JPH0723450A - コードレス電話機 - Google Patents

コードレス電話機

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Publication number
JPH0723450A
JPH0723450A JP5149215A JP14921593A JPH0723450A JP H0723450 A JPH0723450 A JP H0723450A JP 5149215 A JP5149215 A JP 5149215A JP 14921593 A JP14921593 A JP 14921593A JP H0723450 A JPH0723450 A JP H0723450A
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JP
Japan
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antenna
stub
cordless telephone
slave unit
master unit
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Pending
Application number
JP5149215A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Tanaka
徹哉 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0723450A publication Critical patent/JPH0723450A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人体が子機に密着してもアンテナと内部回路
との間でインピーダンスの整合がとれ、常に安定した通
話を行えるコードレス電話機を得る。 【構成】 子機2は、棒状のアンテナ1を備えており、
ケース2a内には、アンテナ1に接続された無線送受信
回路及び制御回路からなる内部回路5が配設されてお
り、アンテナ1には、切換えスイッチ4を介してスタブ
3が接続されている。子機2の使用状態によって、切換
えスイッチ4の接離を行い、スタブ3とアンテナ1とを
接続し、子機2のアンテナ1と内部回路5との間のイン
ピーダンス整合を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は親機と子機から成るコ
ードレス電話機に関し、特に子機のアンテナと内部回路
とのインピーダンス整合を行うことのできるコードレス
電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から電話回線に接続された親機と、
この親機に無線回線を介して接続された子機とを備える
コードレス電話機が知られている。
【0003】図10は、従来のコードレス電話機の親機
の構成を示すブロック図である。
【0004】親機11は、マイクロホン15と、スピー
カ16と、スイッチ等の入力部17と、表示部18と、
アンテナ19と、電話回線と接続される回線接続部22
等を備えており、ケース11a内には、マイクロホン1
5、スピーカ16及び回線接続部22に接続された通話
回路20と、入力部17及び表示部18に接続されたC
PU及びモデムを備える制御回路12とが設けられてい
る。更に、回線接続部22と制御回路12との間には着
信検出回路21が設けられており、制御回路12及び通
話回路20とアンテナ19との間には無線送信回路14
が設けられており、アンテナ19と制御回路12及び通
話回路20との間には無線受信回路13が設けられてい
る。
【0005】図11は、従来のコードレス電話機の子機
の外観を示す斜視図であり、図12は、従来のコードレ
ス電話機の子機の構成を示すブロック図である。
【0006】子機2は、スピーカ33と、マイクロホン
34と、スイッチ等の入力部36と、表示部37と、ア
ンテナ1とを備えており、ケース2a内には、アンテナ
1が受けた無線信号を受信する無線受信回路38が設け
られており、無線受信回路38には、受信した信号を増
幅する低周波増幅回路31が接続されており、低周波増
幅回路31はスピーカ33に接続されている。更に、マ
イクロホン34には、音声信号を増幅する低周波増幅回
路32が接続されており、低周波増幅回路32には、無
線送信回路39が接続されており、無線送信回路39は
アンテナ1に接続されている。また、入力部36及び表
示部37には、CPU及びモデムを備える制御回路35
が接続されており、制御回路35は、低周波増幅回路3
1、無線受信回路38及び無線送信回路39に接続され
ている。
【0007】図13は、親機11と子機2との間でやり
取りされる制御信号の一般的なデータフォーマットを示
す図であり、131はビットごとの同期をとるためのビ
ット同期信号であり、132はフレーム毎の同期をとる
ためのフレーム同期信号であり、133は対になる親機
11と子機2のみに通信回線を接続するための呼び出し
信号(IDデータ)であり、134は通話やその他の機
能を実現するために親機11と子機2との間でやり取り
する情報を含むコマンドデータである。
【0008】次に動作を図10,12及び、図14,1
5のフローチャートを用いて説明する。
【0009】親機11は、入力部17のボタンなどによ
る内線の指示、外線の転送指示、または電話回線と接続
されている回線接続部22を通じて外線からの着信があ
ったか否か等、子機と通話を行うか否かを判断し(ステ
ップ1)、子機と通話を行うと判断した場合、子機2に
対して図13に示すようなデータフォーマットの制御信
号を通話要求信号として送信する(ステップ2)。一
方、子機2はオンフック時に待ち状態とキャリアセンス
状態とを繰り返す間欠受信を行っている。そして、前記
制御信号の送信は子機2の間欠受信間隔を考慮して、送
信のタイミングによって受信できないことがないように
何回か繰り返して送られる。
【0010】子機2の間欠受信の待ち状態の長さは、制
御回路35において計時され、キャリアセンス状態に変
わる時間になったか否かを判断し(ステップ11)、キ
ャリアセンス状態に変わる時間になったと判断した場
合、制御回路35は無線受信回路38の電源をオンし
(ステップ12)、親機11からの電波がきているか否
かを調べる(ステップ13)。そして、所定時間電波を
検出しなかったら、間欠受信終了のタイミングになった
か否かを判断し(ステップ14)、間欠受信終了のタイ
ミングになった場合、制御回路35は無線受信回路38
の電源をオフして待ち状態へと変化する(ステップ1
5)。
【0011】一方、親機11からの電波を検出したら連
続受信とし(ステップ16)、ビット同期信号131、
フレーム同期信号132、呼び出し信号133を確認
し、自分の親機11からの正しい信号であるか否かの判
断を行う(ステップ17)。自分の親機11からの正し
い信号であると判断した場合、コマンドデータ134の
内容をチェックし(ステップ18)、通話のための信号
である場合(ステップ19)、コマンドデータ134の
内容に応じた応答信号を送信し(ステップ20)、通話
に必要な手続きを行う(ステップ21)。この際、子機
の使用者は、子機2を保持して通話を行う。
【0012】なお、上述ステップ19において、通話の
ための信号でない場合、指定された処理を行い(ステッ
プ22)、ステップ11へ戻る。
【0013】それから、親機11は応答信号を受信した
か否かを判断し(ステップ3)、応答信号を正しく受信
したら、ベル鳴動やオンフック確認などの通話に必要な
手続きの後(ステップ4)、親機11と子機2との間、
もしくは親機11と介して子機2で外線と通話を行う
(ステップ5)。通話終了後オンフックされたら、子機
2は再び間欠受信を行う。
【0014】なお、上述ステップ3において、応答信号
を受信しない場合、予め設定された所定の制限時間を制
御回路12において計時し、応答信号待ちの制限時間が
経過したか否かを判断し(ステップ6)、制限時間内に
応答信号を受信しなかったり、応答信号が正しくなかっ
たときは、通話不能を表示部18により表示またはスピ
ーカ16を通じて音声などにより報知する(ステップ
7)。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来のコードレス電話
機は、以上のように構成されている。そして、親機及び
子機はそれぞれアンテナと内部回路(無線送信回路、無
線受信回路等を含む)との間で発生するインピーダンス
の不整合を整合回路(スタブ回路)を設けて、コードレ
ス電話機としては常にインピーダンス整合のとれた状態
になるように設定されている。
【0016】しかし、子機は手で保持または頭部に密着
した状態で使用することが通常であり、この様に使用し
た場合、人体との接触によりインピーダンスが変化し、
子機のアンテナと内部回路との間でインピーダンス不整
合状態となり、通信性能が劣化するという問題点があっ
た。
【0017】更に、子機がホイップアンテナなどの電界
アンテナを使用している場合は、人体が近付くと電波の
放射パターンが変化してしまい、利得が劣化するという
問題点があった。
【0018】この様なコードレス電話機の通信性能の劣
化に対して、特開平3−184429号公報には、使用
状態によって変化する通信特性に対して最良の受信特性
を確保するために、第1,第2のRFコネクタを設け、
任意のアンテナを接続可能にした携帯無線電話装置の構
成が開示されている。
【0019】しかし、主に室内で使用されるコードレス
電話機は携帯無線電話装置のように受信特性が極端に変
化することはない。また、インピーダンスの変化は子機
に対する人体の密着の仕方により使用の度に変わる。ま
た、親機と子機の通信は子機の人体の接離に関係なく行
われ、子機の使用状態に適した迅速なインピーダンス整
合が要求されている。従って、コードレス電話機に対し
て、携帯無線電話装置のように接続するアンテナを変更
することは実用的ではなかった。
【0020】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、使用者の人体が子機に密着して
もアンテナと内部回路との間でインピーダンスの整合が
とれ、常に安定した通話を行えるコードレス電話機を得
ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコードレス
電話機は、第1として電話回線に接続された親機と、こ
の親機に無線回線を介して接続された子機とを備えるコ
ードレス電話機において、前記子機のアンテナと内部回
路とのインピーダンス整合をとるスタブと、前記スタブ
とアンテナとの接離を行う切換えスイッチと、を前記子
機に備えることを特徴とするものであり、第2としてコ
ードレス電話機において、子機のアンテナと内部回路と
のインピーダンス整合をとる複数種類のスタブから成る
スタブ群と、複数種類のスタブの内の所望のスタブの選
択およびスタブとアンテナとの接離の少なくとも一方を
行う選択スイッチと、を前記子機に備えることを特徴と
するものである。
【0022】また、第3としてコードレス電話機におい
て、子機のアンテナと内部回路とのインピーダンス整合
をとる複数種類のスタブから成るスタブ群と、前記親機
からの受信信号の強度を検出して、受信信号の強度が所
定しきい値よりも小さい場合に前記複数種類のスタブを
順次切り換えてアンテナに接続する受信信号強度検出回
路と、を前記子機に備えることを特徴とするものであ
り、第4としてコードレス電話機において、子機のアン
テナと内部回路とのインピーダンス整合をとる複数種類
のスタブから成るスタブ群と、前記親機からの受信信号
の強度を検出して、受信信号の強度が所定しきい値より
も小さい場合に前記複数種類のスタブを順次切り換えて
アンテナに接続する受信信号強度検出回路と、前記スタ
ブとアンテナの接離を行う切換えスイッチと、を前記子
機に備えることを特徴とするものである。
【0023】さらに、第5としてコードレス電話機にお
いて、コードレス電話機において、子機の棒状のアンテ
ナに対して摺動自在なスタブを設け、該スタブを前記棒
状アンテナの最上部に移動させたときにループアンテナ
を形成することを特徴とするものであり、第6として、
コードレス電話機において、親機からの電波を受信する
微小ループアンテナと、微小ループアンテナに接触して
微小ループアンテナと内部回路とのインピーダンス整合
をとる金属板と、を前記子機に備えることを特徴とする
ものである。
【0024】
【作用】本発明のコードレス電話機は子機にアンテナと
内部回路とのインピーダンス整合をとるスタブと、スタ
ブとアンテナとの接離を行う切換えスイッチとを設けた
ので、切換えスイッチによって通話時のみスタブを接続
することができるので、必要に応じてアンテナと内部回
路とのインピーダンス整合を容易に行うことができる。
【0025】また、複数種類のスタブを有するスタブ群
を設けて、順次スタブを切換えることによってインピー
ダンス整合を行うので、最良のインピーダンス整合を容
易に行うことができる。さらに、複数種類のスタブを順
次切り換えてアンテナに接続する受信信号強度検出回路
を設けたので、最良のインピーダンス整合を自動で行う
ことができる。
【0026】また、スタブを棒状のアンテナに摺動自在
に設け、該アンテナの最上部にスタブを移動した時に、
ループアンテナを形成するので磁界アンテナと成り人体
が近付くことによって電波の放射パターンが大きくな
り、人体が密着しても人体による利得劣化を少なくする
ことができる。
【0027】さらに、子機に設けられた微小ループアン
テナに該微小ループアンテナに対して摺動可能なインピ
ーダンス整合用の金属板を設けたので、微小ループアン
テナと内部回路とのインピーダンス整合をとり、子機に
人体が接触してもアンテナと内部回路とのインピーダン
ス整合を容易にとることができる。
【0028】
【実施例】以下、この発明の実施例を図を用いて説明す
る。
【0029】図1は本発明に係る第1実施例のコードレ
ス電話機を示す概略構成図である。子機2は、棒状のア
ンテナ1を備えており、ケース2a内には、アンテナ1
に接続された無線送受信回路及び制御回路からなる内部
回路5が配設されている。本実施例の特徴とするところ
は、アンテナ1にケース2aの表面に設けられた不図示
の摺動子によって開閉するスイッチ4を介してインピー
ダンス整合をとるスタブ3が接続されているところであ
る。このスタブ3は使用者が子機2を把持したり頭部に
密着させたりして、人体に接触させた場合にインピーダ
ンス整合をとることができるように調整されている。
【0030】次に、本実施例の作用について説明する。
【0031】通常スイッチ4は子機2が使用者と非接触
で動作する場合(オンフック状態で親機と子機の間で通
信が行われる場合)切られており、スタブ3はアンテナ
1から離間して、子機2は所定のインピーダンス整合が
行われた状態に成っている。そして、使用者が子機2を
手で保持して人体の影響によってインピーダンス不整合
が生じた場合、使用者は通話中にスイッチ4をオンする
と、スタブ3とアンテナ1とが接続し、子機2のアンテ
ナ1と内部回路5との間のインピーダンスは整合状態と
なる。これにより、通信性能の劣化を防止することがで
きる。
【0032】図2は本発明に係る第2実施例のコードレ
ス電話機を示す概略構成図である。子機2は、棒状のア
ンテナ1を備えており、ケース2a内には、アンテナ1
に接続された無線送受信回路及び制御回路からなる内部
回路5が配設されており、アンテナ1にはインピーダン
ス整合をとるスタブ40が接続されている。そして、ス
タブ40には、図2(B)に詳示するように、接点40
aが設けられており、該接点40aと位置Pで接触する
ように複数の接点(本実施例では4個の接点41a〜4
1d)を備えた選択スイッチとしてのロータリースイッ
チ41が軸41eを中心に回転自在に支持されている。
このロータリースイッチ41の縁部に備えられた接点4
1a〜41dには、長さの異なるスタブ42a〜42d
が接続されておりスタブ群が形成されている。そして、
スタブ40とスタブ42a〜42dの内のいずれかが接
続することにより複数種類のスタブを構成している。
【0033】このように構成される第2実施例では使用
者が子機2を手で保持して通話中に、インピーダンス不
整合により通話性能が劣化した場合、使用者は、ケース
2aから露出したロータリースイッチ41の一部分を回
転させる。すると、スタブ40の接点40aに接点41
a〜41dを介してスタブ42a〜42dの内のいずれ
かが接続され、スタブ全体の長さが変化し、子機2のア
ンテナ1と内部回路5との間のインピーダンスの調整を
順次行っていく。そして、最良の通信性能が得られる位
置でロータリースイッチ41の回転を停止し、インピー
ダンス整合状態となる。これにより、通信性能の劣化を
防止することができる。
【0034】図3は本発明に係る第3実施例のコードレ
ス電話機を示す概略構成図である。子機2は、第2実施
例で示したコードレス電話機と同様な構成を有し、棒状
のアンテナ1を備えており、ケース2a内には、アンテ
ナ1に接続された無線送受信回路及び制御回路からなる
内部回路5が配設され、図2(B)に詳示した複数のス
タブを備えたロータリースイッチ41が設けられてい
る。本実施例では、アンテナ1とロータリースイッチ4
1との間にケース2aの表面に設けられた不図示の摺動
子によって開閉するスイッチ42を設けている。
【0035】子機2のオンフック時には、通常スイッチ
4は切られており、スタブ40はアンテナ1から離間し
て、子機2は所定のインピーダンス整合が行われた状態
に成っている。そして、使用者が子機2を手で保持して
人体の影響によってインピーダンス不整合が生じて通話
性能が劣化した場合、使用者は通話中にスイッチ42を
オンすると、スタブ40とロータリースイッチ41に設
けられた複数のスタブから成るスタブをアンテナ1に接
続することが可能となり、最良のインピーダンス整合を
行うことができる。従って、子機2が人体と接触してい
る状態と非接触の状態とで、それぞれ適したインピーダ
ンス整合を行うことができる。
【0036】図4は本発明に係る第4実施例のコードレ
ス電話機を示す概略構成図である。子機2は、棒状のア
ンテナ1を備えており、ケース2a内には、アンテナ1
に接続された無線送受信回路及び制御回路からなる内部
回路5が配設されており、アンテナ1にはインピーダン
ス整合をとるスタブ40を介して複数種類のスタブを内
蔵したスタブ回路44が接続されている。そして、スタ
ブ回路44には、親機からの受信信号の強度を検出する
受信信号強度検出回路43が接続されており、受信信号
強度検出回路43は、受信信号の強度が所定しきい値よ
りも小さい場合にスタブ回路44を順次切り換え接続す
るようになっている。
【0037】次に、本実施例の作用を図5のフローチャ
ートに沿って説明する。
【0038】使用者が子機2を手で保持して通話中に、
インピーダンス不整合により通話性能が劣化した場合、
受信信号強度検出回路43は、受信信号の強度が予め設
定された所定しきい値よりも低くなったか否か判断し
(ステップ31)、低くなった場合、受信信号強度検出
回路43は、スタブ回路44を切り換え(ステップ3
2)、スタブ40に接続する。この際、スタブの番号や
受信レベルを記憶しておく(ステップ33)。
【0039】次に、再度受信信号の受信レベルが予め設
定された所定しきい値よりも低いか否かを判断し(ステ
ップ34)、低い場合、受信信号強度検出回路43は、
スタブ回路44を順次切り換え、補正された受信レベル
としきい値との比較を順次行う。そして、補正された受
信レベルがしきい値より大きくなることなくスタブ回路
44のすべてのスタブを切り換えた場合は(ステップ3
5)、最も受信レベルの大きかったスタブに接続する
(ステップ36)。
【0040】これにより、子機2のアンテナ1と内部回
路5との間のインピーダンスは自動的に整合状態とな
り、通信性能の劣化を防止することができる。
【0041】図6は本発明に係る第5実施例のコードレ
ス電話機を示す概略構成図である。子機2は、第5実施
例とほぼ同じ構成を有している。つまり棒状のアンテナ
1を備えており、ケース2a内には、アンテナ1に接続
された無線送受信回路及び制御回路からなる内部回路5
が配設されており、アンテナ1にはスタブ40を介して
複数種類のスタブを内蔵したスタブ回路44が接続され
ている。そして、スタブ回路44には、親機からの受信
信号の強度を検出する受信信号強度検出回路43が接続
されており、受信信号強度検出回路43は、受信信号の
強度が所定しきい値よりも小さい場合にスタブ回路44
を切り換え接続するようになっている。本実施例では、
アンテナ1とスタブ回路44との間にケース2aの表面
に設けられた不図示の摺動子によって開閉するスイッチ
42を設けている。
【0042】子機2のオンフック時には、通常スイッチ
4は切られており、スタブ40はアンテナ1から離間し
て、子機2は所定のインピーダンス整合が行われた状態
に成っている。そして、使用者が子機2を手で保持して
人体の影響によってインピーダンス不整合が生じて通話
性能が劣化した場合、使用者は通話中にスイッチ42を
オンすると、アンテナ1はスタブ40、スタブ回路44
及び受信信号強度検出回路43と接続することが可能と
なり、前述したように最良のインピーダンス整合を行う
ことができて、通信性能の劣化を防止することができ
る。なお、子機2がオンフック時(人体と非接触の時)
は、インピーダンスの不整合は起こらず、スタブ調整の
必要がないので、スイッチ4をオフしてスタブ40をア
ンテナ1から切り離すと共に、受信信号強度検出回路4
3の動作を停止させ、人体と非接触の時のインピーダン
ス整合動作によるバッテリー浪費を防止することができ
る。
【0043】図7、図8は本発明に係る第6実施例のコ
ードレス電話機を示す概略構成図である。
【0044】子機2は、棒状のアンテナ6を備えてお
り、ケース2a内には、アンテナ6に接続された無線送
受信回路及び制御回路からなる内部回路5が配設されて
おいる。また、アンテナ6には、スタブ7がアンテナ6
に対して摺動自在に係合されて、図7(A)〜(C)に
示すようにスタブ7をアンテナ6の上端部まで摺動させ
た時にアンテナ6とスタブ7とによって、ループアンテ
ナを形成することができる。つまり、ループアンテナは
磁界アンテナとして機能し、人体が近付くことによって
と電波の放射パターンが大きくなり、アンテナ利得を向
上させることができる。従って、子機を人体に接触させ
る時にアンテナをループアンテナにすることによって、
アンテナ6が単体で機能していた時に人体が近付くこと
によって劣化した通信性能を回復することができる。
【0045】アンテナ6と摺動自在なスタブ7との係合
例を図8に示す。図8(A)は、スタブ7の先端7aは
リング状となっており、先端7aはアンテナ6に外嵌さ
れており、スタブ7の先端7aはアンテナ6に沿って摺
動するようになっている。更に、スタブ7は、この先端
7aと、ほぼ直角に屈曲された中央部7bと、下端部7
cとにより構成されており、下端部7cは、垂直に配置
されたグランド8に対して摺動し得るようになってい
る。従って、スタブ7を最上部に移動させた場合、棒状
のアンテナ6とスタブ7とによりループアンテナが容易
に形成することができる。また、図8(B)に示すよう
に、スタブ7の先端がアンテナ6に穿設された長溝6a
に係合させて、それに沿って摺動するようにしてもよ
い。
【0046】図9は本発明に係る第7実施例のコードレ
ス電話機を示す概略構成図である。子機2は、ループア
ンテナ9を備えており、ケース2a内には、ループアン
テナ9に接続された無線送受信回路及び制御回路からな
る内部回路5が配設されている。アンテナ6には、昇降
自在に支持された略U字形状の金属板10が接触してお
り、金属板10は、人体が子機2を保持した時に上昇し
てアンテナ9と接触することによって、アンテナ9と内
部回路5との間のインピーダンス整合を行うことができ
るように選択されている。なお、上述実施例において
は、金属板10を略U字形状としたが、これに限らず、
平板状でもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に基づくコ
ードレス電話機によれば、子機に切換えスイッチによっ
て必要に応じて接離することのできるアンテナと内部回
路とのインピーダンス整合をとるスタブを設けたので、
通話中に子機が人体に接触することによって発生したイ
ンピーダンス不整合を容易にインピーダンス整合状態に
することが可能である。
【0048】また、複数種類のスタブを有するスタブ群
を設けて、順次スタブを切換えることによってインピー
ダンス整合を行うことができるので、使用状態に合わせ
た最良のインピーダンス整合を容易に行うことが可能と
なる。さらに、複数種類のスタブを順次切り換えてアン
テナに接続する受信信号強度検出回路を設けたので、最
良のインピーダンス整合を自動で行うことができる。ま
た、受信信号強度検出回路を設けた場合でも、切換えス
イッチによって必要な時のみスタブの切り替えを行うの
で、自動切換えによるバッテリーの浪費を防止すること
ができる。
【0049】また、スタブを棒状のアンテナに摺動自在
に設け、該アンテナの最上部にスタブを移動した時に、
ループアンテナを形成するので磁界アンテナと成り人体
が近付くことによって電波の放射パターンが大きくな
り、人体が密着しても人体による利得劣化を少なくする
ことができる。
【0050】さらに、子機に設けられた微小ループアン
テナに該微小ループアンテナに対して摺動可能なインピ
ーダンス整合用の金属板を設けたので、微小ループアン
テナと内部回路とのインピーダンス整合をとり、子機に
人体が接触してもアンテナと内部回路とのインピーダン
ス整合を容易にとることができる。
【0051】従って、インピーダンスの特性劣化を防
ぎ、安定した通話を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコードレス電話機の第1実施例を
説明する子機の概略図である。
【図2】本発明に係るコードレス電話機の第2実施例を
説明する概略図であり、(A)は子機の概略図であり、
(B)はローラリースイッチの概略図である。
【図3】本発明に係るコードレス電話機の第3実施例を
説明する子機の概略図である。
【図4】本発明に係るコードレス電話機の第4実施例を
説明する子機の概略図である。
【図5】本発明に係るコードレス電話機の第4実施例の
受信信号強度検出回路の動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明に係るコードレス電話機の第5実施例を
説明する子機の概略図である。
【図7】本発明に係るコードレス電話機の第6実施例を
説明する概略図であり、(A),(B),(C)は子機
の備えられた摺動可能なスタブの移動状態説明する概略
図である。
【図8】本発明に係るコードレス電話機の第6実施例を
説明する概略図であり、(A),(B)は子機の備えら
れた摺動可能なスタブとアンテナとの係合例を示す概略
図である。
【図9】本発明に係るコードレス電話機の第7実施例を
説明する概略図であり、(A)は子機の概略頭であり、
(B)は金属板の摺動状態を示す斜視図である。
【図10】従来のコードレス電話機の親機の構成を示す
ブロック図である。
【図11】一般的なコードレス電話の子機の外観を示す
斜視図である。
【図12】従来のコードレス電話機の子機の構成を示す
ブロック図である。
【図13】従来、親機と子機との間でやり取りされる制
御信号の一般的なデータフォーマットを示す図である。
【図14】従来のコードレス電話機の親機における動作
を示すフローチャートである。
【図15】従来のコードレス電話機の子機における動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、6、9、 アンテナ 2 子機 2a ケース 3、7、40、42a〜42d スタブ 4、42 スイッチ 5 内部回路 10 金属板 41 ロータリースイッチ 43 受信信号強度検出回路 44 スタブ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 1/18 A 9298−5K H04Q 7/38

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線に接続された親機と、この親機
    に無線回線を介して接続された子機とを備えるコードレ
    ス電話機において、 前記子機のアンテナと内部回路とのインピーダンス整合
    をとるスタブと、 前記スタブとアンテナとの接離を行う切換えスイッチ
    と、 を前記子機に備えることを特徴とするコードレス電話
    機。
  2. 【請求項2】 電話回線に接続された親機と、この親機
    に無線回線を介して接続された子機とを備えるコードレ
    ス電話機において、 前記子機のアンテナと内部回路とのインピーダンス整合
    をとる複数種類のスタブから成るスタブ群と、 前記複数種類のスタブの内の所望のスタブの選択および
    スタブとアンテナとの接離の少なくとも一方を行う選択
    スイッチと、 を前記子機に備えることを特徴とするコードレス電話
    機。
  3. 【請求項3】 電話回線に接続された親機と、この親機
    に無線回線を介して接続された子機とを備えるコードレ
    ス電話機において、 前記子機のアンテナと内部回路とのインピーダンス整合
    をとる複数種類のスタブから成るスタブ群と、 前記親機からの受信信号の強度を検出して、受信信号の
    強度が所定しきい値よりも小さい場合に前記複数種類の
    スタブを順次切り換えてアンテナに接続する受信信号強
    度検出回路と、 を前記子機に備えることを特徴とするコードレス電話
    機。
  4. 【請求項4】 電話回線に接続された親機と、この親機
    に無線回線を介して接続された子機とを備えるコードレ
    ス電話機において、 前記子機のアンテナと内部回路とのインピーダンス整合
    をとる複数種類のスタブから成るスタブ群と、 前記親機からの受信信号の強度を検出して、受信信号の
    強度が所定しきい値よりも小さい場合に前記複数種類の
    スタブを順次切り換えてアンテナに接続する受信信号強
    度検出回路と、 前記スタブとアンテナの接離を行う切換えスイッチと、 を前記子機に備えることを特徴とするコードレス電話
    機。
  5. 【請求項5】 電話回線に接続された親機と、この親機
    に無線回線を介して接続された子機とを備えるコードレ
    ス電話機において、 前記子機の棒状のアンテナに対して摺動自在なスタブを
    設け、該スタブを前記棒状アンテナの最上部に移動させ
    たときにループアンテナを形成することを特徴とするコ
    ードレス電話機。
  6. 【請求項6】 電話回線に接続された親機と、この親機
    に無線回線を介して接続された子機とを備えるコードレ
    ス電話機において、 前記親機からの電波を受信する微小ループアンテナと、 微小ループアンテナに接触して該微小ループアンテナと
    内部回路とのインピーダンス整合をとる金属板と、 を前記子機に備えることを特徴とするコードレス電話
    機。
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