JPS63219781A - ドアクロ−ザ− - Google Patents

ドアクロ−ザ−

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JPS63219781A
JPS63219781A JP5165487A JP5165487A JPS63219781A JP S63219781 A JPS63219781 A JP S63219781A JP 5165487 A JP5165487 A JP 5165487A JP 5165487 A JP5165487 A JP 5165487A JP S63219781 A JPS63219781 A JP S63219781A
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JP
Japan
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gear
door
arm
tooth portion
driving force
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JP5165487A
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折井 誠
勝彦 林
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Nidec Instruments Corp
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、開いたドアを自動的に閉じるドアクローザ
−に関する。
(従来の技術) 従来、最も多く実用化されているドアクローザ−は、第
12図に示すように、オイル式のドアクローザ−である
、ドアクローザ−80は、図示しないスプリング、オイ
ル、ラック、ピニオン等を収納していて1図示しないド
アの上端縁に固着されるドアクローザ一本体81と、そ
の基端82aを図示されないドア枠に回動自在に取り付
けられた第1リンクアーム82と、その基端83aを本
体内のピニオンに一体的に連結され2他端83bを第1
リンクアームの他端82bに枢着された第2リンクアー
ム83とからなっている。
そして、ドアを開くと、該ドアと一体のドアクローザ一
本体81と各リンクアームの相対角度が変化し、本体8
1内のピニオンがラックを移動させることにより、スプ
リングを蓄勢する。そして、ドアが閉じられるときには
、貯溜されているオイルの流動抵抗を利用してドアの閉
じ速度にダンパ効果を効かせるようになっている。
また、ドアクローザ−として、ドアを開く時に全舞を蓄
勢し、ドアを閉じる時に全舞の解放力を歯車列で機械式
(遠心力式)ガバナや電磁式ガバナに伝達してダンパ効
果を持たせる所謂機械式のドアクローザ−も提案されて
いる。そして、この機械式ドアクローザ−においても、
その主な構成はドアクローザ一本体、第1・第2リンク
アームとからなっている。
(発明が解決しようとする問題点) オイル式ドアクローザ−は、シリンダーに封入されたオ
イルの流動抵抗を利用してダンパ効果を得ているので、
気温の変化に応じてダンパ効果のばらつきがある。すな
わち、高温時にはオイルの粘度が低下するため流動抵抗
が下がってドアの閉じ速度が早くなり、逆に低温時には
流動抵抗が高くなるのでドアの閉じ速度が遅くなる。そ
のために、従来のオイル式の場合には、ドアの閉じ速度
を調整する必要があった。また、オイル式においては、
封入されたオイルが洩れる、という欠点があり、耐久性
に問題がある。更に、大きなばね力と油圧に耐えるシリ
ンダを含むケーシングを用意しなければならないため、
ドアクローザ−自体が入電で重いものにならざるを得な
い、という問題がある。ドアクローザ−の重量が大きい
と、これの取付作業が煩わしくなる、という問題もある
また、機械式のドアクローザ−の場合、温度変化に伴う
ダンパ効果のばらつきやオイル洩れという問題は生じな
いのであるが、全舞とガバナ間に配設される歯車の数を
多くしないと所定の増速比が得られないため、全体の構
造が大きくなってしまう、という問題がある。
そして、方式を問わず、ドアクローザ−には。
ドアを確実に閉じることは勿論であるが、ドアを軽く且
つフィーリングよく開くことができること等の機能的な
特性の他にドア廻りの美観を損なわない外観を有するこ
とも大きく要求される。しかし、実用化されているドア
クローザ−は、実用本位であって、美観を損なう大きな
ドアクローザ一本体をドアに取付けているのが実情であ
る。
本発明の目的は、気温の変化によるダンパ効果にばらつ
きがなくてオイル洩れがなく、しかもドア廻りの美観を
損なわない小嵩・軽量のドアクローザ−を提供すること
にある6 (問題点を解決するための手段) 本発明のドアクローザ−は、ドア廻りの美観を損なう従
来のドアクローザ一本体をなくして、ドアにその一端を
枢着される第1アームと、その一端を第1アームに枢着
され、その他端をドア粋に枢着される第2アームと、開
方向へのドアの回動に連れて蓄勢されてドアを閉じる向
きへの駆動力を蓄積する駆動力蓄積手段と、上記駆動力
蓄積手段に蓄積された駆動力をドアに伝達すると共にド
アが開かれるときのドアの回転を上記駆動力蓄積手段に
伝達する歯車列と、上記駆動力蓄積手段の解放力により
回転されてこの解放力に制動を加える制動手段と、上記
駆動力蓄積手段と制動手段との間に配設されていて、上
記駆動力蓄積手段の解放力を増速して上記制動手段に伝
達する増速歯車列とからなっていて、上記駆動力蓄積手
段、歯車列、制動手段、増速歯車列を上記第1アームま
たは第2アームに組み込んだことを特徴とするゆ(作 
 用) ドアを開くと、歯車列を介して駆動力蓄積手段が付勢さ
れる。ドアを開く作用を解除すると、駆動力蓄積手段に
蓄積された駆動力によってドアは閉じる向きに回動する
。このとき、駆動力蓄積手段の解放力は、増速歯車列を
介して作動する制動手段により制動を加えられる。ドア
の開閉に伴い、各歯車列や各手段はこれらを収納してい
るアーム内で作動させられる。
(実施例) 以下、図示の一実施例に基づいて本発明の詳細な説明す
る。
第1図において、ドアクローザ−1は、第1アーム2と
、第2アーム3とからなっていて、両アームはアーム軸
4で互いに枢着されている。第2図に示すように、第1
アーム2は、その一端2aを、ドア5に固着された第1
アーム取付金具6と1番軸7を介してドア5に枢着され
ている。第2アーム3の他端3aは、ドア枠8に固着さ
れた第2アーム取付金具9とピン10を介してドア枠8
に枢着されている。ドア5は、ドアヒンジ12によって
ドア枠8に開閉自在に支持されている。第2図において
、実線は、ドア5が閉じている状態を示し、一点鎖線5
Aはドアが略90度開かれた状態を示し、二点鎖線5B
は、閉じ方向に回動するドアに制動が掛かり始める位置
(若しくは僅かに開かれた位置)を示していて、ドアの
それぞれの位置に応じて第1アーム2と第2アーム3と
は相対的な位置が変化している。なお、ドア5は、90
度以上開くことができるのであるが、第2図は図示の都
合上90度の開き位置に抑えである。
第3図、第4図及び第5図に基づいてドアクローザ−1
の構成の詳細を説明する。
第2アーム取付金具9は、その折曲部9aをドア枠8(
第2図参照)の上枠に固定される。第2アーム3の他端
3aと上記取付金具9とは、ピンlOで互いに枢着され
ている。第1アーム2は、上ケース2bと下ケース2c
とからなっていて、これらケースは互いに重合されたの
ち複数の固定ねじ13゜13・・・によって固定されて
いる。第1アーム2の一端2aには、角軸からなる1番
軸7が挿通されていて、その両端は、第1アーム取付金
具6の角孔6a、6aに嵌合されたのち、ねじ14.1
4で固定されている。第1アーム取付金具6は、断面コ
の字状に折曲されていて、その基部6bをドア5(第2
図参照)の適所に固定されている。第2アーム3の一端
3bと第1アーム2の他端2dには、アーム軸4が挿通
されていて、両アームを、枢着している。
アーム軸4の一端にはEリング15が係合され、その他
端はかしめられている。第1アーム2内に位置している
1番軸7には、1番歯車16がその角孔16aを嵌合さ
せて支持されている。従って、1番歯車16は、第1ア
ーム取付金具6を介してドア5(第2図参照)と実質的
に一体である。1番歯車16の両端のボス部16b、1
6bは、上下のケース2b、2cの軸孔2e、2eに回
動自在に嵌合されている。
下ケース2cには、全部収納箱17と、入出力軸として
の4番軸18と、収納箱の係合切欠17aにその一端1
9aを、4番軸に同値した係止ど“ン20にその他端1
9bをそれぞれ係止した全課19(第9図参照)とから
なる駆動力蓄積手段21が配設されている。
全部収納箱17にはカバー17bが固着されている。
全部収納箱17は、カバー17bを下ケース2Cに固定
ねじ22,22で締め付けることにより固定されている
。4番軸18は、全部収納箱17に、軸方向には移動し
ないように且つ回転自在に支承されている。
カバー17bから突出している4番軸18の突出端18
aは、周面の一部を切り殺がれていて、出力歯車として
の4番歯車23に係合してこれを支持している。
4番歯車23と1番歯車16との間には、2番歯車24
と3番歯車25とからなる歯車列26が配設されている
。2番歯車24と3番歯車25は、それぞれの端部を上
ケース2bと下ケース2cに嵌合された2番軸27と3
番軸28にそれぞれ回転自在に支持されている。2番歯
車24は、1番歯車16に噛み合う小径歯部24aと、
3番歯車25の小径歯部25aに噛み合う大径歯部24
bとからなっている。3番歯車25は、上記小径歯部2
5aと、4番歯車23に噛み合う大径歯部25bとから
なっている。詳細は後述するが、この歯車列26は、ド
アを開くときには、1番歯車16の回転を4番軸18に
増速伝達して全課19を巻き上げてこれを蓄勢し、ドア
を閉じるときには全課19の解放力を減速して1番歯車
16に伝達するものである。
第1アーム2には、制動手段29が設けられている。こ
の制動手段29は、ウオーム30を形成されたウオーム
軸31と、この軸に圧入された一組の摩擦板32.32
と、軸に圧入された摩擦仮受は台33と、摩擦板抑え輪
34と、摩擦板32の外周縁に近接していて、これを囲
繞する制動用カップ35とからなっている。制動用カッ
プ35は、そのフランジ35aを下ケース2cに形成さ
れた取付溝2fと、上ケース2bに形成された取付溝(
図示せず)に圧入して固定されている。ウオーム軸31
は、その一端3−1 aをカップの天井部に形成された
軸受孔に、その他端31bを下ケース2cに形成された
軸受溝2gにそれぞれ嵌合させることによって、回転自
在に支承されている。軸受溝2gには、上ケース2bに
形成された図示しない軸押え部が係合して、該溝に係合
された軸端30bを支承する。摩擦板32.32は、図
示の例の場合、ゴム又はゴム類似品からなる弾性材料で
形成されている。そして、この各摩擦板32は。
巴状に延びていて、弾性変形する腕部32a、32aを
形成されている。この腕部32aの外周縁は、ウオーム
軸31が所定速度以下で回転している分にはカップ内周
面から離れているが、所定速度以上で回転すると、遠心
力によって円周方町外側へ弾性変形して制動用カップ3
5の内周面を摺擦して該軸の回転に制動を掛ける。
駆動力蓄積手段21と制動手段29との間には、一方向
クラッチ手段36と間欠伝達手段37を含む増速歯車列
38が配設されている。
増速歯車列38は、4番歯車23に噛み合う大径の5番
歯車39と、全周歯部40aと歯部40cを有する欠歯
部40bを形成された小径の6番歯車40と、上記全周
歯部40aに噛み合う第1歯部41aと歯部40cに噛
み合う第2歯部41bを形成された大径の7番歯車4】
と、上記第1歯部41aと第2歯部41bの何れかに噛
み合う小径歯部42aと大径の歯部42bを形成された
8番歯車42と、上記大径の歯部42bに噛み合う小径
の9番歯車43と、この9番歯車とで一方向クラッチ手
段36を構成しているウオーム歯車44と、該歯車列の
最終段に位置する前記したウオーム30とからなってい
る。この増速歯車列38は、駆動力蓄積手段21の全群
19の解放力を増速して制動手段29のウオーム軸31
に伝達するものである。なお、図示の実施例における増
速歯車列38には、後述する間欠伝達手段37と一方向
クラッチ手段36が組み込まれているので、全群19の
解放力を常に増速して伝達するものではない。
5番歯車39は、全部収納箱のカバー17bに同値され
た支持軸45に回転自在に支持されている。支持軸45
の他端は上ケース2bに嵌合されている。
6番歯車40,7番歯車41,8番歯車42,9番歯車
43とウオーム歯車44は、それぞれの両端を下ケース
2cと上ケース2bに係合された6番軸46,7番軸4
7.8番軸48,9番軸49にそれぞれ回転自在に支持
されている。
一方向クラッチ手段36は、9番歯車43を入力部とし
、ウオーム歯車44を出力部とするスプリングクラッチ
である。コイルスプリング5oは、歯車43の筒部43
aに巻装されていて、その一端50aを切欠43bに係
止されている。スプリング5oは、そのコイル部分をウ
オーム歯車44の内周面44a(第4図参照)に摺接し
ていて、9番歯車43が矢印a方向(第3図参照)に回
転するドア開き時には、これが巻き締まる向きに回転す
ることによって9番歯車の回転をウオーム歯車44に伝
達しない、9番歯車43が矢印aと逆向きに回転するド
ア閉時には、コイルスプリング50が拡開させられるこ
とによって、該歯車43の回転をウオーム歯車44に伝
達し、ウオーム30を高速度で回転駆動する。
間欠伝達手段37は、増速歯車列38の一部に組み込ま
れていて、6番歯車40,7番歯車41,8番歯車42
とからなっている。第3図、第5図、第7図及び第8図
に示すように、6番歯車40の、軸方向における上半部
には全周歯部40aが形成され、下半部には一つの歯部
40cを有する欠歯部40bが形成されている。歯部4
0cは全周歯部40aの一つの歯と連続して形成されて
いる。7番歯車41は、軸方向における上半部の半周に
第1欠歯部41cを形成された第1歯部41aと、下半
部の半周に第2欠歯部41dを形成された第2歯部41
bと、第2歯部41bの下端に形成されていて、第2欠
歯部41dと同径の全周欠歯部4Lfとからなっている
。第1歯部41aの両端に位置する歯と第2歯部41b
の両端に位置する歯とは、符号41e、41eで示すよ
うに、互いに連続して形成されている。8番歯車42の
小径歯部42aの歯厚は、7番歯車41の第1歯部41
aの歯部と第2歯部41bの歯部に共に噛み合い可能な
厚さに形成されている。8番歯車42の小径歯部の下端
部には。
小径歯部42aの歯先縁より僅かに大きい径の円周部4
2cが形成され、この円周部からは、7番歯車41の全
周欠歯部41fより僅かに大きい径の円弧部42d(第
6図参照)を有する突起部42eが形成されている。そ
して2回転する6番歯車40の全周歯部40aが7番歯
車41の第1歯部41aに係合しているときには、歯車
40の回転は7番歯車41を一歯ずつ送るが、歯部40
cが第1欠歯部41cに対応するときには。
歯部40cが7番歯車41の第2歯部41bに係合して
6番歯車40の一回転で7番歯車41を二歯ずつ送るよ
うになっている。また、8番歯車42の突起部42eが
7番歯車41の全周欠歯部41fに対向(第6図参照)
しているときには、7番歯車の回転が8番歯車42に伝
達されないようになっている。これら間欠送り作用につ
いては後で詳述する。
第3図、第4図及び第10図において、上ケース2bの
他端2dには、ストッパ取付凹部2hが形成されている
。ストッパ取付凹部2hには、ドア5を開き位置に位置
決めするドア位置決め手段53が収納されている。第2
アーム3の一端3bの下面には、アーム軸4に挿通させ
た位置決めカム51がねじ52.52によって固着され
ている0位置決めカム51には、凹部51aが形成され
ている。凹部2hの底部には、地板54がねじ55,5
5によって固着されている。ねじ55,55は、上ケー
ス2bを貫通して、下ケース2cに形成された雌ねじ部
2i、2iに螺合されている。地板54には、これに同
核されたピン56によってストッパレバー57が枢着さ
れている。
ストッパレバーの自由端には、軸58が枢着されている
。軸58の一端は、地板の立ち上げ部54aの案内孔5
4bに摺動自在に挿通されている。軸58の段部と立ち
上げ部54aとの間には、伸張性のコイルスプリング5
9が巻装されていて、ストッパレバー57をアーム軸4
に近付ける向きに付勢している。
ストッパレバー57には、カムフォロワ60が回転自在
に装着されている。このカムフォロワ60は、コイルス
プリング59の弾力によってその局面を位置決めカム5
1に押し付けられているのであるが、第10図において
は両者を離して示してある。
位置決めカム51は、第2アーム3に対する取付角度を
選ぶことによって、ドア5の開き位置を選択することが
できる。カム51の取付角度は、第2アーム3の他端3
bに複数個形成された取付孔3c。
3cのうちのどの孔を選ぶかによって決定する。
以上のように構成された実施例の作用を説明する。
第2図において、ドア5が閉じられているとき、ドアク
ローザ−1は実線で示すように、第1アーム2と第2ア
ーム3とを互いに重合させた状態に折り畳まれている。
このとき、第1アーム2に収納されている各手段や歯車
列の相対位置は、第5図に示すようになっている。すな
わち、駆動力蓄積手段21の全群19は、第9図(a)
に示すように、巻き解された状態にある。但し、この状
態におかれた全群I9は、その蓄勢力を完全に解放され
たものではなく、幾らかの余力を残した状態にある。
間欠伝達手段37は、7番歯車41の第1・第2歯部4
1a、41bの両端部において連続している歯部41e
、41eを6番歯車40の全周歯部4daと8番歯車4
2の小径歯部42aに噛み合わせている。6番歯車40
の歯部40cは、図示の位置にあり、8番歯車42の突
起部42eも図示の位置にある。また、ドア5を開き位
置に位置決めするための位置決めカム51は、第10図
に示す位置に置かれている。なお、第10図において1
位置決めカム51は、ドア5を閉じ位置から例えば12
0度開0た位置に保持するように、第2アーム2に取り
付けられているものとする。
第2図に実線示す状態におかれたドア5が二点鎖線で示
す位置へ向けて回動すると、すなわちドアが開かれると
、ドア5と一体の第1アーム取付金具6を介して1番歯
車16がドアヒンジ12を中心に公転させられる。1番
歯車16が公転すると、第5図に示すように、これに噛
み合っている2番歯車24が実線矢印方向に回転させら
れる。2番歯車24の回転は、3番歯車25を介して4
番歯車23に伝達される。4番歯車23から2番歯車2
4に至る歯車列は2番歯車24か°ら4番歯車23に伝
達される場合には、増速歯車列として作用し、2番歯車
24の回転角に対して4番歯車23を大きく回転させる
。4番歯車23が回転すると、4番軸18が回転させら
れて、これにその一端を係止されている全群19を巻き
上げて駆動力を蓄積する。
第5図において、4番歯車23が実線矢印方向に回転さ
せられるとき、これに噛み合っている5番歯車39が回
転させられ、6番歯車40を実線矢印方向に回転させる
。6番歯車40は、全周歯部40aを7番歯車41の第
1歯部41aに係合しているので、この7番歯車41を
実線矢印方向に回転させる。このとき、7番歯車41は
、その第2歯部41bを8番歯車42に噛み合わせてい
るので、該歯車42を実線矢印方向に回転させる。8番
歯車42の大径歯部42bは9番歯車43に噛み合って
いて、これを実線矢印方向に回転させる。9番歯車43
が示矢方向に回転すると、コイルスプリング50(第3
図参照)が矢印a方向に回転して巻き締まることによっ
て、ウオーム歯車44の内周面44aとの摩擦力が低下
し。
ウオーム30に噛み合っているウオーム歯車44を回転
させることができなくなる。従って、ドア5を開くとき
には、一方向クラッチ手段36が作用することによって
、増速歯車列38をその途中で分断させるので、制動手
段29が作動しない、よって、ドアを開くときに必要と
する力が小さくて済む。
そして、第2図に二点鎖線5Bで示す位置までドアが開
かれると、増速歯車列38を構成している各歯車は、第
6図に示すようにその態位を変化させる。なお、第2図
の二点鎖線で示すアーム位置と第6図に示すアーム位置
とは1図示の都合上アーム同士の角度を変えである。
ドアの開き動作に連れて回転する6番歯車40の全周歯
部40aは、7番歯車4Jの第1歯部41aに噛み合っ
てこれを実線矢印方向に回転させる。7番歯車41が、
第6図に示すように、第1欠部41aと6番歯車40の
全周歯部40aとの噛み合いが外れる位置まで回転させ
られたとき、第2歯部41bで回転させられている8番
歯車42は、第6図に示すように、その突起部42eを
7番歯車41に対向する位置まで回転させられて、7番
歯車41の第2歯部41bと小径歯部42aとの噛み合
いを外される。なお。
回転して来た突起部42eが7番歯車41の全周欠歯部
41fに対向し得るように、全周欠歯部41fには、突
起部が嵌入する図示されない凹部が形成されている。
第6図に示すように、6番歯車40の全周歯部40aと
7番歯車41の第1歯部41aとの噛み合いが外れたの
ちも6番歯車はドアの開き動作に連れて実線矢印方向に
回転させられている0回転する6番歯車40の歯部40
c(第3図参照)が、第7図に示すように、7番歯車4
1の第2歯部41cに噛み合うと。
該歯車41は歯部40cによって二歯分だけ回転させら
れる。6番歯車40の歯部40cによる間欠送り作用は
、ドア5の開き動作が終るまで繰り返され、第8図に示
すように、7番歯車41を実線矢印方向に空送りする0
間欠送りされる7番歯車41は、その全周欠歯部41f
を8番歯車42の円弧部42dに対向させているので、
8番歯車と9番歯車43は、回転の全周欠歯部41fを
8番歯車42の円弧部42dに対向させているので、8
番歯車と9番歯車43は、回転しない。従って、7番歯
車41と8番歯車42との噛み合いが外れた後、すなわ
ち、ドアが所定の開閉状態外まで開かれた後は、コイル
スプリング50を巻き締める動作から解放されることに
なり、ドアの開き動作が更に楽になる。
第2図に戻って、二点鎖線5Bで示す位置まで開かれた
ドア5が、一点鎖線5Aで示す位置まで更に回動される
とき、第1アーム2と第2アーム3とは、次第に大きい
角度をとるようになると共に、全部19は、歯車列26
によって更に巻き上げられて蓄勢される。そして、ドア
5が最大開き位置例えば閉じ位置から120度の位置ま
で開かれたとき1位置決めカム51は、第11図に示す
ように、位置決めレバー57を押動したのち、その凹部
51aにカムフォロワ60を係合させられる。カムフォ
ロワ60は、コイルスプリング59の弾力によって凹部
51aに嵌入してカム51の回動を規制する。従って、
ドア5は、設定された開き位置に位置決めされることに
なる。この位置決め位置の解除は、ドアを閉じる向きに
強制的に回動させることによって、位置決めカム51と
カムフォロワ60との係合を外してやればよい。
前記した位置決めを解除するか、又はドア位置決め位置
の手前まで開いたドアに対する押動力又は引張りカを解
除すると、すなわちドアから手を離すと、このドアは第
2図に実線5で示す閉じ位置へ向けて回動し始める。ド
ア5が例えば第2図の二点鎖線5Aの位置まで開かれた
とき、全群19は、第9図(b)に示すように1巻き上
げられて蓄勢されている。この全群19の蓄勢力は、歯
車列26を第5図に破線矢印で示す向きに回転駆動する
すなわち、全群19によって回転させられる4番歯車2
3の回転は、3番歯車25を介して減速されて換言する
と大きいトルクを持って2番歯車24に伝達される。こ
の2番歯車24は、その小径歯部24aで1番歯車16
を破線矢印方向に回転させる。1番歯車16は、ドア5
と実質的に一体であるから、ドア5は、全群19の解放
力によって開き位置から閉じ位置へ向けて回動し始める
。4番歯車23が破線矢印方向に回転するとき、これに
噛み合っている5番歯車39は、第8図に示すように、
6番歯車40を破線矢印方向に回転させる。このとき、
7番歯車41の第1歯部41aは、その第1欠歯部41
cを6番歯車40の全周歯部40aに対向させているの
で、回転する6番歯車40の全周歯部40aでは回転さ
れない。しかし、第8図に示すように、6番歯車40の
歯部40cが7番歯車41の第2歯部41bに係合する
ようになると、7番歯車41は、第7図に示すように。
二歯分だけ破線矢印方向に回転させられる。
6番歯車40の歯部40cによる間欠送り作用は、該歯
車の全周歯部40aが7番歯車の第1欠歯部41aと係
合する直前位置(第6図参照)まで続く。この間欠伝達
作用が続いている間は、一方向クラッチ手段と制動手段
は回転させられないから5手動でドアを閉じようとする
とき、その押動力が小さくて済む、換言すると、ドアを
軽く閉じることができる。
第6図において、6番歯車40が破線矢印方向に回転し
てその歯部40cが、7番歯車41を二重分送ると、6
番歯車の全周歯部40aと7番歯車の第1歯部41aと
が噛み合うようになり、こののち、7番歯車は連続して
回転させられる。7番歯車41が連続して回転し始める
とき、その第2歯部41bが8番歯車42の小径歯部4
2aに噛み合って該歯車42を破線矢印方向に回転させ
る。8番歯車42が回転すると、これに噛み合っている
9番歯車43(第5図参照)が破線矢印方向に回転する
。9番歯車43の回転は、第3図において、コイルスプ
リング50を矢印aと逆向きに回転させようとするが、
この向きの回転は該スプリングの径を増大してこれをウ
オーム歯車44の内周面に圧接させることになる。
9番歯車43とウオーム歯車44との一体化いわゆるク
ラッチの接ぎは、ウオーム歯車内周面を摺擦しつつ拡開
するコイルスプリング50が該内周面に圧接したときに
完了するので、両歯車43.44の一体化にはなんらの
ショックも生じない。そして、クラッチが接になったこ
とにより、ウオーム歯車44は、第5図、第6図に示す
ように、破線矢印方向に回転させられる。
ウオーム歯車44は、5番歯車39からウオーム歯車4
4に至る増速歯車列38によって、増速回転させられる
のであるが、この回転は、ウオーム30を介して更に増
速されてウオーム軸31に伝達される。
ウオーム軸31が高速回転させられると、これに支持さ
れている摩擦板32.32が高速で回転する。摩擦板3
2が高速回転すると、その腕部32a(第3図参照)が
遠心力で弾性変形して拡開し、制動用カップ35の内周
面をを摺擦してウオーム軸31の回転に制動をかけてそ
の速度を下げる。ウオーム軸の速度が低下して摩擦板の
腕部32aがカップ内周面から離れると、再びウオーム
軸31の回転が上がり、腕部32aでカップ内周面を摺
擦するようになる。
このように、摩擦板32は、制動用カップ35の内周面
との摺接・離間を繰り返すことによって、低トルクで回
転しているウオーム軸31の回転速度を一定の範囲内に
維持する。
ドア5を閉じるときに口軽する歯車列26の回転が、一
方向クラッチ手段36.増速歯車列37を介して制動手
段29に伝達され、この制動手段が作動し始めたときか
ら、上記各歯車列の回転には制動がかかる。すなわち、
これら歯車列の回転に制動がかけられるということは、
歯車列26の始端の2番歯車24が噛み合っている1番
歯車16に制動がかかることになる。換言すると、1番
歯車16と実質的に一体であって、閉じ方向に回動する
ドア5に制動がかかることになる。ドア5に対する制動
は。
例えば第2図に一点鎖115Aで示す開き位置から二点
鎖線5Bで示す所定の開閉状態の直前の位置(制動が開
始される位置)まで回動するドアにはかかっていないが
、二点鎖線5Bで示す所定開閉状態内に入ると、それ以
降は閉じるまで回動するドアに制動がかかる。閉じるド
ア5に制動がかかるのは、上述したように、ウオーム軸
31の回転に摩擦板による制動が加えられるからである
が、この制動がかかり始めるとき、換言すると、ウオー
ム歯車44がウオーム軸31を回転させるとき、摩擦板
32は未だカップ35内局面を摺擦していないから。
ウオーム軸31は何等のショックもなく回転を開始する
。従って、制動がかかっていない状態から制動を受は始
めたときのドアの回動速度は滑らかに変化する。
そして、第2図に実線で示す閉じ位置まで回動させられ
たドア5は、第1アーム2に格納されている各手段や各
歯車列を第5図に示すように位置させて停止した状態に
置かれる。
図示の実施例は、歯車列や駆動力蓄積手段等の主要機構
を、ドアに枢着された第1アームに組み込んだが、かか
る主要機構はドア枠に枢着される方の第2アームに組み
込まれてもよい。
また、第1アームと第2アームの双方若しくは一方をド
ア若しくはドア枠に埋め込んでもよい。
この場合には、ドアを閉じたとき、ドアクローザ−がド
ア取付は部に突出しないから、ドア廻りの美観が更に向
上する。
更に、図示の実施例は、駆動力蓄積手段として全舞を用
いているが、この全舞に代えてコイルスプリングを用い
ることもできる。制動手段として。
弾性変形する摩擦板と制動用カップを示したが、ガバナ
機構としてよく知られている「風切り」を用いてもよい
。制動手段をウオームで回転駆動するようにすると、少
ない歯車数で増速歯車列を構成できると同時に主要機構
を組み込むアームを薄型に形成できるという効果がある
(発明の効果) 以上のように、本発明のドアクローザ−によれば、駆動
力蓄積手段や歯車列等をアームに組み込んだので、従来
ドア廻りの目障りとなっていたドアクローザ一本体がな
くなり、ドアクローザ−そのものの取付はスペースが小
さくなると共にドア廻りの美観が大きく向上する。また
、ドアクローザ一本体がなくなったということは、ドア
への取付は作業が楽になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のドアクローザ−を概略的に示す斜視図
、第2図はドアの異なる開閉状態とそれに伴うドアクロ
ーザ−の位置を示す概略平面図、第3図は本発明のドア
クローザ−の分解斜視図、第4図は同上の縦断面図、第
5図はドアが閉じ位置に置かれた状態における同上の平
断面図、第6図はドアが所定開閉状態に置かれた位置に
おける歯車列を示す平面図、第7図及び第8図は間欠伝
達手段の作用をそれぞれ示す平面図、第9図は駆動力蓄
積手段の全舞を説明するための平面図、第10図はドア
位置決め手段の一例を示す平面図、第11図はドアが位
置決めされた状態を示す第10図の作用図、第12図は
従来のドアクローザ−の−例を示す斜視図である。 2・・・第1アーム、3・・・第2アーム、5・・・ド
ア、8・・・ドア枠、21・・・駆動力蓄積手段、26
・・・歯車列、29・・・制動手段、38・・・増速歯
車列。 ff>7  幻 予δ口 1’!>’l  刀 (d>       (b> う10口 手続補正帯 1や′、 昭和63年 2月2 日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 開閉自在のドアにその一端を枢着される第1アームと、 その一端を上記第1アームに枢着され、その他端を上記
    ドアを開閉自在に支持するドア枠に枢着される第2アー
    ムと、 開方向へのドアの回動に連れて蓄勢されてドアを閉じる
    向きへの駆動力を蓄積する駆動力蓄積手段と、 上記駆動力蓄積手段に蓄積された駆動力をドアに伝達す
    ると共にドアが開かれるときのドアの回転を上記駆動力
    蓄積手段に伝達する歯車列と、上記駆動力蓄積手段の解
    放力により回転してこの解放力に制動を加える制動手段
    と、 上記駆動力蓄積手段と上記制動手段との間に配設されて
    いて、上記駆動力蓄積手段の解放力を増速して上記制動
    手段に伝達する増速歯車列とからなっていて、 上記駆動力蓄積手段、歯車列、制動手段、増速歯車列が
    上記第1アームまたは第2アームに組み込まれているこ
    とを特徴とするドアクローザー。
JP5165487A 1987-03-06 1987-03-06 ドアクロ−ザ− Granted JPS63219781A (ja)

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JPH051873B2 JPH051873B2 (ja) 1993-01-11

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