JP4179272B2 - 電子装置、信号伝送装置および無線通信端末 - Google Patents

電子装置、信号伝送装置および無線通信端末 Download PDF

Info

Publication number
JP4179272B2
JP4179272B2 JP2004353663A JP2004353663A JP4179272B2 JP 4179272 B2 JP4179272 B2 JP 4179272B2 JP 2004353663 A JP2004353663 A JP 2004353663A JP 2004353663 A JP2004353663 A JP 2004353663A JP 4179272 B2 JP4179272 B2 JP 4179272B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
carrier wave
transmission
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004353663A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006165951A (ja
Inventor
勝幸 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2004353663A priority Critical patent/JP4179272B2/ja
Priority to US11/291,143 priority patent/US20060121933A1/en
Publication of JP2006165951A publication Critical patent/JP2006165951A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4179272B2 publication Critical patent/JP4179272B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/40Circuits
    • H04B1/403Circuits using the same oscillator for generating both the transmitter frequency and the receiver local oscillator frequency
    • H04B1/406Circuits using the same oscillator for generating both the transmitter frequency and the receiver local oscillator frequency with more than one transmission mode, e.g. analog and digital modes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working
    • H04N7/141Systems for two-way working between two video terminals, e.g. videophone
    • H04N7/142Constructional details of the terminal equipment, e.g. arrangements of the camera and the display
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/0202Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
    • H04M1/0206Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
    • H04M1/0208Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
    • H04M1/0214Foldable telephones, i.e. with body parts pivoting to an open position around an axis parallel to the plane they define in closed position
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/0202Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
    • H04M1/0206Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
    • H04M1/0208Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
    • H04M1/0225Rotatable telephones, i.e. the body parts pivoting to an open position around an axis perpendicular to the plane they define in closed position
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M2250/00Details of telephonic subscriber devices
    • H04M2250/16Details of telephonic subscriber devices including more than one display unit
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M2250/00Details of telephonic subscriber devices
    • H04M2250/52Details of telephonic subscriber devices including functional features of a camera
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working
    • H04N7/141Systems for two-way working between two video terminals, e.g. videophone
    • H04N7/142Constructional details of the terminal equipment, e.g. arrangements of the camera and the display
    • H04N2007/145Handheld terminals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Description

本発明は、表示素子や撮像素子など高速なデータ転送を必要とする素子を内蔵する電子装置、信号伝送装置および無線通信端末に関する。
近年、携帯電話やノートブックコンピュータ、デジタルカメラなどの機能の向上は目覚しく、それらの電子機器に内蔵される表示素子や撮像素子の高分解能化および高精細化が求められ、ますます複雑化してきている。特に携帯電話においては、カメラ機能の内蔵化や表示部の大型化および高機能化とともに小型軽量化および低消費電力化が求められ、その筐体構造もクラムシェル型またはフリップ型と呼ばれる折り畳み型が主流になってきている。
図14は、表示素子としてアクティブマトリックス型液晶表示体を用いた電子装置の典型的な構成を示すブロック図、図15はそのタイム図である。
図14に示すように、CPU1301は、JPEG形式やMPEG形式などの圧縮画像や動画データの伸張や演算により、表示すべき画像データを生成する。そして、CPU1301は、表示すべき画像データを生成すると、その画像データをビデオメモリ1302に書き込む。液晶コントローラ1303は、液晶表示に必要な各種タイミング、すなわちXドライバ1313のXクロック信号1315および水平同期信号1314ならびにYシフトレジスタ1307の垂直同期信号1318を生成し、またビデオメモリ1302から表示すべき順序にそって画像データを読み出して、液晶表示体1308のドライバ(Xドライバ1313およびYシフトレジスタ1307)に送出する。ここで、Xドライバ1313は、液晶表示体1308の画素がn行m列で構成される場合、m段のXシフトレジスタ1304、mワードのラッチ1305およびm個のDA変換回路1306から構成される。
液晶コントローラ1303は、表示フレームの先頭の画素を読み出すとき、垂直同期信号1318を発生し、Yシフトレジスタ1307に送出する。このとき同時に、液晶コントローラ1303は、液晶表示体1308の1行1列目の画素に表示するデータをビデオメモリ1302から読み出し、表示データ信号1316としてラッチ1305のデータ端子に送出する。
Xシフトレジスタ1304は、図15に示すように、液晶コントローラ1303が発生する水平同期信号1314をXクロック信号1315に同期して読み込み、第一列目の画像データをラッチするための信号X1ラッチ(図15(c))を発生する。この信号X1ラッチによって1行1列目の画素に表示されるデータがラッチ1305の1列目にラッチされる。引き続き、液晶コントローラ1303は、ビデオメモリ1302から次の画素に表示すべきデータを読み出し、ラッチ1305のデータ端子に出力する。そして、次の画素に表示すべきデータがラッチ1305のデータ端子に出力されると、Xドライバ1313のXシフトレジスタ1304は、水平同期信号1314を一つシフトさせ、第二列目の画像データをラッチするための信号X2ラッチ(図15(d))を発生させて、1行2列目の画像データをラッチ1305にラッチさせる。
以下、Xシフトレジスタ1304は水平同期信号1314を順次シフトさせ、1行目に表示するデータをラッチ1305に順次ラッチさせる。1行分のデータをラッチ1305が保存し終わると、次の水平同期信号1314(図15(a)および図15(h)、なお、図15では(a)〜(f)と同図(g)〜(k)で横軸のタイムスケールが変わっていることに注意されたい。そのため同一信号である水平同期信号は(a)に加え(h)が再掲されている。)が出力され、DA変換回路1306はラッチ1305に保持されたデータをDA変換し、列電極1310のi番目(1≦i≦m)に出力する。同時にYシフトレジスタ1307は1行目の行電極1309に選択信号Y1を出力する。
以下同様に、Yシフトレジスタ(Yドライバ)1307は、行電極1309のj番目(1≦j≦n)に出力される選択信号Yjを水平同期信号1314が出る度に順次シフトしていく。
図14の一点鎖線で示す円内は液晶表示体1308のマトリックス配置された1画素部分を拡大した図である。アクティブスイッチ素子1311は、行電極1309のj番目が選択されると、列電極1310のi番目に出力されたDA変換回路1306の出力を、j行i列目の画素電極1312に伝える。なお、DA変換回路1306を液晶コントローラ1303側に一つ置いて、表示データ信号1316をアナログ信号で伝送することもできる。この場合は、ラッチ1305はアナログのサンプルアンドホールド回路となる。この方法はDA変換回路1306の数を減らすことができ、従来多く用いられたが、DA変換回路1306といっても最終的に画素電極1312に印加される電圧の平均値が所定値になっていればよく、パルス幅変調などにデジタル回路が使用でき、アナログのサンプルアンドホールド回路が不要となるため、LSIの高密度化に伴い、ここで説明した方法が主流となってきている。
ただし、この方法では表示データ信号1316はデジタル信号で送られるため、信号線の数が非常に多くなり、表示データ信号1316を送るために、例えば、8ビット×3原色の計24本の信号線が必要となる。
なお、画面の行の右端の表示データ信号1316が液晶コントローラ1303から出力された後、次の行の左端の表示データ信号1316が出力されるまでの時間、また画面の最下行の表示データ信号1316が出力し終わってから、次のフレームの最初の行の表示データ信号1316が出力されるまでの時間は、(水平、垂直)ブランキング期間または帰線期間と呼ばれ、CRTでは、電子ビームを往復させているために0にできないが、液晶表示体1308では、画素電極1312の選択がアクティブスイッチ素子1311のスイッチング動作で行われるため0でもよい。図15では、1画素分の水平帰線期間および1行分の垂直帰線期間をとった場合を例示している。
デジタルカメラなどの撮像素子を使用する電子装置においては、ちょうど液晶表示体1308を用いる場合と信号の伝送される向きが逆になり、同様の回路構成がとられる。
このような表示体素子や撮像素子を内蔵する電子装置において、大型表示化、高分解能化、小型軽量化が求められている。このため、図14の電子装置を実装する実装基板は複数にわたることが多く、その場合、図14の一点鎖線1317−1317'で実装基板を分けることが多い。
必然的に、CPU1301と液晶表示体1308との間の結線が長くなる。また、図14の構成に撮像素子を搭載した場合にも、液晶表示体1308を用いる場合と信号の伝送される向きが逆になり、同様の回路構成がとられるため、CPU1301と撮像素子との間の結線が長くなる。
また、上記のように、液晶コントローラ1303側から液晶表示体1308側に表示データ信号1316などを送るための信号線は並列に何本も必要であるが、信号線の数を減らすために並直―直並変換を行い、データをシリアル化して伝送することが考えられるが、従来の技術では伝送路1本当たり伝送できるデータ量が少なく、最近の機器の複雑化に伴う高速伝送の要求によってすでに1本あたりの伝送容量を超えている。ゆえに、従来の技術では、シリアル化による伝送路の数を減らすことは非常に困難であり、多くの線路を使って並列伝送せざるを得ない。すなわち液晶表示体1308や撮像素子などの高分解能化に伴い、それらの線路で送られる信号の周波数が高くなり、CPU1301や液晶コントローラ1303の側との接続が困難になってきている。特に、クラムシェル型構造では、細いヒンジ部分を介して両者が接続される構造となる。このため、表示素子や撮像素子の高分解能化に伴い、図14の一点鎖線1317−1317'で実装基板を分けた時の両基板間でやり取りされるデータ量も多くなり、多数の線路を使って細いヒンジ部分を介し何本もの伝送路を通すのは困難を極める。この問題を解決するために伝送すべきデータをシリアル化し、少ない本数の伝送線路で高速に伝送する方法が提案されている。高速データ伝送の方式として、たとえば、(LVDS:LowVoltage Differential Signaling)を表示体や撮像素子の接続に使うことが提案されている(特許文献1および特許文献2)。特許文献3および特許文献4等では、この方式でも十分な解決が得られないとして、新たな方法も提案されている。
特許公報3086456(欄44) 特許公報3330359(欄46) 特許公報3349426 特許公報3349490
しかしながら、これらの従来の技術は、いずれもデジタルのベースバンド信号の伝送であり、データの受信端でロジックレベルを確保するため送信側で十分な伝送電力が要求される。このため、消費電力と不要放射による周囲への干渉という問題があった。また、デジタルのベースバンド信号はDCから伝送レートの数倍の周波数成分を有し、その比帯域は非常に大きい。
すなわち、受電端でロジックレベルを確保するため、もともと大きな信号電力が必要である。その上、信号を精度よく伝送するためには整合の取れたインピーダンス終端が必要であるが、伝送インピーダンスはせいぜい100オーム位なので、それらの終端抵抗に消費される電力が容認できないほどに大きくなってしまう。さらに、伝送される信号の比帯域は非常に大きいため、伝送路のインピーダンスが帯域内で一定せず、また周波数特性が実装状況や配線の引き回しによっても変化するため、インピーダンスマッチングを正しく取ることも容易でない。特に、半導体集積回路に内蔵される送受信回路の特性は、半導体集積回路が一般に種々の回路に汎用的に使用されるので、個々の回路に固有の伝送インピーダンスにマッチングさせることが難しく、基本的にミスマッチ状態で使用せざるを得ない。このことがさらに高速データ信号を正しく伝送することを困難にしている。
さらに、図14の一点鎖線1317−1317'で実装基板を分けると、長い配線によって引き回された線路を通して高速で大量のデータを伝送させる必要がある。このため、線路からの放射電磁界が増えることとなり、他の電子装置あるいは磁気回路への電磁波妨害の要因となる。従来の信号線による信号伝送では、受電端での振幅レベルが規定されており、受電端で十分な品質が確保できても、信号の振幅レベルを下げることができない。すなわち、EMI対策が困難になり、結果として回路デザインへの制約やコストアップを引き起こしている。また、送信側では、受電端の負荷に加え、線路の浮遊容量も同時に駆動することになるため、信号伝達に余分なエネルギーを必要としている。すなわち、消費電力を増大させる結果となっている。
また、従来の技術では、1伝送路あたりの転送データ速度に限りがあり、高速データ伝送をするには、線路を並列化する必要があった。データ伝送の高速化に伴って配線数が増大ずると、配線のための物理的スペースが増加し、当然の事ながら回路デザインに対し大きな制約を課すことになる。
特に、クラムシェル型構造などにおいて配線がヒンジ部などの可動部を通る場合は、可動部の折れ曲がり具合により特性インピーダンスが変化するため、状況によってインピーダンス不整合が生じ、折れ曲がり部での反射等により信号劣化を引き起こす。このため、伝送されるデータの速度が制限されたり、実装方法や部品の配置が制約を受けるという問題点があった。
また、表示体素子や撮像素子の高分解能化および高速化に対応するには、ヒンジ部を介してやり取りされる信号数が数十本となる上に、配線がヒンジ部を通る場合には、基板上の配線を使用できないので、コネクタを介してフレキシブル基板を接続することになる。フレキシブル基板やコネクタによる接続は、コストが高い上に接続信頼性も低いという欠点を有していた。
そこで、本発明は、表示体や撮像素子などを内蔵する携帯電話などの電子装置内のそれらの回路間の信号伝送において、従来の上述のような種々の問題や制約を持つデータの高速度伝送の方法を示し、従来の情報伝送方式の欠点や制約を除去し、低コストで信頼性の高い電子装置、信号伝送装置および無線通信端末を実現することを目的とする。
本発明の電子装置は、n行m列で構成される表示データの一列分の表示データを並列で読み出し、生成した水平同期信号とともに出力するコントローラと、前記表示データをシリアル信号として生成する生成手段と、前記水平同期信号を逓倍して搬送波を発生する発振手段と、前記搬送波を前記生成手段の信号により変調する変調手段と、前記変調手段による変調信号と前記水平同期信号を合成する合成手段と、前記合成手段により合成された信号を伝送する有線伝送路と、前記有線伝送路にて伝送された信号を受信し前記変調信号と前記水平同期信号に分離する分離手段と、前記分離手段により分離された前記変調信号を、前記分離手段により分離された前記水平同期信号を逓倍して前記搬送波周波数を再生し利用する同期検波を行うことにより復調する復調手段と、前記復調手段により復調された復調信号を、前記分離手段により分離された前記水平同期信号によって一列分の表示データの検出を行って表示する表示手段と、を具備することを特徴とする。
本発明の上記構成によれば、伝送すべき信号で搬送波を変調し信号の帯域を上げること
により、その比帯域(周波数帯域の最高周波数と最低周波数の比、または周波数帯域幅と
その中心周波数の比)を小さくし、信号帯域内の周波数特性を一様にすることができるの
で、有線伝送路の設計が容易となり、信号をシリアル化し有線伝送路の数を減らすことが
可能となる。また、有線伝送路数を少なくできるので、機器回路の実装を容易にしてまた
コストを下げることができる。また、信号の伝送に変復調を採用しているので、従来のデ
ジタル信号をベースバンドで送出する必要がなく、受信信号の信号レベルをロジックレベ
ルに保つ必要がなくなることから、送信側の電力を下げることができ、外部への干渉を減
らすことが可能となるとともに、装置の低消費電力化にも効果がある。さらに、送受信間
の同期信号を同一線路に重畳しているので、この同期信号を用いることで、受信側での復
調を簡単な回路で実現することができる。
また、同期信号が画像表示や撮像の水平同期信号と同期しているので、シリアル伝送されてくるパケットの境界を容易に検出でき、パケット同期が簡単になる。
また、受信側では同期信号に同期し搬送波を再生するので、前記同期信号と搬送波の位相は固定され、同期検波が容易に行え、簡単な回路で信頼性の高い通信を行うことが可能となる。
本発明の電子装置は、n行m列の構成で画像データを出力可能な撮像素子と、水平同期信号を発生する制御回路と、前記水平同期信号に基づいて前記撮像素子から一列分の画像データを読み出しシリアル信号として送出する画像データ送出手段と、搬送波を発生する発振手段と、前記搬送波を前記画像データ送出手段の信号により変調する変調手段と、前記変調手段により変調された信号と前記水平同期信号を合成する合成手段と、前記合成手段により合成された信号を伝送する有線伝送路と、前記有線伝送路にて伝送された信号を受信し前記変調信号と前記水平同期信号に分離する分離手段と、前記分離手段により分離された前記変調信号を、前記分離手段により分離された前記水平同期信号を逓倍して前記搬送波周波数を再生し利用する同期検波を行うことにより復調する復調手段と、前記復調手段により復調された復調信号から、前記分離手段により分離された前記水平同期信号によって一列分の画像データを抽出し、メモリに書き込む書き込み手段と、を具備することを特徴とする。
本発明の上記構成によれば、伝送すべき信号で搬送波を変調し信号の帯域を上げること
により、その比帯域(周波数帯域の最高周波数と最低周波数の比、または周波数帯域幅と
その中心周波数の比)を小さくし、信号帯域内の周波数特性を一様にすることができるの
で、有線伝送路の設計が容易となり、信号をシリアル化し有線伝送路の数を減らすことが
可能となる。また、有線伝送路数を少なくできるので、機器回路の実装を容易にしてコス
トを下げることができる。また、信号の伝送に変復調を採用しているので、従来のデジタ
ル信号をベースバンドで送出する必要がなく、受信信号の信号レベルをロジックレベルに
保つ必要がなくなることから、送信側の電力を下げることができ、外部への干渉を減らす
ことが可能となるとともに、装置の低消費電力化にも効果がある。さらに、送受信間の同
期信号を同一線路に重畳しているので、この同期信号を用いることで、受信側での復調を
簡単な回路で実現することができる。
また、同期信号が画像表示や撮像の水平同期信号と同期しているので、シリアル伝送されてくるパケットの境界を容易に検出でき、パケット同期が簡単になる。
また、受信側では同期信号に同期し搬送波を再生するので、前記同期信号と搬送波の位相は固定され、同期検波が容易に行え、簡単な回路で信頼性の高い通信を行うことが可能となる。
本発明の電子装置の前記変調手段は前記搬送波と前記シリアル信号を乗算して変調することを特徴とする。
本発明の上記構成によれば、搬送波とシリアル化されたデータ信号を単に乗算するだけで変調が行われるため、変調回路の構成が簡単である。特に、この場合のように両者がデジタル信号であるときは、排他的論理和回路が使用できるので、非常に簡単な回路で実現が可能である。
本発明の電子装置の前記変調手段は前記搬送波を前記シリアル信号でQPSK変調することを特徴とする。
本発明の上記構成によれば、変調はQPSKであるので、シリアル信号のビットパターンによって互いに90度だけ位相の異なる4つの搬送波を選択するだけでよく、簡単なデジタル回路で実現が可能である。また、QPSK変調によってシンボルレートを下げることが可能であり、伝送路に要求される特性を緩和することが可能となる。
本発明の電子装置の前記同期信号は前記発振手段の発生する搬送波を分周して発生することを特徴とする。
本発明の上記構成によれば、搬送波を分周して同期信号を発生しているので、搬送波と同期信号の位相が固定され、受信側でこの信号を基準に復調操作ができる。これによって、復調に必要な同期捕捉や同期検波のための回路が著しく容易になる。また、搬送波の周波数精度が高くなくても、同期信号が常にこの搬送波に追従するので、搬送波発振回路の精度を緩和することができ、システムの設計や製造が著しく容易になるとともに、コストダウンを図ることができる。
本発明の電子装置の前記発振手段は発振回路と前記発振回路の発生する定期的なパルス列を逓倍する位相固定ループ(PLL)により構成されることを特徴とする。
本発明の上記構成によれば、搬送波はPLLにより発振回路の発振パルス列に同期するので、システムの設計が容易になり、回路の簡略化が容易となる。
本発明の電子装置の前記伝送路は送受端にスイッチ手段を有し送受方向を変更できることを特徴とする。
本発明の上記構成によれば、伝送するデータの送受方向を切り替え、同一の伝送路を用いることができるので、例えば、表示体と撮像素子を有するカメラ付携帯電話のように送信すべきデータの伝送方向が異なるような電子装置においても伝送路を増やすことなく構成が可能となり、装置にかかるコストが上がることがない。また、電子装置の設計や実装を容易にすることができる。
以上述べたように、本発明の上記構成によれば、電子装置の回路内のデータ伝送を少ない本数の有線伝送路で行うことが可能となり、従来の高速データ伝送に伴う種々の問題や実装上の問題を除去することができ、低コストで高信頼性かつ低消費電力の電子装置を実現することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を使って説明する。
図1は本発明にかかる情報伝送方式のより詳細な構成と、それを利用した電子装置の実施例を示すブロック図である。
図1において、CPU101は演算等により表示すべき表示データを生成し、ビデオメモリ102に記録する。液晶コントローラ103は表示体に表示させる表示データ119を所定順序に従ってビデオメモリ102から読み出し、垂直同期信号121および水平同期信号120とともに出力する。表示データ信号119は、通常ビデオメモリ102より画素単位でワード毎に並列でデータとして読み出されるため、並直変換回路104によって並直変換されロジック回路107に伝送される。ロジック回路107は、並直変換回路104から出力された信号と、液晶コントローラ103から出力された水平同期信号120および垂直同期信号121を受けて、パケットを生成し、また、ロジック回路107は、同期検波のタイミング等の調整をするためのプリアンブルをパケットに付与する。なお、プリアンブルの詳しい動作については実施例6で後述する。該パケットはPLL109で水平同期信号120を逓倍して発生した搬送周波数により変調回路108で変調され、合成回路128を経て有線伝送路129により送信される。なお、有線伝送路129としては、例えば、同軸ケーブルを用いることができる。合成回路128は、変調回路108の出力と、液晶コントローラ103から出力された水平同期信号120を1本の有線伝送路129にて伝送できるように、これら2つの信号を合成し出力する。合成回路128の具体例は後述する。
発振回路126は、CPU101や液晶コントローラ103の動作に必要なクロックパルス列を発生させる発振回路である。液晶コントローラ103は、この発振回路126によって発生されたクロックパルスを分周し、各種タイミングを作り出し、水平同期信号120や垂直同期信号121も作り出す。PLL109は、水平同期信号120を逓倍し搬送波を生成する。すなわち、搬送波は水平同期信号120と同期している。
有線伝送路129は、合成回路128により合成された変調回路108の出力と、液晶コントローラ103から出力された水平同期信号の2種の信号を伝送する。ここで、変調回路108の働きにより、有線伝送路129にて伝送される信号の周波数比帯域を下げ、有線伝送路129の特性の平坦な部分を使用できるので、有線伝送路129は、伝送すべきすべてのデータをシリアル化して伝送することが可能である。有線伝送路129は1本であるので、ややコストを割いて特性の良好な線路を用いることも可能である。
有線伝送路129により伝送された変調回路108の出力と、液晶コントローラ103から出力された水平同期信号120の合成信号は、分離回路127により変調波信号132と水平同期信号131に分離される。分離回路127にて分離された変調波信号132は、プリアンプ112によって増幅された後、バンドパスフィルタ113により不要帯域の成分が除去され、復調回路114に入力される。バンドパスフィルタ113は、有線伝送路129が特にノイズ耐性が低くない限り必要ではないかもしれないが、送信側の電力をぎりぎりまで絞る場合は、このバンドパスフィルタ113により帯域外雑音をなるべく取り除いておいた方が良い。
また、分離回路127で分離した水平同期信号131は、PLL115および同期回路116に出力される。そして、分離回路127で分離した水平同期信号131の周波数をPLL115により逓倍し、搬送波周波数を復元し復調回路114に供給し、復調回路114にて受信信号の復調が行われる。PLL115の働きにより、送信側で変調の際に使用した搬送波と全く同じ周波数および位相の周波数を復元でき、同期検波が極めて容易になる。同期回路116では、分離回路127で分離した水平同期信号131によって受信信号パケットの境界を検出し、パケット同期を行う。直並列変換回路117は、復調された受信パケットの中から表示データ122の部分を抽出し、画素毎に直並列変換を行い、表示データ122を生成する。
ロジック回路118は、復調されたパケットからパケット内の表示データ122のタイミングを合わせて水平同期信号123、垂直同期信号124、Xドライバの転送クロック125を発生させ、それぞれ液晶表示体のドライバすなわち図14の水平同期信号1314、垂直同期信号1318、Xクロック信号1315に相当する信号として液晶表示体のドライバへ出力し表示を行う。
PLL109の発生する周波数は、ラジオ受信機や携帯電話のように電波を利用する電子装置の本来の目的を妨害しないような、また妨害を受けないような周波数を選択する。有線伝送路129の伝送特性がよく、伝送する信号がほとんど漏洩しないような場合でも、遠隔地の微弱信号を受信する携帯電話などの電子装置においては、受信感度に直接影響を与えるので、周波数の選択は重要である。2GHz以上で受信機に影響のない周波数を選べば、100Mbpsのデータを伝送しても占有帯域は200MHz程度であり、比帯域は1/10以下となる。従来のDCから200MHz以上の何オクターブにも渡る帯域を要する伝送路に比較し、帯域内の周波数特性を平坦にすることは容易であり、有線伝送路129を終端するマッチング回路の設計も容易となり、性能の良い通信を確保することが可能となる(図1では、マッチング回路は省略されているが、伝送路129の両端での反射を抑え波形ひずみを最小とし、また伝送エネルギーの効率をよくして伝送するために伝送路129の両端にマッチング回路を入れることは説明を要さないだろう。)。さらにこれらを構成する部品は扱う周波数が高いため小型化が容易であり、実装スペースの節約も可能となる。また、マッチングも容易になり、良好なマッチングにより信号エネルギーの効率が上がる。このことは消費電力の節約に効果がある。
一般に無線通信において、送信側の変調回路108と受信側の復調回路114は扱う搬送波周波数が一致している必要があり、送信と受信の間の搬送波発振回路の周波数には高い精度が要求され、その2者の誤差は直接通信品質の劣化となって現れる。しかし上記の本発明の構成によれば、変調回路108と復調回路114は、同一の基準信号、すなわち同一の発振回路126によって発生されたクロックパルスに同期した水平同期信号120を基準にして同じ特性のPLL109、115を使って逓倍により搬送波を得ているので、送受信間の搬送波周波数の誤差とならない。このため、発振回路126の精度は問題とならず、コストダウン効果がある。PLL115は必須でなく、PLL109の出力を復調回路114に直接送っても良いが、搬送波と変調波を1本の伝送路で送った場合その分離が難しく、2本の伝送路を用いることになり、あまり合理的でない。上記構成のように水平同期信号120のような低い周波数の基準信号を送信し、PLL115で逓倍してPLL109の出力と同一の搬送波を復元する方が実現性が高い。
プリアンプ112によって非常に微弱な信号でも受信が可能になる。また、プリアンプ112には有線伝送路129の特性を補正するようなイコライザ等の機能も持たせることが可能である。これによって、受信信号レベルを所定値に保たなければならない従来の伝送方式に比較し、有線伝送路129から発生する不要放射電力よりもはるかに少ない放射電力で通信品質を保つことが可能となり、根本的なEMI対策となる。また、有線伝送路129のストレージ容量をロジックレベルで駆動しなければならない従来の伝送方式に比較し、消費電力も下げることが可能となる。
図2は本発明の本実施例に用いる合成回路128および分離回路127の例をより詳しく示す図である。図1の合成回路128の内部の詳細を一点鎖線217内に説明する。端子228には水平同期信号120が入力され、端子229は有線伝送路129に接続される。変調回路108より発する変調信号は、端子225からハイパスフィルタ224を通じて伝送路129に入力される。また、水平同期信号120は、ローパスフィルタ227を通じ伝送路129に入力される。変調回路108より発する変調信号はローパスフィルタ227によって端子228側には漏洩せず、また、水平同期信号120はハイパスフィルタ224によって端子225側には漏洩しない。したがって、変調信号と水平同期信号120は合成され、有線伝送路129に正しく送信される。有線伝送路129上に合成された両信号は分離回路127により分離される。
一点鎖線218内に分離回路127の内部を詳述する。端子221は有線伝送路129に接続される。端子221に入った変調回路108で変調された表示データ信号119は、ハイパスフィルタ223により分離され、端子220よりプリアンプ112に伝送される。ローパスフィルタ222は前記表示データ信号119の漏洩を阻止するため、端子219からは周波数成分の低い水平同期信号120のみが伝送され、端子219を通じて受信ブロック内のPLL115に正しく伝えられる。合成回路128と分離回路127の回路は図に示すように同じ回路であり、ブロック218からブロック217へ信号を伝送することもできる。このときは、分離/合成の機能は逆になる。また、水平同期信号120と表示データ信号119の送出方向は必ずしも同一でなくても良い。例えば、表示データ信号119はブロック217側から送り、水平同期信号120はブロック218側から送ることも可能である。
上記構成を取ることで、表示体に送られる高速かつ大量の表示データの伝送が1本の有線伝送路により行うことが可能となり、並列に多数の有線伝送路を要した従来の技術に比較し外部からの雑音や干渉の、また外部への妨害に対する対策をとることが容易となる。また、表示体の大型化に伴いより顕在化してきた、消費電力の増大、配線位置の制約、対雑音、EMI問題、信頼性劣化など有線伝送によって生じる種々の問題を除去できる。
図3は、本発明にかかる他の電子装置の実施例の要部を示すブロック図であり、また同時に実施例1の変調回路108から復調回路114に相当する部分をより詳述する。
図3において、発振回路302は搬送波を発生する発振回路であり、搬送周波数の矩形パルス列を発生する。なお、この発振回路302は、実施例1のPLL109に相当する。乗算回路301は発振回路302から発生された搬送波と入力データ303の乗算を行う。そして、合成回路304にて、発振回路302の出力を分周回路310で分周して生成した同期信号と、乗算回路301の乗算結果とを合成して伝送路311に送出する。なお、実施例1では、同期信号は、発振回路126で発生するパルス列を液晶コントローラ103で分周し発生させ、搬送波はPLL109によりこの同期信号を逓倍して生成しているが、本実施例2のような構成を取っても、発振回路302による搬送波と分周回路310によって発生される同期信号は同期しており、同様の動作をさせることができる。乗算回路301は、入力データ303および発振回路302の出力ともデジタル信号であるため、排他的論理和回路で良い。論理“0”のとき値“1”のアナログ値、論理“1”のとき値“−1”のアナログ値を対応させると、排他的論理和回路の入出力はちょうど乗算回路として作用する。また、通信は有線伝送路311を通して行われるため、他の機器回路等に与える高調波妨害などはもともと低く抑えられるので、無線通信に用いられる位相変調の場合のように、フィルタなどで変調回路出力から高調波成分を除去する処理などは不要である。
有線伝送路311により伝送された信号は、分離回路307によって同期信号と受信データ信号に分離される。PLL308は同期信号を基準として同期信号周波数の分周回路310の分周比倍に逓倍して搬送波を生成する。受信データ信号は、乗算回路305に入力され、PLL308により再生された搬送波と乗算された後、ローパスフィルタ306で高周波成分が取り除かれ、復調信号309として復調される。ローパスフィルタ306は、乗算回路305の出力の高域周波数成分(分離回路307により分離された受信データ信号とPLL308の再生クロック波形とのわずかな移相差により生ずる細いパルス成分)を除去し、復調信号309として出力する。
図5(a)〜(c)に上記に説明した図1の変調回路108のタイム図を示す。すなわち同図(a)は発振回路302により生ずる搬送波(クロック)、同図(b)は送信データ、(c)は出力される送信信号を示す。同図のタイム図をデジタル回路と見れば、変調回路108は排他的論理和回路であり、“±1”の値を取るアナログ値と見れば、変調回路108は乗算回路である。
図5(d)〜(f)に実施例1による復調回路114のタイム図を示す。すなわち同図(d)は受信信号、同図(e)はPLL308で再生された搬送波パルス列、(f)は乗算回路305の出力で、ローパスフィルタ306はこの信号から受信信号とPLL308の出力のわずかな位相差により生ずる高周波成分を取り除き、復調信号309を復元する。なお、同図(d)では、受信信号はロジックレベルのパルス列で図示されているが、このように十分な振幅が確保できない場合でも、乗算回路305として排他的論理和回路でなく、アナログの乗算回路を使用することで全く同じ動作をさせることが可能である。
同図から明らかなように、搬送波(図5(a))と再生搬送波(図5(e))は周波数が違っていたり、位相がずれていたりすると、復調がうまく作動しない。従来の通信では、送信側と受信側で別々に高精度の発振回路を持ち誤差を最小限に抑えていた。本実施形態のこの構成によれば、受信側の再生クロックは送信側の発振回路302の出力を基準にしているので、受信側では常に送信側と同じ周波数の再生クロックが確保でき、そのため発振周波数の安定度や周波数精度による誤差が生じない。安価な発振回路302でも、きわめて安定度の高い回路を構築できる。
本発明の本実施例では、十分にSN比の良い通信品質が確保できるため、信号をデジタル値と見て良い程度まで増幅することもできる(なお、図3では、増幅回路は省略されている)。この場合、増幅された信号レベルは論理値レベルまで大きくなるが、該論理値によって駆動される負荷は、CPUから表示体までの伝送路というような大きな浮遊容量を伴う長い距離ではなく、同一半導体チップ内のような極めて短く低負荷であるため、消費電力の増大にはならない。また、受信信号が論理値レベルまで増幅されないアナログレベルであっても、PLL308の出力は(“±1”の値を取る)矩形であるため、乗算は簡単なスイッチ回路で実現できる。すなわち、後述する二重平衡形の乗算回路や増幅度の絶対値が等しく極性が互いに逆の反転増幅回路および正転増幅回路を用意し、PLL308の出力の論理レベル“1”のとき、反転増幅回路の出力をスイッチにより選び、PLL308の出力の論理レベル“0”のとき、正転増幅回路の出力を選択することによって実現できる。このような構成の回路を乗算回路305として用いても良い。
上記構成によれば、変調回路108は排他的論理和回路、復調回路114も排他的論理和回路1つまたはアナログ乗算回路、およびローパスフィルタにより、きわめて簡単に実現できる。
図4は、本発明にかかる他の電子装置の実施例の要部を示すブロック図であり、また同時に実施例1の変調回路108から復調回路114に相当する部分をより詳述する。
実施例2では、簡素化したBPSK変調を例にとったが、本実施例では、より一般的な位相変調を使用した場合を示すために、QPSK変調に基づく例をあげる。発振回路313は、実施例1のPLL109に相当する矩形パルス発振回路である。QPSK変調では、送信信号をシンボル毎に2ビットづつ(すなわちデータビットaおよびデータビットb)割り当ててエンコードし送信する。すなわち基準のクロックに対して、移相量を例えば表1に示す様にエンコードして変調し送信する。エンコーダ312はデータビットaおよびデータビットbのビットパターンにより表1に示すような移相となるように、移相回路314および乗算回路315を制御する。
Figure 0004179272
図5(g)〜(j)は、図4に示す変調回路の各部の動作を示すタイム図である。送信データのビットa(図5(h))およびビットb(図5(i))はエンコーダ312によりエンコードされる。そして、エンコーダ312は、発振回路313により発振された搬送波(図5(g))を移相回路314によって90°の移相を行うかどうか、さらに乗算回路315によって搬送波の反転(180°の移相)を行うかどうかを制御し、最終的にQPSK変調された送信データ信号(図5(j))を出力する。この送信データ信号は、発振回路313の出力を分周回路317で分周して生成された同期信号が合成回路316にて合成されて伝送路327に送出される。
伝送路327により伝送された信号は、分離回路318によって同期信号と受信データ信号に分離される。PLL320は、分離回路318にて分離された同期信号を基準として同期信号周波数の分周回路317の分周比倍に逓倍して、再生搬送波(図5(l))を生成する。
前記PLL320の出力する再生搬送波は、分離回路318にて分離された受信データ信号(図5(k))と第1の乗算回路319にて乗算され、第1のローパスフィルタ323に伝送され高域成分が除去され、判別回路325に伝えられる。また、分離回路318にて分離された受信データ信号は、PLL320の発生する再生搬送波を90°移相回路322によって90°だけ移相されたパルス列(図5(o))と第2の乗算回路321によって乗算された後、第2のローパスフィルタ324によって高域成分が除去され、判別回路325に伝えられる。判別回路325は、前記第1および第2のローパスフィルタ323、324の出力(図5(n)および(q))から送信データを割り出して受信データ信号を復調し、復調信号326を出力する。
上記構成によれば、伝送すべき信号で搬送波を変調し、伝送路327に送出される信号の帯域を上げることができるので、伝送路327に送出される信号の占有帯域を増やすことなく、データ伝送の高速化が図れる。また、変復調回路とも簡単なデジタル回路で実現できるため、半導体チップ内に組み込むことができ、コストや消費電力の増加は無視できる。受信側で必要となる再生搬送波は、送信側と同一の発振回路313を基準にして生成しているため、送受間でのクロック周波数の精度による誤差が生じない。また、安価な発振回路313でも、安定したデータ伝送が可能である。
発振回路313の周波数が送信側で一方的に変更されても、常に受信側がその周波数に追従するから、例えば無線通信機のような電子装置において、機器外部との通信チャネルに応じて通信チャネルに妨害を与えないような、あるいは機器外部との通信チャネルから妨害を受けないような周波数を送信側で一方的に選ぶこともできる(これは上記実施例1、2のいずれにおいても同じである。)。すなわち、通信機等の電子装置本来の目的とする通信への干渉や妨害対策を著しく容易にすることができる。
図6は、本発明にかかる電子装置の他の実施例の要部を示すブロック図であり、本発明にかかる情報伝送方式を、撮像素子を用いる電子装置に応用した例を示す。
図6において、撮像素子601は、制御回路602から発生される水平同期信号620および垂直同期信号621により起動され、撮像した画像データ619をロジック回路603に出力する。ロジック回路603は、ロジック回路603から出力された画像データ619および制御回路602から発生される水平同期信号620を受けて伝送パケットを構築する。該パケットは、変調回路605に入力され、発振回路606により発生された搬送波を変調し、合成回路607によって水平同期信号620と合成されてから、有線伝送路613を通じて受信側に送出される。
前記有線伝送路613に送信された信号は、受電端で受信されると、分離回路608にて水平同期信号625と変調回路605で変調された変調波626に分離される。分離された変調波626はプリアンプ609で増幅され、バンドパスフィルタ610により不要な帯域外信号が除去されたのち復調回路612に入力される。PLL615は、水平同期信号625を搬送波周波数に逓倍して搬送波を生成し、復調回路612に入力する。復調回路612はまた、水平同期信号625から復調に必要な同期タイミングも利用し、伝送パケットを抽出する。直並列変換回路614は、復調された受信パケットの中から画像データ部分を抽出し、画素毎に直並列変換を行い、画素データを生成する。
ロジック回路616は復調された画素データに合わせてビデオメモリ617に書きこむためのメモリアドレスを発生し、直接またはCPU618を介して画像データをビデオメモリ617の該アドレスに書き込む。CPU618は、ビデオメモリ617にアクセスし、画像データを様々なアプリケーションに使用する。
通常は撮像素子601の起動などのコントロールはCPU618が行うが、この起動に関する情報を同期信号としてCPU618側から撮像素子601の制御回路602へ伝送することも可能である。すなわち、実施例1で述べたように、分離回路608および合成回路607は同一の構成で実現でき、送受方向を変更することが可能なので、このようなことが可能となる。より詳しい方法は、実施例5に後述する。
上記構成をとることで、撮像素子601の大型化に伴いより顕在化してきた消費電力の増大、配線位置の制約、EMI問題、信頼性劣化など有線伝送によって生じる種々の問題を除去できる。また、受信側では、復調に必要な同期タイミングが画像データ信号と同一の有線伝送路613にて送られてくるため、同期捕捉の必要がなく、回路が大幅に簡略できる。また、送受間で同一の発振源により発生する搬送波を基準とするため、発振回路606に要求される周波数精度は著しく緩和され、コストダウンや実現性に大きな効果がある。
図7は、本発明にかかるさらに他の実施例の要部を示すブロック図である。なお、本実施例は、液晶表示体126の近くに撮像素子601も有する場合であり、実施例1および実施例4の構成を背中合わせに合成した形をとる。すなわち、図1のCPU101と図6のCPU618が共有されるように、図1および図6の各ブロックが配置される構造をとる。なお、図1および図6で説明に用いられた番号と同じ番号の構成要素はそれぞれ実施例1および実施例4で説明したものと同じであるので省略する。
図7において、変調回路108は、ビデオメモリ102に記憶されている表示データ信号119を変調し、高い周波数ではあるが低い比帯域の信号に変換し、合成回路701により水平同期信号120と合成して伝送路705に送出する。なお、変調回路108と合成回路701の間にあるスイッチ704は、送られる信号すなわち液晶表示体126に表示する表示データ信号119と撮像素子で撮像した撮像データの送出方向を切り替えるスイッチ回路である。伝送路705によって送出された表示データ信号119は、分離回路702によって同期信号と分離されてからプリアンプ112に送られ、復調回路114で復調され、液晶表示体126へ出力される。
撮像素子601は、液晶表示体126の近くに配置され、撮像素子601により得られた撮像データは、ロジック回路603により通信パケットが構築され、変調回路605により変調されスイッチ703に送られる。スイッチ703、704は、伝送すべきデータが撮像データの場合と表示データの場合とで切り替わるようになっている。すなわち、伝送すべきデータが表示データの場合、スイッチ704は変調回路108側に切り替えられるとともに、スイッチ703はプリアンプ112側に切り替えられる。一方、伝送すべきデータが撮像データの場合、スイッチ704はプリアンプ609側に切り替えられるとともに、スイッチ703は変調回路605側に切り替えられる。
表示と撮像が同時に行われるときは、たとえば1フレーム毎あるいは1水平走査線毎のように実質的に同時になるような短い時間で切り替えを繰り返すことにより動作が可能となる。
スイッチ703を通過した撮像データは、分離回路702および伝送路705を通って合成回路701に送られる。この場合、水平同期信号120は合成回路701の側から伝送路705に送出されているが、撮像データは水平同期信号120とは逆の方向に分離回路702の側から伝送路705へ送出される。実施例1で述べたように、分離回路702および合成回路701は同一の回路トポロジーであり、この場合のように互いに逆の機能として働くことが可能である。伝送路705に送出された撮像信号は、合成回路701により水平同期信号120から分離され、復調回路612により復調されてからビデオメモリ102に蓄えられる。CPU101は、当該撮像データを液晶表示体126に表示させるために、ビデオメモリ102の所定のアドレスに書き込むなどの制御を行う。電源回路706は、二次電源回路でありAC電源から降圧安定化し回路内の各ブロックに電源を供給する。なお、電源回路706は、内蔵のバッテリに充電したり、バッテリからの電圧を安定化する機能を含む場合もある。本システムでは、信号の発信側と受信側が至近距離に在るため、送信側の変調回路108、605および受信側の復調回路114、612は同一の電源回路706より電源供給を受けることができる。このため、変調回路108、605および受信側の復調回路114、612で電源を別個に用意することなく、伝送路705にて送られる信号の帯域を上げることが可能となり、電源の配置に必要なスペースを減少させることが可能となり、電子装置の小型化に対応しつつ、伝送路705にて伝送できるデータ量を増加させることができる。
図6と図7の構成を比較すると、図7では、変調回路605は搬送波をPLL115から得ている。一方、図6では、変調回路605は搬送波を発振回路606から得ている。逆に、図7の受信側において、復調回路612は搬送波をPLL109から得ており、表示データを伝送する場合と撮像データを伝送する場合とでPLL115と発振回路126の位置が送受信間で逆となっている。表示用の送受信系によりPLL115が既に発振回路126に同期しているため、このような構成が可能となる。すなわち、一方向の通信では、受信側で送信された信号に同期するしか方法がないが、送受双方向ならば本実施例のように、受信側のタイミングにあわせて送信側で同期を取ることが可能であり、撮像データの送信側は、撮像データの受信側から送られてくる水平同期信号120にタイミングを合わせパケットを生成し、また搬送波の位相を合わせ送出する。このように、表示用の送受信系によりPLL115が既に発振回路126に同期している場合、撮像データの送信側で同期を取ることができるので、撮像データの受信側では同期のための回路は省略できる。
以上述べたように、同一筐体内で双方向の通信を行うことにより、液晶表示体126へデータを送り、また液晶表示体126の近くに配置された撮像素子601から信号を発信させ受信することが可能となり、回路も共通部分を共用でき簡略化が可能となる。
図8は本発明による他の実施例の要部、特に受信側のPLLと復調部をより詳細に示す図であり、また同時に実施例1、2、3、4、5におけるPLL109、115、308、320、615および発振回路302、313、606のより具体的な内部構造を示す。また、図9に動作の概要を表すタイム図を示す。
図8において、電圧制御発振回路801、分周回路808、位相比較回路810、ローパスフィルタ(LPF)811はPLLを構成し、端子に送信側からの同期信号805が入力される。この同期信号805は図9(f)に示すようにプリアンブル(後述、同図(h))のある位置も同時に表す。このような信号は、液晶コントローラ103等から出力するのは容易である。電圧制御回路801は2つの差動増幅回路A1、A2を縦続接続し、図8に示すように、差動増幅回路A1、A2の出力を反転し入力に帰還することにより、90°づつ位相が異なる4相分の発振信号Q1〜Q4を生成することが可能である。なお、発振信号Q1〜Q4の発振周波数は差動増幅回路A1、A2のバイアスを変更することにより制御が可能である。このようなリング型の発振回路は半導体基板上に構成すると、半導体素子の持つ浮遊容量によって上限が定まり、その半導体集積回路の発振可能な最高周波数で発振させることができる。また、逆に発振周波数が決まると、その周波数を発振させるためには、消費電力を最も低くすることが可能である。電圧制御回路801の各出力はその負荷によりデューティ比のバランスが崩れるため、対称性の良い負荷となるようにバッファ回路802によって緩衝増幅され、電圧制御回路801の発振信号Q1〜Q4が取り出される(図9(a)、(b)、(c)、(d))。
送信側からは、電圧制御回路801にて作り出された4相分の発振信号Q1〜Q4を用いて、実施例3に示したようなQPSK変調を行い、送信ビットバターンによりバッファ回路B1、B2、B3、B4のいずれかの位相が選ばれ送信されてくる。
受信側では、90°の位相差を有するバッファ回路B1、B2の出力を遅延回路803により遅延量を調整した後、乗算回路806、807により受信信号804と乗算する。乗算回路806、807の出力は、送信データの情報を含み、ビット判定回路813により高域成分が取り除かれた後ビット判定され、復調出力814を得る。
バッファ回路B4の出力は分周回路808により分周され、この分周信号と同期信号805が位相比較回路810により比較され、ローパスフィルタ811を通った後、電圧制御発振回路801の差動増幅回路A1、A2に帰還される。電圧制御発振回路801の発振周波数は分周回路808の出力と同期信号805の位相差が常に零になるように調整され、したがって電圧制御発振回路801の発振周波数は同期信号805の周波数の分周回路808による分周比倍に固定される。同期信号805は通信パケットと周期が同一であるため、送受間でパケット同期を取ることが可能となり、また搬送波周波数の同期を取ることが可能となる。
水平同期信号および垂直同期信号や液晶コントローラによる表示データの読み出しのタイミングは、図1に示すように、発振回路126の発振するクロックを液晶コントローラ103により送信側で分周し得ている。このため、受信側では、送信側からのパケットの先頭、表示データのビット境界、液晶表示体のドライバを駆動するためのXクロック信号
などの各種タイミングやクロックは、同期信号805を逓倍している電圧制御発振回路801の発振信号Q1〜Q4を分周することにより簡単に得ることができる。分周回路809は、バッファ回路B3の出力を分周して水平同期信号821(図9(k))、垂直同期信号819やXクロック815を発生するとともに、ビットの境界も検出してビット境界信号818をビット判定回路813へ伝え、ビット判別のタイミングを提供する。
例えば、図1の同一の伝送路129で伝送された同期信号とデータ信号には、同期信号とデータ信号の周波数などの違いにより、合成回路128および分離回路127を通過する際にわずかな位相のずれが生じる。従って、上記のようにして、PL115により受信側で再生した搬送波も位相ずれが存在する。この位相のずれは、以下のようにして取り除くことができる。
すなわち、図9に示すように、1パケット内の所定の位置にプリアンブルとして固定ビットパターンを送信信号として送信する(図9(h))。上記同期信号805(図9(f))はこのプリアンブルの存在する区間を示す信号であると言うこともできる。図9(e)はブリアンブル内の送信信号を示しており、プリアンブルのビットパターンとして、バッファ回路B1から出力される信号の位相と同じになるようなデータを送信している。図9(f)〜(k)は同図(a)〜(e)のタイムスケールを縮小して図示されている。プリアンブルは1通信パケット(例えば、1水平同期区間)の所定の位置に所定数の固定ビットを挿入して作られる。プリアンブルの位置は、受信側では送られてくる同期信号805(図9(f))から知ることができ、また水平同期信号821は上述のように電圧制御発振回路801の発振信号Q1〜Q4を計数することにより容易に生成することが可能である。
遅延量制御回路812は、同期信号805を受けてプリアンブル期間の乗算回路807の出力が所定値になるように、遅延回路803の遅延量を制御する。プリアンブルはあらかじめ決められたビットパターンを送信することになっているので、受信側でプリアンブルの期間が分かれば、この期間に受信信号804の波形の位相と電圧制御発振回路801の発振する発振信号Q1〜Q4の位相を合わせるとこにより、送受間の搬送波の位相を同期させることができる。なお、遅延量制御回路812はプリアンブル期間に遅延回路803の遅延量を所定量に調整し、次のプリアンブル期間まで一定値を保つ。所定量とは、乗算回路807によって乗算する搬送波の位相がプリアンブルと同相の信号である場合には最大に、90度の位相差のときは出力が零、逆相のときは最小になるようにするという意味である。
図8の例では、プリアンブルの信号はバッファ回路B1の出力と同相であるが、乗算回路807で乗算される搬送波の位相は遅延回路803によって反転されているので、バッファ回路B1の位相すなわちプリアンブルの位相より90°進み位相となる。したがって、遅延量制御回路812は、乗算回路807の出力がゼロとなるように、遅延回路803を制御しなければならない。プリアンブルの位相遅れが乗算回路807により乗算される搬送波に比較し90°より大きい場合は、乗算回路807の出力は負に、小さい場合は正になる。従って、プリアンブルの位相遅れが90°より大きいときは遅延回路の遅延量を大きくし、プリアンブルとの位相差を小さくするために遅延量制御回路812の出力817の電圧を下げ、その逆の場合は電圧を上げることにより、トランジスタT1、T6、T10のオン抵抗を制御し位相差を調整する。従って、遅延量制御回路812は単に増幅度の大きい増幅回路でよい。もちろん、乗算回路807の出力に含まれる高周波成分を取り除くためのフィルタを前置するとか、プリアンブル期間以外での電圧値を保持するとかの回路機能は必要であるが、説明を簡単にするため、図8では省略されていることに注意されたい。
遅延回路803の内部は、トランジスタT4、T5またはトランジスタT8、T9によるインバータのそれぞれのソースにトランジスタT3、T6、T7、T10を挿入し、各インバータに流入する電流を制御することによりインバータの遅延時間を制御している。なお、トランジスタT1、T2はカレントミラーで、インバータを構成するするPチャネルトランジスタとNチャネルトランジスタの対称性を良くする効果がある。
また、バッファ回路B1の出力は、バッファ回路B2の出力のようにループの中に入っていないが、トランジスタT4、T5、T3、T6およびトランジスタT8、T9、T7、T10を同一半導体基板上の極近い距離に対称性よく搭載し、同一の制御電圧817で駆動すればバッファ回路B1の出力と同一の遅延量が得られるので、電圧制御発振回路801の発振信号Q1、Q2、Q3、Q4のいずれか1つをループの中に入れることで、他の発振信号Q1、Q2、Q3、Q4の位相の遅延量も修正が可能である。
垂直同期信号819は、垂直同期信号のあるときのプリアンブルを普段と異なるビットパターンにする、あるいは垂直同期信号であることを示す情報ビットをデータ信号として1水平走査区間の所定の位置に挿入し、それを受信側で検出するなどの方法をとれば、より容易に検出が可能である。
以上のような方法により、同期信号とデータ信号に位相のずれが発生した場合においても、受信信号と完全に位相および周波数ともに同期した復調用の搬送波を再生できる。しかもこれらの回路はいずれも、半導体集積回路上に集積でき、最小の消費電力で作動させることができる。この結果、実現性が極めて高く、安価で高信頼の回路を提供可能である。
図10に本発明にかかる電子装置のさらに他の実施例の要部の詳細例を示す。実施例1〜5に使用されている発振回路や乗算回路の例である。図10(a)はCMOS集積回路に適した4相の発振回路であり、同図(b)はその発振波形である。
図10(a)において、発振回路には、トランジスタT11〜T22が設けられ、トランジスタT13〜T17にて図8の差動増幅回路A1が構成されるとともに、トランジスタT18〜T22にて図8の差動増幅回路A2が構成されている。そして、これらの差動増幅回路A1、A2を縦続接続し、差動増幅回路A1、A2の出力を反転し入力に帰還することにより、トランジスタT19、T21、T14、T17のドレインから4相の発振信号Q1、Q2、Q3、Q4をそれぞれ取り出すことができる。また、端子Vcに与える電圧により差動対に流入する電流を制御でき、発振周波数を変更することができる電圧制御発振回路を構成したり、上記実施例のPLLを構成することも可能である。
また、同図(c)は上記実施例1〜5に使用可能な差動型の乗算回路の例であり、特にCMOS集積回路に適する。
図10(c)において、トランジスタT31、T32のソースはトランジスタT33を介して定電流源IDに接続されるとともに、トランジスタT34、T35のソースはトランジスタT36を介して定電流源IDに接続されている。また、トランジスタT31、T34のドレインは抵抗R1を介して電源電位Vddに接続されるとともに、トランジスタT32、T35のドレインは抵抗R2を介して電源電位Vddに接続されている。
そして、トランジスタT31、T35のゲートおよびトランジスタT32、T34のゲートに比較的大振幅の取れる発振回路の差動信号L1、L2をそれぞれ入力するとともに、トランジスタT33、T36のゲートに微弱なアナログ信号である(差動)受信信号RF1、RF2をそれぞれ入力することにより、両者の乗算結果が差動信号Q11、Q12として、トランジスタT31、T34のドレインおよびトランジスタT32、T35のドレインからそれぞれ得られる。
実施例2で述べたように、図3の乗算回路301、305の両方の入力がデジタル値であるときは単に排他的論理和回路が使用可能であるが、受信機側の復調に使用する乗算回路305は受信信号のレベルをデジタルのロジックレベルまで増幅できないことが多く、微弱なアナログ信号と、ローカルの発振回路による搬送波との乗算となることが多い。本実施例は、このような場合に最適なCMOS集積回路に適した乗算回路であり、周波数変換回路としても使用可能である。
これらの回路はいずれも、CMOS集積回路として半導体基板上に集積でき、しかも低消費電力での動作が可能である。これらの回路を使用すれば、他の機能ブロックとともに大規模集積化が可能であり、著しいコストダウンと高い信頼性の機器が実現できる。
図11は、本発明の信号伝送制御方法が適用されるクラムシェル型携帯電話を開いたときの状態を示す斜視図、図12は、本発明の信号伝送制御方法が適用されるクラムシェル型携帯電話を閉じたときの状態を示す斜視図である。
図11および図12において、第1筐体部1の表面には、操作ボタン4が配置されるとともに、第1筐体部1の下端にはマイク5が設けられ、第1筐体部1の上端には外部無線通信用アンテナ6が取り付けられている。また、第2筐体部2の表面には、表示体8が設けられるとともに、第2筐体部2の上端にはスピーカ9が設けられている。また、第2筐体部2の裏面には、表示体11および撮像素子12が設けられている。なお、表示体8、11としては、例えば、液晶表示パネル、有機ELパネルまたはプラズマディスプレイパネルなどを用いることができる。また、撮像素子12としては、CCDまたはCMOSセンサなどを用いることができる。また、第1筐体部1および第2筐体部2には、第1筐体部1と第2筐体部2との間で内部信号伝送を行う線路が合成(または分離)回路7からヒンジ部3内部を通り分離(または合成)回路10へ接続されている。
そして、第1筐体部1および第2筐体部2はヒンジ3を介して連結され、第2筐体部2をヒンジ3を支点として回転させることにより、第2筐体部2を第1筐体部1上に折り畳むことができる。そして、第2筐体部2を第1筐体部1上に閉じることにより、操作ボタン4を第2筐体部2にて保護することができ、携帯電話を持ち歩く時に操作ボタン4が誤って操作されることを防止することができる。また、第2筐体部2を第1筐体部1から開くことにより、表示体8を見ながら操作ボタン4を操作したり、スピーカ9およびマイク5を使いながら通話したり、操作ボタン4を操作しながら撮像を行ったりすることができる。
ここで、クラムシェル構造を用いることにより、第2筐体部2のほぼ一面全体に表示体8を配置することができ、携帯電話の携帯性を損なうことなく、表示体8のサイズを拡大させることを可能として、視認性を向上させることができる。
また、合成回路または分離回路7、10を第1筐体部1および第2筐体部2にそれぞれ設けることにより、ヒンジ3内部を貫通する1本の伝送路にて第1筐体部1と第2筐体部2との間のデータ伝送を行うことができる。例えば、外部無線通信用アンテナ6を介して第1筐体部1に取り込まれた画像データや音声データを、この伝送路を経由して第2筐体部2に送り、表示体8に画像を表示させたり、スピーカ9から音声を出力させたりすることができる。また、撮像素子12にて撮像された撮像データを第2筐体部2から第1筐体部1に送り、外部無線通信用アンテナ6を介して外部に送出させることができる。
これにより、第1筐体部1と第2筐体部2との間のデータ伝送を1本の有線路で行えばよく、多ピン化されたフレキシブル配線基板をヒンジ3に通す必要がなくなる。このため、ヒンジ3の構造の複雑化を抑制することが可能となるとともに、実装工程の煩雑化を防止することが可能となり、コストアップを抑制しつつ、携帯電話の小型薄型化および高信頼性化を図ることが可能となるとともに、携帯電話の携帯性を損なうことなく、携帯電話の大画面化および多機能化を図ることができる。
なお、外部無線通信用アンテナ6は第1筐体部1に装着されているが、第2筐体部2に装着してもよい。この場合の方が使用時において第2筐体部2によって外部無線通信用アンテナ6が遮られることがなく、能率のよい通信が期待できる。この場合には、第1筐体部1に内蔵される携帯電話の通信制御部から同軸ケーブルなどにより外部無線通信用アンテナ6に給電される。
図13は、本発明の信号伝送制御方法が適用される回転式携帯電話の外観を示す斜視図である。
図13において、第1筐体部21の表面には、操作ボタン24が配置されるとともに、第1筐体部21の下端にはマイク25が設けられ、第1筐体部21の上端には外部無線通信用アンテナ26が取り付けられている。また、第2筐体部22の表面には、表示体28が設けられるとともに、第2筐体部22の上端にはスピーカ29が設けられている。また、第1筐体部21および第2筐体部22には、第1筐体部21と第2筐体部22との間で内部信号伝送を行う合成回路または分離回路27、30がそれぞれ設けられている。
そして、第1筐体部21および第2筐体部22はヒンジ23を介して連結され、第2筐体部22をヒンジ23を支点として水平に回転させることにより、第2筐体部22を第1筐体部21上に重ねて配置したり、第2筐体部22を第1筐体部21からずらしたりすることができる。そして、第2筐体部22を第1筐体部21上に重ねて配置することにより、操作ボタン24を第2筐体部22にて保護することができ、携帯電話を持ち歩く時に操作ボタン24が誤って操作させることを防止することができる。また、第2筐体部22を水平に回転させて、第2筐体部22を第1筐体部21からずらすことにより、表示体28を見ながら操作ボタン24を操作したり、スピーカ29およびマイク25を使いながら通話したりすることができる。
ここで、合成回路または分離回路27、30を第1筐体部21および第2筐体部22にそれぞれ設けることにより、1本の伝送路を用いた内部信号伝送にて第1筐体部21と第2筐体部22との間のデータ伝送を行うことができる。例えば、外部無線通信用アンテナ26を介して第1筐体部21に取り込まれた画像データや音声データを、合成回路または分離回路27、30を用いた内部信号伝送にて第2筐体部22に送り、表示体28に画像を表示させたり、スピーカ29から音声を出力させたりすることができる。
これにより、多ピン化されたフレキシブル配線基板をヒンジ23に通す必要がなくなり、ヒンジ23の構造の複雑化を抑制することが可能となるとともに、実装工程の煩雑化を防止することが可能となる。このため、コストアップを抑制しつつ、携帯電話の小型薄型化および高信頼性化を図ることが可能となるとともに、携帯電話の携帯性を損なうことなく、携帯電話の大画面化および多機能化を図ることができる。
以上述べたように、本実施形態によれば、従来困難であった高速のデータ伝送を1本の伝送路で伝送することが可能であり、高速化に伴うEMI、消費電力、実装上のスペースや信頼性、機器デザイン上の制限、通信データの信頼性などの様々な問題を解決できる。しかも、これを実現するための回路はいずれもCMOS集積回路として半導体集積回路上に集積可能であり、従来のフレキシブル基板上の何本もの伝送路を接続するコネクタなどの実装部品に比較し、大幅にコストダウンが可能であり、極めて有用性の高いものである。
また、本発明は伝送しようとするデータストリームを変調し、より高い周波数帯に上げることで、比帯域を下げ、特性のフラットな帯域を使用して良好な通信特性を得ようというものである。周波数が高いので、使用される部品の小型化が容易である。また、伝送路が1本であるので、シールドなどの対策も容易で外部への干渉の低減が容易である。また、携帯電話のように同一筐体内に極端に強い電波を送信する送信機が内蔵される様な環境下にあっても、これらへの対策も容易である。
なお、上述した実施形態では、携帯電話を例にとって説明したが、ビデオカメラ、PDA(Personal Digital Assistance)、ノート型パーソナルコンピュータなどに適用することもできる。
本発明の電子装置の一実施例の要部を示すブロック図。 本発明の電子装置の分離回路および合成回路の一実施例を示す図。 本発明の電子装置の他の一実施例の要部を示すブロック図。 本発明の電子装置の他の一実施例の要部を示すブロック図。 本発明の電子装置の他の一実施例の動作を説明するタイム図。 本発明の電子装置の他の一実施例の要部を示すブロック図。 本発明の電子装置の他の一実施例の要部を示すブロック図。 本発明の電子装置の他の一実施例の要部を示すブロック図。 本発明にかかる実施例6の動作を詳述するタイム図。 本発明にかかる実施例の発振回路および乗算回路の例を示すブロック図。 本発明の信号伝送制御方法が適用されるクラムシェル型携帯電話を開いたときの状態を示す斜視図。 本発明の信号伝送制御方法が適用されるクラムシェル型携帯電話を閉じたときの状態を示す斜視図。 本発明の信号伝送制御方法が適用される回転式携帯電話の外観を示す斜視図。 従来の液晶表示体を持つ電子装置を説明するブロック図。 従来の液晶表示体を持つ電子装置の動作を説明するタイム図。
符号の説明
1、21 第1筐体部、2、22 第2筐体部、3、23 ヒンジ、4、24 操作ボタン、5、25 マイク、6、26 外部無線通信用アンテナ、7、10、27、30 合成回路または分離回路、8、11、28 表示体、9、29 スピーカ、12 撮像素子、108、615 変調回路、114、612 復調回路、129、311、327、613、705 伝送路、 102、617ビデオメモリ、103 液晶コントローラ、126 液晶表示体、601 撮像素子、126、302、313、606 発振回路、801 電圧制御発振回路、310、317、808、809 分周回路、109、115、308、320、615 PLL、301、305、315、319、321、806、807 乗算回路、314、322 +90°移相回路、128、217、304、316、607、701 合成回路、127、128、307、318、608、702 分離回路、703、704 スイッチ、803 遅延回路

Claims (7)

  1. n行m列で構成される表示データの一列分の表示データを並列で読み出し、生成した水平同期信号とともに出力するコントローラと、
    前記表示データをシリアル信号として生成する生成手段と、
    前記水平同期信号を逓倍して搬送波を発生する発振手段と、
    前記搬送波を前記生成手段の信号により変調する変調手段と、
    前記変調手段による変調信号と前記水平同期信号を合成する合成手段と、
    前記合成手段により合成された信号を伝送する有線伝送路と、
    前記有線伝送路にて伝送された信号を受信し前記変調信号と前記水平同期信号に分離する分離手段と、
    前記分離手段により分離された前記変調信号を、前記分離手段により分離された前記水平同期信号を逓倍して前記搬送波周波数を再生し利用する同期検波を行うことにより復調する復調手段と、
    前記復調手段により復調された復調信号を、前記分離手段により分離された前記水平同期信号によって一列分の表示データの検出を行って表示する表示手段と、
    を具備することを特徴とする電子装置。
  2. n行m列の構成で画像データを出力可能な撮像素子と、
    水平同期信号を発生する制御回路と、
    前記水平同期信号に基づいて前記撮像素子から一列分の画像データを読み出しシリアル信号として送出する画像データ送出手段と、
    搬送波を発生する発振手段と、
    前記搬送波を前記画像データ送出手段の信号により変調する変調手段と、
    前記変調手段により変調された信号と前記水平同期信号を合成する合成手段と、
    前記合成手段により合成された信号を伝送する有線伝送路と、
    前記有線伝送路にて伝送された信号を受信し前記変調信号と前記水平同期信号に分離する分離手段と、
    前記分離手段により分離された前記変調信号を、前記分離手段により分離された前記水平同期信号を逓倍して前記搬送波周波数を再生し利用する同期検波を行うことにより復調する復調手段と、
    前記復調手段により復調された復調信号から、前記分離手段により分離された前記水平同期信号によって一列分の画像データを抽出し、メモリに書き込む書き込み手段と、
    を具備することを特徴とする電子装置。
  3. 前記変調手段は前記搬送波と前記シリアル信号を乗算して変調することを特徴とする
    求項1または2に記載の電子装置。
  4. 前記変調手段は前記搬送波を前記シリアル信号でQPSK変調することを特徴とする
    求項1または2に記載の電子装置。
  5. 前記水平同期信号は前記発振手段の発生する搬送波を分周して発生することを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
  6. 前記発振手段は発振回路と前記発振回路の発生する定期的なパルス列を逓倍する位相固
    定ループ(PLL)により構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の電子装置。
  7. 前記有線伝送路は送受端にスイッチ手段を有し、送受方向を変更できることを特徴とす
    請求項1または2に記載の電子装置。
JP2004353663A 2004-12-07 2004-12-07 電子装置、信号伝送装置および無線通信端末 Expired - Fee Related JP4179272B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004353663A JP4179272B2 (ja) 2004-12-07 2004-12-07 電子装置、信号伝送装置および無線通信端末
US11/291,143 US20060121933A1 (en) 2004-12-07 2005-11-30 Electronic device, signal transmission device, and radio communication terminal

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004353663A JP4179272B2 (ja) 2004-12-07 2004-12-07 電子装置、信号伝送装置および無線通信端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006165951A JP2006165951A (ja) 2006-06-22
JP4179272B2 true JP4179272B2 (ja) 2008-11-12

Family

ID=36575008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004353663A Expired - Fee Related JP4179272B2 (ja) 2004-12-07 2004-12-07 電子装置、信号伝送装置および無線通信端末

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20060121933A1 (ja)
JP (1) JP4179272B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2437870B (en) * 2005-02-01 2009-03-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd Portable wireless apparatus
KR100780942B1 (ko) * 2005-08-26 2007-12-03 삼성전자주식회사 신호 전송 장치 및 신호 전송 방법
US7848719B2 (en) * 2006-05-12 2010-12-07 University Of Southern California Ultra-wideband variable-phase ring-oscillator arrays, architectures, and related methods
US7840199B2 (en) * 2006-05-12 2010-11-23 University Of Southern California Variable-phase ring-oscillator arrays, architectures, and related methods
KR100800717B1 (ko) * 2006-07-25 2008-02-01 삼성전자주식회사 휴대단말기에서 데이터 처리 방법 및 장치
JP5018726B2 (ja) * 2008-10-07 2012-09-05 ソニー株式会社 情報処理装置、及び信号伝送方法
US9148279B2 (en) * 2008-12-22 2015-09-29 Thomson Licensing Phase locking for multiple serial interfaces
US8831073B2 (en) 2009-08-31 2014-09-09 Sony Corporation Wireless transmission system, wireless communication device, and wireless communication method
RU2535917C2 (ru) * 2009-11-09 2014-12-20 Хуавэй Текнолоджиз Ко., Лтд. Способ, устройство и система для коррекции микроволновых сигналов
US8538358B1 (en) * 2012-05-15 2013-09-17 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy System and method for digitally controlling the launch of high-power broadband radio frequency waves with high linearity
US8548072B1 (en) * 2012-06-20 2013-10-01 MagnaCom Ltd. Timing pilot generation for highly-spectrally-efficient communications
JP2014160929A (ja) 2013-02-19 2014-09-04 Sony Corp 信号伝送ケーブル
CN109495408B (zh) * 2017-09-13 2021-06-22 瑞昱半导体股份有限公司 波特率跟踪及补偿装置与方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4965674A (en) * 1987-11-10 1990-10-23 Canon Kabushiki Kaisha Recording and reproducing system with selective matrix conversion
JPH0984141A (ja) * 1995-09-18 1997-03-28 Casio Comput Co Ltd 着信呼出装置
US5987060A (en) * 1997-06-13 1999-11-16 Innova Corporation System and method of radio communications with an up-down digital signal link
KR100278611B1 (ko) * 1998-07-29 2001-01-15 윤종용 에프피씨를 이용하는 엘씨디 모듈
JP3349490B2 (ja) * 2000-02-14 2002-11-25 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 画像表示方法、画像表示システム、ホスト装置、画像表示装置、およびディスプレイ用インターフェイス

Also Published As

Publication number Publication date
US20060121933A1 (en) 2006-06-08
JP2006165951A (ja) 2006-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060121933A1 (en) Electronic device, signal transmission device, and radio communication terminal
KR100854216B1 (ko) 정보 전송 방법, 전자 장치 및 무선 통신 단말
US8625639B2 (en) Information processing apparatus and signal transmission method
JP2007151099A (ja) 無線通信装置
KR100834182B1 (ko) 전자 장치 및 무선 통신 단말
JP3755530B2 (ja) 電子装置
JP2005204221A (ja) 電子装置
JP4687082B2 (ja) 電子装置および無線通信端末
JP3952022B2 (ja) 電子機器における情報伝送方式および電子機器
JP2010283813A (ja) 電子装置
JP4552762B2 (ja) 電子装置
JP4433081B2 (ja) 情報伝送システムおよび電子機器
JP4293071B2 (ja) 無線通信端末
JP3832497B2 (ja) 情報伝送方式、電子装置および半導体集積回路
JP4710989B2 (ja) 無線通信端末および無線通信制御方法
JP4466269B2 (ja) 電子装置および携帯型電子装置
JP3711458B1 (ja) 無線通信端末
JP4265617B2 (ja) 情報伝送システムおよび電子機器
JP4544203B2 (ja) 情報伝送方法、電子装置および半導体集積回路
JP4735055B2 (ja) 電子装置
JP2008092590A (ja) 電子装置及び通信方法
JP2008054079A (ja) パルス発生回路およびこの回路を用いた電子装置ならびにこの回路を用いる情報伝送方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070404

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080229

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080318

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080805

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080818

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees