JPH0511811A - 逆関数発生器によるフイードフオワード装置 - Google Patents

逆関数発生器によるフイードフオワード装置

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JPH0511811A
JPH0511811A JP15867791A JP15867791A JPH0511811A JP H0511811 A JPH0511811 A JP H0511811A JP 15867791 A JP15867791 A JP 15867791A JP 15867791 A JP15867791 A JP 15867791A JP H0511811 A JPH0511811 A JP H0511811A
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JP
Japan
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inverse function
characteristic model
function generator
control
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JP15867791A
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Toshikatsu Fujiwara
敏勝 藤原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既知外乱を充分考慮して良好な制御特性を確
保し得る逆関数発生器によるフィードフォワード装置を
提供する。 【構成】 非線形なプロセス制御対象部1の静特性モデ
ル13から操作量10(u)の先行信号を求めるように
したもので、この場合に、既知外乱11(x,w)のす
べての値を、逆関数を求める際に取込み、これら既知外
乱11(x,w)の制御量2(y)への影響を低減する
ようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は逆関数発生器によるフィ
ードフォワード装置に関し、特にプロセス製品の各制御
に適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】図2はプロセス制御対象部とその制御系
の代表例を示すブロック線図である。同図に示すよう
に、プロセス制御対象部1の出力である制御量2(y)
は、目標値3(r)と減算器4で比較され、制御偏差5
(ε)を演算する。制御偏差5は比例積分動作調節器
(以下、PI調節器)6に入力され、その出力7
(u″)は、後述する係数器12の出力8(u0 )と加
算器9で加算されて操作量10(u)となる。この操作
量10がプロセス制御対象部1の入力となる。このと
き、プロセス制御対象部1の既知外乱11としては、例
えばxとwとが考えられる。
【0003】図2に示す従来技術においては、既知外乱
11の制御量2への影響を極力小さくするために、既知
外乱11のうちのwのみを入力した係数器12を設けて
おり、その出力8(u0 )を加算器9の一端に加えるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来技術に
おいては、代表となる既知外乱11の例えばwのみを使
って補正値である出力u0 を求め、この出力u0 を出力
u″に加算してプロセス制御対象部1に加えていたた
め、考慮していない他の既知外乱による影響を抑えるこ
とができず、充分な制御特性が得られないという欠点が
あった。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
既知外乱を充分考慮して良好な制御特性を確保し得る逆
関数発生器によるフィードフォワード装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】上記目的を達成する本発明の構成は、
【0007】操作量uが入力されたプロセス制御対象部
から出力される制御量yと、目標値rとの差である制御
偏差εを求め、この制御偏差εを比例積分動作調整器で
比例積分演算した出力u″と、既知外乱による制御量y
への影響を小さくすべく、補償器である逆関数発生器か
ら出力される出力u0 とを加算して前記操作量uとする
制御装置において、前記プロセス制御対象部は、その入
出力特性が非線形であり、前記逆関数発生器は、プロセ
ス制御対象部の静的な制御量、操作量及び既知外乱の関
係を表わす静特性モデルと、この静特性モデルの出力信
号である推定された静的な制御量を目標値に近づけるた
めの閉ループ系と、閉ループ系のゲインkに対し−1/
kのゲインとなっており静特性モデルに対し平行に接続
された係数器とを有することを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成の本発明によれば、プロセス制御対象
部の静特性モデルから操作量の先行信号を求めることが
できる。しかも、この場合に、既知外乱の全ての値は逆
関数を求める際に取り込むことができるので、この既知
外乱の制御量への影響を低減し得る。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。なお、従来技術と同一部分には同一符号を付し
て重複する説明は省略する。
【0010】図1に示すように、プロセス制御対象部1
を模擬した静特性モデル13は既知外乱11と補償器で
ある逆関数発生器Iの出力8(u0 )を入力とし、静的
な制御量の推定値14(y0 )を出力する。このときプ
ロセス制御対象部1の操作量10(u)は逆関数発生器
Iの出力8(u0 )とPI調節器6の出力7(u″)を
加算器9で加算して得られる。係数器15は、静特性モ
デル13と並列に配設してあり、その入力として出力8
(u0 )を入力して係数(−1/k )を乗じ、出力16と
して送出する。この出力16は静特性モデル13の出力
である静的な制御量の推定値14(y0 )と加算器17
で加算される。加算器17の出力は、減算器18で目標
値3(r)と比較されて誤差19(δ)となる。誤差1
9(δ)は係数器20により係数(k)を乗じ、出力8
(u0 )となる。このときの係数(k)は調整用パラメ
ータで、試行誤差により求める。
【0011】上記本実施例では、非線形なプロセス制御
対象部1を非線形な数式モデルで表現し、その非線形な
数式モデルを使い、既知外乱のすべての信号を取込むこ
とによって、プロセスの制御量の変動を極力抑えるよう
な信号を算出し、プロセスの操作量信号の一部として供
給することができる。
【0012】さらに詳言すると、まず、静特性モデル1
3で制御量10(u)を推定し、その推定値14
(y0 )をたえず目標値3(r)に近づけるための閉ル
ープ系を構成しており、その際に、静特性モデル13と
並列に係数器15を配置し、双方の出力を加算した値を
目標値に近づける。この結果、既知外乱11(x,w)
がプロセス制御対象部1に加わった場合の制御量2
(y)の変動を抑えることができる操作量10(u)が
得られる。
【0013】なお、静特性モデル13と並列に配置した
係数器15の係数値は閉ループ系のゲイン(k)の逆数
であり、しかも符号を反転させた値とする。
【0014】上述の如き本実施例の作用を数式を用いて
表現すると次の通りとなる。
【0015】制御量の静的な推定値14(y0 )は次式
で表わせるとする。 y0 =g(u0 ,x,w) (1) ここで、u0 は逆関数発生器Iの出力で、x,wは既知
外乱を意味する。
【0016】つぎに、数式モデル上で閉ループ系を構成
することにより次式を得る。 δ=r−{g(u0 ,x,w)−1/k u0 } (2) u0 =kδ (3) ここで、δは誤差を意味し、kおよび−1/kは係数器
20,15のパラメータである。
【0017】したがって、(2)式と(3)式より、次
の関係を得る。 1/k u0 =r−g(u0 ,x,w)+1/k u0 (4) すなわち、 r=g(u0 ,x,w)=y0 (5) となり、y0 がrに一致する。
【0018】したがって、ここで得られたu0 を逆関数
発生器Iの出力として、出力7(u″)に加えれば制御
性の改善が図られる。
【0019】
【発明の効果】以上実施例とともに具体的に説明したよ
うに、本発明によれば次の効果を得ることができる。
(1)非線形の数式モデルで補償器である逆関数発生器
を形成し、かつ既知外乱の信号をすべて取込み、既知外
乱の制御量への影響を抑えるような操作量修正信号が算
出できるため、制御性能の向上を計ることができる。
(2)逆関数を直接求めるものではないので、計算処理
が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る逆関数発生器のブロック
図である。
【図2】従来の制御系を示すブロック図である。
【符号の説明】
I 逆関数発生器 1 プロセス制御対象部 2 制御量(y) 3 目標値(r) 4 減算器 5 制御偏差(ε) 6 PI調節器 7 PI調節器の出力(u″) 8 逆関数発生器の出力(u0 ) 9 加算器 10 操作量(u) 11 既知外乱(x,w) 12 係数器 13 プロセスを模擬した静特性モデル 14 静的な制御量推定値(y0 ) 15 係数器 16 係数器の出力 17 加算器 18 減算器 19 誤差(δ) 20 係数器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 操作量uが入力されたプロセス制御対象
    部から出力される制御量yと、目標値rとの差である制
    御偏差εを求め、この制御偏差εを比例積分動作調整器
    で比例積分演算した出力u″と、既知外乱による制御量
    yへの影響を小さくすべく、補償器である逆関数発生器
    から出力される出力u0 とを加算して前記操作量uとす
    る制御装置において、 前記プロセス制御対象部は、その入出力特性が非線形で
    あり、 前記逆関数発生器は、プロセス制御対象部の静的な制御
    量、操作量及び既知外乱の関係を表わす静特性モデル
    と、この静特性モデルの出力信号である推定された静的
    な制御量を目標値に近づけるための閉ループ系と、閉ル
    ープ系のゲインkに対し−1/kのゲインとなっており
    静特性モデルに対し平行に接続された係数器とを有する
    ことを特徴とする逆関数発生器によるフィードフォワー
    ド装置。
JP15867791A 1991-06-28 1991-06-28 逆関数発生器によるフイードフオワード装置 Withdrawn JPH0511811A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002235422A (ja) * 2001-12-21 2002-08-23 Ig Tech Res Inc Alc版の建物外壁の改修装置
JP2004013511A (ja) * 2002-06-06 2004-01-15 Toshiba Corp プロセス制御装置
JP2017208012A (ja) * 2016-05-20 2017-11-24 三菱重工業株式会社 制御装置、水中航走体、制御方法およびプログラム

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Effective date: 19980903