JP2780532B2 - 長尺物保管設備 - Google Patents
長尺物保管設備Info
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- JP2780532B2 JP2780532B2 JP3214007A JP21400791A JP2780532B2 JP 2780532 B2 JP2780532 B2 JP 2780532B2 JP 3214007 A JP3214007 A JP 3214007A JP 21400791 A JP21400791 A JP 21400791A JP 2780532 B2 JP2780532 B2 JP 2780532B2
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- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば金型や治工具
など長尺重量物、あるいは長形状の鉄板など積み重ね長
尺物を保管し、必要に応じて入出庫し得るとともに、天
井クレーンを使用して運搬するのに採用される長尺物保
管設備に関するものである。
など長尺重量物、あるいは長形状の鉄板など積み重ね長
尺物を保管し、必要に応じて入出庫し得るとともに、天
井クレーンを使用して運搬するのに採用される長尺物保
管設備に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、重量物の保管設備としては、たと
えば実公昭63−38162 号公報に見られる重量物収納設備
が提供されている。この従来構成は、ラックに引き出し
押し込み自在な抽斗を設けて上下方向ならびに水平方向
に複数の収納部を形成している。そして抽斗の前半分を
引き出した状態で、この抽斗に対してホイストにより重
量物の受け渡しを行っている。
えば実公昭63−38162 号公報に見られる重量物収納設備
が提供されている。この従来構成は、ラックに引き出し
押し込み自在な抽斗を設けて上下方向ならびに水平方向
に複数の収納部を形成している。そして抽斗の前半分を
引き出した状態で、この抽斗に対してホイストにより重
量物の受け渡しを行っている。
【０００３】しかし、この従来形式によると、重量物
（抽斗）の作業者による引き出し押し込み作業は簡単に
行えない。また重量物（抽斗）はラックから完全に引き
出すことができず、したがってホイストは斜め上方から
作用させることになって作業者による手作業が必要であ
り、しかも手作業は危険を伴うものである。
（抽斗）の作業者による引き出し押し込み作業は簡単に
行えない。また重量物（抽斗）はラックから完全に引き
出すことができず、したがってホイストは斜め上方から
作用させることになって作業者による手作業が必要であ
り、しかも手作業は危険を伴うものである。
【０００４】これに対しては、ラックの前面側に昇降体
を設け、この昇降体に、収納部に対して出退自在なフォ
ーク体を設けた構成が考えられている。これによると、
昇降体の昇降動とフォークの出退動との組み合わせ動作
によって、被収納物をラックから完全に引き出してホイ
ストを真上から作用させ得る。しかし、昇降体などの出
し入れ装置は上下方向列に作用するもので、左右方向列
に対してはそれぞれ出し入れ装置を配設しなければなら
ず、全体が高価になる。
を設け、この昇降体に、収納部に対して出退自在なフォ
ーク体を設けた構成が考えられている。これによると、
昇降体の昇降動とフォークの出退動との組み合わせ動作
によって、被収納物をラックから完全に引き出してホイ
ストを真上から作用させ得る。しかし、昇降体などの出
し入れ装置は上下方向列に作用するもので、左右方向列
に対してはそれぞれ出し入れ装置を配設しなければなら
ず、全体が高価になる。
【０００５】そこで、たとえば特開昭58−42505 号公報
に見られるように、上下方向ならびに水平方向に複数の
区画収納空間を有する棚と、この棚の前方で棚に沿って
移動自在な走行装置とにより構成される自動倉庫設備に
より重量物の保管を行うことが考えられる。この場合に
走行装置は、前後一対のポストを有し、これらポストに
案内されて昇降可能な昇降台に横方向に出退自在な荷受
け渡し具が設けられている。そして走行装置は床レール
に支持案内されるとともに、両ポストの上端間に設けた
上部フレームが天井レールに案内される。
に見られるように、上下方向ならびに水平方向に複数の
区画収納空間を有する棚と、この棚の前方で棚に沿って
移動自在な走行装置とにより構成される自動倉庫設備に
より重量物の保管を行うことが考えられる。この場合に
走行装置は、前後一対のポストを有し、これらポストに
案内されて昇降可能な昇降台に横方向に出退自在な荷受
け渡し具が設けられている。そして走行装置は床レール
に支持案内されるとともに、両ポストの上端間に設けた
上部フレームが天井レールに案内される。
【０００６】このような従来の自動倉庫形式を長尺物の
保管用に採用したときには、走行装置の走行により区画
収納空間の左右方向列に対して共通の荷受け渡し具を使
用できて、全体を安価にし得、また走行装置は床レール
と天井レールに案内されることから、横揺れなど生じる
ことなく出し入れ作業や走行を安全に行える。
保管用に採用したときには、走行装置の走行により区画
収納空間の左右方向列に対して共通の荷受け渡し具を使
用できて、全体を安価にし得、また走行装置は床レール
と天井レールに案内されることから、横揺れなど生じる
ことなく出し入れ作業や走行を安全に行える。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の自動倉
庫形式によると、走行装置の真上に位置している天井レ
ールや上部フレームが邪魔になって、昇降台内に退入動
した荷受け渡し具に対して天井クレーンを真上から作用
できない。これに対しては、棚の端部外方に設けられか
つ上方が開放された荷捌き場を利用すればよいが、この
場合には走行装置の走行動などのサイクルが入って能率
のよい作業を行えない。
庫形式によると、走行装置の真上に位置している天井レ
ールや上部フレームが邪魔になって、昇降台内に退入動
した荷受け渡し具に対して天井クレーンを真上から作用
できない。これに対しては、棚の端部外方に設けられか
つ上方が開放された荷捌き場を利用すればよいが、この
場合には走行装置の走行動などのサイクルが入って能率
のよい作業を行えない。
【０００８】また並設された棚のうち一方を削除し、こ
の削除側に荷受け渡し具を突出動させることで、天井レ
ールや上部フレームを避けて天井クレーンを真上から作
用できるが、削除側には棚の全長に亘る作用空間（デッ
ドスペース）を確保しなければならず、全体を経済的に
設置できない。さらに長尺物に対する天井クレーン側の
ワイヤー掛けは、荷受け渡し具が邪魔になって簡単かつ
容易に行えない。
の削除側に荷受け渡し具を突出動させることで、天井レ
ールや上部フレームを避けて天井クレーンを真上から作
用できるが、削除側には棚の全長に亘る作用空間（デッ
ドスペース）を確保しなければならず、全体を経済的に
設置できない。さらに長尺物に対する天井クレーン側の
ワイヤー掛けは、荷受け渡し具が邪魔になって簡単かつ
容易に行えない。
【０００９】本発明の目的とするところは、横揺れなど
生じることなく出し入れ作業や走行を安全に行えるもの
でありながら、デッドスペースを確保することなく天井
クレーンを真上から簡単かつ容易に作用させ得る長尺物
保管設備を提供する点にある。
生じることなく出し入れ作業や走行を安全に行えるもの
でありながら、デッドスペースを確保することなく天井
クレーンを真上から簡単かつ容易に作用させ得る長尺物
保管設備を提供する点にある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明の長尺物保管設備は、水平方向に複数の収納空間を
有する棚と、この棚の前方で棚に沿って移動自在な出し
入れ装置とを有する保管設備であって、前記出し入れ装
置を、床レールに支持案内される機体と、この機体から
立設した前後一対のポストと、両ポストの相対向した面
側に位置され両ポストに案内されて昇降自在でかつ左右
方向に出退自在な出し入れ具を有する一対のキャリッジ
と、前記棚の上方に位置すべく各ポストの上部から連設
した上部フレームとにより構成し、この上部フレーム
は、両ポストの上端から棚の上方へと直角状に連設した
左右材と、これら左右材の遊端間を連結する前後材とに
より、両キャリッジの上方を開放させて形成し、この前
後材を支持案内する上部レールを棚側に設けている。
発明の長尺物保管設備は、水平方向に複数の収納空間を
有する棚と、この棚の前方で棚に沿って移動自在な出し
入れ装置とを有する保管設備であって、前記出し入れ装
置を、床レールに支持案内される機体と、この機体から
立設した前後一対のポストと、両ポストの相対向した面
側に位置され両ポストに案内されて昇降自在でかつ左右
方向に出退自在な出し入れ具を有する一対のキャリッジ
と、前記棚の上方に位置すべく各ポストの上部から連設
した上部フレームとにより構成し、この上部フレーム
は、両ポストの上端から棚の上方へと直角状に連設した
左右材と、これら左右材の遊端間を連結する前後材とに
より、両キャリッジの上方を開放させて形成し、この前
後材を支持案内する上部レールを棚側に設けている。
【００１１】
【作用】かかる本発明の構成によると、機体の走行動
と、各キャリッジの同期した昇降動と、各出し入れ具の
同期した左右方向への出退動との組み合わせ動作によっ
て、目的とする収納空間に対して長尺物の出し入れを行
える。その際に、床レールに機体が支持案内されること
と、上部レールに上部フレームの前後材が案内されるこ
ととにより、出し入れ装置は、横揺れなど生じることな
く出し入れ作業や走行を行える。
と、各キャリッジの同期した昇降動と、各出し入れ具の
同期した左右方向への出退動との組み合わせ動作によっ
て、目的とする収納空間に対して長尺物の出し入れを行
える。その際に、床レールに機体が支持案内されること
と、上部レールに上部フレームの前後材が案内されるこ
ととにより、出し入れ装置は、横揺れなど生じることな
く出し入れ作業や走行を行える。
【００１２】そして上部フレームを、両ポストの上端か
ら棚の上方へと直角状に連設した左右材と、これら左右
材の遊端間を連結する前後材とにより形成することで、
キャリッジの上方は完全に開放し得、したがってキャリ
ッジ内に退入動させた出し入れ具間に対して天井クレー
ンを真上から作用させ得る。その際に長尺物は、長さ方
向の両端部が一対の出し入れ具に支持され、中間部は非
支持で周方向の全てが開放されていることから、長尺物
に対する天井クレーン側のワイヤー掛けは、出し入れ具
に邪魔されることなく簡単かつ容易に行える。
ら棚の上方へと直角状に連設した左右材と、これら左右
材の遊端間を連結する前後材とにより形成することで、
キャリッジの上方は完全に開放し得、したがってキャリ
ッジ内に退入動させた出し入れ具間に対して天井クレー
ンを真上から作用させ得る。その際に長尺物は、長さ方
向の両端部が一対の出し入れ具に支持され、中間部は非
支持で周方向の全てが開放されていることから、長尺物
に対する天井クレーン側のワイヤー掛けは、出し入れ具
に邪魔されることなく簡単かつ容易に行える。
【００１３】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図１〜図３に基づ
いて説明する。棚１は、前後方向および水平方向に所定
間隔をあけて立設された支柱２を有し、そして前後方向
の支柱２間は、上端部間および下端部間に位置する水平
材３と、複数の斜材４とで互いに連結固定される。また
水平方向の支柱２間は、棚１の前面および背面の所定位
置で横方向に連続する横ビーム５により互いに連結固定
され、その際に連結はボルトやリベツトなどで行われ
る。棚１の背面側において、支柱２と横ビーム５との間
にブレース６がクロス状に取り付けられる。
いて説明する。棚１は、前後方向および水平方向に所定
間隔をあけて立設された支柱２を有し、そして前後方向
の支柱２間は、上端部間および下端部間に位置する水平
材３と、複数の斜材４とで互いに連結固定される。また
水平方向の支柱２間は、棚１の前面および背面の所定位
置で横方向に連続する横ビーム５により互いに連結固定
され、その際に連結はボルトやリベツトなどで行われ
る。棚１の背面側において、支柱２と横ビーム５との間
にブレース６がクロス状に取り付けられる。
【００１４】各支柱２には、それぞれ左右の支柱２に向
かって水平方向に突出する腕木装置７が、前後で対向し
た支柱２間に設けられる。そして左右の腕木装置７間
で、パレツト８を介して長尺物９を、または直接に長尺
物９を支持すべく構成される。さらに支柱２の下端部に
は着座部材10が取り付けられている。また腕木装置７の
上下間に収納空間11が形成される。
かって水平方向に突出する腕木装置７が、前後で対向し
た支柱２間に設けられる。そして左右の腕木装置７間
で、パレツト８を介して長尺物９を、または直接に長尺
物９を支持すべく構成される。さらに支柱２の下端部に
は着座部材10が取り付けられている。また腕木装置７の
上下間に収納空間11が形成される。
【００１５】このように構成された棚１の前方に通路15
が形成され、この通路15内には、床レール16に支持案内
されて棚１に沿った一定経路17で移動自在な出し入れ装
置20が配設される。
が形成され、この通路15内には、床レール16に支持案内
されて棚１に沿った一定経路17で移動自在な出し入れ装
置20が配設される。
【００１６】すなわち出し入れ装置20は、前記床レール
16に車輪21を介して支持案内される機体22と、この機体
22の前後部から立設した一対のポスト23Ａ，23Ｂと、こ
れらポスト23Ａ，23Ｂに各別に案内されて昇降自在な一
対のキャリッジ24Ａ，24Ｂと、これらキャリッジ24Ａ，
24Ｂ上にそれぞれ左右方向に出退自在に設けた出し入れ
具（フォーク）25Ａ，25Ｂと、前記棚１の上方に位置す
べく両ポスト23Ａ，23Ｂの上部から連設した上部フレー
ム26とにより構成される。
16に車輪21を介して支持案内される機体22と、この機体
22の前後部から立設した一対のポスト23Ａ，23Ｂと、こ
れらポスト23Ａ，23Ｂに各別に案内されて昇降自在な一
対のキャリッジ24Ａ，24Ｂと、これらキャリッジ24Ａ，
24Ｂ上にそれぞれ左右方向に出退自在に設けた出し入れ
具（フォーク）25Ａ，25Ｂと、前記棚１の上方に位置す
べく両ポスト23Ａ，23Ｂの上部から連設した上部フレー
ム26とにより構成される。
【００１７】ここで前記上部フレーム26は、両ポスト23
Ａ，23Ｂの上端から棚１の上方へと直角状に連設した左
右材27と、これら左右材27の遊端間を連結する前後材28
とからなる。また前記キャリッジ24Ａ，24Ｂは側面視に
おいてＬ形状であって、その横板部の遊端を相対向させ
た状態で配設される。そして両キャリッジ24Ａ，24Ｂを
同期して昇降動させるために、両ポスト23Ａ，23Ｂの上
端には、それぞれモータユニット29Ａ，29Ｂやチェーン
などの伝動装置30Ａ，30Ｂからなる駆動装置31Ａ，31Ｂ
が配設される。
Ａ，23Ｂの上端から棚１の上方へと直角状に連設した左
右材27と、これら左右材27の遊端間を連結する前後材28
とからなる。また前記キャリッジ24Ａ，24Ｂは側面視に
おいてＬ形状であって、その横板部の遊端を相対向させ
た状態で配設される。そして両キャリッジ24Ａ，24Ｂを
同期して昇降動させるために、両ポスト23Ａ，23Ｂの上
端には、それぞれモータユニット29Ａ，29Ｂやチェーン
などの伝動装置30Ａ，30Ｂからなる駆動装置31Ａ，31Ｂ
が配設される。
【００１８】そして棚１の上面でかつ通路15寄りの位置
には、前記一定経路17に沿った上部レール18が配設さ
れ、この上部レール18に案内されるローラ32が前記上部
フレーム26の前後材28に設けられる。なお、このように
して構成された長尺物保管設備の上方には天井クレーン
33が配設され、この天井クレーン33は吊り部33が前記一
定経路17に沿って移動すべく構成してある。35はワイヤ
ーを示す。
には、前記一定経路17に沿った上部レール18が配設さ
れ、この上部レール18に案内されるローラ32が前記上部
フレーム26の前後材28に設けられる。なお、このように
して構成された長尺物保管設備の上方には天井クレーン
33が配設され、この天井クレーン33は吊り部33が前記一
定経路17に沿って移動すべく構成してある。35はワイヤ
ーを示す。
【００１９】上記のようにして構成された長尺物保管設
備においては、機体22の走行動と、両キャリッジ24Ａ，
24Ｂの同期した昇降動と、両出し入れ具25Ａ，25Ｂの同
期した左右方向への出退動との組み合わせ動作によっ
て、目的とする収納空間14に対して長尺物９の出し入れ
を行える。その際に、両キャリッジ24Ａ，24Ｂの同期し
た昇降動駆動装置31Ａ，31Ｂのモータユニット29Ａ，29
Ｂを同期して正逆駆動し、そして伝動装置30Ａ，30Ｂを
介して両キャリッジ24Ａ，24Ｂを昇降させることで行え
る。
備においては、機体22の走行動と、両キャリッジ24Ａ，
24Ｂの同期した昇降動と、両出し入れ具25Ａ，25Ｂの同
期した左右方向への出退動との組み合わせ動作によっ
て、目的とする収納空間14に対して長尺物９の出し入れ
を行える。その際に、両キャリッジ24Ａ，24Ｂの同期し
た昇降動駆動装置31Ａ，31Ｂのモータユニット29Ａ，29
Ｂを同期して正逆駆動し、そして伝動装置30Ａ，30Ｂを
介して両キャリッジ24Ａ，24Ｂを昇降させることで行え
る。
【００２０】また走行動時には、機体22は車輪21を介し
て床レール16に支持案内されるとともに、上部フレーム
26はローラ32を介して上部レール18に案内されることに
なり、したがって出し入れ装置20は、横揺れなど生じる
ことなく出し入れ作業や走行を行える。
て床レール16に支持案内されるとともに、上部フレーム
26はローラ32を介して上部レール18に案内されることに
なり、したがって出し入れ装置20は、横揺れなど生じる
ことなく出し入れ作業や走行を行える。
【００２１】ここで出し入れ装置20の上部フレーム26
は、その左右材27を両ポスト23Ａ，23Ｂの上端から棚１
の上方へと直角状に連設していることから、両キャリッ
ジ24Ａ，24Ｂの上方は完全に開放されている。
は、その左右材27を両ポスト23Ａ，23Ｂの上端から棚１
の上方へと直角状に連設していることから、両キャリッ
ジ24Ａ，24Ｂの上方は完全に開放されている。
【００２２】したがってキャリッジ24Ａ，24Ｂ内に退入
動させた出し入れ具25Ａ，25Ｂに対して、天井クレーン
33の吊り部34を真上から作用させ得、以て天井クレーン
33により出し入れ具25Ａ，25Ｂ上に長尺物９を卸した
り、出し入れ具25Ａ，25Ｂ上の長尺物９を天井クレーン
31により吊り上げたりし得る。その際に長尺物９は、長
さ方向の両端部が一対の出し入れ具25Ａ，25Ｂに支持さ
れ、中間部は非支持で周方向の全てが開放されているこ
とから、長尺物９に対して天井クレーン33側のワイヤー
35を掛ける作業は、出し入れ具25Ａ，25Ｂに邪魔される
ことなく簡単かつ容易に行える。
動させた出し入れ具25Ａ，25Ｂに対して、天井クレーン
33の吊り部34を真上から作用させ得、以て天井クレーン
33により出し入れ具25Ａ，25Ｂ上に長尺物９を卸した
り、出し入れ具25Ａ，25Ｂ上の長尺物９を天井クレーン
31により吊り上げたりし得る。その際に長尺物９は、長
さ方向の両端部が一対の出し入れ具25Ａ，25Ｂに支持さ
れ、中間部は非支持で周方向の全てが開放されているこ
とから、長尺物９に対して天井クレーン33側のワイヤー
35を掛ける作業は、出し入れ具25Ａ，25Ｂに邪魔される
ことなく簡単かつ容易に行える。
【００２３】図４は本発明の別の実施例を示す。すなわ
ち両キャリッジ24Ａ，24Ｂを同期して昇降動させるため
の駆動装置31を、前記上部フレーム26における前後材28
に設けた一つのモータユニット29と、このモータユニッ
ト29を両キャリッジ24Ａ，24Ｂに連動する一対の伝動装
置30Ａ，30Ｂとから構成している。この別の実施例によ
ると、モータユニット29を正逆駆動することで、伝動装
置30Ａ，30Ｂを介して両キャリッジ24Ａ，24Ｂを同期し
て昇降動させ得る。
ち両キャリッジ24Ａ，24Ｂを同期して昇降動させるため
の駆動装置31を、前記上部フレーム26における前後材28
に設けた一つのモータユニット29と、このモータユニッ
ト29を両キャリッジ24Ａ，24Ｂに連動する一対の伝動装
置30Ａ，30Ｂとから構成している。この別の実施例によ
ると、モータユニット29を正逆駆動することで、伝動装
置30Ａ，30Ｂを介して両キャリッジ24Ａ，24Ｂを同期し
て昇降動させ得る。
【００２４】上記実施例では棚１の前方に形成した通路
15内に出し入れ装置20を配設した形式を示したが、これ
は並設した一対の棚１間に形成した通路15内に出し入れ
装置20を配設した形式であってもよい。また棚１として
上下方向で複数の収納空間11を有する形式を示したが、
これは上下方向で一段の収納空間11を有する棚１であっ
てもよい。
15内に出し入れ装置20を配設した形式を示したが、これ
は並設した一対の棚１間に形成した通路15内に出し入れ
装置20を配設した形式であってもよい。また棚１として
上下方向で複数の収納空間11を有する形式を示したが、
これは上下方向で一段の収納空間11を有する棚１であっ
てもよい。
【００２５】
【発明の効果】上記構成の本発明によると、機体の走行
動と、各キャリッジの同期した昇降動と、各出し入れ具
の同期した左右方向への出退動との組み合わせ動作によ
り、目的とする収納空間に対して長尺物の出し入れを行
うことができ、以て水平方向に複数の収納空間に出し入
れ装置を兼用できて、全体を安価に提供できる。その際
に出し入れ装置は、床レールに機体が支持案内され、か
つ上部レールに上部フレームの前後材が案内されること
で、横揺れなど生じることなく出し入れ作業や走行を安
全にかつ安定して行うことができる。
動と、各キャリッジの同期した昇降動と、各出し入れ具
の同期した左右方向への出退動との組み合わせ動作によ
り、目的とする収納空間に対して長尺物の出し入れを行
うことができ、以て水平方向に複数の収納空間に出し入
れ装置を兼用できて、全体を安価に提供できる。その際
に出し入れ装置は、床レールに機体が支持案内され、か
つ上部レールに上部フレームの前後材が案内されること
で、横揺れなど生じることなく出し入れ作業や走行を安
全にかつ安定して行うことができる。
【００２６】そして出し入れ装置は、その上部フレーム
を、両ポストの上端から棚の上方へと直角状に連設した
左右材と、これら左右材の遊端間を連結する前後材とに
より形成することで、キャリッジの上方を完全に開放で
き、したがってキャリッジ内に退入動させた出し入れ具
に対して天井クレーンを真上から作用できて、出し入れ
具に対する被収納物の受け渡しは、不必要な走行動など
を行うことなく能率よく、しかも棚とは反対側にデッド
スペースを設けることなく経済的にして、容易に安全に
行うことができる。
を、両ポストの上端から棚の上方へと直角状に連設した
左右材と、これら左右材の遊端間を連結する前後材とに
より形成することで、キャリッジの上方を完全に開放で
き、したがってキャリッジ内に退入動させた出し入れ具
に対して天井クレーンを真上から作用できて、出し入れ
具に対する被収納物の受け渡しは、不必要な走行動など
を行うことなく能率よく、しかも棚とは反対側にデッド
スペースを設けることなく経済的にして、容易に安全に
行うことができる。
【００２７】その際に長尺物は、長さ方向の両端部を一
対の出し入れ具に支持でき、中間部は非支持で周方向の
全てを開放できることから、長尺物に対する天井クレー
ン側のワイヤー掛けは、出し入れ具に邪魔されることな
く簡単かつ容易に行うことができる。
対の出し入れ具に支持でき、中間部は非支持で周方向の
全てを開放できることから、長尺物に対する天井クレー
ン側のワイヤー掛けは、出し入れ具に邪魔されることな
く簡単かつ容易に行うことができる。
【図１】本発明の一実施例を示し、長尺物保管設備の要
部の斜視図である。
部の斜視図である。
【図２】同長尺物保管設備の正面図である。
【図３】同長尺物保管設備の平面図である。
【図４】本発明の別の実施例を示し、長尺物保管設備の
要部の斜視図である。
要部の斜視図である。
１ 棚 ７ 腕木装置 ８ パレット ９ 長尺物 11 収納空間 15 通路 16 床レール 17 一定経路 18 上部レール 20 出し入れ装置 21 車輪 22 機体 23Ａ，23Ｂ ポスト 24Ａ，24Ｂ キャリッジ 25Ａ，25Ｂ 出し入れ具 26 上部フレーム 27 左右材 28 前後材 29，29Ａ，29Ｂ モータユニット 30Ａ，30Ｂ 伝動装置 31，31Ａ，31Ｂ 駆動装置 32 ローラ 33 天井クレーン 34 吊り部 35 ワイヤー
Claims (1)
- 【請求項１】 水平方向に複数の収納空間を有する棚
と、この棚の前方で棚に沿って移動自在な出し入れ装置
とを有する保管設備であって、前記出し入れ装置を、床
レールに支持案内される機体と、この機体から立設した
前後一対のポストと、両ポストの相対向した面側に位置
され両ポストに案内されて昇降自在でかつ左右方向に出
退自在な出し入れ具を有する一対のキャリッジと、前記
棚の上方に位置すべく各ポストの上部から連設した上部
フレームとにより構成し、この上部フレームは、両ポス
トの上端から棚の上方へと直角状に連設した左右材と、
これら左右材の遊端間を連結する前後材とにより、両キ
ャリッジの上方を開放させて形成し、この前後材を支持
案内する上部レールを棚側に設けたことを特徴とする長
尺物保管設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3214007A JP2780532B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 長尺物保管設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3214007A JP2780532B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 長尺物保管設備 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0551112A JPH0551112A (ja) | 1993-03-02 |
| JP2780532B2 true JP2780532B2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=16648722
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3214007A Expired - Fee Related JP2780532B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 長尺物保管設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2780532B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102666739B1 (ko) * | 2022-12-07 | 2024-05-20 | 가부시키가이샤 에바라 세이사꾸쇼 | 반송 장치 및 기판 처리 장치 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2631897B2 (ja) * | 1989-08-07 | 1997-07-16 | 小松フォークリフト株式会社 | 自動倉庫 |
-
1991
- 1991-08-27 JP JP3214007A patent/JP2780532B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0551112A (ja) | 1993-03-02 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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