JPS6341230A

JPS6341230A - 自動車用空調装置

Info

Publication number: JPS6341230A
Application number: JP61184948A
Authority: JP
Inventors: Masaya Nakano; 正哉中野; Shigenori Doi; 重紀土井; Takusane Akashi; 明石　卓實; Hiroaki Kawamura; 河村　裕章
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1986-08-06
Filing date: 1986-08-06
Publication date: 1988-02-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、自動車に装備される空調装置に関するもので
ある。

（従来の技術）一般に、車両用空調装置においては、ブロアの作動によ
って車室内より導入された空気がエバポレータにて熱交
換されて冷却され、この冷却された空気は、送風ダクト
を介して空調風吹出口より中室内に向けて吹出されるよ
うに構成されている。

また、上記のエバポレータで空気が冷却される際、空気
中に含有する水分は凝縮水として凝縮分離されるため、
排水孔より凝縮水の排出がなされるようになっている。

そして、この種の空調装置にお（）る排水孔の構造とし
ては、例えば実開昭６０−５８４１９号公報に開示され
ているように、ブロアおよびエバポレータを収納した空
調ユニットの下部にエバポレータに対応して排水孔を形
成し、該排水孔に一端が固着されるドレンホースを介し
て車外へ排出するようにしたものが従来より知られてい
る。

（発明が解決しようとする問題点）ところが、上記従来の空調装置では、エバポレータで凝
縮分離した凝縮水は、ブロアにより送風ダクト側へ送給
される空気と共にダクト側ｌ＼送給されることがあった
。この送風ダクト側へ送給された凝縮水は、送風ダクト
の内壁に付呑して溜り、該送風ダクトの腐食を沼いたり
、また送風ダクトから空調ユニットに戻る際空調ユニッ
ト内のブロア等の電気機器を汚染し、その故障の原因に
なったりするという問題があった。

本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、上記送風ダク１へおよび排水孔の配設を
適切に選定して、簡単なＨａ造でもって、送風ダクトの
腐食等を招かないように凝縮水の排水性の向上を図り得
るようにづるものである。

（問題点を解決するための手段）上記目的を達成するため、本発明の解決手段は、自動車
用空ｙＡ装置として、空調ユニットと空調風吹出口とを
連通する送風ダクトを備え、該送風ダクトの一端を上記
空調ユニットのエバポレータ下部に接続し、他端を一旦
下方へ延ばしたのち空調風吹出口に向って上方に延ばす
とともに、上記送風ダクトの最下部に排水孔を設ける構
成としたものである。

（作用）上記の構成により、本発明では、送風ダクト自体が空調
ユニットのエバポレータ下部から一旦下方に延びた後上
方に延びて配設され、該送風ダクＩ−の最下部に排水孔
が設けられていることに」；って、エバポレータで凝縮
分離した凝縮水は、全て上記送風ダクトの最下部に流下
し、該ＩＨＡ下部からＪＪＩ水孔を通して排出されるこ
とになる。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図ないし第３図は本発明の一実施例に係る空調装置
を備えた小型バスを示し、この小型バスは、運転座席１
の後方に後部乗員座席２．２．２が３列配設されてなる
。上記各後部乗員座席２は、シートクッション３下面に
脚４．・・・を有するベンチシートよりなり、その脚４
は、車体フロア面を構成するフロアパネル５上に固定さ
れている。６は車体側壁であって、該車体側壁６の上部
にはウィンドガラス７、・・・が設けられているととも
に、車体側壁６の下部つまりウィンドガラス７下側は、
車外側のアウタ部材８と車内側のインナ部材９とで閉断
面状に形成されている。上記閉断面状の車体ｆｉｌｌ壁
６内壁上内部および下端部には、それぞれ前後方向へ延
びるフレーム部材１０１３よびサイドシル１１が配設さ
れており、該フレーム部材１０およびサイドシル１１は
閉断面に形成されている。

また、上記フレーム部材１０にはウィンドガラス７の下
端部が固着されており、該ウィンドガラス７の下端部は
、フレーム部材１０および該下端部を挟持する車体側壁
６のアウタ部材８とインナ部材９の３部材によって支持
されている。上記アウタ部材８の下端部はサイドシル１
１に接合されている一方、インチ部材９の下端部は、サ
イドシル１１側縁に接合されるフロアパネル５上に組付
けられている。

そして、上記車体１Ｉｌｌ壁６のインナ部材９には、中
央列の後部乗員座席２に対応する下部側に吸入口１２が
設けられているとともに、ウィンドガラス７の下側に沿
って前後に中央列の後部乗員座席２用の吹出口１３ａと
後列の後部梁ｌ座席２用の吹出口１３ｂとが設けられて
いる。一方、中央列の後部乗員座席２と対応する車体側
壁６の閉断面内の中央部には空調ユニット１４が配設さ
れており、該空調ユニット１４は、上記吸入口１２に対
応して収納されたシロッコファンよりなるブロア１５と
、該ブロア１５の下方に収納されたエバポレータ１６と
を備えている。

また、上記車体側壁６の閉断面内には、上記空調ユニッ
ト１４のエバポレータ１６側と前後の吹出口１３ａ、１
３ｂとを連通ずる送風ダクト１７が配設されている。該
送風ダクト１７は、空調ユニット１４のエバポレータ１
６に対向する下部に一端を連結して下方へ延びた後、下
部で前後に分岐する分岐部１７ａを有し、該分岐部１７
ａからは一対の分岐ダクト１７ｂ、１７ｃがＵ字状に上
方へ延び、該各分岐ダクト１７ｂ、１７Ｃの先端には、
上記各吹出口１３ａ、１３ｂに対応してそれぞれ吹出口
部１７ｄ、１７ｅが設けられている。

上記前後の分岐ダクト１７ｂ、１７ｃの上部及び下部に
は、各々フランジ部１７ｆ、１７ｆおよび１７（７，１
７ｇが形成されている。そして、上記車体側壁６の閉断
面内に配設されるフレーム部材１０他端の接合部にはス
テ一部材１８ａの上端を、サイドシル１１上端の接合部
にはステ一部材１８ｂの下端をそれぞれ挟着してステ一
部材１８ａ。

１８ｂが配設されていて、上記前後の分岐ダクト１７ｂ
、１７ｃの上部のフランジ部１７ｆ、１７ｆはフレーム
部材１０のステ一部材１８ａに、前後の分岐ダクト１７
ｂ、１７Ｃの下部の７ランジ部１７０．１７ｇはサイド
シル１１のステ一部材１８ｂにそれぞれボルト１９によ
って取り付けられている。

さらに、上記送風ダクト１７の最下部たる分岐部１７ａ
の下面には排水孔２０が形成されており、該排水孔２０
にはドレンホース２１の一端が連結されている。該ドレ
ンホース２１の他端は、フロアパネル５の孔部に嵌着さ
れるグロメット２２の嵌着孔２２ａを貫通して車外と連
通ずるよう下方へ垂れ下って配設されている。以上によ
って、中央列および後列の後部乗員座席２．２上の乗員
のための空ｖＡ装置が構成されている。

尚、前列の後部乗員座席２上の乗員に対しては、運転座
席１側方の前側に設けられる空調装置（図示せず）によ
り運転台に対すると同程度の空調効果が得られる。

次に、上記実施例の作用・効果についてＳ１明するに、
空調装置の作動時には、車体側壁６の閉断面内に設けら
れた空調ユニツｌ−１４において、そのブロア１５の吸
引力により車室内の空気が車体側壁６の車掌側表面（イ
ンナ部材９）の吸入口１２から吸引され、ブロア１５下
流のエバポレータ１６で熱交換により冷却される。この
冷却された空気は、下方へ送風されて送風ダクｊ〜１７
の分岐部１７ａで前後に配分され、前後の分岐ダクト１
７ｂ、１７ｃを介して車体側壁６の単室側表面の各吹出
口１３ａ、１３ｂへ送給され、該８吹出口１３ａ、１３
ｂからそれぞれ中央列および後列の後部乗員座席２．２
に向けて空調風として吹出され、これにより、各後部乗
員座席２上の乗員に対する空調効果（冷房効果）が有効
に発揮される。

一方、上記のエバポレータ１６での空気の冷却によって
該空気中に含まれる水分が凝縮分離して凝縮水が発生す
るが、この凝縮水は、その自由落下と共にブロア１５に
よる送り作用との相乗効果により、エバポレータ１６下
方の送風ダクト分岐部１７ａへの滴下がスムーズにかつ
迅速になし得られ、該分岐部１７ａに溜った凝縮水は、
全て該分岐部１７８下面に形成された排水孔２０からド
レンホース２１を介して車外に確実に排水され、排水性
が向上する。このため、従来の如く送風ダクト１７内に
溜った凝縮水により該送風ダクト１７が腐食したり、ま
た凝縮水によりブロア１５等の故障が誘発されたりする
ことはなく、空調装置の耐久性の向上を図ることができ
る。

しかも、上述の凝縮水の排水性の向上を図るに当っては
、従来の空調装置と比べて、単に送風ダクｌ−１７およ
び排水孔２０の配設を変えただけの簡単なものであるた
め、実施する上で非常に有利である。

尚、上記実施例では、本発明を、空調ｇｉ置の吹出口１
３ａ、１３ｂがｌｙＪ後に２箇所ある場合に適用したが
、吹出口が１箇所あるいは３箇所以上あるものにも同様
に適用できる。要は、送風ダクトを、一端が空調ユニッ
トのエバポレータ下部に接続され、他端が一旦下方に延
びたのち空調風吹出口に向って上方に延びるように配設
するとともに、該送風ダクトの最下部に排水孔を設けれ
ばよいのである。

（発明の効果）以上の如く、本発明の自動車用空調装置にＪ：れば、空
調ユニットと空調風吹出口とを連通ずる送風ダクトを、
空調ユニットのエバポレータ下部より一旦下方に延びた
のち空調風吹出口に向って上方へ延びて配没し、該送風
ダクトの最下部に排水孔を設けただけの簡単な構成によ
って、エバポレータで生ずる凝縮水の排水性を効果的に
高めることができ、凝縮水による送風ダクトの腐食やフ
ロア等の故障を確実に防止できるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は小型バス
の車室内にＪ３ける空調装置の設置状態を締す概略図、
第２図は第１図の■−■線にＪ′３ける拡大断面図、第
３図は車体側壁よりインナ部材を外した状態の車室内よ
り見た分解斜視図である。１３ａ、１３ｂ・・・吹出口、１４・・・空調ユニット
、１６・・・エバポレータ、１７・・・送風ダク１−１
２０・・・排水孔。第３図１３ｂ（口欠讐七口）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）空調ユニットと空調風吹出口とを連通する送風ダ
クトを備え、該送風ダクトの一端は上記空調ユニットの
エバポレータ下部に接続され、他端は一旦下方に延びた
のち空調風吹出口に向つて上方に延びており、上記送風
ダクトの最下部には排水孔が設けられていることを特徴
とする自動車用空調装置。