JPS63118606A

JPS63118606A - ロ−ル芯の測定方法

Info

Publication number: JPS63118606A
Application number: JP9812686A
Authority: JP
Inventors: Kazuyoshi Ohira; 大平　和由
Original assignee: NKK Corp; Nippon Kokan Ltd
Current assignee: JFE Engineering Corp
Priority date: 1986-04-30
Filing date: 1986-04-30
Publication date: 1988-05-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕この発明は、例えば圧延機に圧延ロールを組込むときな
どにおける、ロールの水平度または直角度を測定するた
めの、ロールの芯の測定方法に関するものである。

〔従来技術とその問題点〕

例えば、圧延機に圧延ロールを組み込むときは、組み込
まれた圧延ロールの据付は精度を確認する九めに、ロー
ル芯即ちロールの水平度および直角度を測定する必要が
ある。このようなロール水平度の測定は、従来次のよう
に行なわれていた。即ち、第３図（イ）に概略正面図で
、第３図（ロ）に概略側面図で示すように、ロール１の
一端部近傍の一側方に、ピアノ線２を垂直に張設する。

ロール１の一端部に、ロール１の軸線と直交する、その
先端にマイクロメータ３ａｊｉ有する測定治具３を取り
付ける。

先ず測定治具３がロール１の上方にあるときの、測定治
具３の先端と前記先端に対応するピアノ線２の位置（ａ
点）との間の距離Ｘｔ−測定する。次いで、ロール１を
その軸線を中心として１８０°回転させ、測定治具３が
ロール１の下方にあるときの、測定治具３の先端と前記
先端に対応するピアノ線２の位置（ｂ点）との間の距離
ｙｔ測測定る。

ピアノ線２の前記ａ点と前記す点との間の距離ｔを測定
し、水平度？　’−’　（ｍ／ｍ　）によって求める。

また、ロール直角度の測定は、従来次のように行なわれ
ていた。即ち、第４図（イ）に概略正面図で、第４図（
ロ）に概略側面図で示すように、ロール１の一端部近傍
の上方に、ピアノ線２を水平に張設する。ロール１の一
端部に、ロール１の軸線と直交する、その先端にマイク
ロメータ３ａを有する測定治具３を取り付ける。

先ず測定治具３がロール１の一側方にあるときの、測定
治具３の先端と前記先端に対応するピアノ線２の位置（
Ｃ点）との間の距離ｘｙｋ測定する。

次いで、ロール１をその軸線を中心として１８０゜回転
させ、測定治具３がロール１の他側方にあるときの、測
定治具３の先端と前記先端に対応するピアノ線２の位置
（ｄ点）との間の距離ｙ’に測定する。ピアノ線２の前
記Ｃ点とｄ点との間の距離ｔを測定し、直角度を上述し
たように、コニシ（、，７ｍ）によって求める。

しかしながら、上述の従来の方法には、次のような問題
がある。即ち、ピアノ線を張設する際に、付近に配置さ
れている機器が邪魔になることが多く、これらの機器の
取外しが必要になるため、長時間操業を停止しなければ
ならない。測定治具３の先端とピアノ線２との間の距離
をマイクロメータによって読みとる作業が容易ではなく
、作業に長時間を要する上、測定精度上からも問題があ
る。

〔発明の目的〕

従って、この発明の目的は、スタンドに組み込まれたロ
ールの水平度または直角度を、短時間に簡単容易に且つ
高精度で測定することができるロール芯の測定方法を提
供することにある。

〔発明の概要〕

この発明は、基盤の一端に設けられた、スリット状のレ
ーザービーム発光口を有するレーザー発光器と、前記基
盤の他端に設けられた、スリット状のレーザービーム受
光口を有するレーザー受光器と、前記基盤の両端部の位
置調整手段とか゛らなるレーザー測定器を、スタンドに
組み込−ｚ：ｎたロールの一端部近傍に前記ロールの軸
線と直交するように配置し、前記レーザー測定器配置位
置のライン方向と平行な２点の基準面の各々のラインと
直角方向の出入寸法差に基き、前記位置調整手段によっ
て前記基盤の両端部の位置を調整することにより、前記
レーザー測定器の芯出しを行ない、前記ロールの一端部
に測定棒を前記レーザー発光器から発光されたレーザー
ビームの上流を横切るように取り付け、前記レーザー発
光器から発光され前記レーザー受光器によって受光され
るレーザービームの一部を前記測定棒により遮らせるこ
とによって、レーザービーム幅方向の一端から前記測定
棒の位置までの距離を測定し、次いで、前記ロールを所
定角度回動し、前記測定棒を前記レーザービームの下流
を横切るように位置させ、レーザービームの一部を前記
測定棒により遮らせることによって、その位置における
レーザービーム幅方向の一端から前記測定棒の位置まで
の距離を測定し、このようにして測定され念レーザービ
ーム幅方向の一端から前記測定棒の位置までの距離差に
基いて、ロールの水平度ま念は直角度を測定することに
特徴を有するものである。

〔発明の構成〕

次に、この発明を図面を参照しながら説明する。

第１図はこの発明の一実施態様を示す概略斜視図、第２
図は概略平面図である。第１図および第２図はロールの
直角度を測定する場合であって、スタンドに組み込まれ
たロール１の一端部下方に、ロール１の軸線と直交する
ように水平にレーザー測定器４を配置する。

レーザー測定器４は、長方形の基盤５と、基盤５の一端
に設けられた、スリット状のレーザービーム発光ロア全
有するレーザー発光器６と、基盤５の他端に設けられた
、前記レーザービーム発光ロアと対向するレーザービー
ム受光口９を有するレーザー受光器８と、定盤１０．１
０上に載置された基盤５の両端の位置をその幅方向に調
整するための位置調整用ゼル）１１，１１とからなって
いる。レーザー発光器６から発光された帯状のし一ザー
ビームはレーザー受光器８・により受光され、前記レー
ザービーム中に介在する被測定物を走査し、被測定物の
位置、形状等を検出する。

測定に先だち、レーザー測定器４の配置位置におけるラ
イン方向と平行な例えば壁のような垂直な壁面に２点の
基準面Ａ、Ｂ’ｉ設定する。そして、第２図に示すよう
に、基準面Ａと基準面Ｂとのラインと直角方向の出入寸
法差ｃｆ、ピアノ線およびマイクロメータを使用し測定
する。

次に、基準面ＡおよびＢに同一寸法の芯出し用ゲージ１
２　、１２’をその先端部がレーザービーム中に位置す
るように取っ付ける。そして、レーザー発光器６からレ
ーザービームを発光し、レーザービーム中における芯出
し用ゲージ１２　、１２’の先端部の位置即ちレーザー
ビーム幅方向の一端から前記先端部までの距離Ｃ１，Ｃ
ｚｔ”測定する。このようにして測定された距離Ｃｒと
０２との差Ｃ′ヲ求め、その値が前述した基準面Ａと基
準面Ｂとの寸法差Ｃに一致するように、位置調整用ゼル
）１１．１１によって基盤５の両端部の位置を調整し、
かくして、レーザー測定器４の芯出しを行なう、次に、
ロール１の一端部に測定棒１３を取り付ける。測定棒１
３は、ロール１に嵌着された環状バンド１４ａと、環状
バンド１４ａに一端が固定された連結片１４ｂとからな
る取付は治具１４の、前記連結片１４ｂの他端にビンに
よって軸着されておシ、その断面形状は円形で、先端が
針状になっている。

レーザー発光器６からレーザービームを発光し、測定棒
１３がレーザービームの上流を横切るように取付は治具
１４により位置させる。このようにして、レーザービー
ムの一部を測定棒１３にょシ遮らせることによって、第
２図に示すように、レーザービーム上流側の幅方向の一
端から測定棒１３までの距離ｘｆ測測定る。次いで、ロ
ール１１に第１図に矢印に示すように所定角度回動し、
測定棒１３をレーザービームの下流を横切るように位置
させる。そして、第２図に示すように、レーザービーム
下流側の幅方向の一端がら測定棒１３ま・での距離ｙを
測定する。

次に、基盤５上にその長さ方向に取り付けられたスケー
ル１５によって、測定棒１３の上述した測定位置間の距
離ｔを測定する。そして、コニと＜ｍｙｍ＞　　’を求
めることによりロールの直角層ｋｍ単容易に測定するこ
とができる。

ロールの水平度を測定する場合は９、レーザー測定器４
を、スタンドに組み込まれたロールｌの一端部側方に、
ロール１の軸線の直交するように垂直に配置すればよく
、測定方法は上述した直角度を測定する場合と同一であ
るので説明を省略する。

なお、この場合、測定棒１３が水平に位置するようにな
るので、測定棒１３が垂下しないように、取付は治具の
連結片１４ｂにストツノξで固定する必要がある。

〔発明の効果〕

以上述べたように、この発明によれば、スタンドに組み
込まれたロールの水平度または直角度を、短時間に簡単
容易に且つ高１度で測定することができる工業上優れた
効果がもたらされる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施態様を示す概略斜視図、第２
図は概略平面図、第３図ビ）は従来のロール水平度測定
方法の一例を示す概略正面図、同図（ロ）は概略側面図
、第４図（イ）は従来のロール直角度測定方法の一例を
示す概略正面図、同図（ロ）は概略側面図である。図面
において、１・・・ロール、　　　　　２・・・ピアノ線、３・・
・測定治具、　　　　イ・・・レーザー測定器、５・・
・基盤、　　　　　　６・・・レーザー発光器、７・・
・レーザービーム発光口、８・・・レーザー受光器、９・・・レーザービーム受光口、１０・・・定盤、　　　　　１１・・・位置調整ゼルト
、１２・・・芯出し用ゲージ、１３・・・測定棒、１４
・・・取付は治具、　　１５・・・スケール。

Claims

【特許請求の範囲】基盤の一端に設けられた、スリット状のレーザービーム
発光口を有するレーザー発光器と、前記基盤の他端に設
けられた、スリット状のレーザービーム受光口を有する
レーザー受光器と、前記基盤の両端部の位置調整手段と
からなるレーザー測定器を、スタンドに組み込まれたロ
ールの一端部近傍に前記ロールの軸線と直交するように
配置し、前記レーザー測定器配置位置のライン方向と平
行な２点の基準面の各々のラインと直角方向の出入寸法
差に基き、前記位置調整手段によつて前記基盤の両端部
の位置を調整することにより、前記レーザー測定器の芯
出しを行ない、前記ロールの一端部に測定棒を前記レーザー発光器から
発光されたレーザービームの上流を横切るように取り付
け、前記レーザー発光器から発光され前記レーザー受光
器によつて受光されるレーザービームの一部を前記測定
棒により遮らせることによつて、レーザービーム幅方向
の一端から前記測定棒の位置までの距離を測定し、次いで、前記ロールを所定角度回動し、前記測定棒を前
記レーザービームの下流を横切るように位置させ、レー
ザービームの一部を前記測定棒により遮らせることによ
つて、その位置におけるレーザービーム幅方向の一端か
ら前記測定棒の位置までの距離を測定し、このようにして測定されたレーザービーム幅方向の一端
から前記測定棒の位置までの距離差に基いて、ロールの
水平度または直角度を測定することを特徴とするロール
芯の測定方法。