JP2661986B2 - 遠心送風機の羽根車 - Google Patents

遠心送風機の羽根車

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JP2661986B2 JP24822388A JP24822388A JP2661986B2 JP 2661986 B2 JP2661986 B2 JP 2661986B2 JP 24822388 A JP24822388 A JP 24822388A JP 24822388 A JP24822388 A JP 24822388A JP 2661986 B2 JP2661986 B2 JP 2661986B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、空気調和機などに用いられる遠心送風機の
特に羽根車に関するものである。
従来の技術 従来、遠心送風機の羽根車は低騒音化のため羽根板の
断面形状を翼形とし、さらに送風能力(風量)を大きく
するため、吸込口径を羽根入口径より大径とすることが
あった。
以下図面を参照しながら上述した従来の遠心送風機の
羽根車の一例について説明する。
第6図〜第8図は従来の遠心送風機の羽根車の構造を
示すものである。1は羽根車であり、2は主板3と一体
に成形した羽根板である。4は側板であり羽根板2に固
定されている。5は側板4に設けた吸込口である。羽根
車1を回転軸に対して直角な平面で切断した時の羽根板
2の断面形状は、主板3からの距離Hまでの断面では第
7図に示す翼形状となっている。又、羽根車1の吸込口
径Doは羽根入口径D1より大きくしてある。さらに吸込口
5の近傍では羽根板2の先端部を羽根車1の軸心に対し
て同心円状に切削した形状とすることによって羽根入口
径DiはD1より徐々に大きくなり、羽根板2の上端部で最
も羽根入口径Diが大きくなっている。
以上のように構成された遠心送風機の羽根車につい
て、以下その動作を説明する。
まず、モータ(図示せず)の回転とともに羽根車1が
回転すると、オリフィス(図示ぜず)を介して空気が羽
根車1内に流入し、静圧と動圧を付加されて羽根車1外
に吐出された送風作用を為す。又、吸込口径Doが羽根入
口径D1より大きくしてあるため、吸込口面積が大きくな
り吸込気流の流速が小さくなり、羽根車入口および羽根
車内部での流動抵抗(損失)が少くなり、圧力の低い動
作点では送風性能が向上する。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成では、羽根板2の吸
込口5の近傍の回転断面形状は第8図に示すように羽根
板2の羽根入口側先端部2aが鋭角的な形状となるので、
流入気流Fがこの羽根入口側先端部2aで剥離して流入気
流が乱れやすく、この気流の乱れにより乱流音が増加し
送風騒音が増加するという課題を有していた。
本発明は上記課題に鑑み、側板の吸込口内径を羽根入
口径より大きくしたうえで、羽根板の吸込口近傍での流
入気流の剥離の少ない低騒音な遠心送風機の羽根車を提
供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の遠心送風機の羽根
車は、複数の羽根板と前記羽根板を固定した主板と、前
記羽根板の反主板側端面に固定した側板とで羽根車を構
成し、前記側板の吸込口径d0を羽根車外径d2に対して0.
75d2〜0.9d2とし、また前記羽根車の回転軸に直交する
各平面で羽根板を切断した時の断面において、主板から
所定の位置hまでは羽根板の各断面形状を略同一の翼形
状とし、さらに羽根入口径d1を0.675d2〜0.8d2とし、ま
た位置hから側板部にかけての羽根板の断面形状は主板
近傍の羽根板断面形状に内包される形状とし、かつ羽根
板の羽根入口径を徐々に拡大すると共に、羽根板の翼腹
面の板厚を徐々に薄くしかつ羽根板の先端形状をなめら
かな曲線状としたものである。
作用 本発明は上記した構成によって、吸込口近傍の羽根板
の吸込口部の回転断面形状が、各断面毎に翼形状とな
り、かつ、吸込口近傍の羽根入口角が側板に近い断面ほ
ど小さくなるため、羽根端部での流入気流の剥離が発生
せず、羽根板の翼腹面側での気流の乱れを防止し、乱流
音の発生が抑制される。
実 施 例 以下本発明の一実施例の遠心送風機の羽根車について
図面を参照しながら説明する。第1図〜第3図は本発明
の一実施例における遠心送風機の羽根車の構造を示すも
のである。6は羽根車であり、7は主板8と一体に成形
した羽根板である。9は側板であり羽根板7に固定され
ている。10は側板9に設けた羽根車6の吸込口である。
側板9の吸込口径d0は羽根車6の外径d2に対して0.825d
2としてある。また、羽根車6の回転軸に直交する各平
面で羽根板7を切断した時の断面において、主板8から
所定の距離h′の位置hまでは羽根板7の各断面形状は
第2図に示す略同一の翼形状とし、さらに羽根入口径d1
は0.725としてある。また位置hから側板9にかけての
羽根板7の断面形状は主板8近傍の羽根板7断面形状に
内包される形状とし、羽根板7の翼腹面12の板厚を徐々
に薄くしかつ羽根板の先端形状をなめらかな曲線状とし
てある。
以上のように構成された遠心送風機の羽根車について
以下その動作を説明する。まず、モータ(図示せず)の
回転とともに羽根車6が回転するとオリフィス(図示せ
ず)を介して空気が羽根車6内に流入し、静圧と動圧を
付加され羽根車6外に吐出され送風作用を為す。
又、主板から距離hまでの羽根入口径d1を羽根車外径
d2に対して0.725d2とし、側板9の吸込口径d0を0.825d2
としてあるから、吸込口径d0は羽根入口径d1より大きく
なっており、吸込口面積が大きくなるため吸込気流の流
速が小さくなり、羽根車入口および羽根車内部での流動
抵抗(損失)が少くなり、圧力の小さな動作点では送風
性能が向上する。
さらに、羽根板7の吸込口10の近傍の回転断面形状
は、羽根板の先端の形状がなめらかな曲線状としてあ
り、しかも翼腹面12の板厚を薄くしているため羽根入口
角θは吸込口10に近づく程小さくなるため、流入気流
Gは羽根板7に沿って流れ、気流の剥離が生じにくく、
乱流音の発生を抑制し、送風騒音が低くなる。
尚、送風騒音のレベルは第4図,第5図に示すよう
に、主板から距離hまでの羽根入口径d1および側板の吸
込口径d0によって変化するが、d0/d2を0.75〜0.9とし、
d1/d2を0.675〜0.8とすることによりほぼ最適化するこ
とができ、実用上十分低騒音な遠心送風機の羽根車とす
ることができる。
発明の効果 以上のように、本発明の遠心送風機は、複数の羽根板
と前記羽根板を固定した主板と、前記羽根板の反主板側
端面に固定した側板とで羽根車を構成し、前記側板の吸
込口径d0を羽根車外径d2に対して0.75d2〜0.9d2とし、
また前記羽根車の回転軸に直交する各平面で羽根板を切
断した時の断面において、主板から所定の位置hまでは
羽根板の各断面形状を略同一の翼形状とし、さらに羽根
入口径d1を0.675d2〜0.8d2とし、また位置hから側板部
にかけての羽根板の断面形状は主板近傍の羽根板断面形
状に内包される形状とし、かつ羽根板の羽根入口径を徐
々に拡大すると共に、羽根板の翼腹面の板厚を徐々に薄
くし、かつ羽根板の先端形状をなめらかな曲線状とする
ことにより、低静圧条件において、送風性能を向上させ
ると共に、吸込口近傍の羽根板の腹面部での流入気流の
剥離を防止し、気流の乱れに起因する送風騒音を低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における遠心送風機の羽根車
の断面図、第2図は第1図のC−C部断面図、第3図は
第1図のD−D部断面図、第4図はd1/d2を変えたとき
の最高効率点での騒音値を示す実験結果による特性図、
第5図はd0/d2を変えたときの最高効率点での騒音値を
示す実験結果による特性図、第6図は従来の遠心送風機
の羽根車の断面図、第7図は第6図のA−A部断面図、
第8図は第6図のB−B部断面図である。 7……羽根板、8……主板、9……側板、10……吸込
口、11……翼背面、12……翼腹面。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の羽根板と前記羽根板を固定した主板
    と前記羽根板の反主板側端面に固定した側板とで羽根車
    を構成し、前記側板の吸込口径d0を羽根車外径d2に対し
    て0.75d2〜0.9d2とし、また前記羽根車の回転軸に直交
    する各平面で羽根板を切断した時の断面において、主板
    から所定の位置hまでは羽根板の各断面形状を略同一の
    翼形状とし、さらに羽根入口径d1を0.675d2〜0.8d2
    し、また位置hから側板部にかけての羽根板の断面形状
    は主板近傍の羽根板断面形状に内包される形状とし、か
    つ羽根板の羽根入口径を徐々に拡大すると共に、羽根板
    の翼腹面の板厚を徐々に薄くし、かつ羽根板の先端形状
    をなめらかな曲線状とした遠心送風機の羽根車。
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