JPS63212163A - 物品の高所輸送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は物品の高所輸送方式、より詳しくは、製鋼所や
自動車工場等の重量物の製造、重量構造物組立工場等に
おける物品の高所輸送方式に関するものである。

〔従来技術〕

従来、重量物の製造工場や重量構造物組立工場等におい
て、部品の保管場斯文は製作場所である第１の地点とそ
の加工場所あるいは組立場所である第２の地点とが離れ
ており、かつその間に障害物等がある場合においては、
その部品を高所移送するため、天井クレーンが使用され
ている。

この天井クレーンは架台上に敷設されたレール上を天井
クレーンが走行するものであるが、この天井クレーンは
第１の地点と第２の地点間に直線上に敷設されたレール
上を往復して物品を移送するものであるため、物品の移
送頻度が多い場合、待ち時間が必要となり、そのため効
率が悪いものとなっていた。

〔発明の目的〕

本発明は前記したような従来の問題点を解決するために
なされたものであって、その目的とするところは、物品
の高所移送を行なう場合において、その輸送効率の向上
を計らんとする点にある。

〔発明の概要〕

本発明は前記した目的を達成するために、物品を積み降
ろしする複数の地点に、上面にレールを有する昇降台を
配置し、前記昇降台間に前記昇降台上のレールに接続さ
れる高所レールを敷設し、前記高所レールに沿い、この
高所レールに案内される移動台車を移動させる手段をル
ープ状に周回させ、前記移動台車はこれの移動させる手
段と結合あるいは離反するように構成されていることを
特徴とする物品の高所輸送装置である。

更に具体的には、 （１）物品を移動台車に積み降ろしする地点が２地点の
場合には、第１の地点と第２の地点とに上面にレールを
有する昇降台をそれぞれ配置する。

（２）前記昇降台間の空間に前記昇降台上のレールに連
接される高所レールを敷設する。

（３）前記第１の地点及び第２の地点にそれぞれ水平ロ
ータを配置する。そして各水平ロータにワイヤーローフ
゛をループ ロープが前記高所レールの上部に位置するように配置す
る。

（４）前記各水平ロータの少なくとも一方に駆動装置を
設ける。

（５）前記高所レール上に移動台車を設け、この移動台
車は前記ワイヤロープを把持する手段を設ける。

（６）　　そして、前記第１の地点において移送台車上
に物品を搭載して第１の地点から第２の地点に移送する
。

要するに、各種の設備や工作機械等が設置されている部
分の上方の空間部に高所レールを敷設し、物品を積み降
ろしする地点に昇降台を設置する。この昇降台には前記
高所レールに接続されるレールが設けられている。

そして高所レールと昇降台上を移動台車を移動させるわ
けであるが、この移動には、高所レール上に輸送手段を
ループ状に周回させる。また、移動台車には前記輸送手
段を把持したり、放したりする把持手段を設けており、
必要に応じて輸送手段と移動台車を結合させてこの移動
台車を所定の位置まで移動させるのである。

昇降台は、移動台車を載置し、これを高所レールの位置
まで昇降させる機能を有するものであれば、この昇降手
段には従来公知のものを使用することができる。

移動台車を移動させる輸送手段は、通常はワイヤロープ
であるが、ループ状に周回させることができるチェーン
あるいは可撓性のあるリンク機構等を使用することがで
きる。

更に、場合によっては輸送手段をループ状に構成する代
わりに、例えば、シリンダ装置．リニヤモータ等、所定
の距離だけ移動台車を移動させる機能を有する装置を使
用することもできる。

〔実　施　例〕

以下、第１図ないし第９図に基づき本発明による物品の
高所移送方式の一実施例を説明する。

第１図は本発明を実施するために使用される装置の概略
側面図、第２図はその平面図である。

これらの図において１及び２は第１の地点Ａ及び第２の
地点Ｂにそれぞれ設けられた昇降台で、この昇降台１及
び２は高所レール３を支持する架台４に沿って上下動す
るようになっている。

５及び６は第１の地点Ａ及び第２の地点Ｂに設けられた
水平ロータで、この水平ロータ５及び６間にワイヤーロ
ープ７がループ状に配置されている。そして８は物品Ｃ
の移送台車である。

・詳述すれば、昇降台１は（昇降台２も同一構造のため
一方のみについて説明する）第３図及び第４図に示され
るように、上面にレール９が設けられ架台４の側面に設
けられたラック１０に噛合うピニオン１１を電動モータ
ーの如き駆動機１２により回転させることによって昇降
するようになっている。なお、この駆動機１２はシリン
ダ装置やレバ一式の昇降装置等を使用することができる
。

架台４上に設けられる高所レール３は、水平ロータ５．
６の下部において円弧状に湾曲し、昇降台１及び２が上
昇したときレール９と接続されてループ状となるように
配置されている。

水平ロータ５及び６は何れも支柱１３によって支持され
、その何れか一方に図示しない駆動装置が設けられ、こ
の駆動装置により水平ロータ５又は６が回転されワイヤ
ーロー１７を作動させるようになっている。

移動台車８は第５図及び第６図に示されるように、ワイ
ヤロープ７を把持するための把持装置１４を有する上部
台車８ａと、この上部台車８ａ側部を案内するガイド１
５及び車輪１６を有する下部台車８ｂとにより構成され
るとともに下部台車８ｂには、第７図に示されるような
ロック機構１７が設けられている。即ち、このロック機
構１７は下部台車８ｂに取付けられたガイド１８に沿っ
て上下動可能でその下部に突起１９を有する口・ツク部
材２０と下部台車８ｂにビン２１によりＡ−Ａ’　方向
に揺動可能な如く支持され、一端に前記ロック部材２０
が連結され、他端は折曲して下部台車８ｂ上に突出可能
なように構成されたレバー２２とにより構成され上部台
車８ａが下部台車８ｂと切り離されるとロック部材２０
は自重により下降し、その下部の突起１９が昇降台１上
に取付けられたランク部材２３に噛合って、下部台車８
ｂを昇降台ｌに固定するようになっている。

なお、昇降台１上において上部台車８ａと下部台車８ｂ
とを切り離した場合、上部台車８ａの重量がワイヤーロ
ープ７に作用するため必要により第８図に示すように架
台３上に支持フレーム２４を配置し、この支持フレーム
２４により上部台車８ａを支持するようにしてもよい。

次に物品Ｃを輸送する方法について説明する。

第９図（ａｌに示すように、第１の地点Ａに配置されて
いる昇降台１を下降させておき、この昇降台１上に固定
されている下部台車８ｂ上にフォークリフト等の荷役装
置により物品Ｃを搭載する。次に第９図（ｂｌに示すよ
うにこの昇降台１を駆動機１２（第４図）を操作して上
昇させて昇降台ｌ上のレール９と高所レール３とを面一
にして接続する。このとき下部台車８ｂと上部台車８ａ
とが一体化され同時にロック機構１７（第７図）は解除
される。

然る後、水平ロータ５を回転させると移動台車８は第２
の地点Ｂに向かって走行する。この−移動台車８が第２
の地点Ｂに配置された昇降台２上に達すると水平ロータ
５の回転を停止し、（第９図（Ｃ））昇降台２を下降さ
せるのである（第９図（ｄ））。そして第２の地点Ｂに
おいて物品Ｃは荷役装置により下部台車８ｂから降ろさ
れた後、昇降台２は上昇され、上部台車８ａと下部台車
８ｂとが一体化されると水平ロータ５は再び回転し、移
動台車８は水平ロータ６の下部を通って反対側の高所レ
ール３′を走行し、再び昇降台ｌ上に達する。この移動
台車８は複数台使用され、そして多数の物品Ｃを連続し
て輸送する場合は昇降台１と２の昇降が同時になるよう
に各移動台車８の間隔を合わせることによりより効率的
な輸送が行なえる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明による物品の高
所輸送装置は、物品を積み降ろしする複数の地点に、上
面にレールを有する昇降台を配置し、前記昇降台間に前
記昇降台上のレールに接続される高所レールを敷設し、
前記高所レールに沿い、この高所レールに案内される移
動台車を移動させる手段をループ状に周回させ、前記移
動台車はこれの移動させる手段と結合あるいは離反する
ように構成されており、次の効果を奏することができる
。

ある地点（第１の地点）から別の地点（第２の地点）に
物品を連続的にかつ多数輸送する場合、はぼ連続的に輸
送することが可能となり、その輸送効率を向上させるこ
とができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

図は本発明による物品の高所輸送装置の実施例の説明図
であって、第１図は装置の概略側面図、第２図は同平面
図、第３図は高所レールの高さまで移動台車を昇降させ
る昇降台の側面図、第４図はその正面図、第５図は移送
台車の側面図、第６図はその正面図である。 第７図は昇降台と移動台車のロック機構の説明図、第８
図は上部台車支持機構の説明図である。そして第９図（
ａ）〜（ｄ）は輸送説明図である。 １．２・・・昇降台、３・・・高所レール、４・・・架
台、５．６・・・水平ロータ、７・・・ワイヤーロープ
、８・・・移動台車、９・・・レール、１０・・・ラン
ク、１１・・・ピニオン、１２・・・駆動機、１３・・
・支柱、１４・・・把持装置、１５、１８・・・ガイド
、１６・・・車輪、１７・・・ロック機構、１９・・・
突起、２０・・・ロック部材、２１・・・ピン、２２・
・・レバー、２３・・・ラック部材、２４・・・支持フ
レーム。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 物品を積み降ろしする複数の地点に、上面にレールを有
   する昇降台を配置し、前記昇降台間に前記昇降台上のレ
   ールに接続される高所レールを敷設し、前記高所レール
   に沿い、この高所レールに案内される移動台車を移動さ
   せる手段をループ状に周回させ、前記移動台車はこれの
   移動させる手段と結合あるいは離反するように構成され
   ていることを特徴とする物品の高所輸送装置。