JPS6344936A - 複合エマルジヨン及びその製造方法 - Google Patents

複合エマルジヨン及びその製造方法

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JPS6344936A
JPS6344936A JP61190146A JP19014686A JPS6344936A JP S6344936 A JPS6344936 A JP S6344936A JP 61190146 A JP61190146 A JP 61190146A JP 19014686 A JP19014686 A JP 19014686A JP S6344936 A JPS6344936 A JP S6344936A
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acid ester
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oil
emulsion
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JP61190146A
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Mitsuo Ezaki
光雄 江崎
Makoto Kobayashi
誠 小林
Tsugio Izumi
和泉 次夫
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Fuji Oil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、風味が極めて良好であり、長期間保存しても
乳化状態が安定であって且つ殺菌剤乃至防腐剤の添加に
頼ることなく腐敗に至る期間が延長された、水中油中水
型の複合エマルジョン及びその製造方法に関し、特に起
泡性のクリーム類としては勿論のこと、コーヒー用又は
チーズ用或いはプリン、アイスクリーム、ソフトクリー
ム等の冷菓用等に適した水中油中水型の複合エマルジョ
ン及びその製造方法に関する。
(従来技術) 従来、起泡性のクリーム類をはし2め、コーヒー用又し
オチーズ用或いはプリン、アイスクリーム、ソフトクリ
ーム等の冷菓用等に使用されてきた天然の生クリーム或
いはそれに類似した合成のクリーム類は水中浦型エマル
ジョンからなるもので、起泡性を有するクリーム類は、
通常油分が38〜47%程度、コーヒー用、冷菓用、調
理用のクリーム類は20〜40%程度のものが汎用され
−ζきたが、近年、低カロリー食品指向に伴って油分の
低いクリーム類が要求されるようになった。しかしなが
ら、単に油分を低下させるのみでは、風味に乏し7く濃
厚感がなくなるという欠点を有し7、特に起泡性クリー
ム類の場合ば、ホイップし難く、充分ホイップするのに
長時間を要するとともに、起泡物の組織のきめが粗く、
目っ造花性に劣り、戻り現象(自己再乳化現象)を起こ
す結果保形性が悪く、またオーバーランが高すぎてフカ
フカした食感及び味が水っぽい等の欠点がのられる。そ
の為、従来より乳化剤或いは多糖類等を多用することが
試みられてきたが、満足すべき晶IFFは得られていな
かった。
このような状況下において最近、ポリグリセリン脂肪酸
エステルの使用が食品添加物乳化剤として許可されるに
至り、油脂に親油性ポリグリセリン脂肪酸エステルを添
加した油相を使用して、先ず水中油型エマルジョンを形
成させ、次いで攪拌により転相させて油中水型となし、
これを水相に添加し混合乳化して、乳化系を水中油中水
型の二重乳化とすることによって、油脂分を20〜30
%程度にまで低下させる方法(特開昭59−62340
号)、或いは上記油相を使用して、直接油中水型エマル
ジョンを得、これと水相とを混合乳化して水中油中水型
の二重乳化とすることにより、同様に油脂分を低下させ
たコーヒークリームを製造する方法(特開昭60−16
542号)、及びホイップ用クリームを製造する方法(
特開昭60−16546号)が提案された。このような
二重乳化型のエマルジョンは、真の油分が20%であっ
ても、見掛けの油分は40%にまで上げたこととなり、
従来の油分40%の起泡性水中油型エマルジョンの品質
を油分20%で達成できるというものである。そこで、
本発明者らは親油性のポリグリセリン脂肪酸エステルを
使用して、水中油中水型の二重乳化型エマルジョンの製
造を試みたが、転相しなかったり、二重乳化の乳化系が
不充分であったりして、満足する乳化状態の安定な水中
油中水型のエマルジョンは容易に得られなかった。
就中、ポリグリセリン縮合リシノール酸エステルを使用
したものは、風味が重合臭を帯びていて好ましくないう
えに油脂分が15%以下の低油分でば起泡物の耐熱保形
性が悪く戻り現象(自己乳化)を生ずるという欠点を有
し、加えて従来の二重乳化型エマルジョンは超高温加熱
滅菌処理に耐え得ず、該滅菌処理により二重乳化の乳化
系が殆ど破壊されるという欠点を有する等、数多い問題
点を抱えていて、未だ実用的な商品価値のある水中油中
水型エマルジョンの工業的生産手段は確立されていなか
った。
(解決課題及び解決手段) 本発明者らは、如上の点に鑑み鋭意研究した結果、油相
中に長鎖の不飽和脂肪酸を主要構成脂肪酸とする蔗糖脂
肪酸エステル等の乳化剤を使用し、内水相に乳化安定剤
としてポリリン酸塩を使用することにより、また上記油
相と内水相とから調製した一次乳化物と他の外水相とを
別々に超高温加熱滅菌処理し、これらを無菌的に混合し
均質化することによって、如上する問題点を一掃するこ
とに成功した。
即ち本発明は、油相3〜50重量%、水相97〜50重
量%から成る水中油中水型の複合エマルジョンであって
、必須の親油性乳化剤として主要構成脂肪酸が炭素原子
数20〜26の不飽和脂肪酸である蔗糖脂肪酸エステル
、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂
肪酸エステル及びグリセリン脂肪酸エステルの−・種又
は二種界−にを含み、且つ内水相中にポリリン酸塩を含
む、7」−記複合エマルジョン、及びポリリン酸塩を添
加した水相(内水相)10〜70重量%と主要構成脂肪
酸が炭素原子数20〜26の不飽和脂肪酸である蔗糖脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレン
グリコール脂肪酸エステル及びグリセリン脂肪酸エステ
ルの一種又は二種以上を添加した油相90〜30重量%
とを混合乳化してfil製した一次乳化物を超高温加熱
滅菌処理し、別に乳化剤及び/又は乳化安定剤を添加し
た水相(外水相)を超高温加熱滅菌処理した後、両者を
全体の油脂骨が3〜50重量%となるように無菌的に混
合乳化、均質化することを特徴とする、水中油中水型の
複合エマルジョンの製造方法、である。
以下、本発明について詳述する。
先ず、本発明における一般的な製造法は以下の如くであ
る。
■1ち、初めにポリリン酸塩を添加した水相と主要構成
脂肪酸が炭素原子数20〜26の不飽和脂肪酸である蔗
糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピ
レングリコール脂肪酸エステル及びグリセリン脂肪酸エ
ステルの一種又は二種界−1−を添加した油相とを混合
乳化して油中水型エマルジョンを調製し、超高温加熱滅
菌処理(以下、U HT処理という)する。このエマル
ジョンの水相が、最終製品である水中油中水型エマルジ
ョンの内水相となる。
油脂は、従来水中油型エマルジョンの製造に適用される
動植物性油脂であればいかなる油脂であってもよく、こ
のような油脂原料として例えば、ナタネ油、大豆油、ヒ
マワリ種子油、綿実油、落花生油、米糠油、トウモロコ
シ油、ザフラワー油、オリーブ油、カポック油、ゴマ油
、月見草油、パーム油、シア脂、サル脂、カカオ脂、ヤ
シ浦、パーム核油等の植物性油脂並びに乳脂肪、牛脂、
ラード、魚油、鯨油等の動物性油脂が例示できる。
本発明においては、−ト記油脂類の単独油または混合浦
或いはそれらの硬化、分別、エステル交換等を施した加
工油脂が使用できるが、特に起泡性を有する複合エマル
ジぢンの製造を目的とする場合は、融点28〜40°C
のものが好ましい。
主要構成脂肪酸が炭素原子数20〜26の不飽和脂肪酸
である蔗糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル
、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びグリセリン
脂肪酸エステルは、その一種又は二種界」二をエマルジ
ョン全量に対しに0.1〜10重量%、好ましくは0.
5〜5重量%添加使用するのがよい。下限未満では安定
した水中油中水型エマルジョンができ即く、また上限を
越えると増粘し凝築現象を生ずる傾向にあるので、上記
範囲内で使用するのが適当であるが、特に低油分である
場合には多量に、また高油分である場合には少量使用す
るのがよい。本発明によれば、上記する親油性乳化剤の
HL Bが5以下のものであって、就中蔗糖脂肪エステ
ルを使用するのが好ましく、また炭素原子数が特に22
以七の不飽和脂肪酸を主要構成脂肪酸とする乳化剤を使
用するのが、特に乳化安定性に優れるので好ましい。な
お、他の乳化剤として飽和脂肪酸を主要構成脂肪酸とす
るボリグ1Jセリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール
脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル及び又はそ
の有機酸誘導体、例えば琥珀酸モノグリセリド、クエン
酸モノグリセリド、酒石酸モノグリセリド、ジアセチル
酒石酸モノグリセリド、リンゴ酸モノグリセリド及び乳
酸モノグリセリド等の誘導体或いはレシチン等をLj的
に応じて適宜併用してもよいことはいうまでもない。
また本発明によれば、内水相としては特にポリリン酸塩
を使用する必要がある。ポリリン酸塩はエマルジョンの
乳化力を高める効果が他のリン酸、例えばヘキザメタリ
ン酸塩に比べて遥かに優れているからであって、内水相
に対し0.1〜10重量%添加する。本発明においては
、上記リン酸塩の他に蔗糖、ブドウ糖、ソルビトール、
マルト−ス、水飴(DB価20以上)等の糖類を内水相
に対し0.5〜10重量%使用するのが、水中油中水型
としての乳化が安定するので好ましい。
この、Lうな水相と浦和とを混合乳化しU HT処理す
る。混合割合は、目的に応じて適宜決定すればよいが、
水相:油相を10〜70:90〜30の割合で混合乳化
するのが適当である。
乳化条件は、水滴粒子を可及的?I1.atにする条件
で実施するのがよく、乳化対象物の量と乳化機の種類に
よって−JRには規定できないが、例えば全11100
kgをホモミキサーを使用して乳化する場合、1000
〜200Orpm程度の回転数で攪拌し、U 11 T
処理後200〜400kg/cJの高圧ホモゾナイザー
にて均質化して、エマルジョン中の水滴粒子が充分微細
になるまで実施する。
UHT処理を行う装置としては、直接加熱方式と間接加
熱方式とがあり、上述する油中水型エマルジョンのU 
I−(T処理には後者の間接加熱方式を採用するのが好
ましい。一方、後記する他の外水相のU I(T処理に
は直接又は間接の何れの加熱方式を採用してもよい。な
お、直接加熱方式としては例えば、ユーベリゼーション
滅菌装置(APV社製)、VTIS滅菌装置(″?ルフ
ァラバル社製)、ラギアーU I(T滅菌装置(ラギ了
−社製)、ハラリゼーター (パンシュ・アンド・シル
ケポーグ社製) 、CP 、 Vac−flcat−U
 HTll菌装置(クリマリイ・バ・7ケ一ジ社製) 
、Ultra Thcrm  (クレバコ社製)等があ
り、間接加熱方式には、へP■プレート式U II T
処理装置(APV社製)、C。
))、UHT殺菌装置(クリマリイ・パンケージ社製)
、ストルク・チューブラ−型TJ I(T滅菌装置(ス
トルク社製)、コンサーム掻取式LJ HT滅菌装置(
アルファラハル社製)等が例示できる。
次に、にで調製した油中水型エマルジョンとは別に、乳
化剤及び/又は乳化安定剤を添加した水相を調製し、I
J HT処理する。
この段階で使用する水相が2、最終製品である水中油中
水型エマルジョンの外水相となる。外水相に添加する乳
化剤としてはポリグリセリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪
酸エステル、等の親水性乳化剤が例示でき、本発明によ
れば、特にI−I L R10ツ、上のポリグリセリン
脂肪酸エステル及び/又はHL B 5〜16の蔗糖脂
肪酸エステルを使用するのがよい。また、乳化安定剤と
してはすトリウムカゼイン、大豆蛋白質、脱脂粉乳、ゼ
ラチン、糖蛋白質等の各種蛋白質又は複合蛋白質、デン
プン、デキストリン、糖類等の多糖類及び各種リン酸塩
等が例示でき、特にキサンタンガム及びヘキサメタリン
酸塩を併用するのがよい。この外水相のUHT処理には
、前記する如く、直接又は間接の何れの加熱方式を採用
してもよい。
次いで、このU HT処理外水相と上で調製したU I
−I T処理後の油中水型エマルジョンとを最終の水中
油中水型エマルジョンの油相分が3〜50重量%となる
ように無菌的に混合乳化し均質化する。
特に、起泡性を有する複合エマルジョンを得る目的では
油相分の下限を10重量%とするのがよく、良好な起泡
状態が得られる点で好ましい。また、コーヒー用又は調
理用等信の用途を目的とする場合には、該油相分を3〜
50重量%の範囲内で適宜目的に応じて選択すればよい
無菌的に混合乳化、均質化するには、予め加熱苅気滅菌
乃至しま薬剤滅菌処理したタンク及び均質機を使用すれ
ばよく、乳化条件は、−ヒの油中木型エマルジョン開裂
の場合と同様、乳化対象物の量と乳化機の種類によって
一概には規定できないが、例えば全量1000kgを攪
拌機を使用して乳化する場合、200”4500rpm
の回転数にて5分間程度攪拌し、次いでホモゾナイザー
にて30〜I Q Okg/cJで均質化するのがよい
。なお、このようなタンク及び均質機に替えて、上記の
乳化条件に匹敵するラインミキサー等を使用し、連続的
に処理してもよいことばいうまでもない。
過度の攪拌や高圧均質化は内水相を破壊する傾向にある
しかる後、冷却、エージング、容器充填して製品とする
かくして得られる水中油中水型エマルジョンは、極めて
微細な水滴を有し、且つ安定した複合エマルジョンであ
って、これをR微鏡下600倍程度で観察すると2〜1
μの水相の油滴中に1〜6個の水滴が見られた。
(効果) 以十の如(、本発明効果は、浦和中Qこ長鎖脂肪酸を主
要構成脂肪酸とする蔗糖脂肪酸エステル等の乳化剤を使
用し、内7に相に乳化安定剤としてポリリン酸塩を使用
することによって、極めて風lがJマ好であり1部期間
乳化安定な初会エマルジョンを、また上記浦和と内水相
とから調製しまた−・次乳化物と他の久水相とを別々G
コ紹高温加熱滅菌処理し、これらを無菌的に混合乳化し
均質化することによって、複合乳化の乳化系を殆ど破壊
することなく簡竿月つ容易に滅菌し2得る、複合エマル
ジョンの工業的生産1段を確立したことにあり、従来の
複合エマルジョンの風味を著しく改善し、腐敗に至る期
間を薬剤添加Qこよることなく著しく延1マシーロしめ
た点において、業界に多大の貢献をなすものである。
(実施例) 以下に実施例及び比較例を例示して本発明効果をより一
層明瞭にするが、これらは例示であって本発明の精神が
これらの実施例に限定されるものでないことはいうまで
もない。なお、例中部及び%は何れも重量基準を意味す
る。
実施例1 融点3ビCのヤシ油硬化油1200部を約60℃に加温
し、これにエルカ酸を主要構成脂肪酸とする)、I L
 B 1以下の蔗糖脂肪酸エステル60部を添加混合し
゛C油相を調製した。この油相を、ホモミキサーで11
00Orpにて攪拌しながら、ポリリン酸すトリウム4
部及びグル二l−ス120部を添加溶解した約4.0’
Cの水相800部を徐々に注加して混合乳化U2、コン
ザーム掻取式tJ HT滅菌装置を通して140℃にで
滅菌処理した後冷却して200kg/ctの圧力下で均
質化し、微細な水滴粒子を形成した油中水型エマルジョ
ンを調製した後無菌タンクに投入した。別に、水750
0部、脱脂粉乳400部、デカグリセリンモノステアレ
ー I−(1−11,B 13)  100部、キサン
タンガム10部及びヘキザメタリン酸塩10部を添カ[
同こ合し、40〜50℃に加温して水相を調製した後、
同様にU HT処理(VTIS滅菌装置)し冷却して無
菌タンクに投入した。しかる後、この水相と先の油中水
型エマルジョンとを混1合し、600rpmにて攪拌し
て乳化した後、無菌均質機にて約60kg/ ctの条
件下で均質化して、5℃まて冷却後J゛−ジングた。
かくして得た水中油中水型エマルジョンの生成率は85
%であり、これを5°Cに90口間保存後の生成率は8
0%であった(生成率の測定は、油化学26 (10)
655 (1977)に記載の方法に従った)。また、
この複合エマルジョンを起泡したものは、重合臭等の異
臭味のない良好な風味を有し、起泡性クリームとして優
れた品質を有していた。
なお、比較のため浦和の調製にポリグリセリン縮合リシ
ノール酸エステルを使用して同様に実施したものは、重
合臭を呈していて風味の好ましくないものであった。
実施例2 融点34°Cのパーム核油硬化油1200部を約50℃
に加温し、これにエルカ酸を主要構成脂肪酸とするH 
L B 4のソルビタン脂11Jj酸エステル60部を
添加混合して油相をm製した。この油相に、ホモミキサ
ーで1100Orpにて攪拌しながら、ポリリン酸すト
リウム4部及びグルコース120部を添加溶解した約4
0℃の水相800部を徐々に注加して混合乳化し、コン
サーム掻取式TJ HT滅菌装置を通して140°Cに
で滅菌処理した後冷却して200 kg/c!+の圧力
下で均質化し2、微細な水滴粒子を形成した油中水型エ
マルジョンを調製した後無菌タンクに投入した。別に、
水7500部、脱脂粉乳400部、デカグリセリンモノ
ステアレート(I(LB 13)  1. O0部、キ
サンタンガム10部及びヘキザメタリン酸塩10部を添
加混合し、60〜70℃に加温して水相を調製した後、
同様にUHT処理(VTIS滅菌装置)し冷却して無菌
タンクに投入した。しかる後、この水相と先の油中水型
エマルジョンとを混合し、600rp川にて攪拌して乳
化した後、無菌均質機にて約60kg/−の条件下で均
質化して、5°Cまで冷却後エージングした。
かくして得た水中油中水型エマルジョンの生成率は90
%であり、これを5°Cに90日間保存後の生成率は8
5%であった。また、この複合エマルジョンを起泡した
ものは、重合臭のない良好な風味を有し、起泡性クリー
ムとして優れた品質を有していた。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、油相3〜50重量%、水相97〜50重量%か
    ら成る水中油中水型の複合エマルジョンであって、必須
    の親油性乳化剤として主要構成脂肪酸が炭素原子数20
    〜26の不飽和脂肪酸である蔗糖脂肪酸エステル、ソル
    ビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エ
    ステル及びグリセリン脂肪酸エステルの一種又は二種以
    上を含み、且つ内水相中にポリリン酸塩を含む、上記複
    合エマルジョン。
  2. (2)、親油性乳化剤のHLBが5以下である、特許請
    求の範囲第(1)項記載の複合エマルジョン。
  3. (3)、親油性乳化剤が蔗糖脂肪酸エステルである、特
    許請求の範囲第(1)項又は第(2)項に記載の複合エ
    マルジョン。
  4. (4)、外水相にHLB10以上のポリグリセリン脂肪
    酸エステル及び/又はHLB5〜16の蔗糖脂肪酸エス
    テルを含み、且つヘキサメタリン酸塩及びキサンタンガ
    ムを含む、特許請求の範囲第(1)項乃至第(3)項の
    何れかに記載の複合エマルジョン。
  5. (5)、ポリリン酸塩を添加した水相(内水相)10〜
    70重量%と主要構成脂肪酸が炭素原子数20〜26の
    不飽和脂肪酸である蔗糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂
    肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル及
    びグリセリン脂肪酸エステルの一種又は二種以上を添加
    した油相90〜30重量%とを混合乳化して調製した一
    次乳化物を超高温加熱滅菌処理し、別に乳化剤及び/又
    は乳化安定剤を添加した水相(外水相)を超高温加熱滅
    菌処理した後、両者を全体の油脂分が3〜50重量%と
    なるように無菌的に混合乳化、均質化することを特徴と
    する、水中油中水型の複合エマルジョンの製造方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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