JPS629404A - プロセス制御装置 - Google Patents

プロセス制御装置

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JPS629404A
JPS629404A JP14835485A JP14835485A JPS629404A JP S629404 A JPS629404 A JP S629404A JP 14835485 A JP14835485 A JP 14835485A JP 14835485 A JP14835485 A JP 14835485A JP S629404 A JPS629404 A JP S629404A
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disturbance
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Kazuo Hiroi
広井 和男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、制御対象からフィードバックされる制御iP
Vとこの制御量の目標値Svとの偏差εに対して、比例
、積分、微分の各演算のうち少なくとも積分演算を実行
し調節演算出力Uを算出するプロセス制御装置に関する
〔発明の技術的背景とその問題点〕
第10図に一般的な従来のプロセス制御装置の機能ブロ
ック図を示す。この図において、1は偏差演算部、2は
制御演算部、3は制御対象である。偏差演算部1は制御
対象3からフィードバックされる制御zpvとこの目標
値S■との偏差a (=SV−PV)を算出している。
制御演算部2は偏差6に対して例えば(1)式の伝達関
数C(S)に基づき干渉形の比例。
積分、微分の各演算を実行し、制御量Pvが目標値SV
に一致するような調節演算出力Uを求め、制御対象3に
出力している。制御対象3ではこの調節演算出力Uを操
作量として制御動作が実行されるが、外乱りが印加され
制御に乱れが生じるとこれが制御量PVの変動として検
出されている。
ここで、KP * TI + TDは伝達関数0 (S
)の制御定数であり、各々比例ゲイン、積分時間。
微分時間を示している。またSは複素変数。
lはo、 i〜0.3程度の定数である。
この制御装置による応答特性は、(1)式の伝達関数よ
り解かるように、その制御定数KP 。
TI、TDの調整状態によって決定される。通常のプロ
セス制御装置にあっては、制御定数KP、TI。
TDが制御対象3に対して外乱が加わった場合にこの影
響を早急に抑制し得る状態、即ち外乱抑制最適特性状態
に調整されている。
しかし、この外乱抑制最適特性状態に制御定数が設定さ
れていると、目標値Svを変更した場合に制御が行過ぎ
てしまい、目標値Svの変化に制御量Pvが追随せずオ
ーバーシュートを生じてしまう。また目標値S■変化に
制御tPVが最適に追随する状態、即ち目標値追随最適
特性状態に制御定数を設定しておくと、外乱に対する抑
制特性が非常に甘くなり、応答性が長時間化してしまっ
た。
このように、(1)式の制御定数は外乱抑制最適特性状
態と目標値追随最適特性状態とでは調整する値が大きく
異なり、このことは第11図に示すOH几法(Oher
n、Hrones。
几eswtck )による制御定数の調整公式によって
理解できる。
ところが、制御演算部1の伝達関数には、各演算に対し
1種類の制御定数Kpe Tz−Tn Lか、設定゛で
きない。このため従来装置では、制御対象3の特性(例
えば外乱に対する対応力)や制御の種類(例えば目標値
の変更形態)を犠牲にするか、双方ともある程度の応答
で妥協していた。
〔発明の目的〕
本発明は、制御定数を外乱抑制、目標値追随の双方に最
適な特性状態へと各々独立に調整し得るプロセス制御装
置を提供するものでちる。
〔発明の概要〕
本発明は、制御量と目標値との偏差に対して比例、積分
、微分の各演算のうち少なくとも1つの演算を実行し調
節出力を得るプロセス制御装置において、前記各演算の
制御定数をwf4ffiパラメータによって目標値追随
最適特性状態に調整し得る構成とし、これにより目標値
追随最適特性状態に設定された制御定数を、制御量の外
乱による変動に対しては前記制御量の変動に基づく補償
演算により等価的に外乱抑制最適特性状態へと修正する
ものである。
以下、本発明を図面を参照し一実施例を用いて説明する
第1図及び第2図は本発明の一実施例の構成を示す機能
ブロック図である。この図において、第10図と同一構
成について同一符号を付し説明は省略する。
図において、10は補償演算部であシ、この補償演算部
10は制御対象3からの制御量Pvに対して補正演算を
施し補償制御量Pv′を偏差演算部1に供給している。
偏差演算部1はこの補償制御量Pv′と目標値Svとの
偏差とを求め、これを制御演算部11に出力している。
制御演算部11は、(2)式に示すような、外乱抑制最
適特性状態に前記のOHR法等によシ設定される制御定
数KPa TI 、TDを調整パラメータα、rによっ
て補償修正する伝達関数0Ts)(干渉形)が設けられ
ている。この伝達チ 関数C(1)によれば比例、微分については外乱抑制最
適特性状態にある制御定数KP、TDがキ   薫 目標値追随最適特性状態の制御定数KP、TDに修正設
定されることになり、これら制御定薫 数KP # TII TD に基づき、偏差とに対して
比例、積分、微分の各演算が実行され調節出力μを得、
これを制御対象3に出力している。
ここで調整パラメータαは比例ゲインを修正し、rは微
分時間を変更するもので、これらはOHR法等の調整公
式の値によって(4) (5)式の如く演算し得、例え
ば調節モードをPIDとし行過ぎなし、整定時間最小と
するとα=0.63. r=1.25と求められるとこ
ろが目標値追随最適特性状態に調整さ薫   薫 れた制御定数KP 、 ’i”Dでは、外乱による制御
量Pvの変動に対してはゲインが小さく整定時間が遅く
なってしまう。そこで補償演算部性状態の制御定数KP
、TDに修正すべく、即ち調整パラメータによる修正分
による影響を除去するため、制御−1−PVに対して(
6)式に示す伝達関数H(S)に基づく補償演算を実行
し補償制御量Pv′を得ている。
このように、制御演算部11は常時目標値変化最適追随
状態の演算をしており、外乱による制御−jilPVの
変動については補償演算部養 10で予じめ制御演算部11の制御定数KP。
TI、<を仮想的に外乱抑制最適状態にするような補償
演算を施してから、制御演算部11に供給しておシ、こ
れによって、目標値追随。
外乱抑制の双方に最適で、相互に独立した状態で調整し
得る2自由度形の制御装置が実現できる。
次に、本実施例の原理について説明する。
第1図に示すプロセスの制御応答は次式の如く表わせる
この(7)式によれば、外乱りが印加された場合に、こ
の外乱に対する応答を操作するためには0(S) H(
9)を修正すればよいことになる。
そこでとの0(S) H(S)を外乱抑制最適特性状態
の伝達関数C(1)とするように補償演算部1゜が設け
られている。この場合、C(S H(S)を0(s)と
すると目標値SVに対する応答をも操作してしまうよう
に考えられるが、(8)式に示す如く、外乱【対する応
答を常に最適抑制特性に設定した状態で、目標値に対す
る応答のみを調整パラメータα、rによって変更するこ
とが可能な構成と等制約に等しくなる。
また、プロセスが定常状態において整定するためには、
最終値の定理を満足する必要があり、外乱りを一定とし
て目標値SVを一定値aステップ変化させた場合に定常
偏差aSV=aは零にならなければならない。このため
には第1図からも明らかなように補償演算部10の伝達
関数H(s)は次式を満足するものでなくてはならず、
(6)式はその条件も充足している。
このように補償演算部10は、目標値追随特性に調整さ
れた制御定数を外乱による制御量PVの変動に対しては
仮想的に外乱抑制特性に設定し、かつ定常状態にあって
制御応答に影響を及ぼすことのないものとして設けられ
ている。
では、次に本実施例の動作及び各制御定数。
調整パラメータの調整法について説明する。
まず調整法としては、(1)プロセス特性(プロセスの
時定数T、むだ時間り、ゲインK)を求め、これに基づ
きOHR,法等によシ調整する方法と、(2)プロセス
特性が不明確な状態で、目標値のステップ応答が希望応
答になるように制御定数を1節する方法とがある。
(1)の方法では、0F(R法等によって外乱抑制最適
特性状態、目標値追随最適特性状態の制御定数KP、T
□I ’rD、 Kp 、 Tnとも算出できるので、
この結果を(4) (51式に代入して調整パラメータ
a・rの値を算出する。
また(2)の方法としては、予じめ(4) (5)式等
によって調整パラメータα、rを求めておき、後は目標
値Svのステップ変化での応答がPvが希望する(最適
な)目標値追随する特性になるよう調整する方法と、当
初調整パラメータα・rを1に設定しておき目標値S■
のステップ変化に対する応答PVが外乱抑制最適特性に
なるように制御定数KPI TIITDを調整した後、
再び目標値Svのステップ変化を加えその応答が目標値
追随最適特性になるよう調整する方法とか考えられる。
前者の方法では、1回の調整で目標値1外乱双方に最適
な特性を得ることができ、また後者の方法では前者の方
法よりも微密な調整が可能となる。
第3図には調整パラメータα、rの値による制御対象3
の伝達関数G P (s)を−1e−2L1+58 とした場合の制御iPV応答のシュミレーション結果を
示す。
また、本実施例は調整パラメータにより応答を調節し得
る構成にあるため、パラメータα、rの値によって、第
3図のN13として示す如く種々の制御形態が実現でき
る。この場合総合調節モードは種々の干渉形の制御形態
を示し7ており、α=r=1では通常の1自由度形P(
比例)、■(積分)、D(微分)制御となり、α=β=
0では目標値変化に対しては■制御のみで、制御量変動
に対しては、PID制御を実行してお)、0〈α(1、
O(βく1では目標値変化に対してはそれに基づき制御
定数に;、Tπを調整できるPD制御と共通の制御定数
TIの■制御が、制御量についても自由に調整できるP
D制御と共通の■制御を施す構成が実現される。この調
整パラメータαは制御定数のうち比例ゲインを調節する
もので、この値全変化させることにより応答の立ち上り
特性とオーバーシュートの状態を修正できる。またrに
は微分時間を調節するもので、これによりオーバーシュ
ートの状態にはあまり影響を与えずに立ち上り特性を修
正できる。
このようにして制御定数KPITZ、TD及び調整パラ
メータα、β、rが設定された所に外乱りが印加される
と、それによる制御量Pvの変動は補償演算部10に導
入され、ここで制御演算部11の制御定数、;、T苫を
等制約に外乱抑制最適特性状態に修正するような補償制
御量PV’に変更され、偏差演算部1に出力され、ここ
で目標値SVとの偏差として求められ、制御演算部11
に出力されている。
また、目標値SVが変更された場合には、その変化分の
偏差とに対して制御演算部11は最適に追随する特性状
態の調節出力Uを算出している。
このように本実施例によれば、(1)外乱抑制状態に調
整された制御定数を目標値に対しては仮想的に目標値追
随状態に補正し得、外乱抑制、目標値追随の両特性を同
時に実現できる。また(2)外乱抑制状態、目標値追随
の両定数とも、相互に独立して調整し得るため、双方自
由に最適な状態を選定できる。さらに(3)目標値Sv
に対する制御量PVの応答が最適化するように制御定数
を調整した後、調整パラメータを選定するだけ、現場で
の調整が可能となシ、調整の確実性、容易性が高まり、
短時間化が図れる。また(4)構成としても、制御演算
部11に対して補償演算部10の機能を増設するのみ実
現でき、既設のコントローラにも容易に適用可能である
なお、以上説明した一実施例では、制御演算部11が比
例、積分、微分の各演算を実行し、かつ補償演算部10
は比例、微分の各演算を実行するものとして説明した0
しかし熱水発明では制御演算部11としては、少なくと
も1つの演算を実行する構成にあればよく、また補償演
算部10についても希望する目標値追随応答に応じ、比
例、積分、微分の各々単独又は選択的に組み合せ構成す
ることができる。例えば、制御演算部11としては比例
積分演算を実行するものとし、補償演算部10がその比
例ゲインを補償するものとすると、第5図に示す如き構
成となり、またそのとき実現し得る制御形態としては第
4図Nnlで示す如くなる。また一実施例では補償をし
なかった積分演算を補償しようとする場合には、以下に
示す第二の実施例の如く構成すればよいO また一実施例では制御演算部10が干渉形PID制御を
実行する場合の例を用いて説明したが、本発明では第4
図陽3に示すように一般形のPID制御であっても同様
に調整パラメータの値を変更することによって種々の制
御形態を実現し得、かつ一実施例と同様に2自由度形の
制御定数を仮想的に形成し得る。
さらに、一実施例では制御演算部11の微分演算として
一般に多用されている不完全微分を用いて説明したが、
本発明では完全微分でも同様なことは言うに及ばず、微
分の意味としては両者を包含するものとして使用してい
る。
では、次に本発明の第一の実施例について第6図及び第
8図を参照して説明する。
ここで一実施例と同一構成については同一符号を付して
説明を省略する。
本実施例は制御応答を最適化する上で中核をなす積分演
算と、その補償演算を示すもので、第6図に示す如く、
制御演算部11aは目標値追随最適特性状態に1次遅れ
要素による調整パラメータβによって等制約に積分定数
薫 TIを調整できるように構成され、補償演算部10aは
制御演算部11aの積分定数TIを外乱抑制最適特性状
態に修正すべく進み/遅れ要素によって制御量PVを補
償するように構成されている。
と設定され、これを外乱抑制最適特性状態のれている。
では、これら伝達関数により従前から補償が困難とされ
ていた積分時間T、を最終値の定理を満足させ、かつ外
乱抑制、目標値追随の双方に最適な特性(2自由度)を
実現させ得る原理につき説明する。
まず、本実施例の応答は(7)式と同様となシ、最終値
の定理を満足するためには、(9)式を充と修正してし
まうと(7)式における分母分子が同じ値とはならず、
(9)式が充足しなくなっていた。だが本実施例では、
積分定数を1次遅で(9)式を充足することができる。
また、この1次遅れ要素の減算によって第は固定された
11で目標値に対する積分時間が変更されることになる
引いたときの曲線を示しておシ、これら曲線によれば、
(ロ)、Elは(イ)の積分時間を1次遅れによって等
価的に変更したものであるから、−レーションによると
β0は2×βのとき最適値が得られている。−次遅れの
関数はβの値によって出力が決まるので、βが下になる
に従い、積分時間Tx も(イ)、(ロ)、(ハ)の順
で大きくなっている。また実際の制御において積分時間
を変更する必要があるのは、プロセスの応答するまでの
時間(積分演算の積分時間TI)程度であシ、この程度
であれば積分は#ミぼ線形な状態に近似される。このよ
うに(イ)の曲−を基準にして、βを正方向に大きくす
れば積分時間Tiを大きくでき、負方向に大きくすれば
、積分時間T、を小さくする方向に変更できることにな
る。
次に本実施での調整パラメータ10の設定法について説
明する。なお、制御定数TIの調整については前述の一
実施例と同様であるため説明は省略する。
茎 如く算出される。
’?ニー コテKp、Kp、Tz、’r”ハ前記OHR
法等ニよッて決定される定数であるから、最適なβ0は
演算され、これに基づきβが演算されている。
このようにして調整パラメータβを設定すると第8図に
示す如く目標値Sv変化に対する制御量PVの応答は、
応答の立ち上シ特性には影響を与えずにオーバーシュー
トを改善することができる。例えば制御対象3の伝達関
数GP(s)を:e ” トfルト、β=oiとき、り
まシ積分時間を補償しない場合では、(イ)のように大
きくオーバーシュートするが、β=0.15と設定して
、目標値に対する等価積分時間を変更すると、(ロ)の
ように目標値追従特性が大きく改善されている。このと
き制御演算部110制御定数TI  は外乱制御最適状
態の制御定数TIが調整パラメータβによって修正され
たものであシ、外乱抑制特性には全く影響を与えていな
い。
このように本実施例では、一実施例が奏する効果に加え
て、(5)従前よシネ可能と考えられてきた積分時間T
Iをも等価的ではあるが補償し得るので、積分プロセス
(無定位プロセス)に対しても制御性を大きく向上させ
得る。これは積分プロセスでは外乱抑制最適特性状態の
積分時間が有限であるのに対し、目標値追随最適特性状
態では無限大としなければならず、両状態で最適な制御
性を得るためにはどうしてもこの積分時間を変更できる
構成にする必要があるためである。また第11図に示す
OHR法によっても積分時間のみは、外乱抑制に対して
は制御対象のむだ時間L1目標値に対しては制御対象の
時定数Tと各々異なるパラメータによって決定されるも
のであり、この補償は制御性の改善する上でどうしても
必要となるものである。
なお、この第二の実施例を第一の実施例の積分演算の補
償構成として加み合せれば、制御演算部11の比例、積
分、微分の各演算を全て2自由度に補償し得る構成が実
現できる。
また、次に本発明の第三の実施例について第9図を用い
て説明する。
この実施例は制御演算部11bが比例、微分。
積分の各演算を目標値追随最適特性状態の制薫 黄 養 御定数KP、Tx、TD に基づき実行し、かつ、これ
ら制御定数を制御量Pvに対しては外乱抑制最適特性状
態KP、TI、TDへと補償する演算部11bからの調
節出力に対して施すものである。
即ち第一、第二実施例では予じめ補償演算部蒼 簀  
養 10で制御定数KP*”I* TDが外乱抑制状態にな
るよう制御量Pvを補償した上で制御演算部11に供給
する制御量フィルタ形であったのに対し、本実施例は一
旦制御演算部11bで目標値追随状態に演算された調節
出力の制御量PVの変動による分については、制御量P
vに基づき補償演算された補償出力a(3)によって外
乱抑制状態に修正する制御量フィードバック形の構成に
ある。
図において、第1図と同一構成には同一符号が付しであ
る。制御演算部11bはαの式に示す如く外乱抑制最適
特性状態に設定される制御定数KPeTI+TDが目標
値追随最適状態にシ、TLT?に調整パラメータα、β
、rによって調整されておシ、これに基づき調節演算さ
れた出力は演算部12に供給される。
斧      1   β ’(s)=Kp(1−α)+(石■−77)+(1−α
)TD・S)演算部12ではこの調節出力から、補償演
算部10bが制御量Pvに対して0口式に基づき比例、
積分、微分の各補償演算を実行した補償出力a (s)
を加算し、この結果を操作量Uとして制御対象3に出力
している。
β 場)=KPca+1+T1.s+r11TDllS)こ
の構成によれば、制御対象3には目標値Sv変化、外乱
による制御量PVの変動に各々最適となる操作量Uが供
給されることになる。
次に本実施例の制御応答は次式の如くなる。
尋 このI式にα2式、(13式のOS) 、 Qs+を代
入すると、09式に示す如く、目標値Sv、外乱りの両
頂の分母は各々外乱抑制最適特性状態の制御定数KP 
# TI # TDによる比例、積分、微分制御の一般
式となり、目標値Svに対する項の分子のみが調整パラ
メータα、β、rによって変更されるものとなる。これ
によって外乱りに対する特性は最適に固定した状態で、
目標値Svに対する特性のみを希望に合せて自由に最適
化できることになる。
×S 1+(KP(1+五可+Tn−8)) ・Gp(s)ま
た、この応答状積分項を一次遅れ要素によって補償して
いるため、前述した如く、定常状態においてプロセスが
整定する条件即ち最終値の定理も満足している。
さらに調整パラメータα、β、rの値は、(Iのに基づ
きOHR法等によって求められる外乱抑制特性の制御定
数の値KP#T1.TD及び目標値追随特性の制御定数
の値に凱T¥Ttによってとなシ、シミュレーションに
よレバβG’!1−12Xβ、即ちβ=−×βGの近傍
が最適値として求められる。
このようにして調整パラメータの値が求められると1制
御定数KP、TI、TDの値を目標値Svをステップ変
化させた場合の制御量Pvの応答が希望する追随特性に
なるように設定することによって、外乱抑制最適特性状
態に調整される。
これにより外乱抑制、目標値追随の両特性に最適になる
ように制御定数が仮想的に設定された状態に、外乱りに
より制御量PVが変動した場合には、これによる偏差と
に対し制御演算部11bは目標値追随状態の制御定数に
基づき調節出力を求めるが、これに演算部12で目標値
Svとは独立に制御量Pvのみに基づき演算された補償
出力a (s)を加算し等測的に外乱抑制状態として出
力するものである。
この本実施例によっても、第1、第2の実施例と同様の
効果を奏することができる。
なお、本実施例では、制御演算部flbが比例、積分、
微分の各演算を実行し、かつ補償演算部10も各々対応
する比例、積分、微分の各演算を実行する例を用いて説
明した。しかし、本発明では、前述した如く、制御演算
部11としては、少なくとも比例、積・分、微分のうち
一つの演算を実行する構成にあればよく、また補償演算
部10についても制御演算部11の演算に対応させて又
は独立させても希望する目標値追随応答が得られる構成
であれば比例、積分若しくは微分の単独又はこちらを選
択的に組み合せることができる。例えば、オーバーシュ
ート抑制のみでよければ、積分単独の補償でよく、立上
り特性の向上度合に応じ比例又は微分若しくは比例微分
の両方を組み合せればよくなる。
また、本実施例では制御演算部11の微分演算として完
全微分を用いて説明したが、本発明では一般に多用され
ている完全微分でも同様なことは言うに及ばず、微分の
意味としては両者を包含するものとして使用している。
〔発明の効果〕 ゛ 以上説明したように、本発明によれば、調整パラメータ
によって目標値追lt1最適特性状態に調整される制御
定数を、外乱によるWt’J御量の変動に対しては外乱
抑制最適特性状態へと仮想的に修正し得るので、外乱・
目標値の双方に対して最適な特性状態を容易にかつ自由
に調整され実現し得ろ。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図、第3図及び第4図は本発明の一実施例の作用を
説明するための図、第5図及び第6図は本発明の他の実
施例の構成を示すブロック図、第7図及び第8図は本発
明の他の実施例の作用を説明するための図、第9図は本
発明の他の実施例の構成を示すブロック図、第10図及
び第11図は従来例を説明するための図である。 1・・・偏差演算部   3・・・制御対象10・・・
補償演算部  11・・・制御演算部代理人 弁理士 
  則 近 憲 佑 同  三保弘文

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)制御対象からの制御量とこの目標値との偏差を算
    出する偏差演算手段と、この偏差演算手段からの偏差に
    対して、前記目標値の変化に最適に追随する特性状態へ
    と調整パラメータによって設定される制御定数に基づき
    比例積分、微分の各演算のうち少なくとも1つの演算を
    実行して調節演算出力する制御演算手段と、この制御演
    算手段の制御定数を外乱による前記制御量の変動に対し
    てはその変動をに最適に抑制する特性状態へと等価的に
    修正する補償演算手段とを具備するプロセス制御装置。
  2. (2)前記制御演算手段が、積分演算の制御定数を遅れ
    要素によって特価的に調整されることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のプロセス制御装置。
  3. (3)前記補償演算手段が、前記外乱による制御量の変
    動に外乱の変動に対して前記制御演算手段の制御定数が
    特価的に外乱による前記制御量の変動を最適に抑制する
    特性状態へと前記制御量を修正してから前記偏差演算手
    段に供給することを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のプロセス制御装置。
  4. (4)前記補償演算手段が、前記制御演算手段の制御定
    数を進み/遅れ要素によって修正することを特徴とする
    特許請求の範囲第3項記載のプロセス制御装置。
  5. (5)前記補償演算手段が、前記制御量の変動に基づき
    、前記制御演算手段の制御定数を等価的に外乱による変
    動を最適に抑制する特性状態へとするための補償量を求
    め、この補償量により前記制御演算手段からの調節演算
    出力を補正することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のプロセス制御装置。
  6. (6)前記補償演算手段が、前記制御演算手段の積分演
    算の制御定数を遅れ要素によって等価的に修正すること
    を特徴とする特許請求の範囲第5項記載のプロセス制御
    装置。
JP14835485A 1985-02-19 1985-07-08 プロセス制御装置 Pending JPS629404A (ja)

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US06/829,606 US4755924A (en) 1985-02-19 1986-02-14 Process controller having an adjustment system with two degrees of freedom
EP86102109A EP0192245B1 (en) 1985-02-19 1986-02-19 Process controller having an adjustment system with two degrees of freedom
CN86101892.3A CN1010433B (zh) 1985-02-19 1986-02-19 具有两个自由度的调节***的过程控制装置
DE3650164T DE3650164T2 (de) 1985-02-19 1986-02-19 Prozessregler mit einem System zur Einstellung mit zwei Freiheitsgraden.
IN884MA1990 IN173097B (ja) 1985-02-19 1990-11-05

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5043862A (en) * 1988-04-07 1991-08-27 Hitachi, Ltd. Method and apparatus of automatically setting PID constants
US5646492A (en) * 1994-10-05 1997-07-08 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Electric motor controller having independent responses to instructions and external disturbances
US6437248B1 (en) 1999-03-10 2002-08-20 Norddeutsche Seekabelwerke Gmbh & Co. Kg Cable, in particular underwater cable

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