JP2010141723A - 携帯無線機 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを増大させることなく小型化及び薄型化するとともに、デザイン性を損なうことなく、金属板上に置いた場合に受信感度の劣化を防ぐこと。
【解決手段】ヒンジ部103は、導電性を有し、第1の筐体101と第2の筐体102とを互いに可動自在に連結する。第1のアンテナ素子108は、給電部106より給電されるとともに、ヒンジ部103と対向する位置に設けられる基端部150を有し、基端部150から延設される先端部151側の第2の筐体102の底面160からの距離r1が、基端部150側の第2の筐体102の底面160からの距離r2よりも大きくなるように第2の筐体102に配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は携帯無線機に関し、特にスチール机等の金属板上に置いた状態で受信感度を良好に保つことができる携帯無線機に関する。
一般に、ユーザは、携帯電話等の携帯無線機を常に携帯しているとは限らず、携帯無線機をスチール机等の金属製の机に置いた状態で待ち受けする場合が多い。この場合、携帯無線機のアンテナは、金属製の机に近接し、金属製の机と相互結合することにより、金属製の机の金属面上にアンテナ電流と逆相の電流が流れる。これにより、従来は、アンテナの放射指向特性が変化するとともに、VSWR(Voltage Standing Wave Ratio)特性が大きく変化してアンテナの整合状態が崩れて、放射利得が低下するという課題がある。
この課題を解決する方法として、従来、携帯無線機の背面にリブを設けて、携帯無線機のアンテナと金属製の机との距離を大きくし、良好な受信感度を実現する携帯無線機が知られている(例えば、特許文献1)。
また、携帯無線機に設けた放射素子と補助地板とを携帯無線機の回路基板に電気的に接続することにより、金属製の机に携帯無線機を置いた場合に、机に対して垂直な電界を放射し、受信感度を良好にする携帯無線機が知られている(例えば、特許文献2)。
特開平10−126304号公報 特開2007−329962号公報
しかしながら、特許文献1においては、リブを設けることにより筐体の厚みが大きくなり、薄型化することが困難になるとともに、筐体からリブが突出するので、デザイン性を損ねるという問題がある。また、特許文献2においては、放射素子と補助地板を新たに設ける必要があるので、部品点数が増加して製造コストの増大を招くとともに、筐体内に放射素子と補助地板を設けるスペースが必要になるので、小型化及び薄型化が困難であるという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、製造コストを増大させることなく小型化及び薄型化することができるとともに、デザイン性を損なうことなく、金属板上に置いた場合に受信感度の劣化を防ぐことができる携帯無線機を提供することを目的とする。
本発明の携帯無線機は、第1の筐体と、第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを互いに可動自在に連結する導電性を有する連結部材と、給電部より給電されるとともに前記連結部材と上下方向に対向する位置に設けられる基端部を有し、前記基端部から延設される先端部側の前記第2の筐体の底面からの距離が前記基端部側の前記底面からの距離よりも大きくなるように前記第2の筐体に配置される第1のアンテナ素子と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、製造コストを増大させることなく小型化及び薄型化することができるとともに、デザイン性を損なうことなく、金属板上に置いた場合に受信感度の劣化を防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係る携帯無線機100の第2の筐体102の平面図である。また、図2は、本実施の形態に係る携帯無線機100の正面図である。また、図3は、図1のC−C’線断面図であり、図4は、図1のB−B’線断面図であり、図5は、図1のA−A’線断面図である。なお、説明の便宜上、図2において、回路基板104と、整合回路105と、給電部106と、給電素子107と、第2のアンテナ素子109の記載を省略する。また、図3及び図4において、回路基板104と、整合回路105と、給電部106と、給電素子107の記載を省略するとともに、図5において、整合回路105と、給電部106と、給電素子107の記載を省略する。
携帯無線機100は、第1の筐体101と、第2の筐体102と、ヒンジ部103と、回路基板104と、整合回路105と、給電部106と、給電素子107と、第1のアンテナ素子108と、第2のアンテナ素子109と、回路基板110とから主に構成される。
以下に、各構成について図1〜5を用いて詳細に説明する。
図5に示すように、第1の筐体101は、平面視矩形状であり、ヒンジ部103及び回路基板110を有するとともに、ヒンジ部103により、第2の筐体102に対して回動自在に連結される。また、第1の筐体101は、閉じた状態において、図2〜図4に示すように、平面から見て第2の筐体102と重なり合う。また、第1の筐体101は、閉じた状態において外面部に露出する図示しない液晶表示部(LCD)等のサブ表示部を有する。第1の筐体101に設けられたサブ表示部は、着信した際、携帯無線機100にあらかじめ登録しておいた発信元を表示する等の機能を有する。従って、ユーザは、待ち受け状態の場合には、通常、第1の筐体101を上側にして机等に置いておく。
第2の筐体102は、平面視矩形状であり、ヒンジ部103により、第1の筐体101に対して回動自在に連結される。また、図1に示すように、第2の筐体102は、回路基板104と、整合回路105と、給電部106と、給電素子107と、第1のアンテナ素子108と、第2のアンテナ素子109とを有する。また、第2の筐体102は、図示しない操作パネルを有する。
ヒンジ部103は、導電性を有する金属材料で形成され、第1の筐体101に設けられ、第1の筐体101と第2の筐体102とを回動自在に連結する。ヒンジ部103には、第1の筐体101と第2の筐体102とを繰り返し回動する際に破損しないように、ある程度の強度が必要である。従って、ヒンジ部103は、通常、金属材料で形成される。
図1に示すように、回路基板104は、第2の筐体102に設けられ、整合回路105と、給電部106と、給電素子107とを有する。
整合回路105は、給電部106と電気的に接続する。
給電部106は、整合回路105と電気的に接続されるとともに、給電素子107を介して、第1のアンテナ素子108及び第2のアンテナ素子109に給電する。
給電素子107は、給電部106と第2のアンテナ素子109とを電気的に接続する。
第1のアンテナ素子108は、例えばフレキシブル基板(FPC)または金属板により形成され、第2のアンテナ素子109と一体に形成される。また、第1のアンテナ素子108は、給電素子107及び第2のアンテナ素子109を介して、給電部106より給電されるとともに、ヒンジ部103と上下方向に対向する位置に設けられる基端部150を有する(図1及び図2参照)。また、第1のアンテナ素子108は、基端部150から延設される先端部側201の第2の筐体102の底面160からの距離が、基端部側202の第2の筐体102の底面160からの距離よりも大きくなるように第2の筐体102に配置される(図2参照)。第1のアンテナ素子108は、例えば800MHz帯で共振する。なお、第1のアンテナ素子108の詳細については後述する。
第2のアンテナ素子109は、平面から見て略逆L字状であり、例えばフレキシブル基板(FPC)または金属板により形成され、第1のアンテナ素子108と一体に形成される。また、第2のアンテナ素子109は、第1のアンテナ素子108の共振周波数よりも高い周波数で共振するので、第1のアンテナ素子108よりもアンテナ長が短くなるように形成される。第2のアンテナ素子109は、例えば2GHz帯で共振する。
図5に示す回路基板110は、第1の筐体101に設けられる。
次に、第1のアンテナ素子108について、図1〜図5を用いてさらに詳細に説明する。
第1のアンテナ素子108は、図2に示すように、正面から見て、第2の筐体102の底面160と平行な基端部側202と、第2の筐体102の底面160と平行であるとともに第2の筐体102の底面160からの距離が基端部側202とは異なる先端部側201と、基端部150と先端部151との中間で上方に向けて傾斜する傾斜部203とから構成される。
具体的には、傾斜部203は、基端部150と先端部151との間において、ヒンジ部103の縁部170と対向する位置P1において、先端部151側を上方に折り曲げることにより形成される(図2及び図3参照)。また、先端部側201は、第2の筐体102の底面160と平行になるように、傾斜部203における先端部151側の端部から折り曲げることにより形成される(図4参照)。
これにより、第1のアンテナ素子108は、先端部側201の第2の筐体102の底面160からの距離r1が、基端部側202の第2の筐体102の底面160からの距離r2よりも大きくなるように第2の筐体102に配置される(r1>r2)。また、第1のアンテナ素子108は、基端部150から略中間部までがミアンダ状になっている(図1参照)。
また、第1のアンテナ素子108は、平面から見て、先端部151の長手方向が、第2のアンテナ素子109の長辺部180の長手方向(図1の左右方向)と平行になるように第2の筐体102に配置される(図1参照)。また、第1のアンテナ素子108は、平面から見て、基端部側202がヒンジ部103と上下に重なり合う位置に配置される。また、第1のアンテナ素子108は、基端部150が第2のアンテナ素子109と電気的に接続されているので、給電素子107 及び第2のアンテナ素子109を介して、給電部106から給電される。
また、第1のアンテナ素子108において、上方に折り曲げた先端部側201または傾斜部203の下面を、第2の筐体102と一体または別体の保持部材により保持するようにしても良い。第1のアンテナ素子108を保持部材により保持した場合には、第1のアンテナ素子108と第2の筐体102の底面160との距離を一定に保つことができるので、アンテナ性能をさらに良好にすることができる。なお、第2のアンテナ素子109は、平面から見て、ヒンジ部103と上下に重なり合う位置に配置される。
図6は、携帯無線機100をスチール机等の金属板210上に置いた場合のVSWR特性を示す図である。図6において、実線が本実施の形態におけるVSWR特性を示し、破線が従来のVSWR特性を示す。なお、図6において、縦軸のVSWRが下の値になるほど良好なVSWR特性を得ることができる。
図6より、第1のアンテナ素子108の共振周波数の830MHz〜885MHzにおいては、従来に比べて、良好なVSWR特性を得ることができる。
因みに、ヒンジ部103は導電性を有する金属材料で形成されるので、第1のアンテナ素子108と第2のアンテナ素子109は、スチール机等の金属板210に限らず、ヒンジ部103によりアンテナ性能の劣化を招く恐れもある。特に、給電部106とヒンジ部103とが近接する場合には、第1のアンテナ素子108または第2のアンテナ素子109を介して、ヒンジ部103がアンテナとして機能することにより、第1のアンテナ素子108または第2のアンテナ素子109のアンテナ性能が劣化する恐れがある。また、第2のアンテナ素子109が2GHz帯で共振する場合、ヒンジ部103は、第2のアンテナ素子109と同様に2GHz帯で共振する電気長である。従って、本実施の形態において、平面から見てヒンジ部103と重なり合う第1のアンテナ素子108の基端部側202と第2のアンテナ素子109とは、第2の筐体102において、ヒンジ部103から離れた位置に配置する(図2参照)。
一方、第1のアンテナ素子108の先端部側201は、ヒンジ部103による影響よりも金属板210による影響の方が大きい。従って、平面から見てヒンジ部103と重なり合わない第1のアンテナ素子108の先端部側201は、第2の筐体102において、スチール机等の金属板210から離れた位置に配置する。これにより、ヒンジ部103とスチール机等の金属板210の双方からの各アンテナ素子への影響を最小限にすることができる。
図7は、第1のアンテナ素子の他の例を示す携帯無線機の正面図である。なお、図7において、図1〜図5と同一構成である部分は同一の符号を付して、その説明を省略する。
図7より、第1のアンテナ素子701は、正面から見て、基端部750と先端部751との間を上方にクランク状に折り曲げて、基端部側702と先端部側703とが第2の筐体102の底面160に対して平行になるように第2の筐体102に配置される。即ち、第1のアンテナ素子701は、第2の筐体102の底面160と平行な基端部側702と、第2の筐体102の底面160と平行であるとともに第2の筐体102の底面160からの距離が基端部側202とは異なる先端部側703と、基端部750と先端部751との中間において上方に垂直に折り曲げられた折り曲げ部704とから構成される。
具体的には、折り曲げ部704は、基端部750と先端部751との間において、ヒンジ部103の縁部170と対向する位置P1において、先端部751側を上方に垂直に折り曲げることにより形成される。また、先端部側703は、第2の筐体102の底面160と平行になるように、折り曲げ部704における先端部751側の端部から垂直に折り曲げることにより形成される。
これにより、第1のアンテナ素子701は、先端部側703の第2の筐体102の底面160からの距離r1が、基端部側702の第2の筐体102の底面160からの距離r2よりも大きくなるように第2の筐体102に配置される(r1>r2)。また、第1のアンテナ素子701は、図1と同様に、平面から見て(図示省略)、基端部側702が第2の筐体102のヒンジ部103と重なり合う位置に配置される。
図8は、第1のアンテナ素子のさらに他の例を示す携帯無線機の正面図である。なお、図8において、図1〜図5と同一構成である部分は同一の符号を付して、その説明を省略する。
図8より、第1のアンテナ素子801は、正面から見て、先端部851に向けて第2の筐体102の底面160からの距離が次第に大きくなるように曲げ起こして第2の筐体102に配置される。即ち、第1のアンテナ素子801は、第2の筐体102の底面160と平行な基端部側802と、基端部850と先端部851との中間において、先端部851側を上方に折り曲げて形成した先端部側803とから構成される。
具体的には、先端部側803は、基端部850と先端部851との間において、ヒンジ部103の縁部170と対向する位置P1において、先端部851側を上方に斜めに折り曲げることにより形成される。
これにより、第1のアンテナ素子801は、先端部側803の第2の筐体102の底面160からの距離r1が、基端部側802の第2の筐体102の底面160からの距離r2よりも大きくなるように第2の筐体102に配置される(r1>r2)。また、第1のアンテナ素子801は、平面から見て、基端部側802が第2の筐体102のヒンジ部103と重なり合う位置に配置される。
図9は、第1のアンテナ素子のさらに他の例を示す携帯無線機の正面図である。なお、図9において、図1〜図5と同一構成である部分は同一の符号を付して、その説明を省略する。
図9より、第1のアンテナ素子901は、正面から見て、先端部951に向けて第2の筐体102の底面160からの距離が次第に大きくなるように基端部950と先端部951との間を上方に曲げ起こすとともに、先端部側903を第2の筐体102の底面160に対して平行になるように折り曲げて第2の筐体102に配置される。即ち、第1のアンテナ素子901は、第2の筐体102の底面160と平行な基端部側902と、第2の筐体102の底面160と平行であるとともに第2の筐体102の底面160からの距離が基端部側902とは異なる先端部側903と、基端部950と先端部951との中間において、放物線形状に湾曲させて上方に折り曲げられた湾曲部904とから構成される。
具体的には、湾曲部904は、基端部950と先端部951との間において、ヒンジ部103の縁部170と対向する位置P1において、先端部951側を放物線形状に湾曲させて上方に折り曲げることにより形成される。また、先端部側903は、第2の筐体102の底面160と平行になるように、湾曲部904における先端部951側の端部から折り曲げることにより形成される。
これにより、第1のアンテナ素子901は、先端部側903の第2の筐体102の底面160からの距離r1が、基端部側902の第2の筐体102の底面160からの距離r2よりも大きくなるように第2の筐体102に配置される(r1>r2)。また、第1のアンテナ素子901は、平面から見て、基端部側902が第2の筐体102のヒンジ部103と重なり合う位置に配置される。
このように、本実施の形態によれば、第1のアンテナ素子の基端部側をヒンジ部から離すとともに第1のアンテナ素子の先端部側をスチール机等の金属板から離すことにより、製造コストを増大させることなく小型化及び薄型化することができるとともに、デザイン性を損なうことなく、金属板上に置いた場合に受信感度の劣化を防ぐことができる。
また、本実施の形態によれば、第1のアンテナ素子を図8の形状にした場合、第1のアンテナ素子の第2の筐体の底面からの最大距離を大きくすることができるので、スチール机等の金属板からの影響を確実に低減することができる。
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2に係る携帯無線機1000の第2の筐体102の平面図である。また、図11は、図10のE−E’線断面図である。なお、図10のD−D’線断面図は図5と同一であるとともに、図10のF−F’線断面図は図3と同一であるので、その説明を省略する。
図10に示す携帯無線機1000の第2の筐体102は、図1に示す実施の形態1に係る携帯無線機100の第2の筐体102に対して、第2のアンテナ素子109の代わりに第2のアンテナ素子1001を有する。なお、図10において、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
携帯無線機1000は、第1の筐体101と、第2の筐体102と、ヒンジ部103と、回路基板104と、整合回路105と、給電部106と、給電素子107と、第1のアンテナ素子108と、回路基板110と、第2のアンテナ素子1001とから主に構成される。
第2のアンテナ素子1001は、平面から見て略逆L字状であり、例えばフレキシブル基板(FPC)または金属板により形成され、第1のアンテナ素子108と一体に形成される。また、第2のアンテナ素子1001は、第1のアンテナ素子108の共振周波数よりも高い周波数で共振するので、第1のアンテナ素子108よりもアンテナ長が短くなるように形成される。また、第2のアンテナ素子1001は、長辺部1002と、長辺部1002と一体の短辺部1003とから構成され、給電素子107を介して、給電部106から短辺部1003の一端部に給電される。また、第2のアンテナ素子1001は、長辺部1002の先端部1004が上方へ折り曲げられる。また、短辺部1003の一端部には、第1のアンテナ素子108の基端部150が一体に接続される。
具体的には、第2のアンテナ素子1001において、短辺部1003は、正面から見て、第2の筐体102の底面160と平行に第2の筐体102に配置される。また、第2のアンテナ素子1001において、長辺部1002は、長手方向の一端部が短辺部1003と一体に形成されるとともに、長手方向の一端部と他端部との中間で上方に向けて傾斜する傾斜部1005が形成される。傾斜部1005は、ヒンジ部103の縁部170と対向する位置P2において、先端部1004側を上方に折り曲げることにより形成される(図11参照)。これより、第2のアンテナ素子1001は、傾斜部1005の第2の筐体102の底面160からの距離r1が、短辺部1003の第2の筐体102の底面160からの距離r2よりも大きくなるように第2の筐体102に配置される(r1>r2)。また、第2のアンテナ素子1001は、平面から見て、長辺部1002とヒンジ部103とが重なり合うとともに、短辺部1003とヒンジ部103とが重なり合うように第2の筐体102に配置される。また、第2のアンテナ素子1001は、上方に折り曲げた傾斜部1005の下面を、第2の筐体102と一体または別体の保持部材により保持するようにしても良い。第2のアンテナ素子1001を保持部材により保持した場合には、第2のアンテナ素子1001と第2の筐体102の底面160との距離を一定に保つことができるので、アンテナ性能をさらに良好にすることができる。
因みに、ヒンジ部103は導電性を有する金属材料で形成されるので、第2のアンテナ素子1001は、スチール机等の金属板に限らず、ヒンジ部103によりアンテナ性能の劣化を招く恐れもある。特に、給電部106とヒンジ部103とが近接する場合には、第2のアンテナ素子1001を介して、ヒンジ部103がアンテナとして機能することにより、第2のアンテナ素子1001のアンテナ性能が劣化する。従って、本実施の形態において、第2のアンテナ素子1001の長辺部1002の傾斜部1005以外の部分と短辺部1003との、平面から見てヒンジ部103と重なり合う部分は、第2の筐体102において、ヒンジ部103から離れた位置に配置する。一方、平面から見てヒンジ部103と重なり合わない第2のアンテナ素子1001の長辺部1002の傾斜部1005は、第2の筐体102において、スチール机等の金属板から離れた位置に配置する。これにより、ヒンジ部103とスチール机等の金属板の双方からの各アンテナ素子への影響を最小限にすることができる。
このように、本実施の形態によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、第2のアンテナ素子の先端部側を上方に折り曲げたので、第1のアンテナ素子のみならず第2のアンテナ素子において、製造コストを増大させることなく小型化及び薄型化することができるとともに、デザイン性を損なうことなく、金属板上に置いた場合に受信感度の劣化を防ぐことができる。
なお、本実施の形態において、第1のアンテナ素子を図2と同一形状にしたが、本実施の形態はこれに限らず、第1のアンテナ素子の形状を図7〜図9の何れかの形状にしても良い。また、本実施の形態において、第2のアンテナ素子のヒンジ部の縁部と対向する位置P2から上方に折り曲げたが、本実施の形態はこれに限らず、図12に示すように、第2のアンテナ素子の任意の位置から上方に折り曲げることができる。図12は、本実施の形態における第2のアンテナ素子の他の例を示す図10のE−E’線断面図である。第2のアンテナ素子1200は、上方へ折り曲げる位置以外は図10及び図11に示す第2にアンテナ素子1001と同一構成を有する。図12に示す第2のアンテナ素子1200は、長辺部1002におけるヒンジ部103の縁部170と対向する位置P2よりも短辺部1003側(図12の右側)において上方に折り曲げる。即ち、図12に示すように、第2のアンテナ素子1200は、ヒンジ部103と金属板210の第2のアンテナ素子1200に対する影響の度合いに応じて、任意の位置で上方へ折り曲げることができる。これにより、ヒンジ部103と金属板210の双方の第2のアンテナ素子1200に対する影響を低減することができる。
上記実施の形態1及び実施の形態2において、第1のアンテナ素子を図2、図7、図8、または図9の形状にしたが、本発明はこれに限らず、先端部側の第2の筐体102の底面からの距離r1が、基端部側の第2の筐体102の底面160からの距離r2よりも大きくなるように第1のアンテナ素子を第2の筐体102に配置できれば、第1のアンテナ素子の形状を任意の形状にすることができる。また、上記実施の形態1及び実施の形態2において、第1のアンテナ素子と第2のアンテナ素子の2つのアンテナ素子を設けたが、本発明はこれに限らず、第1のアンテナ素子のみ、または3つ以上のアンテナ素子を設けても良い。また、上記実施の形態1及び実施の形態2において、第1の筐体と第2の筐体とをヒンジ部により回動自在に連結したが、本発明はこれに限らず、第1の筐体を第2の筐体に対してスライド自在に連結する金属製のレールを設ける場合にも適用することができる。ここで、可動とは、回動動作とスライド動作とを含む意味である。また、上記実施の形態1及び実施の形態2において、第1のアンテナ素子のヒンジ部の縁部と対向する位置から上方に折り曲げたが、本発明はこれに限らず、第1のアンテナ素子の任意の位置から上方に折り曲げることができる。また、上記実施の形態1及び実施の形態2において、第1の筐体にヒンジ部を設けたが、本発明はこれに限らず、第2の筐体にヒンジ部を設けても良い。
本発明にかかる携帯無線機は、特にスチール机等の金属板上に置いた状態で受信感度を良好に保つのに好適である。
本発明の実施の形態1に係る携帯無線機の第2の筐体の平面図 本発明の実施の形態1に係る携帯無線機の正面図 図1のC−C’線断面図 図1のB−B’線断面図 図1のA−A’線断面図 本発明の実施の形態1に係るVSWR特性を示す図 本発明の実施の形態1に係る第1のアンテナ素子の他の例を示す携帯無線機の正面図 本発明の実施の形態1に係る第1のアンテナ素子のさらに他の例を示す携帯無線機の正面図 本発明の実施の形態1に係る第1のアンテナ素子のさらに他の例を示す携帯無線機の正面図 本発明の実施の形態2に係る携帯無線機の第2の筐体の平面図 図10のE−E’線断面図 本発明の実施の形態2に係る第2のアンテナ素子の他の例を示す図10のE−E’線断面図
符号の説明
100 携帯無線機
101 第1の筐体
102 第2の筐体
103 ヒンジ部
108 第1のアンテナ素子
150 基端部
151 先端部
160 底面
170 縁部
201 先端部側
202 基端部側
203 傾斜部
210 金属板

Claims (6)

  1. 第1の筐体と、
    第2の筐体と、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体とを互いに可動自在に連結する導電性を有する連結部材と、
    給電部より給電されるとともに前記連結部材と上下方向に対向する位置に設けられる基端部を有し、前記基端部から延設される先端部側の前記第2の筐体の底面からの距離が前記基端部側の前記底面からの距離よりも大きくなるように前記第2の筐体に配置される第1のアンテナ素子と、
    を具備する携帯無線機。
  2. 前記第1のアンテナ素子の共振周波数よりも高い周波数で共振するとともに、前記第1のアンテナ素子と電気的に接続する第2のアンテナ素子をさらに具備する請求項1記載の携帯無線機。
  3. 前記第1のアンテナ素子は、前記先端部に向けて前記底面からの距離が次第に大きくなるように曲げ起こして前記第2の筐体に配置される請求項1記載の携帯無線機。
  4. 前記第1のアンテナ素子は、前記基端部と前記先端部との間を上方にクランク状に折り曲げて前記基端部側と前記先端部側とが前記底面に対して平行になるように前記第2の筐体に配置される請求項1記載の携帯無線機。
  5. 前記第1のアンテナ素子は、前記先端部に向けて前記底面からの距離が次第に大きくなるように前記基端部と前記先端部との間を曲げ起こすとともに、前記先端部側を前記底面に対して平行になるように折り曲げて前記第2の筐体に配置される請求項1記載の携帯無線機。
  6. 前記第1のアンテナ素子の前記先端部側は、前記基端部と前記先端部との間における、前記連結部材の縁部と対向する位置において上方に折り曲げられる請求項1記載の携帯無線機。
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