JP2000113412A - 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法

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JP2000113412A JP10285770A JP28577098A JP2000113412A JP 2000113412 A JP2000113412 A JP 2000113412A JP 10285770 A JP10285770 A JP 10285770A JP 28577098 A JP28577098 A JP 28577098A JP 2000113412 A JP2000113412 A JP 2000113412A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁極幅を小さくした場合においても、十分な
オーバーライト特性を得ることができるようする。 【解決手段】 ボールチップ12のエアベアリング面と
反対側の端部を覆うように補助ボールチップ14を形成
し、このボールチップ12に補助ボールチップ14が重
なった部分を補助磁極部分とする。ボールチップ12の
みからなる磁極部分に比べて体積の大きな補助磁極部分
を設けたことにより、ハーフミクロンオーダやクォータ
ミクロンオーダまで、磁極幅を小さくした場合において
も、スロートハイトゼロの位置の近傍領域における磁束
の飽和を抑制でき、十分なオーバーライト特性を得るこ
とが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも書き込
み用の誘導型磁気変換素子を有する薄膜磁気ヘッドおよ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードディスク装置の面記録密度
の向上に伴って、薄膜磁気ヘッドの性能向上が求められ
ている。薄膜磁気ヘッドとしては、書き込み用の誘導型
磁気変換素子を有する記録ヘッドと読み出し用の磁気抵
抗(以下、MR(Magneto Resistive )と記す。)素子
を有する再生ヘッドとを積層した構造の複合型薄膜磁気
ヘッドが広く用いられている。
【0003】再生ヘッドの性能を向上させる方法として
は、MR膜をAMR膜からGMR膜等の磁気抵抗感度の
優れた材料に変える方法や、MR膜のパターン幅、特
に、MRハイトを適切化する方法等がある。このMRハ
イトとは、MR素子のエアベアリング面側の端部から反
対側の端部までの長さ(高さ)をいい、エアベアリング
面の加工の際の研磨量によって制御されるものである。
なお、ここにいうエアベアリング面は、薄膜磁気ヘッド
の、磁気記録媒体と対向する面であり、トラック面とも
呼ばれる。
【0004】この再生ヘッドの性能向上に伴って、記録
ヘッドの性能向上も求められている。記録ヘッドの性能
を決定する要因としては、スロートハイト(Throat Hei
ght:TH)がある。スロートハイトは、エアベアリング
面から、磁束発生用の薄膜コイルを電気的に分離する絶
縁層の端部までの磁極部分の長さ(高さ)をいう。記録
ヘッドの性能向上のためには、スロートハイトの縮小化
が望まれている。このスロートハイトも、エアベアリン
グ面の加工の際の研磨量によって制御される。
【0005】記録ヘッドの性能のうち、記録密度を高め
るには、磁気記録媒体におけるトラック密度を上げる必
要がある。このためには、記録ギャップ層を挟んでその
上下に形成された下部磁極および上部磁極のエアベアリ
ング面での幅を数ミクロンからサブミクロンオーダーま
で狭くした狭トラック構造の記録ヘッドを実現する必要
があり、これを達成するために半導体加工技術が利用さ
れている。
【0006】図21は従来の薄膜磁気ヘッドの一例とし
て、複合型薄膜磁気ヘッドの構造を表すものである。な
お、図21において、(a)はエアベアリング面に垂直
な断面を示し、(b)は磁極部分のエアベアリング面に
平行な断面を示している。
【0007】この複合型薄膜磁気ヘッドでは、例えばア
ルティック(Al2 3 ・TiC)よりなる基板101
の上に、例えばアルミナ(Al2 3 )よりなる絶縁層
102が形成されている。この絶縁層102の上に、磁
性材料よりなる再生ヘッド用の下部シールド層103が
形成されている。下部シールド層103の上には、例え
ばアルミナまたはチッ化アルミニウムのスパッタリング
により、絶縁層としての下部シールドギャップ膜104
が形成されている。下部シールドギャップ膜104の上
には再生用のMR素子105が形成されている。更に、
下部シールドギャップ膜104の上には、MR素子10
5に電気的に接続される一対の第1の電極層106が形
成されている。第1の電極層106は、例えば、Ti
W,CoPt,TiW,Taを積層して形成される。
【0008】また、第1の電極層106には、一対の第
2の電極層107が電気的に接続されている。第2の電
極層107は、例えば、銅(Cu)によって形成され
る。第1の電極層106および第2の電極層107は、
MR素子105に電気的に接続されるリードを構成して
いる。
【0009】下部シールドギャップ膜104およびMR
素子105の上には、絶縁層としての上部シールドギャ
ップ膜108が形成され、MR素子105がシールドギ
ャップ膜104,108内に埋設されている。上部シー
ルドギャップ膜108の上には、磁性材料からなり、再
生ヘッドと記録ヘッドの双方に用いられる上部シールド
層兼下部磁極層(以下、下部磁極層と記す。)109が
形成されている。下部磁極層109の上には、絶縁膜、
例えばアルミナ膜よりなる記録ギャップ層110が形成
されている。記録ギャップ層110の上には、スロート
ハイトを決定するフォトレジスト層111が所定のパタ
ーンに形成され、このフォトレジスト層111の上に、
誘導型の記録ヘッド用の第1層目の薄膜コイル112が
形成されている。フォトレジスト層111およびコイル
112の上には、フォトレジスト層113が所定のパタ
ーンに形成されている。このフォトレジスト層113の
安定化のために、例えば200〜250°Cの温度で熱
処理が施されている。フォトレジスト層113の上に
は、第2層目の薄膜コイル114が形成されている。フ
ォトレジスト層113および薄膜コイル114の上に
は、熱処理により安定化されたフォトレジスト層115
が所定のパターンに形成されている。
【0010】薄膜コイル112,114よりも後方(図
21(a)における右側)の位置には、磁路形成のため
に、記録ギャップ層110が部分的にエッチングされて
いる。記録ギャップ層110、フォトレジスト層11
1,113,115の上には、記録ヘッド用の磁性材
料、例えば高飽和磁束密度材のパーマロイ(NiFe)
またはFeNよりなる上部磁極層116が形成されてい
る。上部磁極層116は、薄膜コイル112,114よ
りも後方の位置において、下部磁極層109と接触し、
磁気的に連結している。上部磁極層116の上には例え
ばアルミナよりなるオーバーコート層117が形成され
ている。上部磁極層116、記録ギャップ層110およ
び下部磁極層109の一部の各側壁は垂直に自己整合的
に形成され、トリム(Trim)構造となっている。このト
リム構造によれば、狭トラックの書き込み時に発生する
磁束の広がりによる実効トラック幅の増加を防止するこ
とができる。
【0011】図22は、上部磁極層116の形状の一例
を示したものである。この上部磁極層116は、エアベ
アリング面120側に配置される磁極部分116aと、
コイル112,114に対向する位置に配置されるヨー
ク部分116bとを有している。ヨーク部分116bに
おける磁極部分116a側の一部は、磁極部分116a
側ほど細くなるテーパ状に形成されている。このテーパ
状の部分の外縁は、エアベアリング面120と平行な面
に対して例えば45°をなしている。なお、図中、TH
0は、薄膜コイルを電気的に分離する絶縁層のエアベア
リング面側の端部の位置(スロートハイトゼロ位置)を
表している。
【0012】近年、高面密度記録を可能とするために、
記録トラック幅、すなわち磁極部分の幅(以下、磁極幅
と言う。)を小さくすることが要求されている。図23
は、図22に示したものに比べて、磁極幅を小さくした
場合の上部磁極層116の形状の一例を示したものであ
る。この例では、磁極部分116aの幅が0.8〜1.
2μmになっている。今後は、磁極部分116aの幅
を、サブミクロンオーダの0.4μm程度とすることも
考えられる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来、上部磁極層11
6の形状が、図22に示したような形状の場合には、薄
膜コイル112,114から発生した磁束は、途中で飽
和することなく、磁極部分の先端まで到達していた。
【0014】しかしながら、例えば図23に示したよう
に、磁極幅を小さくした場合には、スロートハイトゼロ
位置TH0の近傍で磁束が飽和してしまい、磁束が磁極
部分の先端まで十分に到達することができなくなる現象
が発生する。その結果、オーバーライト特性、すなわ
ち、記録媒体上に既に書き込んである上からさらにデー
タを重ね書きする場合の特性を示す値が、例えば10〜
20dB程度と低い値となり、十分なオーバーライト特
性を確保することができないという問題が生じる。
【0015】ところで、上部磁極層を形成する方法とし
ては、例えば、特開平7−262519号公報に示され
るように、フレームめっき法が用いられる。フレームめ
っき法を用いて上部磁極層を形成する場合は、まず、山
状に盛り上がったコイル部分であるエイペックス部の上
に全体的に、例えばパーマロイよりなる薄い電極膜を、
例えばスパッタリングによって形成する。次に、その上
にフォトレジストを塗布し、フォトリソグラフィ工程に
よりパターニングして、めっきのためのフレーム(外
枠)を形成する。そして、先に形成した電極膜をシード
層として、めっき法によって上部磁極層を形成する。
【0016】ところが、エイペックス部と他の部分とで
は、例えば7〜10μm以上の高低差がある。このエイ
ペックス部上に、フォトレジストを3〜4μmの厚みで
塗布する。エイペックス部上のフォトレジストの膜厚が
最低3μm以上必要であるとすると、流動性のあるフォ
トレジストは低い方に集まることから、エイペックス部
の下方では、例えば8〜10μm以上の厚みのフォトレ
ジスト膜が形成される。
【0017】幅の小さい磁極部分を形成するためには、
フォトレジスト膜によって1.0μm程度の間隔のフレ
ームパターンを形成する必要がある。すなわち、8〜1
0μm以上の厚みのあるフォトレジスト膜によって、
1.0μmもしくはそれ以下の間隔の微細なパターンを
形成しなければならない。ところが、このような厚い膜
厚のフォトレジストパターンを狭間隔で形成することは
製造工程上極めて困難であった。
【0018】しかも、フォトリソグラフィの露光時に、
露光用の光が、シード層としての下地電極膜で反射し、
この反射光によってもフォトレジストが感光して、フォ
トレジストパターンのくずれ等が生じ、シャープかつ正
確なフォトレジストパターンが得られなくなる。その結
果、上部磁極層の側壁が丸みを帯びた形状になる等、上
部磁極層を所望の形状に形成できなくなる。特に、上部
磁極層116を図23に示したような形状に形成する場
合、磁極部分116aとヨーク部分116bの境界近傍
の領域では、下地電極膜で反射して戻ってくる反射光に
は、垂直方向の反射光のみならず、エイペックス部の斜
面からの斜め方向または横方向からの反射光も含まれて
おり、これらの反射光がフォトレジスト層の感光に影響
を与え、磁極幅を規定するフォトレジストパターン間隔
が所望の値よりも大きくなりやすい。
【0019】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その第1の目的は、磁極幅を小さくした場合にお
いても、十分なオーバーライト特性を得ることができる
ようにした薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法を提供す
ることにある。
【0020】本発明の第2の目的は、上記第1の目的に
加え、磁極幅を小さくした場合においても、磁極幅の正
確な制御が可能な薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法を
提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明による薄膜磁気ヘ
ッドは、磁気的に連結され、且つ記録媒体に対向する側
の一部がギャップ層を介して対向する2つの磁極部分を
含み、それぞれ少なくとも1つの層からなる2つの磁性
層と、この2つの磁性層の間に絶縁層を介して配設され
た薄膜コイルとを有する書き込み用の誘導型磁気変換素
子を備えた薄膜磁気ヘッドであって、2つの磁性層のう
ちの少なくとも一方の磁性層は、一端部が記録媒体に対
向する媒体対向面側に配置される磁極部分と、一端部側
が磁極部分の他端部側に磁気的に連結されると共に、膜
厚が磁極部分よりも厚く形成された補助磁極部分と、こ
の補助磁極部分の他端部側に磁気的に連結されるヨーク
部分とを有するものである。
【0022】本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法は、磁
気的に連結され、且つ記録媒体に対向する側の一部がギ
ャップ層を介して対向する2つの磁極部分を含み、それ
ぞれ少なくとも1つの層からなる2つの磁性層と、この
2つの磁性層の間に絶縁層を介して配設された薄膜コイ
ルとを有する書き込み用の誘導型磁気変換素子を備えた
薄膜磁気ヘッドの製造方法であって、一端部が記録媒体
に対向する媒体対向面側に配置されるように磁極部分を
形成する工程と、一端部側が磁極部分の他端部側に磁気
的に連結されると共に、膜厚が磁極部分よりも厚い補助
磁極部分を形成する工程と、補助磁極部分の他端部側に
磁気的に連結されるヨーク部分を形成する工程とを含む
ものである。
【0023】本発明の薄膜磁気ヘッドまたはその製造方
法では、磁極部分の他端部側に磁極部分よりも膜厚の厚
い補助磁極部分が磁気的に連結される。従って、磁極部
分の幅(磁極幅)を小さくしても、スロートハイトゼロ
位置近傍の磁極の体積を大きく確保することが可能とな
り、スロートハイトゼロ位置近傍での磁束の飽和を抑制
しつつ、磁極幅をサブミクロンオーダとすることが可能
になる。
【0024】本発明の薄膜磁気ヘッドまたはその製造方
法では、更に、補助磁極部分の幅を磁極部分よりも広く
するようにしてもよい。
【0025】また、本発明の薄膜磁気ヘッドまたはその
製造方法では、磁極部分を、媒体対向面および補助磁極
部分の媒体対向面側の端面それぞれに対して垂直に形成
するようにしてもよい。
【0026】更に、本発明の薄膜磁気ヘッドまたはその
製造方法では、補助磁極部分を、媒体対向面側になるに
従って少なくとも膜厚が段階的に薄くなるように形成し
てもよい。
【0027】また、本発明の薄膜磁気ヘッドまたはその
製造方法では、矩形断面を有する磁性層を磁極部分とし
て形成した後、磁性層の媒体対向面と反対側の一部を少
なくとも一層の他の磁性層により覆い、他の磁性層によ
り覆われた領域を補助磁極部分とするようにしてもよ
い。
【0028】更に、本発明の薄膜磁気ヘッドまたはその
製造方法では、ギャップ層を形成した後、ギャップ層と
一方の磁性層の補助磁極部分との間に、スロートハイト
を規定するための絶縁層を形成するようにしてもよい。
【0029】また、本発明の薄膜磁気ヘッドまたはその
製造方法では、補助磁極部分の媒体対向面側の端部を、
絶縁層の媒体対向面側の端部の近傍の位置に配置するよ
うにしてもよい。
【0030】更に、本発明の薄膜磁気ヘッドまたはその
製造方法では、ヨーク部分の幅を、補助磁極部分の幅よ
りも広く形成することが望ましい。
【0031】また、本発明の薄膜磁気ヘッドまたはその
製造方法では、補助磁極部分の媒体対向面と反対側の面
からギャップ層の表面に沿った領域に少なくとも一層の
薄膜コイルを形成することもできる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0033】[本発明の第1の実施の形態]まず、図1
ないし図12を参照して、本発明の第1の実施の形態に
係る薄膜磁気ヘッドの製造方法としての複合型薄膜磁気
ヘッドの製造方法について説明する。なお、図1ないし
図12において、(a)はエアベアリング面に垂直な断
面を示し、(b)は磁極部分のエアベアリング面に平行
な断面を示している。
【0034】本実施の形態に係る製造方法では、まず、
図1に示したように、例えばアルティック(Al2 3
・TiC)よりなる基板1の上に、例えばアルミナ(A
23 )よりなる絶縁層2を、約5μmの厚みで堆積
する。次に、絶縁層2の上に、磁性材料よりなる再生ヘ
ッド用の下部シールド層3を、2〜3μmの厚みに形成
する。
【0035】次に、図2に示したように、下部シールド
層3の上に、例えばアルミナまたはチッ化アルミニウム
を30〜150nmの厚みにスパッタ堆積し、絶縁層と
しての下部シールドギャップ膜4を形成する。次に、下
部シールドギャップ膜4の上に、再生用のMR素子5を
形成するためのMR膜を、数十nmの厚みに形成する。
次に、このMR膜の上に、MR素子5を形成すべき位置
に選択的にフォトレジストパターンを形成する。このと
き、リフトオフを容易に行うことができるような形状、
例えば断面形状がT型のフォトレジストパターンを形成
する。次に、フォトレジストパターンをマスクとして、
例えばイオンミリングによってMR膜をエッチングし
て、MR素子5を形成する。なお、MR素子5は、GM
R素子でもよいし、AMR素子でもよい。次に、下部シ
ールドギャップ膜4の上に、同じフォトレジストパター
ンをマスクとして、MR素子5に電気的に接続される一
対の第1の電極層6を、数十nmの厚みに形成する。第
1の電極層6は、例えば、TiW,CoPt,TiW,
Taを積層して形成される。次に、フォトレジストパタ
ーンをリフトオフする。
【0036】次に、図3に示したように、第1の電極層
6に電気的に接続される一対の第2の電極層7を、例え
ば150nmの厚みで、所定のパターンに形成する。第
2の電極層7は、例えば、銅(Cu)によって形成され
る。第1の電極層6および第2の電極層7は、MR素子
5に電気的に接続されるリードを構成する。
【0037】次に、図4に示したように、下部シールド
ギャップ膜4およびMR素子5の上に、絶縁層としての
上部シールドギャップ膜8を、30〜150nmの厚み
に形成し、MR素子5をシールドギャップ膜4,8内に
埋設する。次に、上部シールドギャップ膜8の上に、磁
性材料からなり、再生ヘッドと記録ヘッドの双方に用い
られる上部シールド層兼下部磁極層(以下、下部磁極層
と記す。)9を、約3μmの厚みに形成する。
【0038】次に、図5に示したように、下部磁極層9
の上に、絶縁膜、例えばアルミナ膜よりなる記録ギャッ
プ層10を、0.1〜0.3μmの厚みに形成する。
【0039】次に、図6に示したように、記録ギャップ
層10の上に、スロートハイトを規定するための絶縁層
11を、例えば1.0〜3.0μmの厚みに形成する。
この絶縁層11は、例えばフォトレジスト層を加熱する
ことにより形成することができるが、その他、アルミナ
膜、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜等でもよい。続い
て、絶縁層11よりも後方(図6(a)における右側)
の位置において、磁路形成のために、記録ギャップ層1
0を部分的にエッチングしてコンタクトホール10aを
形成する。
【0040】次に、図7に示したように、例えばフレー
ムめっき法により、エアベアリング面から絶縁層11の
上にかけて、記録ヘッド用の磁性材料からなるポールチ
ップ(上部磁極先端部)12を、例えば約1〜3μmの
厚みに形成する。このとき同時に、ポールチップ12と
同じ材料を用いて、コンタクトホール12aに、磁路形
成のための磁性層13を、例えば約1〜3μmの厚みに
形成する。
【0041】次に、図8に示したように、例えばフレー
ムめっき法により、ポールチップ12の上に、ポールチ
ップ12よりも幅の広い補助ポールチップ14を形成す
る。補助ポールチップ14は、幅が例えば約1〜5μ
m、厚みが例えば約1〜3μmである。このとき同時
に、補助ポールチップ14と同じ材料を用いて、磁性層
13の上に、磁路形成のための磁性層15を、例えば約
1〜3μmの厚みに形成する。
【0042】次に、図9に示したように、補助ポールチ
ップ14をマスクとして、イオンミリングによって、記
録ギャップ層10、更に下部磁極層9を例えば0.3〜
0.5μmだけエッチングして、トリム構造とする。こ
のトリム構造によれば、狭トラックの書き込み時に発生
する磁束の広がりによる実効トラック幅の増加を防止す
ることができる。
【0043】次に、図10に示したように、全面に、例
えばアルミナよりなる絶縁層16を、例えば1〜6μm
の厚みに形成し、その後、この絶縁層16を、補助ポー
ルチップ14および磁性層15の表面に至るまで研磨し
て平坦化する。この際の研磨方法としては、機械的な研
磨またはCMP(化学機械研磨)が用いられる。この平
坦化により、補助ポールチップ14および磁性層15の
表面が露出すると共に、ポールチップ12,補助ポール
チップ14と磁性層13,15との間が絶縁層16によ
り埋め込まれた状態となる。
【0044】次に、図11に示したように、絶縁層16
の上に、例えばめっき法によって、誘導型の記録ヘッド
用の第1層目の薄膜コイル17を例えば3μmの厚みに
形成する。続いて、絶縁層16および薄膜コイル17の
上に、フォトレジスト層18を、所定のパターンに形成
する。次に、フォトレジスト層18を安定化するため
に、例えば200〜250°Cの温度で熱処理する。続
いて、フォトレジスト層18の上に、第2層目の薄膜コ
イル19を例えば3μmの厚みに形成する。次に、フォ
トレジスト層18および薄膜コイル19の上に、フォト
レジスト層20を、所定のパターンに形成する。続い
て、フォトレジスト層20を安定化するために、例えば
200〜250°Cの温度で熱処理する。
【0045】次に、補助ポールチップ14、絶縁層1
6、フォトレジスト層18,20の上に、記録ヘッド用
の磁性材料からなる上部ヨーク21を、例えば約2〜3
μmの厚みに形成する。この上部ヨーク21は、薄膜コ
イル17,19よりも後方の位置において、コンタクト
ホール12aに形成された磁性層13,15を介して下
部磁極層9と接触し、磁気的に連結される。
【0046】次に、図12に示したように、上部ヨーク
21の上に、例えばアルミナよりなるオーバーコート層
22を、30〜40μmの厚みに形成する。最後に、ス
ライダの研磨加工を行って、記録ヘッドおよび再生ヘッ
ドのエアベアリング面を形成して、本実施の形態に係る
薄膜磁気ヘッドが完成する。
【0047】なお、下部磁極層9、ポールチップ12、
補助ポールチップ14および上部ヨーク21は、それぞ
れ、例えばNiFe(Ni:80重量%,Fe:20重
量%)を用いて形成されるが、その他、NiFe(N
i:50重量%,Fe:50重量%)、センダスト、チ
ッ化鉄(FeN)やその化合物、Fe−Co−Zrのア
モルファス等の高飽和磁束密度材を用いて形成してもよ
いし、これらの材料を2種類以上重ねて形成してもよ
い。
【0048】本実施の形態では、スロートハイトは、絶
縁層11により決定され、図12に示したように、スロ
ートハイトゼロ位置TH0は絶縁層11のエアベアリン
グ面側の端部となる。
【0049】図13は、上述のようにして製造された本
実施の形態に係る薄膜磁気ヘッドの上部磁極層のエアベ
アリング面(媒体対向面)の近傍の構成を表す斜視図で
ある。また、図14は、この上部磁極層の平面構成を表
している。
【0050】本実施の形態では、ポールチップ12、補
助ポールチップ14および上部ヨーク21が上部磁極層
を構成し、これが本発明における一方の磁性層に対応し
ている。このうち、ポールチップ12の補助ポールチッ
プ14に覆われていない部分が本発明における磁極部分
12A、ポールチップ12と補助ポールチップ14とが
重なった部分が、本発明における補助磁極部分12B、
上部ヨーク21が、本発明におけるヨーク部分にそれぞ
れ対応している。上部ヨーク21は、本実施の形態で
は、例えば、補助磁極部分12Bと同じ幅を有し、補助
ポールチップ14に対して磁気的に連結される連結部分
21Aと、この連結部分21Aよりも幅広に形成された
ヨーク部分21Bとにより構成されている。
【0051】本実施の形態では、上部磁極層を、トップ
ポール12および補助トップポール14を含む磁極部分
と、上部ヨーク21からなるヨーク部分の2つの部分に
分割して形成するようにしたので、トップポール12を
エイペックス部のない、略平坦な面の上に形成すること
ができる。従って、トップポール12をハーフミクロン
オーダやクォータミクロンオーダまで微細に形成するこ
とが可能となる。
【0052】加えて、本実施の形態では、一端部がエア
ベアリング面に臨むポールチップ12の他端部側に補助
ポールチップ14が磁気的に結合され、この補助ポール
チップ14に対して上部ヨーク21が磁気的に結合され
た構成を有している。
【0053】ここで、磁極部分12Aは幅の狭いポール
チップ12により構成されている。これに対して、補助
磁極部分12Bは、ポールチップ12と補助ポールチッ
プ14との積層構造を有し、更に、この積層構造の上に
上部ヨーク21の連結部分21Aが重なった構成を有し
ている。すなわち、補助磁極部分12Bでは、磁極部分
12Aに比べて、磁性層の幅および厚みが共に大きく、
体積が大きくなっている。
【0054】また、本実施の形態では、補助磁極部分1
2Bのエアベアリング面側の端部は、絶縁層11のエア
ベアリング面側の端部の位置(スロートハイトゼロ位置
TH0)の近傍の位置に配置されている。なお、ここで
言うスロートハイトゼロ位置TH0の近傍とは、スロー
トハイトゼロ位置TH0プラスマイナス0.5μmの範
囲を言うものとする。上部ヨーク21の連結部分21A
のエアベアリング面側の端部の位置と、補助トップポー
ル14のエアベアリング面側の端部の位置は、若干ずれ
ていても構わない。
【0055】本実施の形態では、直方体形状の磁極部分
12Aは、エアベアリング面に対して垂直であり、且
つ、補助磁極部分12Bのエアベアリング面側の端面に
対して垂直である。すなわち、磁極部分12Aと補助磁
極部分12Bとは、平面形状が完全な「凸型」をなして
いる。なお、このような形状は、フォトリソグラフィ技
術により磁性層を一度に凸型形状にパターニングするこ
とによっても可能であるが、磁極部分がサブミクロンオ
ーダーに微細化されると、角部におけるフォトレジスト
のパターン崩れが顕著となり、凸型形状をシャープ且つ
正確に形成することは困難である。
【0056】これに対して、本実施の形態では、先に、
微細な直方体形状のポールチップ12を形成し、このポ
ールチップ12のエアベアリング面とは反対側の端部に
補助ポールチップ14を重ねることにより補助磁極部分
12Bを形成している。従って、上述のようなパターン
崩れが生ずることなく、補助磁極部分12Bをシャープ
且つ正確に形成することが可能である。
【0057】なお、本実施の形態では、磁極部分を、磁
極部分12Aと補助磁極部分12Bとの2段階に絞るよ
うに構成したが、補助磁極部分を、更に、上記の方法を
繰り返して2以上の段階に幅(あるいは厚さ)を小さく
した構成とすることにより、全体として多段階に絞るよ
うにしてもよい。例えば、図15は、補助磁極部分を、
補助磁極部分14a,14bに2分割した構成の例を表
している。
【0058】本実施の形態では、補助磁極部分12Bに
おいては、補助ポールチップ14によって、磁極部分1
2Aのポールチップ12に比べて、幅が広く、且つ厚さ
が厚く厚くなる。そのため、本実施の形態によれば、補
助ポールチップ14を設けない場合に比べて、スロート
ハイトゼロ位置TH0の近傍における磁性層の体積を大
きくすることができ、スロートハイトゼロ位置TH0の
近傍における磁束の飽和を防止することが可能となる。
【0059】このように、本実施の形態によれば、磁極
部分12Aに比べて体積の大きな補助磁極部分12Bを
設けたことにより、例えばハーフミクロンオーダやクォ
ータミクロンオーダまで、磁極幅を小さくした場合にお
いても、十分なオーバーライト特性を得ることが可能と
なる。また、特に、少なくとも磁極部分12Aを高飽和
磁束密度材を用いて形成することにより、磁束が途中で
飽和することなく、有効に磁極部分12Aに到達するこ
とになり、効率的な記録ヘッドを実現することができ
る。
【0060】[本発明の第2の実施の形態]次に、図1
6乃至図20を参照して、本発明の第2の実施の形態に
ついて説明する。なお、図16乃至図20において、
(a)はエアベアリング面に垂直な断面を示し、(b)
は磁極部分のエアベアリング面に平行な断面を示してい
る。
【0061】本実施の形態に係る薄膜磁気ヘッドの製造
方法では、補助ポールチップ14および磁性層15を形
成する迄の工程は、第1の実施の形態と同様である。本
実施の形態では、その後、図16に示したように、ポー
ルチップ12,補助ポールチップ14と磁性層13,1
5との間の薄膜コイルを形成すべき領域に、例えばアル
ミナからなる絶縁層30を、例えば0.1〜0.5μm
の厚みに形成する。なお、この絶縁層30は形成しなく
てもよい。
【0062】次に、図17に示したように、絶縁層30
の上に、例えばめっき法によって、誘導型の記録ヘッド
用の第1層目の薄膜コイル31を形成する。
【0063】次に、図18に示したように、絶縁層30
および薄膜コイル31の上に、全面に、例えばアルミナ
よりなる絶縁層32を、例えば1〜6μmの厚みに形成
し、その後、この絶縁層32を、例えばCMP法により
補助ポールチップ14および磁性層15の表面に至るま
で研磨して平坦化する。この平坦化により、補助ポール
チップ14および磁性層15の表面が露出すると共に、
ポールチップ12,補助ポールチップ14と磁性層1
3,15との間の薄膜コイル31が絶縁層32により埋
め込まれる。
【0064】次に、図19に示したように、絶縁層32
の上に、例えばめっき法によって、第2層目の薄膜コイ
ル33を形成する。続いて、絶縁層32および薄膜コイ
ル33の上に、フォトレジスト層34を、所定のパター
ンに形成する。続いて、フォトレジスト層34を安定化
するために、例えば200〜250°Cの温度で熱処理
する。
【0065】次に、補助ポールチップ14、絶縁層3
2、フォトレジスト層34および磁性層15の上に、記
録ヘッド用の磁性材料からなる上部ヨーク21を、例え
ば約2〜3μmの厚みに形成する。この上部ヨーク21
は、薄膜コイル31,33よりも後方の位置において、
コンタクトホール10aに形成された磁性層13,15
を介して下部磁極層9と接触し、磁気的に連結される。
【0066】次に、図20に示したように、上部磁極層
21の上に、例えばアルミナよりなるオーバーコート層
22を、30〜40μmの厚みに形成する。最後に、ス
ライダの研磨加工を行って、記録ヘッドおよび再生ヘッ
ドのエアベアリング面を形成して、本実施の形態に係る
薄膜磁気ヘッドが完成する。
【0067】本実施の形態では、ポールチップ12,補
助ポールチップ14と磁性層13,15との間の絶縁層
32内に第1層目の薄膜コイル31を埋め込むようにし
たので、第1の実施の形態に比べて、高低差の小さい上
部ヨーク21を形成でき、上部ヨーク21も、ハーフミ
クロンオーダやクォータミクロンオーダまで微細に形成
することが可能となる。
【0068】また、本実施の形態では、このように薄膜
コイル31を埋め込む場合においても、薄膜コイル31
は、補助ポールチップ14の表面よりも下部の部分に埋
め込むようにすればよいので、ポールチップ12の膜厚
が薄膜コイル31の膜厚に制約を受けることはない。従
って、ポールチップ12のより微細化を図ることが可能
となる。
【0069】更に、本実施の形態によれば、薄膜コイル
31と下部磁極層9との間に、薄い記録ギャップ層10
の他に、厚い絶縁層30を形成するようにしたので、薄
膜コイル31と下部磁極層9との間の絶縁耐圧を高める
ことができると共に、薄膜コイル31からの磁束の漏れ
を低減することができる。
【0070】本実施の形態におけるその他の構成、作用
および効果は、第1の実施の形態と同様である。
【0071】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、
上記各実施の形態では、記録ギャップ層10の上に、ス
ロートハイトを規定するための絶縁層11を設け、この
絶縁層11の上にポールチップ12および補助ポールチ
ップ14を重ねるようにしたが、絶縁層11を設けるこ
となく、記録ギャップ層10の上にポールチップ12お
よび補助ポールチップ14を設けるようにしてもよい。
この場合には、スロートハイトは、ポールチップ12の
エアベアリング面と反対側の端部によって規定される。
【0072】また、上記各実施の形態では、基体側に読
み取り用のMR素子を形成し、その上に、書き込み用の
誘導型磁気変換素子を積層した構造の薄膜磁気ヘッドに
ついて説明したが、この積層順序を逆にしてもよい。つ
まり、基体側に書き込み用の誘導型磁気変換素子を形成
し、その上に、読み取り用のMR素子を形成してもよ
い。このような構造は、例えば、上記実施の形態に示し
た上部磁極層の機能を有する磁性膜を下部磁極層として
基体側に形成し、記録ギャップ膜を介して、それに対向
するように上記実施の形態に示した下部磁極層の機能を
有する磁性膜を上部磁極層として形成することにより実
現できる。この場合、誘導型磁気変換素子の上部磁極層
とMR素子の下部シールド層を兼用させることが好まし
い。
【0073】更に、異なる形態としては、誘導型磁気変
換素子のコイル部を構成する各薄膜コイル間に形成され
る絶縁層を、全て無機絶縁層としてもよい。
【0074】また、本発明は、誘導型磁気変換素子のみ
を備え、この誘導型磁気変換素子によって読み取りと書
き込みを行う薄膜磁気ヘッドにも適用することができ
る。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし10
のいずれかに記載の薄膜磁気ヘッドまたは請求項11な
いし20のいずれかに記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法
によれば、磁極部分に隣接して、磁極部分よりも膜厚が
厚く、体積の大きな補助磁極部分を設けるようにしたの
で、磁極部分の磁極幅を小さくした場合においても、磁
極幅の正確な制御が可能であり、十分なオーバーライト
特性を得ることができるという効果を奏する。
【0076】特に、請求項6に記載の薄膜磁気ヘッドも
しくは請求項16に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法に
よれば、矩形断面を有する磁性層を磁極部分として形成
した後、この磁性層の媒体対向面と反対側の一部を少な
くとも一層の他の磁性層により覆い、他の磁性層により
覆われた領域を補助磁極部分とするようにしたので、磁
極部分および補助磁極部分を精度よく形成することが可
能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る薄膜磁気ヘッ
ドの製造方法における一工程を説明するための断面図で
ある。
【図2】図1に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図3】図2に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図4】図3に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図5】図4に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図6】図5に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図7】図6に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図8】図7に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図9】図8に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図10】図9に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図11】図10に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図12】図11に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係る薄膜磁気ヘ
ッドの上部磁性層のエアベアリング面近傍の構成を表す
斜視図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態に係る薄膜磁気ヘ
ッドの磁極部分、補助磁極部分およびヨーク部分の位置
関係を説明するための平面図である。
【図15】本発明の第1の実施の形態の変形例を説明す
るための平面図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係る薄膜磁気ヘ
ッドの製造方法における一工程を説明するための断面図
である。
【図17】図16に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図18】図17に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図19】図18に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図20】図19に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図21】従来の薄膜磁気ヘッドの構成を説明するため
の断面図である。
【図22】従来の薄膜磁気ヘッドにおける上部磁極層の
形状の一例を示す平面図である。
【図23】磁極幅を小さく場合における薄膜磁気ヘッド
の上部磁極層の形状の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1…基板、2…絶縁層、3…下部シールド層、5…MR
素子、9…下部磁極層、10…記録ギャップ層、11…
絶縁層、12…ポールチップ、14…補助ポールチッ
プ、13,15…磁性層、16…絶縁層、17,19…
薄膜コイル、21…上部ヨーク、22…オーバーコート
層。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気的に連結され、且つ記録媒体に対向
    する側の一部がギャップ層を介して対向する2つの磁極
    部分を含み、それぞれ少なくとも1つの層からなる2つ
    の磁性層と、この2つの磁性層の間に絶縁層を介して配
    設された薄膜コイルとを有する書き込み用の誘導型磁気
    変換素子を備えた薄膜磁気ヘッドであって、 前記2つの磁性層のうちの少なくとも一方の磁性層は、 一端部が記録媒体に対向する媒体対向面側に配置される
    磁極部分と、 一端部側が前記磁極部分の他端部側に磁気的に連結され
    ると共に、膜厚が前記磁極部分よりも厚く形成された補
    助磁極部分と、 この補助磁極部分の他端部側に磁気的に連結されるヨー
    ク部分とを有することを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記補助磁極部分は、前記磁極部分より
    も幅が広いことを特徴とする請求項1記載の薄膜磁気ヘ
    ッド。
  3. 【請求項3】 前記磁極部分は、媒体対向面および前記
    補助磁極部分の媒体対向面側の端面それぞれに対して垂
    直であることを特徴とする請求項1または2に記載の薄
    膜磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記補助磁極部分は、媒体対向面側にな
    るに従って少なくとも膜厚が段階的に薄くなっているこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    薄膜磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記補助磁極部分は、更に、媒体対向面
    側になるに従って幅が段階的に薄くなっていることを特
    徴とする請求項4に記載の薄膜磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記磁極部分は、矩形断面を有する磁性
    層により形成され、前記補助磁極部分は、前記磁性層の
    媒体対向面と反対側の一部を、少なくとも一層の他の磁
    性層で覆うことにより形成されたものであることを特徴
    とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の薄膜磁気
    ヘッド。
  7. 【請求項7】 更に、前記ギャップ層と一方の磁性層の
    補助磁極部分との間にスロートハイトを規定するための
    絶縁層を有することを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れか1項に記載の薄膜磁気ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記補助磁極部分の媒体対向面側の端部
    は、前記絶縁層の媒体対向面側の端部の近傍の位置に配
    置されていることを特徴とする請求項7に記載の薄膜磁
    気ヘッド。
  9. 【請求項9】 前記ヨーク部分の幅は、前記補助磁極部
    分の幅よりも広いことを特徴とする請求項1乃至8のい
    ずれか1項に記載の薄膜磁気ヘッド。
  10. 【請求項10】 前記補助磁極部分の媒体対向面と反対
    側の面から前記ギャップ層の表面に沿った領域に少なく
    とも一層の薄膜コイルが形成されていることを特徴とす
    る請求項1乃至9のいずれか1項に記載の薄膜磁気ヘッ
    ド。
  11. 【請求項11】 磁気的に連結され、且つ記録媒体に対
    向する側の一部がギャップ層を介して対向する2つの磁
    極部分を含み、それぞれ少なくとも1つの層からなる2
    つの磁性層と、この2つの磁性層の間に絶縁層を介して
    配設された薄膜コイルとを有する書き込み用の誘導型磁
    気変換素子を備えた薄膜磁気ヘッドの製造方法であっ
    て、 一端部が記録媒体に対向する媒体対向面側に配置される
    ように磁極部分を形成する工程と、 一端部側が前記磁極部分の他端部側に磁気的に連結され
    ると共に、膜厚が前記磁極部分よりも厚い補助磁極部分
    を形成する工程と、 前記補助磁極部分の他端部側に磁気的に連結されるヨー
    ク部分を形成する工程とを含むことを特徴とする薄膜磁
    気ヘッドの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記補助磁極部分の幅を、前記磁極部
    分よりも広く形成することを特徴とする請求項11記載
    の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記磁極部分を、媒体対向面および前
    記補助磁極部分の媒体対向面側の端面それぞれに対して
    垂直に形成することを特徴とする請求項11または12
    に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記補助磁極部分を、媒体対向面側に
    なるに従って少なくとも膜厚が段階的に厚くなるように
    形成することを特徴とする請求項11乃至13のいずれ
    か1項に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記補助磁極部分の幅を、媒体対向面
    側になるに従って段階的に薄くなるように形成すること
    を特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載
    の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  16. 【請求項16】 矩形断面を有する磁性層を前記磁極部
    分として形成した後、前記磁性層の媒体対向面と反対側
    の一部を少なくとも一層の他の磁性層により覆い、前記
    他の磁性層により覆われた領域を前記補助磁極部分とす
    ることを特徴とする請求項11乃至15のいずれか1項
    に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  17. 【請求項17】 前記ギャップ層を形成した後、前記ギ
    ャップ層と一方の磁性層の補助磁極部分との間に、スロ
    ートハイトを規定するための絶縁層を形成することを特
    徴とする請求項11乃至16のいずれか1項に記載の薄
    膜磁気ヘッドの製造方法。
  18. 【請求項18】 前記補助磁極部分の媒体対向面側の端
    部を、前記絶縁層の媒体対向面側の端部の近傍の位置に
    配置することを特徴とする請求項17に記載の薄膜磁気
    ヘッドの製造方法。
  19. 【請求項19】 前記ヨーク部分の幅を、前記補助磁極
    部分の幅よりも広く形成することを特徴とする請求項1
    1乃至18のいずれか1項に記載の薄膜磁気ヘッドの製
    造方法。
  20. 【請求項20】 前記補助磁極部分の媒体対向面と反対
    側の面から前記ギャップ層の表面に沿った領域に少なく
    とも一層の薄膜コイルを形成することを特徴とする請求
    項11乃至19のいずれか1項に記載の薄膜磁気ヘッド
    の製造方法。
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