JPS6320887Y2 - - Google Patents

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JPS6320887Y2
JPS6320887Y2 JP3845984U JP3845984U JPS6320887Y2 JP S6320887 Y2 JPS6320887 Y2 JP S6320887Y2 JP 3845984 U JP3845984 U JP 3845984U JP 3845984 U JP3845984 U JP 3845984U JP S6320887 Y2 JPS6320887 Y2 JP S6320887Y2
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JP
Japan
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air
impeller
outlet
casing
air outlet
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JP3845984U
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JPS60151014U (ja
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、空気調和機、特に天井設置型として
好適な空気調和機に関するものである。
(従来技術) 最近の空気調和機の動向としては、省エネルギ
ー化からの機内抵抗の低減、省スペース化からの
薄形化及び快適性の観点からの気流分布の改善が
大きな課題となつている。
上記課題の達成を企図したものとして、第3図
図示の先願例(特願昭57−110323号)がある。該
先願例にかかる空気調和機は、側面に空気吸込口
4を、前面に空気吹出口5を備えたケーシング1
内に側周部には前記空気吸込口4に対面する空気
熱交換部2を配設し且つ中央部には求心フアンを
構成する羽根車3を配設して構成されている。
ところが、かかる構造の空気調和機において
は、下記の如き問題点が存している。
(1) 求心フアンが低風量域にて不安定運転状態を
呈するため、高機内抵抗時に安定運転ができ
ず、振動音が大きくなる。
(2) 羽根車3出口における流出速度は旋回速度成
分をもつており、この状態で空気吹出口5から
室内に直接吹き出されるため、気流が外方向に
散つてしまい、大きい到達距離が得られず、例
えば暖房運転時において床上60cm程度の居住空
間を十分暖めることができない。
(3) 回転する羽根車3が前面の空気吹出口5から
見え、安全上及び美観上問題がある。
(4) 羽根車3から発生する音が直接室内に放射さ
れるため、運転音が大きくなる。
(考案の目的) 本考案は、上記先願例における問題点を解消
し、天井設置型として最も好適な空気調和機を提
供することを目的とするものである。
(考案の構成) 本考案は、側面に空気吸込口を、前面に空気吹
出口を備えたケーシング内に、側周部には前記空
気吸込口に対面する空気熱交換器を配設し且つ中
央部には、斜め内方への求心加速を生ぜしめる前
部曲面と軸方向への軸流加速あるいは斜め外方へ
の斜流加速を生ぜしめる後部曲面とからなる略単
葉双曲面状外周面を有するハブの外周面に複数枚
の羽根を植設してなる羽根車を配設し、該羽根車
の出口と前記空気吹出口との間には、空気流を斜
め外方あるいは径方向に移行させる吹出口ガイド
を設けるとともに、ケーシングの前面カバーを延
長して前記吹出口を羽根車の外径より大なる位置
に設け、前記羽根車の空気流出部、吹出口ガイド
及び前面カバーとで環状の空間を形成したことを
特徴とし、このことにより、羽根車出口における
旋回速度成分を静圧として回収し、フアン性能の
高静圧化を計り、高機内抵抗の空調機においても
安定運転可能ならしめるとともに、前記空気吹出
口の空気流を旋回速度成分のない、整流した状態
にすることにより、大きな到達距離が得られるよ
うにしたものである。
(実施例) 以下、第1図及び第2図を参照して本考案の実
施例にかかる空気調和機を説明する。
この空気調和機は、側面全周に空気吸込口4
を、前面に四角形状の空気吹出口5をそれぞれ形
成してなる扁平直方体状のケーシング1を有して
おり、天井Cに設置される。
該ケーシング1内には、全周縁に亘つて空気吸
込口4に対面する四角環状の空気熱交換器2が配
設され、又ケーシング1中央部には求心フアンを
構成する羽根車3が配設されている。符号6は羽
根車3を回転駆動させるモータである。
前記羽根車3は、略単葉双曲面状のハブ10外
周面に複数の羽根11,11…を植設して構成さ
れている。
前記ハブ10の外周面形状は、前縁半径及び後
縁半径に比べて中間部半径が小さくなるような凹
面状とされている。即ち、前縁から中間部までの
前部曲面13aは漸次径が縮小される一方、中間
部から後縁までの後部曲面13bは漸次径が拡大
される如く形成されている。尚、ハブ10内面の
略中央部には、モータ6の駆動軸7を結合すべき
主板部14が設けられており、合成樹脂製の一体
成形品とされている。
又、前記各羽根11の前縁部11aは、外径側
であるチツプ側11a1を、内径側であるハブ側1
1a2よりも流れ方向に近づくように傾斜させて、
(風の流線に直角な仮想線に対して流れ方向に近
づく意)大きい略円錐状の環状面積を形成せしめ
られており、空気流Wがスムーズに羽根車3に吸
い込まれ得るようにされている。
一方、前記各羽根11の後縁部11bは、外径
側であるチツプ側11b1を、内径側であるハブ側
11b2よりも流れ方向から遠ざかるよう(風の流
線に直角な仮想線に対して流れ方向から遠ざかる
意)に傾斜させている。
この羽根車3は、各羽根内流路の前半部で斜め
内方への求心加速を生ぜしめ、後半部で斜め外方
への斜流加速を生ぜしめる如く作用する。尚、ハ
ブ10外周の後部曲面13bを円筒状となして、
羽根車3において各羽根内流路の後半部で軸方向
の軸流加速を生ぜしめるようにしてもよい。
そして、前記空気熱交換器2と羽根車3及び空
気吹出口5との間には本考案の特徴とする吹出口
ガイド12を設ける。この吹出口ガイド12はケ
ーシング前板1bを内部に湾曲してケーシング背
面板1aに近接させて羽根車3の空気流入側と空
気流出側とを仕切り、近接部を吸込空気通路8に
形成するとともに、羽根車3の軸方向中央部に対
面する部分を羽根車3の方向に滑らかな曲線から
なる澎出部とし、羽根車3の空気流出側は湾入す
る如く構成するものでかく構成することにより羽
根車3の空気流出部と吹出口ガイド12との間に
環状の空間15を形成する。
さらに前記羽根車3の前面には、これを被覆す
る如く前面カバー9を羽根車3の外径よりさらに
側面側に延長して前記吹出口ガイド12とケーシ
ング、前板1bとの交わる部分と前面ガバー9と
の間に四角形状の空気吹出口5を設けるものであ
る。
このため、吹出口ガイド12と羽根車3の空気
流出側と前面カバー9の周縁部とで環状の空間1
5が形成される。
次にこの空気調和機の作用を説明する。
ケーシング1の全側面に開口せる空気吸込口4
から吸い込まれた空気流Wは、四角環状の空気熱
交換器2通過の際、熱交換した後、吸込空気通路
8を求心的に流通して羽根車3の流入側に至り、
その後、羽根車3によつて、斜め内方への求心加
速により吸込まれた後斜め外方への斜流加速を受
けて吹き出され、吹出口ガイド12によつて斜め
外方あるいは径方向に案内移行された後、空気吹
出口5から吹き出される。この時、吹出口ガイド
12と羽根車3の空気流出側と前面カバー9の周
縁部とで形成される空間15を空気流Wが通過す
る過程において、羽根車出口部における流出速度
が有している旋回速度成分が小さくなり、静圧と
して回収される。従つて、低風量域においても安
定した運転状態を維持できるのである。
前記実施例では、空気吸込口4は全側面に設け
たものについて説明したが、空気吸込口4は全側
面になくてもよく、例えば3側面以下であつても
良いことはいうまでもない。
また、吹出口5も四角形状のものについて説明
したが環状のものであつても良いことはいうまで
もない。
(考案の効果) 本考案によれば、下記の如き効果がある。
(1) 羽根車出口における旋回速度成分を静圧とし
て回収し、フアン性能の高静圧化を計り、高機
内抵抗(例えば薄形)の空気調和機においても
安定運転を可能ならしめる。
(2) 前記空気吹出口の空気流を旋回速度のない整
流した状態として吹出口より室内に吹き出すよ
うにしたため、大きい到達距離が得られ、天井
設置の場合にも床面近くを快適な居住空間とす
ることができる。
(3) 吹出口5を羽根車3の外径より大なる位置に
設けたので、回転する羽根車3が前面の空気吹
出口5から見えないため、安全上及び美観上か
らも問題がない。
(4) 羽根車3から放射される運転音がケーシング
前板1bで遮音されるため、運転音の低減を図
り得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる空気調和機の
斜視図、第2図は同縦断面図、第3図は先願例に
かかる空気調和機の縦断面図である。 1……ケーシング、2……空気熱交換器、3…
…羽根車、4……空気吸込口、5……空気吹出
口、10……ハブ、11……羽根、12……吹出
口ガイド、13a……前部曲面、13b……後部
曲面、15……空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側面に空気吸込口4を、前面に空気吹出口5を
    備えたケーシング1内に、側周部には前記空気吸
    込口4に対面する空気熱交換器2を配設し、且つ
    中央部には、斜め内方への求心加速を生ぜしめる
    前部曲面13aと、軸方向への軸流加速あるいは
    斜め外方への斜流加速を生ぜしめる後部曲面13
    bとからなる略単葉双曲面状外周面を有するハブ
    10の外周面に、複数枚の羽根11,11…を植
    設してなる羽根車3を配設し、空気流入側と流出
    側とを仕切り、且つ羽根車3の空気流を斜め外方
    あるいは径方向に移行させる吹出口ガイド12を
    設けるとともに、ケーシング1の前面カバー9を
    延長して前記吹出口5を羽根車3の外径より大な
    る位置に設け、前記羽根車3の空気流出部、吹出
    口ガイド12及び前面カバー9とで環状の空間1
    5を形成したことを特徴とする空気調和機。
JP3845984U 1984-03-16 1984-03-16 空気調和機 Granted JPS60151014U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3845984U JPS60151014U (ja) 1984-03-16 1984-03-16 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

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JP3845984U JPS60151014U (ja) 1984-03-16 1984-03-16 空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60151014U JPS60151014U (ja) 1985-10-07
JPS6320887Y2 true JPS6320887Y2 (ja) 1988-06-09

Family

ID=30545488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3845984U Granted JPS60151014U (ja) 1984-03-16 1984-03-16 空気調和機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2378205B2 (es) * 2007-03-14 2013-02-15 Mitsubishi Electric Corporation Acondicionador de aire.

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JPS60151014U (ja) 1985-10-07

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