JP2000107174A - 像再構成方法及び測定デ―タ取得方法 - Google Patents

像再構成方法及び測定デ―タ取得方法

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JP2000107174A JP11259334A JP25933499A JP2000107174A JP 2000107174 A JP2000107174 A JP 2000107174A JP 11259334 A JP11259334 A JP 11259334A JP 25933499 A JP25933499 A JP 25933499A JP 2000107174 A JP2000107174 A JP 2000107174A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コンピュータトモグラフによっても周期的に
運動する対象物の質的に高い像を時間的に高い分解能で
取得可能かつ再構成可能にする。 【解決手段】 検出器ユニット2が1つの最初の検出器
行および最後の検出器行を有し、検出器行が回転軸線6
に対してほぼ直角に延び、保持体7が回転数nにより回
転軸線6の周りを回転し、静止位相の存在が求められ、
静止位相の間に多数の回転角度αにおいて回転角度αご
とに検出器行によりそれぞれ同時にその都度の回転角度
αに対応付けられている各1つの測定データセットが取
得され、静止位相の継続時間が決定され、回転数nは、
保持体7が静止位相の間に、対象物9の像を再構成する
ために必要な再構成角度範囲βと同じくらいの大きさの
回転角度γだけ回転するように選定され、測定データセ
ットから三次元の逆投影アルゴリズムを用いて対象物9
の像が再構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、或る回転数で回転
軸線の周りを回転する保持体の上に配置されている検出
器ユニットを用いた、周期的に運動する対象物の像再構
成方法、及び測定データ取得方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術では心臓の測定データセット
は一般に、回転軸線に対して直角に配置されている単一
の検出器行を有する検出器ユニットにより取得される。
保持体の回転中に検出器行により多数の回転角度におい
て測定データセットが取得される。同時にEKG信号が
一緒に記録される。EKG信号により回転角度および心
臓位相の対応付けが達成される。静止位相で取得された
測定データセットにより次いで像再構成が行われる。そ
の後に患者が断片だけ回転軸線に対して平行にずらさ
れ、新しい測定データセットが取得される。
【0003】しかし通常の回転速度(最大120回転/
分)では、この方法によって、人間の心臓を、患者がそ
の呼吸を停止し得る時間中に、すなわち呼吸停止時間中
に全体としてトモグラフィ的に取得することはできな
い。
【0004】患者を保持体の回転中に連続的にずらし
(いわゆる渦巻走査)、同じく連続的に測定データセッ
ト(いわゆる渦巻データ)を取得することも知られてい
る。この場合にも非常に速く限界に突き当たる。すべて
のずらし位置またはシフト位置が心臓の静止位相中に取
得された測定データから再構成され得ない。従って、予
め定められたずらし‐またはシフト位置での渦巻データ
の内挿の際に、心臓の静止位相で測定された渦巻回転か
ら内挿することが必要である。このことは内挿幅を明ら
かに高くし、その結果として達成可能な鋭さを著しく減
じ得る。
【0005】対象物の像をすべてのずらし位置において
再構成することは確かに原理的には可能である。しか
し、心臓が拍動位相にあったずらし位置においては質的
に劣った像しか得られない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
通常のコンピュータトモグラフによっても周期的に運動
する対象物の質的に高い像を時間的に高い分解能で取得
可能かつ再構成可能である像再構成方法を提供すること
である。
【0007】対象物の周期的な運動が運動位相および静
止位相を有するならば、この課題は、 −検出器ユニットが少なくとも最初の検出器行および最
後の検出器行を有し、検出器行が回転軸線に対して少な
くともほぼ直角に延び、 −静止位相の存在が求められ、少なくとも静止位相中に
多数の回転角度において回転角度ごとに検出器行により
それぞれ同時にその都度の回転角度に対応付けられてい
る各測定データセットが取得され、 −静止位相の継続時間が決定され、回転数は、保持体が
静止位相中に、少なくとも対象物の像を再構成するため
に必要な再構成角度範囲と同じくらいの大きさの回転角
度だけ回転するように選定され、 −測定データセットから三次元の逆投影アルゴリズムを
用いて対象物の像が再構成されることにより解決され
る。
【0008】すなわちこの場合には一方では静止位相中
に測定データセットが、対象物の再構成が可能であるよ
うに大きい連続的な回転角度範囲のなかで取得される。
他方では三次元の逆投影アルゴリズムの使用により再構
成された像の質が顕著に高められる。最後に多行の検出
器ユニットの使用により取得時間が顕著に短縮される。
次の対策手段 −多行の検出器ユニット、 −静止位相での測定データセットの取得、 −回転数の適当な選択および −三次元の逆投影アルゴリズムの使用の組み合わせによ
り、対象物の質的に高い像が取得かつ再構成され得る。
【0009】この像再構成方法は好ましくは、対象物が
人間の心臓であるときに使用される。人間の心臓の静止
位相の存在および静止位相の継続時間を決定するためそ
の際に好ましくは人間の心臓の心電図が一緒に取得され
る。
【0010】それに対して、対象物の周期的な運動が静
止位相を有していない、または短い静止位相しか有して
いないならば、または対象物の撮像が運動位相中に行わ
れなければならないならば、前記の課題は −検出器ユニットが少なくとも1つの最初の検出器行お
よび最後の検出器行を有し、検出器行が回転軸線に対し
て少なくともほぼ直角に延び、 −複数個の周期中に多数の回転角度において回転角度ご
とに検出器行によりそれぞれ同時にその都度の回転角度
に対応付けられている各1つの測定データセットが取得
され、 −対象物の周期的な運動のそれぞれ位相基準点を有する
位相範囲の存在が求められ、測定データセットが少なく
ともこのような位相範囲中に取得され、 −位相範囲の継続時間が求められ、周期の数と位相範囲
中に掃過される位相角度範囲とからの積が少なくとも対
象物の像を再構成するために必要な再構成角度範囲に相
当し、 −測定データセットから三次元の逆投影アルゴリズムを
用いて対象物の像が再構成されることにより解決され
る。
【0011】この像再構成方法は好ましくは、対象物が
人間の心臓であり、位相範囲が人間の心臓の拍動位相の
なかに位置しているときに使用される。位相範囲を決定
するため好ましくは再び人間の心臓の心電図が一緒に取
得される。
【0012】対象物が位相範囲中しか透過照射されない
ようにX線源が心電図によりトリガーされるならば、検
査される患者は特に低いX線量により負荷される。
【0013】保持体の回転数が、直接に相い続く回転角
度の測定データセットが同一の位相範囲中もしくは直接
に後に続く周期の位相範囲中に取得されるように選定さ
れるならば、特に簡単な像再構成が行われ得る。それに
対して、保持体の回転数が可能なかぎり高く選定される
ならば、検査される患者はより低いX線量により負荷さ
れる。
【0014】像再構成のために十分に大きい全体測定デ
ータセットの構成はたとえば −位相範囲ごとに位相範囲中に取得された測定データセ
ットが各1つの回転角度群に統合され、 −各々の回転角度群に対して位相基準点と対応する基準
角度が決定され、 −回転角度ごとに、基準角度が最大でその都度の回転角
度と同じ大きさである回転角度群が決定され、 −こうして決定された回転角度群のなかで、その都度の
回転角度とその都度の基準角度との間の差が最小である
回転角度群の測定データセットが対象物を再構成するた
めに利用されることにより行われ得る。
【0015】代替的に全体測定データセットは、 −再構成角度範囲が、各部分角度範囲基準角度を有する
複数個の等しい大きさの部分角度範囲に分割され、 −位相範囲ごとに、位相範囲中に取得された測定データ
セットが各回転角度群に統合され、 −各々の回転角度群に対して位相基準点と対応する基準
角度が決定され、 −部分回転範囲ごとに、その都度の部分角度範囲基準角
度とその都度の基準角度との間の差の絶対値が最小であ
る回転角度群の測定データセットが対象物を再構成する
ために利用されることにより構成され得る。
【0016】回転角度群から他の回転角度群への切換わ
りの際に測定データセットが重なり範囲のなかで重み付
けされて重ね合わされるならば、より高い像質が達成可
能である。
【0017】検査が渦巻走査の形態で行われるならば、 −検出器ユニットが少なくとも最初の検出器行および最
後の検出器行を有し、検出器行が回転軸線に対して少な
くともほぼ直角に延び、回転軸線に対して平行に検出器
高さだけ互いに間隔をおかれ、 −対象物が送り速度で回転軸線に沿って保持体に対して
相対的にずらされ、保持体が回転数で回転軸線の周りを
回転し、 −少なくとも静止位相中に多数の回転角度において回転
角度ごとに検出器行によりそれぞれ同時にその都度の回
転角度に対応付けられている各1つの測定データセット
が取得され、 −静止位相の継続時間が決定され、回転数は、保持体が
静止位相中に、少なくとも対象物の像を再構成するため
に必要な再構成角度範囲と同じくらいの大きさの回転角
度だけ回転するように選定され、 −送り速度は、対象物が運動位相および2つの再構成時
間の和の間に最大で検出器高さだけ回転軸線に沿ってず
らされ、 −再構成時間が再構成角度範囲を掃過するために必要な
時間である。
【0018】すなわちこの場合には静止位相中に測定デ
ータセットが、この静止位相のなかでとられた各々のシ
フト位置またはずらし位置に対する検出器行の間のそれ
自体は公知の内挿により対象物の再構成がコンピュータ
トモグラフで一般に知られている逆投影アルゴリズムに
より可能であるように大きい連続的な回転速度範囲のな
かで取得され得る。運動位相中に、後続の静止位相でと
られるずらし位置がその前にとられたずらし位置に継ぎ
目なしにつながるように、対象物の過度に大きくない送
りが行われる。次の対策手段 −多行の検出器ユニット、 −静止位相での測定データセットの取得および −送り速度および回転数の適当な選択の組み合わせによ
り、対象物の質的に高い像が取得され、一般に知られて
いる仕方で再構成され得る。
【0019】それに対して、対象物の周期的な運動が静
止位相を有していない、または短い静止位相しか有して
いないならば、または対象物の撮像が運動位相中に行わ
れなければならないならば、代替的に渦巻走査に対し
て、 −検出器ユニットが少なくとも1つの最初の検出器行お
よび最後の検出器行を有し、検出器行が回転軸線に対し
て少なくともほぼ直角に延びており、回転軸線に対して
平行に検出器高さだけ互いに間隔をおかれ、 −対象物が送り速度で回転軸線に沿って保持体に対して
相対的にずらされ、保持体が回転数で回転軸線の周りを
回転し、 −多数の回転角度において回転角度ごとに検出器行によ
りそれぞれ同時にその都度の回転角度に対応付けられて
いる各1つの測定データセットが取得され、 −対象物の周期的な運動のそれぞれ位相基準点を有する
位相範囲の存在が求められ、測定データセットが少なく
ともこのような位相範囲中に取得され、 −送り速度は、対象物が検出器高さだけの送り中に複数
個の周期を通過するように選定され、 −位相範囲の継続時間が求められ、周期の数と位相範囲
中に掃過される位相角度範囲とからの積が少なくとも対
象物の像を再構成するために必要な再構成角度範囲に相
当する。
【0020】この測定データ取得方法は好ましくは、対
象物が人間の心臓であり、位相範囲が人間の心臓の拍動
位相のなかに位置しているときに使用される。位相範囲
を決定するため好ましくは再び人間の心臓の心電図が一
緒に取得される。
【0021】
【発明の実施の形態】他の利点および詳細はその他の請
求項および図面と結び付けての実施例の以下の説明から
明らかになる。
【0022】図1および2には本発明による方法を実施
するためのコンピュータトモグラフの概要が示されてい
る。
【0023】コンピュータトモグラフは、X線束18を
送り出すX線源1と、回転軸線6の方向に相い続いてい
る個別検出器、たとえばそれぞれ512の個別検出器の
多くの行から構成されている検出器ユニット2とから成
る測定ユニットを有する。X線束18が出発するX線源
1の焦点は参照符号24を付されている。検査対象物、
図示されている実施例の場合には患者8は寝台20の上
に載っている。この寝台は環状の保持体7、いわゆるガ
ントリの測定開口21を通って延びている。
【0024】検出器ユニット2は図3に示されているよ
うに最初の検出器行3および最後の検出器行4を有す
る。最初の検出器行3と最後の検出器行4との間に、図
示されているように、1つまたはそれ以上の別の検出器
行5が配置されていてよい。
【0025】検出器行3〜5は、矢印Aにより示されて
いるように、回転軸線6に対して直角に延びている。回
転軸線6に対して平行に最初の検出器行3および最後の
検出器行4が検出器高さDだけ互いに間隔をおかれてい
る。その際に検出器高さDは行中央から行中央へと測定
される。
【0026】保持体7にはX線源1および検出器ユニッ
ト2が、X線源から出発するX線束18が検出器ユニッ
ト2に当たるように、互いに向かい合って取付けられて
いる。保持体7は、システム軸線をなすコンピュータト
モグラフの回転軸線6の周りに回転可能に支えられてお
り、患者8を走査するために回転数nで回転軸線6の周
りを回転する。その際に発生器装置22により作動させ
られるX線源1から出発するX線束18が円形断面の測
定領域を捕捉する。X線源1の焦点24は回転軸線6の
上に位置している回転中心の周りに円形に湾曲する焦点
軌道25の上を運動する。
【0027】X線束18は患者8を透過照射し、検出器
ユニット2に到着したX線は回転中に多数の回転角度α
において検出され、また各1つの測定データセットに統
合される。すなわち測定データセットは、検出器ユニッ
ト3〜5により回転角度αにおいて同時に検出され,こ
の回転角度αに対応付けられる測定データの全体であ
る。
【0028】検出器ユニット2からコンピュータ31に
到達する取得された測定データセットの全体から、これ
が検査すべき対象物の像を再構成し、またこれをモニタ
ー19の上に表示する。
【0029】保持体7に対応付けられている駆動部26
は、前記のように、保持体7を連続的に回転させるのに
適している。さらに、一方では支台20、従って患者
8、他方では回転軸線6の方向の測定ユニット1、2を
有する保持体7の相対的シフトを可能にする図面には示
されていない別の駆動部が設けられている。
【0030】すなわち患者8の三次元の範囲を走査する
可能性が存在する。
【0031】このことは一方ではいわゆる順次走査の形
態で行われ得る。この順次走査の際には、それぞれ回転
軸線6の方向の延びが検出器高さDに相当する患者8の
範囲が走査され、また続いて支台20が回転軸線6の方
向に検出器高さDに相当する寸法だけずらされ、その上
で患者8が新たに走査される。この過程は、患者8のそ
れぞれ関心のある範囲が完全に走査されるまで、繰り返
される。
【0032】他方では渦巻走査を行うことも可能であ
る。この渦巻走査の際には、患者8の三次元の範囲が、
測定ユニット1、2を有する保持体7が連続的に回転
し、同時に支台20および保持体7の相対的ずらしが回
転軸線6の方向に送り速度vで行われることによって、
走査される。
【0033】患者8の心臓または心臓活動のリズムで動
かされる身体範囲の検査を行うために図1および2によ
るコンピュータトモグラフはさらにそれ自体は公知の心
電計27を有する。この心電計は電極(そのうちの1つ
が図2中に示されており、また参照符号28を付されて
いる)を介して患者8と接続され、またコンピュータト
モグラフによる検査と平行して患者8の心電図(EK
G)を捕捉する役割をする。EKG信号に相当する好ま
しくはディジタルのデータはコンピュータ31に供給さ
れる。このコンピュータはこれらのデータを評価し、ま
た必要の際にはEKG曲線としてモニター19の上に指
示する。
【0034】心電計27の電極は可能なかぎり、患者8
の検査を阻害しないように患者8の身体に取付けられて
いる。
【0035】コンピュータ31には、コンピュータトモ
グラフの操作を可能にするキーボード29およびマウス
30が接続されている。
【0036】検査される対象物の有意義な像を再構成し
得るためには、再構成角度範囲βにわたって延びている
相い続く回転角度αでの測定データセットが必要であ
る。再構成角度範囲βは少なくとも180°のオーダー
である。
【0037】患者8の静止可能な身体部分をトモグラフ
ィ的に撮像すればよいのであれば、測定データセットの
取得に取るに足るほどの問題はない。それに対して、周
期的に運動する対象物の測定データセットの取得は臨界
的である。このような対象物の一例は、図1中に概要を
示されている人間の心臓9である。
【0038】周知のように人間の心臓9は本質的に周期
的な運動を行う。その際に周期的な運動は静止‐または
弛緩位相および運動‐または拍動位相の交代する列から
成っている。弛緩位相は通常500ms〜800msの
継続時間を有し、また拍動位相は200〜250msの
継続時間を有する。
【0039】保持体7の回転数nは通常45〜120回
転/分である。回転数nを心臓9の弛緩位相の継続時間
と比較することにより、こうして、保持体7が心臓9の
弛緩位相中に135°(45回転/分の際に500m
s)〜576°(120回転/分の際に800ms)の
回転角度γだけ回転することを容易に確かめ得る。
【0040】回転数nが十分に高く選ばれるならば、保
持体7は静止位相中に、対象物9を再構成するために必
要な再構成角度範囲βよりも大きい回転角度γだけ回転
する。こうして、心臓9が撮像された範囲で再構成され
得るように心臓9の静止位相中に完全な測定データセッ
トを取得することが可能である。
【0041】順次走査を行う際には患者8はそれぞれ必
要な測定データセットの取得の後に回転軸線6に対して
平行に送り距離だけずらされる。その際に送り距離は検
出器高さDと同じくらいの大きさである。心臓9のすぐ
次の静止位相で次いで新しい測定データセットが取得さ
れる。この進行経過は、患者8の心臓9全体がトモグラ
フィ的に撮像されるまで繰り返される。
【0042】取得された測定データセットの全体から心
臓9の像が再構成される。しかし多行の検出器ユニット
2の使用に基づいてX線は心臓9を部分的に保持体7に
対して角度で貫通している。コンピュータトモグラフィ
で一般に知られている二次元の逆投影アルゴリズムによ
る心臓9の像の再構成はこうして系統的な誤りに通ず
る。従って、この誤りを避けるため、心臓9の像は測定
データセットから三次元の逆投影アルゴリズムにより再
構成される。このような逆投影アルゴリズムはたとえば
L.A.Feldkamp,L.C.DavisおよびJ.W.Kress によりOpt
ical Society of America会誌
A、第1巻、第6号、第612〜619頁(JOSA
A、1/1984、第6号、第612〜619頁)に発
表されている。
【0043】既に述べたように、人間の心臓9の静止位
相を決定するために、人間の心臓9の心電図10が一緒
に取得される。場合によっては心電図10は、人間の心
臓9の静止位相13中のみX線を放射するようにX線源
1、たとえばX線管を相応にトリガーするためにも利用
され得る。この場合には患者8の放射線負荷が軽減され
得る。さらにこの測定データ取得方法の際には保持体7
が最高可能な回転数nで回転すべきであろう。
【0044】以上に説明した方法は、人間の心臓9が拍
動位相12のなかに位置している位相範囲16中に撮像
されなければならないときには、もはや応用可能でな
い。なぜならば、位相範囲16は再構成時間Tよりも著
しく短い継続時間を有するからである。位相範囲16は
たとえば50msの継続時間を有し得る。この時間中に
保持体7は120回転/分の回転数の際にも36°、す
なわち最小の再構成角度範囲βの5分の1しか回転しな
い。それにもかかわらず等しいコンピュータトモグラフ
により心臓9はこの位相範囲16のなかで撮像され得
る。これは下記のように行われる:
【0045】前記のように多数の回転角度αにおいて検
出器行3〜5によりそれぞれ同時にその都度の回転角度
αに対応付けられている測定データセットが取得され
る。測定データセットはその際に少なくとも心臓9の周
期的運動の位相範囲16中は取得される。心臓9は複数
個の周期を通過する。その際に周期の数は、周期の数と
位相角度範囲δとの積が少なくとも再構成角度範囲βに
相当しなければならないという条件から生ずる。その際
に位相角度範囲δは、保持体7により位相範囲16の継
続時間中に掃過される角度である。安全のために周期の
数は周期の最小数の1.5〜2倍の大きさであるべきで
あろう。保持体7はたとえば、典型的に10〜20回の
回転を行う。これらの回転中に人間の心臓9は約5〜2
0回の拍動をする。すなわち5〜20の周期が通過され
る。
【0046】たとえば図4では、位相範囲16が50m
sの継続時間を有し、保持体7が120回転/分の回転
数nで回転することが仮定されている。これらの仮定に
より保持体7は位相範囲16中に位相角度範囲δ=36
°を掃過する。すなわち、再構成角度範囲βが180°
であるという別の仮定のもとでは心臓9の少なくとも5
つ、一層良くは8〜10の拍動位相12が通過されなけ
ればならない。すなわち、人間の心臓9が80拍動/分
のパルスにより拍動するという仮定のもとで、保持体7
は完全な回転を少なくとも7.5回、一層良くは12〜
15回行わなければならない。
【0047】通常の場合には保持体7は、可能なかぎり
高く選ばれている回転数nで回転すべきであろう。しか
し、事情によっては、回転数nをより低く選ぶことが望
ましいこともあり得る。これは特に、心臓9の運動が厳
密に周期的であるときに当てはまる。この場合には保持
体7の回転数nは好ましくは、直接に相い続く回転角度
αの測定データセットが同一の位相範囲16中もしくは
直後に続く周期の位相範囲16中に取得されるように選
ばれる。
【0048】従ってたとえば、80/分の一定(不変)
の心拍数および50msの継続時間を有する位相範囲1
6の仮定のもとに、好ましくは700msのうちに保持
体7の完全な回転が行われる。
【0049】位相範囲16の位置は再び、像データセッ
トと一緒に取得される心電図10から決定される。位相
範囲16の位置はその際に原理的に任意である。位相範
囲16はたとえば心臓の静止位相のなかに位置してよ
い。しかし、位相範囲16が人間の心臓9の拍動位相1
2のなかに位置ことは特に意義がある。
【0050】X線による患者8の負荷が特に小さく保た
れなければならないときには、X線源1は好ましくは心
電図10によりトリガーされる。これにより、患者8が
位相範囲16中のみX線源1により透過照射されること
が達成される。他方においてX線源1がトリガーされな
いときには、人間の心臓9のすべての位相中に測定デー
タセットが取得される。この場合にはたとえば像再構成
の際に後で有意味な位相範囲16が決定され得る。
【0051】図4にはこのような経過の仕方の概要が示
されている。ここで像再構成角度範囲βは位相角度範囲
δから構成され、その際に直接に相い続く回転角度αの
測定データセットは同一の位相範囲16中もしくは直後
に続く周期中に取得されている。
【0052】保持体7の回転数nがこのように最適化さ
れない場合には、像再構成角度範囲βは、図5中に概要
を示されているように、一般に純粋に不規則的な順列で
ある位相角度範囲δにより満たされなければならない。
【0053】取得された測定データセットから心臓9の
像を再構成し得るためには、回転角度αごとに取得され
た測定データセットから測定データセットが選択されな
ければならない。そのためには2つの選択方法が利用さ
れ得る。
【0054】第1の方法によれば、位相範囲16ごとに
位相範囲16中に取得された測定データセットが各1つ
の回転角度群17に統合される。各々の回転角度群17
に対して位相基準点と対応する基準角度εが決定され
る。たとえば位相基準点は位相範囲6の中央または始端
に相当し得る。次いで実際に心臓9の像を再構成するた
めに利用される測定データセットを選ぶため、回転角度
αごとに、基準角度εが最大でその都度の回転角度αと
同じくらいの大きさである回転角度群17が決定され
る。こうして決定された回転角度群17のなかで、次い
でその都度の回転角度αとその都度の基準角度εとの間
の差が最小である回転角度群17の測定データセットが
利用される。
【0055】実際に心臓9の像を再構成するために利用
される測定データセットのその都度の回転角度αとその
都度の基準角度εとの間の差を手がかりにして有効な時
間分解能が求められ、再構成された心臓9と一緒に出力
される。有効な時間分解能は実際に心臓9の像を再構成
するために利用される測定データセットの回転角度αと
その都度の基準角度εとの間の差のすべての差の最大で
ある。
【0056】代替的に、再構成角度範囲βは、各1つの
部分角度範囲基準角度ξを有する複数個の等しい大きさ
の部分角度範囲ζに分割され得る。部分角度範囲基準角
度ξは基準角度εのように部分角度範囲ζの中央または
始端に相当する。部分角度範囲ζごとに次いで、その都
度の部分角度範囲基準角度ξとその都度の基準角度εと
の間の差の絶対値が最小である回転角度群17の測定デ
ータセットが心臓9の像を再構成するために利用され
る。
【0057】この方法では、測定データセットが心臓9
の像を再構成するために利用される有効な時間分解能は
選ばれる位相範囲よりも大きい。なぜならば、その都度
の部分角度範囲基準角度ξとその都度の基準角度εとの
間の差は一般に零に等しくないからである。従って、有
効な時間分解能は、実際に心臓9の像を再構成するため
に利用される測定データセットのその都度の部分角度範
囲基準角度ξとその都度の基準角度εとの間の差と、部
分回転範囲ζの大きさと、回転数nとを手がかりにして
求められる。回転数nおよび部分回転範囲ζの大きさは
最小の時間分解能を生ずる。これは次いで、実際に心臓
9の像を再構成するために利用される測定データセット
のその都度の部分角度範囲基準角度ξとその都度の基準
角度εとの間の差により大きくされる。
【0058】両方の方法では、回転角度群17から他の
回転角度群17への切換わりの際に常に時間跳躍が行わ
れる。従って、回転角度群17からすぐ次の回転角度群
17への移行は不連続的であり得る。このことは再構成
の際に像の質の低下に通じ得る。しかし像の質は、この
ような切換わりの際に測定データセットが重なり範囲の
なかで重み付けされて重ね合わされるならば、高められ
得る。重なり範囲は少なくとも隣り合う回転角度αに対
応付けられている測定データセットを含んでいる。たと
えば回転角度群17の最後の測定データセットはその固
有の値については2/3に、また後続の回転角度群17
の最初の測定データセットの値については1/3に重み
付けされるように変更され得る。同じく次いで後続の回
転角度群17の最初の測定データセットがその固有の値
については2/3に、また先行の回転角度群17の最後
の測定データセットの値については1/3に重み付けさ
れ得る。このことは図6中に破線により概要を示されて
いる。既にこのわずかな変更が再構成される像の質の顕
著な改善に通ずる。
【0059】また回転角度群17の重み付けされた重ね
合わせにより時間拡幅が行われる。従って重なり範囲の
大きさが有効な時間分解能を求める際に考慮に入れられ
る。このことは訓練された観察者に再構成さた像の質の
評価を可能にする。
【0060】渦巻走査を行う際には、回転数nでの測定
ユニット1、2を有する保持体7の連続的な回転のもと
に、回転軸線6の方向に支台20、従って患者8と測定
ユニット1、2を有する保持体7との間の相対的な位置
が送り速度vでずらされる。
【0061】送り速度vが、患者8(従ってもちろん患
者8の心臓9も)運動位相および2つの再構成時間Tの
和の間に最大で検出器高さDだけ回転軸線6に沿ってず
らされように選ばれているならば、各々の任意のずれ位
置zに対して、心臓9の静止範囲のなかに位置している
関係のある回転角度範囲を見い出すことが可能である。
その際に再構成時間Tは再構成角度範囲βを掃過するた
めに必要な時間である。
【0062】こうして、任意のシフト位置またはずらし
位置zに対して、隣接する検出器行3〜5により取得さ
れた測定データから、たとえば直線的な内挿により、い
わゆる軸線走査により取得された値に非常に良く相当す
る値を見い出すことが可能である。像構成のために必要
な測定データの全体により次いで、コンピュータトモグ
ラフフィで一般に知られており、応用される逆投影アル
ゴリズム(たとえば畳み込み逆投影アルゴリズム)を用
いて対象物9の像が再構成され得る。
【0063】この経過の仕方は図7に概要を示されてい
る。図7では右方に時間tが、上方にずらし位置zがと
られている。さらに図7には心電図10が記入されてお
り、そのピーク11は心臓9の拍動12を示す。それら
の間に心臓9の静止位相13が位置している。さらに図
7には斜めに延びる直線14が記入されている。これら
は個々の検出器行3〜5のずらし位置に相当する。バー
15の長さは、保持体7が再構成角度範囲βの周りを回
転する時間に相当する。
【0064】明らかなように、各々のずらし位置zに対
して、同一の静止位相のなかに位置している直線14の
対が見い出され得る。そこで少なくとも再構成角度範囲
βと同じくらいの大きさである回転角度γが掃過され、
こうして直線的内挿により、このずらし位置における軸
線走査に相当する測定データセットの群が構成され得
る。
【0065】心臓9の静止位相が十分に長く、送り速度
vが過度に大きくならない限り、各々の送り位置zに対
してバー15を任意に静止位相のなかに配置することさ
え可能である。この場合には、人間の心臓9をその静止
位相13の種々の範囲中に、たとえば拍動の直後または
拍動の直前に表示することさえも可能である。
【0066】既に述べたように、人間の心臓9の静止位
相を決定するために、人間の心臓9の心電図10が一緒
に取得される。場合によっては心電図10は、人間の心
臓9の静止位相13中のみX線を放射するようにX線源
1、たとえばX線管を相応にトリガーするためにも利用
され得る。この場合には患者8の放射線負荷が軽減され
得る。さらにこの測定データ取得方法の際には保持体7
が最高可能な回転数nで回転すべきであろう。
【0067】以上に説明した方法は、人間の心臓9が拍
動位相12のなかに位置している位相範囲16中に撮像
されなければならないときには、もはや応用可能でな
い。なぜならば、位相範囲16は再構成時間Tよりも著
しく短い継続時間を有するからである。位相範囲16は
たとえば50msの継続時間を有し得る。この時間中に
保持体7は120回転/分の回転数の際にも36°、す
なわち最小の再構成角度範囲βの5分の1しか回転しな
い。それにもかかわらず等しいコンピュータトモグラフ
により心臓9はこの位相範囲16のなかで撮像され得
る。これは下記のように行われる:
【0068】前記のように多数の回転角度αにおいて検
出器行3〜5によりそれぞれ同時にその都度の回転角度
αに対応付けられている測定データセットが取得され
る。測定データセットはその際に少なくとも心臓9の周
期的運動の位相範囲16中は取得される。心臓9は複数
個の周期を通過する。その際に周期の数は、周期の数と
位相角度範囲δとの積が少なくとも再構成角度範囲βに
相当しなければならないという条件から生ずる。その際
に位相角度範囲δは、保持体7により位相範囲16の継
続時間中に掃過される角度である。安全のために周期の
数は周期の最小数の1.5〜2倍の大きさであるべきで
あろう。保持体7はたとえば、典型的に10〜20回の
回転を行う。これらの回転中に人間の心臓9は約5〜2
0回の拍動をする。すなわち5ないし20周期が通過さ
れる。
【0069】測定データ取得方法は図8に概要を示され
ている。図8によれば、保持体7は、患者8が検出器高
さDだけずらされるまでに、典型的に10〜20回の複
数回の回転を行う。これらの回転中に人間の心臓9は約
5〜20回拍動する。すなわちそれは5〜20周期を通
過する。
【0070】たとえば、位相範囲16が50msの継続
時間を有し、保持体7が120回転/分の回転数nで回
転することが仮定されている。これらの仮定により保持
体7は位相範囲16中に位相角度範囲δ=36°を掃過
する。すなわち、再構成角度範囲βが180°であると
いう別の仮定のもとでは心臓9の少なくとも5つ、一層
良くは8〜10の拍動位相12が通過されなければなら
ない。すなわち、人間の心臓9が80拍動/分のパルス
により拍動するという仮定のもとで、保持体7は完全な
回転を少なくとも7.5回、一層良くは12〜15回行
わなければならない。
【0071】通常の場合には保持体7は、可能なかぎり
高く選ばれている回転数nで回転すべきであろう。しか
し、事情によっては、回転数nをより低く選ぶことが望
ましいこともあり得る。これは特に、心臓9の運動が厳
密に周期的であるときに当てはまる。この場合には保持
体7の回転数nは好ましくは、直接に相い続く回転角度
αの測定データセットが同一の位相範囲16中もしくは
直後に続く周期の位相範囲16中に取得されるように選
ばれる。
【0072】従ってたとえば、80/分の一定(不変)
の心拍数および50msの継続時間を有する位相範囲1
6の仮定のもとに、好ましくは700msのうちに保持
体7の完全な回転が行われる。
【0073】位相範囲16の位置は再び、像データセッ
トと一緒に取得される心電図10から決定される。位相
範囲16の位置はその際に原理的に任意である。位相範
囲16はたとえば心臓の静止位相のなかに位置してよ
い。しかし、位相範囲16が人間の心臓9の拍動位相1
2のなかに位置ことは特に意義がある。
【0074】X線による患者8の負荷が特に小さく保た
れなければならないときには、X線源1は好ましくは心
電図10によりトリガーされる。これにより、患者8が
位相範囲16中のみX線源1により透過照射されること
が達成される。他方においてX線源1がトリガーされな
いときには、人間の心臓9のすべての位相中に測定デー
タセットが取得される。この場合にはたとえば像再構成
の際に後で有意味な位相範囲16が決定され得る。
【0075】図4にはこのような経過の仕方の概要が示
されている。ここで像再構成角度範囲βは位相角度範囲
δから構成され、その際に直接に相い続く回転角度αの
測定データセットは同一の位相範囲16中もしくは直後
に続く周期中に取得されている。
【0076】保持体7の回転数nがこのように最適化さ
れない場合には、像再構成角度範囲βは、図5に概要を
示されているように、一般に純粋に不規則的な順列であ
る位相角度範囲δにより満たされなければならない。
【0077】取得された測定データセットから心臓9の
像を再構成し得るためには、回転角度αごとに取得され
た測定データセットから測定データセットが選択されな
ければならない。そのためには2つの選択方法が利用さ
れ得る。
【0078】第1の方法によれば、位相範囲16ごとに
位相範囲16中に取得された測定データセットが各1つ
の回転角度群17に統合される。各々の回転角度群17
に対して位相基準点と対応する基準角度εが決定され
る。たとえば位相基準点は位相範囲6の中央または始端
に相当し得る。次いで実際に心臓9の像を再構成するた
めに利用される測定データセットを選ぶため、回転角度
αごとに、基準角度εが最大でその都度の回転角度αと
同じくらいの大きさである回転角度群17が決定され
る。こうして決定された回転角度群17のなかで、次い
でその都度の回転角度αとその都度の基準角度εとの間
の差が最小である回転角度群17の測定データセットが
利用される。
【0079】実際に心臓9の像を再構成するために利用
される測定データセットのその都度の回転角度αとその
都度の基準角度εとの間の差を手がかりにして有効な時
間分解能が求められ、また再構成された心臓9と一緒に
出力される。有効な時間分解能は実際に心臓9の像を再
構成するために利用される測定データセットの回転角度
αとその都度の基準角度εとの間の差のすべての差の最
大である。
【0080】代替的に、再構成角度範囲βは、各1つの
部分角度範囲基準角度ξを有する複数個の等しい大きさ
の部分角度範囲ζに分割され得る。部分角度範囲基準角
度ξは基準角度εのように部分角度範囲ζの中央または
始端に相当する。部分角度範囲ζごとに次いで、その都
度の部分角度範囲基準角度ξとその都度の基準角度εと
の間の差の絶対値が最小である回転角度群17の測定デ
ータセットが心臓9の像を再構成するために利用され
る。
【0081】この方法では、測定データセットが心臓9
の像を再構成するために利用される有効な時間分解能は
選ばれる位相範囲よりも大きい。なぜならば、その都度
の部分角度範囲基準角度ξとその都度の基準角度εとの
間の差は一般に零に等しくないからである。従って、有
効な時間分解能は、実際に心臓9の像を再構成するため
に利用される測定データセットのその都度の部分角度範
囲基準角度ξとその都度の基準角度εとの間の差と、部
分回転範囲ζの大きさと、回転数nとを手がかりにして
求められる。回転数nおよび部分回転範囲ζの大きさは
最小の時間分解能を生ずる。これは次いで、実際に心臓
9の像を再構成するために利用される測定データセット
のその都度の部分角度範囲基準角度ξとその都度の基準
角度εとの間の差により大きくされる。
【0082】両方の方法では、回転角度群17から他の
回転角度群17への切換わりの際に常に時間跳躍が行わ
れる。従って、回転角度群17からすぐ次の回転角度群
17への移行は不連続的であり得る。このことは再構成
の際に像の質の低下に通じ得る。しかし像の質は、この
ような切換わりの際に測定データセットが重なり範囲の
なかで重み付けされて重ね合わされるならば、高められ
得る。重なり範囲は少なくとも隣り合う回転角度αに対
応付けられている測定データセットを含んでいる。たと
えば回転角度群17の最後の測定データセットはその固
有の値については2/3に、後続の回転角度群17の最
初の測定データセットの値については1/3に重み付け
されるように変更され得る。同じく次いで後続の回転角
度群17の最初の測定データセットがその固有の値につ
いては2/3に、先行の回転角度群17の最後の測定デ
ータセットの値については1/3に重み付けされ得る。
このことは図6に破線により概要を示されている。既に
このわずかな変更が再構成された像の顕著な改善に通ず
る。
【0083】回転角度群17の測定データセットの重み
付けされた重ね合わせにより時間拡幅が行われる。従っ
て重なり範囲の大きさが有効な時間分解能を求める際に
考慮に入れられる。このことは訓練された観察者に再構
成された像の質の評価を可能にする。
【0084】本発明による像再構成方法により特に、患
者8の呼吸停止位相のなかで、心臓9の全体を表示し得
る質的に価値の高い測定データセットを発生することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンピュータトモグラフの斜視図。
【図2】図1によるコンピュータトモグラフの正面図。
【図3】図1および2によるコンピュータトモグラフの
検出器ユニットの正面図。
【図4】分類方法の概要を示す図。
【図5】別の分類方法の概要を示す図。
【図6】重み付け曲線の概要を示す図。
【図7】測定データセットの取得の概要を示す図。
【図8】測定データセットの別の取得の概要を示す図。
【符号の説明】
1 X線源 2 検出器ユニット 3〜5 検出器行 6 回転軸線 7 保持環 8 患者 9 心臓 10 心電図(EKG) 11 ピーク 12 拍動位相 13 静止位相 14 直線 15 バー 16 位相範囲 17 回転角度群 18 X線束 20 支台 21 測定開口 22 発生器装置 23 測定領域 24 焦点 25 焦点軌道 26 駆動部 27 心電計 28 電極 29 キーボード 30 マウス 31 コンピュータ A 矢印 D 検出器高さ、検出器行のずれ n 回転数 t、T 時間 v 送り速度 z ずれ位置 α 回転角度 β 再構成角度範囲 γ 回転角度 δ 位相角度範囲 ε 基準角度 ζ 部分角度範囲 ξ 部分角度範囲基準角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス フロール ドイツ連邦共和国 91486 ユールフェル ト ボニファチウスシュトラーセ 6 (72)発明者 ベルント オーネゾルゲ ドイツ連邦共和国 91054 エルランゲン ユングシュトラーセ 12 (72)発明者 シュテファン シャラー ドイツ連邦共和国 90762 フュルト ニ ュルンベルガー シュトラーセ 3 (72)発明者 ベルンハルト ショルツ ドイツ連邦共和国 91336 ヘロルズバッ ハ ブルンネンシュトラーセ 19

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持体(7)(ガントリ7)に配置され
    ている検出器ユニット(2)を用いて、運動位相(1
    2)および静止位相(13)を有する周期的に運動する
    対象物(9)の像を再構成するための方法において、検
    出器ユニット(2)が少なくとも1つの最初の検出器行
    (3)および最後の検出器行(4)を有し、検出器行
    (3、4)が回転軸線(6)に対して少なくともほぼ直
    角に延び、 −保持体(7)が回転数(n)により回転軸線(6)の
    周りを回転し、 −静止位相の存在が求められ、少なくとも静止位相(1
    3)中に多数の回転角度(α)において回転角度(α)
    ごとに検出器行(3〜5)によりそれぞれ同時にその都
    度の回転角度(α)に対応付けられている各1つの測定
    データセットが取得され、 −静止位相の継続時間が決定され、回転数(n)は、保
    持体(7)が静止位相(13)中に、少なくとも対象物
    (9)の像を再構成するために必要な再構成角度範囲
    (β)と同じくらいの大きさの回転角度(γ)だけ回転
    するように選定され、 −測定データセットから三次元の逆投影アルゴリズムを
    用いて対象物(9)の像が再構成されることを特徴とす
    る像再構成方法。
  2. 【請求項2】 保持体(7)(ガントリ7)に配置され
    ている検出器ユニット(2)を用いて、運動位相(1
    2)および静止位相(13)を有する周期的に運動する
    対象物(9)から測定データを取得するための方法にお
    いて、検出器ユニット(2)が少なくとも1つの最初の
    検出器行(3)および最後の検出器行(4)を有し、検
    出器行(3、4)が回転軸線(6)に対して少なくとも
    ほぼ直角に延び、回転軸線(6)に対して平行に検出器
    高さ(D)だけ互いに間隔をおかれ、 −対象物(9)が送り速度(v)で回転軸線(6)に沿
    って保持体(7)に対して相対的にずらされ、保持体
    (7)が回転数(n)で回転軸線(6)の周りを回転
    し、 −静止位相の存在が求められ、少なくとも静止位相(1
    3)中に多数の回転角度(α)において回転角度(α)
    ごとに検出器行(3〜5)によりそれぞれ同時にその都
    度の回転角度(α)に対応付けられている各1つの測定
    データセットが取得され、 −静止位相の継続時間が決定され、回転数(n)は、保
    持体(7)が静止位相(13)中に、少なくとも対象物
    (9)の像を再構成するために必要な再構成角度範囲
    (β)と同じくらいの大きさの回転角度(γ)だけ回転
    するように選定され、 −送り速度(v)は、対象物(9)が運動位相(12)
    および2つの再構成時間(T)の和の間に最大で検出器
    高さ(D)だけ回転軸線(6)に沿ってずらされように
    選ばれ、 −再構成時間(T)が再構成角度範囲(β)を掃過する
    ために必要な時間(T)であることを特徴とする測定デ
    ータ取得方法。
  3. 【請求項3】 対象物(9)が人間の心臓(9)である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の測定データ取
    得方法。
  4. 【請求項4】 静止位相(13)を決定するため人間の
    心臓(9)の心電図(10)が一緒に取得されることを
    特徴とする請求項3記載の測定データ取得方法。
  5. 【請求項5】 保持体(7)(ガントリ7)に配置され
    ているX線源(1)と、保持体(7)の上に配置されて
    いる検出器ユニット(2)とを用いて、運動位相(1
    2)および静止位相(13)を有する周期的に運動する
    対象物(9)の像を再構成するための方法において、検
    出器ユニット(2)が少なくとも1つの最初の検出器行
    (3)および最後の検出器行(4)を有し、検出器行
    (3、4)が回転軸線(6)に対して少なくともほぼ直
    角に延び、 −保持体(7)が回転数(n)で回転軸線(6)の周り
    を回転し、 −複数個の周期中に多数の回転角度(α)において回転
    角度(α)ごとに検出器行(3〜5)によりそれぞれ同
    時にその都度の回転角度(α)に対応付けられている各
    1つの測定データセットが取得され、 −対象物(9)の周期的な運動のそれぞれ1つの位相基
    準点を有する位相範囲の存在が求められ、測定データセ
    ットが少なくともこのような位相範囲(16)中に取得
    され、 −位相範囲の継続時間が求められ、周期の数と位相範囲
    (16)中に掃過される位相角度範囲(δ)とからの積
    が少なくとも対象物(9)の像を再構成するために必要
    な再構成角度範囲(β)に相当し、 −測定データセットから三次元の逆投影アルゴリズムを
    用いて対象物(9)の像が再構成されることを特徴とす
    る像再構成方法。
  6. 【請求項6】 保持体(7)(ガントリ7)に配置され
    ているX線源(1)および同じく保持体(7)の上に配
    置されている検出器ユニット(2)を用いて、運動位相
    (12)および静止位相(13)を有する周期的に運動
    する対象物(9)から測定データを取得するための方法
    において、検出器ユニット(2)が少なくとも1つの最
    初の検出器行(3)および最後の検出器行(4)を有
    し、検出器行(3、4)が回転軸線(6)に対して少な
    くともほぼ直角に延び、回転軸線(6)に対して平行に
    検出器高さ(D)だけ互いに間隔をおかれ、 −対象物(9)が送り速度(v)で回転軸線(6)に沿
    って保持体(7)に対して相対的にずらされ、保持体
    (7)が回転数(n)で回転軸線(6)の周りを回転
    し、 −少なくとも静止位相(13)中に多数の回転角度
    (α)において回転角度(α)ごとに検出器行(3〜
    5)によりそれぞれ同時にその都度の回転角度(α)に
    対応付けられている各1つの測定データセットが取得さ
    れ、 −対象物(9)の周期的な運動のそれぞれ1つの位相基
    準点を有する位相範囲の存在が求められ、測定データセ
    ットが少なくともこのような位相範囲(16)中に取得
    され、 −送り速度(v)は、対象物(9)が検出器高さ(D)
    だけの送り中に複数個の周期を通過するように選ばれ、 −位相範囲の継続時間が求められ、周期の数と位相範囲
    (16)中に掃過される位相角度範囲(δ)とからの積
    が少なくとも対象物(9)の像を再構成するために必要
    な再構成角度範囲(β)に相当することを特徴とする測
    定データ取得方法。
  7. 【請求項7】 対象物(9)が人間の心臓(9)であ
    り、位相範囲(16)が人間の心臓(9)の拍動位相の
    なかに位置していることを特徴とする請求項5または6
    記載の測定データ取得方法。
  8. 【請求項8】 位相範囲(16)を決定するため人間の
    心臓(9)の心電図(10)が一緒に取得されることを
    特徴とする請求項7記載の測定データ取得方法。
  9. 【請求項9】 対象物(9)が位相範囲(16)中のみ
    透過照射されるようにX線源(1)が心電図(10)を
    用いてトリガーされることを特徴とする請求項8記載の
    測定データ取得方法。
  10. 【請求項10】 保持体(7)の回転数(n)が、直接
    に相い続く回転角度(α)の測定データセットが同一の
    位相範囲(16)中もしくは直接に後に続く周期の位相
    範囲(16)中に取得されるように選定されることを特
    徴とする請求項5ないし9の1つに記載の測定データ取
    得方法。
  11. 【請求項11】 保持体(7)の回転数(n)が可能な
    かぎり高く選定されることを特徴とする請求項5ないし
    9の1つに記載の測定データ取得方法。
  12. 【請求項12】 請求項5ないし11の1つにより取得
    された測定データセットに対する像再構成方法におい
    て、 −位相範囲(16)ごとに位相範囲(16)中に取得さ
    れた測定データセットが各1つの回転角度群(17)に
    統合され、 −各々の回転角度群(17)に対して位相基準点と対応
    する基準角度(ε)が決定され、 −回転角度(α)ごとに、基準角度(ε)が最大でその
    都度の回転角度(α)と同じくらいの大きさである回転
    角度群(17)が決定され、 −こうして決定された回転角度群(17)のなかで、そ
    の都度の回転角度(α)とその都度の基準角度(ε)と
    の間の差が最小である回転角度群(17)の測定データ
    セットが対象物(9)を再構成するために利用されるこ
    とを特徴とする像再構成方法。
  13. 【請求項13】 実際に対象物(9)を再構成するため
    に利用される測定データセットのその都度の回転角度
    (α)とその都度の基準角度(ε)との間の差を手がか
    りにして有効な時間分解能が求められ、再構成された対
    象物(9)と一緒に出力されることを特徴とする請求項
    12記載の像再構成方法。
  14. 【請求項14】 請求項5ないし11の1つにより取得
    された測定データセットから像を再構成するための方法
    において、 −再構成角度範囲(β)が、各1つの部分角度範囲基準
    角度(ξ)を有する複数個の等しい大きさの部分角度範
    囲(ζ)に分割され、 −位相範囲(16)ごとに、位相範囲(16)中に取得
    された測定データセットが各1つの回転角度群(17)
    に統合され、 −各々の回転角度群(17)に対して位相基準点と対応
    する基準角度(ε)が決定され、 −部分回転範囲(ζ)ごとに、その都度の部分角度範囲
    基準角度(ξ)とそのつどの基準角度(ε)との間の差
    の絶対値が最小である回転角度群(17)の測定データ
    セットが対象物(9)を再構成するために利用されるこ
    とを特徴とする像再構成方法。
  15. 【請求項15】 実際に対象物(9)を再構成するため
    に利用される測定データセットのその都度の部分角度範
    囲基準角度(ξ)とその都度の基準角度(ε)との間の
    差と、部分回転範囲(ζ)の大きさと、回転数(n)と
    を手がかりにして有効な時間分解能が求められ、再構成
    された対象物(9)と一緒に出力されることを特徴とす
    る請求項14記載の像再構成方法。
  16. 【請求項16】 回転角度群(17)から他の回転角度
    群(17)への切換わりの際に測定データセットが重な
    り範囲のなかで重み付けされて重ね合わされることを特
    徴とする請求項12ないし15の1つに記載の像再構成
    方法。
  17. 【請求項17】 重なり範囲の大きさが有効な時間分解
    能を求める際に考慮に入れられることを特徴とする請求
    項14および請求項13および15の1つに記載の像再
    構成方法。
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