JPS639921Y2 - - Google Patents

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JPS639921Y2
JPS639921Y2 JP7851782U JP7851782U JPS639921Y2 JP S639921 Y2 JPS639921 Y2 JP S639921Y2 JP 7851782 U JP7851782 U JP 7851782U JP 7851782 U JP7851782 U JP 7851782U JP S639921 Y2 JPS639921 Y2 JP S639921Y2
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light
lens
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JP7851782U
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【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は新規な車輌用灯具に関し、光源からの
光をレンズ面上に均一に投射してレンズ面におけ
る光度を均一にし、良好な配光が得られ、しかも
意匠的効果も増大する新規な車輌用灯具を提供し
ようとするものである。
従来技術及び問題点 車輌用灯具、例えば自動車の前照灯において、
従来一般に、反射鏡とその前面を覆うレンズで構
成される灯室内に光源を置き、この光源からの光
をレンズに投射してここで必要な屈折拡散等を行
ない、指向性を与えて所定の配光を得るものであ
るが、そのレンズに対して光源から投射される光
は、レンズ面に均等に投射されておらず、レンズ
面の光度は均一になつてはいない。これについて
詳細に説明すると、第1図は従来の車輌用灯具を
示し、aは放物面鏡をなす反射鏡、bはその反射
鏡aの放物面の軸c上の焦点位置に配置された光
源であり、dは反射鏡前方を覆うように設けられ
たレンズである。このような灯具において、光源
bから出た光の一部は反射鏡aにおける反射を介
することなく直射光eとして前方のレンズdに投
射され、又他の一部は反射鏡aで反射された反射
光fとして前方のレンズdに投射される。又該反
射光fの光束密度は反射鏡aの低頂部gつまり放
物面軸c付近において最も密度が高く、周辺に向
うに従つて密度が低くなる。すなわち、レンズd
を正面から見たとき、レンズの中心部hにおいて
は光源bからの直射光eと光束密度の高い反射光
fが投射され、レンズの周辺部においては光束密
度の低い反射光fのみが投射され、これによつて
レンズd面における光度の分布はレンズ中央部で
局部的に高く、周辺部では著るしく低くなつてし
まい均一な光度が得られない。従つて、所望の配
光を得ようとする場合、レンズdに果される負荷
が大きくなるという問題があるし、仮にレンズd
の設計にかなりの無理をしても良好な配光が得ら
れないという問題がある。又、このように局部的
に光度が高い灯具を自動車に用いると、対向車等
に与える眩惑が著るしく交通の安全を妨げる原因
となる。一方、このような光度ムラを解決するた
めにレンズを二重構造としてその局部的明るさを
補正する手段もあるが、構成が複雑なわりに大し
た効果は得られない。
問題点を解決するための手段 そこで本考案は、レンズに投射される光源から
の光を略反射光のみとして、レンズ面における光
度の分布をできるだけ均一にし、良好な配光がえ
られるようにし、その上意匠的効果も増大する新
規な車輌用灯具を提供しようとするもので、灯室
の両側部に反灯室側に突出した凹部を形成し、該
凹部内にそれぞれ焦点を有する回転放物面鏡を少
なくとも一対設けて反射鏡を構成し、該各回転放
物面鏡の略焦点位置に光源を配置し、反射鏡の前
面開口部をレンズにて覆つたことを特徴とする。
考案の説明 以下に本考案車輌用灯具の詳細を添付図面に示
した実施例に従つて説明する。
考案の原理 尚、説明の便宜上、本考案車輌用灯具に用いる
反射鏡の構造原理を最初に述べる。
第2図は本考案車輌用灯具に用いる反射鏡の構
造原理を示すものである。既知のとおり放物線は
軸1の左右が対象である一対の放物曲線2,2か
らなり、この左右いずれか一方の放物曲線を該軸
1を回転軸として360゜回転すれば該軸1上に光学
的焦点3をもつ略腕状の回転放物面4が得られ、
この内面に光を反射する反射面を形成すれば該軸
1を光軸とする所謂回転放物面鏡が得られる。そ
して、この回転放物面鏡を、該光軸1を通る平面
で2分割すれば、一側に該回転放物面鏡の光軸1
及び底頂部5を有し他側に該回転放物面鏡の円周
開口縁部6を有する半回転放物面鏡(以下、単に
「半回転放物面鏡」と称する)7が得られる。従
つて、この半回転放物面鏡7はその鏡面のいずれ
の部分をとつてみても、焦点3との焦点関係を維
持する限り、該焦点から出射する光は上記光軸1
と平行な反射光として反射する。本考案車輌用灯
具は、このようにして得られる半回転放物面鏡を
反射鏡として用いるものである。
実施例 第3図は、本考案車輌用灯具の実施例8を示す
ものである。図中9及び10はそれぞれ上記した
のと同様の半回転放物面鏡であり、その放物面の
各光軸11及び12は灯室13の両側面部14及
び15に形成されたバルブ収納凹部28及び29
内を通つており、従つてその光学的焦点も前記バ
ルブ収納凹部28及び29内に位置する。そして
各半回転放物面鏡9及び10のそれぞれの円周開
口縁16,17は灯室の中央において稜線18を
形成する毎くに接合され、又各回転放物面鏡9及
び10のそれぞれの底頂部19,20は灯室13
の両側面部14及び15の最奥部に位置し、こう
して該灯室13を略左右に2分する如き反射鏡2
1が形成される。22は、該反射鏡21の前面開
口を覆うように配置されたレンズで、その内面に
は所定の屈折拡散作用を行なうレンズステツプ2
3,23……が形成されている。24及び25は
半回転放物面鏡9及び10の各焦点位置にフイラ
メント26,27が位置するように配置された白
熱電球等の光源であり、灯室13の両側面部14
及び15に形成されたバルブ収納凹部28,29
内に収納されている。
上記した本考案に係る車輌用灯具8において
は、灯具の灯室両側部に反灯室側に突出した凹部
を形成し、該凹部内にそれぞれ光学的焦点をもつ
半回転放物面鏡9,10を左右一対設けて反射鏡
21を形成し、その各焦点位置に光源を配置した
ものであるから、各光源24及び25から出た光
は、直射光としてレンズ22面に垂直に即ち反射
鏡21の光軸11又は12と平行に投射されるこ
とが全く無く、レンズ22面に垂直に投射される
光は、全て一且反射鏡21によつて反射された反
射光のみとなる。従つて、レンズ22面において
は光源24及び25からの直射光が局部的に集中
することがなく、レンズ22面における光度の分
布はほぼ均一となる。
上記のようにして、レンズ22面に対してほぼ
均一に投射された光源24及び25からの反射光
束は、該レンズ22面に形成したレンズステツプ
23,23……によつて適宜屈折拡散され、指向
性を与えられて、所定の配光パターンを形成し、
所定の照度分布による配光特性が得られる。又、
上記車輌用灯具8における光源すなわち電球の取
付位置は灯室の側面に内蔵される構造となるか
ら、レンズ22正面側から灯具を見る場合、その
電球が見えず、デザイン上すつきりとした状態と
なる。
なお、上述した実施例においては、反射鏡21
を構成する一対の半回転放物面鏡9及び10を灯
具の左右方向に設け、光源24及び25を灯室の
左右両側面部14,15に設けたが、本考案車輌
用灯具は、この実施例に限らず、半回転放物面鏡
を灯具の上下方向に一対設け、灯室の上下の両側
面部に光源を設けるようにしてもよいし、場合に
よつては灯室の上下方向及び左右方向に即ち2対
の半回転放物面鏡を設けて宜く、この場合、レン
ズ面における光度の分布は一層均一なものとな
る。
応用例 1 第4図は本考案車輌用灯具の別の実施例を示す
ものである。
この実施例においては、バルブ収納凹部29,
28内に、即ち、灯室13の側面部15,14よ
り更に外側に半回転放物面鏡10,9の焦点が存
在し、そして、該焦点位置に光源25,24のフ
イラメント27,28が位置するようにされてお
り、更に、バルブ収納凹部29,28の開口側の
前端部からは遮光部32が突出されている。そし
て該遮光部32の後端は光源25,24のフイラ
メント27,28と半回転放物面鏡10,9の接
合部(稜線)18とを結んだ線に接するか、該線
より僅かに後方にあるようにされている。
このように構成することによつて、光源25,
24からの直射光は灯具前方へ出射されず、反射
鏡21で反射された光のみが出射され、従つて、
出射光のコントロールが容易となり、レンズ設計
が楽になる。
尚、第4図には灯具の右半分だけを示し左半分
の図示を省略してあるが、左半分においても同様
に構成されている。
応用例 2 第5図は第4図に示した実施例の応用例であ
る。即ち、走行ビームとすれ違いビームとの両方
のビームを照射できる自動車用前照灯として応用
したものである。
図面において、右側のバルブ収納凹部29内に
は2つのフイラメント33及び34を備えた光源
用の電球35が配置されている。そして、フイラ
メント33は走行ビーム用のもので、半回転放物
面鏡10の略焦点位置に配置され、フイラメント
34はすれ違いビーム用のもので、半回転放物面
鏡10の焦点より前側(レンズ22側)で、か
つ、該焦点を通る軸線より上側、即ち、路面から
遠ざかる方向に外れた位置に配置されている。
このような実施例において、すれ違いビーム用
フイラメント34を点灯すると、その光は半回転
放物面鏡10によつて反射され図面において右側
へかつ下方向に傾斜して照射される。
尚、この灯具の左側では、図示していないがバ
ルブ収納凹部内に配置される光源用電球のすれ違
いビーム用フイラメントは左側の半回転放物面鏡
9の焦点位置より後側、即ち反レンズ側でかつ該
焦点を通る軸線より上側、即ち路面から遠ざかる
方向に外れた位置に配置されている。従つて、左
側のすれ違いビーム用フイラメントから出射さ
れ、左側の半回転放物面鏡によつて反射された光
も、右側におけるすれ違いビームと同様に右向き
かつ下向きに照射される。
このような第5図に示した車輌用灯具において
は、すれ違いビームの照射に関して反射鏡21の
全反射面を有効に使うことができ、きわめて効率
の良い照射を行なうことができる。
尚、第5図の実施例において、左右のどちらか
一方の電球をシングルフイラメント(走行ビーム
用のみ)のものとしても良い。
効 果 以上に記載したように、本考案車輌用灯具にお
いては、灯室の両側部に反灯室側に突出した凹部
を形成し、該凹部内にそれぞれ焦点を有する回転
放物面鏡を少なくとも一対設けて反射鏡を構成
し、該各回転放物面鏡の略焦点位置に光源を配置
し、反射鏡の前面開口部をレンズにて覆つたの
で、光源からの光をレンズ面に均一に投射して、
レンズ面における光度を均一にすることができる
から、良好な配光が得られ、又、自動車の前照灯
に用いた場合には、対向車輌への眩惑を和らげ交
通の安全に寄与し、しかも灯具の意匠的効果も増
大するといつた優れた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車輌用灯具の一例を示すもの
で、Aは正面図、BはA図のB−B線に沿つて切
断した平面図、第2図は本考案車輌用灯具に用い
る反射鏡の構造原理を説明するために示したもの
で、Aは放物線を示す平面図、Bは回転放物面を
示す斜視図、第3図は本考案車輌用灯具の実施の
一例を示し、Aは正面図、BはAのB−B線に沿
つて切断した横断平面図。CはA図のC−C線に
沿つて切断した縦断側面図、第4図は本考案車輌
用灯具の別の実施例を示す右半分の横断平面図、
第5図は4図のものの変形例を示す右半分の横断
平面図である。 符号の説明、9……回転放物面鏡、10……回
転放物面鏡、13……灯室、14……側面部、1
5……側面部、21……反射鏡、22……レン
ズ、24……光源、25……光源、28……凹
部、29……凹部、35……光源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 灯室の両側部に反灯室側に突出した凹部を形成
    し、該凹部内にそれぞれ焦点を有する回転放物面
    鏡を少なくとも一対設けて反射鏡を構成し、該各
    回転放物面鏡の略焦点位置に光源を配置し、反射
    鏡の前面開口部をレンズにて覆つたことを特徴と
    する車輌用灯具。
JP7851782U 1982-05-28 1982-05-28 車輌用灯具 Granted JPS58182203U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7851782U JPS58182203U (ja) 1982-05-28 1982-05-28 車輌用灯具

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JP7851782U JPS58182203U (ja) 1982-05-28 1982-05-28 車輌用灯具

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Publication Number Publication Date
JPS58182203U JPS58182203U (ja) 1983-12-05
JPS639921Y2 true JPS639921Y2 (ja) 1988-03-24

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ID=30087723

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JP7851782U Granted JPS58182203U (ja) 1982-05-28 1982-05-28 車輌用灯具

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002343111A (ja) * 2001-05-18 2002-11-29 Stanley Electric Co Ltd 車両用信号灯具
JP5210180B2 (ja) * 2009-01-14 2013-06-12 スタンレー電気株式会社 車両用前照灯
JP2011065831A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明器具
US20110248617A1 (en) * 2010-04-12 2011-10-13 Tyntek Corporation Reflective light emitting diode lamp

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JPS58182203U (ja) 1983-12-05

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