JP2000172084A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000172084A
JP2000172084A JP10347212A JP34721298A JP2000172084A JP 2000172084 A JP2000172084 A JP 2000172084A JP 10347212 A JP10347212 A JP 10347212A JP 34721298 A JP34721298 A JP 34721298A JP 2000172084 A JP2000172084 A JP 2000172084A
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transfer belt
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image forming
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JP10347212A
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English (en)
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Katsuya Kawagoe
克哉 川越
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写ベルトとバックアップ部材との当接
部における該中間転写ベルトに発生する傷を抑えて、部
分的な転写不良による画像ムラを防止することができる
画像形成装置を提供する。 【解決手段】 感光体ドラム1と該感光体ドラム1表面
に一定距離接触しながら移動する中間転写ベルト11と
の接触ニップ部の近傍に、該中間転写ベルト11の波打
ちを防止するためのバックアップ部材18を設け、該バ
ックアップ部材18の少なくとも該中間転写ベルト11
と当接する部分をフッ素系樹脂103で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、
像担持体上と該像担持体の表面に一定距離接触しながら
移動する中間転写ベルトとの転写ニップ部の近傍に、該
中間転写ベルトの波打ちを防止するためのバックアップ
部材を備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の中間転写ベルトを備えた画像形
成装置においては、該中間転写ベルトの幅方向端部に波
打ちが発生する場合がある。この波打ちは、中間転写ベ
ルトの端部に補強部材を貼付したときに特に発生しやす
い。端部に波打ちが発生した中間転写ベルトが像担持体
との間で形成される転写ニップ部を通過すると、中間転
写ベルトの端部が像担持体から離れ、転写不良が発生す
るおそれがある。この転写不良を防止するために、上記
転写ニップ部において、中間転写ベルトの幅方向端部を
像担持体に押し当てるマイラを用いたバックアップ部材
を設けることが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、バックアッ
プ部材の材質として摩擦係数が大きい(例えばマイラ)
ものを用いると、中間転写ベルト裏面の周方向に傷が付
いてしまうおそれがある。この中間転写ベルトの裏面に
生じた傷は微小な空隙となるため、該中間転写ベルトの
裏面からローラ状の転写用部材を押し当てた構成におい
ても、上記傷の発生部分で所定の転写電界を形成するこ
とが難しくなり、部分的な転写不良が発生してしまう。
この転写不良は、上記傷に対応するスジ状の画像ムラの
原因となる。特にこの画像ムラは、ハーフトーン画像で
顕著に現れる。
【0004】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、中間転写ベルトとバ
ックアップ部材との当接部における該中間転写ベルトに
発生する傷を抑えて、部分的な転写不良による画像ムラ
を防止することができる画像形成装置を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、像担持体上と該像担持体の表面
に一定距離接触しながら移動する中間転写ベルトとの接
触ニップ部の近傍に、該中間転写ベルトの波打ちを防止
するためのバックアップ部材を備えた画像形成装置であ
って、上記バックアップ部材の少なくとも上記中間転写
ベルトと当接する部分をフッ素系樹脂で構成したことを
特徴とするものである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記バックアップ部材として、ブレード部
材の上記中間転写ベルトと当接する表面に上記フッ素系
樹脂からなるシートを貼付したものを用いたことを特徴
とするものである。
【0007】請求項3の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記バックアップ部材として、上記フッ素
系樹脂からなるブレード部材を用いたことを特徴とする
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真複写機(以下、複写機という。)に適用した
一実施形態について説明する。まず、本実施形態に係る
複写機全体の構成及び動作について説明する。図1は、
本実施形態に係る複写機の概略構成図である。この複写
機は、カラー画像読み取り装置(以下、スキャナ部とい
う。)と、カラー画像記録装置(以下、プリンタ部とい
う。)とから構成されている。
【0009】まず、上記複写機における図示しないスキ
ャナ部の構成及び動作について説明する。このスキャナ
部においては、コンタクトガラス上に載せられた原稿の
画像を、照明ランプ、ミラー群及びレンズ等の照明・ミ
ラー光学系を介してカラーセンサに結像し、該原稿のカ
ラー画像情報を、例えばBlue(以下、Bと記
す。)、Green(同、G)、Red(同、R)の色
分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換する。上
記カラーセンサは、B、G、Rの色分解手段とCCDの
ような光電変換素子とから構成され、3色同時読み取り
を行うことができる。このスキャナ部で得たB、G、R
の各画像信号は、その強度レベルに基づいて、画像処理
部で色変換処理が行われる。この色変換処理によって、
Black(以下、Bkと記す)、Cyan(同、
C)、Magenta(同、M)、Yellow(同、
Y)のカラー画像データが得られる。具体的には、上記
照明・ミラー光学系が、プリンタ部に連動するスタート
信号を受けて原稿走査し、カラー画像データを得る。本
実施形態においては、上記照明・ミラー光学系における
1回の原稿走査につき、1色の画像データを得るように
構成されているので、Bk、C、M、Yの4色のカラー
画像データを得るためには、上記原稿走査を合計4回繰
り返すことになる。
【0010】次に、図1を参照して、本実施形態に係る
複写機のプリンタ部の構成及び動作について説明する。
本実施形態におけるプリンタ部には、図示しない露光手
段としての書込光学ユニットと、像担持体としての感光
体ドラム1とが設けられている。この書込光学ユニット
は、上述したスキャナ部からのカラー画像データを光信
号に変換して、均一に負極性に帯電された感光体ドラム
1に原稿画像に対応したネガ潜像を形成する。上記書込
光学ユニットとしては、例えば、半導体レーザと、これ
の発光及び駆動を制御する図示しない発光駆動制御部
と、ポリゴンミラーと、これを回転駆動する回転駆動モ
ータと、f/θレンズと、反射ミラーとから構成された
ものを使用することができる。また、上記感光体ドラム
1は、図1における矢印Aの方向すなわち反時計回りに
回転駆動する。
【0011】上記感光体ドラム1の周囲には、図示しな
い露光手段としての書込光学ユニットと、クリーニング
手段としての感光体クリーニング装置2と、帯電手段と
しての帯電チャージャ3と、現像手段としての回転型現
像装置であるリボルバ現像ユニット4と、中間転写装置
としての中間転写ユニット10とが配設されている。上
記感光体クリーニング装置2は、ファーブラシ2aと感
光体クリーニングブレード2bとを有し、1次転写後の
感光体ドラム1の表面をクリーニングする。
【0012】上記リボルバ現像ユニット4は、Bk現像
器4aと、C現像器4bと、M現像器4cと、Y現像器
4dとを有し、該リボルバ現像ユニットが回転すること
で、各色の現像器における感光体ドラム1と対向する現
像位置を位置決めすることができる。これら各現像器
は、現像剤の汲み上げ及び撹拌を行う図示しない攪拌手
段としての現像パドルと、該現像剤のトナー濃度を検知
する図示しないトナー濃度検知手段としてのトナー濃度
検知センサと、該現像剤で形成される穂を上記感光体ド
ラム1の表面に接触させる図示しない現像剤担持体とし
ての現像スリーブとをそれぞれ有している。尚、これら
4つの現像器(4a、4b、4c、4d)の内部構造は
まったく同様である。
【0013】これら4つの現像器(4a、4b、4c、
4d)に収容されている現像剤は、トナー及び磁性キャ
リアを含む2成分現像剤であり、該現像剤中のトナーは
負極性に帯電されている。このトナーが現像により消費
されて、現像器内の現像剤のトナー濃度の低下した場
合、この情報は上記トナー濃度検知センサにより検知さ
れる。この場合、図示しないトナー補給装置の現像剤収
納容器としてのトナーボトルから補給用トナーが上記現
像器内へ供給される。このようにして、上記現像器内の
トナー濃度は、所定の濃度に保たれている。また、トナ
ーが消費されて少なくなった場合には、図示しないトナ
ー残量検知手段によって検知することができる。
【0014】上記中間転写ユニット10は、中間転写体
としての中間転写ベルト11を、電荷付与手段としての
1次転写バイアスローラ12と、これに接続した電源と
しての1次転写電源17と、アースローラ13と、ベル
ト駆動手段としての駆動ローラ14と、テンションロー
ラ15と、2次転写対向ローラ16とに張架した構成を
とっている。上記駆動ローラ14は図示しない駆動モー
タに接続されており、該駆動モータは図示しない制御手
段としての制御部によって駆動制御されている。上記中
間転写ベルト11を張架するすべてのローラは導電性材
料で形成されており、上記1次転写バイアスローラ12
以外の各ローラはそれぞれ接地されている。
【0015】また、上記中間転写ベルト11を張架する
1次転写バイアスローラ12は、該中間転写ベルトと上
記感光体ドラム1とが接触して形成されるニップ部から
なる1次転写領域に対して、該中間転写ベルトの表面移
動方向すなわちベルト回転方向の下流側に配置されてい
る。この1次転写バイアスローラ12には、上記1次転
写電源17によって1次転写バイアスが印加される。ま
た、上記1次転写領域に対してベルト回転方向上流側に
は、接地されたアースローラ13が配置されている。こ
れら1次転写バイアスローラ12及びアースローラ13
によって、上記中間転写ベルト11は上記感光体ドラム
1に押しつけられ、上記ニップ部が形成されている。
【0016】上記中間転写ベルト11は、表面層、中間
層及びベース層からなる多層構造に構成されており、上
記感光体ドラム1に接触する外周面側に表面層が位置
し、内周面側にベース層が位置するように配置される。
また、上記中間層とベース層との間には、両層を接着す
るための接着層が介在している。この中間転写ベルト1
1は、上記JIS K 6911に記載されている測定方
法による体積抵抗率ρが、1011Ωcm程度の中抵抗の
ものを使用している。尚、体積抵抗率ρが10 12Ωcm
以上の中間転写ベルトを使用すれば、1次転写後の転写
チリを効果的に防止することができるが、2次転写後に
該中間転写ベルトを除電する必要がある。このとき、体
積抵抗率ρが1014Ωcm以上のものを利用することも
可能であるが、耐久性等の面から中間転写ベルトとして
は適さない。また、上記中間転写ベルト11の表面層側
における表面抵抗率は、1013Ω/□程度となるように
構成されている。
【0017】また、上記中間転写ベルト11の裏面にお
ける幅方向両端部には、補強部材が設けられている。こ
の補強部材は、ベルトの捻れ等を防止するためのもので
あるが、この補強部材によって、上記中間転写ベルト1
1の幅方向両端部に波うちが生じ、該両端部付近と上記
感光体ドラム1との間に隙間が形成されてしまう場合が
ある。このため、上記ニップ部が形成されている中間転
写ベルト11の裏面に幅方向両端部付近で当接するバッ
クアップ部材18が設けられ、上記隙間が生じないよう
にしている。なお、このバックアップ部材18について
は、後で詳述する。
【0018】上記中間転写ベルト11の周囲には、潤滑
剤塗布手段としての潤滑剤塗布装置20と、クリーニン
グ手段としてのベルトクリーニング装置30と、転写手
段としての転写ユニット40とが設置されている。これ
らは、図示しない接離機構によって、それぞれ上記中間
転写ベルト11から接離可能となっている。
【0019】上記潤滑剤塗布装置20は、潤滑剤塗布部
材としての潤滑剤塗布ブラシローラ21と、潤滑剤収容
ケース22とから構成されている。この潤滑剤収容ケー
ス22内には、固形潤滑剤及びスプリングとが収容され
ている。この固形潤滑剤としては、例えば、板状に成型
された微粒子からなるステアリン酸亜鉛を使用すること
ができる。上記固形潤滑剤は、上記スプリングによって
上記潤滑剤塗布ブラシローラ21側に付勢されており、
該潤滑剤塗布ブラシローラに当接している。また、上記
潤滑剤塗布ブラシローラ21は、図示しない駆動手段に
よって回転駆動することができるようになっている。そ
して、2次転写後、上記中間転写ベルト11に潤滑剤を
塗布する際、上記潤滑剤塗布ブラシローラ21が回転し
て、上記固形潤滑剤を削り取る。このようにして削り取
られた潤滑剤は粉体状となって、上記中間転写ベルト1
1に塗布される。このとき、上記潤滑剤塗布ブラシロー
ラ21は、ブラシ部の毛倒れ現象を防ぐため、上記中間
転写ベルト11の連れ回り方向に回転駆動している。ま
た、この潤滑剤塗布ブラシローラ21と上記中間転写ベ
ルト11とが接触した部分すなわち潤滑剤塗布領域にお
いて、その線速が上記中間転写ベルト11よりも速くな
るように、該潤滑剤塗布ブラシローラは回転制御されて
いる。
【0020】上記ベルトクリーニング装置30は、クリ
ーニング部材としてのベルトクリーニングブレード31
と、シール手段としての入口シール部材32と、ケーシ
ング33とから構成されている。上記ベルトクリーニン
グブレード31によって剥り取られたトナーは、上記ケ
ーシング33内に収容される。このとき、上記入口シー
ル32は、剥り取られたトナーが機内に飛散しないよう
に、該トナーを受け取り、上記ケーシング内に案内す
る。
【0021】上記転写ユニット40は、上記中間転写ユ
ニット10の2次転写対向ローラ16に対向する2次転
写バイアスローラ41と、これに接続した電源としての
2次転写電源42とから構成されている。
【0022】また、上記プリンタ部には、更に、上記転
写ユニット40の2次転写バイアスローラ41と上記中
間転写ユニット10の2次転写対向ローラ16との間に
形成される2次転写領域に転写材としての転写紙100
を送り込む図示しない給紙ローラと、図示しないレジス
トローラと、各種サイズの転写紙100を収納する転写
紙カセットと、OHP用紙や厚紙などを使用するための
図示しない手差し給紙トレイと、図示しない紙搬送ユニ
ットと、定着手段としての定着器50と、図示しないコ
ピートレイとを有している。上記定着器50は、上記転
写紙100上の未定着トナー像を所定温度に制御された
定着ローラ51と加圧ローラ52とからなる定着ローラ
対の間で溶融し、該未定着トナー像の定着を行う。
【0023】次に、現像の順序をBk、C、M、Yの順
とした場合における上記複写機の画像形成動作の一例に
ついて説明する。尚、この画像形成の順序は、これに限
定されるものではない。コピー動作が開始されると、ま
ずBk工程が開始し、上述したスキャナ部において原稿
のカラー画像情報が読み取られ、この画像情報から得ら
れたBk画像データに基づいて、上述したプリンタ部に
おける書込光学ユニットのレーザ光によって感光体ドラ
ム1上にBk潜像が形成される。このBk潜像は、上記
Bk現像器4aによってBkトナーを付着され、Bkト
ナー像を形成することで現像される。このとき、Bk潜
像の現像を確実に行うため、上記Bk現像器4aの現像
スリーブを、このBk潜像の先端部分が該Bk現像器の
現像位置に到達する前に、予め回転させておく。これに
より、Bk潜像の先端部分が上記現像位置に達したとき
には、現像剤が穂立ち状態となっているので、Bk潜像
全体を確実に現像することができる。また、上記Bk現
像器4aでは、Bk潜像の後端部分が上記現像位置を通
過した時点で、速やかに現像スリーブ上に形成された現
像剤の穂切りを行われる。これにより、このBk現像器
4aは不作動状態となる。このとき、少なくとも次に現
像されるC潜像の先端部分が上記Bk現像器4aの現像
位置に到達する前に、完全に不作動状態となるようにす
る。尚、上記現像剤の穂切りは、上記Bk現像器4aの
現像スリーブを、現像動作中の回転方向と逆方向に切替
えることで行うことができる。このようにBk現像器4
aにより感光体ドラム1上に形成されたBkトナー像
は、該感光体ドラムと等速駆動する中間転写ベルト11
の表面に1次転写され、これでBk工程が終了する。
【0024】上記Bkトナー像の1次転写と並行して、
上記感光体ドラム1側では次のC工程が開始される。す
なわち、所定のタイミングで再び原稿のカラー画像情報
を読み取り、この画像情報から得られたC画像データに
基づいて、レーザ光により感光体ドラム1上にC潜像を
形成し、C現像器4bによってCトナー像を形成する。
このC現像器4cにおける現像スリーブの回転は、該C
現像器の現像位置に、上記Bk潜像後端部分が通過した
後かつC潜像の先端部分が到達する前に、開始される。
そして、C潜像の後端部分が通過した時点で、上述した
Bk現像器4aの場合と同様に、現像スリーブに形成さ
れた現像剤の穂切りが行われ、上記C現像器4bは不作
動状態となる。このとき、やはり次のM潜像の先端部分
が到達する前に完全に不作動状態となるようにする。こ
のように現像されて感光体ドラム1上に形成されたCト
ナー像は、上記中間転写ベルト11におけるBkトナー
像を転写された画像面に位置合わせして1次転写され
る。
【0025】以後、M工程及びY工程においても、上述
したC工程と同様に、それぞれの画像データに基づい
て、潜像形成、現像、1次転写を行う。このようにし
て、中間転写ベルト11上における同一の画像面に、上
記感光体ドラム1上に順次形成されるBk、C、M、Y
の各トナー像を1次転写することで、該中間転写ベルト
上には、これら4色が重なり合ったトナー像が形成され
る。
【0026】また、上記中間転写ベルト11上にトナー
像が形成されるまでの間、具体的には1色目のBkトナ
ー像を1次転写した後から4色目のYトナー像の1次転
写が終了するまでの間は、上記潤滑剤塗布装置20の潤
滑剤塗布ブラシローラ21と、ベルトクリーニング装置
30のベルトクリーニングブレード31及び入口シール
部材32と、転写ユニット40の2次転写バイアスロー
ラ41とを、それぞれ図示しない接離機構によって上記
中間転写ベルト11から離間させておく。
【0027】以上のようにして中間転写ベルト11上に
1次転写されたトナー像は、転写紙100上に2次転写
するため、上記2次転写領域に送られる。このとき、上
記転写ユニット40の2次転写バイアスローラ41は、
通常、上記トナー像が転写紙100に転写されるタイミ
ングで、接離機構によって上記中間転写ベルト11に押
圧される。その後、この2次転写バイアスローラ41に
は上記2次転写電源42によって所定の2次転写バイア
スが印加され、上記2次転写領域に2次転写電界を形成
する。これにより、上記中間転写ベルト11上のトナー
像は上記転写紙100上に転写される。尚、この転写紙
100は、図示しない操作パネルで指定されたサイズの
転写紙カセットからレジストローラ方向に搬送され、上
記2次転写領域に給紙される。この転写紙100の給紙
の際、該転写紙は、上記レジストローラによって上記中
間転写ベルト11上のトナー像の先端部が2次転写領域
に到達するタイミングに合わせて該2次転写領域に給紙
される。
【0028】上述のようにして、上記中間転写ベルト1
1上に4色が重なり合って形成されたトナー像が一括転
写された転写紙100は、その後、紙搬送ユニットによ
って定着器50に搬送され、上記転写紙100上の未定
着トナー像の定着を行う。そして、この転写紙100は
コピートレイに搬出され、スタックされる。
【0029】尚、1次転写後の感光体ドラム1は、その
表面を上記感光体クリーニングユニット2によってクリ
ーニングされ、図示しない除電手段としての除電ランプ
によって均一に除電される。また、2次転写後の中間転
写ベルト11は、ベルトクリーニング装置30が接離機
構によって該中間転写ベルトに押圧されることで、その
表面がクリーニングされる。
【0030】次に、本発明の特徴部分である上記バック
アップ部材18について詳述する。図2は1次転写ニッ
プ部近傍の拡大図である。また、図3はバックアップ部
材と中間転写ベルトとの関係を示す図(図2中のA矢視
図)である。バックアップ部材18は、前述のように感
光体ドラム1と中間転写ベルト11との間の1次転写ニ
ップ部において中間転写ベルト11の裏面に当接し、中
間転写ベルト11の波打ちを抑えるものである。バック
アップ部材18は画像形成装置本体の図示しない筺体に
固定された支持ブラケット60に取付けネジ61で取付
けられている。そして、2個のバックアップ部材18
が、中間転写ベルト11の幅方向の両サイド付近に当接
するようになっている。各バックアップ部材18は、本
実施形態の場合にはA3画像領域の両端部とオーバーラ
ップする間隔で配設されている。
【0031】さらに、バックアップ部材18のより具体
的な構成例について説明する。図4はバックアップ部材
18の側面図である。このバックアップ部材18は、図
4のような形状に加工された厚さ0.1mmのステンレ
スプレート101に厚さ0.188mmのマイラフィル
ム102を図示しない両面テープで貼付する構成になっ
ている。このマイラフィルム102としては、たとえば
東レ株式会社製のLumirror−S10を用いるこ
とができる。そして中間転写ベルト11と当接する部分
であるマイラフィルム102の先端部分には、フッ素系
樹脂からなるテープ103を貼付した。このフッ素系樹
脂のテープ103としては、たとえば厚さ0.13mm
の日東電工株式会社製の高分子ポリエチレンテープ(N
o.443)を用いることができる。この高分子ポリエ
チレンテープは摩擦係数が小さく、耐摩耗性に優れたフ
ッ素系樹脂テープである。
【0032】以上、本実施形態によれば、バックアップ
部材18の中間転写ベルト11と当接する当接部をフッ
素系樹脂で形成することにより、該当接部をマイラ等の
摩擦係数の大きな材料で構成した場合よりも、中間転写
ベルト11の損傷を低減することができる。この損傷の
低減により、転写不良による画像ムラを防止することが
可能になった。特に中間転写ベルト11の材質としてP
VdF(ポリフッ化ビニリデン)を用いる場合に、上記
当接部にフッ素系樹脂を用いることによる画像ムラ防止
の効果が大きい。また、バックアップ部材の摩耗による
交換の必要がなくなりコストダウンが可能になる。
【0033】なお、上記実施形態においては、バックア
ップ部材18を中間転写ベルト11の両サイド付近に2
個配設しているが、これに限られるものではなく、3個
以上配設してもよい。また、幅方向に長い単体のバック
アップ部材で構成することも可能である。
【0034】また、上記実施形態では、バックアップ部
材の中間転写ベルトとの当接部だけをフッ素系樹脂で形
成したが、バックアップ部材として、フッ素系樹脂から
なるブレード部材を用いても良い。
【発明の効果】
【0035】請求項1の発明によれば、上記バックアッ
プ部材の少なくとも上記中間転写ベルトと当接する部分
を、摩擦係数が小さなフッ素系樹脂で構成しているの
で、該当接部での摩擦抵抗が小さく、該中間転写ベルト
における傷の発生を低減することができる。このことに
よって、上記1次転写ニップ部における部分的な転写不
良による画像ムラを防止することが可能になるという優
れた効果がある。
【0036】請求項2の発明によれば、上記バックアッ
プ部材として、ブレード部材の上記中間転写ベルトと当
接する表面に上記フッ素系樹脂からなるシートを貼付し
たものを用いた。該フッ素系樹脂は摩擦係数が小さいた
め上記当接部での摩擦抵抗が小さく、該中間転写ベルト
に損傷を与えることがない。このことによって、上記ニ
ップ部における部分的な転写不良による画像ムラを防止
することができるという優れた効果がある。
【0037】請求項3の発明によれば、上記バックアッ
プ部材として、上記フッ素系樹脂からなるブレード部材
を用いた。該ブレード部材は摩擦係数が小さいため上記
当接部での摩擦抵抗が小さく、上記中間転写ベルトに損
傷を与えることがない。このことによって、上記ニップ
部における部分的な転写不良による画像ムラを防止する
ことができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るプリンタの概略構成を示す正面
図。
【図2】感光体ドラムと中間転写ベルトとの1次転写ニ
ップ部近傍の拡大図。
【図3】バックアップ部材と中間転写ベルトとの関係を
示す図(図2中のA矢視図)。
【図4】バックアップ部材の側面図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 11 中間転写ベルト 12 1次転写バイアスローラ 13 アースローラ 18 バックアップ部材 101 ステンレスプレート 102 マイラフィルム 103 フッ素系樹脂テープ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上と該像担持体の表面に一定距離
    接触しながら移動する中間転写ベルトとの接触ニップ部
    の近傍に、該中間転写ベルトの波打ちを防止するための
    バックアップ部材を備えた画像形成装置であって、上記
    バックアップ部材の少なくとも上記中間転写ベルトと当
    接する部分をフッ素系樹脂で構成したことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、上記バ
    ックアップ部材として、ブレード部材の上記中間転写ベ
    ルトと当接する表面に上記フッ素系樹脂からなるシート
    を貼付したものを用いたことを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1の画像形成装置において、上記バ
    ックアップ部材として、上記フッ素系樹脂からなるブレ
    ード部材を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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