JPS6299204A - サスペンシヨン制御装置 - Google Patents

サスペンシヨン制御装置

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JPS6299204A
JPS6299204A JP60239776A JP23977685A JPS6299204A JP S6299204 A JPS6299204 A JP S6299204A JP 60239776 A JP60239776 A JP 60239776A JP 23977685 A JP23977685 A JP 23977685A JP S6299204 A JPS6299204 A JP S6299204A
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修一 武馬
Toshio Onuma
敏男 大沼
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薫 大橋
Masami Ito
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    • B60G17/016Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements characterised by their responsiveness, when the vehicle is travelling, to specific motion, a specific condition, or driver input
    • B60G17/0165Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements characterised by their responsiveness, when the vehicle is travelling, to specific motion, a specific condition, or driver input to an external condition, e.g. rough road surface, side wind
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    • B60G2600/02Retarders, delaying means, dead zones, threshold values, cut-off frequency, timer interruption
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 λ肌q月カ [産業上の利用分野] 本発明はサスペンション制御装置に係わり、詳しくは路
面状態および走行速度に応じてサスペンション特性を変
更するリースペンション制御装置に関する。
[従来の技術] 一般に、車両が低速で走行する場合には、サスペンショ
ンのばね定数を小さく設定したり減衰力を小さく設定す
ることによりサスペンション特性を柔らかい状態に保持
すると乗り心地が良好となる。一方、車両が高速で走行
する場合にはサスペンションのばね定数を大きく設定し
たり減衰力を大きく設定することによりサスペンション
特性を硬い状態に保持すると操縦性・安定性が向上する
このため、従来より車両の走行速度に応じてサスペンシ
ョン特性を変更するサスペンション制御装置が開発され
ている。
ところで、上述のようなサスペンション制御を行なう場
合、サスペンション特性を変更する制御開始時の車速と
サスペンション特性を元に戻す制御終了時の車速とを同
一に設定すると、サスペンション特性が絶えず変化して
制御に伴うハンティングが発生するという不具合点があ
った。このような不興合点の対策として、制御開始時の
車速を制御終了時の車速より大きく設定したり、あるい
は同一の設定車速に塞づいてi制御の開始と終了とを行
なう場合には、制御終了時に遅延時間を設ける等の配慮
がなされている。例えば、実車速を検出する車速検出手
段と、この車速検出手段で得た車速データがサスベンジ
」ンを所定の高減衰力にすべき設定高重速以上であるこ
とを検出する高車速検出手段と、前記車速データがサス
ペンションを所定の低減衰力にすべき設定低車速以下で
あることを検出する低車速検出手段とこれら高車速検出
手段または低車速検出手段からの出力に基づいて減衰力
調整したサスペンションの動作を保持する保持手段とを
帷え、少なくとも減速時の車速か設定低車速以下になっ
たとぎ、サスペンションの低減衰力調整を所定時間遅ら
せるタイマを設けた「サスペンションの減衰力調整装置
」 (特開昭58−56907号公報)等が提案されて
いる。
[発明が解決しようとする問題点] かかる従来技術としてのサスペンション制御装置には、
以下のような問題が存在した。即ち、(1)車両が高速
走行に移行して一旦高車速設定値以上となりサスペンシ
ョン特性が硬い状態に変更された後、減速して上記高車
速設定値未満であって低車速設定値以上の車速で走行す
る場合、または所定の車速設定値未満となってもいまだ
遅延時間が経過しない場合等には、サスペンション特性
は硬い状態に保持されている。この状態で、車両が路面
の単発的な凹凸を乗り越えた場合には、車体に加わる衝
撃が充分吸収されないので、乗員に不快感を与えるとい
う問題点があった。
(2)また、従来のサスペンション制御は車速のみに応
じてサスペンション特性を変更するものであるため、低
速域と高速域との境界付近の車速で走行中に路面の単発
的な凹凸を乗り越えるような場合には乗り心地が悪化す
るという問題もあつIこ 。
本発明は車両の走行する路面状況と車速との両者に基づ
いてサスペンション特性を好適に変更するサスペンショ
ン制御装置の提供を目的とする。
発明の構成 [問題点を解決するための手段] 本発明は上記問題を解決覆るために、第1図に例示する
構成をとった。即ち、本発明は第1図に例示するように
、 車輪と車体との間隔を中高として検出する中高検出手段
M1と、 車両の速度を検出する車速検出手段M2と、外部からの
指令を受けてサスペンション特性を変更するサスペンシ
ョン特性変更手段M3と、上記車速検出手段M2により
検出された車速か所定停囲に必る場合に、上記車高検出
手段M1により検出された車高の所定時間内における変
化か所定値以上であると判定された前輪の位置に後輪か
到達するまえに1ノスペンシヨン特性をより柔かい状態
に変更する指令を出力する車高判定手段M4と、 上記中速検出手段M2により検出された車速か予め定め
られた第1の中速を上廻った場合にはサスペンション特
性をより硬い状態に変更する指令を出力し、一方、車速
が上記第1の車速より小ざな値である第2の車速を下廻
った場合にはサスペンション特性をより柔かい状態に変
更する指令を出力する車速判定手段M5と、 中速が上記第1の車速未満で上記第2の車速以上の範囲
であって上記所定範囲と重なる範囲にある場合は、上記
車速判定手段M5の指令に優先して上記車高判定手段M
4の指令を上記サスペンション特性変更手段M3に伝達
する優先手段M6と、を備えたことを特徴とするサスペ
ンション制御装置を要旨とするものである。
車高検出手段M1とは、車輪と車体との間隔を車高とし
て検出するものでおる。例えば、車体に対するサスペン
ションアームの変位を回転量に変換してポテンショメー
タにより検出し、アナログ信号として出力するよう構成
してもよい。また例えば、上記回転量を周知のロータリ
エンコーダにより検出し、ディジタル信号として出力す
るよう構成することもできる。
車速検出手段M2とは、車両の速度を検出するものであ
る。例えば、車両に搭載された内燃機関の出力を駆動軸
に伝達する駆動軸に近設した電磁ピックアップ、近接ス
イッチもしくは光学式センサ等により上記駆動軸の回転
速度を計測し、該計測値に基づいて車速を検出するよう
構成してもよい。
サスペンション特性変更手段M3とは、サスペンション
の特性を変更するものである。例えば[サスペンション
のばね定数、ショックアブソーバの減衰力、ブツシュ特
性、スタビライザ特性等を多段階、ないし無段階に変更
するよう構成してもよい。即ち、エアサスペンション等
では主空気室と副空気室とを連通または遮断することに
より、ばね定数を大小に変化させてもよい。また、例え
ば、ショックアブソーバのオイルの流通を行なうオリフ
ィスの径を変更することにより減衰力を増減させること
もできる。更に、例えばブツシュの剛性あるいはスタビ
ライザの剛性等を変更することによりサスペンション特
性を硬い状態(HARD)または中間の状態(SPOR
T)もしくは柔かい状態(SOFT)に変更するよう構
成することもできる。
車高判定手段M4とは、車速か所定範囲内であって、所
定時間内における車高の変化が所定値以上であると判定
された前輪の位置に後輪が到達するまえに、サスペンシ
ョン特性をより柔かい状態に変更する指令を出力するも
のである。例えば、車速センサ等の出力信号により車速
が所定範囲にあることを確認すると共に、所定検出時間
毎に検出された車高の所定判定時間内の最大値と最小値
との差を鋒出し、該算出値が所定変更判定値以上である
と判定された前輪の位置に後輪が到達するまえに、サス
ペンション特性をより柔かい状態に変更する指令を出力
するよう構成してもよい。
車速判定手段M5とは、車速が第1の車速を上廻った場
合にはサスペンション特性をより硬い状態に変更する指
令を、一方、車速か上記第1の車速まり小ざく設定され
た第2の車速を下廻った場合にはリスペンション特性を
より柔かい状態に変更する指令を、各々出力するもので
おる。例えば、予め定められた第1の車速および該第1
の車速より小さく設定された第2の車速とを記憶してお
き、検出された現在の車速と上記第1および第2の車速
との比較を行ない、該比較結果に応じてサスペンション
特性を変更する指令を出力するよう構成してもよい。
優先手段M6とは、上記車高判定手段M4の所定範囲と
、上記車速判定手段M5の第1の車速未満で第2の車速
以上の範囲とが重なる範囲に現在検出された車速か含ま
れる場合には、車速判定手段M5の指令に優先して車高
判定手段M4の指令をサスペンション特性変更手段M3
に出力するものである。
上記車高判定手段M4と車速判定手段M5と優先手段M
6とは、例えば各々独立したディスクリートな論理回路
として実現することができる。また例えば、周知のCP
U@中心としてROM、RAMおよびその他の周辺回路
素子と共に論理演し)回路として構成され、予め定めら
れた処理手順に従って上記各手段を実現し、丈スペンシ
ョン特性変更手段M3に指令を出力するものであっても
よい。
[作用] 本発明のサスペンション制御装置は、第1図に例示する
ように、車速検出手段M2により検出された車速か所定
範囲内であって車高検出手段M1により検出された車高
の所定時間内における変化が所定値以上であると判定さ
れた前輪の位置に後輪が到達するまえに車高判定手段M
4がサスペンション特性をより柔かい状態に変更する指
令を出力し、車速検出手段M2により検出された車速か
第1の車速を上用った時にはサスペンション特性をより
硬い状態に、上記第1の車速より小さく設定された第2
の車速を下用った時にはサスペンション特性をより柔か
い状態に各々変更する指令を車速判定手段M5が出力す
るに際し、車速か上記所定範囲と上記第1の車速未満で
上記第2の車速以上の範囲との重なる範囲にある場合は
、上記車速判定手段M5の出力する指令に優先して上記
車高判定手段M4の出力する指令を優先手段M6がサス
ペンション特性変更手段M3に伝達するよう働く。
叩ら、車速が一旦第10車速を超えて車速判定手段M5
の指令によりサスペンション特性のより硬い状態への変
更が行なわれた後、減速により車速が第1の車速未満で
第2の車速以上の範囲であって所定範囲と重なる範囲に
移行した場合には、所定時間内における車高の変化が所
定値以上となると車高判定手段M4の指令が優先手段M
6により優先してり゛スペンション特性変更手段M3に
伝達され、リースペンション特性がより柔かい状態に変
更されるのである。
従って、本発明のサスペンション制御装置は、第1の車
速を上用るとサスペンション特性をより硬い状態に変更
し、第2の車速を下用るとサスペンション特性をより柔
かい状態に変更するに際して、減速により車速か第1の
車速未満、第2の車速以上の範囲と所定範囲とが重なる
範囲に移行した場合に所定値以上の車高変化が生じたと
判定された時にはサスペンション特性をより柔かい状態
に変更するよう動く。以上のように本発明の各梠成要素
が作用することにより本発明の技術的課題が解決される
[実施例] 以下、図面に基づいて本発明の好適な一実施例を詳細に
説明する。
第2図は本発明の一実施例であるエアサスペンションを
用いた自動車のサスペンション制御装置を示す。
HlRは自動車の右前輪と車体との間に設けられた右前
輪車高センナを表わし、車輪の動きに追従する右のサス
ペンションアームと車体との間隔を検出している。HI
Lは左前輪と車体との間に設(プられた左前輪車高セン
サを表わし、左のサスペンションアームと車体との間隔
を検出している。
H2Cは後輪と車体との間に設けられた後輪車高センサ
を表わし、俊のサスペンションアームと車体との間隔を
検出している。車高センサH1R。
HIL、H2Cの短円筒状の本体1Ra、1La。
1Caは車体側に固定され、該本体1Ra、1La、1
Caの中心軸から略百角方向にリンク1Rb、1Lb、
1Cbが設けられている。該リンク1Rb、1Lb、1
Cbの他端にはターンバックル1Rc、1Lc、1Cc
が回動自在に取り付(プられでおり、さらに、該ターン
バックル1RC。
1Lc、1Ccの他端は各サスペンションアームの一部
に回動自在に取り付【プられている。
なお、車高センサH1R,H1L、l−12Gの本体部
には、フォトインクラブタが複数個配設され、車高セン
サ中心軸と同軸のスリットを有するディスクプレートが
車高の変化に応じて77F1〜インタラプタを0N10
FFさせることにより車高の変化を4[bit]の車高
データとして検出し、ディジタル信号として出力するよ
う構成されている。
31 L、31R,S2L、S2Rはそれぞれ左右前・
後輪に設けられたエアサスペンションを表わす。エアサ
スペンション32Lは、左後輪のサスペンションアーム
と車体との間に図示しない懸架ばねと並設されている。
該エアサスペンションS2Lは、空気ばね機能を果たす
主空気至52Laおよび副空気室32Lbと、ショック
アブソーバ32LC,および空気ばね定数またはショッ
クアブソーバ減衰力を変更するアクチュエータA2Lに
より構成されている。Sl L、S1R,32Rも同様
な構成と機能を持つエアサスペンションを表わし、エア
奮サスペンション31Lは左前輪に、エアサスペンショ
ンS1Rは右前輪に、エアサスペンションS2Rは右後
輪にそれぞれ配設されている。
10は各エアサスペンションSIL、51R1S2L、
S2Rの空気ばねに対する圧縮空気給排系を表わし、モ
ータ10aによりコンプレッサ1obを作動させ、圧縮
空気を発生させている。この圧縮空気は逆止め弁10C
を介してエアドライヤ10dに導かれる。逆止め弁10
Cはコンプレッサ10bからエアドライヤ10dに向か
う方向を順方向としている。エアドライヤ10dは各エ
アサスペンション31 L、31R,S2L、32Rに
供給される圧縮空気を乾燥させ、空気配管や各エアサス
ペンション31 L、31R,S2L、S2Rの構成部
品を湿気から保護するとともに、各エアサスペンション
S1 L、SIR,S2L、S2Rの主空気室31 L
a、31 Ra、52La、52Raおよび補助空気室
31 lb、51Rb、52Lb、52Rb内部での水
分の相変化に伴う圧力異常を防止している。固定絞り付
逆止め弁1Qeの逆止め弁はコンプレッサ10bから各
エアサスペンション31 L、S1R,S2L、S2R
に向かう方向を順方向としている。該固定絞り付逆止め
弁10eは、圧縮空気供給時には逆止め弁部分が開き、
圧縮空気排出時には逆止め弁部分か閉じ、固定絞り部分
のみから排出される。排気バルブ用弁10fは2ボ一ト
2位置スプリングオフセット型電磁弁である。該排気バ
ルブ用弁10fは、通常は第2図に示す位置にあり、遮
断状態となっているが、エアサスペンションS1L、3
1R,S2L、S2Rからの圧縮空気排出時(こは、第
2図の右側の位置に示す連通状態に切り換えられ、固定
絞り付逆止め弁10eおよび1アドライヤ10dを介し
て圧縮空気を大気中に放出する。
Vl L、VlR,V2L、V2Rは、車高調整機能を
果たす空気ばね給排気バルブであり、それぞれ各エアサ
スペンションS’l L、Sl R,32L、S2Rと
前述した圧縮空気給排気系10との間に配設されている
。該空気ばね給排気バルブVILSV1R1V2L、V
2Rは2ポ一ト2位置スプリングオフセット型電磁弁で
あり、通常は第2図に示す位置にあり、遮断状態となっ
ているが、車高調整を行う場合は、第2図の上側に示す
連通状態に切り換えられる。すなわち、空気ばね給排気
バルブV1 L、VlR,V2L、V2Rを連通状態に
すると、各エアサスペンションの主空気室31 La、
31Ra、52La、52Raと圧縮空気給排気系10
との間で給排気が可能となり、給気すれば上記主空気室
S1 La、51Ra、52La、52Raの容積が増
加して車高が高くなり、車両の自重により排気すれば容
積が減少して車高が低くなる。また、上記空気ばね給排
気バルブV1 L、VlR,V2L、V2Rを遮断状態
とすると、車高はその時点の車高に維持される。このよ
うに、前述した圧縮空気給排気系の排気バルブ用弁10
fと上記の各空気ばね給排気バルブV1[、VlR,V
2L、V2Rの連通・遮断制御を行うことにより、エア
サスペンションS1L、SIR,S2L、S2Rの主空
気室51La、51Ra、52La、52Raの容積を
変更して、車高調整を行うことが可能である。
SEIはスピードメータに内設された車速センサで必り
、車速に応じた信号を出力するものである。
上述した車高センサH1L、HIR,H2Cおよび車速
センサSEIからの各信号は、電子制御装置(以下EC
Uとよぶ。)4に入力される。[Cu2はこれらの信号
を入力し、そのデータ処理を行い、必要に応じ適切な制
御を行うために、エアサスペンションアクヂュエータA
1L、AIR1A2L、A2R1空気ばね給排気バルブ
V1L、VIR1V2L、V2R1圧縮空気給排気系の
モニタ10aおよび排気バルブ用弁10fのソレノイド
に対し駆動信号を出力する。
次に第3図、第4図に塁いてエアサスペンションS1 
L、S1R,S2L、S2Rの主要部の構成を説明する
。各エア1ナスペンシヨンは同様な構成のため、右後輪
エアサスペンションS2Rについて詳細に)ホベる。
本エアザスペンションS2Rは、第3図に示されている
ように、従来よく知られたピストン・シリンダから成る
ショックアブソーバ52RCと、ショックアブソーバ5
2Rcに関連して設けられた空気ばね装置14とを含む
ショックアブソーバ52Rc (緩衝器)のシリンダ1
2aの下端には、車軸(図示せず)が支承されており、
シリンダ12a内に滑動可能に配置されたピストン(図
示せず)から伸長するピストンロッド12bの上端部に
は、該ピストンロッド12bを車体16に弾性支持する
ための筒状弾性組立体18が設けられている。図示の例
では、ショックアブソーバ52RC:は、前記ピストン
に設けられた弁機能を操作することによって減衰力の調
整が可能な従来よく知られた減衰力可変緩衝器でおり、
減衰力を調整するためのコントロールロッド20がシー
ル部材22を介して液密的にかつ回転可能にピストンロ
ッド12b内に配置されている。
空気ばね装置14は、ピストンロッド12bの貫通を許
す開口24が設けられた底部26aおよび該底部の縁部
分から立ち上がる周壁部26bを備える周壁部vi26
と、該周壁部材26を覆って配置されかつ車体に固定さ
れる上方ハウジング部U28aと、該ハウジング部材2
8aの下端部に接続された下端開放の下方ハウジング部
材28bと、該下方ハウジング部材28bの下端を閉鎖
する弾性部材から成るダイヤフラム30とにより構成さ
れたチャンバ32を有する。チャンバ32は、前記周壁
部材の底部26aに設けられた前記開口24に対応する
開口34を有しかつ前記底部26aに固定された隔壁部
材36により、下方の主空気室52Raおよび上方の副
空気室52Rbに区画されており、雨空気室52Raお
よび52Rbには圧縮空気が充填されている。隔壁部材
36には、シリンダ12aの上端に当接可能の従来よく
知られた緩衝ゴム40が設けられており、該緩衝ゴム4
0には、前記両開口24および34を主空気室52Ra
に連通するための通路42が形成されている。
周壁部26bで副空気室52Rbの内周壁部を構成する
周壁部材26の内方には、前記筒状弾性組立体18がピ
ストンロッド12bを取り巻いて配置されてあり、この
筒状弾性組立体18に雨空気室52Raおよび52Rb
の連通を制御するバルブ装置44が設けられている。
前記筒状組立体18は、互いに同心的に配置された外筒
18a、筒状弾性体18bおよび内筒18Cとを備え、
筒状弾性部材18bは両筒18aおよび18cに固着さ
れている。前記筒状組立体18の外筒18aは、上方ハ
ウジング部材28aを介して前記車体に固定された前記
周壁部材26の周壁部26bに圧入されている。また、
前記内筒18Gにはピストンロッド12bの貫通を許す
前記バルブ装置44の弁数容体44aが固定されてあり
、ピストンロッド12bは前記弁数容体44aに固定さ
れていることから、ピストンロッド12bは前記筒状弾
性組立体18を介して前記車体に弾性支持される。外筒
18aおよび周壁部26b間は環状のエアシール部材4
6によって密閉□   されてあり、ピストンロッド1
2bと前記弁数容体44aとの間は環状のエアシール部
材48によって密閉されている。また内筒18Gと弁数
容体44aとの間は環状のエアシール部材50によって
密閉されている。
前記弁数容体44aには、ピストンロッド12bと並行
に伸長する両端開放の穴52が形成されており、該穴内
にはロータリ弁体44bが回転可能に収容されている。
前記ロータリ弁体4.4 bは、前記穴52の下端部に
配置された下方位置決めリング54aに当接可能の本体
部分56aと、該本体部分から前記筒状弾性組立体18
の上方へ突出する小径の操作部56bとを備える。前記
穴52の上端部には、下方位置決めリング54aと協動
して前記ロータリ弁体44bの穴52からの脱落を防止
する上方位置決めリング54bが配置されており、該上
方位置決めリング54bと本体部分との間には、穴52
を密閉するための内方エアシール部材58aおよび外方
エアシール部vJ58 bを有する環状のシールベース
60が配置されている。また、シールベース60とロー
タリ弁体44bの本体部分56aとの間には、空気圧に
よって前記弁体の本体部分56aがシールベース60に
押圧されたとき前記ロータリ弁体44bの回転運動を円
滑にするための摩擦低減部材62が配置されている。
前記筒状弾性組立体18の下方には前記開口24.34
および緩衝ゴム40の通路42を経て主空気室52Ra
に連通するチャンバ64が形成され−Cあり、前記ロー
タリ弁体44bの前記本体部分56aには、チャンバ6
4に開放する凹所66が形成されている。また前記本体
部分56aには、該本体部分を直径方向へ貫通して前記
凹所66を横切る連通路68が形成されている。
前記弁体56aを受は入れる弁数容体56bには、第4
図に明確に示されているように、一端が連通路68にそ
れぞれ連通可能の一対の通気路70が設けられており、
該通気路はロータリ弁体44 bの外周面へ向けてほぼ
同一平面上を穴52の直径方向外方へ伸長し、各通気路
70の他端は座孔72で弁数容体44aの前記外周面に
開放する。
また、穴52の周方向における一対の通気路70間には
、一端が連通路68に連通可能の通気路74が前記通気
路70とほぼ同一平面上を弁数容体44aの前記外周面
へ向けて伸長する。通気路74の直径は通気路70のそ
れに比較して小径であり、通気路74の他端は座孔75
で弁数容体44aの前記外周面に開放する。前記弁数容
体44aの前記外周面を覆う内筒18cの内周面には、
前記通気路70および74の各座孔72.75を連通す
べく弁数容体44aの前記外周面を取り巻く環状の凹溝
76が形成されている。
前記内筒18cには、環状の空気路を形成する前記凹溝
76に開放する開ロア8が形成されてあり、前記筒状弾
性部材18bには前記開ロア8に対応して該弾性部材の
径方向外方へ伸長する量適孔80が形成されている。ま
た、各貫通孔80は外筒18aに設(プられた開口82
を経て外筒18aの外周面に開放する。従って、前記開
ロア8゜82および貫通孔80は、前記通気路70に対
応して設けられかつ前記筒状弾性組立体1Bを目通する
空気通路を規定する。
前記開ロア8.82および貫通孔80を前記副空気室3
2Rbに連通すべく、前記外筒18aを覆う前記周壁部
材の周壁部26bの外周面には、前記副空気室52Rb
に開放する複数の開口84が周方向へ等間隔をおいて設
けられている。全ての開口84と前記開ロア8.82お
よび貫通孔80とを連通すべく、前記外筒18aの外周
面には、開口82が開放する部分で前記外筒を取り巻く
環状の凹溝86が形成されており、環状の空気路を形成
する該凹溝86に前記開口84が開放する。
第4図に示す例では、前記開ロア8.82および貫通孔
80は、弁数容体44aの2つの通気路70に対応して
設けられているが、内筒18Cと弁数容体44aとの間
には前記通気路70および74が連通する環状の前記空
気路76が形成されていることから、前記弾性部材18
bの周方向の所望の位置に前記空気路を形成することが
できる。
再び第3図を参照するに、ピストンロッド12bの上端
部には、ショックアブソーバ52RCの減衰力を調整す
るためのコントロールロッド20および前記バルブ装置
44のロータリ弁体44 bを回転操作するための従来
よく知られたアクチュエータA2Rが設けられており、
このアクチュエータA2Rによって前記ロータリ弁体4
4bが回転操作される。
本エアサスペンションS2Rは上述のごとく構成されて
いることにより、次のような作用をなす。
先ず、前記ロータリ弁体44bが第4図に示されている
ような閉鎖位置すなわち前記弁体の連通路68が前記弁
数容体44aのいずれの通気路70および74にも連通
しない位置に保持されると、副空気室52Rbおよび主
空気室S 2 Raの連通が断たれることから、これに
より前記サスペンションS2Rのばね定数は大きな値に
設定される。
また、アクチュエータA2Rにより前記弁体の連通路6
8が前記弁数容体44aの大径の通気路70に連通ずる
位置に操作されると、主空気室52Raは、該空気室に
連通する前記連通路68、大径の通気路70、前記弾性
組立体18の曲記聞ロア8、貫通孔80および開口82
および84を経て、副空気室52Rbに連通ずることか
ら、前記サスペンションS2Rのばね定数は小さな値に
設定される。
また、アクチユエータA2Rの調整により前記ロータリ
弁体44bの連通路68が前記弁数容体44aの小径の
通気路74に連通ずる位置に操作されると、主空気室5
2Raは、該主空気室52Raに連通する前記連通路6
8、小径の通気路74、前記空気路76、前記弾性組立
体18の前記開ロア8、貫通孔80および開口82およ
び開口84を経て、副空気室52Rbに連通する。前記
小径の通気路74は大径の通気路70に比較して大きな
空気抵抗を与えることから、前記サスペンションS2R
のばね定数は中間の値に設定される。
次に第5図に基いてECtJ4の構成を説明する。
ECU4は各センサより出力されるデータを制御プログ
ラムに従って入力し、演算すると共に、各種装置に対し
て制御信号を出力するための処理を行うセントフルプロ
セッシングユニット(以下CPUとよ、S″X0)4a
、上記制御プログラムおよび初期データが記憶されてい
るリードオンリーメモリ(以下ROMとよぶ。)4b、
ECU4に入力されるデータや演算制御に必要なデータ
が読み書きされるランダムアクセスメモリ(以下RAM
とよぶ。>4G、自動車のキースイッヂがオフされても
以後に必要なデータを保持するようにバッテリによって
バックアップされたバックアップランダムアクセスメモ
リ(以下バックアップRAMとよぶ。)、4dを中心に
論理演算回路として構成され、図示されない入力ポート
、また必要に応じて設けられる波形整形回路、さらに上
記各センサの出力信号をCPU4aに選択的に出力する
マルチプレクサ、および、アナログ信号をディジタル信
号に変換するA/D変換器等が価えられた入力部4e、
および図示されない出力ボート、および必要に応じて上
記各アクチュエータをCPtJ4aの制御信号に従って
駆動する駆動回路等が備えられた出力部4fを備えてい
る。またECU4は、CPU4a、ROM4b等の各素
子および入力部4eざらに出力部4fを結び各データが
送られるパスライン4q、CPtJ4aを始めROM4
b、RAM4c等へ所定の間隔で制御タイミングとなる
タロツク信号を送るクロック回路4hを有している。
上記車高センナHIL、ト11R,H2Cが本実施例で
使用した複数個のフォトインタラプタより成るディジタ
ル信号を出力するような車高センサである場合は、例え
ば第6図に示すようにバッファ4eを介してCPU4a
に接続できる。また、例えばアナログ信号を出力するよ
うな車高セン1ノート11L、HIR,ト120である
場合は、例えば第7図に示すような構成とすることかで
きる。この場合は、車高値はアナログ電圧信号としてE
CU4に入力され、A/D変換器4e2においてディジ
タル信号に変換され、パスライン4gを介してCP U
 4. aに伝達される。
ここで本発明一実施例において採用した車g換算値)−
1mについて第8図に基づいて説明する。既述した左・
右前輪車高センサヒ111.H1Rは車輪と車体の間隔
を車高として検出する。該車高は第8図に示すように、
車高ノーマル位置(NORMAL)を中心に、車輪が突
起に乗り上げた場合等のバウンド時には車高ロー位置(
LOW>ないしフルパウンドまで、一方、車輪が窪みに
乗り下げた場合等のリバウンド時には車高ハイ位置([
−11GH)ないしフルリバウンドまで、4[bit’
]で表示される16個のディジタルデータとして出力さ
れる。該車高センナの出力値と車高換綿値1−1mとの
関係は、第8図に示すようなマツプにより規定されてお
り、該マツプはECU4のROM4b内の所定のエリア
に予め記憶されている。FCU4は、左・右前輪車高セ
ン1ノH1L、l−11Rの出力値を、上記マツプに基
づいて車高換亦餡1−1 mに変換した後、後述するサ
スペンション制御処理に使用する。なお、フルパウンド
もしくはフルリバウンド近傍での車高換律値Hmを等間
隔に規定していないのは、ボトミング等の防止を配慮し
たためである。
次に、本発明一実施例にあ【プる車高変化と車高検出時
間および判定時間との関係を第9図に基づいて説明する
。第9図に示すように、時間tsは左・右前輪車高セン
サl」1L、HlRの出力値を検出する車高検出時間で
ある。本実施例では、車高検出時間tsは3 [m5e
c]でおる。また時間T1は、車高検出時間ts毎に検
出される車高の変位を判定するための車高変位判定時間
である。
車高変位判定時間T1は次式(1)のように定められて
いる。
T1=(n−1)xts  ・・・(1)但し、n・・
・車高検出個数 本実施例ではnは4[個]である。ここで、車高変位判
定時間T1はバネ下共撮周期以下の時間に設定されてい
る。また、車高変位判定時間T1は次式(2)に示す関
係を満たすものである。
T1≦Tr−Ta  ・ (2> 但し、Tr・・・前後輪時間差 Ta・・・サスペンション特性切替時間なお、前後輪時
間差lrは次式(3)のように算出される。
Tr=WB/V−(3) 但し、WB・・・ホイールベース ■・・・車速 本実施例では、車高変位判定時間T1内における車高換
算値の車高最大値HmaXと車高最小値ト1m1nとか
ら次式(4)のように車高変位最大値Hを算出する。
H=1−1maX−Hmin−(4) この車高変位最大値Hが車高変位判定基Q値1−IC以
上となった場合にサスペンション特性をスポーツ状態(
SPORT)からソフト状態(SOFT)に変更し、こ
の変更時刻より遅延時間Td経過後にソフト状態(SO
FT)からスポーツ状態(SPORT)に戻す衝撃吸収
制御が行なわれる。
なお、本実施例において車高変位判定基準値)−1cは
車高換算値で示すと5であり、上記遅延時間Tdは2 
[sec]である。
次に本実施例の上記衝撃吸収制御および車速感応制御に
おける車速Vとサスペンション特性について第10図に
基づいて説明する。
第10図に示すように車速感応制御においては、車速V
が70[km/h]以下の範囲ではサスペンション特性
がソフト状態(SOFT)に、加速過程にある場合には
90[km/h]以下の範囲までソフト状態<5OFT
)に、90[km/h]を上形るとスポーツ状態(SP
ORT)に各々設定される。なお、車速Vが70[km
/h]を上形り90 [km/h]以下の範囲で減速過
程にある場合はスポーツ状態(SPORT)に維持され
る。即ら、車速感応制御は、加速過程であって車速Vが
第1の車速90[km/h]を上形ると制御が開始され
、一方、減速過程であって車速Vが第2の車速70 [
km/h]以下になると制御が終了する。
一方、上述した衝撃吸収制御は、車速Vが30[km/
h]以上80 [km/h]以下の範囲でのみ行なわれ
る。従って、本実施例において、車速感応制御の第1の
車速未満、第2の車速以上で必って衝撃吸収制御の車速
範囲と重なる範囲は車速Vが70 [km/h]以上8
0[km/h]以下の範囲である。
次に、本発明一実施例において上記ECU4により実行
される1ナスペンシヨン制御処理を第11図に示すフロ
ーチャートに基づいて説明する。本サスペンション制御
処理は、車両が発進後、運転者によりオートモード(A
U丁OMODE>が選択された場合に、所定時間毎に繰
り返して実行される。まず、本処理の概要を説明する。
(1)車速Vが第1の車速vanを上形った場合には、
サスペンション特性をスポーツ状態(SPORT)に変
更する(ステップ100,105゜110.115,1
20,125,130>。
(2)車速Vが衝撃吸収制御上限車速Vhを下廻った場
合には、衝撃吸収制御を行なう。即ち、車高検出時間t
s毎に検出された車高の車高変位判定時間T1内の最高
変位最大値1−1が車高変位判定基準値1−(Cを上形
ると、サスペンション特性をソフ1へ状態(SOFT)
に変更し、遅延時間T−d経過後に再びスポーツ状態(
SPORT>に戻す(ステップ135,140,145
,150.155.160,165,170,175,
180゜185,190,195,200,205,2
10.215,220,225,227,230゜23
5.240,245,250,255,260.265
,270,275.280)。
(3)車速Vが第2の車速Voffを下廻った場合には
、サスペンション特性をソフト状態(SOFT)に変更
する(ステップ285,290゜295.300,30
5,310,315>。
次に本処理の詳細を説明する。まずステップ100では
、車速センサSE1から車速Vを検出する処理が行なわ
れる。続くステップ105では、上記ステップ100で
検出された車速Vが第1の車速Von未満であるか否か
の判定が行なわれる。
本実施例では第1の車速Onは90[km/h]である
。車速Vが第1の車速von未満である場合には上記ス
テップ100に戻る。一方、車速Vが第1の車速van
を1廻る場合には、ステップ110に進み、既述した車
速感応制御のマツプに基づいてサスペンション特性をス
ポーツ状@(SPORT)に変更する処理が行なわれる
。即ら、ステップ110ではスポーツ状態(SPORT
)への変更タイマTDspをリセットする処理が行なわ
れる。続くステップ115では既述したエアサスペンシ
ョンS1 L、SIR,S2L、S2Rのばね定数およ
び減衰力を大きくして、サスペンション特性のスポーツ
状@(SPORT)への変更を開始する処理が行なわれ
る。即ら、サスペンション特性変更アクチュエータA1
L、AlR。
A2L、A2Rによりロータリ弁体44bおよびコント
ロールロンド20の回転駆動が開始される。
続くステップ120ではスポーツ状態(SPORT)へ
の変更タイマTDspの計時を開始する処理が行なわれ
る。次に、ステップ125に進み、スポーツ状態(SP
ORT)への変更タイマTDspの計数値がスポーツ状
態(S P ORT )への変更時間Tspon未満で
おるか否かの判定が行なわれる。いまだ計数が不充分で
上記変更時間Tsponだtプ経過しない場合には、同
じステップを繰り返して待機する。一方、上記変更時間
Tsponだけ経過した場合には、ステップ130に進
み、サスペンション特性のスポーツ状態(SPORT)
への変更を終了する処理が行なわれる。
即ち、サスペンション特性変更アクチュエータA1 L
、AIR,A2L、A2Rの駆動が停止される。
次にステップ135に進み、再び車速センサSE1から
車速Vを検出する処理が行なわれる。続くステップ14
0では、上記ステップ135で検出した車速■が衝撃吸
収制御上限車速vh以上であるか否かの判定が行なわれ
る。本実施例では衝撃吸収制御上限車速V ilは80
[km/h]である。車速Vが衝撃吸収制御上限車速V
 h以上である場合には、上記ステップ135に戻る。
一方、車速Vが衝撃吸収上限車速vh未満でおる場合に
はステップ145に進み、既述した衝撃吸収制御が間を
台される。
まず、ステップ145では車高最大値1−1 m a 
xに車高換算値の最小値1を代入する初期化処理が行な
われる。続くステップ150では、車高最小値Hmin
に車高換算値の最大値26を代入する初期化処理が行な
われる。次にステップ155では車高変位判定時間T1
計測用の判定時間タイマTszをリセットする処理が行
なわれる。続くステップ160では該判定時間タイマT
szのδ」時を開始する処理か行なわれる。次にステッ
プ]65では、車高検出時間ts訓枚用の検出時間タイ
マlsmをリセットする処理が行なわれる。続くステッ
プ170では、該検出時間タイマT s mの計時を開
始する処理が行なわれる。次に、ステップ175に進み
、検出時間タイマTsmのSl数値が車高検出時間ts
未満であるか否かの判定か行なわれる。本実施例では検
出時間tsは8[rTISec]である。いまだ検出時
間タイマTsmの計時が不充分な場合は、同じステップ
を繰り返しながら待機する。一方、車高検出時間tsだ
け経過した場合には、ステップ180に進み、前輪中高
セン畳すHli、ト11Rの出力値が検出されると共に
該出力値を車高換算値1「)に変換する処理か行なわれ
る。ここで、前輪車高センサト11L、ト11Rの出力
値は、左・右いずれか一方の値でもよいし、左・右の平
均値もしくは大きい方の値を使用してもよい。続くステ
ップ185では、上記ステップ180で検出した車高換
算値hnが車高最大値HmaXを1廻るか否かが判定さ
れる。上記車高換算値hnが車高最大値を1廻ると判定
された場合にはステップ190に進み、該車高換算値h
nを車高最大値Hmaxとする処理が行なわれた後、ス
テップ205に進む。一方、上記車高換算値hnが車高
最大値1−1max以下であると判定された場合にはス
テップ195に進み、該車高換算値hnが車高最小値)
−1minを上形るか否かの判定が行なわれる。上記車
高換算値hnが車高最小値Hmin未満であると判定さ
れた場合にはステップ200に進み、該車高換算値hn
を車高最小値1−fminとする処理が行なわれた後、
ステップ205に進む。一方、上記車高換算値が車高最
小値1−1m1n以上であると判定された場合にはステ
ップ205に進む。ステップ205では、判定時間タイ
マTszの計数値が車高変位判定時間T1未満であるか
否かの判定が行なわれる。本実施例で車高変位判定時間
T1は24 [m5ec]である。いまだ判定時間タイ
マTszの計時が充分でない場合には上記ステップ16
5に戻り、再び車高の検出が行なわれる。一方、判定時
間1゛1だけ経過したと判定された場合にはステップ2
10に進む。ステップ210では車高最大値HmaXか
ら車高最小値Hminを減綽することにより、車高変位
判定時間内の車高変位最大値Hを算出する処理が行なわ
れる。
次にステップ215に進み、上記車高変位最大値Hが車
高変位判定基準値Hc未満であるか否かの判定が行なわ
れる。車高変位最大値ト1が車高変位判定基準値1−1
c未満であると判定された場合には、後述するステップ
285に進む。一方、車高変位最大値ト1が車高変位判
定基準値HC以上であると判定された場合には、ステッ
プ220に進む。
ステップ220では、遅延時間計測用タイマTDをリセ
ットする処理が行なわれる。続くステップ225では、
上記遅延時間計測用タイマTDの計数を開始する処理が
行なわれる。次にステップ227では、サスペンション
特性が既にソフト状態(SOFT)に変更されているか
否かの判定が行なわれる。サスペンション特性が既にソ
フト状態(SOFT)に変更されていると判定された場
合には、後述するステップ255に進む。一方、サスペ
ンション特性がソフト状態(SOFT)に変更されてい
ない場合には、ステップ230に進む。
ステップ230以下では既述した衝撃吸収制御のマツプ
に基づいてサスペンション特性をソフト状態(SOFT
)に変更する処理が行なわれる。即ちサスペンション特
性変更アクチュエータA1L。
AlR,A2L、A2Rによりロータリ弁体44bおよ
びコントロールロッド20が回転駆動され、ニアリスペ
ンションS’lL、S1R,S2L、S2Rのばね定数
および減衰力を小さい値に設定する処理が行なわれる(
ステップ230,235゜240.245,250>。
次にステップ255に進み、遅延時間訓測用タイマTD
の計数値が遅延時間T d未満であるか否かの判定が行
なわれる。本実施例では遅延時間Tdは2 [SeC]
である。いまだ遅延時間計測用タイマ丁りの計時か不充
分な場合には同じステップを繰り返して待機する。一方
、遅延時間Tdだけ経過した場合にはステップ260以
下に進み、サスペンション特性をスポーツ状態(SPO
RT)に変更する処理が行なわれる。即ら、サスペンシ
ョン特性変更アクチュエータAIL、AlR,A2L、
A2Rによりロータリ弁体44bおよびコントロールロ
ッド20が回転駆動され、エアサスペンションSIL、
S1R,S2L、S2Rのばね定数および減衰力を大き
な値に設定する処理が行なわれる(ステップ260,2
65,270゜275.280)。
次にステップ285に進み、再び車速セン“すSE1よ
り車速Vを検出する処理が行なわれる。続くステップ2
90では、上記ステップ285で検出した車速Vが第2
の車速vOffを1廻るが否かの判定が行なわれる。本
実施例では第2の車速Voffは70[km/h]であ
る。車速Vが第2の車速VOffを上形る場合には、上
記ステップ135に戻り、衝撃吸収制御が再び開始され
る。
一方、車速Vが第2の車速Vo f fJX下である場
合には、ステップ295以下に進み、既述した車速感応
制御のマツプに基づいてサスペンション特性をソフト状
態(SOFT>に変更する処理が行なわれる。即ち、サ
スペンション特性変更アクチュエータA1 L、AIR
,A2L、A2Rによりロータリ弁体44bおよびコン
トロールロッド20が回転駆動され、エアサスペンショ
ンS1L。
SIR,S2L、S2Rのばね定数および減衰力を小ざ
い値に設定する処理が行なわれる(ステップ295,3
00,305,310,315>。
その後、上記ステップ100に戻る。以後、本サスペン
ション制御処理は車両の走行に伴い、所定時間毎に繰り
返して実行される。
次に、上記サスペンション制御の様子の一例を第12図
および第13図に基づいて説明する。第12図は本発明
一実施例のサスペンション制御装置を備えた自動車aが
、平坦な路面すを走行中に、路面の単発的な凹凸部Cを
乗り越えようとする状態を示すものである。また、第1
3図は上記のような場合の前輪車高センサH1L、H1
Rの出力、サスペンション特性変更アクチュエータ駆動
電流、サスペンション特性および車速の変化を時間の経
過に従って表現したものである。
自動車aが平坦な路面すを走行中に加速過程に入り、時
刻t1において車速Vが第1の車速■On (90[k
m/h] )を超過tljル。コノタメ、既述した車速
感応制御が開始される。即ち、同時刻t1において、サ
スペンション特性変更アクチュエータA1 L、AlR
,A2L、A2Rに通電が開始され、サスペンション特
性切替時間la経過後の時刻t2においてサスペンショ
ン特性はソフト状態(SOFT)からスポーツ状態(S
PORT>に変更される。なあ、各アクチュエータへの
通電はアクチュエータ通電時間Tb経過後の時刻t3ま
で続りられる。
自動車aは、やがて減速過程に入り、時刻し4において
衝撃吸収制御上限車速Vh (80[km/h])を下
用る。このため、同時刻t4より、既)ホしだ衝撃吸収
制御が優先して実行される。時刻t5から、第12図に
示すように自動車aの前輪W1 R(Wl L>が凹凸
部Cを乗り越え始める。
すると、第13図に示すように、同時刻t5から車高変
位判定時間T1経過後の時刻t6までに前輪車高センυ
HIR(Hlt )により検出される車高変位最大値)
」は車高変位判定基準f+’1l−10(本実施例では
5)より大きくなる。そこで、同時刻t6において、サ
スペンション特性変更アクチュエータA1L、AIR,
A2L、A2Rに通電が開始され、サスペンション特性
切替時間Ta経過後の時刻t7においてサスペンション
特性がスポーツ状態(SPORT)からソフト状態(S
OFT〉に変更される。なお、各アクチュエータへの通
電はアクチュエータ通電時間Tb経過後の時刻t8まで
続けられる。一方、上記時刻t6より遅延時間Td (
2[sec] )の計時が開始されている。上記時刻t
6より遅延時間Td経過後の時刻t9においては、後輪
W2R(W2L)も上記凹凸部Cを乗り越えている。こ
のため、同時刻t9において、サスペンション特性変更
アクチュエータA1 L、AlR,A2L、A2Rへの
通電か開始され、サスペンション特性切替時間1’−a
経過後の時刻t10においてサスペンション特性がラフ
1〜状態(SOFT)からスポーツ状態(SPORT)
に変更される。なお、各アクチュエータへの通電はアク
チュエータ通電時間Tb経過後の時刻t11まで続けら
れる。
自動車aは再び平坦な路面を減速しながら走行し、時刻
t12において車速Vが第2の車速VOf f (70
[km/hl )を下用る。このため、既述した車速感
応制御が開始される。即ち、同時刻t12においてサス
ペンション特性変更アクチュエータA1 L、AlR,
A2L、A2Rへの通電が開始され、サスペンション特
性切替時間Ta経過後の時刻t13においてサスペンシ
ョン特性がスポーツ状態(SPORT)からラフ1〜状
態(SOFT)に変更される。なお、各アクチュエータ
への通電はアクチュエータ通電時間Hb経過後の時刻t
14まで続けられる。以後、本ザスペンション制御処理
が継続される間は、車速と路面状況とに応じてサスペン
ション特性の変更が適宜性なわれる。
なあ、本実施例において、左前輪車高センサH1Lと右
前輪車高センサHIRとECU4および該ECU4によ
り実行される9!1理(ステップ180)が車高検出手
段M1として、車速センサSE1とECU4および該E
CU4により実行される処理(ステップ100,135
,285)が車速検出手段M2として機能する。また、
エアサスペンションS1L、SIR,S2L、S2Rと
サスペンション特性変更アクチュエータAIL、AlR
,A2L、A2Rとがサスペンション特性変更手段M3
に該当する。更に、ECU4および該ECU4により実
行される処理(ステップ140゜145.150,15
5,160,165,170.175.1ao、185
.1cjo”、195゜200.205,210,21
5,220,225.227,230,235,240
,245゜250)が車高判定手段M4として、E C
U 4 LBよび該FCU4により実行される処理(ス
テップ105.110,115,120,125,13
0.290,295,300,305,310゜315
)が車速判定手段M5として、ビCU 4 ;!t′−
3よび該ECU4により実行される処理(ステップ14
0)が優先手段M6として各々機能する。
以上説明したように本実施例は、車速レンツSE1によ
り検出された車速Vが第1の車速vonを一旦上用り、
車速感応制御によりサスペンション特性がスポーツ状r
i(spoRr>へ変更された後、減速が行なわれて車
速Vが第2の車速VOffを上用り、かつ衝撃吸収制御
上限車速vh未満の範囲に移行した場合には、衝撃吸収
制御が優先して行なわれ、萌輸巾高セン奢月−111,
llRにより検出された車高の車高判定時間T1内にお
ける最大車高変位1−1が車高変位基準値Hcを上用っ
た時には、サスペンション特性がソフト状態<5OFT
)に変更されるように構成されている。
このため、車速Vが第2の車速Voffを上用つていで
も、衝撃吸収制御上限車速vh未満であれば、衝撃吸収
制御が優先して行なわれるので路面の単発的な凹凸や目
地等を通過する場合の衝撃が吸収され、乗り心地が向上
する。
また、衝撃吸収制御によりサスペンション特性かソフト
状態(SOFT)に変更されても、遅延時間Td経過後
には再びスポーツ状態(SPORT)に戻されるため、
路面の凹凸部を乗り越えた後には、車両走行時の操縦性
・安定性を高水準に維持することができる。
更に、上記のようにサスペンション特性が一旦ソフト状
態(SOFT)に変更されても、遅延時間経過後に再び
スポーツ状態(SPORT)に戻されるので、“す゛ス
ペンションの車速感応制御に伴うハンティングを防止す
る効果を損うことはないという利点を生じる。
また、衝撃吸収制御において、遅延時間Td経過前に、
再び車高変位判定基準値Hc以上の車高変位が検出され
た場合には、f1延時間Tdの調時を新たに行なうので
、サスペンション特性の変更回数が必要最小限となり、
サスペンション特性変更アクチュエータA1L、△1R
,A2L、A2RおよびエアサスペンションSIL、S
1R,S2L、S2Rの信頼性・耐久性が向上する。
なお、本実施例ではリースペンション特性をソフト状態
(SOFT)とスポーツ状態(SPORT)との2段階
に変更したが、例えば更に硬い状態であるハード状態(
+−I A RD >を含めた3段階、もしくはより多
段階に変更するよう構成することもできる。このように
構成した場合には、路面状況と車速Vとの両者に基づい
てより制御精度の高いリスペンション制御を行なうこと
が可能になる。
次に、エアサスペンション以外で、リスペンション特性
変更手段として用いられるらのの他の例を挙げる。
まず第1例として第14図(イ)、(ロ)にリスペンシ
ョンのアッパコン1〜ロールアームや[コアコントロー
ルアームの如ぎ棒状リスペンション部材の連結部に用い
られるブツシュの剛性を変更させる機構を有することに
より、リースベンジ]ン特性を変更できる構成を示す。
剛性の変更は、ブツシュにあけるばね定数・減衰力を変
更することを意味する。
第14図(イ)は棒状サスペンション部材の連結部を示
す縦断面図、第14図(ロ)は第14図(イ〉の線B−
Bによる断面図である。これらの図に於て、901は軸
線902に沿って延在し中空孔903を有するコントロ
ールアームを示している。コン1〜ロールアーム901
の一端には軸線902に垂直な軸線904を有し、孔9
05を有するスリーブ906が孔905の周りにて溶接
により固定されている。スリーブ906内には孔907
を有する外筒908が圧入によって固定されている。外
筒908内には該外筒と同心に内筒909が配置されて
おり、外筒908と内筒909との間には防振ゴム製の
ブツシュ910が介装されている。ブツシュ910は外
筒908と共働して軸線902に沿う互いに対向する位
置に軸線904の周りに円弧状に延在する空洞部911
及び912を郭定しており、これにより軸線902に沿
う方向の剛性を比較的低い値に設定されている。
コントロールアーム901の中空孔903は軸線902
に沿って往復動可能にピストン部材913を支持するシ
リンダを構成している。ピストン部材913と中空孔9
03の壁面との間はシール部材914によりシールされ
ている。ピストン部材913の一端には空洞部911の
内壁面915と密に当接するよう軸線904の周りに湾
曲し軸線904に沿って延在する当接板916が固定さ
れている。
コントロールアーム901の他端も第14図(イ)及び
第14図(ロ)に示された構造と同一の構造にて構成さ
れており、ピストン部材913と、コントロールアーム
901の他端に嵌合する図には示されていないピストン
部材との間にはシリンダ室917が郭定されている。シ
リンダ室917はコントロールアーム901に設けられ
たねじ孔918により外部と連通されている。ねじ孔9
18には図示せぬ一端にて液圧発生源に接続された導管
921の他端922に固定されたニップル923がねじ
込まれており、これによりシリンダ室917には液圧が
供給されるように構成されている。
シリンダ室917内のオイルの圧力が比較的低い場合は
、ピストン部材913を図にて左方へ押圧する力も小さ
く、ピストン部材913は当接板916がブツシュ91
0の内壁面915に軽く当接した図示の位置に保持され
、これによりブツシュ910の軸線902に沿う方向の
剛性は比較的低くなっている。これに対しシリンダ室9
17内の液圧が比較的高い場合は、ピストン部材913
が図にて左方へ駆動され、当接板916がブツシュ91
0の内壁面915を押圧し、ブツシュ910の当接板9
16と内筒909との間の部分が圧縮変形されるので、
ブツシュ910の軸線902に沿う方向の剛性が増大さ
れる。
車輪と車体との間に、上記のような棒状サスペンション
部材が設けられているので、サスペンション特性の変更
は、シリンダ室917内の液圧を(液圧源および)液圧
制御弁等のアクチュエータで制御することにより行なわ
れる。即ち、ECU4からの指示により液圧が高くなれ
ば、ブツシュ910の剛性が高くなり、サスペンション
特性は減衰力が高くなるとともに、ばね定数が高くなり
、サスペンション特性はハード状態となり、操縦性・安
定性を向上させることができ、逆に液圧が低くなれば、
ショックを低減させることができる。
次に第2例として第15図(イ)、(ロ)に、同様な作
用のあるブツシュの仙の構成を示す。
第15図(イ)はブツシュ組立体として内筒及び外筒と
一体に構成されたブツシュを示す長手方向断面図、第1
5図(ロ)は第15図(イ)の線C−Cによる断面図で
ある。
ブツシュ1005の内部には軸線1003の周りに均等
に隔置された位置にて軸線1003に沿って延在する四
つの伸縮自在な中空袋体1010が埋設されており、該
中空袋体により軸線1003の周りに均等に隔置された
軸線1003に沿って延在する四つの室空間1011が
郭定されている。各中空袋体1010はその一端にて同
じくブッシュ1005内に埋設された口金1012の一
端にクランプ1013により固定されており、各室空間
1011は口金1012によりブツシュ1005の外部
と連通されている。口金1012の他端にはクランプ1
014によりホース1015の一端が連結固定されてい
る。各ホース1015の他端は図には示されていないが
圧力制御弁等のアクチュエータを経て圧縮空気供給源に
連通接続されており、これにより各室空間1011内に
制御された空気圧を導入し得るようになっている。
ECU4によりアクチュエータを作動させると、各室空
間1011内の空気圧を変化させることができ、これに
よりブツシュの剛性を無段階に変化させることができる
。こうして前輪における車高変化検出後にブツシュの剛
性を硬軟適宜に変化させることができる。
次に第16図(イ)〜(ト)に第3例としてのスタビラ
イザの構成を示す。    ・第16図(イ)は自動車
の車軸式リアサスペンションに組み込まれたトーション
バ一式スタビライザを示す斜視図、第16図(口〉及び
第16図(ハ)はそれぞれ第16図(イ)に示された例
の要部をそれぞれ非連結状態及び連結状態にて示す拡大
部分縦断面図、第16図(二〉は第16図(ロ)及び第
16図(ハ)に示された要部をクラッチを除去した状態
にて示す斜視図、第16図(ホ)は第16図(ニ)に示
された要部を上方より見た平面図である。
これらの図に於て、1101は車輪1102に連結され
た車軸1103を回転可能に支持するアクスルハウジン
グを示している。アクスルハウジング1101には車幅
方向に隔置された位置にて一対のブラケット1104及
び1105が固定されており、これらのブラケッ1〜に
より図には示されていないゴムブツシュを介して本例に
よるトーションバ一式スタビライザ1106がアクスル
ハウジング1101に連結されている。
スタビライザ1106は車輌の右側に配設されたスタビ
ライザライト1107と車輌の左側に配設されたスタビ
ライザレフト1108とよりなっており、スタビライザ
ライト1107及びスタビライ普アレ71〜1108は
連結装置1109により選択的に互いに一体的に連結さ
れるようになっている。ロッド部1110及び1112
のそれぞれアーム部1111及び1113とは反対側の
第16図(ロ)示す端部1114及び1115には軸線
1116に沿って延在する突起1117及び孔1118
が形成されている。これらの突起及び孔にはそれぞれ豆
いに螺合する雄ねじ及び雌ねじが設【プられており、こ
れによりロッド部1110及び1112は軸線1116
の周りに相対的に回転可能に互いに接続されている。再
び第16図(イ)に戻りアーム部1111及び1113
の先端はそれぞれリンク1119及び1120により車
輌のサイドフレーム1121及び1122に固定された
ブラケット1123及び1124に連結されている。
第16図(ハ)に示すように連結装置1109は筒状を
なすクラッチ1125と、ロッド部1110の一端11
14に設けられクラッチ1125を軸線1116の周り
に相対回転不能に且軸線1116に沿って往復動可能に
支持するクラッチガイド1126と、ロッド部1112
の端部1115に設けられクラッチ1125を軸線11
16の周りに相対回転不能に受けるクラッチレシーバ1
127とを含んでいる。第16図(ロ)のD−D断面図
でおる。第16図(へ)に示されている如く、クラッチ
1125の内周面は軸線1116の両側にて互いに対向
し軸線1116に沿って平行に延在する平面1128及
び1129と、これらの平面を軸線1116に対し互い
に対向した位置にて接続する円筒面1130及び113
1とよりなっている。これに対応して、クラッチガイド
1126の外周面は軸線1116の両側にて互いに対向
し軸線1116に沿って平行に延在する平面1132及
び1133と、これらの平面を軸線1116に対し互い
に対向した位置にて接続する円筒面1134及び113
5とよりなっている。第16図(ニ)および(ホ)に示
すように同様にクラッチレシーバ1127の外周面は軸
線1116の両側にてnいに対向し軸線1116に沿っ
て平行に延在ザる平面1136及び1137と、これら
の平面を軸線1116に対し互いに対向した位置にて接
続づる円筒面113B及び1139とよりなっている。
第16図(へ)に示すようにクラッチガイド1126の
平面1132及び1133はクラッチ1125の平面1
129及び1128と常時係合してあり、クラッチ11
25が第16図(ハ)に示された位置にあるときには、
クラッチレシーバ1127の平面1136及び1137
もそれぞれクラッチ1125の平面1129及び112
8に係合し、これによりスタビライザライl〜1107
とスタビライザレフト1108とが軸線1116の周り
に相対回転不能に一体的に連結されるようになっている
。第16図(ホ)に示すように特にクラッチレシーバ1
127の平面1136及び1137のスタビライザライ
ト1107の側の端部には面取り1140及び1141
が施されており、これによりロッド部1110及び11
12が軸線1116の周りに互いに僅かに相対回転した
状態にある場合に於ても、クラッチ1125が第16図
(ロ)に示された位置より第16図(ハ)に示された位
置まで移動することができ、これによりスタビライザラ
イト1107とスタビライザレフト1108とがそれら
のアーム部1111及び1113が同一平面内に存在す
る状態にて互いに一体的に連結されるようになっている
クラッチ1125はECU4により制御されるアクチュ
エータ1142により軸線1116に沿って往復動され
るようになっている。第16図(イ)に示すようにアク
チュエータ1142は図には示されていないディファレ
ンシャルケーシングに固定された油圧式のピストン−シ
リンダ装置1143と、第16図(ロ)のE−E断面図
である第16図(ト)に示されている如く、クラッチ1
125の外周面に形成された溝1144及び11715
に係合するアーム部1146及び1147を有し、第1
6図(イ)に示すピストン−シリンダ装置1143のピ
ストンロッド1148に連結されたシフ1−フA−り1
149とよりなっている。
ECU4の指示によりアクチュエータ1142かクラッ
チ1125を第16図(ハ)に示された位置にもたらせ
ば、スタビライザライ1へ1107とスタビライザレノ
l−1108とが一体的に連結され、これによりスタビ
ライザ1106がその機構を発揮し得る状態にもたらさ
れることにより、ローリングを低減し、操縦性・安定性
が向上できる。又、アクチュエータ1142がクラッチ
1125を第16図(ロ)に示された位置にもたらせば
、スタビライザライト1107とスタビライリ4レフ1
〜110Bとが軸線1116の周りに互いに相対的に回
転しくqる状態にもたらされ、これにより車輌のショッ
ク、特に片輪のみのショック低減や、乗り心地性が向−
Fできる。
次に第17図(イ)、(ロ)に第4例として、他のスタ
ビライザの例を示す。
本例のスタビライザバ一式の組立体1310は第17図
(イ)に示すように、第1のスタビライプバー1318
と第2のスタビライザバー1320とを備える。第1の
スタビライザバーは本体部1322とアーム部1323
とを有している。
本体部1322は一対の取付金具1324によって車体
に、その軸線のまわりをねじり可能に取り付けられてい
る。
第2のスタビライザバー1320は第17図(ロ)に示
すように、中空状に形成され、第1のスタビライザバー
1318の本体giS1322を貫通させる。この第2
のスタビライザバー1320は一対の取付金具1324
の内方に配置され、第1のスタビライザバー1318を
接続及び切り離し可能である。図示の例では、スプール
1328を固着したピストン1330が第2のスタビラ
イザバー1320の内部の一方の端部に、シール部材1
332によって液密とされた状態で滑動可能に配置され
ている。このスプール1328はシール部材1334に
よって液密とされ、第2のスタビライザバー1320か
ら外部へ突出している。
スプール1328はビス1〜ン1330に近接してスプ
ライン1336を有し、他方、第2のスタビライザバー
1320はスプライン1336にかみ合い可能なスプラ
イン1338を一方の端部に有する。スプール1328
は外部へ突出している端部の内側に更にスプライン13
40を有する。
第1のスタビライザバー1318の本体部1322に、
スプライン1342によって結合されたカップラ134
4が取り付けられている。このカップラ1344はスプ
ール1328に対向する端部に、スプライン1340に
かみ合い可能なスプライン1346を有する。カップラ
1344は図示の例では、ゴムのブツシュ1345を介
して取付金具1324に結合されてcl′3つ、ブツシ
ュ1345を変形させることによって、本体部1322
がねじり変形するように構成されている。カップラ13
44の取付位置は、スプール1328が左方向へ移動し
、スプライン1336がスプライン1338にかみ合っ
たとき、スプライン1340がスプライン1346にか
み合うことができる位置である。2つのスプライン13
40,1346をダストから保i−するじヤばら状のブ
ーツ1347が第2のスタビライザバー1320とカッ
プラ1344との間に設けられている。
第2のスタビライザバー1320の、ピストン1330
をはさんだ両側となる部位に2つのボート1348.1
350を設(ブ、各ポートに圧力流体を導くことができ
るように配管し、使用に供する。
いま、ボート1350に液圧制御弁等のアクチュエータ
を介して圧力流体を導くと、ピストン1330はスプー
ル1328と共に左方向へ移動し、スプライン1336
がスプライン1338に、またスプライン1340がス
プライン1346にそれぞれかみ合う。この結果、第1
及び第2のスタビライザバー1318.1320は接続
状態となり、スタビライザバー組立体の剛性は大きくな
る。
逆にポート1348に圧力流体を導くと、ピストン13
30は右方向へ移動するので、各スプラインのかみ合い
は解放され、スタビライザ“バー組立体の剛性は第1の
スタビライザバー1318の剛性のみとなる。
次に第18図(イ)〜(ハ)に第5例として、他のスタ
ビライザの例を示す。
本例のスタビライザ1410は第18図(イ)の概略平
面図に示される。ここで1411は車輪、1412はサ
スペンションアームである。本体1414と、一対のア
ーム1416と、伸長手段1418とを備える。
丸棒状の本体1414は、車体の幅方向へ間隔をd3い
て配置される一対のリンク1420の軸受部1421に
貫通され、この軸受部1421に対してその軸線の回り
をねじり可能に支持されている。リンク1420の上方
の端部に必る別の軸受部1422は、車体1424に溶
接したブラケット1426に通されたピン1428によ
って、回動可能に支持されている。この結果、水体14
14は車体の幅方向へ配置され、車体に対してねじり可
能となっている。
一対のアーム1416は図示の例では、平棒によって形
成されており、その第1の端部1430は水体1414
の両端部に、ボルト及びナラ1〜1432によって、垂
直軸線の回りを回動可能に接続されている。第2の端部
1431はこの端部1430から車体の前後方向へ間隔
をおいて配置される。ここで前後方向とは、斜めの場合
を含む。
伸長手段1418はアーム1416の第2の端部143
1を車体の幅方向へ変位させる。図示の例では、伸長手
段1418はパワーシリンダによって構成されている。
パワーシリンダは第18図(ハ)に示すように、シリン
ダ1434と、このシリンダ1434内に液密状態で滑
動可能に配置されるピストン1436と、このピストン
1436に一4η;で連なり、他端がシリンダ1434
から外部へ突出するピストンロッド1438と、ピスト
ン1436をピストンロッド1438が縮む方向へ付勢
する圧縮ばね1440とを僅える。ピストン1436の
所定以上の付勢はピストンに固定されたス1〜ツバ14
42によって抑止される。
シリンダ1434は、ピストンロッド1438が車体の
幅方向の外方に位置することとなるように、リースペン
ションアーム1412に固定される。
そして、ピストンロッド1438の外部へ突出している
端部1439にアーム1416の第2の端部ゴ431が
、ポルj〜及びナツト1432によって、垂直軸線の回
りを回動可能に接続される。
シリンダ1434の、圧縮ばね1440が位置づ−る側
とは反対側の液室1444にフレキシブルホース144
6の一端が接続されている。このフレキシブルホース1
446の他端は液圧制御弁等のアクチュエータを介して
液圧源(図示せず)に接続されている。
FCU4の指示に応じたアクチュエータの状態により、
パワーシリンダの液室1444に圧力の供給がなcノれ
ば、アーム1416の第2の端部1431は第18図(
イ)に示すように内方に位置する。そのため、スタビラ
イiアーのホイールレー1へは低い。
一方、ECtJ4の指令によりアクチュエータが作動し
、パワーシリンダの液W 1444に圧力の供給がある
と、ピストン1436に圧力が動ぎ、圧縮ばね1440
に抗してビス1〜ンロツド1438が押し出されるので
、アーム1416の第2の端部1431は第18図〈イ
)に二点鎖線で示すように外方へ押し出され、スタビラ
イザのアーム比が大きくなって、ローリングに対する剛
性が上がることとなる。
次に第6例として、第19図(イ)、(ロ)にスタビラ
イザとロアコントロールアームとの連結装置の構成を示
す。
第19図(イ)は本例による車輌用スタビライザの連結
装置が組込まれたウィツシュボーン式ザスペンションを
示す部分正面図、第19図(ロ)は第19図(イ)に示
された連結装置を示す拡大断面図である。これらの図に
おいて、150’lはナックル1503により回転自在
に担持された車輪を示している。ナックル1503はそ
れぞれ上端にて枢軸1505によりアッパコントロール
アーム1507の一端に枢着されており、またそれぞれ
下端にて枢軸1509によりロアコントロールアーム1
511の一端に枢着されている。アッパコントロールア
ーム1507及びロアコントロールアーム1511はそ
れぞれ枢f1111513及び拒l1qb 1515に
より車輌のクロスメンバ1517に(区肴されている。
また第19図(イ)において、1518は車幅方向に配
設されたコの字状のスタビライザを示している。スタビ
ライザ1518はその中央ロッド部1519にて図には
示されていないゴムブツシュを介してプラグ”ツ1〜1
522により車体1524にその軸線の回りに回動自在
に連結されている。
スタビライザ1518のアーム部1520の先端152
0aはそれぞれ本例による連結装置1525によりロア
コントロールアーム1511の一端に近接した位置に連
結されている。
第19図(ロ)に詳細に示されている如く、連設装置1
525はシリンダーピストン装置1526を含んている
。シリンダーピストン装置1526は互に共働して二つ
のシリンダ室1527及び1528を郭定するピストン
1529とシリンダ1530とよりなっている。シ1ノ
ンダ1530はピストン1529を軸線1531に沿っ
て往復動可能に受けるインナシリンダ1532と、イン
ナシリンダ1532に対し実質的に同心に配回されたア
ウタシリンダ1533と、インナシリンダ及びアウタシ
リンダの両端を閉じるエンドキャップ部材1534及び
1535とよりなっている。ピストン1529は本体1
536と、一端にて本体1536を担持しエンドキャッ
プ部材1534及びスタビライ)、f1518のアーム
部1520の先端1520aに設けられた孔1538を
貫通して軸線1531に沿って延在するピストンロッド
1537とよりなっている。
ピストンロッド1537に形成された肩部1539と先
Ga 1520 aとの間にはゴムブツシュ1540及
びこれを保持するりテープ1541が介装されており、
ピストンロッド]537の先端にねじ込まれたナツト1
542と先Ga1520aとの間にはゴムブツシュ15
43及びリテーナ1544が介装されており、これによ
りピストンロッド1537はスタビライザ1518のア
ーム部1520の先GR1520aに緩衝連結されてい
る。
エンドキャップ部材1535にはロアコントロールアー
ム1511に形成された孔1549を異通して軸線15
31に沿って延在するロッド1546が固定されている
。エンドキャップ部材1535とロアコントロールアー
ム1511との間にはゴムブツシュ1547及びこれを
保持するリテーナ1548が介装されており、ロッド1
546の先端にねじ込まれたナツト1549とロアコン
トロールアーム1511との間にはゴムブツシュ155
0及びこれを保持するりテープ1551が介装されてあ
り、これによりロンド1546はロアコントロールアー
ム1511に緩衝連結されている。
インナシリンダ1532にはそれぞれエンドキャップ部
材1534及び1535に近接した位置にて貫通孔15
52及び1553が設けられている。エンドキャップ部
材1534にはインナシリンダ1532とアウタシリン
ダ1533との間にて軸線1531に沿って延在しイン
ナシリンダ及びアウタシリンダに密着する突起1554
が一体的に形成されている。突起1554には一端にて
貫通孔1552に整合し他端にてインナシリンダ153
2とアウタシリンダ1533との間の環状空間1555
に開口する内部通路1556が形成されている。こうし
て貫通孔1552、内部通路1556、環状空間155
5及び貫通孔1553は二つのシリンダ室1527及び
1528を相互に連通接続する通路手段を郭定している
。尚環状空間1555の一部には空気が封入されており
、シリンダ室]527および、内部通路1556、環状
空間1555の一部にはオイルが封入されており、ピス
トン1529がシリンダ1530に対し相対変位するこ
とにより生ずるピストンロッド1537のシリンダ内の
体積変化が環状空間1555に封入された空気の圧縮、
膨張により補償されるようになっている。
内部通路1556の連通は常開の電磁開閉弁1557に
より選択的に制御されるようになっている。電磁開閉弁
1557は内部にソレノイド1558を有し一端にてア
ウタシリンダ1533に固定されたハウジング1559
と、ハウジング1559内に軸線1560に沿って往復
動可能に配置された]ア1561と、該コアを第19図
(ロ)で児て右方へ付勢する圧縮コイルばね1562と
よりなっている。コア1561の一端には弁要素156
3が一体的に形成されており、該弁要素1563は突起
1554に内部通路1556を横切って形成された孔1
564に選択的にVX人するようになっている。
こうしてECU4の指示によりソレノイド1558に通
電が行なわれていない時には、コア1561が圧縮コイ
ルばね1562により図にて右方へ付勢されることによ
り、図示の如く開弁じて内部通路1556の連通を許し
、一方、ECU4の指示により、ソレノイド1’558
に通電が行なわれるとコア1561が圧縮コイルばね1
562のばね力に抗して第19図(ロ)にて左方へ駆動
され弁要素1563が孔1564に嵌入することにより
、内部通路1556の連通を遮断するようになっている
上述のように構成された連結装置において、電磁開閉弁
1557のソレノイド1558に通電が行なわれること
により、電磁開閉弁が開弁され、これによりシリンダ1
527及び152Bの間の連通が遮断され、二つのシリ
ンダ室内のオイルが内部通路1556等を経て相互に流
動することが阻止され、これによりピストン1529は
シリンダ1530に対し軸線1531に沿って相対的に
変位することが阻止され、これによりスタビライザ15
18がその本来の機能を発揮し得る状態にもたらされる
ので、車両のローリングか抑tlIされて片輪乗り上げ
、乗り下げ時の車両の操縦性・安定性が向上される。
また、ソレノイド1558に通電しな【プれば、電磁開
閉弁1557は第19図(ロ)に示されているような開
弁状態に維持され、これにより二つのシリンダff11
527及び1528内のオイルが内部通路1556等を
経て相互に自由に流動し得るので、ビス1〜ン]529
はシリンダ1530に対し相対的に自由に遊動すること
ができ、これによりスタビライザ凹518の左右両方の
アーム部の先端はそれぞれ対応するロアコン1〜[1−
ルアーム151]に対し相対的に遊動することができる
ので、スタビライザはその機能を発揮せず、これにより
車輪のショックが低減でき、乗り心地性が十分に確保さ
れる。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこの
ような実71色例に何等限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様で実
施しく7ることは勿論である。
発明の効果 以上詳記したように本発明のサスペンション制御装置は
、車速検出手段により検出された車速か、第1の車速を
上廻るとサスペンション特性をより硬い状態に変更覆る
指令を、上記第1の車速より小さく設定された第20車
速を不例るとサスペンション特性をより柔らかい状態に
変更する指令を各々車速判定手段が出力するに際して、
車速か第1の中速未満、第2の車速以上の範囲と所定範
囲とか重なる範囲に移行した場合に車高検出手段により
検出された車高変化が所定値以上であると判定された前
輪の位置に後輪が到達するまえに車高判定手段の出力す
るサスペンション特性をより柔かい状態に変更する指令
を優先手段がサスペンション特性変更手段に優先して伝
達するよう構成されている。
このため、加速して一旦第1の車速を上廻り1ノスペン
シヨン特性がより硬い状態に変更され後、減速して第1
め車速未満、第2の車速以上となった場合に車両が路面
の単発的な凹凸を乗り越えた場合にはサスペンション特
性がより柔かい状態に変更されるので、衝撃が吸収され
て乗り心地が向上するという優れた効果を奏する。
また、車速と車高との両者に基づいてサスペンション特
性の変更を行なうため、特に第2の車速未満の低速域と
第1の車速以上の高速域とに介在する車速域で走行する
場合には、路面状況に応じたサスペンション特性に制御
することができるので、車両の円滑な走行を実現できる
更に、車速と路面状況とに対応してサスペンション1!
■性を変更できるので、サスペンション設計1、′iに
サスペンション特性設定の制約が少なくなり、+炭yl
の白山度か増すという利点も生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図C,1本発明の内容を概念的に例示した基本的構
成図、第2図は本発明の一実施例を示すシステム+14
成図、第3図は本実施例に用いられるエアサスペンショ
ンの主要部断面図、第4図は第3図のA−A断面図、第
5図は電子制御装置(ECU)の構成を説明するための
ブロック図、第6図はディジタル型の車高Pン1ノ信号
入力回路を示すブ[」ツク図、第7図はアナログ型の車
高セン1)信号入力回路を示づブロック図、第8図は車
高センサ出力値と車高換紳値との関係を規定したマツプ
を示す説明図、第9図は車高変化と検出時間と判定時間
との関係を説明するための説明図、第10図は中速感応
制御おJ:び衝撃吸収制御とサスペンション1!■性と
の関係を規定したマツプを示す説明図、第11図はそれ
ぞれ電子制御装置(ECU)により実行される処理を示
すフローチャート、第12図は本実施例の自動車が路面
凹凸部を乗り越える状態を示す模式図、第13図は第1
2図に示す場合の前輪車高センサ出力・サスペンション
特性変更アクチュエータ駆動電流・サスペンション特性
・車速の変化を示すタイミングチレート、第14図〜第
19図はサスペンション特性を変更させる他の装置の例
を示し、第14図(イ)は第1例の縦断面図、第14図
(ロ)はそのB−8断面図、第15図は(イ)は第2例
の断面図、第15図(ロ)はそのC−C断面図、第16
図(イ)は第3例の使用状態の斜視図、第16図(ロ)
および(ハ)はそれぞれ第3例の拡大部分縦断面図、第
16図(ニ)は要部斜視図、第16図(ホ)は同図(ニ
)の平面図、第16図(へ)は第16図(ロ)における
D−D断面図、第16図(1〜)はE−E断面図、第1
7図(イ)は第4例の斜視図、第17図(ロ)は同図(
イ)の部分拡大縦断面図、第18図(イ)゛は第5例の
概略平面図、第18図(ロ)は同図(イ)の部分説明図
、第18図(ハ)は伸長手段の断面図、第19図(イ)
は第6例の使用状態を示す部分正面図、第19図(ロ)
は同図(イ)の連結装置の拡大断面図である。 Ml・・・車高検出手段 M2・・・車速検出手段 M3・・・サスペンション特性変更手段M4・・・車高
判定手段 M5・・・車速判定手段 M6・・・優先手段 SEl・・・車速センサ S1L、SIR,S2L、S2R ・・・エアサスペンション 1−11L、HlR・・・前輪車高センザト12C・・
・後輪車高センサ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車輪と車体との間隔を車高として検出する車高検出
    手段と、 車両の速度を検出する車速検出手段と、 外部からの指令を受けてサスペンション特性を変更する
    サスペンション特性変更手段と、 上記車速検出手段により検出された車速が所定範囲にあ
    る場合に、上記車高検出手段により検出された車高の所
    定時間内における変化が所定値以上であると判定された
    前輪の位置に後輪が到達するまえにサスペンション特性
    をより柔かい状態に変更する指令を出力する車高判定手
    段と、 上記車速検出手段により検出された車速が予め定められ
    た第1の車速を上廻った場合にはサスペンション特性を
    より硬い状態に変更する指令を出力し、一方、車速が上
    記第1の車速より小さな値である第2の車速を下廻った
    場合にはサスペンション特性をより柔かい状態に変更す
    る指令を出力する車速判定手段と、 車速が上記第1の車速未満で上記第2の車速以上の範囲
    であって上記所定範囲と重なる範囲にある場合は、上記
    車速判定手段の指令に優先して上記車高判定手段の指令
    を上記サスペンション特性変更手段に伝達する優先手段
    と、 を備えたことを特徴とするサスペンション制御装置。
JP60239776A 1985-10-26 1985-10-26 サスペンシヨン制御装置 Expired - Lifetime JPH07446B2 (ja)

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