JPS63219780A - ドアクロ−ザ− - Google Patents

ドアクロ−ザ−

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JPS63219780A
JPS63219780A JP5165387A JP5165387A JPS63219780A JP S63219780 A JPS63219780 A JP S63219780A JP 5165387 A JP5165387 A JP 5165387A JP 5165387 A JP5165387 A JP 5165387A JP S63219780 A JPS63219780 A JP S63219780A
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JP
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gear
door
arm
tooth portion
driving force
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JP5165387A
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折井 誠
勝彦 林
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Nidec Instruments Corp
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、開いたドアを自動的に閉じるドアクローザ
−に関する。
(従来の技術) 従来、最も多く実用化されているドアクローザ−は、オ
イルシリンダ一式のドアクローザ−であって、スプリン
グとオイルを収納したシリンダー内にピストンを摺動自
在に挿嵌し、ドアの開き時にスプリングを蓄勢し、ドア
を閉じるときにはオイルの流動抵抗を利用してダンパー
効果を持たせている。
また、ドアクローザ−として、ドアを開く時に全舞を蓄
勢し、ドアを閉じる時に全舞の解放力を増速歯車列で増
速し、機械式(遠心力式)ガバナや電磁式ガバナを用い
てダンパ効果を持たせる所謂機械式のドアクローザ−も
提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) オイルシリンダ一式ドアクローザ−は、シリンダーに封
入されたオイルの流動抵抗を利用してダンパ効果を得て
いるので、気温の変化によって。
ダンパ効果のばらつきがある。すなわち、高温時にはオ
イルの粘度が低下するため流動抵抗が下がってドアの閉
じ速度が早くなり、逆に低温時には流動抵抗が高くなる
のでドアの閉じ速度が遅くなる。そのために、従来のオ
イルシリンダ一式の場合には、ドアの閉じ速度を調整す
る必要があった。
また、オイルシリンダ一式においては、封入されたオイ
ルが洩れる、という欠点があり、耐久性に問題がある。
更に、大きなばね力と油圧に耐えるシリンダを含むケー
シングを用意しなければならないため、ドアクローザ−
自体が大嵩で重いものにならざるを得ない、という問題
がある。ドアクローザ−の重量が大きいと、これの取付
作業が煩わしくなる。
また、機械式のドアクローザ−の場合、温度変化に伴う
ダンパ効果のばらつきやオイル洩れという問題は生じな
いのであるが、全群とガバナ間に配設される歯車の数を
多くしないと所定の増速比が得られないため、全体の構
造が大きくなってしまう、という問題がある。また、増
速歯車列を平歯車で構成すると、歯車列が長くなると共
に回転時の慣性が大きくなるため、ドアを開閉するとき
の歯車列の回転の立ち上がりがスムーズにいかず、ドア
開閉の操作性(フィーリング)が悪くなる、という問題
点がある。
そして、方式を問わず、ドアクローザ−には、ドアを確
実に閉じることは勿論であるが、ドアを軽く且つフィー
リングよく開くことができること等の機能的な特性の他
にドア廻りの美観を損なわない外観を有することも大き
く要求される。
本発明の目的は、気温の変化によるダンパ効果にばらつ
きがなくてオイル洩れがなく、シかも小嵩・軽量であっ
て操作性のよいドアクローザ−を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明のドアクローザ−は、ドアにその一端を枢着され
る第1アームと、その一端を第1アームに枢着され、そ
の他端をドア枠に枢着される第2アームと、上記第1ア
ーム又は第2アームに保持されていて、開方向へのドア
の回動に連れて蓄勢されてドアを閉じる向きへの駆動力
を蓄積する駆動力蓄積手段と、ドアが開かれるときのド
アの回転を上記駆動力蓄積手段に伝達すると共に上記駆
動力蓄積手段に蓄積された駆動力をドアに伝達する歯車
列と、上記駆動力蓄積手段の解放力により回転されてこ
の解放力に制動を加える制動手段と、その始端を上記駆
動力蓄積手段に連結されていて。
上記駆動力蓄積手段の解放力を増速して上記制動手段に
伝達する歯車列であって、その最終段にウオームを有す
る増速歯車列とからなっている。
(作  用) ドアを開くと、歯車列を介して駆動力蓄積手段が付勢さ
れる。ドアを開く作用を解除すると、駆動力蓄積手段に
蓄積された駆動力によってドアは閉じる向きに回動する
。このとき、駆動力蓄積手段の解放力は、増速歯車列を
介して作動する制動手段により制動を加えられる。増速
歯車列の終端には、ウオームが設けられていて、制動手
段を高速で回転駆動する。
(実施例) 以下、図示の一実施例に基づいて本発明の詳細な説明す
る。
第1図において、ドアクローザ−1は、第1アーム2と
、第2アーム3とからなっていて1両アームはアーム軸
4で互いに枢着されている。第2図に示すように、第1
アーム2は、その一端2aを、ドア5に固着された第1
アーム取付金具6と1番軸7を介し゛てドア5に枢着さ
れている。第2アーム3の他端3aは、ドア枠8に固着
された第2アーム取付金具9とピン10を介してドア枠
8に枢着されている。ドア5は、ドアヒンジ12によっ
てドア枠8に開閉自在に支持されている。第2図におい
て、実線は、ドア5が閉じている状態を示し、一点鎖線
5Aはドアが略90度開かれた状態を示し、二点鎖線5
Bは、閉じ方向に回動するドアに制動が掛かり始める位
置(若しくは僅かに開かれた位置)を示していて、ドア
のそれぞれの位置に応じて第1アーム2と第2アーム3
とは相対的な位置が変化している。なお、ドア5は、9
0度以上開くことができるのであるが、第2図は図示の
都合上90度の開き位置に抑えである。
第3図、第4図及び第5図に暴づいてドアクローザ−1
の構成の詳細を説明する。
第2アーム取付金具9は、その折曲部9aをドア枠8(
第2図参照)の上枠に固定される。第2アーム3の他端
3aと上記取付金具9とは、ピン10で互いに枢着され
ている。第1アーム2は、上ケース2bと下ケース2c
とからなっていて、これらケースは互いに重合されたの
ち複数の固定ねじ13゜13・・・によって固定されて
いる。第1アーム2の一92aには、角軸からなる1番
軸7が挿通されていて、その両端は、第1アーム取付金
具6の角孔6a、6aに嵌合されたのち、ねじ14.1
4で固定されている。第1アーム取付金具6は、断面コ
の字状に折曲されていて、その基部6bをドア5(第2
図参照)の適所に固定されている。第2アーム3の一端
3bと第1アーム2の他端2dには、アーム軸4が挿通
されていて、両アームを枢着している。
アーム軸4の一端にはEリング15が係合され、その他
端はかしめられている。第1アーム2内に位置している
1番軸7には、1番歯車16がその角孔16aを嵌合さ
せて支持されている。従って、1番歯車16は、第1ア
ーム取付金具6を介してドア5(第2図参照)と実質的
に一体である。1番歯車16の両端のボス部16b、1
6bは、上下のケース2b、2cの軸孔2e、2eに回
動自在に嵌合されている。
下ケース2cには、全群収納箱17と、駆動力出力軸と
しての4番軸18と、その一端19aを収納箱の係合切
欠17aにその他端19bを4番軸に同値した係止ピン
20に係止した全群19(第9図参照)とからなる駆動
力蓄積手段21が配設されている。全群収納箱17には
カバー17bが固着されている。全群収納箱17は、カ
バー17bを下ケース2cに固定ねじ22゜22で締め
付けることにより固定されている。4番軸18は、全群
収納箱17に、軸方向には移動しないように且つ回転自
在に支承されている。カバー17bから突出している4
番軸18の突出端18aは、周面の一部を切り殺がれて
いて、出力歯車としての4番歯車23に係合してこれを
支持している。
4番歯車23と1番歯車16との間には、2番歯車24
と3番歯車25とからなる歯車列26が配設されている
。2番歯車24と3番歯車25は、それぞれの端部を上
ケース2bと下ケース2cに嵌合された2番軸27と3
番軸28にそれぞれ回転自在に支持されている。2番歯
車24は、1番歯車16に噛み合う小径歯部24aと、
3番歯車25の小径歯部25aに噛み合う大径歯部24
bとからなっている。3番歯車25は、上記小径歯部2
5aと、4番歯車23に噛み合う大径歯部25bとから
なっている。詳細は後述するが。
この歯車列26は、ドアを開くときには、1番歯車16
の回転を4番軸18に増速伝達して全群19を巻き上げ
てこれを蓄勢し、ドアを閉じるときには全群19の解放
力を減速して1番歯車16に伝達するものである。
第1アーム2には、制動手段29が設けられている。こ
の制動手段29は、ウオーム30を形成されたウオーム
軸31と、この軸に圧入された一組の摩擦板32.32
と、軸に圧入された摩擦仮受は台33と、摩擦板抑え輪
34と、摩擦板32の外周縁に近接していて、これを囲
繞する制動用カップ35とからなっている。制動用カッ
プ35は、そのフランジ35aを下ケース2cに形成さ
れた取付溝2fと、上ケース2bに形成された取付溝(
図示せず)に圧入して固定されている。ウオーム軸31
は、その一端31aをカップの天井部に形成された軸受
孔に、その他端31bを下ケース2cに形成された軸受
溝2gにそれぞれ嵌合させることによって1回転自在に
支承されている。軸受溝2gには、上ケース2bに形成
された図示しない軸押え部が係合して、該溝に係合され
た軸端30bを支承する。摩擦板32.32は、図示の
例の場合、ゴム又はゴム類似品からなる弾性材料で形成
されている。そして、この各摩擦板32は、巴状に延び
ていて9弾性変形する腕部32a、32aを形成されて
いる。この腕部32aの外周縁は、ウオーム軸31が所
定速度以下で回転している分にはカップ内周面から離れ
ているが、所定速度以上で回転すると、遠心力によって
円周方向外側へ弾性変形して制動用カップ35の内周面
を摺擦して該軸の回転に制動を掛ける。
駆動力蓄積手段21と制動手段29との間には、一方向
クラッチ手段36と間欠伝達手段37を含む増速歯車列
38が配設されている。
増速歯車列38は、4番歯車23に噛み合う大径の5番
歯車39と、全周歯部40aと歯部40cを有する欠歯
部40bを形成された小径の6番歯車40と、上記全周
歯部40aに噛み合う第1歯部41aと歯部40cに噛
み合う第2歯部41bを形成された大径の7番歯車41
と、上記第1歯部41aと第2歯部41bの何れかに噛
み合う小径歯部42aと大径の歯部42bを形成された
8番歯車42と、上記大径の歯部42bに噛み合う小径
の9番歯車43と、この9番歯車とで一方向クラッチ手
段36を構成しているウオーム歯車44と、該歯車列の
最終段に位置する前記したウオーム30とからなってい
る。この増速歯車列38は、駆動力蓄積手段21の全鍵
19の解放力を増速して制動手段29のウオーム軸31
に伝達するものである。なお。
図示の実施例における増速歯車列38には、後述する間
欠伝達手段37と一方向クラッチ手段36が組み込まれ
ているので、全鍵19の解放力を常に増速して伝達する
ものではない。
5番歯車39は、全鍵収納箱のカバー17bに同値され
た支持軸45に回転自在に支持されている。支持軸45
の他端は上ケース2bに嵌合されている。
6番歯車40,7番歯車41,8番歯車42,9番歯車
43とウオーム歯車44は、それぞれの両端を下ケース
2cと上ケース2bに係合された6番軸46,7番軸4
7.8番軸48,9番軸49にそれぞれ回転自在に支持
されている。
一方向クラッチ手段36は、9番歯車43を入力部とし
、ウオーム歯車44を出力部とするスプリングクラッチ
である。コイルスプリング50は、歯車43の筒部43
aに巻装されていて、その一端50aを切欠43bに係
止されている。スプリング50は、そのコイル部分をウ
オーム歯車44の内周面44a(第4図参照)に摺接し
ていて、9番歯車43が矢印a方向(第3図参照)に回
転するドア開き時には、これが巻き締まる向きに回転す
ることによって9番歯車の回転をウオーム歯車44に伝
達しない。9番歯車43が矢印aと逆向きに回転するド
ア閉時には、コイルスプリング50が拡開させられるこ
とによって、該歯車43の回転をウオーム歯車44に伝
達し、ウオーム30を高速度で回転駆動する。
間欠伝達手段37は1.増速歯車列38の一部に組み込
まれていて、6番歯車40,7番歯車41,8番歯車4
2とからなっている。第3図、第5図、第7図及び第8
図に示すように、6番歯車40の、軸方向における上半
部には全周歯部40aが形成され、下半部には一つの歯
部40cを有する欠歯部40bが形成されている。歯部
40cは全周歯部40aの一つの歯と連続して形成され
ている。7番歯車41は、軸方向における上半部の半周
に第1欠歯部41cを形成された第1歯部41aと、下
半部の半周に第2欠歯部41dを形成された第2歯部4
1bと、第2歯部41bの下端に形成されていて、第2
欠歯部41dと同径の全周欠歯部41fとからなってい
る。第1歯部41aの両端に位置する歯と第2歯部41
bの両端に位置する歯とは、符号41e、41eで示す
ように、互いに連続して形成されている。8番歯車42
の小径歯部42aの歯厚は、7番歯車41の第1歯部4
1aの歯部と第2歯部41bの歯部に共に噛み合い可能
な厚さに形成されている。8番歯車42の小径歯部の下
端部には、小径歯部42aの歯先縁より僅かに大きい径
の円周部42cが形成され、この円周部からは、7番歯
車41の全周欠歯部41fより僅かに大きい径の円弧部
42d(第6図参照)を有する突起部42eが形成され
ている。そして1回転する6番歯車40の全周歯部40
aが7番歯車41の第1歯部41aに係合しているとき
には、歯車40の回転は7番歯車41を一歯ずつ送るが
、歯部40cが第1欠歯部41cに対応するときには、
歯部40cが7番歯車41の第2歯部41bに係合して
、6番歯車40の一回転で7番歯車41を一歯ずつ送る
ようになっている。また、8番歯車42の突起部42e
が7番歯車41の全周欠歯部41fに対向(第6図参照
)しているときには、7番歯車の回転が8番歯車42に
伝達されないようになっている。これら間欠送り作用に
ついては後で詳述する。
第3図、第4図及び第1O図において、上ケース2bの
他端2dには、ストッパ取付四部2hが形成されている
。ストッパ取付凹部2hには、ドア5を開き位置に位置
決めするドア位置決め手段53が収納されている。第2
アーム3の一端3bの下面には、アーム軸4に挿通させ
た位置決めカム51がねじ52,52によって固着され
ている。位置決めカム51には、凹部51aが形成され
ている。凹部2hの底部には、地板54がねじ55,5
5によって固着されている。ねじ55,55は、上ケー
ス2bを貫通して、下ケース2cに形成された雌ねじ部
2i、2iに螺合されている。地板54には、これに同
値されたビン56によってストッパレバー57が枢着さ
れている。
ストッパレバーの自由端には、軸58が枢着されている
。軸58の一端は、地板の立ち上げ部54aの案内孔5
4bに摺動自在に挿通されている。軸58の段部と立ち
上げ部54aとの間には、伸張性のコイルスプリング5
9が巻装されていて、ストッパレバー57をアーム軸4
に近付ける向きに付勢している。
ストッパレバー57には、カムフォロワ60が回転自在
に装着されている。このカムフォロワ60は、コイルス
プリング59の弾力によってその周面を位置決めカム5
1に押し付けられているのであるが、第10図において
は両者を離して示してある。
位置決めカム51は、第2アーム3に対する取付角度を
選ぶことによって、ドア5の開き位置を選択することが
できる。カム51の取付角度は、第2アーム3の他端3
bに複数個形成された取付孔3c。
3cのうちのどの孔を選ぶかによって決定する。
以上のように構成された実施例の作用を説明する。
第2図において、ドア5が閉じられているとき、ドアク
ローザ−1は実線で示すように、第1アーム2と第2ア
ーム3とを互いに重合させた状態に折り畳まれている。
このとき、第1アーム2に収納されている各手段や歯車
列の相対位置は、第5図に示すようになっている。すな
わち、駆動力蓄積手段21の全群19は、第9図(a)
に示すように、巻き解された状態にある。但し、この状
態におかれた全群19は、その蓄勢力を完全に解放され
たものではなく、幾らかの余力を残した状態にある。
間欠伝達手段37は、7番歯車41の第1・第2歯部4
1a、41bの両端部において連続している歯部41e
、41eを6番歯車40の全周歯部40aと8番歯車4
2の小径歯部42aに噛み合わせている。6番歯車40
の歯部40cは、図示の位置にあり、8番歯車42の突
起部42eも図示の位置にある。また、ドア5を開き位
置に位置決めするための位置決めカム51は、第10図
に示す位置に置かれている。なお、第10図において、
位置決めカム51は、ドアSを閉じ位置から例えば12
0度開0た位置に保持するように、第2アーム2に取り
付けられているものとする。
第2図に実線示す状態におかれたドア5が二点R線で示
す位置へ向けて回動すると、すなわちドアが開かれると
、ドア5と一体の第1アーム取付金具6を介して1番歯
車16がドアヒンジ12を中心に公転させられる。1番
歯車16が公転すると、第5図に示すように、これに噛
み合っている2番歯車24が実線矢印方向に回転させら
れる。2番歯車24の回転は、3番歯車25を介して4
番歯車23に伝達される。4番歯車23から2番歯車2
4に至る歯車列は2番歯車24から4番歯車23に伝達
される場合には、増速歯車列として作用し、2番歯車2
4の回転角に対して4番歯車23を大きく回転させる。
4番歯車23が回転すると、4番軸18が回転させられ
て、これにその一端を係止されている全群I9を巻き上
げて駆動力を蓄積する。
第5図において、4番歯車23が実線矢印方向に回転さ
せられるとき、これに噛み合っている5番歯車39が回
転させられ、6番歯車40を実線矢印方向に回転させる
。6@歯車40は、全周歯部40aを7番歯車41の第
1歯部41aに係合しているので、この7番歯車41を
実線矢印方向に回転させる。このとき、7番歯車41は
、その第2歯部41bを8番歯車42に噛み合わせてい
るので、該歯車42を実線矢印方向に回転させる。8番
歯車42の大径歯部42bは9番歯車43に噛み合って
いて、これを実線矢印方向に回転させる。9番歯車43
が示矢方向に回転すると、コイルスプリング50(第3
図参照)が矢印a方向に回転して巻き締まることによっ
て、つオーム歯車44の内周面44aとの摩擦力が低下
し、ウオーム30に噛み合っているウオーム歯車44を
回転させることができなくなる。従って、ドア5を開く
ときには、一方向クラッチ手段36が作用することによ
って、増速歯車列38をその途中で分断させるので、制
動手段29が作動しない。よって、ドアを開くときに必
要とする力が小さくて済む。
そして、第2図に二点鎖線5Bで示す位置までドアが開
かれると、増速歯車列38を構成している各歯車は、第
6図に示すようにその態位を変化させる。なお、第2図
の二点鎖線で示すアーム位置と第6図に示すアーム位置
とは1図示の都合上アーム同士の角度を変えである。
ドアの開き動作に連れて回転する6番歯車40の全周歯
部40aは、7番歯車41の第1歯部41aに噛み合っ
てこれを実線矢印方向に回転させる。7番歯車41が、
第6図に示すように、第1欠部41aと6番歯車40の
全周歯部40aとの噛み合いが外れる位置まで回転させ
られたとき、第2歯部41bで回転させられている8番
歯車42は、第6図に示すように、その突起部42eを
7番歯車41に対向する位置まで回転させられて、7番
歯車41の第2歯部41bと小径歯部42aとの噛み合
いを外される。なお、回転して来た突起部42eが7番
歯車41の全周欠歯部41fに対向し得るように、全周
欠歯部41fには。
突起部が嵌入する図示されない凹部が形成されている。
第6図に示すように56番歯車40の全周歯部40aと
7番歯車41の第1歯部41aとの噛み合いが外れたの
ちも6番歯車はドアの開き動作に連れて実線矢印方向に
回転させられている。回転する6番歯車40の歯部40
c(第3図参照)が、第7図に示すように、7番歯車4
1の第2歯部41cに噛み合うと、該歯車41は歯部4
0cによって二歯分だけ回転させられる。6番歯車40
の歯部40cによる間欠送り作用は、ドア5の開き動作
が終るまで繰り返され、第8図に示すように、7番歯車
41を実線矢印方向に空送りする1間欠送りされる7番
歯車41は、その全周欠歯部41fを8番歯車42の円
弧部42dに対向させているので、8番歯車と9番歯車
43は、回転しない。従って、7番歯車41と8番歯車
42との噛み合いが外れた後、すなわち、ドアが所定開
閉状態外まで開かれた後は、コイルスプリング50を巻
き締める動作から解放されることになり、ドアの開き動
作が更に楽になる。
第2図に戻って、二点鎖fi5Bで示す位置まで開かれ
たドア5が、一点鎖線5Aで示す位置まで更に回動され
るとき、第1アーム2と第2アーム3とは1次第に大き
い角度をとるようになると共に、全群19は、歯車列2
6によって更に巻き上げられて蓄勢される。そして、ド
ア5が最大開き位置例えば閉じ位置から120度の位置
まで開かれたとき1位置決めカム51は、第11図に示
すように、位置決めレバー57を押動したのち、その凹
部51aにカムフォロワ60を係合させられる。カムフ
ォロワ60は、コイルスプリング59の弾力によって凹
部51aに嵌入してカム51の回動を規制する。従って
、ドア5は、設定された開き位置に位置決めされること
になる。この位置決め位置の解除は、ドアを閉じる向き
に強制的に回動させることによって、位置決めカム51
とカムフォロワ6oとの係合を外してやればよい。
航記した位置決めを解除するか、又はドア位置決め位置
の手前まで開いたドアに対する押動力又は引張り力を解
除すると、すなわちドアから手を離すと、このドアは第
2図に実線5で示す閉じ位置へ向けて回動し始める。ド
ア5が例えば第2図の二点鎖線5Aの位置まで開かれた
とき、全群19は、第9図(b)に示すように、巻き上
げられて蓄勢されている。この全群19の蓄勢力は、歯
車列26を第5図に破線矢印で示す向きに回転駆動する
すなわち、全群19によって回転させられる4番歯車2
3の回転は、3番歯車25を介して減速されて換言する
と大きいトルクを持って2番歯車24に伝達される。こ
の2番歯車24は、その小径歯部24aで1番歯車16
を破線矢印方向に回転させる。1番歯車16は、ドア5
と実質的に一体であるから、ドア5は、全群19の解放
力によって開き位置から閉じ位置へ向けて回動し始める
。4番歯車23が破線矢印方向に回転するとき、これに
噛み合っている5番歯車39は、第8図に示すように、
6番歯車40を破線矢印方向に回転させる。このとき、
7番歯1!41の第1歯部41aは、その第1欠歯部4
1cを6番歯車40の全周歯部40aに対向させている
ので、回転する6番歯車40の全周歯部40aでは回転
されない。しかし、第8図に示すように、6番歯車40
の歯部40cが7番歯車41の第2歯部41bに係合す
るようになると、7番歯車41は、第7図に示すように
二歯分だけ破線矢印方向に回転させられる。
6番歯車40の歯部40cによる間欠送り作用は。
該歯車の全周歯部40aが7番歯車の第1欠歯部41a
と係合する直前位!(第6図参照)まで続く。
第6図において、6番歯車40が破線矢印方向に回転し
てその歯部40cが、7番歯車41を二歯分送ると、6
番歯車の全周歯部40aと7番歯車の第1歯部41aと
が噛み合うようになり、こののち、7番歯車は連続して
回転させられる。7番歯車41が連続して回転し始める
とき、その第2歯部41bが8番歯車42の小径歯部4
2aに噛み合って該歯車42を破線矢印方向に回転させ
る。8番歯車42が回転すると、これに噛み合っている
9番歯車43(第5図参照)が破線矢印方向に回転する
。9番歯車43の回転は、第3図において、コイルスプ
リング50を矢印aと逆向きに回転させようとするが、
この向きの回転は該スプリングの径を増大してこれをウ
オーム歯車44の内周面に圧接させることになる。
9番歯車43とウオーム歯車44との一体化いわゆるク
ラッチの接ぎは、ウオーム歯車内周面を摺擦しつつ拡開
するコイルスプリング50が該内周面に圧接したときに
完了するので、両歯車43.44の一体化にはなんらの
シミツクも生じない。そして、クラッチが接になったこ
とにより、ウオーム歯車44は、第5図、第6図に示す
ように、破線矢印方向に回転させられる。
5番歯車39からウオーム歯車44に至る増速歯車列3
8によって、ウオーム歯車44は、増速回転させられる
のであるが、この回転は、ウオーム30を介して更に増
速されてウオーム軸31に伝達される6ウオーム軸31
が高速回転させられると、これに支持されている摩擦板
32.32が高速で回転する。摩擦板32が高速回転す
ると、その腕部32a(第3図参照)が遠心力で弾性変
形して拡開し、制動用カップ35の内周面をを摺擦して
ウオーム軸31の回転に制動をかけてその速度を下げる
。ウオーム軸の速度が低下して摩擦板の腕部32aがカ
ップ内周面から離れると、再びウオーム軸31の回転が
上がり、腕部32aでカップ内周面を摺擦するようにな
る。
このように、摩擦板32は、制動用カップ35の内周面
との摺接・離間を繰り返すことによって、低トルクで回
転しているウオーム軸31の回転速度を一定の範囲内に
維持する。
ドア5を閉じるときに回転する歯車列26の回転が、一
方向クラッチ手段36.増速歯車列37を介して制動手
段29に伝達され、この制動手段が作動し始めたときか
ら、上記各歯車列の回転には制動がかかる。すなわち、
これら歯車列の回転に制動がかけられるということは、
歯車列26の始端の2番歯車24が噛み合っている1番
歯車16に制動がかかることになる。換言すると、1番
歯車16と実質的に一体であって、閉じ方向に回動する
ドア5に制動がかかることになる。ドア5に対する制動
は、例えば第2図に一点鎖線5Aで示す開き位置から二
点鎖線5Bで示す閉じる直前の位置(制動が開始される
位置)まで回動するド、アにはかかっていないが、二点
鎖線5Bで示す閉じる直前の位置以降間じるまでの間の
ドアには制動がかかる。閉じるドア5に制動がかかるの
は、上述したように、ウオーム軸31の回転に摩擦板に
よる制動が加えられるからであるが、この制動がかかり
始めるとき、換言すると、ウオーム歯車44がウオーム
軸31を回転させるとき、摩擦板32は未だカップ35
内局面を摺擦していないから、ウオーム軸31は何等の
ショックもなく回転を開始する。従って、制動がかかっ
ていない状態から制動を受は始めたときのドアの回動速
度は滑らかに変化する。
そして、第2図に実線で示す閉じ位置まで回動させられ
たドア5は、第1アーム2に格納されている各手段や各
歯車列を第5図に示すように位置させて停止した状態に
置かれる。
図示の実施例においては、制動手段29として。
弾性体からなる摩擦板32と制動用カップ35の組合せ
からなるものを挙げたが1本発明の制動手段としては、
ウオーム軸に固着された「風切り」を用いた形式等のよ
うに周知のガバナ機構が適用されてもよい。ゴムやゴム
類似品のような弾性体からなる摩擦板32と制動用カッ
プの組合せには、独得の効果があるのでねこれを説明し
ておく。一般に上記弾性体は、温度が高いとその硬度が
低くなって弾性変形し易くなる。一方、各歯車列を構成
している個々の歯車とその支持軸との間には潤滑油が塗
布されており、この潤滑油は温度が高いとその粘度が低
下してその流動抵抗が減少する。逆に、温度が低い場合
には、摩擦板は変形し難くなり。
d■滑油の粘度は上昇して抵抗が増大する。このような
潤滑油と摩擦板の温度特性は、夏期と冬期の気温の差大
きい場所においてその特性を充分に発揮する6夏期もに
は潤滑油の粘度が下がるので、各歯車列は低抵抗下で回
転するので、閉じ方向へ回動するドアは、比較的早く回
動しようとする。
しかし、弾性体からなる摩擦板は、その硬度が下かって
変形し易くなっているので、早期に拡開変形して制動用
カップを摺擦する。そして、冬期には、夏期と逆の現象
となって現れる。従って、制動を受けながら閉じるドア
の回動速度は、気温の高低に拘らず略一定となり、気温
に応じた閉じ速度の調節が不要となる。
また1図示の実施例は、歯車列を収納した第1アーム2
をドア5に装着したが、この第1アームをドア枠の方に
装着してもよいこと勿論である。
(発明の効果) 以上のように、本発明のドアクローザ−によれば、増速
歯車列の最終段にウオームを設けたから、高速回転させ
る制動手段を作動させるための増速歯車列を短くでき、
ドアクローザ−そのものを軽量小型に製作することがで
きる。また、ウオームを用いたことによって、ドアに制
動がかかり始めるときのショックがなく、フィーリング
のよいドアクローザ−を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のドアクローザ−を概略的に示す斜視図
、第2図はドアの異なる開閉状態とそれに伴うドアクロ
ーザ−の位置を示す概略平面図、第3図は本発明のドア
クローザ−の分解斜視図。 第4図は同上の縦断面図、第5図はドアが閉じ位置に置
かれた状態における同上の平断面図、第6図はドアが僅
かに開かれた状態(及び閉じる直前)における歯車列を
示す平面図、第7図及び第8図は増速歯車列一部の作用
をそれぞれ示す平面図。 第9図は駆動力蓄積手段の全鍵を説明するための平面図
、第10図はドア位置決め手段の一例を示す平面図、第
11図はドアが位置決めされた状態を示す第10図の作
用図である。 2・・・第1アーム、3・・・第2アーム、5・・・ド
ア、8・・・ドア枠、21・・・駆動力蓄積手段、26
・・・歯車列、29・・・制動手段、30・・・ウオー
ム、38・・・増速歯車列。 う9 暖 t61)(b) う10圀 手続補正帯 昭和63年 2月2 日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 開閉自在のドアにその一端を枢着される第1アームと、 その一端を第1アームに枢着され、その他端を上記ドア
    を開閉自在に支持するドア枠に枢着される第2アームと
    、 上記第1アーム又は第2アームに保持されていて、開方
    向へのドアの回動に連れて蓄勢されてドアを閉じる向き
    への駆動力を蓄積する駆動力蓄積手段と、 ドアが開かれるときのドアの回転を上記駆動力蓄積手段
    に伝達すると共に上記駆動力蓄積手段に蓄積された駆動
    力をドアに伝達する歯車列と、上記駆動力蓄積手段の解
    放力により回転してこの解放力に制動を加える制動手段
    と、 その始端を上記駆動力蓄積手段に連結されていて、上記
    駆動力蓄積手段の解放力を増速して上記制動手段に伝達
    する歯車列であって、その最終段にウォームを有する増
    速歯車列と からなるドアクローザー。
JP62051653A 1987-03-06 1987-03-06 ドアクロ−ザ− Expired - Lifetime JPH0627445B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63206584A (ja) * 1987-02-20 1988-08-25 株式会社三協精機製作所 ドアクロ−ザ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63206584A (ja) * 1987-02-20 1988-08-25 株式会社三協精機製作所 ドアクロ−ザ−

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