JPS6146670A - カラ−記録装置の記録方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 栽Ｊθと訪 この発明は、ライン熱転写プリンタなどのカラー記録装
置において、プラテンにセットした用紙にカラー毎に順
次記録を行う記録方法に関する。

兜末皮権 従来、たとえばライン熱転写プリンタでは、１）　ステ
ップモータでプラテンを駆動し、用紙を送りながら該用
紙にまず１色目のカラーで記録を行う、 ２）　次に、ステップモータに、送ったパルス分逆方向
のパルスを送出し、プラテンを逆転して用紙を元の位置
まで戻す、 ３）再びプラテンを正転し、用紙を送りながら該用紙に
２色目のカラーで記録を行う、 ４）適宜これを繰り返して後用紙を送り出す、ことで、
プラテンにセットした用紙に多色の記録を行っていた。

ところが、この種の従来の記録方法では、プラテンを逆
転したとき、プラテンは正確に元の位置まで逆転するが
、用紙には負荷がかかるので、実際にはプラテンと用紙
との間でスリップを生じ、用紙を正確に元の位置まで復
帰させることができなかった。このため、用紙を復帰さ
せたときに位置がずれて、記録に色ずれを生ずる欠点が
あった。

ｌ−一煎 そこで、この発明は、カラー毎に順次記録を行うカラー
記録装置において、上述した従来の記録方法における欠
点を解消し、カラー記録の位置合わせ精度を向上して、
色ずれをなくすことを目的とする。

遭−一一或。

そのため、この発明によるカラー記録装置の記録方法は
、 １）プラテン（１４）を正転し、該プラテン（１４）に
セットした用紙（１３）を送る、 ２）該用紙（１３）の先端が記録位置（ｐ）を過ぎたと
ころで、その用紙（１３）の搬送路中に設けた保持手段
（２２）をもって該用紙（１３）の先端を保持する、３
）前記プラテン（１４）を逆転し、該用紙（１３）にテ
ンションをかける、 ４）再び前記プラテン（１４）を正転し、該用紙（１３
）を送りながらその用紙（１３）に１色目のカラーで順
次記録を行う、 ５）記録後再び前記プラテン（１４）を逆転し、該用紙
（１３）にテンションをかける、 ６）適宜この繰り返しにより逐次異なるカラーで該用紙
（１３）に多色の記録を行い、最後の記録のときはその
用紙（１３）先端の保持を解除し、該用紙（１３）を送
り出す、 ことを特徴とする。

以下、図面に示すこの発明の一実施例に基づき、この発
明につき詳細に説明する。

第１図（Ａ）ないしくＤ）には、ライン熱転写プリンタ
におけるこの発明による記録方法を示す。図中符号（１
０）は送り出しスプールであり、該送り出しスプール（
１０）には熱転写シート（１１）が巻き付けられる。熱
転写シート（１１）は、たとえば第２図に示すように、
幅が（ｄ）で、そのインク面にはイエロ・マゼンタ・シ
アンのインク層（ｙ）・（ｍ）・（Ｃ）が長さくＱ）毎
にそれぞれ交互に設けられる。送り出しスプール（１０
）から引き出された熱転写シート（１１）は、ガイドロ
ーラ（１２）に掛けられて後、挿入した用紙（１３）を
挟みプラテン（１４）に巻き付けられる。用紙（１３）
は、カット紙でもロール紙でもよいが、図示実施例では
カット紙が使用される。そして、幅は熱転写シート（１
１）の幅（ｄ）とほぼ等しく、長さは各インク層（ｙ）
・（ｍ）・（ｅ）の長さくＱ）に等しくなっている。

さて、プラテン（１４）は、モータ（１５）で駆動され
る。該プラテン（１４）には、熱転写シート（１１）お
よび用紙（１３）を挟みサーマルヘッド（１６）が対向
配置される。このサーマルヘッド（１６）は、プラテン
（１４）の軸方向に長く、用紙（１３）の幅にほぼ等し
く、図示省略されるが、カムやソレノイドでプラテン（
１４）に対し接離可能とされる。そして、既知の如く、
サーマルヘッド（１６）をプラテン（１４）に押し当て
、該サーマルヘッド（１６）の記録位置（ｐ）にライン
状に配置した複数の発熱体を適宜加熱し、熱転写シート
（１１）の対応するインク層（ｙ）・（ｍ）・（Ｃ）を
カラー毎に逐次用紙（１３）に転写し、順次ライン＝５
− ４一 単位の記録を行う。使用後の熱転写シー）−（１１）は
、ガイドローラ（１７）に掛けて後、巻き取りスプール
（１８）に巻き付ける。ガイドローラ（１７）および巻
き取りスプール（１８）には、前記モータ（１５）の回
転が図示しないワンウェイクラッチを介し伝達される。

そして、プラテン（１４）を正転するとき、同時にモー
タ（１５）の回転をそれらガイドローラ（１７）および
巻き取りスプール（１８）にも伝達し、熱転写シート（
１１）を巻き取る。プラテン（１４）を逆転するときは
、モータ（１５）の回転はそれらガイドローラ（１７）
および巻き取りスプール（１８）には伝達されず、それ
らはロック状態とされる。

他方、プラテン（１４）から送り出された用紙（１３）
は、ガイド部材（１９）で案内され、排出ローラ（２０
）・（２１）間を通って送り出される。

ところで、用紙（１１）の搬送路中には、保持手段（２
２）が設置される。保持手段（２２）は、揺動レバー（
２３）を取付軸（２４）を中心として揺動自在に設け、
該揺動レバー（２３）の一端にパッド（２５）を固着し
て前述したガイド部材（１９）と対向させてなり、また
ｇ− 他端に引張ばね（２６）を掛け、その引張ばね（２６）
をソレノイド（２７）に接続してなる。そして、ソレノ
イド（２７）を作動すると、揺動レバー（２３）を揺動
し、パッド（２５）とガイド部材（１９）との間で用紙
（１３）を保持し得るようになっている。

そして、この発明では、次のとおり記録を行う。

■）第１図（Ａ）に示す如く用紙（１３）を挿入し、サ
ーマルヘッド（１６）をプラテン（１４）に押し当て、
モータ（１５）でプラテン（１４）を正転し、またガイ
ドローラ（１７）および巻き取りスプール（１８）を回
転して、熱転写シート（１１）とともに、用紙（１３）
を送る。このとき、用紙（１３）には、記録を行わない
。

２）用紙（１３）の先端が記録位置（ｐ）を過ぎ、プラ
テン（１４）から送り出されると、適宜手段で用紙（１
３）の先端位置を検知し、ソレノイド（２７）を作動し
て、第１図（Ｂ）に示す如くその用紙（１３）の搬送路
中に設けた保持手段（２２）で該用紙（１３）の先端を
保持する。

３）　そして、同第１図（Ｂ）に示す如く、サーマルヘ
ッド（１６）をプラテン（１４）から引き離し、プラテ
ン（１４）を逆転し、熱転写シート（１１）の張りで用
紙（１３）を押さえて用紙（１３）を戻し、用紙（１３
）にテンションをかける。なお、このときは、用紙（１
３）のたるみを確実に解消すべく、プラテン（１４）と
用紙（１３）との間にスリップを生ずるまで、プラテン
（１４）をオーバーラン気味に逆転することが好ましい
。

４）ついで、第１図（Ｃ）に示す如く、再びサーマルヘ
ッド（１６）をプラテン（１４）に押し当て、プラテン
（１４）を正転し、熱転写シート（１１）とともに、用
紙（１３）を送りながらその用紙（１３）に１色目のた
とえばイエロで順次ライン単位の記録を行う。

プラテン（１４）から送り出された用紙（１３）は、先
端を保持手段（２２）で保持されるから、図示する如く
ループ状となる。

５）　記録後再びサーマルヘッド（１６）をプラテン（
１４）から引き離し、プラテン（１４）を逆転し、第１
図ＣＢ）で示すと同様に用紙（１３）にテンションを。

かける。

６）適宜この繰り返しにより逐次たとえばマゼンタ・シ
アンで該用紙（１３）に多色の記録を行い、最後のシア
ンの記録のときは保持手段（２２）による用紙（１３）
先端の保持を解除し、第１図（Ｄ）に示す如く排出ロー
ラ（２０）・（２１）の間を通して該用紙（１３）を送
り出す。ところで、この最後のシアンによる記録のとき
記録開始と同時に用紙（１３）先端の保持を解除するが
、全く同時に解除する必要はなく、用紙（１３）の送り
出しに支障をきたさない程度に解除を遅ら゛せてもよい
。

なお、第３図は、第１図（Ａ）ないしくＤ）に示す記録
方法におけるタイムチャートである。この第３図からも
判るとおり、図示実施例ではプラテン（１４）を正転す
るとき、ガイドローラ（１７）および巻き取りスプール
（１８）も回転し、熱転写シート（１１）を送る。そし
て、このとき、プラテン（１４）にサーマルヘッド（１
６）を押し当て、用紙（１３）に順次記録を行う。第３
図において〃記録〃中（Ｙ）はイエロ、ＣＭ）はマゼン
タ、（Ｃ）はシアンによる記録を示す。

また、第３図中１）〜６）は、上述した１）〜６）の動
作＝８− と対応する範囲を示す。

さて、上述した実施例では、この発明をライン熱転写プ
リンタに適用した例について説明した。

しかし、この発明は、ライン記録装置に限らず、シリア
ル記録装置に対しても同様に適用することができる。ま
た、熱転写ｉｉｌ！録装置に限らず、他の記録手段を用
いた記録装置にも同様に適用することができる。

さらに、図示実施例で示した保持手段（２２）は、−例
であり、当然に適宜変更することができる。

また、図示実施例で示したイエロ・マゼンタ・シアンは
例示であり、勿論他の適宜のカラーに変更することがで
きるとともに、３色に限らず２色とすることもでき、さ
らに４色以上とすることもできる。

勿−一二１ したがって、この発明によれば、ライン熱転写プリンタ
などのカラー記録装置において、カラー記録の位置合わ
せ精度を向上し、色ずれのないきれいな記録を得ること
ができる。

また、従来の記録方法では、プラテンを逆転するときプ
ラテンと用紙との間でスリップが生じないように圧接コ
ロを設け、プラテンとの間で用紙を挟む必要があった。

しかし、この発明では、そのような圧接コロを設けなく
ともよいこととなる゛。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）ないしくＤ）は、この発明による記録方法
を説明するライン熱転写プリンタの作動図である。第２
図は、そのプリンタに使用される熱転写シートの部分斜
視図である。第３図は、そのタイムチャー１−を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 プラテンを正転し、該プラテンにセットした用紙を送る
   、 該用紙の先端が記録位置を過ぎたところで、その用紙の
   搬送路中に設けた保持手段をもって該用紙の先端を保持
   する、 前記プラテンを逆転し、該用紙にテンションをかける、 再び前記プラテンを正転し、該用紙を送りながらその用
   紙に１色目のカラーで順次記録を行う、記録後再び前記
   プラテンを逆転し、該用紙にテンションをかける、 適宜この繰り返しにより逐次異なるカラーで該用紙に多
   色の記録を行い、最後の記録のときはその用紙先端の保
   持を解除し、該用紙を送り出す、カラー記録装置の記録
   方法。