JPWO2006082860A1 - 携帯無線機 - Google Patents

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昭孝 竹内
斎藤 裕
裕 斎藤
恒太 青木
恒太 青木
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Abstract

折畳式携帯無線機の内蔵アンテナにおいて、局所平均SARを低減するとともにアンテナ性能を向上させる携帯無線機を提供する。筐体1,2の開閉を筐体開閉検出手段6で検出し、筐体1,2が開いた状態では第1アンテナ4と無線回路24を接続し、第2アンテナ5の共振を第1周波数帯に調整し、筐体1,2が閉じた状態では、第2アンテナ5の共振を第1周波数帯と第2周波数帯に調整して無線回路24に接続する。これにより、筐体1,2が開いた状態ではアンテナ電流を分散することにより局所平均SARを低減することができると共に、筐体1,2を閉じた状態では高いアンテナ利得を得ることができる。

Description

本発明は、上部筐体と下部筐体をヒンジ部で連結して開閉自在な機構を有する折畳式携帯電話機において局所平均SAR(Specific Absorption Rates:比吸収率)を低減できるとともに高いアンテナ利得を有する携帯無線機に関するものである。
携帯電話機の普及は著しいものがあり、上部筐体と下部筐体をヒンジ部で連結して開閉自在な機構を有する折畳式携帯電話機が現在広く普及している。折畳式携帯電話機は、一般に開いた状態と閉じた状態の2つの状態を有し、開いて使用する状態(開状態)では閲覧する表示画面を大型化できるといった利便性と、閉じて使用する状態(閉状態)ではコンパクトな形状にすることができるという携帯容易性の2つの利点を有している。
さらに、近年、局所平均SARに関する利用者の関心が高まっており、携帯電話機を選択する指標としてより局所平均SARが低い携帯電話機を選択する傾向がある。したがって、携帯電話機においては低い局所平均SARであることが望ましい。従来の局所平均SARを低く抑える技術としては、不平衡型給電アンテナにおいて給電点近傍のグランドに一端を開放した導電性金属素子を接続(接地)し、この素子を所望の周波数において共振する長さに設定する方法が知られている。さらにこの素子は、人体に近接する受話部の開口部を有する筐体面に対して反対側の筐体面に配置される。この構成により給電点からの電流が導電性金属素子に流れることとなり、人体と近接する筐体面に流れる電流を低減することができる。(例えば特許文献1参照)。
また、その他の給電点の電流を分流させる技術としては、折畳式携帯電話機において受話部面を有する上部筐体のシールドケースをアンテナ素子(アンテナ1)として用い、下部筐体のグランド基板からフレキシブルケーブルを介してアンテナ素子に給電する構造において、給電部にロッドアンテナ(アンテナ2)を接続する方法が知られている。(例えば特許文献2参照)。
従来の構成を図4ないし図5に示す。図4は筐体を開いた状態の従来の構成を示すものであり、図5は筐体を閉じた状態の従来の構成を示すものである。
図4ないし図5に示す従来例は、例えば特許文献1に示すような一端を開放した導電性金属素子を折畳式の携帯電話機100の上部筐体101と下部筐体102を開閉自在に支持するヒンジ部103の近傍に配置し、筐体の開閉を検出する筐体開閉検出手段104a104bにて、筐体101、102が開いたことを検出した場合、図4に示すように、第1アンテナ105と接続されている第1整合回路106はアンテナ切替回路107を介して無線回路108に接続され、第2アンテナ109は切替回路110を介して回路基板111のグランドパターンに接続される。また、筐体101、102が閉じたことを検出した場合、図5に示すように、第2アンテナ109は切替回路112とアンテナ切替回路113を介して無線回路108に接続される。
このように、筐体101、102を開いた場合に、第2アンテナ109に第1アンテナ105のアンテナ電流を分流させることで局所平均SARを低減させる効果を有するものである。なお、第2アンテナ109と整合回路106の共振は筐体101、102の開閉によらず送信周波数と受信周波数に一定となっている。
特開2002−353719号公報 特開2002−335180号公報
しかしながら、上記説明した従来の局所平均SARを低減する技術においては、筐体内部に導電性金属素子を追加する必要があり、筐体内部の金属部品との電磁結合によって、局所平均SARの低減効果が少ないという問題があった。
また、上記説明した従来の給電点の電流を分流させる技術においては、ロッドアンテナを筐体外部へ突出させる必要があり内蔵化が困難であり、また通話状態に対して放射特性を最適化できず高いアンテナ利得が得られないという問題があった。
また、折畳式の携帯電話機においてはヒンジ部近傍に地線を配置し、筐体を開いた場合はヒンジ部近傍に一端を開放した導電性金属素子をグランドに接続する従来のアンテナでは、ヒンジ部近傍に一端を開放した導電性金属素子の共振は送信周波数に最適となっておらず、局所平均SARの低減効果が少ないという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、特に折畳式携帯無線機の内蔵アンテナにおいて、局所平均SARを低減するとともにアンテナ性能を向上させる携帯無線機を提供することを目的とする。
本発明の携帯無線機は、第1の筐体と第2の筐体とをヒンジ部により回動自在に連結した携帯無線機であって、前記第1の筐体は、第1アンテナ素子を有し、前記第2の筐体は、第2アンテナ素子と、グランドパターンを有する回路基板と、前記第2アンテナ素子の端部に設けられる第2給電部とを有し、前記ヒンジ部は、導電性の金属で構成された第1ヒンジ部および第2ヒンジ部と、前記第1ヒンジ部と前記第2ヒンジ部とを電気的に接続すると共に回動可能に支持する連結部とを有し、前記第1ヒンジ部は、前記第1の筐体に設けられて前記第1アンテナ素子の前記ヒンジ部側の端部に電気的に接続され、前記第2ヒンジ部は、前記第2の筐体に設けられて前記回路基板上のグランドパターンと所定の間隔を隔てて配置されると共に第1給電部が設けられており、前記第1アンテナ素子か前記第2アンテナ素子かのいずれか一方を選択して無線回路に接続するアンテナ切替回路と、前記第2アンテナ素子に選択的に接続される共振回路および整合回路と、前記第2給電部を前記共振回路か前記整合回路かのいずれかを選択して接続する切替回路と、前記第1の筐体と第2の筐体の開閉状態を検出する開閉検出手段とを備え、前記第1の筐体と前記第2の筐体が開いている場合には、前記アンテナ切替回路は前記第1アンテナ素子を選択すると共に前記切替回路は前記共振回路を選択し、前記第1の筐体と前記第2の筐体が閉じている場合には、前記アンテナ切替回路は前記第2アンテナ素子を選択すると共に前記切替回路は前記整合回路を選択して前記整合回路を介して給電されるように制御する構成を有している。
この構成により、第1の筐体と前記第2の筐体が開いている場合には、アンテナ切替回路は第1アンテナ素子を選択するので第1アンテナ素子が無線回路に接続され、かつ切替回路は共振回路を選択するので第2アンテナは共振回路に接続される。また、第1の筐体と第2の筐体が閉じている場合には、アンテナ切替回路は第2アンテナ素子を選択するので第2アンテナ素子が無線回路に接続され、かつ切替回路は整合回路を選択して整合回路を介して給電される。これにより、筐体内蔵アンテナにおいて、アンテナ電流を分散することができ、局所平均SARを低減できるとともに高いアンテナ利得が得られる。
また、本発明の携帯無線機は、前記第1の筐体と前記第2の筐体が開いている場合には、前記共振回路が接続された前記第2アンテナ素子が第1周波帯に共振するように前記共振回路を設定し、前記第1の筐体と前記第2の筐体が閉じている場合には、前記第2アンテナ素子が前記第1周波帯と第2周波数帯の両方で共振するよう前記整合回路を設定する構成を有している。
ここで、例えば第1の周波数帯とは送信周波数に対応し、また、第2の周波数帯は受信周波数に対応する。
この構成により、第1の筐体と第2の筐体が開いている場合には、共振回路が接続された第2アンテナ素子が第1周波帯(送信周波数)に共振するように共振回路を設定されるので、第1アンテナ素子に流れている送信帯のアンテナ電流は第2アンテナ素子に分散して流れると共にアンテナ電流を人体から離れるようにするので、局所平均SARを低減することができる。また、第1の筐体と第2の筐体が閉じている場合には、第2アンテナ素子が第1周波帯(送信周波数)と第2周波数帯(受信周波数)の両方で共振するよう整合回路を設定するので、送信周波数および受信周波数において高いアンテナ性能を確保することができる。
本発明は、第1の筐体と第2の筐体が開いた状態では第1アンテナ素子と無線回路を接続すると共に第2アンテナ素子を共振回路に接続し、筐体を閉じた状態では第2アンテナ素子と無線回路を接続するので、筐体が開いた状態ではアンテナ電流を分散することができるとともに局所平均SARを低減でき、筐体が閉じた状態では高いアンテナ利得を得ることができるという効果を有する携帯無線機を提供することができるものである。
第1実施形態の携帯無線機を示す基本的構成図であり筐体を開いた状態である。 第1実施形態の携帯無線機を示す基本的構成図であり筐体を閉じた状態である。 使用者が携帯無線機を手で保持する通話状態を示す図である。 (A)は従来の携帯無線機を開いた状態を示す側面図、(B)は従来の携帯無線機を開いた状態を示す平面図である。 (A)は従来の携帯無線機を閉じた状態を示す側面図、(B)は従来の携帯無線機を閉じた状態を示す平面図である。
符号の説明
1 上部筐体(第1の筐体)
2 下部筐体(第2の筐体)
3 ヒンジ部
4 第1アンテナ(第1アンテナ素子)
5 第2アンテナ
6 筐体開閉検出手段
7 金属フレーム
8 第1給電金具(第1給電部)
9 回路基板
10 ヒンジ金具(第1ヒンジ部)
11 取付ネジ
12 円柱導体(連結部)
13 回転軸(第2ヒンジ部)
14 支持軸
15 第1整合回路
16 第2アンテナ素子
17 第2給電金具(第2給電部)
18 第2整合回路(整合回路)
19 共振回路
20 アンテナ切替回路
21 切替回路
22 永久磁石
23 ホール素子
24 無線回路
以下、本発明に係る携帯無線機の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明に係る第1実施形態の携帯無線機で筐体を開いた状態を示す構成図、図2は本発明に係る第1実施形態の携帯無線機で筐体を閉じた状態を示す構成図、図3は使用者が携帯無線機を手で保持する通話状態を示す図であり、使用者が携帯無線機を開いた状態で右手に持ち、右耳にあてている状態である。
図1および図2に示すように、この第1実施形態に係る携帯無線機は、第1の筐体である上部筐体1と第2の筐体である下部筐体2とをヒンジ部3により回動自在に連結したものである。上部筐体1には第1アンテナ素子である第1アンテナ4の一部である金属フレーム7が設けられており、下部筐体2は第2アンテナ素子16と、グランドパターンを有する回路基板9と、第2アンテナ素子16の端部に設けられる第2給電部である第2給電金具17とを有している。
ヒンジ部3は、導電性の金属で構成された第1ヒンジ部としてのヒンジ金具10および第2ヒンジ部としての回転軸13と、ヒンジ金具10と回転軸13とを電気的に接続すると共に回動可能に支持する連結部としての円柱導体12とを有している。円柱導体12は、上部筐体1に設けられて金属フレーム7のヒンジ部3側の端部に電気的に接続されている。また、回転軸13は、下部筐体2に設けられて回路基板9上のグランドパターンと所定の間隔を隔てて配置されると共に第1給電部としての第1給電金具8が設けられている。
また、第1アンテナ素子としての第1アンテナ4か第2アンテナ素子16かのいずれか一方を選択して無線回路24に接続するアンテナ切替回路20と、第2アンテナ素子16に選択的に接続される共振回路19および整合回路としての第2整合回路18と、第2給電金具17を共振回路19か第2整合回路18かのいずれかを選択して接続する切替回路21と、上部筐体1と下部筐体2の開閉状態を検出する開閉検出手段6としての永久磁石22およびホール素子23とを備えている。
そして、上部筐体1と下部筐体2が開いている場合には、図1に示すように、アンテナ切替回路20は第1アンテナ4を選択すると共に切替回路21は共振回路19を選択する。一方、上部筐体1と下部筐体2が閉じている場合には、図2に示すように、アンテナ切替回路20は第2アンテナ素子16を選択すると共に切替回路21は第2整合回路18を選択し、第2整合回路18を介して給電される。
第1アンテナ4の構成についてさらに説明する。図1に示すように、上部筐体1の+X側の面、すなわち一般に表示部が配置される面には、金属フレーム7が装着されている。
金属フレーム7としては、高い導電性を有し、かつ軽量で強度が高い金属、例えばマグネシウム合金を用いることができる。これにより、薄型形状である上部筐体1の強度を確保するとともに金属フレーム7が第1アンテナ素子としても動作するようになっている。
金属フレーム7の長辺の長さL1は、例えば90mm程度である。金属フレーム7とヒンジ金具10とが、取り付けネジ11で上部筐体1に取り付けられることにより、金属フレーム7とヒンジ金具10とが電気的に接続されるとともに、上部筐体1とヒンジ金具10とが機械的に固定されることになる。
図1に示すように、ヒンジ部3に用いられている円柱導体12は導電性材料によって円柱状に形成されたものであり、この円柱導体12とヒンジ金具10とは機械的かつ電気的に接続されている。さらに円柱導体12と回転軸13も機械的かつ電気的に接続されている。回転軸13は例えばベアリング構造等を介して第1給電金具8によって回動可能に支持されており、かつ回転軸13と第1給電金具8は電気的な導通が確保されている。一方、支持軸14は樹脂材料による成型品で構成されており、この支持軸14によって円柱導体12の左端が下部筐体2に回動可能に支持されている。
以上のようにヒンジ部3が構成されることで、上部筐体1と下部筐体2とが相対的に回動可能なように支持されるともに、金属フレーム7から第1給電金具8までが電気的に導通されることなる。また、例えば長さL1が90mm程度の金属フレーム7がヒンジ部3を介して第1整合回路15から給電されることになり、第1アンテナ4は長さL3が90mm程度の回路基板9と長さL2が110mm程度のヒンジ部3及び金属フレーム7とが一種のダイポールアンテナとして動作することになる。第1給電金具8は、下部筐体2の内部に配置された回路基板9上の第1整合回路15に例えばバネ接触や半田付けにより接続することができる。
第1整合回路15は第1アンテナ4のインピーダンスを無線回路24の入力インピーダンス(一般には50Ω)に整合する機能を有するものであり、アンテナ切替回路20に接続されている。回路基板9は、携帯無線機の各種機能を実現する回路部品が実装されたプリント基板であり、そのほぼ全面に回路の接地電位となるグランドパターン(図示省略)が形成されている。
次に第2アンテナ5の構成について説明する。
第2アンテナ素子16は、下部筐体2の第1アンテナ4の給電点近傍となる位置すなわちZ方向側に配置され、また、図3に示すような通話状態において人体と極力離れた位置である人体反対側となる面すなわち−X面に配置され、一端を第2給電金具17と例えばバネ接触や半田付けにより接続され、他端は開放されている。第2給電金具17は下部筐体2の内部に配置された回路基板9上の切替回路21と接続したパターンに例えばバネ接触や半田付けにより接続される。
第2整合回路18は、第2アンテナ5のインピーダンスを無線回路24の入力インピーダンス(一般には50Ω)に整合する機能を果たすものであって、第2アンテナ5を接続した状態で第1の周波数である送信帯域と第2の周波数である受信帯域に共振を調整されており、一端はアンテナ切替回路20に接続され、他端は切替回路21に接続される。
共振回路19は、第2アンテナ5と接続した状態の共振周波数を変化する機能を果たすものであって、送信帯域に共振を調整されており一端をアンテナ切替回路20、他端は回路基板9のグラントパターンに接続されている。
アンテナ切替回路20は、第1アンテナ4か第2アンテナ5かのいずれか一方を選択して無線回路24に接続し、GaAsスイッチなどで構成され筐体開閉検出手段6である永久磁石22およびホール素子23の検出結果によって切換え制御を行う。
切替回路21は、筐体開閉検出手段6の検出結果により第2給電金具17を共振回路19か第2整合回路18かのいずれかを選択して接続し、望ましくはピンダイオードで構成される。
上部筐体1と下部筐体2の開閉状態を検出する筐体開閉検出手段6は、回路基板9に配置したホール素子23と金属フレーム7の一部を切り欠いて配置した永久磁石22で構成され、筐体1、2を閉じた場合にそれぞれが対向するよう配置されており、永久磁石22から生じる磁界をホール素子23によって検出しアンテナ切替回路20及び切替回路21に通知するものである。
無線回路24は携帯無線機の送信及び受信機能を有するものであり回路基板9上に実装されており、その送受信入出力がアンテナ切替回路20に接続される。
以上のように構成された折畳式携帯無線機について、動作の説明をする。
筐体開閉検出手段6は、筐体1,2を開いた状態と筐体1,2を閉じた状態で永久磁石22とホール素子23の距離が異なることを利用し、ホール素子23で検出される磁界差によって筐体の開閉を検出する。
まず、筐体開閉検出手段6において筐体1,2が開いたことを検出した場合について図1を用いて説明する。第1アンテナ4と接続されている第1整合回路15はアンテナ切替回路20を介して無線回路24に接続される。第2アンテナ5は切替回路21を介して共振回路19に接続される。このとき第2アンテナ5と共振回路19の共振は送信周波数となる。よって、第1アンテナ4に流れている送信帯のアンテナ電流は第2アンテナ5に分散し流れる。
一般的に、電流分布と前記記載の局所平均SARは対応関係にあり、アンテナ電流の最大点が1箇所に集中し、その最大点が人体近傍に存在すると局所平均SARは高くなることが知られている。このようなアンテナ電流分布を2箇所以上に分散させ、さらにアンテナ電流の最大点を人体から離れるようにすれば局所平均SARを低減できる。
また、第2アンテナ5の共振周波数を送信帯に調整することで、アンテナ電流の最大点が人体と離れている第2アンテナ5に励起するアンテナ電流をさらに増加させることで、アンテナ電流の最大点が人体と比較的近接している第1アンテナ4に励起するアンテナ電流を減少させることができ局所平均SARを低減できる。
次に筐体開閉検出手段6において筐体1,2が閉じたことを検出した場合について、図2を用いて説明する。第2アンテナ5は切替回路21を介して第2整合回路18に接続される。第2整合回路18はアンテナ切替回路20を介して無線回路24に接続される。このとき第2アンテナ5と共振回路19の共振は送信周波数と受信周波数となる。よって、送信周波数と受信周波数において高いアンテナ性能を確保できる。
以上のように本発明の実施の形態の携帯無線機によれば、筐体1,2が開いている場合には、アンテナ切替回路20は第1アンテナ4を選択するので第1アンテナ4が無線回路24に接続され、かつ切替回路21は共振回路を選択するので第2アンテナ5は共振回路19に接続される。また、筐体1,2が閉じている場合には、アンテナ切替回路20は第2アンテナ5を選択するので第2アンテナ5が無線回路24に接続され、かつ切替回路21は第2整合回路18を選択して第2整合回路18を介して給電される。これにより、筐体内蔵アンテナにおいて、アンテナ電流を分散することができ、局所平均SARを低減できるとともに高いアンテナ利得が得られる。
なお、第1給電金具8と金属フレーム7とが容量結合するように配置してもよく、この場合はヒンジ金具10と円柱導体12との材料にこだわらず、例えば樹脂材料であってもよい。
なお、第2アンテナ5は給電素子の形状や配置位置にこだわらず、アンテナ電流を人体背面方向に分流させるものであればよい。
また、共振回路19は回路基板9のグランドパターンとの接続を、第1アンテナ4の給電点ないしは第1整合回路15と接続するか容量結合としてアンテナ電流を第2アンテナ5に分流させてもよい。
さらに、共振回路19と第2整合回路18は、一部の回路を共用して用いてもよく、また共用した場合においては可変容量ダイオードを用いて共振周波数を制御してもよい。
本出願は、2005年2月1日出願の日本特許出願(特願2005−025007)に基づくものであり、それらの内容はここに参照として取り込まれる。
以上に述べたように、本発明に係る携帯無線機は、筐体が閉じた状態ではアンテナ電流を分散することができるとともに局所平均SARを低減でき、筐体が開いた状態では高いアンテナ利得を得ることができるという効果を有し、上部筐体と下部筐体をヒンジ部で連結して開閉自在な機構を有する折畳式携帯電話機において局所平均SAR(Specific Absorption Rates:比吸収率)を低減できるとともに高いアンテナ利得を有する携帯無線機等として有用である。
本発明は、上部筐体と下部筐体をヒンジ部で連結して開閉自在な機構を有する折畳式携帯電話機において局所平均SAR(Specific Absorption Rates:比吸収率)を低減できるとともに高いアンテナ利得を有する携帯無線機に関するものである。
携帯電話機の普及は著しいものがあり、上部筐体と下部筐体をヒンジ部で連結して開閉自在な機構を有する折畳式携帯電話機が現在広く普及している。折畳式携帯電話機は、一般に開いた状態と閉じた状態の2つの状態を有し、開いて使用する状態(開状態)では閲覧する表示画面を大型化できるといった利便性と、閉じて使用する状態(閉状態)ではコンパクトな形状にすることができるという携帯容易性の2つの利点を有している。
さらに、近年、局所平均SARに関する利用者の関心が高まっており、携帯電話機を選択する指標としてより局所平均SARが低い携帯電話機を選択する傾向がある。したがって、携帯電話機においては低い局所平均SARであることが望ましい。従来の局所平均SARを低く抑える技術としては、不平衡型給電アンテナにおいて給電点近傍のグランドに一端を開放した導電性金属素子を接続(接地)し、この素子を所望の周波数において共振する長さに設定する方法が知られている。さらにこの素子は、人体に近接する受話部の開口部を有する筐体面に対して反対側の筐体面に配置される。この構成により給電点からの電流が導電性金属素子に流れることとなり、人体と近接する筐体面に流れる電流を低減することができる。(例えば特許文献1参照)。
また、その他の給電点の電流を分流させる技術としては、折畳式携帯電話機において受話部面を有する上部筐体のシールドケースをアンテナ素子(アンテナ1)として用い、下部筐体のグランド基板からフレキシブルケーブルを介してアンテナ素子に給電する構造において、給電部にロッドアンテナ(アンテナ2)を接続する方法が知られている。(例えば特許文献2参照)。
従来の構成を図4ないし図5に示す。図4は筐体を開いた状態の従来の構成を示すものであり、図5は筐体を閉じた状態の従来の構成を示すものである。
図4ないし図5に示す従来例は、例えば特許文献1に示すような一端を開放した導電性金属素子を折畳式の携帯電話機100の上部筐体101と下部筐体102を開閉自在に支持するヒンジ部103の近傍に配置し、筐体の開閉を検出する筐体開閉検出手段104a104bにて、筐体101、102が開いたことを検出した場合、図4に示すように、第1アンテナ105と接続されている第1整合回路106はアンテナ切替回路107を介して無線回路108に接続され、第2アンテナ109は切替回路110を介して回路基板111のグランドパターンに接続される。また、筐体101、102が閉じたことを検出した場合、図5に示すように、第2アンテナ109は切替回路112とアンテナ切替回路113を介して無線回路108に接続される。
このように、筐体101、102を開いた場合に、第2アンテナ109に第1アンテナ105のアンテナ電流を分流させることで局所平均SARを低減させる効果を有するものである。なお、第2アンテナ109と整合回路106の共振は筐体101、102の開閉によらず送信周波数と受信周波数に一定となっている。
特開2002-353719号公報 特開2002-335180号公報
しかしながら、上記説明した従来の局所平均SARを低減する技術においては、筐体内部に導電性金属素子を追加する必要があり、筐体内部の金属部品との電磁結合によって、局所平均SARの低減効果が少ないという問題があった。
また、上記説明した従来の給電点の電流を分流させる技術においては、ロッドアンテナを筐体外部へ突出させる必要があり内蔵化が困難であり、また通話状態に対して放射特性を最適化できず高いアンテナ利得が得られないという問題があった。
また、折畳式の携帯電話機においてはヒンジ部近傍に地線を配置し、筐体を開いた場合はヒンジ部近傍に一端を開放した導電性金属素子をグランドに接続する従来のアンテナでは、ヒンジ部近傍に一端を開放した導電性金属素子の共振は送信周波数に最適となっておらず、局所平均SARの低減効果が少ないという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、特に折畳式携帯無線機の内蔵アンテナにおいて、局所平均SARを低減するとともにアンテナ性能を向上させる携帯無線機を提供することを目的とする。
本発明の携帯無線機は、第1の筐体と第2の筐体とをヒンジ部により回動自在に連結した携帯無線機であって、前記第1の筐体は、第1アンテナ素子を有し、前記第2の筐体は、第2アンテナ素子と、グランドパターンを有する回路基板と、前記第2アンテナ素子の端部に設けられる第2給電部とを有し、前記ヒンジ部は、導電性の金属で構成された第1ヒンジ部および第2ヒンジ部と、前記第1ヒンジ部と前記第2ヒンジ部とを電気的に接続すると共に回動可能に支持する連結部とを有し、前記第1ヒンジ部は、前記第1の筐体に設けられて前記第1アンテナ素子の前記ヒンジ部側の端部に電気的に接続され、前記第2ヒンジ部は、前記第2の筐体に設けられて前記回路基板上のグランドパターンと所定の間隔を隔てて配置されると共に第1給電部が設けられており、前記第1アンテナ素子か前記第2アンテナ素子かのいずれか一方を選択して無線回路に接続するアンテナ切替回路と、前記第2アンテナ素子に選択的に接続される共振回路および整合回路と、前記第2給電部を前記共振回路か前記整合回路かのいずれかを選択して接続する切替回路と、前記第1の筐体と第2の筐体の開閉状態を検出する開閉検出手段とを備え、前記第1の筐体と前記第2の筐体が開いている場合には、前記アンテナ切替回路は前記第1アンテナ素子を選択すると共に前記切替回路は前記共振回路を選択し、前記第1の筐体と前記第2の筐体が閉じている場合には、前記アンテナ切替回路は前記第2アンテナ素子を選択すると共に前記切替回路は前記整合回路を選択して前記整合回路を介して給電されるように制御する構成を有している。
この構成により、第1の筐体と前記第2の筐体が開いている場合には、アンテナ切替回路は第1アンテナ素子を選択するので第1アンテナ素子が無線回路に接続され、かつ切替回路は共振回路を選択するので第2アンテナは共振回路に接続される。また、第1の筐体と第2の筐体が閉じている場合には、アンテナ切替回路は第2アンテナ素子を選択するので第2アンテナ素子が無線回路に接続され、かつ切替回路は整合回路を選択して整合回路を介して給電される。これにより、筐体内蔵アンテナにおいて、アンテナ電流を分散することができ、局所平均SARを低減できるとともに高いアンテナ利得が得られる。
また、本発明の携帯無線機は、前記第1の筐体と前記第2の筐体が開いている場合には、前記共振回路が接続された前記第2アンテナ素子が第1周波帯に共振するように前記共振回路を設定し、前記第1の筐体と前記第2の筐体が閉じている場合には、前記第2アンテナ素子が前記第1周波帯と第2周波数帯の両方で共振するよう前記整合回路を設定する構成を有している。
ここで、例えば第1の周波数帯とは送信周波数に対応し、また、第2の周波数帯は受信周波数に対応する。
この構成により、第1の筐体と第2の筐体が開いている場合には、共振回路が接続された第2アンテナ素子が第1周波帯(送信周波数)に共振するように共振回路を設定されるので、第1アンテナ素子に流れている送信帯のアンテナ電流は第2アンテナ素子に分散して流れると共にアンテナ電流を人体から離れるようにするので、局所平均SARを低減することができる。また、第1の筐体と第2の筐体が閉じている場合には、第2アンテナ素子が第1周波帯(送信周波数)と第2周波数帯(受信周波数)の両方で共振するよう整合回路を設定するので、送信周波数および受信周波数において高いアンテナ性能を確保することができる。
本発明は、第1の筐体と第2の筐体が開いた状態では第1アンテナ素子と無線回路を接続すると共に第2アンテナ素子を共振回路に接続し、筐体を閉じた状態では第2アンテナ素子と無線回路を接続するので、筐体が開いた状態ではアンテナ電流を分散することができるとともに局所平均SARを低減でき、筐体が閉じた状態では高いアンテナ利得を得ることができるという効果を有する携帯無線機を提供することができるものである。
以下、本発明に係る携帯無線機の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明に係る第1実施形態の携帯無線機で筐体を開いた状態を示す構成図、図2は本発明に係る第1実施形態の携帯無線機で筐体を閉じた状態を示す構成図、図3は使用者が携帯無線機を手で保持する通話状態を示す図であり、使用者が携帯無線機を開いた状態で右手に持ち、右耳にあてている状態である。
図1および図2に示すように、この第1実施形態に係る携帯無線機は、第1の筐体である上部筐体1と第2の筐体である下部筐体2とをヒンジ部3により回動自在に連結したものである。上部筐体1には第1アンテナ素子である第1アンテナ4の一部である金属フレーム7が設けられており、下部筐体2は第2アンテナ素子16と、グランドパターンを有する回路基板9と、第2アンテナ素子16の端部に設けられる第2給電部である第2給電金具17とを有している。
ヒンジ部3は、導電性の金属で構成された第1ヒンジ部としてのヒンジ金具10および第2ヒンジ部としての回転軸13と、ヒンジ金具10と回転軸13とを電気的に接続すると共に回動可能に支持する連結部としての円柱導体12とを有している。円柱導体12は、上部筐体1に設けられて金属フレーム7のヒンジ部3側の端部に電気的に接続されている。また、回転軸13は、下部筐体2に設けられて回路基板9上のグランドパターンと所定の間隔を隔てて配置されると共に第1給電部としての第1給電金具8が設けられている。
また、第1アンテナ素子としての第1アンテナ4か第2アンテナ素子16かのいずれか一方を選択して無線回路24に接続するアンテナ切替回路20と、第2アンテナ素子16に選択的に接続される共振回路19および整合回路としての第2整合回路18と、第2給電金具17を共振回路19か第2整合回路18かのいずれかを選択して接続する切替回路21と、上部筐体1と下部筐体2の開閉状態を検出する開閉検出手段6としての永久磁石22およびホール素子23とを備えている。
そして、上部筐体1と下部筐体2が開いている場合には、図1に示すように、アンテナ切替回路20は第1アンテナ4を選択すると共に切替回路21は共振回路19を選択する。一方、上部筐体1と下部筐体2が閉じている場合には、図2に示すように、アンテナ切替回路20は第2アンテナ素子16を選択すると共に切替回路21は第2整合回路18を選択し、第2整合回路18を介して給電される。
第1アンテナ4の構成についてさらに説明する。図1に示すように、上部筐体1の+X側の面、すなわち一般に表示部が配置される面には、金属フレーム7が装着されている。
金属フレーム7としては、高い導電性を有し、かつ軽量で強度が高い金属、例えばマグネシウム合金を用いることができる。これにより、薄型形状である上部筐体1の強度を確保するとともに金属フレーム7が第1アンテナ素子としても動作するようになっている。
金属フレーム7の長辺の長さL1は、例えば90mm程度である。金属フレーム7とヒンジ金具10とが、取り付けネジ11で上部筐体1に取り付けられることにより、金属フレーム7とヒンジ金具10とが電気的に接続されるとともに、上部筐体1とヒンジ金具10とが機械的に固定されることになる。
図1に示すように、ヒンジ部3に用いられている円柱導体12は導電性材料によって円柱状に形成されたものであり、この円柱導体12とヒンジ金具10とは機械的かつ電気的に接続されている。さらに円柱導体12と回転軸13も機械的かつ電気的に接続されている。回転軸13は例えばベアリング構造等を介して第1給電金具8によって回動可能に支持されており、かつ回転軸13と第1給電金具8は電気的な導通が確保されている。一方、支持軸14は樹脂材料による成型品で構成されており、この支持軸14によって円柱導体12の左端が下部筐体2に回動可能に支持されている。
以上のようにヒンジ部3が構成されることで、上部筐体1と下部筐体2とが相対的に回動可能なように支持されるともに、金属フレーム7から第1給電金具8までが電気的に導通されることなる。また、例えば長さL1が90mm程度の金属フレーム7がヒンジ部3を介して第1整合回路15から給電されることになり、第1アンテナ4は長さL3が90mm程度の回路基板9と長さL2が110mm程度のヒンジ部3及び金属フレーム7とが一種のダイポールアンテナとして動作することになる。第1給電金具8は、下部筐体2の内部に配置された回路基板9上の第1整合回路15に例えばバネ接触や半田付けにより接続することができる。
第1整合回路15は第1アンテナ4のインピーダンスを無線回路24の入カインピーダンス(一般には50Ω)に整合する機能を有するものであり、アンテナ切替回路20に接続されている。回路基板9は、携帯無線機の各種機能を実現する回路部品が実装されたプリント基板であり、そのほぼ全面に回路の接地電位となるグランドパターン(図示省略)が形成されている。
次に第2アンテナ5の構成について説明する。
第2アンテナ素子16は、下部筐体2の第1アンテナ4の給電点近傍となる位置すなわちZ方向側に配置され、また、図3に示すような通話状態において人体と極力離れた位置である人体反対側となる面すなわち−X面に配置され、一端を第2給電金具17と例えばバネ接触や半田付けにより接続され、他端は開放されている。第2給電金具17は下部筐体2の内部に配置された回路基板9上の切替回路21と接続したパターンに例えばバネ接触や半田付けにより接続される。
第2整合回路18は、第2アンテナ5のインピーダンスを無線回路24の入力インピーダンス(一般には50Ω)に整合する機能を果たすものであって、第2アンテナ5を接続した状態で第1の周波数である送信帯域と第2の周波数である受信帯域に共振を調整されており、一端はアンテナ切替回路20に接続され、他端は切替回路21に接続される。
共振回路19は、第2アンテナ5と接続した状態の共振周波数を変化する機能を果たすものであって、送信帯域に共振を調整されており一端をアンテナ切替回路20、他端は回路基板9のグラントパターンに接続されている。
アンテナ切替回路20は、第1アンテナ4か第2アンテナ5かのいずれか一方を選択して無線回路24に接続し、GaAsスイッチなどで構成され筐体開閉検出手段6である永久磁石22およびホール素子23の検出結果によって切換え制御を行う。
切替回路21は、筐体開閉検出手段6の検出結果により第2給電金具17を共振回路19か第2整合回路18かのいずれかを選択して接続し、望ましくはピンダイオードで構成される。
上部筐体1と下部筐体2の開閉状態を検出する筐体開閉検出手段6は、回路基板9に配置したホール素子23と金属フレーム7の一部を切り欠いて配置した永久磁石22で構成され、筐体1、2を閉じた場合にそれぞれが対向するよう配置されており、永久磁石22から生じる磁界をホール素子23によって検出しアンテナ切替回路20及び切替回路21に通知するものである。
無線回路24は携帯無線機の送信及び受信機能を有するものであり回路基板9上に実装されており、その送受信入出力がアンテナ切替回路20に接続される。
以上のように構成された折畳式携帯無線機について、動作の説明をする。
筐体開閉検出手段6は、筐体1,2を開いた状態と筐体1,2を閉じた状態で永久磁石22とホール素子23の距離が異なることを利用し、ホール素子23で検出される磁界差によって筐体の開閉を検出する。
まず、筐体開閉検出手段6において筐体1,2が開いたことを検出した場合について図1を用いて説明する。第1アンテナ4と接続されている第1整合回路15はアンテナ切替回路20を介して無線回路24に接続される。第2アンテナ5は切替回路21を介して共振回路19に接続される。このとき第2アンテナ5と共振回路19の共振は送信周波数となる。よって、第1アンテナ4に流れている送信帯のアンテナ電流は第2アンテナ5に分散し流れる。
一般的に、電流分布と前記記載の局所平均SARは対応関係にあり、アンテナ電流の最大点が1箇所に集中し、その最大点が人体近傍に存在すると局所平均SARは高くなることが知られている。このようなアンテナ電流分布を2箇所以上に分散させ、さらにアンテナ電流の最大点を人体から離れるようにすれば局所平均SARを低減できる。
また、第2アンテナ5の共振周波数を送信帯に調整することで、アンテナ電流の最大点が人体と離れている第2アンテナ5に励起するアンテナ電流をさらに増加させることで、アンテナ電流の最大点が人体と比較的近接している第1アンテナ4に励起するアンテナ電流を減少させることができ局所平均SARを低減できる。
次に筐体開閉検出手段6において筐体1,2が閉じたことを検出した場合について、図2を用いて説明する。第2アンテナ5は切替回路21を介して第2整合回路18に接続される。第2整合回路18はアンテナ切替回路20を介して無線回路24に接続される。このとき第2アンテナ5と共振回路19の共振は送信周波数と受信周波数となる。よって、送信周波数と受信周波数において高いアンテナ性能を確保できる。
以上のように本発明の実施の形態の携帯無線機によれば、筐体1,2が開いている場合には、アンテナ切替回路20は第1アンテナ4を選択するので第1アンテナ4が無線回路24に接続され、かつ切替回路21は共振回路を選択するので第2アンテナ5は共振回路19に接続される。また、筐体1,2が閉じている場合には、アンテナ切替回路20は第2アンテナ5を選択するので第2アンテナ5が無線回路24に接続され、かつ切替回路21は第2整合回路18を選択して第2整合回路18を介して給電される。これにより、筐体内蔵アンテナにおいて、アンテナ電流を分散することができ、局所平均SARを低減できるとともに高いアンテナ利得が得られる。
なお、第1給電金具8と金属フレーム7とが容量結合するように配置してもよく、この場合はヒンジ金具10と円柱導体12との材料にこだわらず、例えば樹脂材料であってもよい。
なお、第2アンテナ5は給電素子の形状や配置位置にこだわらず、アンテナ電流を人体背面方向に分流させるものであればよい。
また、共振回路19は回路基板9のグランドパターンとの接続を、第1アンテナ4の給電点ないしは第1整合回路15と接続するか容量結合としてアンテナ電流を第2アンテナ5に分流させてもよい。
さらに、共振回路19と第2整合回路18は、一部の回路を共用して用いてもよく、また共用した場合においては可変容量ダイオードを用いて共振周波数を制御してもよい。
本出願は、2005年2月1日出願の日本特許出願(特願2005-025007)に基づくものであり、それらの内容はここに参照として取り込まれる。
以上に述べたように、本発明に係る携帯無線機は、筐体が閉じた状態ではアンテナ電流を分散することができるとともに局所平均SARを低減でき、筐体が開いた状態では高いアンテナ利得を得ることができるという効果を有し、上部筐体と下部筐体をヒンジ部で連結して開閉自在な機構を有する折畳式携帯電話機において局所平均SAR(Specific Absorption Rates:比吸収率)を低減できるとともに高いアンテナ利得を有する携帯無線機等として有用である。
第1実施形態の携帯無線機を示す基本的構成図であり筐体を開いた状態である。 第1実施形態の携帯無線機を示す基本的構成図であり筐体を閉じた状態である。 使用者が携帯無線機を手で保持する通話状態を示す図である。 (A)は従来の携帯無線機を開いた状態を示す側面図、(B)は従来の携帯無線機を開いた状態を示す平面図である。 (A)は従来の携帯無線機を閉じた状態を示す側面図、(B)は従来の携帯無線機を閉じた状態を示す平面図である。
符号の説明
1 上部筐体(第1の筐体)
2 下部筐体(第2の筐体)
3 ヒンジ部
4 第1アンテナ(第1アンテナ素子)
5 第2アンテナ
6 筐体開閉検出手段
7 金属フレーム
8 第1給電金具(第1給電部)
9 回路基板
10 ヒンジ金具(第1ヒンジ部)
11 取付ネジ
12 円柱導体(連結部)
13 回転軸(第2ヒンジ部)
14 支持軸
15 第1整合回路
16 第2アンテナ素子
17 第2給電金具(第2給電部)
18 第2整合回路(整合回路)
19 共振回路
20 アンテナ切替回路
21 切替回路
22 永久磁石
23 ホール素子
24 無線回路

Claims (2)

  1. 第1の筐体と第2の筐体とをヒンジ部により回動自在に連結した携帯無線機であって、
    前記第1の筐体は、第1アンテナ素子を有し、
    前記第2の筐体は、第2アンテナ素子と、グランドパターンを有する回路基板と、前記第2アンテナ素子の端部に設けられる第2給電部とを有し、
    前記ヒンジ部は、導電性の金属で構成された第1ヒンジ部および第2ヒンジ部と、前記第1ヒンジ部と前記第2ヒンジ部とを電気的に接続すると共に回動可能に支持する連結部とを有し、
    前記第1ヒンジ部は、前記第1の筐体に設けられて前記第1アンテナ素子の前記ヒンジ部側の端部に電気的に接続され、
    前記第2ヒンジ部は、前記第2の筐体に設けられて前記回路基板上のグランドパターンと所定の間隔を隔てて配置されると共に第1給電部が設けられており、
    前記第1アンテナ素子か前記第2アンテナ素子かのいずれか一方を選択して無線回路に接続するアンテナ切替回路と、前記第2アンテナ素子に選択的に接続される共振回路および整合回路と、前記第2給電部を前記共振回路か前記整合回路かのいずれかを選択して接続する切替回路と、前記第1の筐体と第2の筐体の開閉状態を検出する開閉検出手段とを備え、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体が開いている場合には、前記アンテナ切替回路は前記第1アンテナ素子を選択すると共に前記切替回路は前記共振回路を選択し、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体が閉じている場合には、前記アンテナ切替回路は前記第2アンテナ素子を選択すると共に前記切替回路は前記整合回路を選択して前記整合回路を介して給電されるように制御することを特徴とする携帯無線機。
  2. 前記第1の筐体と前記第2の筐体が開いている場合には、前記共振回路が接続された前記第2アンテナ素子が第1周波帯に共振するように前記共振回路を設定し、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体が閉じている場合には、前記第2アンテナ素子が前記第1周波帯と第2周波数帯の両方で共振するよう前記整合回路を設定することを特徴とする請求項1記載の携帯無線機。
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