JP2000004345A - インターネットファクシミリ通信システムの制御方法 - Google Patents

インターネットファクシミリ通信システムの制御方法

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JP2000004345A
JP2000004345A JP16947298A JP16947298A JP2000004345A JP 2000004345 A JP2000004345 A JP 2000004345A JP 16947298 A JP16947298 A JP 16947298A JP 16947298 A JP16947298 A JP 16947298A JP 2000004345 A JP2000004345 A JP 2000004345A
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real
facsimile
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time
gateway device
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JP16947298A
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Koichi Mori
幸一 森
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信料金の上昇を低減できるインターネット
ファクシミリ通信システムの制御方法を提供することを
目的としている。 【解決手段】 送信側G3FAXから送信要求があり、
リモート側GWと受信側G3FAXとの間に回線が確立
しなかった場合には、受付側GWは、送信側G3FAX
から送信画情報を代行受信し、その後、所定間隔でリモ
ート側GWに対して、受信側G3FAXへの接続要求を
繰り返し発行し、リモート側GWと受信側G3FAXと
の間に回線を確立できた時点で、疑似リアルタイム伝送
手順を実行して、代行受信して蓄積した画情報を受信側
G3FAXへ送信するので、無駄に回線を使用すること
がなく、通信料金がかさむような事態を回避することが
できるという効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公衆網を介してフ
ァクシミリ装置と画情報をやりとりする機能と、インタ
ーネットを介して情報をやりとりする機能を備えるリア
ルタイムインターネットゲートウェイ装置を複数設け、
インターネットを介して上記ファクシミリ装置間のファ
クシミリ通信をリアルタイムに実現するインターネット
ファクシミリ通信システムの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット上でやりとりする
電子メールを用いて、ファクシミリ画情報を通信する通
信システム(以下、「メール型インターネットファクシ
ミリ通信システム」という。)が実用されるようになっ
てきている。このような通信システムについては、IE
TF(Internet Engineering T
ask Force)というインターネットに関する技
術内容をまとめている組織から発行されているRFC
(Request For Comments)230
1〜2306により、その技術内容が規定されている。
【0003】しかしながら、このメール型インターネッ
トファクシミリ通信システムでは、送信側ファクシミリ
装置と最終宛先ファクシミリ装置が直接通信するわけで
はないので、ファクシミリ装置相互間における通信能力
の確認が即時的に行えず、そのために、ファクシミリ装
置の種々の機能(解像度、画像処理能力など)を利用し
た画情報通信を行えないという事態を生じる。また、通
信結果の通知も即時的に行えないので、送信側ユーザに
通信結果が通知されるまで時間がかかり、再送信などの
必要性が生じた場合の対処が遅れるという事態も生じ
る。
【0004】そこで、インターネットを利用したファク
シミリ通信システムとして、公衆網を介してファクシミ
リ装置と画情報をやりとりする機能と、インターネット
を介して情報をやりとりする機能を備えるリアルタイム
インターネットゲートウェイ装置を複数設け、このリア
ルタイムインターネットゲートウェイ装置を2つ用い、
インターネットを介してファクシミリ装置間のファクシ
ミリ通信をリアルタイムに実現するリアルタイム型イン
ターネットファクシミリ通信システムが提案されつつあ
る。
【0005】このようなリアルタイム型インターネット
ファクシミリ通信システムでは、送信側ファクシミリ装
置は受付側リアルタイムインターネットゲートウェイ装
置へ発呼して、宛先電話番号を通知し、受付側リアルタ
イムインターネットゲートウェイ装置では、リモート側
リアルタイムインターネットゲートウェイ装置に対し、
送信側ファクシミリ装置より通知された宛先電話番号を
通知して、接続要求する。
【0006】リモート側リアルタイムインターネットゲ
ートウェイ装置は、通知された宛先電話番号へ発呼し、
回線が確立すると、受信側ファクシミリ装置との間で所
定のグループ3ファクシミリ伝送手順を開始するととも
に、所定のリアルタイム伝送手順を開始する。
【0007】それにより、受付側リアルタイムインター
ネットゲートウェイ装置は、送信側グループ3ファクシ
ミリ装置との間でグループ3ファクシミリ伝送手順を開
始するとともに、リモート側リアルタイムインターネッ
トゲートウェイ装置との間で所定のリアルタイム伝送手
順を実行する。
【0008】その結果、送信側ファクシミリ装置は、受
付側リアルタイムインターネットゲートウェイ装置、イ
ンターネット、および、リモート側リアルタイムインタ
ーネットゲートウェイ装置を介し、受信側ファクシミリ
装置との間でリアルタイムなファクシミリ通信が可能と
なり、リアルタイムに画情報を送信できる。
【0009】したがって、このリアルタイム型インター
ネットファクシミリ通信システムでは、ファクシミリ装
置相互間における通信能力の確認がリアルタイムに行え
るので、送信側ファクシミリ装置は、受信側ファクシミ
リ装置の通信能力に応じた画情報を送信できるととも
に、通信結果を即時に得るので、再送動作などを迅速に
行うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなリアルタイム型インターネットファクシミリ通信シ
ステムには、次のような不都合がある。
【0011】すなわち、このリアルタイム型インターネ
ットファクシミリ通信システムでは、公衆電話網の回線
を、送信側ファクシミリ装置と受付側リアルタイムイン
ターネットゲートウェイ装置との間、および、リモート
側リアルタイムインターネットゲートウェイ装置と受信
側ファクシミリ装置との間に確立する必要がある。
【0012】したがって、送信側ファクシミリ装置が、
サービスを受けるために、受付側リアルタイムインター
ネットゲートウェイ装置へ発呼し、それにより、送信側
ファクシミリ装置と受信側リアルタイムインターネット
ゲートウェイ装置との間で回線が確立したとしても、例
えば、受信側ファクシミリ装置の回線がビジーであり、
リモート側リアルタイムインターネットゲートウェイ装
置と受信側ファクシミリ装置の間に回線が確立できない
場合には、送信側ファクシミリ装置と受信側ファクシミ
リ装置との間のファクシミリ通信が行えず、この場合、
送信側ファクシミリ装置は、再発呼する必要がある。
【0013】このとき、送信側ファクシミリ装置と受付
側リアルタイムインターネットゲートウェイ装置との間
には、回線が確立するので、送信側ファクシミリ装置に
は、課金が発生し、このような再発呼が頻発すると、通
信料金がかさむという不具合を生じる。
【0014】もともと、リアルタイム型インターネット
ファクシミリ通信システムは、通信料金を低減できると
いう効果も備えているが、このような再発呼が頻発する
と、この通信料金の低減効果が減殺されるという不具合
を生じる。
【0015】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、通信料金の上昇を低減できるインターネット
ファクシミリ通信システムの制御方法を提供することを
目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、公衆網を介し
てファクシミリ装置と画情報をやりとりする機能と、イ
ンターネットを介して情報をやりとりする機能を備える
リアルタイムインターネットゲートウェイ装置を複数設
け、インターネットを介して上記ファクシミリ装置間の
ファクシミリ通信をリアルタイムに実現するインターネ
ットファクシミリ通信システムの制御方法において、上
記第1のリアルタイムインターネットゲートウェイ装置
は、上記第1のファクシミリ装置より公衆網を介して画
情報通信の要求を受け付けると、その第1のファクシミ
リ装置からその第1のファクシミリ装置に設定されてい
るユーザ番号と宛先となる第2のファクシミリ装置の宛
先番号を受信して、上記第2のリアルタイムインターネ
ットゲートウェイ装置に対し、その宛先番号を指定して
接続要求し、上記第2のリアルタイムインターネットゲ
ートウェイ装置は、上記第1のリアルタイムインターネ
ットゲートウェイ装置より接続要求を受けると、通知さ
れた宛先番号へ発呼し、その宛先番号の上記第2のファ
クシミリ装置との間に回線が確立すると、上記第1のリ
アルタイムインターネットゲートウェイ装置との間で、
所定のリアルタイム手順を開始し、それ以降は、上記第
1のファクシミリ装置と上記第2のファクシミリ装置と
の間のファクシミリ通信が、上記第1のリアルタイムイ
ンターネットゲートウェイ装置、インターネット、およ
び、上記第2のリアルタイムインターネットゲートウェ
イ装置を介して行われる一方、上記第2のリアルタイム
インターネットゲートウェイ装置が宛先番号へ発呼した
際、回線が確立しなかったときには、上記第2のリアル
タイムインターネットゲートウェイ装置は、接続不能を
上記第1のリアルタイムインターネットゲートウェイ装
置に通知し、上記第1のリアルタイムインターネットゲ
ートウェイ装置は、上記第2のリアルタイムインターネ
ットゲートウェイ装置より接続不能が通知されると、そ
のときに上記第1のファクシミリ装置より通知されてい
るユーザ番号が、蓄積型移行ユーザ番号として登録され
ている場合には、上記第1のファクシミリ装置との間で
所定のファクシミリ伝送手順を実行し、画情報を受信し
て蓄積するようにしたものである。
【0017】また、公衆網を介してファクシミリ装置と
画情報をやりとりする機能と、インターネットを介して
情報をやりとりする機能を備えるリアルタイムインター
ネットゲートウェイ装置を複数設け、インターネットを
介して上記ファクシミリ装置間のファクシミリ通信をリ
アルタイムに実現するインターネットファクシミリ通信
システムの制御方法において、上記第1のリアルタイム
インターネットゲートウェイ装置は、上記第1のファク
シミリ装置より公衆網を介して画情報通信の要求を受け
付けると、その第1のファクシミリ装置からその第1の
ファクシミリ装置に設定されているユーザ番号と宛先と
なる第2のファクシミリ装置の宛先番号を受信して、上
記第2のリアルタイムインターネットゲートウェイ装置
に対し、その宛先番号を指定して接続要求し、上記第2
のリアルタイムインターネットゲートウェイ装置は、上
記第1のリアルタイムインターネットゲートウェイ装置
より接続要求を受けると、通知された宛先番号へ発呼
し、その宛先番号の上記第2のファクシミリ装置との間
に回線が確立すると、上記第1のリアルタイムインター
ネットゲートウェイ装置との間で、所定のリアルタイム
手順を開始し、それ以降は、上記第1のファクシミリ装
置と上記第2のファクシミリ装置との間のファクシミリ
通信が、上記第1のリアルタイムインターネットゲート
ウェイ装置、インターネット、および、上記第2のリア
ルタイムインターネットゲートウェイ装置を介して行わ
れる一方、上記第2のリアルタイムインターネットゲー
トウェイ装置が宛先番号へ発呼した際、回線が確立しな
かったときには、上記第2のリアルタイムインターネッ
トゲートウェイ装置は、接続不能を上記第1のリアルタ
イムインターネットゲートウェイ装置に通知し、上記第
1のリアルタイムインターネットゲートウェイ装置は、
上記第2のリアルタイムインターネットゲートウェイ装
置より接続不能が通知されると、そのときに上記第1の
ファクシミリ装置より通知されているユーザ番号が、蓄
積型移行ユーザ番号として登録されている場合には、上
記第1のファクシミリ装置との間で所定のファクシミリ
伝送手順を実行し、蓄積型モードでファクシミリ通信が
行われる旨を表示する情報を上記第1のファクシミリ装
置へ応答するようにしたものである。
【0018】また、前記第1のファクシミリ装置より受
信した画情報を蓄積すると、前記第1のリアルタイムイ
ンターネットゲートウェイ装置は、一定時間間隔で、前
記第2のリアルタイムインターネットゲートウェイ装置
に対し、前記第1のファクシミリ装置より通知された前
記宛先番号を指定して接続要求し、上記第2のリアルタ
イムインターネットゲートウェイ装置が前記第2のファ
クシミリ装置との間に回線を確立すると、上記第2のリ
アルタイムインターネットゲートウェイ装置との間で所
定のリアルタイム手順を開始し、所定のファクシミリ伝
送手順により、蓄積した画情報を上記第2のファクシミ
リ装置へ送信するようにしたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施例にかかるリアル
タイム型インターネットファクシミリ通信システムの一
例を示している。
【0021】このリアルタイム型インターネットファク
シミリ通信システムは、公衆電話網PSTNに接続され
たグループ3ファクシミリ装置FG1,FG2、公衆電
話網PSTNに接続されてグループ3ファクシミリ装置
FG1,FG2との間でファクシミリ通信を行う機能
と、インターネットINETに接続されてインターネッ
トINETを介して所定のリアルタイム伝送手順を行う
機能を備えたリアルタイムインターネットゲートウェイ
装置GW1,GW2から構成される。
【0022】ここで、グループ3ファクシミリ装置FG
1とリアルタイムインターネットゲートウェイ装置GW
1が同一地域内に設置されるとともに、グループ3ファ
クシミリ装置FG2とリアルタイムインターネットゲー
トウェイ装置GW2が同一地域内に設置され、それらの
設置地域は、相互に遠隔地域である。
【0023】したがって、この場合、グループ3ファク
シミリ装置FG1については、リアルタイムインターネ
ットゲートウェイ装置GW1が通信サービスを提供し、
また、グループ3ファクシミリ装置FG2については、
リアルタイムインターネットゲートウェイ装置GW2が
通信サービスを提供する。
【0024】図2は、リアルタイムインターネットゲー
トウェイ装置GW(GW1,GW2)の構成例を示して
いる。
【0025】同図において、システム制御部1は、この
リアルタイムインターネットゲートウェイ装置の各部の
制御処理、ファクシミリ伝送制御手順処理、および、リ
アルタイム伝送制御手順処理などの各種制御処理を行う
ものであり、システムメモリ2は、システム制御部1が
実行する制御処理プログラム、および、処理プログラム
を実行するときに必要な各種データなどを記憶するとと
もに、システム制御部1のワークエリアを構成するもの
であり、パラメータメモリ3は、このリアルタイムイン
ターネットゲートウェイ装置に固有な各種の情報を記憶
するためのものであり、時計回路4は、現在時刻情報を
出力するものである。
【0026】符号化復号化部5は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、この場合には、画情
報受信時のエラー検出を主目的として用いられる。ま
た、画像蓄積装置6は、符号化圧縮された状態の画情報
を多数記憶するためのものである。
【0027】グループ3ファクシミリモデム8は、グル
ープ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのもの
であり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム
機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやり
とりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.
34モデム、V.29モデム、V.27terモデムな
ど)を備えている。
【0028】網制御装置7は、このリアルタイムインタ
ーネットゲートウェイ装置を公衆電話網PSTNに接続
するためのものであり、自動発着信機能を備えている。
【0029】インターネット通信制御部9は、このリア
ルタイムインターネットゲートウェイ装置をインターネ
ットINETへ接続し、インターネットINETを介し
て種々のデータをやりとりするためのものであり、TC
P/IPパケット解析部10は、インターネット通信制
御部9が受信したTCP/IPパケットを解析して受信
情報を取り出すためのものであり、グループ3プロトコ
ル情報生成部11は、リアルタイム伝送手順において、
TCP/IPパケット解析部10から出力される受信情
報を対応するグループ3伝送手順信号情報に変換するも
のであり、その出力信号は、インターネット通信制御部
9へ出力されている。
【0030】グループ3プロトコル情報取出部12は、
リアルタイム伝送手順において、送信するグループ3フ
ァクシミリ伝送手順情報を取り出すためのものであり、
TCP/IPパケット変換部13は、グループ3プロト
コル情報取出部12から出力されるグループ3ファクシ
ミリ伝送手順情報をTCP/IPパケットデータへ変換
するためのものである。
【0031】これらの、システム制御部1、システムメ
モリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、操作表示部
5、符号化復号化部6、画像蓄積装置7、グループ3フ
ァクシミリモデム8、網制御装置9、グループ3プロト
コル情報生成部11、および、グループ3プロトコル情
報取出部12は、内部バス14に接続されており、これ
らの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内
部バス14を介して行われている。
【0032】また、網制御装置11とグループ3ファク
シミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。
【0033】さて、このリアルタイム型インターネット
ファクシミリ通信システムにおいて、例えば、グループ
3ファクシミリ装置FG1からグループ3ファクシミリ
装置FG2へ画情報を送信する場合(以下、図1を参照
のこと。)、まず、グループ3ファクシミリ装置FG1
は、リアルタイムインターネットゲートウェイ装置GW
1へ発呼する(S1)。
【0034】これにより、リアルタイムインターネット
ゲートウェイ装置GW1は、着信応答し、所定のトーン
信号をグループ3ファクシミリ装置FG1へ応答する
(S2)。
【0035】グループ3ファクシミリ装置FG1は、リ
アルタイムインターネットゲートウェイ装置GW1から
のトーン信号を検出すると、ユーザに対し、登録されて
いるユーザ番号と宛先ファクシミリ装置(この場合は、
グループ3ファクシミリ装置FG2)の電話番号を入力
要求し、それにより、ユーザは、自分のユーザ番号と宛
先ファクシミリ装置の電話番号を操作入力する。
【0036】次に、グループ3ファクシミリ装置FG1
は、プッシュボタン信号PBにより、ユーザから操作入
力されたユーザ番号と宛先電話番号をリアルタイムイン
ターネットゲートウェイ装置GW1に送信する(S
3)。このときのプッシュボタン信号PBで送信する情
報の形式は、例えば、「(ユーザ番号)#(宛先電話番
号)」のようなものが採用される。
【0037】リアルタイムインターネットゲートウェイ
装置GW1は、グループ3ファクシミリ装置FG1より
プッシュボタン信号PBでユーザ番号と宛先電話番号を
受信すると、リアルタイムインターネットゲートウェイ
装置GW2に対し、接続要求するとともに、宛先電話番
号を通知する(S4)。
【0038】リアルタイムインターネットゲートウェイ
装置GW1より接続要求を受けたリアルタイムインター
ネットゲートウェイ装置GW2は、そのときに通知され
た宛先電話番号へ発呼する(S5)。
【0039】その発呼先のグループ3ファクシミリ装置
FG2は、着信検出すると、着信応答し(S6)、それ
により、リアルタイムインターネットゲートウェイ装置
GW2は、リアルタイムインターネットゲートウェイ装
置GW1に対して、所定のリアルタイム伝送手順を開始
する。
【0040】このようにして、公衆電話網PSTNを介
してグループ3ファクシミリ装置FG1とリアルタイム
インターネットゲートウェイ装置GW1との間に通信パ
スが形成され、インターネットINETを介してリアル
タイムインターネットゲートウェイ装置GW1とリアル
タイムインターネットゲートウェイ装置GW2の間に通
信パスが形成され、公衆電話網PSTNを介してリアル
タイムインターネットゲートウェイ装置GW1とグルー
プ3ファクシミリ装置FG1との間に通信パスが形成さ
れることで、グループ3ファクシミリ装置FG1とグル
ープ3ファクシミリ装置FG2の間にリアルタイム的な
通信パスが形成される。
【0041】これ以降は、図3に示すような伝送手順に
より、グループ3ファクシミリ装置FG1とグループ3
ファクシミリ装置FG2の間で画情報送信動作が行われ
る。なお、図3における送信側グループ3ファクシミリ
(G3FAX)、受付側ゲートウェイ(GW)、リモー
ト側ゲートウェイ、および、受信側グループ3ファクシ
ミリは、それぞれ、図1のグループ3ファクシミリ装置
FG1、リアルタイムインターネットゲートウェイ装置
GW1、リアルタイムインターネットゲートウェイ装置
GW2、および、グループ3ファクシミリ装置FG2に
それぞれ相当する。また、受付側GWとリモート側GW
との間でやりとりされる信号が、リアルタイム伝送手順
にかかる信号である。
【0042】まず、リモート側GWから発呼された受信
側G3FAXは、着信応答して、所定のトーン信号CE
D(被呼局識別信号)を送出し、リモート側GWは、こ
のトーン信号CEDを検出すると、信号CEDを検出し
た旨をあらわす信号(T30IND:CED)を受付側
GWへ送信し、それにより、受付側GWは、トーン信号
CEDを送信側G3FAXへ送出する。
【0043】次いで、受信側G3FAXは、フラグ(F
lags)信号に続き、グループ3ファクシミリ伝送手
順信号であり、自端末の識別信号を通知するための信号
CSI、および、自端末の伝送機能を通知するための信
号DISを順次送出する。リモート側GWは、フラグ信
号を検出すると、信号(T30 IND:Flags)
を受付側GWへ送信するとともに、信号CSI,DIS
を順次検出すると、信号CSIそのものをあらわす信号
(V.21:HDLC:CSI)、信号CSIのFCS
(フレームチェックシーケンス)をあらわす信号(V.
21:HDLC:CSI/FCS)、信号DISそのも
のをあらわす信号(V.21:HDLC:DIS)、お
よび、信号DISのFCSをあらわす信号(V.21:
HDLC:DIS/FCS)を、それぞれ受付側GWへ
送信する。
【0044】それにより、受付側GWは、フラグ信号を
受信した時点で送信側G3FAXへフラグ信号の送出を
開始し、信号(V.21:HDLC:CSI),(V.
21:HDLC:DIS)を受信すると、それぞれ対応
する信号CSI,DISを送信側G3FAXへと送信す
る。
【0045】それにより、送信側G3FAXは、受信側
G3FAXの識別信号および伝送機能を知るので、その
通知された伝送機能に基づき、そのときに使用する伝送
機能およびモデム速度などを設定する。次いで、送信側
G3FAXは、フラグ信号に続き、グループ3ファクシ
ミリ伝送手順信号であり、自端末の識別信号を通知する
ための信号TSI、および、使用する伝送機能を通知す
るための信号DCSを順次送出し、さらに、通知したモ
デム速度でモデムトレーニングを行うための信号TCF
を送出する。
【0046】それにより、受付側GWは、フラグ信号を
検出すると、信号(T30 IND:Flags)をリ
モート側GWへ送信するとともに、信号TSI,DC
S,TCFを順次検出すると、信号TSIそのものをあ
らわす信号(V.21:HDLC:TSI)、信号TS
IのFCSをあらわす信号(V.21:HDLC:TS
I/FCS)、信号DCSそのもの信号(V.21:H
DLC:DCS)、信号DCSのFCSをあらわす信号
(V.21:HDLC:DCS/FCS)、信号TCF
そのものをあらわす信号(V.21:HDLC:TC
F)、および、信号TCFをあらわす信号(V.21:
HDLC:TCF/FCS)を、それぞれリモート側G
Wへ送信する。
【0047】それにより、リモート側GWは、フラグ信
号を受信した時点で受信側G3FAXへのフラグ信号の
送出を開始し、信号(V.21:HDLC:TSI),
(V.21:HDLC:DCS),(V.21:HDL
C:TCF)を受信すると、それぞれ対応する信号TS
I,DCS,TCFを受信側G3FAXへと送信する。
【0048】受信側G3FAXは、信号TSIを受信す
ると、相手端末(送信側G3FAX)の識別情報を取得
し、信号DCSを受信すると使用する伝送機能を取得
し、それによって、モデム速度を設定し、信号TCFを
受信する。
【0049】そして、受信側G3FAXは、信号TCF
の受信結果が良好な場合には、フラグ信号に続き、グル
ープ3ファクシミリ伝送手順信号であり、受信準備が完
了した旨を通知するための信号CFR送出する。リモー
ト側GWは、フラグ信号を検出すると、信号(T30I
ND:Flags)を受付側GWへ送信するとともに、
信号CFRを検出すると、信号CFRそのものをあらわ
す信号(V.21:HDLC:CFR)、および、信号
CFRのFCSをあらわす信号(V.21:HDLC:
CFR/FCS)を、それぞれ送信側GWへ送信する。
【0050】それにより、送信側GWは、フラグ信号を
受信した時点で送信側G3FAXへフラグ信号の送出を
開始し、信号(V.21:HDLC:CFR)を受信す
ると、対応する信号CFRを送信側G3FAXへと送信
する。
【0051】このようにして、画情報の送信準備が整う
と、送信側G3FAXは、モデムのリトレーニングのた
めのトレーニング(Training)信号を送出した
後に、画情報(Image Data)を送出し、画情
報の送出を終了すると、フラグ信号に続いて、画情報送
信が終了した旨を通知する信号EOPを送出する。
【0052】また、受付側GWは、送信側G3FAXよ
りトレーニング信号を検出すると、信号(T30 IN
D:Speed)をリモート側GWへ送信し、続いて、
送信側G3FAXより受信した画情報を複数に分割し、
それぞれの分割された画情報をパケット((V.17:
non ECM:Image Data)〜(V.1
7:non ECM:Image Data))によ
り、リモート側GWへ送信する。そして、送信側G3F
AXよりフラグ信号を検出すると、信号(T30IN
D:Flags)をリモート側GWへ送信するととも
に、信号EOPを検出すると、信号EOPそのものをあ
らわす信号(V.21:HDLC:EOP)、信号EO
PのFCSをあらわす信号(V.21:HDLC:EO
P/FCS)を、リモート側GWへ送信する。
【0053】そして、リモート側GWは、信号(T30
IND:Speed)を受信すると、対応するトレー
ニング信号を受信側G3FAXへ送信し、画情報を運ぶ
パケットを受信すると、それに含まれている分割画情報
を順次取り出し、連結した画情報を作成し、その画情報
を、受信側G3FAXへ送信する。また、画報の送信を
終了した後に、受信側G3FAXへのフラグ信号の送出
を開始し、このときには、信号(V.21:HDLC:
EOP)を受信するので、対応する信号EOPを受信側
G3FAXへと送信する。
【0054】受信側G3FAXは、リモート側GWより
受信したトレーニング信号でモデムのリトレーニングを
行った後、画情報を受信し、次いで、フラグ信号に続い
て信号EOPを受信すると、画情報の受信が終了したこ
とを認識する。
【0055】そして、受信側G3FAXは、そのときの
画情報の受信結果が良好な場合には、フラグ信号に続い
て、その旨を通知する信号MCFをリモート側GWに送
信する。
【0056】リモート側GWは、フラグ信号を検出する
と、信号(T30 IND:Flags)を受付側GW
へ送信するとともに、信号MCFを検出すると、信号M
CFそのものをあらわす信号(V.21:HDLC:M
CF)、信号MCFのFCSをあらわす信号(V.2
1:HDLC:CSI/FCS)を、それぞれ受付側G
Wへ送信する。
【0057】それにより、受付側GWは、フラグ信号を
受信した時点で送信側G3FAXへフラグ信号の送出を
開始し、信号(V.21:HDLC:MCF)を受信す
ると、対応する信号MCFを送信側G3FAXへと送信
する。
【0058】それにより、送信側G3FAXは、受信側
G3FAXで画情報を正常に受信されたことを認識す
る。この後は、送信側G3FAXは、フラグ信号に続
き、回線復旧を指令するための信号DCNを受付側GW
へ送出した後に、回線を復旧する。
【0059】それにより、上述と同様の手順により、信
号(T30 IND:Flags)、信号(V.21:
HDLC:DCN),(V.21:HDLC:DCN/
FCS)が受付側GWからリモート側GWへと送信され
る。そして、受付側GWからは、フラグ信号および信号
DCNが受信側G3FAXへと順次送信され、受信側G
3FAXは、信号DCNを受信すると、回線を復旧す
る。
【0060】これにより、送信側G3FAXと受付側G
Wとの間の回線、および、受信側G3FAXとリモート
側GWとの間の回線が復旧され、送信側G3FAXと受
信側G3FAXの間に形成されていたリアルタイム的な
通信パスが切断される。
【0061】このようにして、送信側G3FAXと受信
側G3FAXとの間のファクシミリ伝送手順が、受付側
GWおよびリモート側GWのリアルタイム伝送手順によ
り、リアルタイム的に実行されて、送信側G3FAXか
ら受信側G3FAXへの画情報の送信がなされる。
【0062】ここで、図3における信号(T30 IN
D:「信号名」)は、ITU−T勧告T30に従ったト
ーナル信号の検出を通知するための信号であり、信号
(V.21:HDLC:「信号名」)は、ITU−T勧
告T.30に従ったバイナリ信号を運ぶための信号であ
る。また、「V.21」、ITU−T勧告V.21モデ
ムにより運ばれる信号であることをあらわし、「HDL
C」は、HDLCフレーム化されている信号であること
をあらわす。
【0063】そして、このような信号をやりとりするこ
とで、受付側GWとリモート側GWとの間で、リアルタ
イム伝送手順が実現される。
【0064】ところで、図1におけるリモート側GWで
あるリアルタイムインターネットゲートウェイ装置GW
2が、受信側G3FAXであるグループ3ファクシミリ
装置FG2へ発呼したとき、グループ3ファクシミリ装
置FG2が話中で、回線を接続できなかった場合には、
リアルタイムインターネットゲートウェイ装置GW2
は、受付側GWであるリアルタイムインターネットゲー
トウェイ装置GW1に対して、接続不可を応答する。
【0065】それにより、リアルタイムインターネット
ゲートウェイ装置GW1は、送信側G3FAXであるグ
ループ3ファクシミリ装置FG1から通知されたユーザ
番号が、蓄積型移行ユーザ番号として登録されている場
合に限り、蓄積型処理へ移行する。
【0066】ここに、蓄積型移行ユーザ番号は、図4に
示すように、蓄積型移行ユーザテーブルにあらかじめ登
録されている。また、蓄積型移行ユーザテーブルは、パ
ラメータメモリ3に記憶される。
【0067】そして、蓄積型処理では、リアルタイムイ
ンターネットゲートウェイ装置GW1は、まず、グルー
プ3ファクシミリ装置FG1との間でグループ3ファク
シミリ伝送手順を実行し、グループ3ファクシミリ装置
FG1より送信画情報を受信して保存する。このとき、
グループ3ファクシミリ伝送手順中にグループ3ファク
シミリ装置FG1に送信する信号RTIおよび信号CS
Iとして、例えば、図5に示すような情報を内容とする
ものを適用することで、グループ3ファクシミリ装置F
G1のユーザに対し、自端末(すなわち、リアルタイム
インターネットゲートウェイ装置GW1)が蓄積型処理
を実行し、代行受信している旨を通知することができ
る。
【0068】次に、リアルタイムインターネットゲート
ウェイ装置GW1は、リアルタイムインターネットゲー
トウェイ装置GW2に対して、接続要求するとともに、
宛先電話番号を通知し、そのときに、リアルタイムイン
ターネットゲートウェイ装置GW2より、接続不可が再
度通知された場合には、所定時間間隔で、再度、リアル
タイムインターネットゲートウェイ装置GW2に対し
て、接続要求するとともに、宛先電話番号を通知し、こ
の接続要求動作を、所定回数まで繰り返し実行する。
【0069】そして、リアルタイムインターネットゲー
トウェイ装置GW2が、上述したリアルタイム伝送手順
を開始すると、リアルタイムインターネットゲートウェ
イ装置GW1は、図3における伝送手順中、送信側G3
FAX(すなわち、グループ3ファクシミリ装置FG
1)との間で送受信される信号を擬似的に処理するとと
もに、受付側GWの処理を実行する所定の疑似リアルタ
イム型処理(疑似リアルタイム伝送手順)を実行して、
保存している画情報を、リアルタイムインターネットゲ
ートウェイ装置GW2を介して、受信側G3FAXへ送
信する。
【0070】また、そのときの画情報の送信結果をあら
わす通信レポートを作成し、送信側G3FAXに対し
て、送信する。
【0071】このように、本実施例では、送信側G3F
AXから送信要求があり、リモート側GWと受信側G3
FAXとの間に回線が確立しなかった場合には、受付側
GWは、送信側G3FAXから送信画情報を代行受信
し、その後、所定間隔でリモート側GWに対して、受信
側G3FAXへの接続要求を繰り返し発行し、リモート
側GWと受信側G3FAXとの間に回線を確立できた時
点で、疑似リアルタイム伝送手順を実行して、代行受信
して蓄積した画情報を受信側G3FAXへ送信するの
で、無駄に回線を使用することがなく、通信料金がかさ
むような事態を回避することができる。
【0072】また、蓄積型処理へ移行する際には、受付
側GWは、自端末が代行受信する旨を表示する情報を送
信側G3FAXへ送信するので、送信側G3FAXのユ
ーザは、蓄積型処理により画情報送信がされることを明
確に知ることができる。また、蓄積型処理による画情報
送信結果が、レポート画像として送信側G3FAXへ送
信されるので、送信側G3FAXのユーザは、自分が指
定した画情報送信の結果を確実に知ることができ、その
後の対処(例えば、再送信動作など)を決定する場合に
便利である。
【0073】図6は、送信側G3FAXの処理の一例を
示している。
【0074】まず、受付側GWへ発呼し(処理10
7)、受付側GWより所定のトーン信号を、所定時間内
に検出することを監視する(判断102,103のNO
ループ)。所定時間内に受付側GWより所定のトーン信
号を受信できなかった場合で、判断103の結果がYE
Sになるときには、このときの送信動作をエラー終了す
る。
【0075】また、所定時間内に受付側GWより所定の
トーン信号を受信できた場合で、判断102の結果がY
ESになるときには、ユーザに対して、ユーザ番号と受
信側G3FAXの電話番号(宛先番号)を入力させる
(処理104)。
【0076】次いで、ユーザから操作入力されたユーザ
番号と宛先番号を、「(ユーザ番号)#(宛先電話番
号)」なる信号形式のPB信号で送出し(処理10
5)、そして、所定の伝送前手順を実行して、伝送機能
やモデム速度などを設定し(処理106)、モデムトレ
ーニング手順を実行して使用するモデム速度を決定し
(処理107)、所定の画情報送信手順を実行して送信
画情報を送信する(処理108)。
【0077】画情報送信を終了すると、所定の伝送後手
順を実行し(処理109)、回線を復旧して、受付側G
Wに対するファクシミリ通信処理を終了する。
【0078】図7は、受付側GWの処理の一例を示す。
【0079】着呼検出すると(処理201)、所定のト
ーン信号を応答し(処理202)、所定信号形式のPB
信号からなるユーザ番号と宛先番号を受信して保存する
(処理203)。
【0080】次いで、受信したユーザ番号が適正な内容
であるかどうかを検査し(判断204)、判断204の
結果がYESになるときには、リモート側GWに対し、
宛先番号を指定した状態で接続要求し(処理205)、
受信側G3FAXへの回線接続ができたかどうかを調べ
る(判断206)。
【0081】リモート側GWからリアルタイム伝送手順
の信号を受信した場合で、判断206の結果がYESに
なるときには、図3で説明したようなリアルタイム型処
理(処理207)を実行し、この処理を終了する。
【0082】また、リモート側GWから接続不可が応答
された場合で、判断206の結果がNOになるときに
は、そのときに受信したユーザ番号が、蓄積型移行ユー
ザテーブルに登録されているかどうかを調べる(判断2
08)。
【0083】そのときに受信したユーザ番号が、蓄積型
移行ユーザテーブルに登録されている場合で、判断20
8の結果がYESになるときには、上述した蓄積型処理
(処理209)を実行して、この処理を終了する。
【0084】また、そのときに受信したユーザ番号が蓄
積型移行ユーザテーブルに登録されていない場合で判断
208の結果がNOになるとき、または、受信したユー
ザ番号が不正な場合で判断204の結果がNOになると
きには、送信側G3FAXとの回線を切断復旧して(処
理210)、この処理を終了する。
【0085】図8は、蓄積型処理(処理209)の一例
を示している。
【0086】まず、送信側G3FAXとの間で、所定の
グループ3ファクシミリ伝送前手順を実行して、使用す
る伝送機能やモデム速度などを設定する(処理30
1)。また、このグループ3ファクシミリ伝送前手順で
送信する信号RTIや信号CSIには、図5に示したよ
うな内容を用いて、送信側G3FAXのユーザに対し、
代行受信する旨を通知する。
【0087】次いで、モデムトレーニング手順を実行し
て使用するモデム速度を決定し(処理302)、送信側
G3FAXより画情報を受信して画像蓄積装置6に蓄積
する(処理303)。なお、このとき、符号化複号化部
5で受信画情報を復号化してエラー検出処理なども行
う。
【0088】画情報の受信を終了すると、所定の伝送後
手順を実行し(処理304)、回線を復旧する(処理3
05)。
【0089】そして、所定時間を待ち(処理306)、
リモート側GWに対し、宛先番号を指定した状態で接続
要求し(処理307)、受信側G3FAXへの回線接続
ができたかどうかを調べる(判断308)。
【0090】リモート側GWからリアルタイム伝送手順
の信号を受信した場合で、判断308の結果がYESに
なるときには、上述したような疑似リアルタイム型処理
(処理309)を実行し、蓄積した受信画情報をリモー
ト側GWを介して受信側G3FAXへ送信し(処理30
9)、そのときの送信結果をあらわす所定形式の通信結
果レポート(図示略)を作成する(処理310)。
【0091】次いで、送信元G3FAXへ発呼し(処理
311)、所定の伝送前手順を実行して使用する伝送機
能やモデム速度を設定し(処理312)、モデムトレー
ニング手順を実行して使用するモデム速度を決定し(処
理313)、そのときに送信するレポート(上述した通
信結果レポートまたは後述するエラー通知レポート)画
像を送信する(処理314)。なお、このレポート画像
は、作成した通信結果レポートまたはエラー通知レポー
トの表示画像ファクシミリデータを作成し、その表示画
像ファクシミリデータを符号化複号化部5で符号化圧縮
して、送信画情報を作成する。
【0092】そして、レポート画像の送信を終了する
と、所定の伝送後手順を実行し(処理315)、送信側
G3FAXとの回線を復旧して(処理316)、この処
理を終了する。
【0093】また、リモート側GWから接続不可が応答
された場合で、判断308の結果がNOになるときに
は、そのときに再発呼が可能であるかどうかを調べる
(判断317)。例えば、再発呼回数が設定回数に満た
ない場合には、判断317の結果がYESになる。
【0094】そして、判断317の結果がYESになる
ときには、処理306へ戻り、所定時間を待った後に、
再度、受信側G3FAXへの送信動作を行う。また、判
断317の結果がNOになるときには、送信元ユーザに
対して、指定された送信動作ができなかった旨を通知す
るための所定形式のエラー通知レポート(図示略)を作
成し、処理311へ移行して、それ以降の処理を実行
し、エラー通知レポートを送信元ユーザに対して送信す
る。
【0095】図9は、リモート側GWが実行する処理の
一例を示している。
【0096】受付側GWより接続要求され、宛先番号が
通知されると(処理401)、宛先へ発呼し(処理40
2)、宛先が話中(ビジー)であるかどうかを調べる
(判断402)。
【0097】宛先に接続できた場合で、判断403の結
果がNOになるときには、上述したリアルタイム型処理
を実行して受信側G3FAXへ画情報を送信し(処理4
04)、回線を復旧して(処理405)、この処理を終
了する。
【0098】また、宛先がビジーであった場合で、判断
403の結果がYESになるときには、受付側GWに対
して接続不可を通知し(処理406)、この処理を終了
する。
【0099】なお、上述した実施例では、このリアルタ
イム型インターネットファクシミリ通信システムに含ま
れるグループ3ファクシミリ装置が2つで、リアルタイ
ムインターネットゲートウェイ装置が2つの場合につい
て説明したが、これらの装置の数は、これに限ることは
ない。
【0100】また、上述した実施例では、リアルタイム
インターネットゲートウェイ装置は、その専用機能のみ
備えたものであったが、電子メール型インターネットフ
ァクシミリ通信も実現できるインターネットファクシミ
リ装置に、リアルタイムインターネットゲートウェイ装
置の機能を持たせたものを適用することもできる。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信側G3FAXから送信要求があり、リモート側GW
と受信側G3FAXとの間に回線が確立しなかった場合
には、受付側GWは、送信側G3FAXから送信画情報
を代行受信し、その後、所定間隔でリモート側GWに対
して、受信側G3FAXへの接続要求を繰り返し発行
し、リモート側GWと受信側G3FAXとの間に回線を
確立できた時点で、疑似リアルタイム伝送手順を実行し
て、代行受信して蓄積した画情報を受信側G3FAXへ
送信するので、無駄に回線を使用することがなく、通信
料金がかさむような事態を回避することができるという
効果を得る。
【0102】また、蓄積型処理へ移行する際には、受付
側GWは、自端末が代行受信する旨を表示する情報を送
信側G3FAXへ送信するので、送信側G3FAXのユ
ーザは、蓄積型処理により画情報送信がされることを明
確に知ることができる。また、蓄積型処理による画情報
送信結果が、レポート画像として送信側G3FAXへ送
信されるので、送信側G3FAXのユーザは、自分が指
定した画情報送信の結果を確実に知ることができ、その
後の対処(例えば、再送信動作など)を決定する場合に
便利であるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるリアルタイム型イン
ターネットファクシミリ通信システムの一例を示したブ
ロック図。
【図2】リアルタイムインターネットゲートウェイ装置
GW(GW1,GW2)の構成例を示したブロック図。
【図3】送信側G3FAX、受付側GW、リモート側G
W、受信側G3FAXの間で実行される伝送手順の一例
を示したタイムチャート。
【図4】蓄積型移行ユーザテーブルの一例を示した概略
図。
【図5】蓄積型処理を実行する際、グループ3ファクシ
ミリ伝送手順中に送信側G3FAXに送信する信号RT
Iおよび信号CSIの内容の一例を示した概略図。
【図6】送信側G3FAXの処理の一例を示したフロー
チャート。
【図7】受付側GWの処理の一例を示したフローチャー
ト。
【図8】蓄積型処理(処理209)の一例を示したフロ
ーチャート。
【図9】リモート側GWが実行する処理の一例を示した
フローチャート。
【符号の説明】
FG1,FG2 グループ3ファクシミリ装置 GW1,GW2 リアルタイムインターネットゲートウ
ェイ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C062 AA29 AB38 AB42 AC22 AC25 AC35 AC39 AC56 AC58 AE14 AF08 BC06 5C075 AB90 BA08 CD07 CD13 CD25 CE04 CE07 DD04 FF90 GG09 5K030 GA17 GA20 HA06 HB04 HC02 HD03 KA01 KA08 KA13 KA19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆網を介してファクシミリ装置と画情
    報をやりとりする機能と、インターネットを介して情報
    をやりとりする機能を備えるリアルタイムインターネッ
    トゲートウェイ装置を複数設け、インターネットを介し
    て上記ファクシミリ装置間のファクシミリ通信をリアル
    タイムに実現するインターネットファクシミリ通信シス
    テムの制御方法において、 上記第1のリアルタイムインターネットゲートウェイ装
    置は、上記第1のファクシミリ装置より公衆網を介して
    画情報通信の要求を受け付けると、その第1のファクシ
    ミリ装置からその第1のファクシミリ装置に設定されて
    いるユーザ番号と宛先となる第2のファクシミリ装置の
    宛先番号を受信して、上記第2のリアルタイムインター
    ネットゲートウェイ装置に対し、その宛先番号を指定し
    て接続要求し、 上記第2のリアルタイムインターネットゲートウェイ装
    置は、上記第1のリアルタイムインターネットゲートウ
    ェイ装置より接続要求を受けると、通知された宛先番号
    へ発呼し、その宛先番号の上記第2のファクシミリ装置
    との間に回線が確立すると、上記第1のリアルタイムイ
    ンターネットゲートウェイ装置との間で、所定のリアル
    タイム手順を開始し、それ以降は、上記第1のファクシ
    ミリ装置と上記第2のファクシミリ装置との間のファク
    シミリ通信が、上記第1のリアルタイムインターネット
    ゲートウェイ装置、インターネット、および、上記第2
    のリアルタイムインターネットゲートウェイ装置を介し
    て行われる一方、 上記第2のリアルタイムインターネットゲートウェイ装
    置が宛先番号へ発呼した際、回線が確立しなかったとき
    には、上記第2のリアルタイムインターネットゲートウ
    ェイ装置は、接続不能を上記第1のリアルタイムインタ
    ーネットゲートウェイ装置に通知し、上記第1のリアル
    タイムインターネットゲートウェイ装置は、上記第2の
    リアルタイムインターネットゲートウェイ装置より接続
    不能が通知されると、そのときに上記第1のファクシミ
    リ装置より通知されているユーザ番号が、蓄積型移行ユ
    ーザ番号として登録されている場合には、上記第1のフ
    ァクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を
    実行し、画情報を受信して蓄積することを特徴とするイ
    ンターネットファクシミリ通信システムの制御方法。
  2. 【請求項2】 公衆網を介してファクシミリ装置と画情
    報をやりとりする機能と、インターネットを介して情報
    をやりとりする機能を備えるリアルタイムインターネッ
    トゲートウェイ装置を複数設け、インターネットを介し
    て上記ファクシミリ装置間のファクシミリ通信をリアル
    タイムに実現するインターネットファクシミリ通信シス
    テムの制御方法において、 上記第1のリアルタイムインターネットゲートウェイ装
    置は、上記第1のファクシミリ装置より公衆網を介して
    画情報通信の要求を受け付けると、その第1のファクシ
    ミリ装置からその第1のファクシミリ装置に設定されて
    いるユーザ番号と宛先となる第2のファクシミリ装置の
    宛先番号を受信して、上記第2のリアルタイムインター
    ネットゲートウェイ装置に対し、その宛先番号を指定し
    て接続要求し、 上記第2のリアルタイムインターネットゲートウェイ装
    置は、上記第1のリアルタイムインターネットゲートウ
    ェイ装置より接続要求を受けると、通知された宛先番号
    へ発呼し、その宛先番号の上記第2のファクシミリ装置
    との間に回線が確立すると、上記第1のリアルタイムイ
    ンターネットゲートウェイ装置との間で、所定のリアル
    タイム手順を開始し、それ以降は、上記第1のファクシ
    ミリ装置と上記第2のファクシミリ装置との間のファク
    シミリ通信が、上記第1のリアルタイムインターネット
    ゲートウェイ装置、インターネット、および、上記第2
    のリアルタイムインターネットゲートウェイ装置を介し
    て行われる一方、 上記第2のリアルタイムインターネットゲートウェイ装
    置が宛先番号へ発呼した際、回線が確立しなかったとき
    には、上記第2のリアルタイムインターネットゲートウ
    ェイ装置は、接続不能を上記第1のリアルタイムインタ
    ーネットゲートウェイ装置に通知し、上記第1のリアル
    タイムインターネットゲートウェイ装置は、上記第2の
    リアルタイムインターネットゲートウェイ装置より接続
    不能が通知されると、そのときに上記第1のファクシミ
    リ装置より通知されているユーザ番号が、蓄積型移行ユ
    ーザ番号として登録されている場合には、上記第1のフ
    ァクシミリ装置との間で所定のファクシミリ伝送手順を
    実行し、蓄積型モードでファクシミリ通信が行われる旨
    を表示する情報を上記第1のファクシミリ装置へ応答す
    るとともに、画情報を受信して蓄積することを特徴とす
    るインターネットファクシミリ通信システムの制御方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第1のファクシミリ装置より受信し
    た画情報を蓄積すると、前記第1のリアルタイムインタ
    ーネットゲートウェイ装置は、一定時間間隔で、前記第
    2のリアルタイムインターネットゲートウェイ装置に対
    し、前記第1のファクシミリ装置より通知された前記宛
    先番号を指定して接続要求し、上記第2のリアルタイム
    インターネットゲートウェイ装置が前記第2のファクシ
    ミリ装置との間に回線を確立すると、上記第2のリアル
    タイムインターネットゲートウェイ装置との間で所定の
    リアルタイム手順を開始し、所定のファクシミリ伝送手
    順により蓄積した画情報を上記第2のファクシミリ装置
    へ送信することを特徴とする請求項1または請求項2記
    載のインターネットファクシミリ通信システムの制御方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7139088B2 (en) 2000-07-25 2006-11-21 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus and communication method

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