JP2001215857A - 画像形成装置、転写材搬送制御方法、転写装置及びベルト装置 - Google Patents

画像形成装置、転写材搬送制御方法、転写装置及びベルト装置

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JP2001215857A
JP2001215857A JP2000022293A JP2000022293A JP2001215857A JP 2001215857 A JP2001215857 A JP 2001215857A JP 2000022293 A JP2000022293 A JP 2000022293A JP 2000022293 A JP2000022293 A JP 2000022293A JP 2001215857 A JP2001215857 A JP 2001215857A
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Katsuya Kawagoe
克哉 川越
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Ricoh Co Ltd
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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写ベルトの周長が変化した場合でも転
写紙上の画像の位置ずれを抑制することが可能となる画
像形成装置、該装置における転写材搬送制御方法及び転
写装置を提供する。 【解決手段】 中間転写ベルト11の周長変化に応じ
て、2次転写位置への転写紙の搬送条件を変更する。例
えば、中間転写ベルト11に設けたマーク71をマーク
センサ70で2回検知し、そのマーク検知信号の時間間
隔から、中間転写ベルト11の周長の変化量を求める。
そして、中間転写ベルト11の周長の変化量に応じて、
送出搬送ローラ(給紙ローラ51、レジストローラ5
2)による転写紙100の送出開始時間Tsを変更す
る。2回目のマークを検知した時点から該送出開始時間
Tsが経過したタイミングで、送出搬送ローラに回転駆
動力を伝達する電磁クラッチ55をオンする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置、該装置における転
写材搬送制御方法、並びに該装置に適用可能な転写装置
及びベルト装置に係り、詳しくは、無端状の感光体ベル
ト、中間転写ベルト等の像担持体の表面に画像を形成
し、該像担持体に対向する転写位置に転写材を搬送し、
該像担持体上の画像を該転写材に転写する画像形成装
置、該装置における転写材搬送制御方法、並びに該装置
に適用可能な転写装置及びベルト装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置として、感光体上
に形成した画像を無端ベルト状の像担持体としての中間
転写体に複数回重ね合わせるように1次転写し、該中間
転写体上の重ね合わせ画像を転写材に2次転写するカラ
ー画像形成装置が知られている。この装置では、レジス
トローラを用いて構成した転写材搬送手段により、予め
設定したタイミングで転写材を送出し、該中間転写体に
対向する2次転写位置に向けて搬送する。このように転
写材を送出・搬送することにより、中間転写体上の画像
の先端を転写材の先端に合わせて該転写材に画像を転写
することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置のように
中間転写体を用いた画像形成装置では、該中間転写体上
の画像先端と転写材の先端を合わせるように、転写材の
送出開始タイミングや、2次転写位置に向けて転写材を
搬送するときの搬送速度等を設定している。ところが、
装置内の温度等の環境変動や、中間転写体の材料特性の
経時的な変化により、上記中間転写体の周長が変化する
場合がある。このように中間転写体の周長が変化する
と、上記転写材の送出を開始するときの上記中間転写体
表面における画像先端位置から2次転写位置までの距離
が、予め設定した基準距離から変化する。この変化によ
り、該画像先端と該転写材先端の位置合わせが不十分と
なり、転写材に転写される画像が所定位置からずれて転
写紙先端部及び後端部に「白抜け」や「コバ面の汚れ」
が発生するという問題があった。例えば、中間転写体表
面の画像の先端よりも先に転写紙先端が2次転写位置に
到達すると、該転写材の先端部の画像転写予定部に「白
抜け」が発生したり、中間転写体上の画像が該転写材の
後端に接することで該後端に「コバ面の汚れ」が発生し
たりするおそれがある。また、逆に、転写紙先端よりも
先に中間転写体表面の画像の先端が2次転写位置に到達
すると、該転写材の後端部の画像転写予定部に「白抜
け」が発生したり、中間転写体上の画像が該転写材の先
端に接することで該先端に「コバ面の汚れ」が発生した
りするおそれがある。また、上記中間転写体上の画像先
端と転写材先端との間の位置ずれにより、中間転写体上
の画像を構成するトナーが、転写材を介さずに転写ロー
ラに付着したり、定着ローラ等に付着したりするという
問題もあった。
【0004】特に、上記中間転写体として、樹脂やゴム
等の材料からなるベルト部材を用いた場合には、該材料
が経時的にクリープ現象により伸びやすく、また環境変
動による伸び縮みが大きいため、上記「白抜け」の量が
大きくなったり、上記「コバ面の汚れ」がひどくなった
りする傾向がある。また、上記転写ローラ等へのトナー
付着の程度もひどくなる傾向がある。
【0005】また、転写材が厚紙を用いる厚紙モードや
変倍モードを選択した場合には、中間転写体を通常の速
度で移動させた状態で感光体から中間転写体への1次転
写を終了した後、中間転写体及び転写材の移動速度を落
として2次転写を行わなければならない場合がある。例
えば厚紙モードや変倍モードを選択した場合、2次転写
に先立って、中間転写体及び転写材の移動速度を切り替
えて定着装置を通過する厚紙の速度を落とすことによ
り、通常紙よりも熱容量が大きい厚紙に十分な熱を与
え、該厚紙上の画像の定着を確実に行うようにする。こ
のように1次転写終了後に、2次転写に先立って中間転
写体及び転写材の移動速度を落とす場合に、中間転写体
上の画像の先端が、2次転写位置から中間転写体移動方
向上流側に、2次転写位置と転写紙送出位置との間の距
離Lc分だけさかのぼった位置を通過してしまっている
ときは、中間転写体上の画像をすぐに2次転写すること
ができず、中間転写体を更に1周だけ空回転する必要が
ある。また、中間転写体の移動速度を落とした後、該中
間転写体の移動速度を安定にする目的で該中間転写体を
1周以上空回転する場合もある。
【0006】また、カラー画像を形成するカラー画像形
成装置では、画像読取部(スキャナー)で読み取った画
像信号より色判別を行い、それに見合ったモードを選択
する自動カラー設定を行う場合がある。この自動カラー
設定を行う場合には、原稿のスキャン終了後にモノクロ
原稿かカラー原稿かを判定することになる。もし、この
判定時に中間転写体上の1色目の画像の先端が、2次転
写位置から中間転写体移動方向上流側に、2次転写位置
と転写紙送出位置との間の距離Lc分だけさかのぼった
位置を通過してしまっているときは、中間転写体上の画
像をすぐに2次転写することができず、中間転写体を更
に1周だけ空回転する必要がある。
【0007】これらの厚紙モード、変倍モード、自動カ
ラー設定を実行するモードのように、中間転写体の空回
転動作が入りやすいモードにおいては、2次転写のため
の基準時から空回転を経て実際に2次転写を開始するま
での期間に、中間転写体の1周分のずれ(伸張により周
長が変化した分)による誤差がさらに加わり、通常モー
ドより更に上記画像ずれが発生しやすくなる。
【0008】なお、上記像担持体の周長の変化により該
像担持体から転写材に転写される画像の位置ずれが発生
するという問題は、像担持体がベルト状の中間転写体の
場合だけでなく、ドラム状の中間転写体の場合にも発生
し得るものである。また、像担持体がベルト状の感光体
やベルト状の感光体であり、これらの像担持体から転写
材に直接転写する場合にも、同様に発生し得るものであ
る。
【0009】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その第1の目的とするところは、像担持体の周
長が変化した場合でも転写材上の画像の位置ずれを抑制
することが可能となる画像形成装置、該装置における転
写材搬送制御方法及び転写装置を提供することである。
また、本発明の第2の目的とするところは、環境温度の
検知結果から間接的に求める場合に比してより正確にベ
ルト部材の周長の変化量を求めることができる、上記画
像形成装置に好適なベルト装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1の発明は、表面が無端移動可能な像
担持体と、該像担持体の表面を無端移動させるように該
像担持体を駆動する像担持体駆動手段と、該像担持体の
表面に画像を形成する画像形成手段と、該像担持体に対
向する転写位置で該像担持体上の画像を転写材に転写す
る転写材転写手段と、該転写材を予め設定したタイミン
グで送出して該転写位置に搬送する転写材搬送手段とを
備えた画像形成装置において、上記像担持体の表面の周
長変化に応じて、上記転写材搬送手段における上記転写
材の搬送条件を変更することを特徴とするものである。
【0011】この画像形成装置においては、画像形成手
段で像担持体の表面に画像を形成し、転写材転写手段で
該像担持体上の画像を、転写材搬送手段で転写位置に搬
送されてきた転写材に転写する。この転写材への転写に
先立って、該像担持体の表面の周長変化に応じて、該転
写材搬送手段における転写材の搬送条件を変更する。こ
の搬送条件の変更により、環境温度の変動や該像担持体
の材料特性の変化などにより該像担持体の周長が変化し
た場合でも、該像担持体上の画像の先端に合わせて上記
転写位置に転写材を搬送することが可能となる。
【0012】なお、上記像担持体としては、無端ベルト
状の中間転写体や潜像担持体(感光体)、ドラム状の中
間転写体や潜像担持体(感光体)などが挙げられる。ま
た、上記変更する転写材の搬送条件としては、上記転写
材搬送手段における転写材の送出タイミング、転写材を
送出して転写位置に搬送するときの搬送速度及び搬送経
路長などが挙げられる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記像担持体に位置検出用のマークを設け
るとともに、該像担持体上のマークを検出するマーク検
知手段と、該マーク検知手段で少なくとも2回検知した
複数の検知信号の検知時間間隔に基づいて上記転写材の
搬送条件を変更するように上記転写材搬送手段を制御す
る転写材搬送制御手段とを設けたことを特徴とするもの
である。
【0014】この画像形成装置においては、マーク検知
手段で像担持体上のマークを少なくとも2回検知する。
この複数の検知信号の検知時間間隔に基づき、該像担持
体の移動速度が一定であるという条件のもとで、該像担
持体の周長の変化量を直接的に求めることができる。し
たがって、該像担持体の周長の変化に応じて、転写材搬
送制御手段で転写材搬送手段を制御し、転写材の搬送条
件を変更することができる。
【0015】請求項3の発明は、潜像担持体と、該潜像
担持体に潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像担持体
上の潜像を現像して画像を形成する現像手段と、位置検
出用のマークを有する上記像担持体としての中間転写体
と、該潜像担持体上の画像を該中間転写体に転写する中
間転写手段と、該中間転写体上の該マークを検知するマ
ーク検知手段と、該マーク検知手段の検知結果に基づい
て該潜像担持体への潜像形成開始タイミングを制御する
潜像形成制御手段とを備えた請求項1の画像形成装置で
あって、上記マーク検知手段で少なくとも2回検知した
複数の検知信号の検知時間間隔に基づいて上記転写材の
搬送条件を変更するように上記転写材搬送手段を制御す
る転写材搬送制御手段とを設けたことを特徴とするもの
である。
【0016】この画像形成装置においては、マーク検知
手段により、像担持体としての中間転写体上の位置検出
用マークを検知する。このマークの検知結果に基づい
て、潜像形成手段による潜像担持体への潜像形成を開始
する。潜像担持体上の潜像は現像手段で現像され、中間
転写手段で該中間転写体上の所定位置に転写される。こ
の中間転写体上の画像は、転写材転写手段により、転写
材搬送手段で転写位置に搬送されてきた転写材に転写す
る。ここで、上記転写材への転写に先立って、上記マー
ク検知手段で中間転写体上のマークを少なくとも2回検
知する。この複数のマーク検知の一つには、上記潜像形
成開始タイミングのためのマーク検知を利用することが
できる。そして、この複数の検知信号の検知時間間隔に
基づき、該中間転写体の移動速度が一定であるという条
件のもとで、該中間転写体の周長の変化量を直接的に求
めることができる。したがって、該中間転写体の周長の
変化に応じて、転写材搬送制御手段で転写材搬送手段を
制御し、転写材の搬送条件を変更することができる。
【0017】請求項4の発明は、上記像担持体に形成し
た画像を上記転写材に転写させるために該像担持体上の
上記マークを検知した後、該像担持体上の画像の先端が
上記転写位置を少なくとも1回通過するように該像担持
体を空駆動し、その後に該像担持体上の画像の先端が該
転写位置に到達するときに該像担持体上の画像を該転写
材に転写する請求項2又は3の画像形成装置であって、
上記転写材の送出開始に先立って上記マーク検知手段で
少なくとも2回検知した複数の検知信号の検知時間間隔
に基づいて上記転写材の搬送条件を変更することを特徴
とするものである。
【0018】この画像形成装置においては、上記像担持
体に対する上記マーク検知及び上記空駆動の後、該像担
持体上の画像の先端が転写位置に到達するときに該像担
持体上の画像が転写材に転写される。ここで、上記転写
搬送手段による転写材の送出開始に先立って、上記マー
ク検知手段で像担持体上のマークを少なくとも2回検知
する。この複数のマーク検知の一つには、上記空駆動の
直前のマーク検知を利用することができる。そして、こ
の複数の検知信号の検知時間間隔に基づき、該像担持体
の移動速度が一定であるという条件のもとで、該像担持
体の周長の変化量を直接的に求めることができる。した
がって、該像担持体の周長の変化に応じて、転写材搬送
制御手段で転写材搬送手段を制御し、転写材の搬送条件
を変更することができる。
【0019】請求項5の発明は、請求項2、3又は4の
画像形成装置において、上記マークを、上記像担持体の
周方向に所定間隔で複数設けたことを特徴とするもので
ある。
【0020】この画像形成装置においては、像担持体の
周方向に所定間隔で設けた複数のマークを検知すること
により、マークが一つの場合に比して該像担持体表面の
より短い移動距離で、該像担持体の周長の変化量を求め
ることができる。
【0021】請求項6の発明は、上記像担持体が、テン
ションローラを含む複数の支持ローラに支持された無端
状のベルト部材である請求項2、3又は4の画像形成装
置において、上記マーク検知手段を、上記像担持体の周
方向における上記テンションローラを挟む複数箇所に設
けたことを特徴とするものである。
【0022】この画像形成装置においては、テンション
ローラを像担持体の周方向で挟む複数箇所に設けたマー
ク検知手段で、該像担持体上のマークを検知する。この
複数箇所のマーク検知手段で検知することにより、該像
担持体上のマークが一つであっても、該像担持体表面の
より短い移動距離で、該像担持体の周長の変化量を求め
ることができる。
【0023】請求項7の発明は、上記像担持体が、テン
ションローラを含む複数の支持ローラに支持された無端
状のベルト部材である請求項1の画像形成装置であっ
て、上記テンションローラの移動量を検知するテンショ
ンローラ移動量検知手段と、該テンションローラ移動量
検知手段の検知結果に基づいて上記転写材の搬送条件を
変更するように上記転写材搬送手段を制御する転写材搬
送制御手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0024】この画像形成装置においては、上記転写材
への転写に先立って、テンションローラ移動量検知手段
により、上記像担持体としてのベルト部材の伸縮に応じ
て移動する上記テンションローラの移動量を検知する。
この検知結果により、該像担持体の周長の変化量を求め
ることができる。したがって、該像担持体の周長の変化
に応じて、転写材搬送制御手段で転写材搬送手段を制御
し、転写材の搬送条件を変更することができる。
【0025】請求項8の発明は、請求項1の画像形成装
置において、環境温度を検知する環境温度検知手段と、
該環境温度検知手段の検知結果に基づいて上記転写材の
搬送条件を変更するように上記転写材搬送手段を制御す
る転写材搬送制御手段とを設けたことを特徴とするもの
である。
【0026】この画像形成装置においては、上記転写材
への転写に先立って、環境温度検知手段により、上記像
担持体としてのベルト部材の伸縮の要因の一つである環
境温度を検知する。この検知結果により、該像担持体の
周長の変化量を求めることができる。したがって、該像
担持体の周長の変化に応じて、転写材搬送制御手段で転
写材搬送手段を制御し、転写材の搬送条件を変更するこ
とができる。
【0027】請求項9の発明は、上記転写材搬送手段
を、上記転写材を挾持して予め設定したタイミングで送
出して搬送する送出搬送ローラと、該送出搬送ローラを
回転駆動する回転駆動手段とを用いて構成した請求項8
の画像形成装置であって、上記環境温度検知手段の検知
結果に基づいて、上記送出搬送ローラの回転開始タイミ
ングとともに該送出搬送ローラの回転速度を変更するこ
とを特徴とするものである。
【0028】この画像形成装置においては、上記環境温
度検知手段の検知結果に基づき、上記像担持体の周長の
変化に応じて、上記送出搬送ローラの回転開始タイミン
グすなわち転写材の送出開始タイミングを変更する。更
に、該環境温度検知手段の検知結果に基づき、該送出搬
送ローラの径の変化に応じて、該送出搬送ローラの回転
速度を変更し、転写材の送出搬送速度を一定に維持す
る。
【0029】請求項10の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6、7、8又は9の画像形成装置において、上
記転写材搬送制御手段で変更する搬送条件が、上記転写
位置に対する上記転写材の送出開始タイミングであるこ
とを特徴とするものである。
【0030】この画像形成装置においては、転写材の送
出位置から転写位置までの搬送経路長を変更する場合等
に比して制御が簡単な転写材の送出開始タイミングを変
更する。
【0031】請求項11の発明は、表面が無端移動する
像担持体に対向する転写位置に転写材を予め設定したタ
イミングで送出して搬送する際の転写材の搬送条件を制
御する転写材搬送制御方法において、上記像担持体の表
面の周長変化に応じて、上記転写材の搬送条件を変更す
ることを特徴とするものである。
【0032】この転写材搬送制御方法においては、上記
像担持体上の画像の転写材への転写に先立って、該像担
持体の表面の周長変化に応じて、該転写材の搬送条件を
変更する。この搬送条件の変更により、環境温度の変動
や該像担持体の材料特性の変化などにより該像担持体の
周長が変化した場合でも、該像担持体上の画像の先端に
合わせて上記転写位置に転写材を搬送することが可能と
なる。
【0033】請求項12の発明は、請求項11の転写材
搬送制御方法において、上記像担持体に設けた位置検出
用のマークを少なくとも2回検知し、該検知で得られた
複数の検知信号の検知時間間隔に基づいて、上記転写材
の搬送条件を変更することを特徴とするものである。
【0034】この転写材搬送制御方法においては、上記
像担持体上のマークを少なくとも2回検知した複数の検
知信号の検知時間間隔に基づき、該像担持体の移動速度
が一定であるという条件のもとで、該像担持体の周長の
変化量を求める。そして、この像担持体の周長の変化に
応じて、転写材の搬送条件を変更する。
【0035】請求項13の発明は、上記像担持体が、潜
像の形成及び該潜像の現像により形成された潜像担持体
上の画像が転写される中間転写体である請求項11の転
写材搬送制御方法であって、上記中間転写体に設けた位
置検出用のマークを少なくとも2回検知し、該検知で得
られた複数の検知信号の検知時間間隔に基づいて、上記
転写材の搬送条件を変更することを特徴とするものであ
る。
【0036】この転写材搬送制御方法においては、上記
中間転写体上のマークを少なくとも2回検知した複数の
検知信号の検知時間間隔に基づき、該中間転写体の移動
速度が一定であるという条件のもとで、該中間転写体の
周長の変化量を求める。そして、この中間転写体の周長
の変化に応じて、転写材の搬送条件を変更する。
【0037】請求項14の発明は、請求項11、12又
は13の転写材搬送制御方法において、上記変更する搬
送条件が、上記転写位置に対する上記転写材の送出開始
タイミングであることを特徴とするものである。
【0038】この転写材搬送制御方法においては、転写
材の送出位置から転写位置までの搬送経路長を変更する
場合等に比して制御が簡単な転写材の送出開始タイミン
グを変更する。
【0039】請求項15の発明は、表面が無端移動する
像担持体に対向する転写位置で、該像担持体の表面に形
成された画像を転写材に転写する転写材転写手段と、該
転写材を予め設定したタイミングで送出して該転写位置
に搬送する転写材搬送手段とを備えた転写装置におい
て、上記像担持体の表面の周長変化に応じて、上記転写
材搬送手段における上記転写材の搬送条件を変更するこ
とを特徴とするものである。
【0040】この転写装置においては、上記像担持体上
の画像の転写材への転写に先立って、該像担持体の表面
の周長変化に応じて、転写材搬送手段における転写材の
搬送条件を変更する。この搬送条件の変更により、環境
温度の変動や該像担持体の材料特性の変化などにより該
像担持体の周長が変化した場合でも、該像担持体上の画
像の先端に合わせて転写位置に転写材を搬送することが
可能となる。
【0041】請求項16の発明は、請求項15の転写装
置において、上記像担持体に位置検出用のマークを設け
るとともに、該像担持体上のマークを検出するマーク検
知手段と、該マーク検知手段で少なくとも2回検知した
複数の検知信号の検知時間間隔に基づいて上記転写材の
搬送条件を変更するように上記転写材搬送手段を制御す
る転写材搬送制御手段とを設けたことを特徴とするもの
である。
【0042】この転写装置においては、マーク検知手段
で像担持体上のマークを少なくとも2回検知する。この
複数の検知信号の検知時間間隔に基づき、該像担持体の
移動速度が一定であるという条件のもとで、該像担持体
の周長の変化量を求めることができる。したがって、該
像担持体の周長の変化に応じて、転写材搬送制御手段で
転写材搬送手段を制御し、転写材の搬送条件を変更する
ことができる。
【0043】請求項17の発明は、請求項15又は16
の転写装置において、上記転写材搬送制御手段で変更す
る搬送条件が、上記転写位置に対する上記転写材の送出
開始タイミングであることを特徴とするものである。
【0044】この転写装置においては、転写材の送出位
置から転写位置までの搬送経路長を変更する場合等に比
して制御が簡単な転写材の送出開始タイミングを変更す
る。
【0045】上記第2の目的を達成するために、請求項
18の発明は、複数の支持ローラに支持された無端状の
ベルト部材と、該ベルト部材を駆動するベルト駆動手段
とを備えたベルト装置において、上記ベルト部材に位置
検出用のマークを設けるとともに、該ベルト部材上のマ
ークを検出するマーク検知手段と、該マーク検知手段で
少なくとも2回検知した複数の検知信号の検知時間間隔
に基づいて該ベルト部材の周長の変化量を算出する演算
手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0046】このベルト装置においては、マーク検知手
段により、複数の支持ローラに支持された無端状のベル
ト部材上のマークを少なくとも2回検知する。この複数
の検知信号の検知時間間隔に基づき、演算手段により該
ベルト部材の周長の変化量を算出して求めることができ
る。
【0047】請求項19の発明は、請求項18のベルト
装置において、上記マークを、上記ベルト部材の周方向
に所定間隔で複数設けたことを特徴とするものである。
【0048】このベルト装置においては、ベルト部材の
周方向に所定間隔で設けた複数のマークを検知すること
により、マークが一つの場合に比して該ベルト部材表面
のより短い移動距離で、該ベルト部材の周長の変化量を
求めることができる。
【0049】請求項20の発明は、上記ベルト部材を支
持する複数の支持ローラの一つがテンションローラであ
る請求項18のベルト装置において、上記マーク検知手
段を、上記ベルト部材の周方向における上記テンション
ローラを挟む複数箇所に設けたことを特徴とするもので
ある。
【0050】このベルト装置においては、テンションロ
ーラをベルト部材の周方向で挟む複数箇所に設けたマー
ク検知手段で、該ベルト部材上のマークを検知する。こ
の複数箇所のマーク検知手段で検知することにより、該
ベルト部材上のマークが一つであっても、該ベルト部材
表面のより短い移動距離で、該ベルト部材の周長の変化
量を求めることができる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真複写機(以下、複写機という。)に適用した
実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る
複写機の概略構成図である。この複写機は、カラー画像
読み取り装置(以下、スキャナ部という。)と、カラー
画像記録装置(以下、プリンタ部という。)とから構成
されている。
【0052】まず、上記複写機における図示しないスキ
ャナ部の構成及び動作について説明する。このスキャナ
部においては、コンタクトガラス上に載せられた原稿の
画像を、照明ランプ、ミラー群及びレンズ等の照明・ミ
ラー光学系を介してカラーセンサに結像し、該原稿のカ
ラー画像情報を、例えばBlue(以下、Bと記
す。)、Green(同、G)、Red(同、R)の色
分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換する。上
記カラーセンサは、B、G、Rの色分解手段とCCDの
ような光電変換素子とから構成され、3色同時読み取り
を行うことができる。このスキャナ部で得たB、G、R
の各画像信号は、その強度レベルに基づいて、画像処理
部で色変換処理が行われる。この色変換処理によって、
Black(以下、Bkと記す)、Cyan(同、
C)、Magenta(同、M)、Yellow(同、
Y)のカラー画像データが得られる。具体的には、上記
照明・ミラー光学系が、プリンタ部に連動するスタート
信号を受けて原稿走査し、カラー画像データを得る。本
実施形態においては、上記照明・ミラー光学系における
1回の原稿走査につき、1色の画像データを得るように
構成されているので、Bk、C、M、Yの4色のカラー
画像データを得るためには、上記原稿走査を合計4回繰
り返すことになる。
【0053】次に、上記プリンタ部の概略構成及び動作
について説明する。本実施形態におけるプリンタ部に
は、図示しない露光手段としての書込光学ユニット5
と、潜像担持体としての感光体ドラム1とが設けられて
いる。この書込光学ユニット5は、上述したスキャナ部
からのカラー画像データを光信号に変換して、均一に負
極性に帯電された感光体ドラム1に原稿画像に対応した
光Lを照射してネガ潜像を形成する。上記書込光学ユニ
ット5としては、例えば、半導体レーザと、これの発光
及び駆動を制御する図示しない発光駆動制御部と、ポリ
ゴンミラーと、これを回転駆動する回転駆動モータと、
f/θレンズと、反射ミラーとから構成されたものを使
用することができる。また、上記感光体ドラム1は、図
1における矢印Aの方向すなわち反時計回りに回転駆動
する。
【0054】上記感光体ドラム1の周囲には、上記書込
光学ユニットと、クリーニング手段としての感光体クリ
ーニング装置2と、帯電手段としての帯電チャージャ3
と、現像手段としてのリボルバ現像ユニット4と、転写
装置(ベルト装置)としての中間転写ユニット10とが
配設されている。上記感光体クリーニング装置2は、フ
ァーブラシ2aと感光体クリーニングブレード2bとを
有し、1次転写後の感光体ドラム1の表面をクリーニン
グする。上記書込光学ユニット及び帯電チャージャ3等
により、感光体ドラム1上に潜像を形成する潜像形成手
段が構成されている。
【0055】上記リボルバ現像ユニット4は、Bk現像
器4aと、C現像器4bと、M現像器4cと、Y現像器
4dとを有し、該リボルバ現像ユニットが回転すること
で、各色の現像器における感光体ドラム1と対向する現
像位置を位置決めすることができる。これら各現像器
は、現像剤の汲み上げ及び撹拌を行う図示しない攪拌手
段としての現像パドルと、該現像剤のトナー濃度を検知
する図示しないトナー濃度検知手段としてのトナー濃度
検知センサと、該現像剤で形成される穂を上記感光体ド
ラム1の表面に接触させる図示しない現像剤担持体とし
ての現像スリーブとをそれぞれ有している。尚、これら
4つの現像器(4a、4b、4c、4d)の内部構造は
まったく同様である。
【0056】これら4つの現像器(4a、4b、4c、
4d)に収容されている現像剤は、2成分現像剤を使用
し、該現像剤中のトナーは負極性に帯電されている。こ
のトナーが現像により消費されて、現像器内の現像剤の
トナー濃度の低下した場合、この情報は上記トナー濃度
検知センサにより検知される。この場合、図示しないト
ナー補給装置の現像剤収納容器としてのトナーボトルか
ら補給用トナーが上記現像器内へ供給される。このよう
にして、上記現像器内のトナー濃度は、所定の濃度に保
たれている。また、トナーが消費されて少なくなった場
合には、図示しない光センサによってトナー残量を検知
することができる。
【0057】なお、本実施形態では、回転型のリボルバ
現像ユニット4を用いているが、他の構造をした現像装
置を用いてもよい。例えば、感光体ドラム1の周方向に
沿って各色の現像器が並ぶように構成した現像装置を用
いてもよい。
【0058】上記中間転写ユニット10は、中間転写体
(像担持体)としての無端状のベルト部材である中間転
写ベルト11を複数のローラに張架した構成になってい
る。この複数のローラは、感光体ドラム1に対向する1
次転写位置Bからベルト移動方向(図中C方向)下流側
に向かって、図示しない1次転写電源が接続された電荷
付与手段としての1次転写バイアスローラ12、中間転
写ベルト11に所定のテンションを付与するテンション
ローラ15、2次転写用電荷付与部材としての2次転写
対向ローラ16、ベルト駆動手段を構成する駆動ローラ
14、及び1次転写前除電手段としてのアースローラ1
3である。上記駆動ローラ14は、図示しない駆動モー
タに接続されており、該駆動モータは図示しない制御手
段としての制御部によって駆動制御されている。上記中
間転写ベルト11を張架するすべてのローラは導電性材
料で形成されており、1次転写バイアスローラ12以外
の各ローラはそれぞれ接地されている。
【0059】また、上記1次転写バイアスローラ12
は、上記1次転写位置Bに対して中間転写ベルト移動方
向の下流側から隣接する位置に配置されている。この1
次転写バイアスローラ12には、上記1次転写電源によ
って1次転写バイアスが印加される。また、上記1次転
写位置Bに対して中間転写ベルト移動方向の上流側から
隣接する位置には、上記アースローラ13が配置されて
いる。これら1次転写バイアスローラ12及びアースロ
ーラ13によって、中間転写ベルト11が上記感光体ド
ラム1に押しつけられ、1次転写ニップ部が形成されて
いる。
【0060】上記中間転写ベルト11は、表面層、中間
層及びベース層からなる多層構造に構成されており、上
記感光体ドラム1に接触する外周面側に表面層が位置
し、内周面側にベース層が位置するように配置される。
また、上記中間層とベース層との間には、両層を接着す
るための接着層が介在している。この中間転写ベルト1
1は、上記JIS K 6911に記載されている測定方
法による体積抵抗率ρが、1011Ωcm程度の中抵抗
のものを使用している。
【0061】上記中間転写ベルト11の周囲には、潤滑
剤塗布装置20と、ベルトクリーニング装置30と、転
写材転写手段としての紙転写ユニット40とが設置され
ている。これらは、それぞれ上記中間転写ベルト11か
ら接離可能となっている。
【0062】上記潤滑剤塗布装置20は、潤滑剤塗布ブ
ラシローラ21と、潤滑剤収容ケース22とから構成さ
れている。この潤滑剤収容ケース22内には、固形潤滑
剤及びスプリングとが収容されている。この固形潤滑剤
としては、例えば、板状に成型された微粒子からなるス
テアリン酸亜鉛を使用することができる。上記固形潤滑
剤は、上記スプリングによって上記潤滑剤塗布ブラシロ
ーラ21側に付勢されており、該潤滑剤塗布ブラシロー
ラ21に当接している。また、上記潤滑剤塗布ブラシロ
ーラ21は、2次転写後、図示しない駆動手段によって
回転駆動され、上記固形潤滑剤を削り取り、粉体状とな
った潤滑剤が中間転写ベルト11に塗布される。
【0063】上記ベルトクリーニング装置30は、クリ
ーニング部材としてのベルトクリーニングブレード31
と、シール手段としての入口シール部材32と、ケーシ
ング33とから構成されている。ベルトクリーニングブ
レード31によって剥り取られたトナーは、ケーシング
33内に収容される。上記入口シール32は、剥り取ら
れたトナーが機内に飛散しないように、該トナーを受け
てケーシング33内に案内する。
【0064】また、上記潤滑剤塗布ブラシローラ21、
上記クリーニングブレード31及び上記入り口シール3
2はそれぞれ、スプリングやカムなどで一体的に構成さ
れた接離機構34により、所定のタイミングで中間転写
ベルト11の表面に対して接離するように制御される。
【0065】上記紙転写ユニット40は、上記中間転写
ユニット10の2次転写対向ローラ16に対向する2次
転写バイアスローラ41、該2次転写バイアスローラ4
1の表面をクリーニングするクリーニングブレード4
2、紙除電チャージャ43等により構成されている。2
次転写バイアスローラ41には2次転写電源42から2
次転写バイアスが印加される。また、2次転写バイアス
ローラ41や紙除電チャージャ43等が取り付けられた
紙転写ユニット40は、スプリングや偏心カムなどで構
成された接離機構により、中間転写ベルト11の2次転
写対向ローラ16で支持されている部分に対して所定の
タイミングで接離するように揺動される。図1は紙転写
ユニット40が離間した状態を示しているが、2次転写
時には、該紙転写ユニット40が中間転写ベルト11に
近接するように揺動され、図中Dで示す2次転写位置で
2次転写バイアスローラ41が圧接し、これにより2次
転写ニップ部が形成される。中間転写ベルト11上のト
ナー画像を転写材としての転写紙100に転写する転写
材転写手段は、上記2次転写バイアスローラ41や2次
転写電源42等により構成されている。
【0066】また、上記プリンタ部には、上記2次転写
ニップ部に転写紙100を送出して搬送する転写材搬送
手段としての給紙レジスト部50を備えている。この給
紙レジスト部50は、1対の給紙ローラ51及び1対の
レジストローラ52(以下、これらの4つのローラをま
とめて「送出搬送ローラ」という。)、搬送ガイド板5
3、紙センサ54、図示しない各ローラを駆動するロー
ラ駆動部などにより構成されている。このローラ駆動部
は、上記1対の給紙ローラ51のうち図中上側のローラ
と、上記1対のレジストローラ52のうち下側のローラ
とを駆動するように構成されている。そして、上記2次
転写位置に搬送する転写紙100は、まず給紙ローラ5
1で搬送され、該転写紙の先端が紙センサ54で検知さ
れたタイミングで該給紙ローラ51の駆動が停止される
ことにより、レジストローラ52の直前で一旦停止して
待機状態となる。そして、予め決められた送出タイミン
グで、給紙ローラ51及びレジストローラ52の回転駆
動を開始すると、上記待機状態にある転写紙100が上
記2次転写位置に送出される。
【0067】更に、上記プリンタ部には、図示を省略し
ているが、各種サイズの転写紙を収納する転写紙カセッ
トと、OHP用紙や厚紙などを使用するための手差し給
紙トレイと、紙搬送ユニットと、転写紙上のトナー像の
定着を行う定着手段としての定着器と、図示しないコピ
ートレイとを有している。上記2次転写位置Dを通過し
た転写紙100は紙除電チャージャ43で除電された
後、搬送ベルトユニット60で搬送されて上記定着器に
導かれる。
【0068】また、上記中間転写ユニット10の上記2
次転写位置Dに中間転写ベルト移動方向上流側から隣接
する位置には、中間転写ベルト11の内側の面(裏面)
に設けられた位置検出用のマーク71を検知するマーク
センサ70が取り付けられている。このマークセンサ7
0としては、光反射型のセンサや磁気センサなどを用い
ることができる。例えば光反射型のセンサを用いる場
合、中間転写ベルト11の内面と異なる光反射特性を有
するマーク71を用いる。また、磁気センサを用いる場
合は、中間転写ベルト11と異なる磁気特性を有するマ
ーク71を用いる。上記マーク71は、例えば中間転写
ベルト11の裏面の幅方向端部に設けられ、該マーク7
1が通過する位置に上記マークセンサ70が配置され
る。なお、上記マーク71は、中間転写ベルト11の表
面のトナー像担持領域から外れた領域に設けてもよい。
上記マークセンサ70の検知信号は、後述の制御部に送
られ、感光体ドラム1への潜像形成の制御や、転写紙1
00の送出・搬送の制御などに用いられる。
【0069】次に、現像の順序をBk、C、M、Yの順
とした場合における上記複写機のカラー画像形成動作に
ついて説明する。なお、この画像形成の順序は、これに
限定されるものではない。コピー動作が開始されると、
まずBk工程が開始し、上述したスキャナ部において原
稿のカラー画像情報が読み取られる。そして、この画像
情報から得られたBk画像データに基づいて、上述した
プリンタ部における書込光学ユニットのレーザ光Lが照
射され、感光体ドラム1上にBk潜像が形成される。こ
の潜像形成開始のタイミングは、上記マークセンサ70
の検知信号に基づいて決められる。このBk潜像は、上
記Bk現像器4aによってBkトナーを付着され、Bk
トナー像を形成することで現像される。この感光体ドラ
ム1上に形成されたBkトナー像は、感光体ドラム1と
等速駆動する中間転写ベルト11の表面に1次転写さ
れ、これでBk工程が終了する。
【0070】上記Bkトナー像の1次転写と並行して、
上記感光体ドラム1側では次のC工程が開始される。す
なわち、所定のタイミングで再び原稿のカラー画像情報
を読み取り、この画像情報から得られたC画像データに
基づいて、レーザ光により感光体ドラム1上にC潜像を
形成し、C現像器4bによってCトナー像を形成する。
この感光体ドラム1上に形成されたCトナー像は、上記
中間転写ベルト11におけるBkトナー像を転写された
画像面に位置合わせして1次転写される。
【0071】以後、M工程及びY工程においても、上述
したC工程と同様に、それぞれの画像データに基づい
て、潜像形成、現像、1次転写を行う。このようにし
て、中間転写ベルト11上における同一の画像面に、上
記感光体ドラム1上に順次形成されるBk、C、M、Y
の各トナー像を1次転写することで、該中間転写ベルト
上には、これら4色が重なり合ったトナー像が形成され
る。
【0072】また、上記中間転写ベルト11上にトナー
像が形成されるまでの間、具体的には1色目のBkトナ
ー像を1次転写した後から4色目のYトナー像の1次転
写が終了するまでの間は、上記潤滑剤塗布装置20の潤
滑剤塗布ブラシローラ21と、ベルトクリーニング装置
30のベルトクリーニングブレード31及び入口シール
部材32と、紙転写ユニット40の2次転写バイアスロ
ーラ41とを、中間転写ベルト11から離間させてお
く。
【0073】以上のようにして中間転写ベルト11上に
1次転写されたトナー像は、転写紙100上に2次転写
するため、上記2次転写位置Dに送られる。このとき、
上記紙転写ユニット40の2次転写バイアスローラ41
は、通常、上記トナー像が転写紙100に転写されるタ
イミングに先立って中間転写ベルト11に押圧される。
その後、この2次転写バイアスローラ41には所定の2
次転写バイアスが印加され、上記2次転写ニップ部に2
次転写電界が形成される。これにより、中間転写ベルト
11上のトナー像は転写紙100上に転写される。尚、
この転写紙100は、図示しない操作パネルで指定され
たサイズの転写紙カセットからレジストローラ52方向
に搬送され、上記2次転写ニップ部に給紙される。この
転写紙100の給紙の際、転写紙100は、上記給紙ロ
ーラ51及びレジストローラ52によって中間転写ベル
ト11上のトナー像の先端部が2次転写位置に到達する
タイミングに合わせて送出・搬送される。中間転写ベル
ト11上に4色が重なり合って形成されたトナー像が一
括転写された転写紙100は、その後、紙搬送ユニット
60によって定着器に搬送され、転写紙100上の未定
着トナー像の定着を行う。そして、この転写紙100は
コピートレイに搬出され、スタックされる。
【0074】なお、1次転写後の感光体ドラム1は、そ
の表面を感光体クリーニングユニット2によってクリー
ニングされ、図示しない除電手段としての除電ランプに
よって均一に除電される。また、2次転写後の中間転写
ベルト11は、ベルトクリーニング装置30のクリーニ
ングブレード31が中間転写ベルト11に所定の押圧力
で押圧されることで、その表面がクリーニングされる。
【0075】次に、本発明の特徴部分である2次転写位
置への転写紙搬送制御について説明する。上記構成の複
写機において中間転写ベルト11上に形成されているト
ナー像を転写紙100に転写するときは、中間転写ベル
ト11の裏面のマーク71を検知した時点から、所定の
送出開始時間Tsが経過したタイミングで、レジストロ
ーラ52のところで一旦停止させている転写紙100を
送出し始める。
【0076】ここで、初期設定における送出開始時間T
soは、下記の数式1で表される。式中の「To」は上
記マークを検知してから4色目のトナー像に対するレー
ザ書き込みを開始するまでの「レーザ書き込み開始時
間」である。また、図2に示すように、式中の「La」
は、感光体ドラム1の周面上のレーザ書き込み位置EX
から1次転写位置までの「潜像移動距離」である。ま
た、「Lb」は、中間転写ベルト11上の周面上の1次
転写位置からベルト移動方向に沿って2次転写位置に至
る「トナー像移動距離」である。また、「Lc」は、レ
ジストローラ52による転写紙の送出開始位置から2次
転写位置までの「転写紙送出距離」である。また、「V
a」、「Vb」及び「Vc」はそれぞれ、感光体ドラム
の表面速度、中間転写ベルト速度および送出搬送ローラ
の表面速度である。また、「ΔTh」は機械のばらつき
に基づく補正時間である。
【0077】
【数1】送出開始時間Tso=To+La/Va+Lb
/Vb−Lc/Vc+ΔTh
【0078】図2において、中間転写ベルト11上のト
ナー像の先端位置Ptopが、該ベルト11上の2次転写
位置からベルト移動方向上流側に上記転写紙送出距離L
cだけさかのぼった、転写紙送出位置に対応する位置
(以下、「転写紙送出対応位置」という。)Prに到達
したときに、転写紙100の送出搬送を開始する。
【0079】従来例においては、上記各距離La,L
b,Lcと上記各速度Va,Vb,Vcとして予め設定
した固定値を用いて上記送出開始時間Tsoを決めてい
た。また、各ローラの位置、紙搬送速度などが機械によ
ってばらつくため、上記式中の補正時間ΔThの部分を
修正して上記送出開始時間Tsを変更する機械もある。
ところが、この種の機械では、環境温度や経時で中間転
写ベルト11の周長が変化した際に、その都度、上記送
出開始時間Tsoを再設定しなければならない。
【0080】そこで、本実施形態の複写機では、下記の
数式2で示すように、中間転写ベルト11の周長変化量
ΔLに応じて上記送出開始時間Tsを変更している。こ
の変更により、環境温度や経時で中間転写ベルト11の
周長が変化した場合でも、画像の先端と転写紙100の
先端部における所定の位置とを正確に位置合わせること
ができる。
【0081】
【数2】送出開始時間Ts=Tso+ΔTs
【0082】ここで、上記「ΔTs」は、中間転写ベル
ト周長変化による補正値であり、下記の数式3及び数式
4で求めることができる。数式3中の「ΔLb」は、上
記トナー像移動距離の変化量Lbの変化量であり、
「L」は中間転写ベルト11の周長の初期設定値であ
る。「ΔL」は、中間転写ベルト11の周長の変化量で
ある。
【0083】
【数3】 ΔTs=ΔLb/Vb =(Lb×ΔL/L)/Vb
【数4】ΔL=(Tm−Tmo)×Vb
【0084】上記数式3における中間転写ベルト11の
周長の変化量ΔLは、連続して検知される少なくとも2
回のマーク71を検知したマーク検知信号の時間間隔T
mから、上記数式4を用いて求めることができる。な
お、数式4中の「Tmo」は、初期の伸縮のない状態の
中間転写ベルト11における上記マーク検知信号の時間
間隔である。
【0085】上記マーク検知信号の時間間隔Tmを用い
ることにより、温度、湿度等の環境条件の検知結果から
間接的に求める場合に比して、より正確に中間転写ベル
ト11の周長の変化量を求めることができる。また、上
記マーク検知信号の時間間隔Tmを用いる場合は、温
度、湿度等の環境条件ではなく、中間転写ベルト11の
材料特性の経時的な変化に起因して中間転写ベルト11
の周長が変化したときでも、中間転写ベルト11の周長
の変化量を求めることができる。
【0086】図3は、中間転写ベルト11の周長変化に
応じて、上記送出搬送ローラ51、52による転写紙の
送出開始タイミングを制御するための制御系のブロック
図である。この制御系は、中間転写ベルト11の周長変
化に応じて転写材(転写紙)の送出搬送を制御する転写
材(転写紙)搬送制御手段として機能するものであり、
主制御部200とセンサ制御部210とクラッチ制御部
220とを用いて構成されている。
【0087】上記主制御部200は、2次転写位置への
転写紙送出搬送を制御するためのプログラム等が記録さ
れている記録媒体としてのROM201、該制御等に用
いるデータを一次保存するRAM202、入出力インタ
ーフェースなどにより構成されている。上記センサ制御
部210は、マーク検知に必要な電圧をマークセンサ7
0に供給したり、該センサ70から出力されるアナログ
信号をデジタル信号に変換したりするものである。ま
た、上記クラッチ制御部220は、主制御部200から
の制御指令に基づいて、送出搬送ローラ51、52を駆
動する図示しない駆動装置の途中に設けられた電磁クラ
ッチ55をオン・オフ制御するものである。なお、上記
送出搬送ローラ51、52を駆動する駆動装置は、上記
電磁クラッチを用いる構成のほか、駆動源としての駆動
モータを直接オン・オフ制御するように構成してもよ
い。
【0088】図4は、上記構成の複写機における転写紙
搬送制御の一例を示すフローチャートである。この制御
では、まず、中間転写ベルト11上に3色目のトナー像
を形成するためのマーク検知を行なった後、中間転写ベ
ルト11を1周回転駆動する間に、3色目の画像に対応
する潜像形成、現像、1次転写などを行う(S1,S
2)。次に、中間転写ベルト11上に4色(最終色)目
のトナー像を形成するためのマーク検知を行なう(S
3)。そして、4色目の画像に対応する潜像形成、現
像、1次転写などを行なっている間に、上記数式4に基
づいて、中間転写ベルト11の周長変化量ΔLを算出す
る(S4)。そして、この周長変化量ΔLが予め設定し
た許容範囲内に入っているか否かを判定する(S5)。
もし、上記ΔLが許容範囲よりも大きく変化していると
きは、上記数式2及び3に基づいて上記送出開始時間T
sを変更する(S6)。次に、上記ステップS3におけ
るマーク検知から送出開始時間Tsだけ経過した時に、
上記電磁クラッチ55をオンして送出搬送ローラ51、
52の回転駆動を開始し、転写紙100を2次転写位置
に送出する(S7)。
【0089】なお、上記図4の制御では、2次転写に先
立つ直前の連続する2回のマーク検知のデータに基づい
て、上記中間転写ベルト11の周長変化量ΔLを算出し
ているが、中間転写ベルト11の移動速度が安定してい
れば他の期間で検知された複数のマーク検知のデータを
用いてよい。また、3回以上のマーク検知のデータを用
い、複数個の上記周長変化量ΔLを算出し、それらの平
均値を転写紙の送出搬送制御に用いてもよい。
【0090】また、上記図4の制御では、中間転写ベル
ト11の周長変化量ΔLが予め設定した許容範囲から外
れているときだけ、上記送出開始時間Tsを変更するよ
うに制御しているが、該許容範囲を設定せずに、常に上
記数式2及び3に基づいて上記送出開始時間Tsを算出
し、転写紙の送出搬送の制御に用いるようにしても良
い。
【0091】また、上記中間転写ベルト11上のマーク
71は、その周方向に所定間隔で2個以上設けてもよ
い。この場合は、マーク71が一つの場合に比して中間
転写ベルト11のより短い移動距離で、中間転写ベルト
11の周長の変化量ΔLを求めることができる。また、
上記マークセンサ70を、中間転写ベルト11の周方向
におけるテンションローラ15を挟む複数箇所に設けて
もよい。例えば、上記図1の構成で、1次転写バイアス
ローラ12とテンションローラ15との間に、追加のマ
ークセンサを設ける。この場合は、中間転写ベルト11
上のマーク71が一つであっても、該中間転写ベルト1
1のより短い移動距離で、該中間転写ベルト11の周長
の変化量ΔLを求めることができる。
【0092】以上、本実施形態によれば、環境(温度、
湿度)の変化や中間転写ベルト11の材料特性の経時的
な変化によって中間転写ベルト11の周長が変化した場
合でも、中間転写ベルト11上の重ね合わせトナー像の
先端に合わせて2次転写位置に転写紙100を搬送する
ことができるので、該転写紙100上のカラー画像の位
置ずれを抑制することが可能となる。従って、該位置ず
れに起因する転写紙100の先端部及び後端部における
「白抜け」や「コバ面の汚れ」を防止することができ
る。
【0093】なお、上記実施形態の複写機において、厚
紙モード、変倍モード、自動カラー設定モードを選択し
た場合、前述のように1次転写が終了した後、2次転写
に先立って中間転写ベルト11を1周空回転させる場合
がある。例えば、厚紙モードで最終色のトナー像の1次
転写が終了した後、中間転写ベルト11の移動速度を落
とした時点で、図5に示すように転写紙送出対応位置P
rをトナー像の先端位置Ptopが通過している場合があ
る。この場合は、転写紙100の送出搬送開始動作が間
に合わないため、中間転写ベルト11を1周空回転させ
る必要がある。
【0094】図6は、2次転写に先立って中間転写ベル
ト11の空回転を行う場合の転写紙搬送制御の一例を示
すフローチャートである。この制御では、上記数式1で
示す送出開始時間の初期設定値Tsoを求める際に、上
記トナー像移動距離Lbとして、中間転写ベルト11の
周長Lを加算したものを用いる。また、ステップS6に
示す送出開始時間Tsの変更の際には、上記数式3に代
えて、下記の数式5を用いる。そして、中間転写ベルト
11の空回転を行った後、ステップS3におけるマーク
検知から送出開始時間Tsだけ経過した時に、上記電磁
クラッチ55をオンして送出搬送ローラ51、52の回
転駆動を開始し、転写紙100を2次転写位置に送出す
る(S7,S8)。
【0095】
【数5】ΔTs=(ΔL+Lb×ΔL/L)/Vb
【0096】以上のように、上記中間転写ベルト11の
空回転を行う場合に、中間転写ベルト11の周長変化を
考慮して転写紙100の送出搬送制御を行うことによ
り、中間転写ベルト11の伸縮による画像ずれが発生し
やすい空回転の後でも、転写紙100上の画像の位置ず
れを確実に抑制することができる。
【0097】また、上記実施形態においては、中間転写
ベルト11上のマークを複数回検知した結果に基づい
て、中間転写ベルト11の周長変化を求めているが、テ
ンションローラ15の位置を検知し、テンションローラ
15の移動量に基づいて中間転写ベルト11の周長変化
を求めてもよい。テンションローラ15の位置を検知す
るテンションローラ位置センサとしては、例えば、テン
ションローラ15の軸に取り付けたポテンショメータを
用いることができる。また、テンションローラ15の軸
に取り付けた光反射板での光反射を利用した光測長装置
等の他の位置センサを用いることもできる。
【0098】図7は、上記テンションローラ位置センサ
の検知結果に基づいて、送出搬送ローラ51、52によ
る転写紙の送出開始タイミングを制御するための制御系
のブロック図である。この制御系では、テンションロー
ラ位置センサ72がセンサ制御部210を介して主制御
部200に接続される。この主制御200内には、予め
実験等で求められた、テンションローラ位置センサ72
の出力と中間転写ベルト11の周長との対応関係を示す
データが保存されている。図8は、上記テンションロー
ラ位置センサの検知結果に基づく転写紙搬送制御を示す
フローチャートである。この制御では、所定のタイミン
グでテンションローラ位置センサ72によりテンション
ローラ15の位置が検知され、その検知結果に基づい
て、中間転写ベルト11の周長変化量ΔLが算出される
(S1,S2)。この後の制御は、上記図4の制御の場
合と同様である。
【0099】また、中間転写ベルト11上のマーク検知
の代わりに、装置内の温度、湿度などの環境条件に基づ
いて、中間転写ベルト11の周長変化を求めてもよい。
図9は、装置内の温度及び湿度を検知する温湿度センサ
の検知結果に基づいて、送出搬送ローラ51、52によ
る転写紙の送出開始タイミングを制御するための制御系
のブロック図である。この制御系では、温湿度センサ7
3がセンサ制御部210を介して主制御部200に接続
される。主制御200内には、予め実験等で求められ
た、温湿度センサ73の出力と中間転写ベルト11の周
長との対応関係を示すデータが保存されている。図10
は、上記温湿度センサ73の検知結果に基づく転写紙搬
送制御を示すフローチャートである。この制御では、所
定のタイミングで温湿度センサ73により装置内の温度
及び湿度が検知され、その検知結果に基づいて、中間転
写ベルト11の周長変化量ΔLが算出される(S1,S
2)。この後の制御は、上記図4の制御の場合と同様で
ある。
【0100】また、上記実施形態では、一つの感光体ド
ラム1上に各色のトナー像を順次形成して中間転写ベル
ト11に転写するように構成した画像形成装置について
説明したが、本発明は、図11に示すように複数の感光
体ドラム1a〜1dを備えたタンデム型の画像形成装置
の場合にも適用することができる。この装置では、駆動
ローラ14、テンションローラ15、2次転写対向ロー
ラ16、他の支持ローラ17a〜17eに張架された中
間転写ベルト11が用いられている。そして、中間転写
ベルト11は、各感光体ドラム1a〜1dの周面に一部
巻き付くように張架されている。また、中間転写ベルト
11の裏面のマーク71をマークセンサ70で2回検知
し、その検知結果に基づいて該ベルト11の周長が求め
られる。そして、この中間転写ベルト11の周長変化量
に基づいて、2次転写対向ローラ16と2次転写バイア
スローラ41とが対向する2次転写開始位置に向けて転
写紙を送出搬送するレジストローラ52の駆動開始タイ
ミングが制御される。なお、図11において、図1の装
置の同様な機能を有する部材などのついては同じ符号を
付し、それらの詳しい説明は省略する。
【0101】また、本発明は、中間転写ベルトを用いな
い装置の場合にも適用できるものである。例えば、図1
2に示すように複数の支持ローラ301a〜301c及
びテンションローラ16に張架された感光体ベルト30
0から転写紙に直接転写する場合にも、適用することが
できる。図12において、感光体ベルト300の裏面の
マーク71がマークセンサ70で検知され、該検知結果
に基づいて、感光体ベルト300上に複数の色のトナー
像が重ね合わせて形成される。そして、感光体ベルト3
00上に重ね合わせたカラー画像は、支持ローラ301
cと紙転写ローラ302とが対向する転写位置で、レジ
ストローラ52により送出搬送されてきた転写紙100
に転写される。また、感光体ベルト300の裏面のマー
ク71を2回検したマークセンサ70の検知結果に基づ
いて、該ベルト300の周長変化量が求められる。そし
て、この感光体ベルト300の周長変化量に基づいて、
上記レジストローラ52の駆動開始タイミングが制御さ
れる。
【0102】また、本発明は、図13に示すように感光
体ドラム1のマーク71の検知結果に基づいて該感光体
ドラム1上に複数のトナー像を重ね合わせて形成し、該
感光体ドラム1上の重ね合わせトナー像を転写紙100
に直接転写する場合にも、適用することができる。図1
3において、感光体ドラム1上に重ね合わせたカラー画
像は、該ドラム表面と紙転写ローラ302とが対向する
転写位置で、レジストローラ52により送出搬送されて
きた転写紙100に転写される。また、感光体ドラム1
の裏面のマーク71を2回検したマークセンサ70の検
知結果に基づいて、該ドラム1の周長変化量が求められ
る。そして、この感光体ドラム1の周長変化量に基づい
て、上記レジストローラ52の駆動開始タイミングが制
御される。
【0103】また、上記実施形態では、中間転写ベルト
11の周長の変化に応じて転写紙の送出開始タイミング
を変更しているが、他の転写紙搬送条件を変更してもよ
い。例えば、送出搬送ローラ(給紙ローラ51、レジス
トローラ52)で2次転写位置に転写紙を送出して搬送
するときの搬送速度を変更してもよい。また、転写紙が
一時待機しているレジストローラ52と2次転写位置と
の間の搬送経路長を変更してもよい。
【0104】また、上記実施形態では、像担持体として
の中間転写ベルト11の表面にトナー像を重ね合わせて
転写し、該トナー像を転写紙に転写する装置について説
明したが、本発明は、ある基準時から送出開始時間が経
過したタイミングで、転写紙を送出搬送する装置であれ
ば、像担持体の表面に画像を重ね合わせない場合にも適
用できるものである。
【0105】また、上記実施形態では複写機の場合につ
いて説明したが、本発明は、プリンター、FAXなどの
他の画像形成装置にも適用できるものである。
【0106】
【発明の効果】請求項1乃至17の発明によれば、像担
持体の周長が変化した場合でも、該像担持体上の画像の
先端に合わせて転写位置に転写材を搬送することができ
るので、該転写材上の画像の位置ずれを抑制することが
可能となるという優れた効果がある。
【0107】特に、請求項2、12及び16の発明によ
れば、像担持体上のマークの検知により、該像担持体の
周長の変化量を直接的に求めることができるので、該像
担持体の周長の変化に応じた転写材搬送条件の変更を正
確に行うことができるという優れた効果がある。
【0108】また特に、請求項3及び13の発明によれ
ば、中間転写体上のマークの検知により、該中間転写体
の周長の変化量を直接的に求めることができるので、該
中間転写体の周長の変化に応じた転写材搬送条件の変更
を正確に行うことができるという優れた効果がある。
【0109】また特に、請求項4の発明によれば、像担
持体上のマークを検知してから該像担持体上の画像を転
写材に転写するまでの間に、該像担持体の空駆動を行う
場合に、該像担持体の周長の変化に応じた転写材搬送条
件の変更を正確に行うことができる。したがって、像担
持体の伸縮による画像ずれが発生しやすい上記空駆動の
後でも、該転写材上の画像の位置ずれを確実に抑制する
ことが可能となるという優れた効果がある。
【0110】また特に、請求項5の発明によれば、像担
持体上のマークが一つの場合に比して該像担持体表面の
より短い移動距離で、該像担持体の周長の変化量を求め
ることができるという優れた効果がある。
【0111】また特に、請求項6の発明によれば、像担
持体上のマークが一つであっても、該像担持体表面のよ
り短い移動距離で、該像担持体の周長の変化量を求める
ことができるという優れた効果がある。
【0112】また特に、請求項7の発明によれば、像担
持体を支持する複数のローラの一つであるテンションロ
ーラの移動量を検知することにより、該像担持体の周長
の変化に応じて、転写材の搬送条件を変更することがで
きるという優れた効果がある。
【0113】また特に、請求項8及び9の発明によれ
ば、環境温度を検知することにより、環境温度に依存す
る像担持体の周長の変化に応じて、転写材の搬送条件を
変更することができるという優れた効果がある。
【0114】また特に、請求項9の発明によれば、転写
材の搬送条件として、転写材の送出開始タイミング及び
送出搬送速度の条件を同時に変更するため、転写材上の
画像の位置ずれをより確実に抑制することが可能となる
という優れた効果がある。
【0115】また特に、請求項10、14及び17の発
明によれば、上記転写材の搬送条件を変更する制御が容
易になるという優れた効果がある。
【0116】請求項18乃至20の発明によれば、像担
持体上に形成したマークを検知することにより、環境温
度の検知結果から間接的に求める場合に比してより正確
にベルト部材の周長の変化量を求めることができるとい
う優れた効果がある。
【0117】特に、請求項19の発明によれば、ベルト
部材上のマークが一つの場合に比して該ベルト部材表面
のより短い移動距離で、該ベルト部材の周長の変化量を
求めることができるという優れた効果がある。
【0118】また特に、請求項20の発明によれば、ベ
ルト部材上のマークが一つであっても、該ベルト部材表
面のより短い移動距離で、該ベルト部材の周長の変化量
を求めることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る複写機の概略構成図。
【図2】同複写機における送出開始時間の算出に用いる
パラメータ、及び中間転写ベルト上のトナー像先端位置
Ptopと転写紙送出対応位置Prとの関係を示す説明
図。
【図3】同複写機における転写紙搬送制御の制御系のブ
ロック図。
【図4】同転写紙搬送制御のフローチャート。
【図5】同複写機の厚紙モードにおける中間転写ベルト
上のトナー像先端位置Ptopと転写紙送出対応位置Pr
との関係を示す説明図。
【図6】同複写機の厚紙モードにおける転写紙搬送制御
のフローチャート。
【図7】他の実施形態に係る転写紙搬送制御の制御系の
ブロック図。
【図8】同転写紙搬送制御のフローチャート。
【図9】更に他の実施形態に係る転写紙搬送制御の制御
系のブロック図。
【図10】同転写紙搬送制御のフローチャート。
【図11】更に他の実施形態に係る画像形成装置の概略
構成図。
【図12】更に他の実施形態に係る画像形成装置の概略
構成図。
【図13】更に他の実施形態に係る画像形成装置の概略
構成図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 感光体クリーニング装置 3 帯電チャージャ 4 リボルバ現像ユニット 5 書込光学ユニット 10 中間転写ユニット 11 中間転写ベルト 12 1次転写バイアスローラ 13 アースローラ 14 駆動ローラ 15 テンションローラ 16 2次転写対向ローラ 20 潤滑剤塗布装置 30 ベルトクリーニング装置 40 紙転写ユニット 41 2次転写バイアスローラ 50 給紙レジスト部 51 給紙ローラ 52 レジストローラ 55 電磁クラッチ 70 マークセンサ 71 位置検出用のマーク 72 テンションローラ位置センサ 73 温湿度センサ 200 主制御部 210 センサ制御部 220 クラッチ制御部

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面が無端移動可能な像担持体と、該像担
    持体の表面を無端移動させるように該像担持体を駆動す
    る像担持体駆動手段と、該像担持体の表面に画像を形成
    する画像形成手段と、該像担持体に対向する転写位置で
    該像担持体上の画像を転写材に転写する転写材転写手段
    と、該転写材を予め設定したタイミングで送出して該転
    写位置に搬送する転写材搬送手段とを備えた画像形成装
    置において、 上記像担持体の表面の周長変化に応じて、上記転写材搬
    送手段における上記転写材の搬送条件を変更することを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 上記像担持体に位置検出用のマークを設けるとともに、 該像担持体上のマークを検出するマーク検知手段と、該
    マーク検知手段で少なくとも2回検知した複数の検知信
    号の検知時間間隔に基づいて上記転写材の搬送条件を変
    更するように上記転写材搬送手段を制御する転写材搬送
    制御手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】潜像担持体と、該潜像担持体に潜像を形成
    する潜像形成手段と、該潜像担持体上の潜像を現像して
    画像を形成する現像手段と、位置検出用のマークを有す
    る上記像担持体としての中間転写体と、該潜像担持体上
    の画像を該中間転写体に転写する中間転写手段と、該中
    間転写体上の該マークを検知するマーク検知手段と、該
    マーク検知手段の検知結果に基づいて該潜像担持体への
    潜像形成開始タイミングを制御する潜像形成制御手段と
    を備えた請求項1の画像形成装置であって、 上記マーク検知手段で少なくとも2回検知した複数の検
    知信号の検知時間間隔に基づいて上記転写材の搬送条件
    を変更するように上記転写材搬送手段を制御する転写材
    搬送制御手段とを設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】上記像担持体に形成した画像を上記転写材
    に転写させるために該像担持体上の上記マークを検知し
    た後、該像担持体上の画像の先端が上記転写位置を少な
    くとも1回通過するように該像担持体を空駆動し、その
    後に該像担持体上の画像の先端が該転写位置に到達する
    ときに該像担持体上の画像を該転写材に転写する請求項
    2又は3の画像形成装置であって、 上記転写材の送出開始に先立って上記マーク検知手段で
    少なくとも2回検知した複数の検知信号の検知時間間隔
    に基づいて上記転写材の搬送条件を変更することを特徴
    とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項2、3又は4の画像形成装置におい
    て、 上記マークを、上記像担持体の周方向に所定間隔で複数
    設けたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】上記像担持体が、テンションローラを含む
    複数の支持ローラに支持された無端状のベルト部材であ
    る請求項2、3又は4の画像形成装置において、 上記マーク検知手段を、上記像担持体の周方向における
    上記テンションローラを挟む複数箇所に設けたことを特
    徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】上記像担持体が、テンションローラを含む
    複数の支持ローラに支持された無端状のベルト部材であ
    る請求項1の画像形成装置であって、 上記テンションローラの移動量を検知するテンションロ
    ーラ移動量検知手段と、該テンションローラ移動量検知
    手段の検知結果に基づいて上記転写材の搬送条件を変更
    するように上記転写材搬送手段を制御する転写材搬送制
    御手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項1の画像形成装置において、 環境温度を検知する環境温度検知手段と、該環境温度検
    知手段の検知結果に基づいて上記転写材の搬送条件を変
    更するように上記転写材搬送手段を制御する転写材搬送
    制御手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】上記転写材搬送手段を、上記転写材を挾持
    して予め設定したタイミングで送出する送出搬送ローラ
    と、該送出搬送ローラを回転駆動する回転駆動手段とを
    用いて構成した請求項8の画像形成装置であって、 上記環境温度検知手段の検知結果に基づいて、上記送出
    搬送ローラの回転開始タイミングとともに該送出搬送ロ
    ーラの回転速度を変更することを特徴とする画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】請求項1、2、3、4、5、6、7、8
    又は9の画像形成装置において、 上記転写材搬送制御手段で変更する搬送条件が、上記転
    写位置に対する上記転写材の送出開始タイミングである
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】表面が無端移動する像担持体に対向する
    転写位置に転写材を予め設定したタイミングで送出して
    搬送する際の転写材の搬送条件を制御する転写材搬送制
    御方法において、 上記像担持体の表面の周長変化に応じて、上記転写材の
    搬送条件を変更することを特徴とする転写材搬送制御方
    法。
  12. 【請求項12】請求項11の転写材搬送制御方法におい
    て、 上記像担持体に設けた位置検出用のマークを少なくとも
    2回検知し、該検知で得られた複数の検知信号の検知時
    間間隔に基づいて、上記転写材の搬送条件を変更するこ
    とを特徴とする転写材搬送制御方法。
  13. 【請求項13】上記像担持体が、潜像の形成及び該潜像
    の現像により形成された潜像担持体上の画像が転写され
    る中間転写体である請求項11の転写材搬送制御方法で
    あって、 上記中間転写体に設けた位置検出用のマークを少なくと
    も2回検知し、該検知で得られた複数の検知信号の検知
    時間間隔に基づいて、上記転写材の搬送条件を変更する
    ことを特徴とする転写材搬送制御方法。
  14. 【請求項14】請求項11、12又は13の転写材搬送
    制御方法において、 上記変更する搬送条件が、上記転写位置に対する上記転
    写材の送出開始タイミングであることを特徴とする転写
    材搬送制御方法。
  15. 【請求項15】表面が無端移動する像担持体に対向する
    転写位置で、該像担持体の表面に形成された画像を転写
    材に転写する転写材転写手段と、該転写材を予め設定し
    たタイミングで送出して該転写位置に搬送する転写材搬
    送手段とを備えた転写装置において、 上記像担持体の表面の周長変化に応じて、上記転写材搬
    送手段における上記転写材の搬送条件を変更することを
    特徴とする転写装置。
  16. 【請求項16】請求項15の転写装置において、 上記像担持体に位置検出用のマークを設けるとともに、 該像担持体上のマークを検出するマーク検知手段と、該
    マーク検知手段で少なくとも2回検知した複数の検知信
    号の検知時間間隔に基づいて上記転写材の搬送条件を変
    更するように上記転写材搬送手段を制御する転写材搬送
    制御手段とを設けたことを特徴とする転写装置。
  17. 【請求項17】請求項15又は16の転写装置におい
    て、 上記転写材搬送制御手段で変更する搬送条件が、上記転
    写位置に対する上記転写材の送出開始タイミングである
    ことを特徴とする転写装置。
  18. 【請求項18】複数の支持ローラに支持された無端状の
    ベルト部材と、該ベルト部材を駆動するベルト駆動手段
    とを備えたベルト装置において、 上記ベルト部材に位置検出用のマークを設けるととも
    に、 該ベルト部材上のマークを検出するマーク検知手段と、
    該マーク検知手段で少なくとも2回検知した複数の検知
    信号の検知時間間隔に基づいて該ベルト部材の周長変化
    量を求める演算手段とを設けたことを特徴とするベルト
    装置。
  19. 【請求項19】請求項18のベルト装置において、 上記マークを、上記ベルト部材の周方向に所定間隔で複
    数設けたことを特徴とするベルト装置。
  20. 【請求項20】上記ベルト部材を支持する複数の支持ロ
    ーラの一つがテンションローラである請求項18のベル
    ト装置において、 上記マーク検知手段を、上記ベルト部材の周方向におけ
    る上記テンションローラを挟む複数箇所に設けたことを
    特徴とするベルト装置。
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