JPS6287334A - プレキユア−トレツド製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はプレキュア−トレッド製造方法、特に、更生タ
イヤの製造に用いるバフ済のプレキュア−トレッドの製
造方法に関する。

（従来の技術） 従来のプレキュア−トレンド製造方法は、例えば、次に
のべる２つの方法がある。プレキュア−トレッドを製造
する際、まず、未バフプレキュア−トレッド３１（以下
、単に未バフトレッドという）を準備する。未バフトレ
ッド３１は、第４図および第５図に示すように、前加硫
したゴムからなりその表部３１ａの全長に渡って凹凸状
で、かつ、凸状の陵部３２の周囲を凹状の溝部３３で囲
んだいわゆるブロックパターンを有している。未バフト
レッド３１をバフする（ここにバフするとは、ゴムの表
部を削り取り、新しいゴム面を出すことをいう。

以下同じ）トレンドバフ装置３５は、第６図に示すよう
に、通常のものであり、未バフトレッド３１をその上に
置き、その前後方向（図には矢印Ａにて示している）に
移動できる移動台３６と、移動台３６から上方に離隔し
上下方向（図には矢印Ｂにて示している）に移動し、未
バフトレッド３１に押え圧を加えることができ、下部の
押えロール３７と上部の駆動ロール（図には示されてい
ない）との間を矢印Ｃの方向に回転するベルトサンダー
３８と、を備えている。３９はバフ作業を保護するガー
ドである。

まず、ベルトサンダー３８により一定の押え圧を加える
従来の第１の方法について説明する。

未バフトレッド３１は移動台３６上に表部３１ａを下側
にして置かれ、移動台３６の移動に伴って、−緒に前後
方向（図の左右方向）に所定回数片は往復移動する。未
バフトレッド３１は、前方に前進（図では左方への移動
を示す）するとき、ベルトサンダー３８の回転方向に逆
行して前進するよう設定されている。この際、未バフト
レンド３１の裏面３１ｂはベルトサンダー３８の回転と
押えロール３７の押え圧によりバフされる。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、未バフトレンド３１を両末端３１ｃまで
完全にバフしようとすると、前端部３１ｄおよび後端部
３１ｅが中央部３１ｆより薄くなるという問題点がある
。また、未バフトレンド３１が、ブロックパターン、そ
れも特に比較的細かいブロックパターンの場合、未バフ
トレンド３１の前端部３１ｄが横方向の横溝部３３ａに
おいて欠けて落ちるという問題点もある。

これらは次に述べる理由による。未バフトレンド３１の
裏部３１ｂをバフするに際し、未バフトレッド３１はベ
ルトサンダー３８の回転方向に逆行するように前進する
。また、ブロックパターンの未バフトレッド３１は陵部
３２の前後に横方向の横溝部３３ａを有し、横溝部３３
ａの厚さＤ３３は未バフトレッドの全厚さＤ３１より薄
り、長手方向の剛性が弱い。

したがって、未バフトレッド３１がベルトサンダー３８
の下端３８ａの下側に導入される際に、前端部３１ｄが
はね上げられて、ベルトサンダー３８とガード３９との
間にかみ込まれ前端部３１ｄの陵部３２すなわちブロッ
クがもぎ取られる。

そこで、これらの問題点を解消するために、未バフトレ
ッド３１をバフするに際し、ベルトサンダー３８の押え
ロール３７の押え圧を変化する第２の方法が取られてい
る。

次に、押え圧を変化する従来の第２の方法について説明
する。

これは、未バフトレッド３１が往復移動して、その前端
部３１ｄおよび後端部３１ｅがベルトサンダー３８の下
方に導入される際、押え圧を零すなわち押えないか、ま
たは非常に小さな押え圧とし、未バフトレッド３１の途
中から所定の押え圧にして裏部３１ｂをバフする方法で
ある。この方法においては、前端部３１ｄは前進すると
きはバフされず、後進するときのみバフされる。同様に
後端部３１ｅは後進するときはバフされず、前進すると
きのみバフされる。しかしながら、この場合にも、ベル
トサンダー３８の押え圧を変化するため、ベルトサンダ
ー３８を上下させる装置または人手のいずれかが必要に
なるという問題点がある。

また、前端部３１ｄおよび後端部３１ｅは往復時にいず
れか一方でしかバフされず、このため、裏部３１ｂの全
体を均一にバフするためには往復の回数が多くなるとい
う問題点がある。

また、前述の第１および第２の方法は、ともに、往復移
動するいずれにおいても、未バフトレッド３１は一度完
全にベルトサンダー３８の下端３８ａを通過してしまわ
ねばならず、裏部３１ｂ上を連続してバフすることがで
きず生産性が悪いという問題点もある。

そこで、本発明は未バフプレキュア−トレッドをバフす
るに際し、生産性を低下させずに、かつ、バフ済のプレ
キュア−トレッドの前端部および後端部が中央部より薄
くならず、さらに、欠は落ち　、ることも防止できるプ
レキュア−トレッド製造方法を提供することを目的とす
る。

（問題点を解決するための手段） 本発明に係るプレキュア−トレッド製造方法は、更生タ
イヤ用のプレキュア−トレッドを製造する方法において
、前加硫したゴムからなり表部に凹凸状のパターンを有
する未バフプレキュア−トレンド部および未バフプレキ
ュア−トレッド部の前端および後端に設けられ表部に平
坦な平面を有するゴムブロック部を有する未バフプレキ
ュア−トレッドシートを準備し、次いで、未バフプレキ
ュア−トレンドシートの裏部をその前後方向にバフし、
次いで、ゴムブロック部およびバフ済のプレキュア−ト
レッド部の前端部および後端部を切除してプレキュア−
トレッドを製造することを特徴としている。

また、ゴムブロック部は１０〜１００　ｍｍの長さが望
ましく、特に、未バフトレッドがリブパターンである場
合には１０〜３０開、ブロックパターンである場合には
４０〜６０ｍｍが好ましい。１０ｍｍ未満ではゴムブロ
ック部を設けた効果がなく　、１００　ｍｍを超えると
経済的でない。

（作　用） 未バフプレキュア−トレッドシート（以下、単に未バフ
トレッドシートという）は実際に必要な未バフトレンド
部とその前端および後端に表部に平坦な平面を有するゴ
ムブロック部とを有している。この未バフトレッドシー
トをバフするに際し、バフするベルトサンダーの押え圧
は一定とし、未バフトレンドシートは、前進するときは
、その前端からバフを開始し、次いで、必要な未バフト
レッド部のみを必要なだけ往復してバフすればよい。

バフ後においては、バフ済のプレキュア−トレッドシー
トの前端部および後端部すなわちゴムブロック部の一部
分は中央部より薄（なっているが、実際に使用するバフ
済のプレキュア−トレッド部はその前端部も後端部も薄
くなることはない。また、ゴムブロック部の表部は凹凸
のパターンのない平坦な平面で、かつ、十分な長さを有
しているので、長手方向の剛性は大きく、バフ済のプレ
キュア−トレッドシートの前端部および後端部がはね上
げられてベルトサンダーとガートとの間にかみ込まれて
欠は落ちることもないし、実際に使用するプレキュア−
トレンド部は欠は落ちることはない。また、押え圧は一
定でるのでバフするベルトサンダーを上下する装置ある
いは人手は不要である。さらに未バフトレッドシートの
全長をバフするのは、バフを開始する最初の前進時と最
後の後進時のみであり、無駄な往復がなく、バフする往
復の回数が多くなることもない。

さらにまた、バフする間には未バフトレッドシートの裏
部は≧ルトサングーの下端を通過してしまうこともなく
、したがって、未バフトレッドシートの裏部上を連続的
にバフでき、バフする時間が大幅に節約できる。

（実施例） 以下、本発明に係るプレキュア−トレッド製造方法の一
実施例を図面に基づいて説明する。

第１図および第２図は本発明に係るプレキュア−トレッ
ド製造方法を実施する際に用いる未バフトレッドシート
の平面図およびその■−■矢視断面図、第３図はプレキ
ュア−トレッド製造方法を実施するための装置の作動説
明図である。

まず、構成について説明する。第１図および第２図にお
いて、１は未バフトレッドシートであり、未バフトレッ
ドシート１　（全長３３００ｎ＋ｍ、厚さ２０ｍｌ１１
）は前加硫したゴムからなり表部３ａに凹凸状パターン
２を有する未バフトレッド部３および未バフトレッド部
３の前端３ｂおよび後端３Ｃ（図には示されていない）
に設けられ表部５ａに平坦な平面５ｂを有するシート状
のゴムブロック部５（長さ５０ＩＩＩＩＩＩ）を有して
いる。パターン２は溝部６または凹状の側肩部７により
周囲を囲まれた多数の凸状の陵部８を有する、いわゆる
ブロックパターンである。

第３図において、３５はトレッドバフ装置であり、トレ
ッドバフ装置３５は本発明に係るプレキュア−トレッド
製造方法を実施するための装置で、第６図に示したもの
と同じであり、同じ符号をつけ説明を省略する。

次に、本発明に係るプレキュア−トレッド製造方法を実
施して、更生タイヤ用のプレキュア−トレッドを製造す
る方法についてのべる。

まず、前述の未バフトレンドシート１を準備し、未バフ
トレッドシート１はトレッドバフ装置３５の移動台３６
上でベルトサンダー３８の下端３８ａから後方（図の右
側）に離隔して配置する。また、未バフトレッドシート
１の裏部１ａを上方に向け、かつ、未バフトレッド部３
の前端３ｂに設けられたゴムブロック部５ａを移動台３
６の前側３６ａ　（図の左側）に向け、また、未バフト
レッド部３の後端３Ｃに設けられたゴムブロック部５ｂ
を移動台３６の後側３６ｂに配置する。次いで、未バフ
トレッドシート１の裏部１ａを前後方向（図には矢印Ａ
にて示している）に所定回数（この実施例では３回）前
進、後進の往復移動をしてバフする。すなわち、移動台
３６を前方（図の左側）に移動させて未バフトレッドシ
ート１をベルトサンダー３８の下端３８ａの下側に導入
する。ベルトサンダー３８は僅かに押し上げられ、未バ
フトレッドシート１には押え圧が作用する。未バフトレ
ッドシート１は、前進および後進するとき、それぞれ、
ベルトサンダー３８の回転方向に逆行および順行して移
動しバフされる。この際、バフは未バフトレッドシート
１上で未バフトレッドシートおよびその前端３ｂおよび
後端３Ｃを僅かに過ぎた位置までなされ、最後には、バ
フ済のプレキュア−トレッドシート１′　（バフ済の部
材には符号に′をつけて区別する）はベルトサンダー３
Ｂの後方に移動される。

次いで、ゴムブロック部５およびバフ済のプレキュア−
トレッド部の前端部および後端部を切除して所定の長さ
のプレキュア−トレッドを製造する。

（効　果） 次に、プレキュア−トレンドの製造方法をかえて試験し
、本発明に係るプレキュア−トレッド製造方法の効果を
確認したので説明する。

試験は製造方法、用いたトレッドのパターン、バフ作業
条件を変えて比較例１〜４および実施例について行い、
製品の状況について調べた。これらの詳細については、
次表に示している。製造方法は従来の第１の方法、第２
の方法および本発明に係るプレキュア−トレッド製造方
法を用いた。

用いた未バフトレッド部のパターンは、ブロックパター
ンおよびタイヤ周方向に溝を有するリプパターンを用い
、これらの寸法は次表に示す組合せのものを用いた。こ
れらの未バフトレッドシートを用いて、バフの作業性お
よびプレキュア−トレッドの製品の状況について試験し
、その試験結果を次表の下部に示している。

（本頁、以下余白） 前表に示しているように、本発明に係るプレキュア−ト
レッド製造方法によれば、ベルトサングーの押え圧は初
めから押える一定の押え圧を用いたのに拘らず、バフの
往復回数は３回で少く、かつバフ作業が連続にできるの
でバフ時間が大幅に短縮できる。また、プレキュア−ト
レンドの前端部および後端部と中央部との厚さの差はな
く、かつ、ブロックパターンの場合においても、前端部
等の欠は落ちの発生のない、極めて優れた品質のプレキ
ュア−トレッドが製造でき、かつ、バフ作業の生産性が
極めて大幅に向上できる。

以上説明したように、本発明によれば、未バフプレキュ
ア−トレッドをバフするに際し、バフ済のプレキュア−
トレッドはその前端部および後端部を中央部より薄くす
ることもなく、均一な厚さを有し、かつ、欠は落ちるこ
とも防止できる。さらに、バフ作業の生産性を低下しな
いばかりか、むしろ連続的にバフ作業をすることができ
るので、極めて大幅な生産性の向上ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明に係るプレキュア−トレッ
ド製造方法を実施する際に用いる未バフプレキュア−ト
レッドシートを示す図であり、第１図はその平面図、第
２図は第１図のｎ−ｎ矢視断面図、第３図は本発明に係
るプレキュア−トレンド製造方法を実施するための装置
の作動説明図である。第４図および第５図は従来のプレ
キュア−トレッド製造方法を実施する際に用いる未バフ
プレキュア−トレッドを示す図であり、第４図はその平
面図、第５図は第４図のＶ−Ｖ矢視断面図、第６図は従
来のプレキュア−トレンド製造方法を実施するための装
置の作動説明図である。 １・・・・・・未バフプレキュア−トレッドシート、２
・・・・・・パターン、 ３・・・・・・未バフプレキュアートレッド部、５・・
・・・・ゴムブ０．２り部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）更生タイヤ用のプレキュアートレッドを製造する
   方法において、前加硫したゴムからなり表部に凹凸状の
   パターンを有する未バフプレキュアートレッド部および
   未バフプレキュアートレッド部の前端および後端に設け
   られ表部に平坦な平面を有するゴムブロック部を有する
   未バフプレキュアートレッドシートを準備し、次いで、
   未バフプレキュアートレッドシートの裏部をその前後方
   向にバフし、次いで、ゴムブロック部およびバフ済のプ
   レキュアートレッド部の前端部および後端部を切除して
   プレキュアートレッドを製造することを特徴とするプレ
   キュアートレッド製造方法。
2. （２）前記ゴムブロック部が１０〜１００ｍｍの長さを
   有する特許請求の範囲第１項記載のプレキュアートレッ
   ド製造方法。