech Co., Ltd. Coupling mechanism for headrest of vehicle seat
US8562074B2 (en) 2005-07-22 2013-10-22 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat
US8056973B2 (en) 2005-07-22 2011-11-15 Ts Tech Co., Ltd. Coupling mechanism for headrest of vehicle seat
US8104831B2 (en) 2005-07-22 2012-01-31 Ts Tech. Co., Ltd. Coupling mechanism for headrest of vehicle seat
US8322786B2 (en) 2005-07-22 2012-12-04 Ts Tech Co., Ltd. Coupling mechanism for headrest of vehicle seat
US8240757B2 (en) 2005-07-22 2012-08-14 Ts Tech Co., Ltd. Coupling mechanism for headrest of vehicle seat
US8562073B2 (en) 2005-08-30 2013-10-22 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat
US8313140B2 (en) 2005-08-30 2012-11-20 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat and method of assembling vehicle seat
JP2007143691A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Tachi S Co Ltd シート・バック・フレーム
CN102897071A (zh) * 2007-07-19 2013-01-30 东京座椅技术股份有限公司 座椅靠背框架
US8419126B2 (en) 2007-07-19 2013-04-16 Ts Tech Co., Ltd. Seat-back frame and vehicle seat
CN102897071B (zh) * 2007-07-19 2015-06-17 东京座椅技术股份有限公司 座椅靠背框架
CN102897070A (zh) * 2007-07-19 2013-01-30 东京座椅技术股份有限公司 座椅靠背框架
WO2009011388A1 (ja) * 2007-07-19 2009-01-22 Ts Tech Co., Ltd. シートバックフレーム及び車両用シート
JP2009056915A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Imasen Electric Ind Co Ltd 車両用シートの骨組み構造体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3623441B2 (ja) 自動車用シートバック
EP0995631B1 (en) Seatback for automobile
GB2373177A (en) Improvements in or relating to a vehicle seat safety arrangement
JP2000201769A (ja) 自動車用シ―トバック
JP2000211412A (ja) 自動車用シ―トバック
JP2000210157A (ja) 自動車用シ―トバック
JP2000217660A (ja) 自動車用シートバック
JP2000201770A (ja) 自動車用シ―トバック
JP2000236985A (ja) 自動車用シートバック
JP2000210156A (ja) 自動車用シ―トバック
JP2001039194A (ja) 自動車用シートバック
JP2002345597A (ja) 乗り物用シート
JP2001058533A (ja) 自動車用シートバック
JP3522602B2 (ja) 自動車用シートバック
JP3522548B2 (ja) 自動車用シートバック
JP2000201768A (ja) 自動車用シ―トバック
JP3563685B2 (ja) 自動車用シートバック
JP3542722B2 (ja) 自動車用シートバック
JP3522603B2 (ja) 自動車用シートバック
JP2000071835A (ja) 自動車用シートバック
JP3569171B2 (ja) 自動車用シートバック
JP2002345595A (ja) 乗り物用シート
JP3595767B2 (ja) 自動車用シートバック
JP3487766B2 (ja) 自動車用シートバック
JP3578920B2 (ja) 自動車用シートバック

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040511

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20040928