JPH0738128B2 - 制御装置 - Google Patents

制御装置

Info

Publication number
JPH0738128B2
JPH0738128B2 JP59206258A JP20625884A JPH0738128B2 JP H0738128 B2 JPH0738128 B2 JP H0738128B2 JP 59206258 A JP59206258 A JP 59206258A JP 20625884 A JP20625884 A JP 20625884A JP H0738128 B2 JPH0738128 B2 JP H0738128B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
output signal
output
signal
calculator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59206258A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6184703A (ja
Inventor
隆 重政
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP59206258A priority Critical patent/JPH0738128B2/ja
Priority to US06/752,593 priority patent/US4719561A/en
Priority to AU44763/85A priority patent/AU554259B2/en
Priority to DE8585304958T priority patent/DE3577759D1/de
Priority to EP85304958A priority patent/EP0180292B1/en
Publication of JPS6184703A publication Critical patent/JPS6184703A/ja
Publication of JPH0738128B2 publication Critical patent/JPH0738128B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B17/00Systems involving the use of models or simulators of said systems
    • G05B17/02Systems involving the use of models or simulators of said systems electric
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B11/00Automatic controllers
    • G05B11/01Automatic controllers electric
    • G05B11/36Automatic controllers electric with provision for obtaining particular characteristics, e.g. proportional, integral, differential
    • G05B11/42Automatic controllers electric with provision for obtaining particular characteristics, e.g. proportional, integral, differential for obtaining a characteristic which is both proportional and time-dependent, e.g. P. I., P. I. D.
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B6/00Internal feedback arrangements for obtaining particular characteristics, e.g. proportional, integral or differential
    • G05B6/02Internal feedback arrangements for obtaining particular characteristics, e.g. proportional, integral or differential electric

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、制御対象の動特性の変化に対して、制御系の
制御性能の劣化の少ない制御装置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
プラントの流量、温度、圧力などを制御する制御装置
は、その制御定数を制御対象の動特性に応じて、適切に
設定する必要がある。例えば、不適切な制御定数が設定
されたため、発振を起こし、場合によってはプラントの
一部を破壊してしまうこともある。
また、最近では、プラントの省エネルギ運転にともな
い、運転中に制御対象の動特性が大きく変化するケース
が増加している。このようなとき、これまで制御の現場
では、最も安全側の制御定数を固定して用いる場合と、
動特性変化に応じて制御定数を適応することのできる制
御系を採用する場合とのいずれかが採用されている。前
者の制御定数固定方式の場合は、動特性変化により当然
のことながら、安定性や外乱抑制力などの制御性能が劣
化する。これをさけるために後者の動特性変化に応じる
ことのできる制御系が開発された。
ところで、制御対象の動特性変化に応じることのできる
制御系としては、第10図に示すゲインスケジュール制御
系と、第11図に示すモデル規範適応制御系とが知られて
いる。この2つの制御系の動作を簡単に説明すると以下
の通りである。
まず、第0図に示すゲインスケジュール制御系は、制御
対象Aの動特性変化をひき起す因果関係と変化した動特
性とが十分に明らかにされる場合に用いる制御方式であ
り、動特性変化に直接に関係する補助信号を制御対象A
から入力し、明らかにされているゲインスケジュールB
にもとづき制御定数をコントローラCに設定するように
している。
次に、第11図のモデル規範適応制御系は、制御対象Aの
動特性が未知の場合に用いる制御方式であり制御系のモ
デル(ダイナミックモデル)Dを有し、そのモデルDの
出力と、制御系の出力との誤差がなくなるように、コン
トローラCの制御定数を適応調節部Eで適応的に調整す
る制御方式である。
これらの2つの制御方式をまとめてみると次のようにな
る。まず、ゲインスケジュール制御系は、事前に制御対
象Aの動特性変化の因果関係が十分に明らかになり、し
かも、動特性変化に対応した信号を測定できる場合にの
み用いることができるもので、制御対象Aの動特性が未
知の場合は使うことができないという欠点がある。一
方、モデル規範適応制御系は、制御対象Aの動特性が未
知の場合に用いることができる利点はあるが、適応する
のにそれなりの時間がかかるばかりでなく、非最少位相
系(例えば極または零点のあるものが右半面にある要素
や、むだ時間要素など)は制御系が複雑な構成になる問
題、未知外乱や観測ノイズには、適応調節部Eが動特性
変化であると判断して、コントローラCの制御定数をあ
やまって修正してしまう恐れがある問題などが未解決な
問題として残されている。
これらの制御系は、制御対象の動特性変化に対して、か
なり感度の高い制御系であると云える。もって、低感度
(ロバスト)な制御系が構成されれば、ゲインスケジュ
ールする必要もないし、適応させる必要もないので、構
造的にもっと簡素になるはずである。
〔発明の目的〕
この発明は、上述した従来の制御装置の欠点を改良した
もので、制御対象の動特性の変化に低感度(あるいはロ
バスト)な制御装置を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明は、目標値信号と制御対象の出力信号とから制御
演算出力信号を演算する、積分演算を含む制御演算器
と、前記目標値信号と前記制御対象の出力信号とから低
感度化補償演算出力を演算する、積分演算を含む低感度
化補償器と、前記制御演算器の出力信号から前記低感度
化補償器の出力信号を減算して前記制御対象の操作信号
を得る減算器とからなる制御装置において、前記低感度
化補償器は、前記目標値信号と前記制御対象の出力信号
の差を積分演算する積分演算器と、前記制御対象の出力
信号の高次微分を演算する高次微分器とを有し、この高
次微分器の出力信号と前記積分演算器の出力信号との差
をγ倍(γはロバストゲイン)して前記減算器への入力
信号とするように構成してなることを特徴とする制御装
置である。
また、目標値信号と制御対象の出力信号とから制御演算
出力信号を演算する、積分演算器を含む制御演算器と、
前記目標値信号と前記制御対象の出力信号とから低感度
化補償演算出力を演算する、積分演算器を含む低感度化
補償器と、前記制御演算器の出力信号から前記低感度化
補償器の出力信号を減算して前記制御対象の操作信号を
得る減算器とからなる制御装置において、前記低感度化
補償器は、前記制御対象の出力信号の高次微分を演算す
る高次微分器からなり、この高次微分器の出力信号と前
記制御演算器内に設けられた前記積分演算器の出力信号
との差をγ倍(γはロバストゲイン)して前記減算器へ
の入力信号とするように構成してなることを特徴とする
制御装置である。
なお、上述した本発明における高次微分器は、参照モデ
ル(微分演算子の多項式関数をσ(s),設計された制
御ゲインをKとしたときに、 で表現されるような高次微分を含むものである。
〔発明の効果〕
通常の制御系の他に、制御系のダイナミックモデルを用
いて制御性能が劣化しない低感度化補償器を構成して、
操作信号へフィードバックして構成したことにより、制
御系全体が制御対象の動特性変化に対して、低感度(あ
るいはロバスト)となるばかりでなく、制御系に印加さ
れる外乱に対しても、その抑制力が強化される。しかも
γ(ロバストゲイン)のみが可変パラメータとなってい
るので、外乱抑制性とロバスト性を同時しかも容易に調
整することが可能になる。
制御対象の動特性変化に対して、制御系が低感度(ロバ
スト)であれば、ゲインスケジュールする必要もない
し、動特性変化に時々刻々適応させる必要もなく、動特
性変化時の応答もなめらかである。したがって、ゲイン
スケジュール制御系や適応制御系に比べ、構成が簡単で
あるばかりでなく、制御系が適応する時間が要らない分
だけ応答が早くなる利点がある。
また、低感度化補償器のゲインを零とすることにより、
元の制御系へ連続的に移行するので、現場での適用に異
和感が少ないという利点もある。
〔発明の実施例〕
第1図は、本発明の制御装置の基礎となる構成を示すブ
ロック図である。
制御対象1に対して、u(t)が入力信号あるいは操作
信号であり、y(t)が出力信号である。r(t)は制
御系の目標値信号であり、r(t)とy(t)を入力し
て、積分演算を含む制御演算により制御演算出力Ur
(t)を演算する制御演算器2が設けられている。さら
に、目標値信号r(t)と出力信号y(t)を入力し
て、積分演算と微分演算を含む演算により低感度化補償
演算出力Ud(t)を演算する低感度化補償演算器3が設
けられている。さらに、制御演算出力のUr(t)から低
感度化補償演算出力Ud(t)を減算し操作信号u(t)
を演算する減算器4とを設けて制御系が構成されてい
る。
通常の運転条件下では、制御対象1に対して、良好に制
御が行なわれるように、制御定の設定された制御演算器
2で、通常の制御が行なわれる。この状態で、目標値信
号r(t)から、出力y(t)間の伝達関数と等しい動
特性を有するダイナミックモデルGm(s)=σ(s)-1
を用いて、モデル出力信号Ym(t)を演算し、出力信号
y(t)とモデル出力信号との差信号を出力誤差信号ε
(t)とする。そこで外乱d(t)が印加されると、出
力誤差ε(t)が生ずるので、出力誤差ε(t)から積
分,微分演算を行ないUd(t)を生成することにより外
乱d(t)に対して抑制力が向上し、しかも制御対象1
の動特性変化に対して、制御系全体の制御性能が低感度
すなわちロバストとなる。この低感度化補償器3は、こ
こで示した構造の他に、等価変換によって構成されるす
べての補償演算器を含むものである。
上記のような構成をもとに、I−PD制御装置にもとづき
制御対象1の動特性変化にロバストな制御装置の具体的
な実施例のブロック図を第2図乃至第5図に示す。
第2図は、第1図の構成をI−PD制御装置にもとづき具
体化したブロック図である。まず、点線の2がI−PD制
御演算器であり、この中は目標値信号r(t)と出力y
(t)間の偏差e(t)を演算する偏差演算器2−1と
偏差e(t)の積分演算器2−2と出力y(t)の比
例,微分演算を行なうフィードバック演算器2−3と、
積分演算器2−2の出力からフィードバック演算器2−
3の出力の差Ur(t)を演算する減算器2−4から構成
されている。次に点線の3が低感度化補償器である。こ
の内部は、目標値信号r(t)を入力して制御系のダイ
ナミックモデルの出力Ym(t)を演算するダイナミック
モデル3−1と、出力y(t)とモデル出力Ym(t)と
の出力誤差ε(t)を演算する減算器3−2と、出力誤
差ε(t)を入力して、Ud(t)を演算する出力誤差演
算器3−3から構成されている。
いま、制御対象1、フィードバック演算器2−3、積分
演算器2−2、ダイナミックモデル3−1と出力誤差演
算器3−3の伝達関数をそれぞれb(s)/a(s),f
(s)/b(s),K/S,1/σ(s),Kσ(s)γ/Sと置
く。ここでa(s),b(s),f(s)は、微分演算子S
の多項式であり、σ(s)は次のようなSの多項式関数
で表されるものである。
σ(s)=1+σS+α(σS)+α(σS)
+α(σS)+……第1式 次にI−PD制御系とダイナミックモデルの伝達関数が等
しい条件(次式)から、既知のa(s),b(s)を用い
てf(s),K,σ(s)を求める。
また、出力y(t)は目標値r(t)と外乱d(t)を
用いて求めることができる。
ここで、第3式の分母に第2式を代入すると、 となる。ここでγを正で大きく(例えば1桁台に)設定
することにより、制御対象の動特性変化にかかわらず目
標値r(t)から出力y(t)間の伝達関数が に漸近することになり、また外乱d(t)から出力y
(t)間の伝達関数が に漸近することになる。これは、制御系の動特性変動や
外乱にかかわらず、設計に用いたダイナミックモデルの
動特性を維持する効果を持つ。したがってγは制御系の
ロバスト性(動特性変動に対して頑健な状態,低感度な
性質)に関係していることから、ここではロバストゲイ
ンと呼ぶ。例えばγ=3の場合には外乱の影響は1/3に
小さくなり、設計に用いたダイナミックモデルの動特性
を維持する性質は3倍強くなる。このように、制御対象
1の伝達関数の動特性変化に対して、制御性能が劣化し
ない、つまりロバストとなり、次に外乱に対する抑制力
も向上することがわかる。さらに、第2図のような構成
を適用することによって可変パラメータはロバストゲイ
ンγのみとなり、このγを調整すれば外乱抑制性とロバ
スト性を同時にしかも容易に調整することが可能にな
る。
なお、第4式に漸近する伝達関数を時間的遅れに対して
補償するためには、制御器のゼロ点で相殺する方法や、
フィードバック補償により制御対象の極を見掛け上ずら
す方法などを用いることができる。また制御対象のむだ
時間に対しては例えばパデ近似を導入することにより補
償が可能である。
第3図は、第2図の低感度化演算器3を等価変換したも
のである。すなわち、目標値信号r(t)と出力信号y
(t)間の差を演算する減算器3−4と、この出力を積
分演算する積分演算器3−5と出力信号y(t)の高次
微分器3−6と、高次微分器出力と積分演算出力との差
を演算する減算器3−7と、減算器の出力をγ倍して、
Ud(t)信号を演算する増巾器3−8から構成されてい
る。この場合も、出力y(t)が簡単な計算により、第
3式となることがわかる。
第3図において、積分演算器3−5の出力は、I−PD制
御器2の中の積分演算器2−2の出力と同じものである
から、第4図のように構成することにより、第3図の減
算器3−4と積分演算器3−5を省略することができ
る。第3図と第4図の高次微分器3−6の伝達関数は、
第1式より、 である。
なお、もともとσ(s)は第1式のように表されること
から、第3図の高次微分器3−6は正確には K[σ+ασ2S+ασ3S2+……] であり、定数項を含んだ構造を総称したものとなってい
る。
以下、本発明に関連する参考技術について、第5図から
第9図を参照して説明する。
第5図は第4図を、さらに等価変換したものであるが、
構造的にはI−PD制御器となっている。すなわち、目標
値信号r(t)と出力y(t)間の偏差e(t)を演算
する偏差演算器2−1と、偏差e(t)に対して、K
(1+γ)/Sなる積分演算する積分演算器2−5と、出
力y(t)に対して、 なる微分演算を行なうフィードバック補償器2−6と、
前記積分演算器2−5の出力から、フィードバック補償
器2−6の出力との差から、操作信号U(t)を演算す
る減算器2−7から構成されている。なお、ここでf
(s)は位相を進める方向に作用し、b(s)は位相を
遅らせる方向に作用するため、f(s)/b(s) を適当に設定することによりは位相の進み遅れ補償を行
なうことができる。この実施例の場合も、出力y(t)
は、第2式の関係を用いると、第3式により表わされ、
低感度すなわちロバストな制御系となっていることがわ
かる。
次にPID制御装置にもとづき制御対象1の動特性変化に
対してロバストな制御装置の具体的な実施例のブロック
図を第6図乃至第9図に示す。
第6図は、PID制御装置にもとづき第1図の構成を具体
化したブロック図である。点線2がPID制御演算器であ
りこの中は、目標値r(t)と出力y(t)との偏差e
(t)を演算する偏差演算器2−1と、偏差e(t)を
PID演算してUr(t)を演算するPID演算器2−8から構
成されている。次に、点線3が低感度化補償器3であ
り、この中は、目標値r(t)を入力して制御系のダイ
ナミックモデルの出力Ym(t)を演算するダイナミック
モデル3−1と、出力y(t)とモデルYm(t)との出
力誤差ε(t)を演算する減算器3−2と、出力誤差ε
(t)を入力して、Ud(t)を演算する出力誤差演算器
3−3から構成されている。いま、制御対象1、PID演
算器2−8、ダイナミックモデル3−1と出力誤差演算
器3−3の伝達関数を、それぞれb(s)/a(s),c
(s)/Sb(s),1/σ(s),σ(s)c(s)γ/Sb
(s)と置く。ここで、a(s),b(s),c(s)は、
微分演算子Sの多項式であり、σ(s)は同様にして、
第1式であらわせるSの多項式である。
このとき、PID制御系をモデルマッチング法により設計
するための基本条件として、PID制御系の伝達関数とダ
イナミックモデルの伝達関数が等しい条件 を満足させる必要がある。そして出力y(t)は目標値
r(t)と外乱d(t)を用いて と表すことができる。
ここで、第8式の分母に第7式を代入すると となる。すなわち、目標値r(t)から出力y(t)ま
では、制御系の動特性変動や外乱にかかわらず、設計に
用いたダイナミックモデルの動特性を維持する効果を持
ち、一方、外乱d(t)から出力y(t)までは外乱d
(t)の影響を1/(1+γ)に軽減することができる。
このように、第6図の方法においても、γは同様にロバ
スト性に関係するので、ロバストゲインと呼ぶことにす
るが、γを正で大きく(例えば1桁台に)設定すること
により、制御対象1の動特性変化にかかわらず、目標値
r(t)から出力y(t)間の伝達関数が、同様に、第
4式に漸近するとともに、外乱d(t)から出力y
(t)間の伝達関数も、第5式に漸近する。したがっ
て、制御対象1の伝達関数の動特性変化に対して制御性
能が劣化しない、つまりロバストとなる。さらに、外乱
に対する抑制性も向上することがわかる。また、第2図
のものと同様に、可変パラメータはロバストゲインγの
みとなっているので、このγを調整すれば外乱抑制性と
ロバスト性を同時にしかも容易に調整することが可能に
なる。
第7図は、第6図の低感度化補償器3だけを等価変換し
たものである。同様にして第8図、第9図のように等価
変換でき、各制御等の出力y(t)は、目標値r(t)
と外乱d(t)を用いて第8式のようにあらわせ、ロバ
ストであることがわかる。
なお、当然のことながら、これらの制御装置をマイクロ
コンピュータとD/A変換器とA/D変換器などを用いたデジ
タル制御装置により構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る制御装置を示ブロック
図、第2図乃至第4図は、さらに本発明をI−PD制御方
式に展開した一実施例の制御装置の等価変換ブロック
図、第5図乃至第9図は本発明に関連する参考技術に関
する制御装置のブロック図、第10図および第11図は従来
のゲインスケジュール制御系を示すブロック図である。 1……制御対象、2……制御演算器、3……低感度化補
償器、4……減算器、3−1……ダイナミックモデル、
3−2……減算器、3−3……出力誤差演算器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】目標値信号と制御対象の出力信号とから制
    御演算出力信号を演算する、積分演算を含む制御演算器
    と、 前記目標値信号と前記制御対象の出力信号とから低感度
    化補償演算出力を演算する、積分演算を含む低感度化補
    償器と、 前記制御演算器の出力信号から前記低感度化補償器の出
    力信号を減算して前記制御対象の操作信号を得る減算器
    とからなる制御装置において、 前記低感度化補償器は、前記目標値信号と前記制御対象
    の出力信号の差を積分演算する積分演算器と、 前記制御対象の出力信号の高次微分を演算する高次微分
    器とを有し、 この高次微分器の出力信号と前記積分演算器の出力信号
    との差をγ倍(γはロバストゲイン)して前記減算器へ
    の入力信号とするように構成してなることを特徴とする
    制御装置。 ただし上記高次微分器は、微分演算子の多項式関数をσ
    (s),制御ゲインをKとしたときに、以下の微分演算
    を含むものである。
  2. 【請求項2】目標値信号と制御対象の出力信号とから制
    御演算出力信号を演算する、積分演算器を含む制御演算
    器と、 前記目標値信号と前記制御対象の出力信号とから低感度
    化補償演算出力を演算する、積分演算器を含む低感度化
    補償器と、 前記制御演算器の出力信号から前記低感度化補償器の出
    力信号を減算して前記制御対象の操作信号を得る減算器
    とからなる制御装置において、 前記低感度化補償器は、前記制御対象の出力信号の高次
    微分を演算する高次微分器からなり、 この高次微分器の出力信号と前記制御演算器内に設けら
    れた前記積分演算器の出力信号との差をγ倍(γはロバ
    ストゲイン)して前記減算器への入力信号とするように
    構成してなることを特徴とする制御装置。 ただし上記高次微分器は、微分演算子の多項式関数をσ
    (s),制御ゲインをKとしたときに、以下の微分演算
    を含むものである。
JP59206258A 1984-10-03 1984-10-03 制御装置 Expired - Lifetime JPH0738128B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59206258A JPH0738128B2 (ja) 1984-10-03 1984-10-03 制御装置
US06/752,593 US4719561A (en) 1984-10-03 1985-07-08 Robust control apparatus responsive against disturbance
AU44763/85A AU554259B2 (en) 1984-10-03 1985-07-10 Dynamic process control apparatus
DE8585304958T DE3577759D1 (de) 1984-10-03 1985-07-11 Prozessregler.
EP85304958A EP0180292B1 (en) 1984-10-03 1985-07-11 Process control apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59206258A JPH0738128B2 (ja) 1984-10-03 1984-10-03 制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6184703A JPS6184703A (ja) 1986-04-30
JPH0738128B2 true JPH0738128B2 (ja) 1995-04-26

Family

ID=16520350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59206258A Expired - Lifetime JPH0738128B2 (ja) 1984-10-03 1984-10-03 制御装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US4719561A (ja)
EP (1) EP0180292B1 (ja)
JP (1) JPH0738128B2 (ja)
AU (1) AU554259B2 (ja)
DE (1) DE3577759D1 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3771333D1 (de) * 1987-05-21 1991-08-14 Schenck Ag Carl Verfahren zur regelung einer differential-dosierwaage, insbesondere fuer schuettgueter, und differential-dosierwaage zur durchfuehrung des verfahrens.
JPH01186182A (ja) * 1988-01-19 1989-07-25 Fanuc Ltd サーボモータの制御装置
US4873649A (en) * 1988-06-10 1989-10-10 Honeywell Inc. Method for operating variable speed heat pumps and air conditioners
US5049796A (en) * 1989-05-17 1991-09-17 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Robust high-performance control for robotic manipulators
US5060132A (en) * 1989-06-13 1991-10-22 Elsag International B.V. Method of modeling and control for delignification of pulping
FR2651339B1 (fr) * 1989-08-30 1991-10-04 Alsthom Gec Dispositif d'asservissement d'un systeme a contre-reaction et application aux amplificateurs et servomecanismes.
US5189620A (en) * 1989-10-06 1993-02-23 United Technologies Corporation Control system for gas turbine helicopter engines and the like
JP2772106B2 (ja) * 1990-04-18 1998-07-02 株式会社東芝 2自由度調節装置
US5233512A (en) * 1990-06-21 1993-08-03 General Electric Company Method and apparatus for actuator fault detection
AT400201B (de) * 1991-11-11 1995-11-27 Vaillant Gmbh Verfahren zum betreiben einer regeleinrichtung und vorrichtung zu seiner durchführung
DE69315318D1 (de) * 1992-12-07 1998-01-02 Koninkl Philips Electronics Nv Steuerungseinrichtung
ES2117676T3 (es) * 1993-02-18 1998-08-16 Dow Deutschland Inc Metodo para ajustar un filtro exponencial adaptativo y filtro exponencial adaptativo.
US5764552A (en) * 1993-02-18 1998-06-09 The Dow Chemical Company Method for adjusting an adaptive exponential filter
US5633987A (en) * 1994-07-28 1997-05-27 Motorola, Inc. Auto-scaling controller and method of use therefor
US5481453A (en) * 1994-08-25 1996-01-02 Corporation De L'ecole Polytechnique Dual loop PID configuration
JPH08123507A (ja) * 1994-10-27 1996-05-17 Fujitsu Ltd ロバスト制御装置
DE19525907A1 (de) * 1995-07-06 1997-01-09 Hartmann & Braun Ag Selbsteinstellbare Regeleinrichtung und Verfahren zur Selbsteinstellung dieses Reglers
US5818714A (en) * 1996-08-01 1998-10-06 Rosemount, Inc. Process control system with asymptotic auto-tuning
JPH10133703A (ja) * 1996-10-31 1998-05-22 Fujitsu Ltd 適応的ロバスト制御装置
US6046560A (en) * 1998-03-20 2000-04-04 Trw Inc. Electric assist steering system having an improved motor current controller with gain scheduler
JP5012075B2 (ja) * 2007-02-15 2012-08-29 横河電機株式会社 プロセス制御装置
CN104932463B (zh) * 2015-05-11 2017-07-11 国电科学技术研究院 一种在火电厂协调***中鲁棒控制器的标准化设计方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2372466A1 (fr) * 1976-11-25 1978-06-23 Alsthom Atlantique Dispositif de regulation a modele
AU542025B2 (en) * 1980-04-07 1985-01-31 Juan Martin Sanchez Adaptive-predictive control system
DE3100126C2 (de) * 1980-12-05 1985-04-04 Gebrüder Sulzer AG, Winterthur Regler mit einem Sollwert/Istwert-Vergleichsorgan
DE3207392C2 (de) * 1982-03-02 1985-01-10 Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart Vorrichtung zur selbstanpassenden Stellungsregelung eines Stellgliedes

Also Published As

Publication number Publication date
EP0180292B1 (en) 1990-05-16
DE3577759D1 (de) 1990-06-21
EP0180292A1 (en) 1986-05-07
AU4476385A (en) 1986-04-10
JPS6184703A (ja) 1986-04-30
AU554259B2 (en) 1986-08-14
US4719561A (en) 1988-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0738128B2 (ja) 制御装置
KR0135586B1 (ko) 프로세스제어방법 및 그 장치
EP0518651B1 (en) Process control system
JPH0713801B2 (ja) 制御装置
JPS60164805A (ja) プロセス制御装置
JP2507613B2 (ja) フィ―ドフォワ―ド制御装置
JP2005182427A (ja) 制御演算装置
JPH0511811A (ja) 逆関数発生器によるフイードフオワード装置
JPH05265515A (ja) インターナルモデルコントローラ
JPH10222207A (ja) フィードフォワード制御装置
JP2766395B2 (ja) 制御装置
JP2809849B2 (ja) 2自由度調節装置
JPH1185206A (ja) プロセス制御装置
JPS6337599B2 (ja)
JPH07311601A (ja) 2自由度pid調節装置
JP2001312301A (ja) 制御装置
KR100219720B1 (ko) 서보 시스템의 공진 보상 장치 및 방법
JPS61128303A (ja) 比例積分装置
JPS60218104A (ja) 制御装置
JPS629406A (ja) プロセス制御装置
SU1173390A1 (ru) Самонастраивающа с система автоматического управлени дл объектов с запаздыванием
SU1257612A1 (ru) Адаптивна система управлени
JPH05333196A (ja) 原子炉水位制御装置
JPS6322324B2 (ja)
JPH04336301A (ja) 逆システムによるフィードフォワード制御装置