JPS629975A - カラ−記録装置の記録紙クランプ機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明はカラー記録装置、即ちサーマルヘッドでインク
フィルムテープを加熱してインクを溶かし、記録紙に転
写する転写型感熱方式のカラー記録装置に係り、特にか
かる装置における記録紙装着機構に関するものである。

〈従来技術〉 最近、小型・低価格のカラー・ハード・コピー装置の開
発が盛んであり、この種の装置の中心として転写型感熱
方式の記録装置か挙けられる。

この記録装置は、ライン形式のサーマルヘッドでインク
フィルムテープを加熱してインクを溶かしそして記録紙
（普通紙）に転写し、これをイエロー（Ｙ）、マゼンタ
（Ｍ）、シアン（Ｃ）更にはブラック（Ｂ）等の順に両
面ごとに色を重ねて記録（画面順次方式）するものであ
る。

即ち、インクフィルムテープは前記Ｙ　、　Ｍ　、　Ｃ
（更にはＢ）の順に面単位で順次配列したロール状のテ
ープとなっており、該テープを一方向に進める一方、記
録紙については色か変わることに前の位置まで戻して順
次画面ごとに色を重ねて記録するものである。

この種の装置としては第４図に示すような構成のものが
提案されている。

即ち、駆動プーリ２２を介して駆動源に連結された駆動
ローラ２１の両端部近（には、記録用紙２３の両側辺に
沿って設けられた開［−１列２３Ａ及び２３Ｂに底入す
る突起２］Ａ、、２１Ｂが形成され、該ローラ２１の回
転【こよって記録用紙３を前進或は後退動作させる。

前記記録用紙２３は途中で前記駆動ローラ２１に連動し
た紙送りスプロケット２４て給送され、このスプロケッ
ト２４を介してＩＬ■動ローラ２１の下側から上方へ送
られるようになっている。

そしてインクフィルムテープ２６を巻装した供給側ロー
ル２５からインクフィルムテープ２６が引出されて記録
用紙２３の下方で該用紙２３１こ沿って駆動ローラ２１
の位置を通って巻取り側のローラ２７に巻装される。こ
の巻取り側のローラ２７は駆動モータ２８に連結されて
いる。

また、ライン形式のサーマルヘッド２９が駆動ローラ２
１の下側近辺に配置され、記録時にインクフィルムテー
プ２６上から駆動ローラ２Ｉ上の記録用紙２３に押接し
、適宜加熱制御されることによりインクフィルムテープ
２６のインクを用紙２３に転写させる。

このような記録装置においては上述したようにＹ　、　
Ｍ　、　Ｃ（更にはＢ）を順次画面ごとに色重ねして記
録動作を行う場合に、記録紙を３回（又は４回）前後進
させる必要があり、この時に紙の送り精度が悪いと色ず
れが生じるという重要な問題を付帯していた。

即ち例えば１０ドツト／記の装置においては３回（又は
４回）の繰返しの紙送り精度が±０８０５闘（色ずれ）
・・・１ドツト以内が要求させるものである。

しかしながら、上述したようなトラクターフィード方式
のものでは紙のスキューに対しては効果があるものの、
どうしても記録紙の開孔に突起を嵌入させる関係上前述
した細い送り精度を得るには困難であった。

また、前記トラクターフィードとは別のプラテンローラ
で紙送りするものもあるが、この方式では紙のスキュー
、すべりが生じて位置ずれが生じ易く、これまた前述の
ような紙送り精度を得ることは困難であった。

〈目的〉 本発明は順次画面ごとに色重ねして記録する場合に、紙
送りを前後に数回繰り返えしても紙の位置ずれかないつ
まり色ずれのないこの種のカラー記録装置の提供を目的
とするものである。

特に、記録紙の先端をクランプ機構でクランプして紙送
りする方式としたところに特徴がある。

〈実施例〉 第１図は本発明に係る記録装置の要部構成を示す図であ
り、１は駆動源に連結されたプラテンローラ、２は前記
プラテンローラ１に接して配設された送りローラ、３は
前記プラテン［＋−ラ１の近傍で該ローラＩと平行に配
置されると共にプラテンローラ１と送りローラ２によっ
て給送されて来た記録紙４を巻取る駆動源に連結された
回転ドラムであり、この周面の所定箇所には記録紙４の
先端を係止保持するクランプ機構５が配設されている。

６はライン形式のサーマルヘッドであり、プラチンロー
ラ１の下側で該ローラ１に対し接離するように設けられ
ている。前記記録紙４はプラテンローラ１と送りローラ
２によって給送された後、ローラ１の下側のサーマルヘ
ッド６との間を通ってガイドローラ７を介し回転ドラム
３同曲に導びかれる。

この記録紙４の先端はクランプ機構５に係１トされ、回
転ドラム３の矢印へ方向への回転により記録紙４は順次
ドラム３０周面に巻取られるように構成されている。従
って、このドラム３の大きさは丁度１画面分の記録紙４
を巻取れる大きさに設けられている。

８はインクフィルムテープであり、このインクフィルム
テープ８は図示していない供給リールから引出されて前
記記録紙４の下側のプラテンローラ１とサーマルヘッド
６との間を通過し、更にガイドローラ７を介して下方に
配置された巻取りリール（図示せず）に巻装される構成
となっている。

このインクフィルムテープ８はイエロー（Ｙ　）。

マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）更にはブラック（Ｂ）が
順次画面単位で配列され、記録時には一方向へ給送され
るものとなっている。

次に上記したクランプ機構５の具体的構成を第２図の斜
視図を更に参照して説明すると、回転ドラム３の両側面
に沿う位置に１対の回転板１０．１０がドラム３の回転
軸３Ａに回転自在に取＋１けられまたこの１７１の回転
板１０．１０は前記ドラム３の両側壁間１」３Ｂを介し
てこのドラム３内を軸方向に貫通したバー１１で連結さ
れている。

このバー１１にはペーパークランプ爪１２が取付けられ
ており、このクランプ爪１２は回転ドラムの一周面に形
成されたスリット溝３Ｃに臨む位置に配置されている。

つまり、前記スリット溝３Ｃは記録紙４の先端が挿入さ
れるよう記録紙４の幅より充分広くなして回転ドラム３
の軸方向に形成され、該スリット溝３Ｃ内にバー１１に
取付けられたペーパークランプ爪１２が位置すると共に
この爪１２と対向するスリット溝３Ｃの前縁にも対向ク
ランプ爪１３が設けられている。

更に上記回転板１０は該回転板１０と回転ドラム３の側
壁間に取伺けられたスプリング１４により回転板１０を
時計方向に常時附勢してペーパークランプ爪１２が回転
ドラム３側の対向クランプ爪１３に押接されるように構
成されている。

また、回転板１０には係止用のピン１５が突設されてお
り、このピン１５は回転ドラム３が矢印Ｂ方向に所定り
、上回転したときに図示しないフレームから突出された
ストッパー１６に係合し、それ以上回転板１０が回転し
ないよう係止されるようになっている。

次にこの構成の動作について、第３図を参照して順次説
明すると、この第３図（Ａｌは記録紙４のセット時にお
ける回転ドラム３の位置とクランプ機構５の状態を示し
ており、回転ドラム３は矢印Ｂ方向に回転されて紙４の
挿入位置に移動位置された状態にあると共（こクランプ
機構５の回転板ＩＯはこのピン１５がストッパー１６に
係止された状態となっており、この回転板ＩＯの係止と
前記回転板ＩＯの矢印Ｂ方向への回転位置との関係によ
りペーパークランプ爪１２は対向クランプ爪１３より離
間した状態となっておりまた回転ドラム３のスリット溝
３Ｃはプラテンローラ１の下側の部分及びサーマルヘッ
ド６等と７１向する位置（こある。

この第３図Ａ）の状態で記録紙４のセットが行イつれ、
これは先ずサーマルヘッド６をプラテンローラ１の周面
から離間した位置にセットしこの状態で記録紙４をプラ
テンローラ１と送りローラ２で給送し、プラテンローラ
１の下側を通して回転ドラム３のスリット溝３Ｃに記録
紙４の先端を挿入する。この時に記録紙４の先端はペー
パークランプ爪１２と１３の間に挿入設定される。

上記のようにして記録紙４の挿入動作が終了すると、回
転ドラム３は印字開始位置である第３図用に示す位置ま
で矢印Ａ方向に回転される。

この時には、回転ドラム３の矢印Ａ方向への回転とスプ
リング１４による附勢でクランプ爪Ｉ２と１３により記
録紙４の先端が挾持されて記録紙４のセット動作が完了
する。

上記のようにして記録紙４のセットが終了しまたインク
フィルムテープ８のセントを行なうと、図示するように
サーマルヘッド６をインクフィルムテープ８、記録紙４
を介してプラテンローラ１に押接して記録動作を開始さ
せる。

この記録時には記録走査と同期して回転ドラム３を第３
図ｆＦ３１の状態から第３図（Ｃ１のように矢印Ａ方向
に回転させること番こより記録紙４はクランプ機構５で
クランプされているのでドラム３の周面に順次巻回され
、これにより順次紙送り動作が行われて１画面の記録を
行なう。この時、インクフィルムテープ７も順次送り動
作される。なお、プラテンローラ１はこの記録時にフリ
ーで回転させるか或は記録紙４がゆるまない程度番こ駆
動させる。

このようにして、例えばイエローについての１画面の記
録が終了すると、回転ドラム３を停止させると共にサー
マルヘッド６をプラテンローラ１から離間させて記録紙
４．インクフィルムテープ８に対する押接を解除する。

そして、前記回転ドラム３を矢印Ｂ方向に回転させると
共にプラテンローラＩを前記紙送り方向と逆の方向に回
転駆動させて記録紙４を第３区間の印字開始位置まで戻
し操作する。またインクフィルムテープ８を次の色例え
ばマゼンタの位置に合せる。前記記録紙４が第３図β）
の印字開始位置まで戻ると、プラテンローラ１の前記駆
動を停止し、回転ドラム３も停止される。

このようにして、記ｎ紙４の戻し操作が完了するとサー
マルヘッド６をインクフィルムテープ８、記録紙４を介
してプラテンローラ１へ押接して上述と同様に記録動作
を行う。

このような動作をシアン（更にはブラック）に対しても
同様に行ない、Ｙ　、　Ｍ　、　Ｃ（更にはＢ）を順次
画面単位で色重ねして所定の記録を完了するものである
。

この一連の記録が完了すると、回転ドラム３を第３図へ
）の状態に回動位置させて記録紙４のクランプを解除し
然る後記録紙４をドラム３から外ずし、当該記録紙４を
排出させるものである。

〈効果〉 以上のように、本発明にあってはサーマルヘッドでイン
クテープを加熱してインクを記録紙に転写すると共に各
色を順に画面ごとに色重ねして記録させるカラー記録装
置において、プラテンローラの近傍位置に配置されると
共に駆動源に連結された回転ドラムの周面の所定箇所に
設けられた記録紙のクランプ機構として、 該回転ドラムの一周面軸方向に形成された記録紙先端部
が挿入されるスリット溝内に臨設されたペーパークラン
プ爪と、該ペーパークランプ爪をスリット溝の前縁に設
けられた対向クランプ爪に常時押接するよう附勢するた
めの回転ドラムと前記回転板間に装設されたバネ手段と
、前記回転ドラムのスリット溝が上記プラテンローラに
より給紙される記録紙の先端部と対応する記録紙設定位
置に回転されたときにペーパークランプ爪を前記対向ク
ランプ爪から離間するよう前記回転板の回転動作を回転
ドラムが前記記録紙設定位置に回転位置する前に停止さ
せるストッパー手段とを備える構成としたものであり、
これにより回転ドラムが記録紙設定位置に回転位置した
状態では自動的にペーパークランプ爪が対向クランプ爪
より離間して記録紙の先端が挿脱できると共に前記記録
紙設定位置から回転ドラムが前記ストッパー手段の係止
方向と反対の方向に回転することにより挿入された記録
紙の先端はバネ手段の作用によりペーパークランプ爪と
対向クランプ爪とにクランプされると共に該ドラム周面
に沿って巻回されることによって記録紙の送りができ、
また紙のすべり等もなく紙送り精度を向上できて色ずれ
についても確実に防止できるものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る記録装置の構成を示す図、第２図
は同装置のクランプ機構部を示す要部斜視図、第３図ｆ
Ａｌ　、　（Ｂｌ　、　ＦＣ＋は同クランプ機構の動作
を説明する図、第４図は従来装置の構成を示す図である
。 Ｉニブラテンローラ、２：送りローラ、３：回転ドラム
、３Ａ：回転軸、３Ｃニスリツト溝、４：記録紙、５：
クランプ機構、６：サーマルラインヘッド、８：インク
フィルムテープ、ＩＯｚ回転板、１２：ペーパークラン
プ爪、１３：Ｊｊ向クランプ爪、１４ニスプリンク、】
５：ピン、１６：ストソバ−。 代理人　弁理士　福　士　愛　彦（他２名）第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、駆動源に連結されたプラテンローラ及び前記プラテ
   ンローラに接する送りローラと、前記プラテンローラに
   対して接離する方向に動作するサーマルヘッドと、前記
   プラテンローラの近傍位置に配置され、駆動源に連結さ
   れた回転ドラムと、前記回転ドラムの周面の所定箇所に
   設けられた記録紙のクランプ機構と、前記プラテンロー
   ラ及び送りローラによってプラテンローラとサーマルヘ
   ッドとの間を通って先端が前記回転ドラムのクランプ機
   構にクランプされるところの記録紙と、前記プラテンロ
   ーラとサーマルヘッドとの間を通って配設される転写用
   のインクテープとを有し、 前記クランプ機構は、前記回転ドラムの一周面軸方向に
   形成された記録紙先端部が挿入されるスリット溝に臨設
   されたペーパークランプ爪と、該ペーパークランプ爪を
   該回転ドラムの回転軸に回転自在に支持する回転板と、
   前記ペーパークランプ爪をスリット溝の前縁に設けられ
   た対向クランプ爪に常時押接さるよう附勢するため回転
   ドラムと前記回転板間に装設されたバネ手段と、前記回
   転ドラムとスリット溝が上記プラテンローラにより給紙
   される記録紙の先端部と対応する記録紙設定位置に回転
   されたときに、ペーパークランプ爪を前記対向クランプ
   爪から離間するよう前記回転板の回転動作を回転ドラム
   が前記記録紙設定位置に回転位置する前に停止させるス
   トッパー手段とを備えたことを特徴とするカラー記録装
   置の記録紙クランプ機構。