JPH0744798Y2 - プロペラファン - Google Patents
プロペラファンInfo
- Publication number
- JPH0744798Y2 JPH0744798Y2 JP1988148069U JP14806988U JPH0744798Y2 JP H0744798 Y2 JPH0744798 Y2 JP H0744798Y2 JP 1988148069 U JP1988148069 U JP 1988148069U JP 14806988 U JP14806988 U JP 14806988U JP H0744798 Y2 JPH0744798 Y2 JP H0744798Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- propeller
- propeller fan
- bell mouth
- fan
- flow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は空調機その他に用いられるプロペラファンに関
する。
する。
従来の空調機等のプロペラファンの使用例を第４図に示
す。図においてプロペラファン１はベルマウス（あるい
はオリフィス）ケーシング２により吸込側と吐出側とが
隔てられて配置される。
す。図においてプロペラファン１はベルマウス（あるい
はオリフィス）ケーシング２により吸込側と吐出側とが
隔てられて配置される。
上記従来のプロペラファンには解決すべき次の課題があ
った。即ち、この種のプロペラファンは空調機の室外機
・換気扇などに多く用いられるためなるべくコンパクト
にまとめる必要があるので、第４図に示すベルマウスの
丸みＲは大きくとることができない。
った。即ち、この種のプロペラファンは空調機の室外機
・換気扇などに多く用いられるためなるべくコンパクト
にまとめる必要があるので、第４図に示すベルマウスの
丸みＲは大きくとることができない。
このような場合には、ベルマウス２に沿う空気の流れ４
はプロペラファン１に流入する場合、ベルマウス２の丸
みＲが小さいので第５図に示すように巻き込み渦５を生
ずる。この渦５は第６図に示すように翼間流れ６と干渉
を起こし乱れ７を発生させる。このためこの乱れ７によ
り騒音が高くなるという問題があった。
はプロペラファン１に流入する場合、ベルマウス２の丸
みＲが小さいので第５図に示すように巻き込み渦５を生
ずる。この渦５は第６図に示すように翼間流れ６と干渉
を起こし乱れ７を発生させる。このためこの乱れ７によ
り騒音が高くなるという問題があった。
〔課題を解決するための手段〕 本考案は上記課題の解決手段として、外周にベルマウ
ス、オリフィスケーシング等を有するプロペラファンに
おいて、上記ベルマウス、オリフィスケーシング等の吸
込部にプロペラ回転面に対してほぼ垂直にかつプロペラ
軸心を通る半径方向に対して−30°〜０°の範囲で軸心
まわりに等間隔に設けられた平板状の複数の小翼を具備
してなることを特徴とするプロペラファンを提供しよう
とするものである。
ス、オリフィスケーシング等を有するプロペラファンに
おいて、上記ベルマウス、オリフィスケーシング等の吸
込部にプロペラ回転面に対してほぼ垂直にかつプロペラ
軸心を通る半径方向に対して−30°〜０°の範囲で軸心
まわりに等間隔に設けられた平板状の複数の小翼を具備
してなることを特徴とするプロペラファンを提供しよう
とするものである。
本考案は、上記のように構成されるため次の作用を有す
る。即ち、ベルマウス等の吸込部にプロペラ回転面に対
してほぼ垂直に、かつ、プロペラ軸心を通る半径方向に
対して−30°〜０°の範囲で軸心まわりに等間隔に設け
られた平板状の複数の小翼により、ベルマウス等に沿っ
てプロペラファンに流入する空気の流れの方向を制御
し、巻込渦と翼間流れとの干渉を小さくする。この結
果、騒音が減る。
る。即ち、ベルマウス等の吸込部にプロペラ回転面に対
してほぼ垂直に、かつ、プロペラ軸心を通る半径方向に
対して−30°〜０°の範囲で軸心まわりに等間隔に設け
られた平板状の複数の小翼により、ベルマウス等に沿っ
てプロペラファンに流入する空気の流れの方向を制御
し、巻込渦と翼間流れとの干渉を小さくする。この結
果、騒音が減る。
また、小翼が平板状をなすので、製作がきわめて容易で
ある。
ある。
本考案の一実施例を第１図及び第２図により説明する。
第１図においてベルマウス2a面上に小翼８を円周に沿っ
てかつ、プロペラファン１の中心を通る断面に対し角度
αをもって等間隔で複数配設する。この角度αをもたせ
ることによりベルマウス2aに沿う気体の流れの方向を制
御する。角度αは、図示の向きに設けた場合をそれぞれ
＋、−と約束することゝし、角度αを−30°,0°,30°
としたときの実施例の代表性能を第２図に示す。図中に
比較のため小翼８を有しないベルマウス2a（ベースファ
ン）だけの場合の性能を併記する。
第１図においてベルマウス2a面上に小翼８を円周に沿っ
てかつ、プロペラファン１の中心を通る断面に対し角度
αをもって等間隔で複数配設する。この角度αをもたせ
ることによりベルマウス2aに沿う気体の流れの方向を制
御する。角度αは、図示の向きに設けた場合をそれぞれ
＋、−と約束することゝし、角度αを−30°,0°,30°
としたときの実施例の代表性能を第２図に示す。図中に
比較のため小翼８を有しないベルマウス2a（ベースファ
ン）だけの場合の性能を併記する。
第２図に示す通りベルマウス2aに小翼８を付加すること
により通常使用する領域（失速より大風量域）では流量
−圧力特性はあまり変らないが、効率及び騒音（比騒音
で表示）はベースファンよりすぐれる結果を得る。
により通常使用する領域（失速より大風量域）では流量
−圧力特性はあまり変らないが、効率及び騒音（比騒音
で表示）はベースファンよりすぐれる結果を得る。
これはベルマウス2aからの空気の流れと翼間流れ６との
干渉が減り、性能向上が得られることを示している。
干渉が減り、性能向上が得られることを示している。
また、失速域より小流量側でも失速の圧力の落ちこみが
減り、非常に使い易いファンとすることもできる。この
場合でも効率、騒音はベースファンよりすぐれる結果が
得られる。
減り、非常に使い易いファンとすることもできる。この
場合でも効率、騒音はベースファンよりすぐれる結果が
得られる。
第３図は小翼の角度αをパラメータにしてファンの最低
比騒音レベルをベースファンをOdB（Ａ）で表示したも
のを線図にしたものである。図は小翼の角度αが−50°
＜α＜40°の範囲でファンの低騒音化の顕著なこと、特
に−30°〜０°の範囲で一層、顕著であることを示して
いる。即ち、小翼の効果を十分に示している。
比騒音レベルをベースファンをOdB（Ａ）で表示したも
のを線図にしたものである。図は小翼の角度αが−50°
＜α＜40°の範囲でファンの低騒音化の顕著なこと、特
に−30°〜０°の範囲で一層、顕著であることを示して
いる。即ち、小翼の効果を十分に示している。
以上の通り本実施例によればプロペラファンのベルマウ
スの吸込部に小翼を複数配設するので空気の流れが制御
され、巻き込み渦と翼間流れとの干渉が減り、この結
果、騒音が減って静粛なプロペラファンを得ることがで
きるものである。
スの吸込部に小翼を複数配設するので空気の流れが制御
され、巻き込み渦と翼間流れとの干渉が減り、この結
果、騒音が減って静粛なプロペラファンを得ることがで
きるものである。
本考案は上記のように構成されるので次の効果を有す
る。即ち、ベルマウス、オリフィスケーシング等の吸込
部に平板状の複数の小翼を回転面に垂直に、かつ、半径
方向に対して−30°〜０°の範囲で軸心まわりに等間隔
に配設するのでプロペラファンに流入する空気の流れが
効率的に制御され、巻込渦と翼間流れとの干渉が減って
騒音の少ないプロペラファンを得られる。
る。即ち、ベルマウス、オリフィスケーシング等の吸込
部に平板状の複数の小翼を回転面に垂直に、かつ、半径
方向に対して−30°〜０°の範囲で軸心まわりに等間隔
に配設するのでプロペラファンに流入する空気の流れが
効率的に制御され、巻込渦と翼間流れとの干渉が減って
騒音の少ないプロペラファンを得られる。
また、小翼は平板状をなすので製作が著しく容易なた
め、低コストで、静粛、高性能なプロペラファンが得ら
れる。
め、低コストで、静粛、高性能なプロペラファンが得ら
れる。
第１図は本考案の一実施例の図で（ａ）は吸込側より見
た正面図（但し、中心線より半分を示す）、（ｂ）は
（ａ）の右側面図、第２図は上記実施例の流量係数に対
する諸特性図、第３図は上記実施例の小翼がプロペラ軸
心に対してなす角度（傾き角度）と相対騒音レベルとの
関係を示した特性図、第４図は第１図に対応して示した
従来例の図、第５図は従来例の斜視図、第６図は従来例
のプロペラファンとベルマウスとの間に発生する吸込空
気と乱流空気との関係を模式的に示した説明図である。 １…プロペラファン、2a…ベルマウス、８…小翼。
た正面図（但し、中心線より半分を示す）、（ｂ）は
（ａ）の右側面図、第２図は上記実施例の流量係数に対
する諸特性図、第３図は上記実施例の小翼がプロペラ軸
心に対してなす角度（傾き角度）と相対騒音レベルとの
関係を示した特性図、第４図は第１図に対応して示した
従来例の図、第５図は従来例の斜視図、第６図は従来例
のプロペラファンとベルマウスとの間に発生する吸込空
気と乱流空気との関係を模式的に示した説明図である。 １…プロペラファン、2a…ベルマウス、８…小翼。
Claims (1)
- 【請求項１】外周にベルマウス、オリフィスケーシング
等を有するプロペラファンにおいて、上記ベルマウス、
オリフィスケーシング等の吸込部にプロペラ回転面に対
してほぼ垂直にかつプロペラ軸心を通る半径方向に対し
て−30°〜０°の範囲で軸心まわりに等間隔に設けられ
た平板状の複数の小翼を具備してなることを特徴とする
プロペラファン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988148069U JPH0744798Y2 (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | プロペラファン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988148069U JPH0744798Y2 (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | プロペラファン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0269099U JPH0269099U (ja) | 1990-05-25 |
| JPH0744798Y2 true JPH0744798Y2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=31419051
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988148069U Expired - Fee Related JPH0744798Y2 (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | プロペラファン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0744798Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4505885B2 (ja) * | 1999-06-23 | 2010-07-21 | ダイキン工業株式会社 | 送風機及びこれを用いた空気調和機並びに空気清浄機 |
| JP2019084934A (ja) * | 2017-11-06 | 2019-06-06 | 富士通株式会社 | 吸引機構及び飛翔機 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5766297U (ja) * | 1980-10-08 | 1982-04-20 |
-
1988
- 1988-11-15 JP JP1988148069U patent/JPH0744798Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0269099U (ja) | 1990-05-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |