JPH0235501A - ファジィ制御方式 - Google Patents

ファジィ制御方式

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JPH0235501A
JPH0235501A JP18461188A JP18461188A JPH0235501A JP H0235501 A JPH0235501 A JP H0235501A JP 18461188 A JP18461188 A JP 18461188A JP 18461188 A JP18461188 A JP 18461188A JP H0235501 A JPH0235501 A JP H0235501A
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fuzzy control
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穣 飯野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は、複雑、且つあいまいな制御則をファジィルー
ルで表現し、それに基づいて制御を行うファジィ制御方
式に関する。
(従来の技術) 大規模で複雑なプロセス、或いは非線形性や時変性の強
い10セスの制御においては、通常よく用いられるPI
Dコントローラよりも、そのプロセスを熟知したオペレ
ータによるマニュアル操作の方が優れた制御ができるこ
とがある。そこで、近年、オペレータがプロセス状況を
主観的、感覚的に判定した結果(即ち、大きいとか、小
さいとか、中位とか、或いは高いとか、低いとか、の判
定結果)、つまり、ファジィ集合を用い所定の制御規則
に従ってファジィ推論演算を行い、その結果を制御出力
として用いるファジィ制御方式が提案されている(例え
ば、日本自動制御協会発行[システムと制御J VOL
、28.No、7゜P442〜446.1984)。
一般に、ファジィ制御はプロセス制御アルゴリズムを、
制御するためのプロセスの状態に関する情報x、yと、
制御対象への入力(操作量)Zのあいまいな関係として
記述するものである。例えば、 if X is  small 、 and  y i
s  big 、 thenZ   iS  medi
um tf X is  big 、 and  y is 
 medium、 thenisbig のように、制御アルゴリズムは1f−then形式のフ
ァジィ制御規則で表される。規則の1t・・・の部分は
前件部、 then・・・の部分は後件部と呼ばれる。
また、変数X、Vは入力、lは出力であり、small
 、 biqはX、yなどがとるファジィ値(ファジィ
変数)で、ファジィ集合を意味するメンバーシップ関数
で表される。
第7図は従来のファジィ方式を示すブロック図である。
この図に示すように、ファジィ制御演算部1は、目標値
r(k)と制御対象2の出力である制御量y(t)との
制御偏差e(k)に対して、所定の制御規則に従ってフ
ァジィ推論演算を行い制御対象2の入力となる操作量U
(k)を出力し、0次ホールダ3により連続信号U(t
)に変換して制御対象2に入力する。尚、4は制御量y
(t)を離散時間信号に変換するサンプラである。
前記したファジィ制御方式では、目標値r(k)と制御
my(t)との差、即ち制御偏差e(k)のみに基づい
て操作10 (k、)を定めており、制御対象2に加わ
った外乱による制御量y(t)の変動を抑える外乱抑制
と、制御1V(t)を目標値y(k)に追従させる目標
値追従との異なる制御動作を、1つのファジィ制御演算
部1で行っているので、外乱抑制性能と目標値追従性能
とを共に最適にできなかった。即ち、外乱抑制特性を最
適に調整すると目標値追従特性が振動的となり、逆に目
標値追従特性を最適にすると外乱抑制特性が甘くなる。
このように、従来のファジィ制御方式は、制御偏差のみ
に基づいて操作量を定めるという点で、通常のPID制
御方式に対応づけられる。つまり、通常のPID制御系
では、P(比例)、■(積分)、D(微分)の各要素の
ゲインは外乱抑制性能及び目標値追従性能の両方に係わ
るなめ、一方の性能が最適になるようにゲインを調整し
ても他方の性能は最適にならず、従って両方の性能を共
に最適化することができなかった。
(発明が解決しようとする課題) 前記したように、従来のファジィ制御方式では外乱抑制
特性と目標値追従特性とを独立に最適調整することがで
きない欠点があった。
本発明は上記した課題を解決する目的でなされ、外乱抑
制特性及び目標値追従特性を共に最適に調整することが
できるファジィ制御方式を提供しようとするものである
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前記した課題を解決するために本発明に係るファジィ制
御方式は、目標値と制御量との制御偏差に対し所定の制
御規則に従ってファジィ推論演算を行い、操作量の変化
分を求める積分形ファジィ制御演算部と、前記制御量の
1階差分、2階差分に対し所定の制御規則に従ってファ
ジィ推論演算を行い、操作量の変化分を求めるフィード
バック形ファジィ制御演算部と、前記目標値の1階差分
、2階差分に対し所定の制御規則に従ってファジィ推論
演算を行い、操作量の変化分を求めるフィードフォワー
ド形ファジィ制御演算部とを備え、前記各演算部から得
られた操作量の和を制御対象に入力する構成とした。
更に、前記ファジィ制御方式に、試験信号を発生する試
験信号発生器と、該試験信発生器から発生される試験信
号を前記目標値または操作量のいずれかに選択して加え
る切換手段と、前記試験信号を目標値及び操作量にそれ
ぞれ加えた時の制御応答特性を測定する制御応答特性観
測部と、前記切換手段で試験信号を目標値に加えた時に
は前記制御応答特性観測部から出力される制御応答特性
に基づいて前記積分形ファジィ制御演算部及びフィード
バック形ファジィ演算部のファジィルールに対するメン
バーシップ関数を調整し、前記切換手段で試験信号を操
作量に加えた時には前記制御応答特性観測部から出力さ
れる制御応答特性に基づいて前記フィードフォワード形
ファジィ演算部のファジィルールに対するメンバーシッ
プ関数を調整するメンバーシップ関数調整部とを備える
構成とした。
(作用) 本発明によれば、積分形ファジィ制御演算部では制御偏
差に基づいて操作量の変化分を求め、また、フィードバ
ック形ファジィ制御演算部では$制御量に基づいて操作
量の変化分を求め、更に、フィードフォワード形ファジ
ィi11御演算部では目標値に基づいて操作量の変化分
を求める構成により、積分形ファジィ制御演算部とフィ
ードバック形ファジィ制御演算部とによって外乱抑制性
能が決定され、更にフィードフォワード形ファジィ制御
演算部によって目標値追従性能が決定されるため、外乱
抑制性能及び目標値追従性能を独立して調整することが
できる。
また、試験信号発生器から発生される試験信号を操作量
と目標値にそれぞれ切換えて加え、この時の制御応答特
性を制御応答特性観測部で観測し、メンバーシップ関数
調整部により前記制御応答特性に応じて各ファジィ側御
演算部のファジィルールに対するメンバーシップ関数を
調整することによって、外乱抑制特性、目標値追従特性
が共に最適になるように調整される。
(実施例) 以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する
第1図は本発明に係るファジィ制御方式を示すブロック
図である。この図に示すように、10はフィードフォワ
ード形ファジィ制御演算部(以後、FF形ファジィ制御
演算部という)、11は積分形ファジィ制御演算部、1
2はフィードバック形ファジィ制御演算部(以後、FB
形ファジィ制御演算部という)、13は制御対象である
。そして、制御対象13の出力である制御量y(t>を
サンプラ14により離散時間信号y(k)に変換し、更
に、目標値r(k)と制御量y(k)との制御偏差e(
k)を求める。目標値r(k)、I!I御偏差e(k)
、制御Jiy(k)は、それぞれFF形ファジィ制御演
算部10.積分形ファジィ制御演算部11.FB形ファ
ジィ制御演算部12に入力される。FF形ファジィ制御
演算部10.積分形ファジィ制御演算部11.FB形フ
ァジィ制御演算部12はそれぞれ入力される目標値r(
k)。
制御偏差e(k)、制御量y(k)に対し、後述する所
定の制御規則に従ってファジィ推論演算を行い、それぞ
れ操作量UFF  (k )、 UI NT(k )、
 UFB  (k )を出力する。
ここで、FF形ファジィ制御演算部10.積分形ファジ
ィ制御演算部11.FB形ファジィ制御演算部12のフ
ァジィ集合(即ち、メンバーシップ関数)による制御則
について説明する。
FF形ファジィ制御演算部10では目標値r(k)の1
階差分Δr(k)と2階差分A2r(k)は、△r  
(k )=r  (k ) −r  (k−1>  −
(1)△2r(k)=△r  (k ) −△r  (
k−1>・・・(2) となる。また、同様にFB形ファジィ演算部12では制
御量y(k)の1階差分Δy(k)と2階差分Δ2y(
k)は、 △V (k )=V  (k ) −V (k−1> 
 ・・・(3)Δ2y(k)=△V(k)−Δl/(k
−1>・・・(4) となる。尚、積分形ファジィ制御演算部11では制御偏
差e(k)に対してファジィ演算される。
(1)、 <2>、 <3>、 (4)式で求められる
ファジィ変数は、第4図に示すような5段階のメンバー
シップ関数NB (Negative Bib) i 
、 NS (Neaative Small) i 、
 20 (Zero ) i 、 PS (Posit
iveSmall) i 、 PB (PoSitiv
e Big) i  (i =1゜2・・・)で表現さ
れる。ここで添字iは、それぞれe  (h>、Δy 
 (k)、△2V  (k)、△r  (k)、Δ2r
(k)に個別に対応するメンバーシップ関数であること
を示している。
また、FF形フイジイ制御演算部10.積分形ファジィ
制御演算部11.FB形ファジィ制御演算12からの各
操作量変化分ΔUFF、ΔUIN丁、ΔUF8に対して
は、例えば△UIN丁では第5図に示すような5段階の
メンバーシップ関数NBI NT 、NSI NT 、
 Zol NT 、Psi NT、PBINTで表現さ
れる。尚、ΔUFF、ΔUFBも同様のメンバーシップ
関数で表現される。
そして、例えば、積分形ファジィ制御演算部11の操作
量変化分ΔUINTに対するメンバーシップ関数は、例
えば、NBINTに対応する場合、・・・(5) で与えられる。以下、U ?NT  (X) 、 U 
?:T(X)。
UINT (X)、 U rst (X)も同様である
。ただし、(5)式において、パラメータαは積分形フ
ァジィ制御演算部11のゲインに相当し、通常のPID
ilJllf系の積分時間の逆数に相当するものである
尚、(5)式において、x□は、ファジィ集合NBのメ
ンバーシップ関数の中心値を与えるものであり、各メン
バー関数の中心値は、例えば、X0=−2,0 Xo  =−1、0 Xps=   0.0 xQ=t、。
Xo=2.0 で与えられる。
また、FB形ファジィ制御演算部10.FF形ファジィ
制御演算部12の各操作量変化分へ〇FFに対するメン
バーシップ関数も(5)式と同様に、(以下余白) で与えら八る。以下、(6)式でu::(x)、u会(
×)。
U ::(X) 、 U ;H(x)も同様であり、(
7)式でUPP(X)、 U ::(X)、 U p:
(x)、 U F:(X)も同様である。ココで、(6
)式において、パラメータβはFB形ファジィ制御演算
部12のゲインに相当し、(7)式において、パラメー
タγはFF層形ファジィ制御演算10のゲインに相当す
る。
第6図(a)、 (b)、 (C)は、それぞれFF形
77’シイ制御演算部10.積分形ファジィ制御演算部
11゜FB形ファジィ制御演算部12のルールテーブル
を示す図である。この図に示す各ルールテーブルによっ
て、FF層形ファジィ制御演算10.積分形ファジィ制
御演算部11.FB形ファジィ制御演算部12は、それ
ぞれ複数の1f−then形式のファジィ制御規則で表
わされる。
つまり、FB形ファジィ制御演算部12の場合、例えば
、 ルール1:if(ΔV  (k ) 1sPB2 an
dΔ2V(k ) isP B3 ) then (Δ
Upa(k)isNBps) 積分形ファジィ制御演算部11の場合、例えば、ルール
1 : If (e  (k ) tsPst ) t
hen (ΔU(k ) isP 5INT> FF層形ファジィ制御演算10の場合、例えば、ルール
1:if(Δr  (k ) 1sPB4 andΔ2
r(k ) isP B5 ) then (ΔUpp
(k)fsPBpp) となる。尚、前記した各ルール1で、PB2 、 PS
l 、PB4は条件部におけるメンバーシップ関数、N
BPB、PStsT、PBFFは結論部である。
このように、前記した各ルール群による制御則に従って
、FF層形ファジィ制御演算10.積分形ファジィ制御
演算部11.FB形ファジィ制御演算部12の各操作量
Upp (k ) 、 UINT  (k ) 。
uFn(k)を決定する。決定の方法は、例えば、日本
自動制御協会発行「システムと制御」(■OL、28.
NO,7,P442〜446.1984)の論文に記載
されている。この論文に記載されている方法により各操
作量Upp(k)。
UINT  (k ) 、 UPI (k )を求める
と、例えば、FB形ファジィ制御演算部12のルール1
の場合、Δy(k)、Δ2V(k)の値を求め、条件部
のPB2及びPB3に相当するメンバーシップ関数の値
U+(Δy)、U2(Δ2y)の値のうち小さい方をと
り、結論部のNBFBに対応するメンバーシップ関数U
嬰:(X)に掛ける。
即ち、この時の推論結果をUPI(1)  (X )と
すると、 七:+t+ (X) =U::(X) Xttlin 
(Ur” (AV )、u、;B(△2y)) ・・・(8) となる。
以下、ルール2.ルール3・・・の場合も(8)式と同
様にしてmin演算を行い、全てのルールの結論部のメ
ンバーシラ1関数を求める。そして、それらのメンバー
シップ関数を重ね合わせた包絡線によるメンバーシップ
関数の重心をΔupa(k)とすると、 UPB (k ) =UPB (k −1) +へ〇P
B (k )       −(9)となる。
そして、積分形ファジィ制御演算部11.FF形ファジ
ィ制御演算部10も前記同様にして、メンバーシップ関
数の重心△UINT、△Upp(k)と操作量UINT
  (k ) 、 Upp (k )を求め、FF層形
ファジィ制御演算10.積分形ファジィ制御演算部11
.FB形ファジィ制御演算部12から出力される各操作
量Upp (k ) 、 Ur+rt  (k ) 。
upR(k)を加算する。加算された操作量をU(k 
”)とすると、 U (k ) =Upr (k ) +UINT  (
k ) +Upa (k )         =41
゜)となり、0次ホールダ15により連続信号U(t)
に変換した後、操作量として制御対象13へ入力される
このように本発明のファジィ制御方式では、FF層形フ
ァジィ制御演算10により目標値追従特性を、積分形フ
ァジィ制御演算部11.FB形ファジィ制御演算部12
により外乱抑制特性をそれぞれ独立して最適に調整する
ことができる。
第2図は本発明の他の実施例に係るファジィ制御方式を
示すブロック図である。
本例では2自由度形ファジィ制御演算部16内に、前記
したFF層形ファジィ制御演算10.積分形ファジィ制
御演算部11.FB形ファジィ制御演算部12を設けた
構成である。本例では、前記実施例と同様にしてFF層
形ファジィ制御演算10、積分形ファジィ制御演算部1
1.FB形ファジィ制御演算部12の各ファジィルール
から結論部のメンバーシップ関数を求め、2自由度形フ
ァジィ制御演算部16により、それらのメンバーシップ
関数のすべてを重ね合わせた包絡線によるメンバーシッ
プ関数の重心ΔU(k)を求める。
このようにして求めた操作ff1U (k )は、U 
(k )=U (k−1)+ΔU(k)  ・・・(1
1)となり、O次ホールダ15により連続信号U(t)
に変換した後、操作量として制御対象13へ入力される
第3図は本発明の請求項2に係るファジィ制御方式を示
すブロック図である。
本例は、第1図又は第2図に示したファジィ制御方式(
図では第2図のファジィ制御方式)に、試験信号(例え
ばステップ信号)d(k)を発生する試験信号発生器1
7と、試験信号d(k)を目標値r(k)または操作1
U(k)に切換えて加える切換スイッチ18と、試験信
号(f(k)を目標値r(k)及び操作量U(k)に切
換えて加えた時の制御応答からオーバーシュート量、減
衰量、振動周期、立ち上り時間、整定時間等を測定する
制御応答特性観測部19と、2自由度形ファジィ制御演
算部16内のFF層形ファジィ制御演算10.積分形フ
ァジィ制御演算部11.FB形ファジィ制御演算部12
の各ファジィルールにおけるメンバーシップ関数を調整
するメンバーシップ関数調整部20とが備えられている
。そして、試験信号発生器17.切換スイッチ18.制
御応答特性観測部19.メンバーシップ関数調整部20
で構成されるオート・チューニング・コントローラによ
り、積分形ファジィ制御演算部11.FB形ファジィ制
御演算部10.FB形ファジィ制御演算部12の各ゲイ
ンに相当するパラメータα。
β、γ(<5)、 <7>、 (8)式参照)が調整さ
れる。
調整の手順としては、先ず、切換スイッチ18を操作量
U (k )側に切換えて試験信号発生器17から発生
される試験信号d(k)を操作量U(k )に加える。
そして、この時の制御偏差e(k )の応答を外乱抑制
応答として測定し、制御応答特性観測部19にて外乱抑
制性能を評価し、その結果に基づいてメンバーシップ関
数調整部20のファジィルールに従い、積分形ファジィ
制御演算部11のパラメータα及びFB形ファジィ制御
演算部12のパラメータβを決定する。
決定の方法としては、例えば、“計測自動制御学会論文
集” (VOL、24.NO,2,昭和63年2月、P
P191〜197)に記載されている方法を用いる。つ
まり、試験信号d(k)を操作量U(k)に加えた時の
制御応答から、オーバシュート量、減衰率、振動周期、
立ち上り時間。
整定時間等の特@量を制御応答特性観測部1つで測定し
て、メンバーシップ関数調整部20により所望の値との
差に対し、if・・・then・・・形ファジィルール
によってパラメータα、βの修正量△α、Δβを求める
と、調整後のパラメータα(new ) 。
β(new)は、 α(new ) =α+Δα  ・・・(Φβ(new
)=β+Δβ  ・・・a)となる。上記した調整動作
は、1回から数回性われる。
次に、切換スイッチ18を目標値r(k)側に切換えて
試験信号発生器17から発生される試験信号d(k)を
目標値r(k)に加える。そして、この時の制御偏差e
(k)の応答を目標値追従応答として測定し、制御応答
特性観測部1つにて目標値追従性能を評価し、そに結果
に基づいてメンバーシップ関数調整部20のファジィル
ールに従い、FF層形ファジィ制御演算10のパラメー
タγを決定する。決定の方法は前記同様にして行い、パ
ラメータγの修正量Δγを求めると調整後のパラメータ
γ(new)は、 γ(new ) =γ+Δγ  ・・・(至)となる。
このように、試験信号発生器17.切換スイッチ18.
制御応答特性観測部19.メンバーシップ関数20で構
成されるオート・チューニング・コントローラにより、
FF層形ファジィ制御演算10、積分形ファジィ制御演
算部11.FB形ファジィ制御演算部12の各メンバー
シップ関数(即ち、パラメータα、β、γ)を制御性能
に応じて最適に調整することができる。
尚、前記オート・チューニング・コントローラによるF
F層形ファジィ制御演算10.積分形ファジィ演算部1
1.FB形ファジィ制御演算部12の各メンバーシップ
関数の最適調整は、制御系のスタートアップ時に限らず
、制御特性に変動があった場合にも行うことができる。
[発明の効果]゛ 以上、実施例に基づいて具体的に説明したように本発明
に係るファジィ制御方式では、外乱抑制特性及び目標値
追従特性をそれぞれ独立して最適に調整することができ
る。
また、各ファジィ制御演算部のメンバーシップ関数を制
御性能に応じて最適に調整することができるので、制御
対象の動特性が変わった時や制御対象をとりまく環境が
変化した場合でも外乱抑制及び目標値追従特性が共に最
適になる様に調整できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るファジィ制御方式を示すブロック
図、第2図及び第3図はそれぞれ本発明の他の実施例に
係るファジィ制御方式を示すブロック図、第4図はe 
 (k)、△y  (k)、△2V(k)、Δr  (
k)、Δ2r  (k)に対するメンバーシップ関数を
示す図、第5図は△UIN工に対するメンバーシップ関
数を示す図、第6図<a)、 (b)(C)はそれぞれ
1f−then形のファジィルールテーブルを示す図、
第7図は従来のファジィ制御方式を示すブロック図であ
る。 10・・・FF形ファジィ制御演算部 1・・・積分形ファジィ制御演算部 2・・・FB形ファジィ制御演算部 3・・・制御対象 6・・・2自由度形ファジィ制御演算部7・・・試験信
号発生器 8・・・切換スイッチ 9・・・制御応答特性観測部 0・・・メンバーシップ関数調整部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1.  (1)目標値と制御対象の制御量に基づいて操作量を
    出力する制御方式において、目標値と制御量との制御偏
    差に対し所定の制御規則に従ってファジィ推論演算を行
    い、操作量の変化分を求める積分形ファジィ制御演算部
    と、前記制御量の1階差分、2階差分に対し所定の制御
    規則に従つてファジィ推論演算を行い、操作量の変化分
    を求めるフイードバック形ファジィ制御演算部と、前記
    目標値の1階差分、2階差分に対し所定の制御規則に従
    つてファジィ推論演算を行い、操作量の変化分を求める
    フィードフォワード形ファジィ制御演算部とを備え、前
    記各演算部から得られた操作量の和を制御対象に入力す
    ることを特徴とするファジィ制御方式。
  2.  (2)目標値と制御対象の制御量に基づいて操作量を
    出力する制御方式において、目標値と制御量との制御偏
    差に対し所定の制御規則に従ってファジィ推論演算を行
    い、操作量の変化分に対応するメンバーシップ関数を求
    める積分形ファジィ制御演算部と、前記制御量の1階差
    分、2階差分に対し所定の制御規則に従ってファジィ推
    論演算を行い、操作量の変化分に対応するメンバーシッ
    プ関数を求めるフィードバック形ファジィ制御演算部と
    、前記目標値の1階差分、2階差分に対し所定の制御規
    則に従ってファジィ推論演算を行い、操作量の変化分に
    対応するメンバーシップ関数を求めるフィードフォワー
    ド形ファジィ制御演算部とを備え、前記各演算部から得
    られた各メンバーシップ関数を重ね合わせた包絡線のメ
    ンバーシップ関数の重心から操作量の変化分を求め、さ
    らに操作量を求めて制御対象に入力することを特徴とす
    るファジィ制御方式。
  3.  (3)第1項、第2項記載のファジィ制御方式におい
    て、試験信号を発生する試験信号発生器と、該試験信号
    発生器から発生される試験信号を前記目標値または操作
    量のいずれかに選択して加える切換手段と、前記試験信
    号を目標値及び操作量にそれぞれ加えた時の制御応答特
    性を測定する制御応答特性観測部と、前記切換手段で試
    験信号を目標値に加えた時には前記制御応答特性観測部
    から出力される制御応答特性に基づいて前記積分形ファ
    ジィ制御演算部及びフィードバック形ファジィ演算部の
    ファジィルールに対するメンバーシップ関数を調整し、
    前記切換手段で試験信号を操作量に加えた時には前記制
    御応答特性観測部から出力される制御応答特性に基づい
    て前記フィードフォワード形ファジィ演算部のファジィ
    ルールに対するメンバーシップ関数を調整するメンバー
    シップ関数調整部とを備えたことを特徴とするファジィ
    制御方式。
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