JPWO2015033449A1 - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

簡素な構成で基準電圧を変えることなくSCトリップレベルの調整を可能とする半導体装置、半導体スイッチング素子の駆動装置を提供する。
半導体装置51は、半導体スイッチング素子1と、補正電圧発生回路5と、分圧回路3と、過電流保護回路10と、駆動回路9とを備えている。スイッチング素子1は、センス電流Isenseをそのセンス端子Sより出力可能である。センス抵抗R2は、センス端子Sからのセンス電流Isenseを受けてセンス電圧Vsenseを生ずる。補正電圧発生回路5は、補正電圧Vcを発生する。分圧回路3は、センス電圧Vsenseと補正電圧Vcを抵抗R3、R4により抵抗分圧して、補正後センス電圧Vinを出力することができる。過電流保護回路10は、補正後センス電圧Vinが入力され、補正後センス電圧Vinが閾値電圧Vthreshより大きい場合に駆動回路9に停止信号を出力する。

Description

本発明は、半導体装置、半導体スイッチング素子の駆動装置に関する。
従来、例えば、特開2013−77976号公報に開示されているように、過電流保護回路を備えた半導体装置が知られている。半導体スイッチング素子(以下、単に「スイッチング素子」という)を備えるインバータ等の半導体装置としては、スイッチング素子に流れる主電流が一定レベルを超えると、スイッチング素子を遮断するなどの保護動作を行うことによって、スイッチング素子を保護する過電流保護回路を有するものがある。
スイッチング素子に流れる主電流の検出方法には、スイッチング素子と並列に接続した電流検出用の素子(セル)に主電流の一部を分流させ、その分流した電流(センス電流)を検出するものがある。
電流センス素子は、スイッチング素子と同一のセル構造を有し、スイッチング素子と並列に接続され、スイッチング素子に対して一定のセル面積を有している。一般に、電流センス素子を用いる方式を採用した半導体装置では、スイッチング素子の主電流に対するセンス電流の比率(分流比)が、約1/1000〜1/100000となるように、電流センス素子の寸法および電気的特性が設定される。
センス電流は、抵抗等を用いて電圧(センス電圧)に変換され、過電流保護回路に入力される。過電流保護回路は、センス電圧が所定の閾値電圧を越えた場合にスイッチング素子に過電流が流れたと判定し、スイッチング素子を遮断するなどの保護動作を行うことで、スイッチング素子の損傷を防止する。過電流保護回路が保護動作を開始するスイッチング素子の主電流の値を、短絡保護トリップレベル(以下「SCトリップレベル」)と呼ぶ。
特開2008−206348号公報にかかる装置は、基準電圧を変えることなくSCトリップレベルを調整可能な過電流保護回路を備えている。具体的には、センス抵抗に補正電流を供給するものである。補正電流がセンス抵抗に供給されている場合には、センス電圧=センス抵抗×(センス電流+補正電流)という関係に従って、センス電流が増加する。このため補正電流が無い場合よりも低いコレクタ電流で過電流保護回路が動作する。一方、補正電流の向きを逆にすれば、過電流保護回路の動作レベルを上げることもできる。
スイッチング素子の素子温度が変動すると、SCトリップレベルが変動する。つまり、SCトリップレベルには温度特性がある。この点、特開2008−206348号公報にかかる装置は、スイッチング素子の素子温度が変動してもSCトリップレベルを一定に保つために、素子温度に比例するように補正電流を増減している。これにより、過電流保護回路の動作レベルを調整することができる半導体装置を得るものである。
日本特開2013−77976号公報 日本特開2006−211834号公報 日本特開2005−151631号公報 日本特開2002−353795号公報 日本特開2008−206348号公報
上述したとおり、SCトリップレベルには温度特性がある。特開2008−206348号公報にかかる装置は、この温度特性の補正用に補正電流を供給する補正電流発生回路を概念的に開示している。しかしながら、補正電流を生成するために複雑な回路や大型の回路を要するため、実装面積が大きくなりコストが高くなるという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、簡素な構成で基準電圧を変えることなくSCトリップレベルの調整を可能とする半導体装置、半導体スイッチング素子の駆動装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる半導体装置は、
メイン電流に対して所定の分流率で与えられるセンス電流をそのセンス端子より出力可能な半導体スイッチング素子と、
一端が前記センス端子に接続され、他端が接地され、前記センス端子からの電流を受けてセンス電圧を生ずるセンス抵抗と、
補正電圧を発生する補正電圧発生回路と、
一端に前記センス電圧を受ける第1抵抗と、一端に前記補正電圧発生回路の前記補正電圧を受けて他端が前記第1抵抗の他端に接続する第2抵抗と、を含み、前記センス電圧を前記補正電圧で補正した補正後センス電圧を前記第1、2抵抗の接続点から出力する分圧回路と、
前記補正後センス電圧が入力され、前記補正後センス電圧が閾値電圧より大きい場合に停止信号を出力する過電流保護回路と、
前記過電流保護回路から前記停止信号を受けると前記半導体スイッチング素子の駆動を停止する駆動回路と、
を備えることを特徴とする。
本発明にかかる半導体スイッチング素子の駆動装置は、メイン電流に対して所定の分流率で与えられるセンス電流をそのセンス端子より出力可能な半導体スイッチング素子を駆動する駆動装置であって、
補正電圧を発生する補正電圧発生回路と、
一端に前記センス電流に比例したセンス電圧を受ける第1抵抗と、一端に前記補正電圧発生回路の前記補正電圧を受けて他端が前記第1抵抗の他端に接続する第2抵抗と、を含み、前記センス電圧を前記補正電圧で補正した補正後センス電圧を前記第1、2抵抗の接続点から出力する分圧回路と、
前記補正後センス電圧が入力され、前記補正後センス電圧が閾値電圧より大きい場合に停止信号を出力する過電流保護回路と、
前記過電流保護回路から前記停止信号を受けると前記半導体スイッチング素子の駆動を停止する駆動回路と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、分圧回路を用いることで、簡素な構成で、基準電圧を変えることなくSCトリップレベルの調整が可能となる。
本発明の実施の形態1にかかる半導体装置および半導体スイッチング素子の駆動装置を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる半導体装置および半導体スイッチング素子の駆動装置の動作を表すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態1にかかる半導体装置および半導体スイッチング素子の駆動装置におけるSCトリップレベルの測定結果を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる半導体装置および半導体スイッチング素子の駆動装置を示す図である。 本発明の実施の形態3にかかる半導体装置および半導体スイッチング素子の駆動装置を示す図である。 本発明の実施の形態4にかかる半導体装置および半導体スイッチング素子の駆動装置を示す図である。 本発明の実施の形態5にかかる半導体装置および半導体スイッチング素子の駆動装置を示す図である。 本発明の実施の形態5にかかる半導体装置および半導体スイッチング素子の駆動装置の動作を表すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態6にかかる半導体装置および半導体スイッチング素子の駆動装置を示す図である。 本発明の実施の形態7にかかる半導体装置および半導体スイッチング素子の駆動装置を示す図である。 本発明の実施の形態7にかかる半導体装置および半導体スイッチング素子の駆動装置におけるSCトリップレベルの測定結果を示す図である。 本発明の実施の形態8にかかる半導体装置および半導体スイッチング素子の駆動装置を示す図である。 本発明の実施の形態9にかかる半導体装置および半導体スイッチング素子の駆動装置を示す図である。 本発明の実施の形態9の変形例にかかる半導体装置および半導体スイッチング素子の駆動装置を示す図である。 本発明の実施の形態に対する比較例を示す図である。
実施の形態1.
[実施の形態1の装置の構成]
図1は、本発明の実施の形態1にかかる半導体装置51および半導体スイッチング素子の駆動装置2を示す図である。半導体装置51は、半導体スイッチング素子1(以下、単に「スイッチング素子1」とも称す)と、補正電圧発生回路5と、分圧回路3と、バッファ4と、センス抵抗R2と、過電流保護回路10と、駆動回路9とを備えている。駆動装置2は、半導体装置51のうちスイッチング素子1を除いた構成、つまり補正電圧発生回路5と、分圧回路3と、バッファ4と、センス抵抗R2と、駆動回路9と、過電流保護回路10とを備えている。
半導体装置51は、図示しない筐体内に上記の半導体素子および各回路を搭載したものである。また、駆動装置2のうち、過電流保護回路10および駆動回路9は、ドライバICとして集積化してもよい。このとき、さらにバッファ4もドライバICの中に集積化してもよい。また、分圧回路3および補正電圧発生回路5がドライバICの中に集積化されてもよい。
なお、図示を省略しているが、スイッチング素子1にはフリーホイールダイオードが接続される。また、図1では説明の単純化のためスイッチング素子1を1つのみ示しているが、本発明はこのような形態に限られるものではなく、実際の製品として提供される半導体装置51では複数のスイッチング素子1を駆動するように図1の回路構成が複数個設けられていてもよく、その場合複数のスイッチング素子1がアーム回路を構成してもよい。
スイッチング素子1は、シリコンで形成された絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)である。スイッチング素子1は、コレクタ端子C、エミッタ端子E、ゲート端子G、およびセンス端子Sを備えている。ゲート端子Gは、駆動回路9の出力側に接続される。
スイッチング素子1は、センス端子Sを備えている。スイッチング素子1は、このセンス端子Sからセンス電流Isenseを出力可能なセル分離構造を有する。センス電流Isenseは、コレクタ電流(メイン電流)に対して所定の分流率で与えられる電流である。
このセル分離構造は、半導体チップ上に、メインのIGBT素子のセル構造とともに、電流センス素子およびセンス端子Sを設けるものである。電流センス素子は、メインのセル構造と同一の構造でかつセル面積を小さくした素子である。センス端子Sは、センス電流Isenseを出力するための端子である。
この種のセル分離構造は、例えば特開2008−206348号公報に記載されている公知の技術である。センス電流Isenseの分流率は、メインのセル構造の面積と電流センス素子の面積との間のセル面積比によって決まる。スイッチング素子1にコレクタ電流Icが流れると、コレクタ電流Icの一部がセンス電流Isenseとしてセンス端子Sから出力される。
センス抵抗R2は、一端がセンス端子Sに接続され、他端が接地されている。センス抵抗R2は、センス端子Sからのセンス電流Isenseを受けてセンス電圧Vsenseを生ずる。
補正電圧発生回路5は、補正電圧Vcを発生する。補正電圧発生回路5は、所定の補正用基準電圧である補正電圧Vcを安定して出力するためのものである。
分圧回路3は、抵抗R3および抵抗R4が直列に接続されたものである。抵抗R3は、一端がセンス端子Sとセンス抵抗R2との間に接続されている。これにより、抵抗R3は一端にセンス電圧Vsenseを受ける。抵抗R4は、一端が補正電圧発生回路5の出力側に接続しており、この一端に補正電圧発生回路5の補正電圧Vcを受ける。抵抗R3の他端と抵抗R4の他端が接続している。
分圧回路3は、補正後センス電圧Vinを抵抗R3、R4の接続点から出力することができる。補正後センス電圧Vinは、センス電圧Vsenseを補正電圧Vcで補正したものである。
抵抗R3の抵抗値およびR4の抵抗値の両方が、センス抵抗R2の抵抗値よりも大きな値を有することが好ましい。補正電圧Vc及びセンス端子Sから抵抗R3を介して流れる電流は、センス抵抗R2に流れるセンス電流Isenseに比べて十分に小さい。このため、センス電圧Vsenseへの影響は無視してもよい。
過電流保護回路10は、補正後センス電圧Vinが入力され、補正後センス電圧Vinが閾値電圧Vthreshより大きい場合に停止信号を出力する。具体的には、過電流保護回路10は、コンパレータ6と、基準電圧発生回路7と、制御回路8とを備えている。コンパレータ6は、プラス入力端子に補正後センス電圧Vinを受け、マイナス入力端子に閾値電圧Vthreshを受ける。コンパレータ6は、補正後センス電圧Vinが閾値電圧Vthreshを上回った場合に、出力信号を反転、つまりLowからHighに反転する。制御回路8は、コンパレータ6の出力信号が反転をトリガとして停止信号を生成する。
駆動回路9は、過電流保護回路10から停止信号を受けるとスイッチング素子1の駆動を停止する。具体的には、駆動回路9の入力側は、外部のマイコン等と接続されており、ゲート駆動信号INが入力される。駆動回路9の出力側は、バッファ4を介してスイッチング素子1のゲート端子に接続している。
以上説明した過電流保護回路10は、補正後センス電圧Vinが閾値電圧Vthreshを越えた場合にスイッチング素子1に過電流が流れたと判定し、スイッチング素子1を遮断する保護動作を行う。これにより、過電流によるスイッチング素子1の損傷が防止される。過電流保護回路10が保護動作を開始するスイッチング素子1の主電流(つまりコレクタ電流Ic)の値を、短絡保護トリップレベル(以下「SCトリップレベル」)と呼ぶ。
[実施の形態1の装置の動作]
(SCトリップレベルの調整)
図2を用いて半導体装置51および駆動装置2の動作について説明する。図2は、図1の回路の動作を示すタイミングチャートである。通常動作時では、補正後センス電圧Vinは閾値電圧Vthreshより小さい。この場合、コンパレータ6の出力はLowであり、制御回路8から駆動回路9への停止信号は出力されない。このとき、駆動回路9は、ゲート駆動信号に応じてスイッチング素子1を駆動する。
一方、スイッチング素子1のコレクタ電流Icが所定の値(すなわちSCトリップレベル)以上になると、補正後センス電圧Vinが閾値電圧Vthreshを越える。そうすると、コンパレータ6の出力はLowからHighに反転する。
これにともない、過電流保護回路10は停止信号を出力する。即ち、過電流保護回路10は、補正後センス電圧Vinが閾値電圧Vthreshより大きい場合に停止信号を出力する。
駆動回路9は、過電流保護回路10から停止信号を受けると、ゲート駆動信号INのHigh/Lowにかかわらず、スイッチング素子1の駆動を停止する。
補正後センス電圧Vinは、センス抵抗R2で発生するセンス電圧Vsenseと補正電圧Vcの分圧出力からなる。補正後センス電圧Vinは、以下式(1)で算出される。
Figure 2015033449
式(1)を見るとわかるように、Vc>Vsenseである場合には、Vin>Vsenseとなる。その結果、抵抗R3の電圧降下がVsenseに加算されて、SCトリップレベルを下げることができる。逆にVc<Vsenseである場合は、Vin<Vsenseとなる。その結果、Vsenseから抵抗R3の電圧降下が減算されて、SCトリップレベルを上げることができる。
電圧降下量ΔV3は、補正電圧Vcの大きさおよび抵抗R3、R4の抵抗値をあわせた3つのパラメータにて変更することができる。このため、センス抵抗R2の抵抗値のみの単一パラメータ制御に比べて、容易にSCトリップレベルを調整できる。
(実施の形態1の装置の作用効果)
以下、実施の形態1の半導体装置51および駆動装置2の作用効果を説明する。
電流センス素子の(ゲート−センス間電圧VGS)=(スイッチング素子のゲート−エミッタ間電圧VGE)−(センス電圧)となるため、スイッチング素子のVGEと電流センス素子のVGSが不等となる。同様に、スイッチング素子のコレクタ−エミッタ間電圧VCEと電流センス素子のコレクタ−センス間電圧VCSも不等となる。
そのため、下記の式(2)の関係が成り立たなくなる。
Figure 2015033449
また、IGBTやMOSFETのゲート閾値は温度特性を持つため、スイッチング素子と電流センス素子のバイアス電圧の差が下記の式(3)の関係に与える影響の大きさが素子温度により変化する。
Figure 2015033449
これは分流比が素子温度により変化することを意味する。この傾向は、Vsenseが大きくなるほど顕著になる。このため、従来の半導体装置では、スイッチング素子の素子温度が変動すると、SCトリップレベルも変動するという問題があった。
(2)コンパレータ側の入力電圧範囲の問題
上述のとおり、センス電圧Vsenseは小さければ小さいほど好ましい。しかしながら、センス電圧Vsenseを小さくしすぎると、センス電圧Vsenseをコンパレータで直接比較する場合には別の問題が生じてしまう。
その問題とは、コンパレータの入力電圧範囲に対して、センス電圧Vsenseが低くなりすぎることである。仮に実施の形態1でコンパレータ6に直接にセンス電圧Vsenseを入力した場合、コンパレータ6はセンス電圧Vsenseと閾値電圧Vthreshを直接に比較しなければならない。
上記のような数100mVの入力電圧に対応するコンパレータとしては、例えばRail−to−Rail入力のようなほぼ0Vから使用できる回路構成が必要となり、過電流保護回路に使用するコンパレータが限定されるという問題があった。
(3)低いセンス電圧とコンパレータ入力電圧範囲の両立
以上のように、センス電圧Vsenseを小さくし、SCトリップレベルの温度変化を小さくしたいという第1の要求がある。これに対し、コンパレータ6の入力電圧範囲を高くしたいという第2の要求もある。実施の形態1によれば、この第1の要求および第2の要求の両方を満足することができる。
実施の形態1によれば、センス抵抗R2の抵抗値とは独立に、分圧回路3の分圧抵抗値を調整することができる。分圧回路3では、センス抵抗R2の一端と、コンパレータ6のプラス入力端子との間に、抵抗R3が直列に挿入されている。このような構成により、抵抗R3で電圧降下が生じ、その電圧降下量ΔV3がセンス電圧Vsenseに加算される。つまり、電圧降下量ΔV3をセンス電圧Vsenseに加算して補正後センス電圧Vinを生成することができる。
電圧降下量ΔV3を十分に大きくすることは補正電圧Vcと分圧回路3の分圧抵抗値を調整すれば可能である。例えば、補正後センス電圧Vinを1V〜数Vといった過電流保護回路の閾値電圧としては比較的高い電圧にするように、分圧回路3および補正電圧発生回路5を構築してもよい。
(4)SCトリップレベル温度特性の改善
図3は、本発明の実施の形態1にかかる半導体装置51および駆動装置2におけるSCトリップレベルの測定結果を示す図である。図3には、実施の形態1にかかる半導体装置51に対して、SCトリップレベルの素子温度依存性を測定した結果が示されている。図3には、あわせて、図15に示す比較例に対して、SCトリップレベルの素子温度依存性を測定した結果も示されている。
横軸は、スイッチング素子1の素子温度である。縦軸は、SCトリップレベルを示しており、具体的には過電流保護回路10が保護動作を開始するスイッチング素子1の主電流(つまりコレクタ電流Ic)の値を示している。
図15は、本発明の実施の形態に対する比較例を示す図である。図15に示す比較例は、分圧回路3および補正電圧発生回路5を備えていない。この相違点を除いて、図1に示す実施の形態1にかかる半導体装置51と同じ回路である。
図3に示すように、抵抗R3による電圧降下量ΔV3がセンス電圧Vsenseに加算されることにより、SCトリップレベルのレベル補正に加えて、温度変化量補正という補正効果が得られる。レベル補正について説明すると、図3の比較例の特性グラフでは素子温度25℃のときのSCトリップレベルが1190Aである。これに対し、実施の形態1にかかる半導体装置51では素子温度25℃のときのSCトリップレベルが940Aである。図3からわかるように、実施の形態1のSCトリップレベル値は比較例に比べて全体的に低下している。
温度変化量補正について説明すると、素子温度25℃のときのSCトリップレベルは、1190Aから940Aに低下している。そして、素子温度25℃から125℃までの間のSCトリップレベルの変化量が、比較例では−490Aなのに対し、実施の形態1では−400Aである。同一の温度範囲内におけるSCトリップレベルの変化量が、90Aほど低減している。つまり、同一の温度範囲内におけるSCトリップレベルの温度変化量が小さくなっており、SCトリップレベルの温度特性を改善したことになる。
実施の形態1によれば、分圧回路3によりセンス電圧Vsenseを補正することができる。特開2008−206348号公報などでは補正電圧ではなく補正電流を用いたSCトリップレベル調整技術が開示されている。この公報にかかる技術では補正電圧から補正電流を生成するためにオペアンプ等の比較的高価な電子部品が必要であり、コストや実装面積の点で問題があった。この点、実施の形態1によれば、補正電圧Vcと2つの抵抗R3,R4を用いる分圧回路3による簡素な構成によって、SCトリップレベルを調整することができる。
以上説明したように、実施の形態1にかかる半導体装置51および駆動装置2によれば、補正電圧Vcと分圧回路3という簡素な回路を用いてコンパレータ6の入力電圧範囲を適切に調整できる、実用的な回路となっている。このような実用的な回路で、温度変化に伴うSCトリップレベルの変動を抑制することができる。
なお、図3に示すように、補正電圧Vcは、センス電圧Vsenseよりも高く設定することでSCトリップレベルを低下させているが、本発明はこれに限られない。補正電圧Vcは、SCトリップレベルを上げるために、センス電圧Vsenseよりも低く設定しても良い。
補正電圧Vcを出力する補正電圧発生回路5は所定の基準電圧とエミッタフォロアのようなトランスインピーダンス回路を用いて実現してもよい。この場合には回路が簡単であるという利点がある。
なお、スイッチング素子1は、シリコンからなるIGBTに限られない。シリコンで形成されたパワーMOSFETおよび炭化珪素(SiC)で形成されたパワーMOSFETを用いてもよい。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2にかかる半導体装置52および半導体スイッチング素子の駆動装置102を示す図である。補正電圧発生回路5を補正電圧発生回路105に置換した点を除き、半導体装置52および駆動装置102は実施の形態1にかかる半導体装置51および駆動装置2と同様である。
補正電圧発生回路105は、エミッタフォロアとしてのNPNトランジスタ11、基準電圧源12を備えている。基準電圧源12は、補正用基準電圧Vcrefを生成する。NPNトランジスタ11のベース端子が、基準電圧源12に接続されている。NPNトランジスタ11のコレクタ端子は電圧源に接続しており、NPNトランジスタ11のエミッタ端子は抵抗R4に接続している。
実施の形態2によれば、NPNトランジスタ11および抵抗R3、R4からなる分圧回路3を用いるので、小規模な回路を構築でき、低コストおよび小実装面積を両立することができる。
実施の形態3.
図5は、本発明の実施の形態3にかかる半導体装置53および半導体スイッチング素子の駆動装置202を示す図である。容量素子C11を追加した点を除き、半導体装置53および駆動装置202は実施の形態1にかかる半導体装置51および駆動装置2と同様である。
容量素子C11の一端は、抵抗R3、R4の接続点と過電流保護回路10の入力側との間に接続している。容量素子C11の他端は接地されている。抵抗R3、R4が、容量素子C11とローパスフィルタを構成する。このローパスフィルタで、過渡ノイズを除去することができる。また、分圧回路3の抵抗R3、R4をローパスフィルタに兼用できるので、部品点数を少なく抑えることができる。
実施の形態4.
図6は、本発明の実施の形態4にかかる半導体装置54および半導体スイッチング素子の駆動装置302を示す図である。フィルタ抵抗R5および抵抗R6を追加した点を除き、半導体装置54および駆動装置302は実施の形態3にかかる半導体装置53および駆動装置202と同様である。
分圧回路3と過電流保護回路10の入力側との間に、過渡ノイズ除去用のフィルタ抵抗R5が直列に挿入されている。フィルタ抵抗R5は、容量素子C11の一端と接続してローパスフィルタを形成する。フィルタ抵抗R5を別個に配置すると、素子数は増加する。しかし、ローパスフィルタの時定数はフィルタ抵抗R5で調整すればいいので、抵抗R3,R4がローパスフィルタの時定数に制限されず分圧回路3を自由に設計できる。このため設計自由度が高い。
また、抵抗R6を容量素子C11と並列に配置している。抵抗R6と容量素子C11の並列回路の一端が、過電流保護回路10の入力側とフィルタ抵抗R5との間に接続している。抵抗R6と容量素子C11の並列回路の他端は接地されている。このような回路によれば、抵抗R6がフィルタ抵抗R5とともに抵抗分圧回路を形成するので、補正後センス電圧Vinを更に分圧調整することが可能となる。
ここでは、補正後センス電圧Vinを更に分圧調整した電圧を、再補正後センス電圧Vincとも称す。この2段階のセンス電圧調整機構は、後述する実施の形態10の場合に特に有効である。
フィルタ抵抗R5および抵抗R6の抵抗値は、センス抵抗R2および抵抗R3の抵抗値よりも大きい値とすることが好ましい。フィルタ抵抗R5および抵抗R6の抵抗値が、センス抵抗R2および抵抗R3の抵抗値より十分に大きい値の場合、過電流保護回路10への入力信号である再補正後センス電圧Vincは以下の式(4)で近似的に表される。

Figure 2015033449
実施の形態5.
図7は、本発明の実施の形態5にかかる半導体装置55および半導体スイッチング素子の駆動装置402を示す図である。補正電圧スイッチング素子14およびSW制御回路15を追加した点を除き、半導体装置55および駆動装置402は実施の形態1にかかる半導体装置51および駆動装置2と同様である。
補正電圧スイッチング素子14は、MOSFETである。補正電圧スイッチング素子14のゲート端子は、SW制御回路15の出力と接続し、SW制御回路15からSW信号を受ける。SW信号は、補正電圧スイッチング素子14をON/OFFするための駆動信号である。
補正電圧スイッチング素子14のドレイン端子は、補正電圧発生回路5と接続し、補正電圧Vcを受ける。補正電圧スイッチング素子14のソース端子は、抵抗R4の一端と接続する。補正電圧スイッチング素子14は、補正電圧発生回路5と抵抗R4の一端との間で開放と遮断を切り替えることができる。図7の補正電圧スイッチング素子14はMOSFETであるが、バイポーラトランジスタを用いてもよい。
図8は、本発明の実施の形態5にかかる半導体装置55および駆動装置402の動作を表すタイミングチャートである。実施の形態5では、スイッチング素子1のターンオン後に遅れて補正電圧スイッチング素子14をオフからオンとする。
特開2013−77976号公報に開示されているように、スイッチング素子1のターンオン時に、過渡的にセンス電圧が変動する区間がある。図8に、示す過渡区間Tstである。過渡区間Tstに補正電圧スイッチング素子14をOFFし、過渡区間Tstが経過した後に補正電圧スイッチング素子14をONとする。これにより、過渡区間Tstに、補正後センス電圧Vinを過電流保護回路10の閾値電圧Vthreshより低くする。なお、ここでは、補正電圧Vc>センス電圧Vsenseであるものとする。
過渡区間Tstには補正後センス電圧Vinを閾値電圧Vthreshよりも低くでき、補正後センス電圧Vinが誤ってSCトリップレベルに達することを防止することができる。
実施の形態5にかかる上記の回路では、過渡的なノイズ混入やセンス電圧の変動を閾値電圧Vthreshより低くできるため、理想的には実施の形態3、4で用いられたローパスフィルタは不要となる。ローパスフィルタの時定数による過電流保護の検出遅れを無くし、部品点数を削減できる。また、補正電圧スイッチング素子14を用いて必要なときにのみ選択的に補正電圧Vcを供給するので、消費電流を低減することができる。
実施の形態6.
図9は、本発明の実施の形態6にかかる半導体装置56および半導体スイッチング素子の駆動装置502を示す図である。温度センサ16を追加した点を除き、半導体装置56および駆動装置502は実施の形態1にかかる半導体装置51および駆動装置2と同様である。
温度センサ16は、スイッチング素子1の素子温度を測定する。補正電圧発生回路5は、温度センサ16と接続されており、温度センサ16の出力に基づいて素子温度が高いほど低下する負の温度勾配をもった補正電圧Vcを出力する。
一般的にスイッチング素子1のセンス電圧Vsenseは素子温度が高くなるほど上昇する正の温度勾配の傾向をもつ。SCトリップレベルはセンス電圧とは逆の負の温度勾配の傾向となる。
補正電圧発生回路5は、温度センサ16の出力が示すスイッチング素子1の素子温度に比例させて、補正電圧Vcを変化させる。これにより、センス電圧Vsenseの温度特性と逆の負の温度勾配を、補正電圧Vcに持たせることができる。その結果、補正後センス電圧Vinの温度勾配は打ち消し合うことで低減される。素子温度の増加に応じたSCトリップレベルの低下量を小さくし、理想的には、素子温度の変化があってもSCトリップレベルを一定に保つことができる。
実施の形態7.
図10は、本発明の実施の形態7にかかる半導体装置57および半導体スイッチング素子の駆動装置602を示す図である。補正電圧発生回路5を補正電圧発生回路605に置換した点および温度センサ616、抵抗R17、容量素子C18を追加した点を除き、半導体装置57および駆動装置602は実施の形態4にかかる半導体装置54および駆動装置302と同様である。
補正電圧発生回路605は、エミッタフォロアとしてのNPNトランジスタ11を含んでいる。NPNトランジスタ11のベース端子が接続する回路以外は、補正電圧発生回路605は補正電圧発生回路105と同じである。
NPNトランジスタ11のベース端子は、抵抗R17の一端に接続している。抵抗R17の他端は電圧源に接続している。抵抗R17とNPNトランジスタ11のベース端子との間には、容量素子C18の一端が接続している。容量素子C18の他端は接地されている。
抵抗R17とNPNトランジスタ11のベース端子との間には、温度センサ616が接続している。温度センサ616は、複数の温度センサダイオードが直列に接続したものである。最上段の温度センサダイオードのアノードが、NPNトランジスタ11のベース端子に接続している。ダイオードの順電圧は温度変化に対して負の勾配をもつため、NPNトランジスタ11からなるエミッタフォロア回路のベース端子に入力する温度補正用電圧として適している。
温度センサ616が備える複数の温度センサダイオードは、スイッチング素子1の半導体チップ上における発熱部近傍に形成してもよい。
実施の形態7によれば、補正電圧発生回路605と温度センサ616の機能を簡易な回路で実現することができる。
分圧回路3における抵抗分圧比を、前述した式(4)におけるVsenseの項とVcの項の温度勾配の差がゼロとなるように選定することで、補正後センス電圧Vinの温度勾配はゼロとなる。ただし、このようにする場合、分圧回路3における抵抗R3、R4の抵抗値の比がある好適な値に決まるので、ある設定したいSCトリップレベルにおいて補正後センス電圧Vinと閾値電圧Vthreshとが一致するように、補正後センス電圧Vinを生成できない可能性がある。
そこで、実施の形態4で説明した、フィルタ抵抗R5および抵抗R6からなる抵抗分圧回路を追加して、温度勾配をゼロにした補正後センス電圧Vinから再補正後センス電圧Vincを生成し、これを過電流保護回路10に入力している。その結果、前述した式(4)におけるVsenseの項とVcの項の温度勾配の差がゼロとなるように分圧回路3の抵抗分圧比を最適化するとともに、その一方で、ある設定したいSCトリップレベルで閾値電圧Vthreshと再補正後センス電圧Vincとを一致させるようにフィルタ抵抗R5および抵抗R6の抵抗値を調整できる。
図11は、本発明の実施の形態7にかかる半導体装置57および半導体スイッチング素子の駆動装置602におけるSCトリップレベルの測定結果を示す図である。常温である25℃において、実施の形態7の回路と比較例の回路との間でSCトリップレベルが一致するように、センス抵抗R2の値を調整している。この比較例とは、図15の回路である。比較例では素子温度の増加に伴ってSCトリップレベルが低下している。これと比べて、実施の形態7によれば、素子温度が変化してもSCトリップレベルをほぼ一定に保つことができている。
実施の形態8.
図12は、本発明の実施の形態8にかかる半導体装置58および半導体スイッチング素子の駆動装置702を示す図である。温度センサ16と補正電圧発生回路5の間に補正電圧制御回路18を設けた点を除き、半導体装置58および駆動装置702は実施の形態6にかかる半導体装置56および駆動装置502と同様である。
補正電圧制御回路18は、所定のプログラムに従って補正電圧発生回路5を制御し、素子温度に応じて補正電圧を増減させるマイクロプロセッサである。補正電圧制御回路18は、プログラムに内蔵する計算式やマップなどにしたがって補正電圧発生回路5を制御して、スイッチング素子1の素子温度に応じて補正電圧Vcを増減させる。
補正電圧制御回路18は、メモリ17を備えている。メモリ17には、所定のSCトリップレベルを実現するための補正電圧値が書き込まれている。
式(1)又は式(4)を用いて、ある1つの半導体装置58のSCトリップレベルを計算する。計算したSCトリップレベルを標準SCトリップレベルと比較して、それらの間のズレ量ΔSCを算出する。
次に、ズレ量ΔSCをゼロにするようにメモリ17から適した補正電圧値をDA出力して補正電圧Vcの値を調節する。そうすることで、スイッチング素子1のセンス電圧Vsenseのばらつきを補正した補正後センス電圧Vinを生成する。なお、実施の形態7であれば、再補正後センス電圧Vincを生成する。
このとき決まる好適な補正電圧Vcを補正電圧発生回路5に出力させ続けるように、補正電圧制御回路18の制御信号を設定する。こうすることで、SCトリップレベルが標準SCトリップレベルに一致させられることになり、SCトリップレベルのばらつきを低減できる。
また、異なる温度条件下でのSCトリップレベルから、素子温度変化に対するSCトリップレベルの温度勾配を算出できる。温度センサ16で検知した素子温度変化に応じて補正電圧Vcを微調整していくことで、SCトリップレベルに所望の傾きをもたせることができる。この温度勾配を実現するための補正値はメモリ17に書き込まれており、所望の温度勾配を実現するのに適した値が読み出されて使用される。
これにより、SCトリップレベルの温度変化に対する傾きをそろえることができ、SCトリップレベルのばらつきを更に高精度に低減することができる。
上記のSCトリップレベル調整を、所望のタイミング、例えばそれぞれの半導体装置58の製品出荷前のタイミングなどに行うことができる。これにより、スイッチング素子1の特性ばらつきがあっても、SCトリップレベルを標準特性にそろえることができる。
実施の形態9.
[実施の形態9の装置の構成]
図13は、本発明の実施の形態9にかかる半導体装置59および半導体スイッチング素子の駆動装置802を示す図である。高速保護回路804を設けた点を除き、半導体装置59および駆動装置802は実施の形態1にかかる半導体装置51および駆動装置2と同様である。
高速保護回路804は、一端がスイッチング素子1のゲート端子に接続し、他の一端がセンス端子Sに接続している。高速保護回路804は、センス電圧Vsenseが第2閾値電圧に達したらスイッチング素子1のゲート電圧VGEを低下させる。この第2閾値電圧は、スイッチング素子1のゲート遮断用のMOSFET19のゲート閾値電圧である。
具体的には、本実施の形態では、高速保護回路804は、いわゆるReal Time Control(RTC)回路である。高速保護回路804は、抵抗R21、容量素子C20およびMOSFET19を備えている。抵抗R21の一端は、スイッチング素子1のゲート端子に接続している。MOSFET19はバイポーラトランジスタを使用しても良い。
抵抗R21の他端は、MOSFET19のドレイン端子に接続している。MOSFET19のゲート端子は、センス端子Sと抵抗R3の間に接続している。MOSFET19のソース端子は接地されている。容量素子C20の一端は、MOSFET19のゲート端子に接続している。容量素子C20の他端は接地されている。容量素子C20はMOSFET19のゲート電圧の安定化のために用いているが、回路の簡略化のために容量素子C20を用いなくともよい。
高速保護回路804は、センス電圧VsenseがMOSFET19のゲート閾値電圧を上回った場合に、MOSFET19がオンすることで過電流保護回路10を経由せずに半導体スイッチング素子1のゲート電圧を低下させるものである。このため、過電流保護回路10側におけるコンパレータ6およびローパスフィルタ等で生ずる遅延が無く、高速起動が可能である。しかし、高速保護回路804が作動しても、駆動回路9が出力信号を送り続けている間はゲートの遮断が不完全である。完全なゲート遮断のためには、過電流保護回路10による駆動回路9の停止が必要である。
高速保護回路804の作動条件を最適化するためには、MOSFET19のゲート閾値電圧とセンス電圧Vsenseの値を近づけるように、センス抵抗R2の値を最適化する必要がある。センス電圧VsenseがMOSFET19のゲート閾値電圧に近ければ、過電流によるセンス電圧Vsenseの上昇があったときに直ちにMOSFET19をオンとすることができるからである。
しかしながら、従来のようにセンス電圧Vsenseを直接に過電流保護回路10のコンパレータ6へ入力する場合、つまり図15の比較例の場合にあっては、所望のSCトリップレベルになるように、閾値電圧Vthresh=センス抵抗R2×SCトリップレベルとなるセンス抵抗R2を優先的に決定しなければならない。このため、MOSFET19のゲート閾値電圧がセンス電圧Vsenseよりも必要以上に大きくなる可能性があった。
この点、実施の形態9によれば、センス抵抗R2の抵抗値とは独立に、補正電圧Vcと分圧回路3によって補正後センス電圧Vinを生成してコンパレータ6に入力することができる。したがって、MOSFET19のゲート閾値電圧とセンス電圧Vsenseの値を近づけるようにセンス抵抗R2の抵抗値を最適化しつつ、その一方で、補正後センス電圧Vinが所望のSCトリップレベルを満たせるように補正電圧Vcと分圧回路3の分圧抵抗値を調整することができる。したがって、高速保護回路804の保護動作を高速化することができる。
なお、高速保護回路804において、ダイオード(不図示)をMOSFET19のゲート端子とセンス端子Sの間に挿入して、そのカソードをMOSFET19のゲート端子に接続し、そのアノードをセンス端子Sに接続する構成としてもよい。この構成では、センス電圧Vsenseが0Vに低下しても、ダイオードの整流作用によりMOSFET19のゲート電圧が保持されて即時にMOSFET19がオフにはならない。従って、過電流保護回路10による駆動回路9の停止まで、高速保護回路804が半導体スイッチング素子1のゲート電圧を低下させた状態を維持することができる。
[実施の形態9の変形例]
実施の形態9では、実施の形態1にかかる半導体装置51および半導体スイッチング素子の駆動装置2に高速保護回路804を追加したものである。これに対し、高速保護回路804を、実施の形態6〜8にかかる半導体装置56〜58および半導体スイッチング素子の駆動装置502〜702に追加してもよい。
図14は、本発明の実施の形態9の変形例にかかる半導体装置60および半導体スイッチング素子の駆動装置852を示す図である。図14では、実施の形態6にかかる半導体装置56および駆動装置502に対して、高速保護回路804を追加している。高速保護回路804における、容量素子C20の一端およびMOSFET19のゲート端子が、分圧回路3における抵抗R3、R4の接続点に接続している。
この場合、分圧回路3における抵抗R3、R4の接続点に、MOSFET19のゲート端子を接続してもよい。こうすることで、高速保護回路804を駆動するための電圧(MOSFET19のゲート端子に印加する電圧)を、スイッチング素子1の素子温度に応じて補正することができる。ただし、抵抗R3と容量素子C20、およびMOSFET19の容量成分による遅延を考慮する必要がある。
なお、高速保護回路804において、ダイオード(不図示)を、MOSFET19のゲート端子と分圧回路3における抵抗R3、R4の接続点との間に挿入して、そのカソードをMOSFET19のゲート端子に接続し、そのアノードを分圧回路3における抵抗R3、R4の接続点に接続する構成としてもよい。この構成では、補正後センス電圧Vinが0Vに低下してもダイオードの整流作用によりMOSFET19のゲート電圧が保持されて即時にMOSFET19がオフにはならない。従って、過電流保護回路10による駆動回路9の停止まで、高速保護回路804が半導体スイッチング素子1のゲート電圧を低下させた状態を維持することができる。
1 スイッチング素子、4 バッファ、5、105、605 補正電圧発生回路、6 コンパレータ、7 基準電圧発生回路、8 制御回路、9 駆動回路、10 過電流保護回路、11 トランジスタ、12 基準電圧源、14 補正電圧スイッチング素子、15 制御回路、16 温度センサ、17 メモリ、18 補正電圧制御回路、19 MOSFET、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60 半導体装置、2、102、202、302、402、502、602、702、802、852 駆動装置、616 温度センサ、804 高速保護回路
本発明は、半導体装置に関する。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、簡素な構成で基準電圧を変えることなくSCトリップレベルの調整を可能とする半導体装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる半導体装置は、
センス端子を備え、メイン電流に対して所定の分流率で与えられるセンス電流を前記センス端子より出力可能な半導体スイッチング素子と、
一端が前記センス端子に接続され、接地されるべき他端を備え、前記センス端子からの電流を受けてセンス電圧を生ずるセンス抵抗と、
補正電圧を発生する補正電圧発生回路と、
一端に前記センス電圧を受ける第1抵抗と、一端に前記補正電圧発生回路の前記補正電圧を受けて他端が前記第1抵抗の他端に接続する第2抵抗と、を含み、前記センス電圧を前記補正電圧で補正した補正後センス電圧を前記第1抵抗と前記第2抵抗との接続点から出力する分圧回路と、
前記補正後センス電圧が入力され、前記補正後センス電圧が閾値電圧より大きい場合に停止信号を出力する過電流保護回路と、
前記過電流保護回路から前記停止信号を受けると前記半導体スイッチング素子の駆動を停止する駆動回路と、
前記補正電圧発生回路と前記第2抵抗の前記一端との間で開放と遮断を切り替える補正電圧スイッチング素子と、
を備え、
前記半導体スイッチング素子をターンオンしてから所定時間経過後に前記補正電圧スイッチング素子をオフからオンとすることを特徴とする。
本発明にかかる他の半導体装置は、
センス端子を備え、メイン電流に対して所定の分流率で与えられるセンス電流を前記センス端子より出力可能な半導体スイッチング素子と、
一端が前記センス端子に接続され、接地されるべき他端を備え、前記センス端子からの電流を受けてセンス電圧を生ずるセンス抵抗と、
補正電圧を発生する補正電圧発生回路と、
一端に前記センス電圧を受ける第1抵抗と、一端に前記補正電圧発生回路の前記補正電圧を受けて他端が前記第1抵抗の他端に接続する第2抵抗と、を含み、前記センス電圧を前記補正電圧で補正した補正後センス電圧を前記第1、2抵抗の接続点から出力する分圧回路と、
前記補正後センス電圧が入力され、前記補正後センス電圧が閾値電圧より大きい場合に停止信号を出力する過電流保護回路と、
前記過電流保護回路から前記停止信号を受けると前記半導体スイッチング素子の駆動を停止する駆動回路と、
前記半導体スイッチング素子の素子温度を測定する温度センサと、
を備え、
前記補正電圧発生回路は、前記温度センサの出力に基づいて前記素子温度が高いほど前記補正電圧を下げ、
前記補正電圧発生回路は、制御端子、前記制御端子で導通状態を制御される第1端子および第2端子を備えたトランジスタを含み、
前記第1端子には電圧源から電源が供給され、前記第2端子から前記補正電圧を出力し、
前記温度センサは、前記制御端子にアノード電位を入力するアノードおよび接地されるべきカソードを備えた温度センサダイオードを含むことを特徴とする。
本発明にかかる半導体装置は、
センス端子を備え、メイン電流に対して所定の分流率で与えられるセンス電流を前記センス端子より出力可能な半導体スイッチング素子と、
一端が前記センス端子に接続され、接地されるべき他端を備え、前記センス端子からの電流を受けてセンス電圧を生ずるセンス抵抗と、
補正電圧を発生する補正電圧発生回路と、
一端に前記センス電圧を受ける第1抵抗と、一端に前記補正電圧発生回路の前記補正電圧を受けて他端が前記第1抵抗の他端に接続する第2抵抗と、を含み、前記センス電圧を前記補正電圧で補正した補正後センス電圧を前記第1抵抗と前記第2抵抗との接続点から出力する分圧回路と、
前記補正後センス電圧が入力され、前記補正後センス電圧が閾値電圧より大きい場合に停止信号を出力する過電流保護回路と、
前記過電流保護回路から前記停止信号を受けると前記半導体スイッチング素子の駆動を停止する駆動回路と、
前記補正電圧発生回路と前記第2抵抗の前記一端とを接続する補正電圧スイッチング素子と、
を備え、
前記半導体スイッチング素子をターンオンしてから所定時間経過後に前記補正電圧スイッチング素子をオフからオンとすることを特徴とする。

Claims (12)

  1. メイン電流に対して所定の分流率で与えられるセンス電流をそのセンス端子より出力可能な半導体スイッチング素子と、
    一端が前記センス端子に接続され、他端が接地され、前記センス端子からの電流を受けてセンス電圧を生ずるセンス抵抗と、
    補正電圧を発生する補正電圧発生回路と、
    一端に前記センス電圧を受ける第1抵抗と、一端に前記補正電圧発生回路の前記補正電圧を受けて他端が前記第1抵抗の他端に接続する第2抵抗と、を含み、前記センス電圧を前記補正電圧で補正した補正後センス電圧を前記第1、2抵抗の接続点から出力する分圧回路と、
    前記補正後センス電圧が入力され、前記補正後センス電圧が閾値電圧より大きい場合に停止信号を出力する過電流保護回路と、
    前記過電流保護回路から前記停止信号を受けると前記半導体スイッチング素子の駆動を停止する駆動回路と、
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1抵抗および前記第2抵抗の抵抗値は、前記センス抵抗の抵抗値よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記補正電圧は、前記センス電圧よりも高いことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記補正電圧は、前記センス電圧よりも低いことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  5. 一端が前記第1、2抵抗の前記接続点と前記過電流保護回路の入力側との間に接続し、他端が接地された容量素子を、
    さらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記過電流保護回路の入力側と前記分圧回路との間に直列に挿入され、前記容量素子の前記一端と接続してローパスフィルタを形成する抵抗を、更に備えることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記補正電圧発生回路と前記第2抵抗の前記一端との間で開放と遮断を切り替える補正電圧スイッチング素子を備え、
    前記半導体スイッチング素子をターンオンしてから所定時間経過後に前記補正電圧スイッチング素子をオフからオンとすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 前記半導体スイッチング素子の素子温度を測定する温度センサと、
    前記補正電圧発生回路は、前記温度センサの出力に基づいて前記素子温度が高いほど前記補正電圧を下げることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体装置。
  9. 前記補正電圧発生回路は、制御端子、前記制御端子で導通状態を制御される第1端子および第2端子を備えたトランジスタを含み、
    前記第1端子が電圧源に接続し、前記第2端子から前記補正電圧を出力し、
    前記温度センサは、アノードが前記制御端子に接続しカソードが接地された温度センサダイオードを含むことを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記半導体スイッチング素子の素子温度を測定する温度センサと、
    所定のプログラムに従って前記補正電圧発生回路を制御し、前記素子温度に応じて前記補正電圧を増減させる補正電圧制御回路と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の半導体装置。
  11. 一端が前記半導体スイッチング素子の制御端子に接続され、他の一端が前記センス端子に接続され、前記センス電圧が第2閾値電圧を超えたときに前記半導体スイッチング素子をオフとする高速保護回路を、さらに備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の半導体装置。
  12. メイン電流に対して所定の分流率で与えられるセンス電流をそのセンス端子より出力可能な半導体スイッチング素子を駆動する、半導体スイッチング素子の駆動装置であって、
    補正電圧を発生する補正電圧発生回路と、
    一端に前記センス電流に比例したセンス電圧を受ける第1抵抗と、一端に前記補正電圧発生回路の前記補正電圧を受けて他端が前記第1抵抗の他端に接続する第2抵抗と、を含み、前記センス電圧を前記補正電圧で補正した補正後センス電圧を前記第1、2抵抗の接続点から出力する分圧回路と、
    前記補正後センス電圧が入力され、前記補正後センス電圧が閾値電圧より大きい場合に停止信号を出力する過電流保護回路と、
    前記過電流保護回路から前記停止信号を受けると前記半導体スイッチング素子の駆動を停止する駆動回路と、
    を備えることを特徴とする半導体スイッチング素子の駆動装置。
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