JPS63157361A - 光デイスク駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、予めデータが記録された再生専用型の光ディ
スクからデータを再生する光ディスク駆動装置に関する
ものであって、特にコンピューターのプログラム等のコ
ードデータの記録に適したセクター構造を有する光ディ
スクの光ディスク駆動装置に関するものである。

従来の技術 ディスク試のプラスチック基材にサブミクロン・オーダ
ーの凹凸のビットの形でデータを記録し、レーザ光を１
μｍぐらいに絞って照射してデータを再生する再生専用
光ディスク（以下Ｒ１０ディスクと称する。）が注目さ
れている。

従来Ｒ１０ディスクとしては音楽データを記録したコン
パクトディスク（以下ＣＤと称する。）が既に実用化さ
れている。

一方、パソコン等の外部記憶装置として、コードデータ
を記録することのできる光ディスクの開発が現在進めら
れている。一般に、磁気ディスクをはじめとして、コン
ピューターの外部記録装置では、データの記録、再生、
消去が容易でかつデータに対するアクセスを早くするた
めに、データを５１２バイト〜２にバイトのセクターに
分割して記録するセクター構造を採用している。同様に
、光ディスクにおいても追記型（以下Ｗ１０ディスクと
称する。）、あるいは書き換え可能型（以下Ｗ／Ｅディ
スクと称する。）の場合には、セクター構造を有するも
のが一般的であり、さらに、コンピューターのプログラ
ムやワードプロセッサの辞書等のコードデータが予め記
録されるＲ１０ディスクの場合においてもＷ１０ディス
ク、またＷ／Ｅディスクとの互換をとる必要性からセク
ター構造を有することが望ましいものとなっている。

発明が解決しようとする問題点 光ディスクでは、１μｍ程度に絞ったレーザー光を照射
し記録再生を行なうために、ディスク表面のほこりやデ
ィスク基材内の異物、あるいは、記録面の欠陥等が原因
となる種々のエラーが発生する。このため、セクター構
造を有する光ディスクでは、データに対して誤り検出訂
正のための符号化をセクター単位で行ない、各セクター
のデータが正しく再生できるようにしている。しかしな
がら、誤り検出訂正符号は５１２バイト〜２にバイトの
セクターを単位としているために、セクター構造を採っ
ていないＣＤのように十分なインターリーブ長をとるこ
とは難しく、セクターの全域に及ぶ長大なエラーが発生
した場合には訂正不能になり、データの正常な再生が困
難になる場合があった。そこで、Ｗ１０ディスク−９Ｗ
／Ｅディスクでは、記録した直後に再びデータを再生し
、記録したデータが正しく再生されることを確認する、
いわゆるリードベリファイ動作を行なうことが一般的に
なっており、このことはＷ１０ディスクやＷ／Ｅディス
クと同様のセクター構造を持つＲ１０ディスクの場合に
も不可欠なものであった。

しかしながら、専用工場において大量に生産複製が行な
われるＲ１０ディスクに対してリードベリファイ動作、
すなわち、生産したディスクのすべてを再度読みだして
検査することは、製造工程の増加に繋がり、製造コスト
の上昇となる問題があった。

本発明はかかる点に鑑み、リードベリファイ動作を行な
うことなしに十分にデータの再生に対しての信頼性を保
証することのできる光ディスク駆動装置を提供すること
を目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明は、複数セクターのデータに対して少なくとも１
セクター以上の検査データを付加することによりセクタ
ー間で誤り検出訂正符号化したセクター間符号を復号す
る手段と、前記データと前記検査データをそれぞれセク
ターに記録する際に、各セクター内で誤り検出訂正符号
化したセクター内符号を復号する手段とを有し、データ
を再生する際に、前記セクター内符号を復号する手段に
より各セクターを復号し、該当セクターの復号が訂正不
能の場合には、前記セクター間符号を復号する手段によ
って該当セクターを復号することを特徴とする光ディス
ク駆動回路である。

作用 本発明は前記した構成により、セクターの全域に及ぶ長
大なエラーが発生しセクター内符号によるセクターの誤
り訂正が訂正不能になった場合でも、相異なるセクター
に記録されているセクター間符号を復号することによっ
て、該当セクターを正常に再生することができる。

実施例 第２図は本発明の実施例における光ディスク駆動装置に
用いられる光ディスクのセクター間符号の構成図の例を
示すものである。第２図において、１７は情報セクター
、１８は検査セクター、１９は情報トラック、２１は検
査トラックであり、１トラツクはｎセクターで構成され
ている。

本実施例の光ディスクでは、１トラツク、すなわちｎセ
クターのデータはまず誤り検出訂正のために各セクター
のデータのオーバーオール・パリティをとり、１セクタ
ーの検査データを生成する。

次に、ｎセクターのデータおよび１セクターの検査デー
タは、誤り検出訂正のために各セクターごとにセクター
内符号によって誤り検出符号化され、それぞれ情報セク
ター１７と検査セクター１８に記録される。ここで、情
報セクター１７および検査セクター１８はそれぞれ第０
トラツクと第ｍトラックを先頭に割り当てられ、第１ト
ラツクのデータに対する検査セクター１８は、第（ｍ、
＋（ｌ／ｎコ）トラックの第（１−ｎ　＊［ｌ　／　ｎ
　’］　’）セクターに記録されている。ここで、＊は
乗算、［Ｘ］はＸを超えない整数ｔ−意味している。

第１図は本発明の実施例の光ディスク駆動装置のブロッ
ク図を示すものであり、第２図に示す光ディスクからデ
ータを再生するものであ゛る。

第１図において、１は光ディスク、２は光ディスクに半
導体レーザー等のレーザー光を照射して記録信号の再生
を行なう再生部、３は復調回路、４はセクター内符号の
復号を行なうセクター内符号復号回路、５はデータ・バ
ッファ、６はマイクロプロセッサ−等で構成される制御
回路、７はパリティ・バッファである。

以上のように構成された本実施例における光ディスク駆
動回路について以下その動作を説明する。

セクター構造を有する光ディスクに記録されたデータを
再生する場合、まず制御回路６によって、そのデータが
記録されているセクターのアドレス８が再生部２に送ら
れる。以下の説明においては、第２図における第１トラ
ツクの第ｊセクターを読み出すとする。このとき、制御
回路６は再生すべきセクター２２のアドレス８としてＡ
（１，ｊ）を再生部２に送る。ここで、Ａ（１，ｊ）は
第１トラツクの第ｊセクターのアドレスを示すものとす
る。再生部２は、与えられたアドレス８に示される該当
セクター２２を検索し、凹凸のビットの形で記録された
記録ビットに半導体レーザー等のレーザー光を照射し、
その反射光から得た信号を２値化して再生信号１２とし
て復調回路３に送出する。復調回路３は、予め記録の際
に、記録に適した信号に変調されていた再生信号１２を
復調し、復調信号１３としてセクター内符号復号回路４
に送出する。セクター内符号復号回路４は誤り検出訂正
のためにセクター内で符号化されたセクター内符号を復
号するもので、通常のディスク上の小さな欠陥等で発生
するランダム的なエラーに対する誤り訂正を行なうもの
であって、誤り訂正を行なったのち、復号データ１４と
してデータバッファ５に格納していく。そして、１セク
ターのデータの復号がすべて終了後、再生データ１５が
データバッファ５から送出される。しかしながら、セク
ターの全域に及ぶ大きなエラーが発生した場合には、セ
クター内符号の復号が訂正不能になる場合があった。こ
のとき、セクター内符号復号回ｕ４は誤り訂正が°行な
えないことを検出し、誤り検出信号９を制御回′ｉ８６
におくる。ここで、Ａ　（ｉ　Ｈｊ）のアドレスで示さ
れるセクター２２が訂正不能であるとすると、該当セク
ター２２のアドレスＡ（１，ｊ）から、前記誤り検出信
号９を受けた制御回路６は該当セクター２２に記録され
たデータを含むセクター間符号を構成する複数セクター
のデータおよび検査データが記録されている情報セクタ
ー１７および検査セクター１８の各アドレスが、それぞ
れＡ（１，０）〜Ａ（１，ｎ−１）とＡ　（ｍ　＋　［
ｉ　／　ｎ　］　、　　Ｉ　−ｎ　＊［ｌ　／　ｎゴ）
で示されることを用いて、セクター間符号を構成する各
セクターを読み出していく。ここで、本実施例では、セ
クター間符号は複数セクターのオーバーオール・パリテ
ィであるため、該当セクター２２以外のセクター間符号
を構成する各セクターのオーバーオール・パリティが該
当セクター２２のデータとなっている。そこで、制御回
路６は該当セクター２２以外のセクター間符号を構成す
るデータと検査データが記録されている各セクターのア
ドレスをアドレス８により指示し、各セクターを読み出
していく、順次読みだされた各セクターのデータは、初
期値が０であるパリティ・バッファ７に格納されたパリ
ティと制御回路６によって排他的論理和をとることによ
って、再びパリティ・バッファ７に格納される。以上の
動作を繰り返し行なうことによって、該当セクター２２
以外のセクターのオーバーオール・パリティを取ること
ができる。

そして、オーバーオール・パリティそのものが、該当セ
クター２２のデータとなっていて、データは正常に再生
される。

以上のように本発明の実施例の光ディスク駆動回路によ
れば、１トラツクのデータに対して１セクターのオーバ
ーオール・パリティを付加したセクター間符号を復号す
ることによって、セクターの全域におよぶ長大なエラー
が発生し該当セクターが訂正不能となった場合でもデー
タを正常に再生することができる。

なお、本発明の実施例においてセクター間符号をオーバ
ーオール・パリティとしたが、リード・ソロモン符号等
のより訂正能力の強い符号を用いてもよい。

発明の詳細 な説明をしたように、本発明によれば、セクターの全域
におよぶエラーが発生し、セクターが訂正不能になった
場合でも複数のセクターのデータに対して、１セクター
以上の検査データを付加することにより符号化されたセ
クター間符号を復号することにより、データを正常に再
生することができ、その実用的効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明における一実施例の光ディスク駆動回路
のブロック図、第２図は本発明における実施例の光ディ
スク駆動回路に用いられる光ディスクのセクター間符号
の構成図である。 １・・・光ディスク、４・・・セクター内符号復号回路
、５・・・データ・バッファ、６・・・制御回路、７・
・・パリティ・バッファ、９・・・情報セクター、１７
・・・情報セクター、１８・・・検査セクター。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数のセクターに分割されたトラックを有する光
   ディスクからデータを再生する装置であって、複数のセ
   クターのデータに対して少なくとも１セクター以上の検
   査データを付加することによってセクター間で誤り検出
   訂正符号化したセクター間符号を復号する手段と、前記
   複数のセクターのデータおよび検査データをそれぞれ情
   報セクターと検査セクターに記録する際に、各セクター
   内で誤り検出訂正符号化したセクター内符号を復号する
   手段と、あるセクターに記録されたデータを含む前記セ
   クター間符号が記録されている前記複数の情報セクター
   および検査セクターの各アドレスを発生するアドレス発
   生手段とを有し、データの再生時、該当の情報セクター
   を前記セクター内符号を復号する手段により復号し、誤
   り訂正不能となった場合には前記該当セクターのデータ
   を含むセクター間符号が記録されている情報セクターお
   よび検査セクターの各アドレスを前記アドレス発生手段
   により生成し、前記セクター間符号が記録されている各
   セクターを前記セクター内符号を復号する手段により復
   号し、該当セクターを前記セクター間符号を復号する手
   段によって復号することを特徴とする光ディスク駆動装
   置。
2. （２）セクター間符号を復号する手段は、該当セクター
   が訂正不能であることを消失情報として用いる消失訂正
   であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の光
   ディスク駆動装置。
3. （３）該当セクターを含むセクター間符号が記録されて
   いる複数の情報セクターおよび検査セクターの各アドレ
   スを発生するアドレス発生手段は、該当セクターのアド
   レスから発生することを特徴とする特許請求の範囲第２
   項記載の光ディスク駆動装置。