JPS63135040A - 待ち合わせ形スイツチ網の経路選択制御方法 - Google Patents

待ち合わせ形スイツチ網の経路選択制御方法

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JPS63135040A
JPS63135040A JP61281325A JP28132586A JPS63135040A JP S63135040 A JPS63135040 A JP S63135040A JP 61281325 A JP61281325 A JP 61281325A JP 28132586 A JP28132586 A JP 28132586A JP S63135040 A JPS63135040 A JP S63135040A
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JP
Japan
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route
switch network
switch
routing
return
Prior art date
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Application number
JP61281325A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Uematsu
仁 上松
Takaichi Watanabe
隆市 渡辺
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、2人力2出力の単位スイッチを組合わせて構
成され、信号(パケット)を目的とする出力端子までス
イッチングして転送するスイッチ回路網中のパケット転
送経路選択制御方法に関し、特に、待ち合わせ形スイッ
チ網の経路選択制御方法に関する。
〔従来の技術〕
第10図は、本発明者が先に提案した折り返し形待ち合
わせスイッチ網の一例を示すブロック’rR成図である
。第1)図はその単位スイッチの詳細を示すブロック構
成図である(特願昭61−183213号)。
この折り返しスイッチ網は、12個の単位スイッチ(S
)1がその二つの出力端子のそれぞれが他の異なる単位
スイッチ1のそれぞれのいずれか一方の入力端子に3段
縦続接続された3段4列のスイッチ網と、このスイッチ
網の最終段の各単位スイッチlの他方の出力端子と初段
の各単位スイッチ1の他方の入力端子間に接続され、最
終段の単位スイッチから入力されるパケットに付随した
ヘッダを、このパケットが一部スイッチ網を転送された
ことを識別できるように書き替えまたは新たに付加する
ヘッダ変換部(HC)6と、上記スイッチ網の初段の各
単位スイッチ1の一方の入力端子にその出力が接続され
入力信号に上記スイッチ網の出力端子番号を特定するル
ーティングタグを付与するヘッダ付与部(HC;)7と
、最終段の各単位スイッチ1の一方の出力端子にそれぞ
れ接続されたスイッチ網の出力端子5とを含んでいる。
なお、第10図において単位スイッチ1は12個とした
が、これは一般にn段m列のスイッチ網を構成するよう
に(nXm)個用いられる。
また、単位スイッチ1は第1)図に示すように、二つの
入力端子16にそれぞれ接続されたルーティングタグ抽
出部10と、ルーティングタグ抽出部10で抽出された
タダに従って、制御部12の制御によりパケットの転送
先を選択するセレクタ1)と、一方のパケットの処理が
終わるまで他方のパケットを保持しておく先入れ先出し
くFIFO)のバッファメモリ13と、バッファメモリ
13からのパケットを制御部14の選択により選択して
出力端子17に出力するセレクタ15とを含んでいる。
この折り返し形スイッチ網は、入力信号としてのパケッ
トを一つのスイッチ網を二回転送することにより、これ
まで必要としたパケットフロー分散網とパケットルーテ
ィング網を、一つのバケットルーティング網の構成で達
成できる。
従って、回路構成が簡単になること、またパケットのフ
ロー分散とルーティングを合わせたもので管理すること
で、特定の入力端子または出力端子にフローが集中して
ブロッキングが発生しないようにフローの一様化ができ
、待ち合わせ遅延時間を短くできるなど転送効率を向上
させることができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、この折り返し形スイッチ網においては、入力さ
れるすべてのパケットがスイッチ網を二回通過すること
になり、なお遅延が大きい欠点がある。
本発明の目的は、上記の欠点を除去することのできる、
折り返し形スイッチ網からなる待ち合わせ形スイッチ網
の経路選択制御方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、二つの入力端子と、二つの出力端子と、この
二つの出力端子に出力する信号が互いに衝突しないよう
に一方の信号を保持するバッファメモリと、入力信号に
付随したヘッダによりいずれか一つの上記出力端子を選
択する選択手段とを含む待ち合わせ形の単位スイッチを
、その二つの出力端子のそれぞれが他の異なる二つの上
記単位スイッチのそれぞれのいずれか一つの入力端子に
接続されるように複数列複数段縦続接続されたスイッチ
網の初段の各単位スイッチの一方の入力端子にその出力
が接続され入力信号に所定のヘッダを付与するヘッダ付
与手段と、上記スイッチ網の最終段の各単位スイッチの
他方の出力端子と初段の各単位スイッチの他方の入力端
子との間に接続され上記最終段の単位スイッチから入力
される信号に対して所定のヘッダ変換を行うヘッダ変換
手段とを含む待ち合わせ形スイッチ網で、経路選択の制
御を行う待ち合わせ形スイッチ網の経路選択制御方法に
おいて、人力する信号のうち一部の信号を上記スイッチ
網を一回通過後に目的出力端子へ出力させるルーティン
グ経路と、残りの信号を上記スイッチ網を二回通過後に
目的出力端子へ出力させる折り返し経路とを選択設定す
ることを特徴とする。
また、本発明は、ルーティング経路および折り返し経路
の選択は、折り返しスイッチ網の任意の入力端子iから
任意の出力端子jへ転送するべき論理チャンネルの信号
の経路を上記ルーティング経路に設定したと仮定したと
きに、入力端子iを通るフローの中で一回で目的出力端
子へ向かう信号のフローと、出力端子jを通るフローの
中で一回で目的出力端子へ出てきた信号のフローの両者
がともにある一定値を超えない場合に、iからjへの信
号の経路を上記ルーティング経路とし、上記条件以外の
場合は上記折り返し経路とすることにより行うことがで
きる。
また、本発明は、ルーティング経路および折り返し経路
の設定は、折り返しスイッチ網の任意の入力端子iから
任意の出力端子jへ転送するべき論理チャンネルの信号
の経路を上記ルーティング経路に設定と仮定したとき、
その経路に沿ったスイッチ網内のすべてのリンクあるい
はそのうちの一部のリンクを除いたリンクの設定フロー
量がある定められた一定値を超えない場合に、iからj
への信号の経路を上記ルーティング経路とし、上記条件
以外の場合は上記折り返し経路とすることにより行うこ
とができる。
また、本発明は、スイッチ網が、折り返し網を一面に展
開しさらに接続関係を変えずに単位スイッチを並び変え
て、入力段単位スイッチおよび出力段単位スイッチとそ
の間を接続する上下に並列に並んだ2個の部分スイ・ノ
チ網の形に置き換えられる場合に、選択された入力端子
iから出力端子jへの折り返し経路の設定を、上記展開
スイッチ網で、2個の上記部分スイッチ網と任意の入力
段単位スイッチおよび任意の出力段単位スイッチとを結
ぶ4本のリンクの既設定フロー量を比較し最大のフロー
量のリンクを避けるように上側部分スイッチ網または下
側部分スイッチ網を通る経路を選択し、同様の手順で順
次再帰的に上記部分スイッチ網内の経路を選択すること
により行うことができる。
また、本発明は、ヘッダ付与手段が付与する所定のヘッ
ダは、経路がルーティング経路であるか折り返し経路で
あるを識別する第一識別ビ、7トを含むことができる。
または本発明は、ヘッダ付与手段が付与する所定のヘッ
ダは、経路が折り返し経路の場合折り返しスイッチ網で
上側部分スイッチ網を選択するか下側部分スイッチ網を
選択するかによって定められる第二識別ビットを含むこ
とができる。
また、本発明は、ヘッダ変換手段が行う所定のヘッダ変
換は、折り返し経路の信号に付与されたルーティングタ
グから出力端子番号ビットと第一識別ビットを取り出し
第二識別ビットを除外しかつ上記第一識別ビットを反転
させることを含むことができる。
〔作 用〕
入力された信号(ここではパケットとする。)を目的出
力端子へ転送する経路として、スイッチ網を一回通過し
た後で目的出力端子に出力されるルーティング経路と、
スイッチ網を一回通過した後再び入力段単位スイッチに
戻り、折り返しスイッチ網として二回目のスイッチ網を
通り目的出力端子に出力する折り返し経路との二つの経
路を設ける。
そして、ある入力されたパケットをルーティング経路で
通すか折り返し通路で通すかの両経路の選択は、ルーテ
ィング経路のみの場合、特定のリンクにフローが集中し
リンク容量がオーバし内部ブロッキングを発生防止する
ために、2n端子の大きさの折り返しスイッチ網で、ル
ーティング経路のフロー量の制限値をVとしたとき、折
り返し経路のフロー量Fを 以下になるように制限すると、いかなる場合でもルーテ
ィング経路のフロー量はオーバしない。
この選択は、具体的には、例えば、折り返しスイッチ網
の任意の入力端子iから任意の出力端子jに向けての経
路において、入力端子iおよび出力端子jを通るフロー
のうち、−回で通るフロー量が上記F以下の場合、iか
らjへの経路をルーティング経路と設定し、F以下の場
合には折り返し経路と設定する。また、iからjに向か
う経路にそうたスイッチ網内のすべてのリンクあるいは
そのうちの一部のリンクを除いたリンクの既定フロー量
がF以下である場合にも、iからjに向かう経路をルー
ティング経路と設定し、それ以外の場合は折り返し経路
に設定する。
さらに、折り返しスイッチ網が展開スイッチ網となる場
合には、折り返し経路を通るパケットの経路を、リンク
の既設定フロー量を比較することにより、最大フロー量
のリンクを避け、フロー量の小さいいずれかの部分スイ
ッチ網を通る経路を選択する。
そして、上記の選択設定された経路をパケットが転送で
きるように、ルーティングタグとして、ルーティング経
路および折り返し経路を識別するための第一識別ビット
を付与する(例えばルーティング経路は「0」、折り返
し経路は「1」を第0ビツト目に入れる)。
さらに、折り返し経路に対しては、部分スイッチ網のい
ずれを通るかの第二の識別ビットが付与され、この場合
にはヘッダ変換部でこの第二識別ビットは除かれ、さら
に第一識別ビットを反転して、経路を折り返し経路から
ルーティング経路に変換する。
従って、パケット転送経路が一部パケットについては、
パケットの特定リンクへの集中を押さえた状態で、スイ
ッチ網通過を一回のみにすることができ、パケットのス
イッチ網内転送遅延時間を減少させるとともに、内部ブ
ロッキングを防止することが可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
第1図および第2図は本発明の第一実施例による経路選
択手順を示す流れ図、第3図は本発明の実施例を適用す
る折り返し形スイッチ網を示すブロック構成図、第4図
および第5図は第2図の要部を書き換えたブロック構成
図である。
第3図において、この実施例のスイッチ網は、8人力8
出力の折り返しスイッチ網で、単位スイッチ1がS00
からAS37まで4段8列に配列され、第1段(入力段
)の各単位スイッチ1の一方の入力端子4にはそれぞれ
ヘッダ付与部7が接続され、第4段(出力段)の各単位
スイッチ1の一方の出力端子はそれぞれ出力端子5に接
続され、他方の出力端子はヘッダ変換部6および折り返
しリンク2を介してそれぞれ第1段の各単位スイ・ノチ
1の他方の入力端子に接続され、各単位スイッチ1間は
リンク3により所定の接続がなされている。なお一般に
は2″入力2°出力の折り返しスイッチ網を構成するこ
とができ、そのときの段数はn+1段となる。
第4図は、折り返してスイッチ網を通過するパケットか
らみた論理的なスイッチ網の形を示し、単位スイッチl
の枠内に記した同一スイッチ網内SXXの単位スイッチ
は同一の単位スイッチを表す。
第5図は、さらに第3図のスイッチ網の結線を並び換え
たもので、第3図の前半のスイッチ網を、入力段の各単
位スイッチ1の上側出力端子と下側出力端子に接続され
たちに二つの部分スイッチ網に分けたものである(以下
、このように展開されたスイッチ網を展開スイッチ網と
いう。)。
第6図は、第5図での折り返し経路選択の説明図で、第
5図に示す展開スイッチ網を一般的に示したブロック構
成図である。この展開スイッチ網(B(n))8は、2
1″人力21)出力のスイッチ(S)網で、21’l−
1個の入力段の単位スイッチ1と、2−1個の出力段の
単位スイッチ1と2個の21%−1人力2’−’出力の
部分スイッチWl (Bu(n  1) )8−1と(
Bo(n  1))  8 2とを含んでいる。
次に、第1図を参照して本実施例における経路選択制御
方法について説明する。
折り返しスイッチ網のパケット転送経路は、入力端子4
から直接出力端子5へ向かい、スイッチ網を1回のみ通
過するルーティング経路と、入力端子4から一部スイッ
チ網を通過し、折り返しリンク2を通ってもう一部スイ
ッチ網を通って目的とする出力端子5へ向かう折り返し
経路とがある。
ルーティング経路のみでパケットを転送しようとすると
、第7図に示すように、特定のリンクにフローが集中し
、リンク容量をオーバし、内部ブロッキングを発生する
。2′端子の大きさの折り返し網でリンクのルーティン
グ経路のフロー量の制限値を■とすると、折り返し網の
入出力端子4.5での折り返し経路のフロー量Fを 以下に制限しておけば、いかなる場合でも、リンクのル
ーティングフロー量をオーバすることはない。
従って、折り返しスイッチ網内にルーティング経路を選
択するときは、フロー量を上記F以下に制限すればよい
。折り返しスイッチ網において、任意の入力端子4から
出力端子5へのルーティング経路は−通りしか存在しな
いので、ルーティング経路は、入出力端子4.5から一
意的に定まる。
このとき、リンク対応に記録している記憶フロー量を、
このルーティング経路に含まれるリンクのみ新たに設定
したチャンネルのフロー量の分だけ増しておく。
ルーティング経路で新たなチャンネルのパケットの経路
を設定しようとすると、入力端子4または出力端子5の
ルーティング経路によるフロー量がFを超えてしまう場
合、そのチャンネルは折り返し経路を通すことにする。
次に、折り返し経路での経路選択について、第2図に示
す流れ図を参照して説明する。折り返し経路からみた場
合、折り返し網は第4図となり、第4図の前半の単位ス
イッチを接続関係を換えずに並び換えると第5図となる
。折り返し経路はルーティング経路のフローの集中した
ところを避けて通さなければならない。第5図のスイッ
チ網は、2個の単位スイッチ(例えば単位スイッチ33
0および500)とその間にヘッダ変換部6と折り返し
リンク2を入れたスイッチ網を最小の部分スイッチ網と
して、第6図の網拡大規則を再帰的に適用して作られた
形となっている。よって、折り返し経路選択方法は、第
6図上で任意の単位スイッチ1−4と単位スイッチl−
jとの経路を選択するためには、リンク3−1一部分ス
イッチ網8−1→リンク3−3の経路(これを「上側の
経路」という。)をとるか、 リンク3−2一部分スイッチ網8−2−リンク3−4(
これを「下側の経路」という。)をとるかの二通りであ
る。リンク対応に既にその設定されたルーティングおよ
び折り返し経路のフロー量が記録されており、リンク3
−1.3−2.3−3および3−4のそれらの既に設定
されたフロー量をf:1−1 、fff−2、fff−
:lおよびf、l−4とする。
1)18X(f ff−1+ f ff−2+ f 3
−31 f ff−4)=f、−,またはf3−3 すなわち、「上側の経路」のリンクに最大フローのリン
クがあるとき、 max=U と記する。逆に、 1)18X(f :l−1+ f 3−2+ f 3−
3+ f :l−4)=f’1−1)またはf3−4 すなわち、「下側の経路」のリンクに最大フローのリン
クがあるとき、 max=D と記する。また、 maX(f 3−1) f :1−21 3−:ll 
f 3−*)” f 1−1 ”’ f 3−2 等のように最大フローのリンクが複数個ありかつ「上側
の経路」と「下側の経路」のどちらにも存在する場合を
、 m1n=UD と記する。
次に、同様にして、 m1n(f 3−1+ f 1−2+ r 3−:ll
 f 1−a)”fff−1またはf、、−3 すなわち、最小フローのリンクが「上側の経路」にある
とき、 m1n=U と記し、 m1n(f 3−1+ f 3−Z+ f 3−:ll
 f 3−1)=r、−2またはf3−3 すなわち、最小フローのリンクが「下側の経路」にある
とき、 min≠D と記し、 m1n(f 2−1+ f 1−z+ f 1−3+ 
f 3−a)” f 3−1 = f ff−4 等のように最小フローのリンクが複数個あり、かつ「上
側の経路」と「下側の経路」のどちらにも存在する場合
を、 m1n=UD と記する。
以下に「上側経路」および「下側の経路」の二つのうち
から一つを選択する方法を説明する。
(1)  max =Uのとき、「下側の経路」選択、
f2)  max =Dのとき、「上側の経路」選択、
(3)  max =UDのとき、 (イ)  m1n=Uのとき、「上側の経路」選択、(
o)  m1n=Dのとき、「下側の経路」選択、(ハ
)m1n=UDのとき、「下側の経路」(「上側の経路
」)選択、 なお、(3)の(ハ)の場合は、スイッチ回路網の対称
性より()内()外のどちらの方法を用いても本発明の
効果に変わりはない。以上により、単位スイッチ1−i
から単位スイッチ1−jへ向かう経路を選択する。 、
「上側の経路」を選択した場合、上側の部分スイッチ網
8−1内の経路選択が、「下側の経路」を選択した場合
下側の部分スイッチ網8−2内の経路選択が必要となる
。この選択もスイッチ網(B(n))8内の「上側の経
路」または「下側の経路」のうちから一方を選択した方
法と同様に実行できる。このように順次部分スイッチ網
8−1.8−2内の経路を定めていくことにより、折り
返し経路が定まる。折り返し経路が定まるとその経路内
に含まれるリンクの既設定フロー量記録をこのとき新た
に設定したチャンネルのフロー量の分だけ増す。
次に選択された経路に従ってパケットが転送されるため
のタグ付与について、第8図(a)、山)、(C)およ
びfdlを参照して説明する。同図(a)はスイッチ網
に入力されるパケットのフォーマット、同図(b)はル
ーティング経路を通るパケットをルーティングタグ、同
図(C1は折り返し経路1回目のルーティングタグおよ
び同図(dlは折り返し経路2回目のルーティングタグ
を表す。
ルーティング経路および折り返し経路を通るパケットに
対して、ルーティングタグ付与部7で次のようなルーテ
ィングタグを付与する。
(1)ルーティング経路に割り当てられた論理チャンネ
ルのパケットは、折り返しスイッチ網に入力する前に2
進数n桁の出力端子番号と識別ビットとの第8図(b)
に示されたn+lビットからなるルーティングタグを付
与される。ルーティング経路に割り当てられたパケット
の識別ビットは常に「0」としておく。このようにして
ルーティング経路のルーティングタグを構成する。
(2)  折り返し経路に割り当てられた論理チャンネ
ルのパケットは折り返しスイッチ網に入力する前に、2
進数n桁の出力端子番号と、折り返し経路選択によって
定まったnビットと識別ビットの第8図(C1に示す2
n+1ビツトのルーティングタグが付与される。この場
合、上記の識別ビットは、スイッチ網を1回目に通過す
るときはrlJ、2回目に通過するときは「0」とする
第5図で折り返し経路を設定した際に、「上側の経路」
を選択すれば「0」、「下側の経路」を選択すればrl
Jとし、順次スイッチ網力の経路を選択するたびに「0
」、「1」を定め、それを順次識別ビットの後に並べる
。その後に目的出力端子番号nビットを置く。このよう
にして折り返し経路のルーティングタグを構成する。
パケットの論理チャンネルごとに、ルーティング経路お
よび折り返し経路を第1図の流れ図に従って定め、さら
に折り返し経路については第2図に示すスイッチ網内の
経路選択手順によって定める。このようにして論理チャ
ンネルごとにスイッチ網内経路を定め、論理チャンネル
ごとに付与するルーティングタグを定める。ヘッダ付与
部7は到着したパケットの論理チャンネルを読み取って
それに対応したルーティングタグを付与する。
1段目(1≦i≦n)の各単位スイッチ1は、ルーティ
ングタグの第iビットがrOJのパケットを上側のリン
クへ、rlJのパケットを下側のリンクへ出力する。n
+1段目すなわち最終段の各単位スイッチ1はルーティ
ングタグの第θビット目(すなわち識別ビット)が「0
」のとき、上側のリンクへ、「1」のとき下側のリンク
に出力する。
ヘッダ変換部6には、第8図(C)のルーティングタグ
を持つ折り返し経路のパケットのみ到着するから、それ
を第8図(dlのように変換して折り返す。
第8図(dlのルーティングタグは、ルーティング経路
の第8図(d)のパケットのルーティングタグと同じフ
ォーマットになるので、目的出力端子へ出力される。こ
れにより、各論理チャンネルは設定された経路を転送さ
れる。
これにより一部の論理チャンネルのパケットは、スイッ
チ網を一回通過で目的とする出力端子へ転送でき、通過
段数が減るため、全チャンネルの平均遅延時間を小さく
でき、かつ一部の論理チャンネルのパケットは折り返し
を行うため、特定のすンクにフローが集中することなく
、内部ブロッキングを生じることもない。
第9図は本発明の第二実施例による経路選択手順を示す
流れ図である。上記第一実施例においては、ルーティン
グ経路と折り返し経路を選択する判定基準として、入出
力端子のルーティング経路フロー量を用い、それがある
一定値Fを超えない範囲でルーティング経路を定めてい
る。本実施例においては、ルーティング経路と折り返し
経路を選択する判断基準を、後述のように変えた点のみ
が第一実施例と異なる。
次に第9図を参照してその選択方法を説明する。
論理チャンネルの接続要求に対してまずルーティング経
路を仮定する。ルーティング経路に含まれるリンクの既
設定のフロー量を調べ、それらのルーティング経路の第
1段、第2段間リンクと第n段、第n+1段間リンクを
除くすべてのリンクのルーティングフロー量が、新たに
設定しようとしているチャンネルを加えても、リンクフ
ロー制限量Vを超えないときは、ルーティング経路とし
て経路を設定する。少なくとも一つのリンクが制限量を
越えるときには、折り返し経路としてこの時には設定は
行わない。すべての接続要求をルーティング経路と折り
返し経路とに分けて、ルーティング経路の設定がすべて
終了した後に、折り返し経路を第一実施例の方法で設定
する。このルーティング経路と折り返し経路の分離方法
を用いることにより、一般的に第一実施例よりさらに多
くの論理チャンネルがルーティング経路をとることにな
り、第一実施例よりさらに遅延時間の減少が図れる。
なお、本発明は、リンクの既設定フロー量を記憶する記
憶手段およびフロー量の比較を行い所定の経路の選択設
定を制御手段例えばプロセッサを設けもことにより容易
に実現できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、折り返し網中に、パケ
ットの転送経路を選択設定するに際し、スイッチ網を1
回通るルーティング経路と2回通る折り返し経路とを設
けることにより、全経路が2回通る折り返し網制御方法
に比べ、平均遅延時間が減少できる効果がある。
また、本発明は、パケットの論理チャンネルごとに単一
の経路を通すため論理チャンネル内のパケットシーケン
スが乱れない効果がある。また、本発明をチャンネルの
フロー量があらかじめ判っている場合に用いると、各リ
ンクのフロー量の測定が不要となり本発明をより有効に
用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の第一実施例による経路選
択手順を示す流れ図。 第3図は本発明の実施例を適用する折り返し形スイッチ
網を示すブロック構成図。 第4図および第5図は第3図の要部を書き換えたブロッ
ク構成図。 第6図は第5図での折り返し経路選択の説明図。 第7図は内部ブロッキングの説明図。 第8図(a)、(b)、(C)および(d+はルーティ
ングタグを示す説明図。 第9図は本発明の第二実施例による経路選択手順を示す
流れ図。 第10図は従来例の折り返し形スイッチ網を示すブロッ
ク構成図。 第1)図はその単位スイッチの詳細を示すブロック構成
図。 1・・・単位スイッチ(S) 、2・・・折り返しリン
ク、3・・・リンク(単位スイッチ間の)、4.16・
・・入力端子、5.17・・・出力端子、6・・・ヘッ
ダ変換部(HC)、7・・・ヘッダ付与部(HG) 、
8・・・スイッチ網(B (n)) 、8−1 ・・・
部分スイッチm(Bu(n−1))、8−2 ・・・部
分スイッチm(Bo(n  1))、10・・・ルーテ
ィングタグ抽出部、1).15・・・セレクタ、12.
14・・・制御部、13・・・バッファメモリ。 犬施をシリ (Frり美5ξL経路言にl二tじe−帆
[21)肩 6 回 内部アロツキンク託明図 、¥17図 41了 リ 返 し ヌ、イ・・ノート彌イS隊、υ’
<Uン]肩 10 図 単位入イーノーr構$、(2] yA1)121

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)二つの入力端子と、二つの出力端子と、この二つ
    の出力端子に出力する信号が互いに衝突しないように一
    方の信号を保持するバッファメモリと、入力信号に付随
    したヘッダによりいずれか一つの上記出力端子を選択す
    る選択手段とを含む待ち合わせ形の単位スイッチを、そ
    の二つの出力端子のそれぞれが他の異なる二つの上記単
    位スイッチのそれぞれのいずれか一つの入力端子に接続
    されるように複数列複数段縦続接続されたスイッチ網の
    初段の各単位スイッチの一方の入力端子にその出力が接
    続され入力信号に所定のヘッダを付与するヘッダ付与手
    段と、上記スイッチ網の最終段の各単位スイッチの他方
    の出力端子と初段の各単位スイッチの他方の入力端子と
    の間に接続され上記最終段の単位スイッチから入力され
    る信号に対して所定のヘッダ変換を行うヘッダ変換手段
    とを含む待ち合わせ形スイッチ網で、経路選択の制御を
    行う待ち合わせ形スイッチ網の経路選択制御方法におい
    て、 入力する信号のうち一部の信号を上記スイッチ網を一回
    通過後に目的出力端子へ出力させるルーティング経路と
    、残りの信号を上記スイッチ網を二回通過後に目的出力
    端子へ出力させる折り返し経路とを選択設定する ことを特徴とする待ち合わせ形スイッチ網の経路選択制
    御方法。
  2. (2)ルーティング経路および折り返し経路の設定は、
    折り返しスイッチ網の任意の入力端子iから任意の出力
    端子jへ転送するべき論理チャンネルの信号の経路を上
    記ルーティング経路に設定したと仮定したときに、入力
    端子iを通るフローの中で一回で目的出力端子へ向かう
    信号のフローと、出力端子jを通るフローの中で一回で
    目的出力端子へ出てきた信号のフローの両者がともにあ
    る一定値を超えない場合に、iからjへの信号の経路を
    上記ルーティング経路とし、上記条件以外の場合は上記
    折り返し経路とすることにより行う特許請求の範囲第(
    1)項に記載の待ち合わせ形スイッチ網の経路選択制御
    方法。
  3. (3)ルーティング経路および折り返し経路の設定は、
    折り返しスイッチ網の任意の入力端子iから任意の出力
    端子jへ転送するべき論理チャンネルの信号の経路を上
    記ルーティング経路に設定したと仮定したとき、その経
    路に沿ったスイッチ網内のすべてのリンクあるいはその
    うちの一部のリンクを除いたリンクの設定フロー量があ
    る定められた一定値を超えない場合に、iからjへの信
    号の経路を上記ルーティング経路とし、上記条件以外の
    場合は上記折り返し経路とすることにより行う特許請求
    の範囲第(1)項に記載の待ち合わせ形スイッチ網の経
    路選択制御方法。
  4. (4)スイッチ網が、折り返し網を一面に展開しさらに
    接続関係を変えずに単位スイッチを並び変えて、入力段
    単位スイッチおよび出力段単位スイッチとその間を接続
    する上下に並列に並んだ2個の部分スイッチ網の形に置
    き換えられる場合に、選択された入力端子iから出力端
    子jへの折り返し経路の設定を、上記展開スイッチ網で
    、2個の上記部分スイッチ網と任意の入力段単位スイッ
    チおよび任意の出力段単位スイッチとを結ぶ4本のリン
    クの既設定フロー量を比較し最大のフロー量のリンクを
    避けるように上側部分スイッチ網または下側部分スイッ
    チ網を通る経路を選択し、同様の手順で順次再帰的に上
    記部分スイッチ網内の経路を選択することにより行う特
    許請求の範囲第(2)項または第(3)項に記載の待ち
    合わせ形スイッチ網の経路選択制御方法。
  5. (5)ヘッダ付与手段が付与する所定のヘッダは、経路
    がルーティング経路であるか折り返し経路であるを識別
    する第一識別ビットを含む特許請求の範囲第(1)項に
    記載の待ち合わせ形スイッチ網経路選択制御方法。
  6. (6)ヘッダ付与手段が付与する所定のヘッダは、経路
    が折り返し経路の場合折り返しスイッチ網で上側部分ス
    イッチ網を選択するか下側部分スイッチ網を選択するか
    によって定められる第二識別ビットを含む特許請求の範
    囲第(4)項に記載の待ち合わせ形スイッチ網の経路選
    択制御方法。
  7. (7)ヘッダ変換手段が行う所定のヘッダ変換は、折り
    返し経路の信号に付与されたルーティングタグから出力
    端子番号ビットと第一識別ビットを取り出し第二識別ビ
    ットを除外しかつ上記第一識別ビットを反転させること
    を含む特許請求の範囲第(6)項に記載の待ち合わせ形
    スイッチ網の経路選択制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03139044A (ja) * 1989-08-09 1991-06-13 Alcatel Nv Atmシステム用スイッチ回路網およびスイッチ―回路網モジュール
JPH0738639B2 (ja) * 1989-03-14 1995-04-26 アルカテル・エヌ・ブイ 通信交換システム
KR100992729B1 (ko) 2006-02-09 2010-11-05 세이코 프레시죤 가부시키가이샤 감속기

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