JPS623289Y2 - - Google Patents

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JPS623289Y2
JPS623289Y2 JP9396083U JP9396083U JPS623289Y2 JP S623289 Y2 JPS623289 Y2 JP S623289Y2 JP 9396083 U JP9396083 U JP 9396083U JP 9396083 U JP9396083 U JP 9396083U JP S623289 Y2 JPS623289 Y2 JP S623289Y2
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JP
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shift lever
duct
hole
air
floor
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JP9396083U
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、シフトレバー部における空調用送風
ダクトの構造に関し、詳しくは、車室前方部に配
設された空調装置の送風部から延びる送風ダクト
をフロアの中央を這わせ、これを車室後部に設け
られた空気吹き出し口へと導くように構成された
自動車用空調装置において、シフトレバーブーツ
の内部空間を空気流通路の一部として利用するこ
とにより、前記送風ダクトのフロアシフトレバー
部を迂回させる必要をなくし、送風ダクトの成形
の容易化、ダクト施設作業の簡便化、ダクト外観
意匠の向上および車室空間の効率的な利用を図つ
たものに関する。
自動車室内を冷房し、暖房し、あるいはこれら
に加えて除湿するための自動車用空調装置の中に
は、空調された空気をダツシユボード前面のベン
チレーシヨン用吹き出し口、乗員の足もとのヒー
ト用吹き出し口およびフロントガラスに隣接した
ダツシユボード上面のデフロスト用吹き出し口か
ら選択的に吹き出すようにすることに加え、フロ
アを這わせたダクトを介してフロントシートの下
部に設けた吹き出し口からリヤの乗員に向けて吹
き出すようにしたり、あるいは、実公昭53−
20109号公報に示されているように、さらに後部
のリヤバルクヘツドから吹き出すようにしたもの
が見受けられる。
このように、空調装置からダクトを車室後方へ
と導く場合、乗員の足もとの空間が狭められるこ
とがないように、フロアの中央部をプロペラシヤ
フトの方向に沿つて這うように配設することが最
も好ましい。しかしながら、最近の自動車は、い
わゆるフロアシフトと称されるように、そのシフ
トレバーがフロアの中央部に配設されており、し
たがつて、上記の場合、送風ダクトをシフトレバ
ー部を迂回して配設せざるをえないことになる。
そうすると、ダクト自体の形状が複雑になり、こ
れの製作コストが高騰するのみならず、このダク
ト部品を車室内において組付ける作業も困難とな
り、また、外観上の見栄えも悪い。
本考案は、以上の事情に鑑がみ考えだされたも
ので、その目的は、上記の問題を解決すること、
すなわち、フロアの中央を送風ダクトを這わす場
合において、シフトレバーを迂回させる必要をな
くし、送風ダクト全般としての構造を簡略化およ
びこれによるダクト施設作業性の向上を図ること
である。
このような目的を達成するため、本考案では、
次に技術的手段を講じている。
すなわち、前後方向に延びる送風ダクトの上面
および下面にシフトレバーが貫通するための第一
透孔および第二透孔をそれぞれ設けたこと、前記
第一透孔に、上端がシフトレバーの中間部を密着
状に抱持する第一シフトレバーブーツの基部を嵌
着したこと、および、前記第二透孔に、シフトレ
バーの中間部における前記第一シフトレバーブー
ツによつて抱持された部位より下の部位を抱持す
る第2シフトレバーブーツの基部を嵌着したこ
と、である。
上記送風ダクトの上面および下面に穿設された
第一透孔および第二透孔は、シフトレバーの中間
軸部を密着状に抱持する第一および第二シフトレ
バーブーツがそれぞれ嵌着されることにより、実
質的に封鎖されることになり、この結果、送風ダ
クトを通る空気は、前記第一透孔および第二透孔
から漏れることなく、その全量が確実に車室後方
の吹き出し孔まで導かれる。なお、前記第一透孔
および第二透孔にはめこまれるのは、可変形のシ
フトレバーブーツであるので、シフトレバーの操
作に支障を来たすことはない。また、本考案にお
いては、送風ダクトがシフトレバーを迂回するの
ではなく、シフトレバーが送風ダクトを上下に貫
通しているので、送風ダクト自体を複雑な形状に
成形する必要はなく、単にその上面および下面に
透孔を穿設するだけでよいため、全体の形状が簡
単であり、したがつてその製作が容易である。こ
の結果、車室内での送風ダクト施設作業の作業性
も良くなり、また、外観もシンプルでスマートに
なる。さらに、迂回させるなど、ダクトを曲げる
必要がないことから、ダクト内を流れる空気の圧
力損失を少なくすることができ、空調装置のブロ
アの負担を軽減することができるという効果も期
待できる。
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ、具
体的に説明する。
図面は、シート1の下部にエンジンルームEを
有するワゴン車に本考案を適用した例を示す。
車室前部の車幅方向中央部には、ヒート用吹き
出し口(図示略)とは別に、送風口2が設けられ
ており、空調装置3からの風を一部車室後部へ送
るために取り出せるようになつている。この送風
口2には、本考案にかかる送風ダクト4の一端4
aが結合されている。この送風ダクト4は、フロ
アFの車幅方向中央部を這わせて車室後方部へと
導かれる。本実施例においては、シート1の下部
にエンジンルームEを形成するため、フロアFが
乗員の足もとからシート設置部にかけて一段高く
膨出するように形成されており、したがつて、前
記送風ダクト4もこのようなフロアFの形状に沿
つて曲げられている。上記のフロアの膨出部Fa
は、車幅方向にほぼ車幅全幅に亙つて形成されて
おり、第1図に示す送風ダクト4の左右にそれぞ
れ一人用のフロントシート1が設置されている。
本実施例の送風ダクト4は、前記フロアの膨出部
Faの後端部まで延びている。送風ダクト4の後
端部4bすなわち吹き出し口には、適宜ルーバー
を取付け、リヤシートに着座した乗員が風向きを
調節しうるようにしておく。なお、この送風ダク
ト4は、さらにフロアに沿つて車室後端部まで延
長し、リヤシートの背後から前方に向けて風が吹
き出すようにしてもよい。
前記フロアの膨出部Faの車幅方向中央部に
は、エンジンルームEからのフロアシフトレバー
5が突出している。本考案において、このシフト
レバー5は、前記送風ダクト4を下から上へ貫通
させ、送風ダクト4の上面6からその先端部を突
出させている。第2図および第3図に、このシフ
トレバー部における送風ダクト4の構造の詳細を
示す。
送風ダクト4は樹脂等によつて形成され、第3
図に示すように、横断面が矩形状に成形されてい
る。ほぼ平坦な上面6および下面7には、それぞ
れ第一透孔8および第二透孔9が互いに上下に位
置を同じくして穿設されている。シフトレバー5
は、これら第一および第二透孔8,9を貫通して
前記上面6上に突出している。なお、上記第一お
よび第二透孔8,9の大きさは、これらを貫通す
るシフトレバー5が前後左右に十分動きうる程度
に定められる。
前記第一透孔8とシフトレバー5との間および
第二透孔9とシフトレバー5との間に形成される
ドーナツ形の空隙は、それぞれシフトレバーブー
ツにより、シフトレバー5の可動状態を維持しつ
つ封鎖されている。すなわち、前記第一透孔8に
は、上端部がシフトレバーの中間軸部5aを密着
状に抱持する第一シフトレバーブーツ10の基部
周縁部10aが嵌着され、かつ、前記第二透孔9
には、シフトレバー5の軸部を密着状に抱持する
第二シフトレバーブーツ11の外縁部11aが嵌
合されている。
かくして、送風ダクト4の内部と外部は二個の
シフトレバーブーツ10,11によつて遮蔽さ
れ、ダクト内を通過する風が前記第一および第二
透孔8,9から漏れ出ることはなく、その全量が
ダクト後部吹き出し口4bへと送られる。
なお、本考案の範囲は、図面に示した実施例に
限定されることはない。すなわち、図示例は、い
わゆるワゴン車に本考案を適用した例であるが、
フロアシフトレバー5を有する自動車ならどのよ
うな形式の自動車にも本考案を適用することがで
きることはいうまでもない。また、シフトレバー
ブーツの形状、送風ダクトの断面形状等は、必要
に応じて適宜設計変更しうる。
以上説明したように、本考案にかかる送風ダク
トの構造によれば、シフトレバーをダクトに貫通
させるようにしてあるので、送風ダクトをシフト
レバーを迂回させる等、複雑な形状に構成する必
要がなく、その製作が容易となり、組作コストを
低減することができるとともにその施設作業も簡
便化され、これによるコストダウンも期待でき
る。また、送風ダクトの外観もシンプルでスマー
トになり、意匠的にも優れている。さらに、ダク
ドを変曲する必要がないことから、これを流れる
空気の流体圧力損失を低く抑えることができ、空
調装置のブロアの負担を軽減することもできる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の一実施例を示し、第1図は、
本考案の送風ダクトの一例の全体構成を示す概略
構成図、第2図は、送風ダクトのシフトレバー部
における構造の詳細を示す縦断面図、第3図は、
第2図の−線断面図である。 4……送風ダクト、6……(送風ダクト)の上
面、7……(送風ダクト)の下面、8……第一透
孔、9……第二透孔、10……第一シフトレバー
ブーツ、11……第二シフトレバーブーツ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車の中央フロアを空調用送風ダクトを前後
    方向に配設したものにおいて、送風ダクトの上面
    および下面にシフトレバーが貫通するための第一
    透孔および第二透孔をそれぞれ設け、前記第一透
    孔に、上端がシフトレバーの中間軸部を密着状に
    抱持する第一シフトレバーブーツの基部を嵌着す
    るとともに、前記第二透孔に、シフトレバーの中
    間軸部を抱持する第2シフトレバーブーツの基部
    を嵌着したことを特徴とする、シフトレバー部に
    おける空調用送風ダクトの構造。
JP9396083U 1983-06-18 1983-06-18 シフトレバ−部における空調用送風ダクトの構造 Granted JPS601616U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9396083U JPS601616U (ja) 1983-06-18 1983-06-18 シフトレバ−部における空調用送風ダクトの構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9396083U JPS601616U (ja) 1983-06-18 1983-06-18 シフトレバ−部における空調用送風ダクトの構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS601616U JPS601616U (ja) 1985-01-08
JPS623289Y2 true JPS623289Y2 (ja) 1987-01-26

Family

ID=30225159

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JP9396083U Granted JPS601616U (ja) 1983-06-18 1983-06-18 シフトレバ−部における空調用送風ダクトの構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0615884Y2 (ja) * 1987-10-03 1994-04-27 キッコーナ株式会社 ケース入り惣菜材料

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Publication number Publication date
JPS601616U (ja) 1985-01-08

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