JP2002086588A - 加硫済トレッド部材のバフ方法及び装置 - Google Patents

加硫済トレッド部材のバフ方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特にウイング付きトレッド部材について少な
い回数のバフ作業でバフ残しなく適正な粗削りができ、
装置のコンパクト化が図れる加硫済トレッド部材のバフ
方法及び装置を供する。 【解決手段】 トレッドパターンを形成した帯状の加硫
済トレッド部材3のベース面を粗削りするバフ方法にお
いて、加硫済トレッド部材3をベース面を上にして搬送
し、搬送途中の所定位置で加硫済トレッド部材3の両側
部3a,3aを盛り上げ、同所定位置で加硫済トレッド
部材3に両側部3a,3aに亘って回転するブラシ20を
上方から押し当てバフする加硫済トレッド部材3のバフ
方法及び装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレッドパターン
を形成した加硫済トレッド部材のベース面を粗削りする
バフ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】更生タイヤを形成するのに、加硫成型機
により表面にパターンが形成されて加硫成型された加硫
済トレッド部材を台タイヤに巻き付けて先端と後端を接
合し、加硫缶で加硫して更生タイヤを成型するプレキュ
ア方式(コールド更生方式)において、加硫済トレッド
部材は、台タイヤへの接着面であるベース面をバフして
表面のシリコンや溶剤を落すとともに表面を粗く仕上げ
ることで、セメントを塗布して台タイヤに貼付けたとき
の接着性を良くすることができる。
【0003】加硫済トレッド部材には、図8に示すよう
なベース面が一様に平坦な平トレッド部材01と図9に示
すような両側部にウイング部02a,02aを有してベース
面の両側が内側に湾曲したウイング付きトレッド部材02
がある。台タイヤがトロイダル状を有しているので、平
トレッド部材01よりウイング付きトレッド部材02の方が
台タイヤに馴染み易いため、近年ウイング付きトレッド
部材が増えている。
【0004】一般にバフは、トレッド部材をベース面を
上にして搬送し、搬送途中に設けられた回転ブラシを当
てることで実行しており、従来平トレッド部材の場合に
は、トレッド部材が搬送される途中に順次設けられたブ
ラシにより荒バフ,メインバフ,仕上げバフの3つのス
テージが実行され、ウイング付きトレッド部材の場合に
は、荒バフ,メインバフ,ウイングバフ,仕上げバフの
4ステージが設けられ順次実行される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来はバ
フステージが多いために、バフ設備そのものが大きくな
り、設備費が高くなり、設置スペースも広くとられる。
【0006】また平トレッド部材又はウイング付きトレ
ッド部材のいずれのトレッド部材にしても加硫成型時に
表面のトレッドパターン成型及びゴム質などによりベー
ス面に若干突条が形成されるが、特にウイング付きトレ
ッド部材の場合、ベース面を上にして搬送するときに図
10に示すように両側部のウイング部02a,02aが自重
により外側に倒れ、その影響でベース面の突条03がさら
に高く強調され、その凸量hが大きくなる。
【0007】例えば通常凸量hが1mmのウイング付きト
レッド部材であると、ウイング部が自重により外側に倒
れると2.3mm程度と大きくなり、また通常凸量hが0.7mm
のもので1.8mmと倍以上大きくなる。
【0008】そのためバフ時にまず突条04を削る必要が
あるためバフ効率が悪いとともに、ベース面をバフして
も図11に示すように突条03の近傍がバフ残り03aとな
って再バフを繰り返したり、ウイング部02aの倒れこみ
によりベース湾曲面が凹部に変形し同部分がバフ残り02
bとなり手作業によるバフが必要となる。
【0009】このように結局バフ作業が何回も繰り返さ
れて、時間と労力を有し、自動化を困難としている。本
発明は斯かる点に鑑みなされたもので、その目的とする
処は、特にウイング付きトレッド部材について少ない回
数のバフ作業でバフ残しなく適正な粗削りができ、装置
のコンパクト化が図れる加硫済トレッド部材のバフ方法
及び装置を供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するために、本請求項1記載の発明は、トレッドパ
ターンを形成した帯状の加硫済トレッド部材のベース面
を粗削りするバフ方法において、前記加硫済トレッド部
材をベース面を上にして搬送し、搬送途中の所定位置で
加硫済トレッド部材の両側部を盛り上げ、同所定位置で
前記加硫済トレッド部材に両側部に亘って回転するブラ
シを上方から押し当てバフする加硫済トレッド部材のバ
フ方法とした。
【0011】ベース面を上にして搬送される加硫済トレ
ッド部材の両側部を所定位置で盛り上げるので、ウイン
グ付きトレッド部材のウイングが外側に倒れるのを防止
して支え維持することができるため、ベース面の突条が
高くなることがなく、ベース湾曲面が凹部に変形するこ
ともない。したがってバフ時に突条を削る必要がなく突
条の近傍及びベース湾曲面にバフ残りが生じることがな
いので、自動化を容易にし少ない回数のバフ作業で適正
な粗削りができ、装置のコンパクト化が図れる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の加
硫済トレッド部材のバフ方法において、前記加硫済トレ
ッド部材の両側部の盛り上げは、前記加硫済トレッド部
材の両側部の下方に両外側方から楔形状のインサータを
挿入することにより実行されることを特徴とする。
【0013】加硫済トレッド部材の両側部の下方に両外
側方から楔形状のインサータを挿入することにより両側
部の盛り上げを行うので、必要に応じて簡単に両側部の
盛り上げを行うことができ、ウイング付きトレッド部材
のとき盛り上げ、平トレッド部材のときは盛り上げを行
わないように容易に使い分けることができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の加硫済トレッド部材のバフ方法において、前
記加硫済トレッド部材を搬送方向を反転して往復搬送
し、同じブラシで繰り返しバフすることを特徴とする。
【0015】加硫済トレッド部材の搬送途中に複数のス
テージを設け各ステージで順次バフが実行されるのとは
異なり、加硫済トレッド部材を往復搬送して同じブラシ
で繰り返しバフするので、バフ設備そのものが小さくコ
ンパクト化が図れ、設備費を低く抑え設置スペースも小
さくて済む。
【0016】請求項4記載の発明は、トレッドパターン
を形成した帯状の加硫済トレッド部材のベース面を粗削
りするバフ装置において、前記加硫済トレッド部材をベ
ース面を上にして搬送する搬送手段と、搬送途中の所定
位置で加硫済トレッド部材の両側部を盛り上げる盛上げ
手段と、同所定位置で加硫済トレッド部材に両側部に亘
って回転するブラシを押し当て粗削りする削り手段とを
備える加硫済トレッド部材のバフ装置である。
【0017】搬送手段による加硫済トレッド部材の搬送
途中で盛上げ手段により加硫済トレッド部材に両側部が
盛り上げられ、ウイング付きトレッド部材のウイングが
外側に倒れるのを防止して支え維持することができ、ベ
ース面の突条が高くなることがなく、ベース湾曲面が凹
部に変形することもない状態で、ベース面を削り手段の
ブラシが回転しながら粗削りするので、バフ残りを生じ
ることなく適正に効率良くバフ作業が実行され、装置自
体のコンパクト化が図れる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項4記載の加
硫済トレッド部材のバフ装置において、前記盛上げ手段
は、前記加硫済トレッド部材の両側部の下方に両外側方
から楔形状のインサータを挿入するものであることを特
徴とする。
【0019】加硫済トレッド部材の両側部の下方に両外
側方から楔形状のインサータが挿入され、両側部の盛り
上げを行うので、必要に応じて簡単に両側部の盛り上げ
ができ、ウイング付きトレッド部材のとき盛り上げ、平
トレッド部材のときは盛り上げを行わないように容易に
使い分けることができる。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項5記載の加
硫済トレッド部材のバフ装置において、前記インサータ
は、種々の楔形状のものを用意して前記加硫済トレッド
部材の側部の形状に適したインサータを選択して使用す
るか、またはインサータの位置を変えることで加硫済ト
レッド部材の両端部の盛り上げ方を変えることを特徴と
する。
【0021】種々の形状の加硫済トレッド部材に対して
楔形状の異なるインサータを選択して簡単に交換して使
用することができ、またはインサータの位置を変えるこ
とで加硫済トレッド部材の両端部の盛り上げ方を変え、
常に適正なバフ作業を効率良く行うことができる。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項4から請求
項6までのいずれかの項記載の加硫済トレッド部材のバ
フ装置において、前記回転するブラシは、概ね円筒形状
をなし、両側部が先端に向かって徐々に径を小さくして
いることを特徴とする。
【0023】回転ブラシの両側部の徐々に径を小さくし
ている形状により特にウイング付きトレッド部材の両側
のベース湾曲面を適正に効率良くバフすることができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図7に基づいて説明する。本実施の形
態のバフ装置1の全体外観図を図1に示す。
【0025】ローラコンベア2によりバフラインが構成
されており、このバフラインの途中にバフ装置1が配設
され、加硫済みのウイング付きトレッド部材3がローラ
コンベア2により搬送されてバフ装置1を通過する間に
バフが実行される。
【0026】バフ装置1は、バフ作業により生じる削り
屑が周囲に撒き散らされないようにカバー4で覆われて
いるとともに、吸塵装置を備えていて削り屑を吸引して
いる。
【0027】カバー4の内部のバフ装置1の構造を図2
に示す。前後のローラコンベア2,2間にベルトコンベ
ア11が介装されている。ベルトコンベア11は、無端状の
ベルト12が前後のローラ13,14間に架渡されるととも
に、ベルト12の上側を回動する部分は複数のガイドロー
ラ15により上方に幾らか膨らむように湾曲され、ベルト
12の下側を回動する部分は複数のガイドローラ16により
下方に大きく膨らむように湾曲している。
【0028】ベルト12の上側を回動する湾曲部分の最も
高い位置にある中央部の上方にブラシ20が昇降自在に設
けられており、同ブラシ20は回転軸21に多数の針金22が
植設されて概ね円筒状をなし両側部が先端に向かって徐
々に径を小さくしたテーパ形状をしている。
【0029】ブラシ20はベルト12の幅方向水平に指向し
て軸芯を中心に回転し、ブラシ20の幅長はウイング付き
トレッド部材3の幅長より大きい。図示されないモータ
によりブラシ20は正逆転駆動される。
【0030】ブラシ20の下方でベルト12の上側を回動す
る湾曲部分の中央部の左右に楔形状のインサータ31,32
が、互いに近づいたり離れたりするように左右水平方向
に摺動自在に設けられている。インサータ31,32は、共
に側面視で直角三角形状をなす同じ楔形状で楔状の先端
を互いの方に向けて左右対称な姿勢で配置されている。
【0031】図2においてはインサータ31,32がベルト
12を間にして左右に位置しており、同位置から互いに近
づく方向に摺動すると、図3に示すようにインサータ3
1,32の先細の先端がベルト12の下側に食い込むように
挿入される。左右のインサータ31,32の挿入により同位
置においてベルト12の左右側部が盛り上げられる。
【0032】したがってベルトコンベア11の回動するベ
ルト12は、その左右側部が盛上がり部12a,12aを形成
して左右のインサータ31,32を乗り越えていく。インサ
ータ31,32はベルト12が滑らかに乗り越えられるように
上面が若干上方に湾曲している。
【0033】ウイング付きトレッド部材3は、ベース面
を上にしてローラコンベア2により搬送され、ベルトコ
ンベア11に移行して搬送されると、中央位置でベルト12
の左右の盛上がり部12a,12aによりウイング付きトレ
ッド部材3の左右側部のウイング部3a,3aが外側に
倒れるのを防止して支え維持することができる。
【0034】斯かる加硫済トレッド部材3の上にブラシ
20が、回転しながら下降して図4に示すようにベース面
に接しベース面をバフすることができる。図4に示す状
態の要部断面図を図5に示す。
【0035】図5に示すように左右のインサータ31,32
の挿入により形成されたベルト12の左右盛上がり部12
a,12aがウイング付きトレッド部材3の左右ウイング
部3a,3aを支え倒れるのを防止している。斯かる形
状を維持されたウイング付きトレッド部材3の上側ベー
ス面に、左右側部がテーパしたブラシ20が回転しながら
適当な押圧力で圧接している。
【0036】ウイング付きトレッド部材3の左右ウイン
グ部3a,3aが支えられることで、前記したようにベ
ース面に形成された突条が強調されることがなく、凸量
hの増加はない。またベース湾曲面が凹部に変形するこ
ともない。
【0037】斯かる形状に維持されたウイング付きトレ
ッド部材3に対してブラシ20の形状が適切であると、バ
フが効果的に実行される。ウイング付きトレッド部材3
は、断面形状が図6に示す幅Wと高さHとで特定され、
9インチ及び10インチのウイング付きトレッド部材の幅
Wと高さHは同図6の表に示す通りである。
【0038】これに対してブラシは、図6に示すブラシ
の幅W’とブラシ当り量αがバフ効率を左右する。ここ
にブラシ当り量αとは、図7を参照してウイング付きト
レッド部材3に対してブラシ20がベース面上方から近づ
き(図7)、ブラシ20がウイング付きトレッド部材3
のウイング部3a以外の中央ベース面に接したときに図
7に示すようにウイング部3aで圧縮されたブラシ部
分の圧縮量である。
【0039】ブラシ当り量αはウイング部の先端に行く
程増加するのが望ましく、図6の表では、ウイング部の
立ち上がり部分のブラシ当り量αを示している。
【0040】図6の表に示されるように幅Wが230mm,
高さHが44mmの9インチのウイング付きトレッド部材に
対しては、幅W’が15mm大きい245mmでブラシ当り量α
が6.5mmのブラシを用い、楔形状のインサータとしては
楔先端角θ(図6のインサータ31,32参照)が30度のも
のを用いる。
【0041】また幅Wが255mm,高さHが43mmの10イン
チのウイング付きトレッド部材に対しては、幅W’が20
mm大きい275mmでブラシ当り量αが5mmのブラシ、楔先
端角θが20度のインサータを用いるのが適当である。
【0042】ブラシの幅W’は、ウイング付きトレッド
部材の幅Wよりも大きい方が良いが、大き過ぎても意味
がないので、互いの差が100mm以下望ましくは25mm以下
に設定する。
【0043】ブラシ当り量αについては、2〜10mmの範
囲が適当であり、好ましくは5〜8mmとなるようにする
ことで、バフ効率が向上し、ブラシ寿命も長くすること
ができる。
【0044】以上のようにウイング付きトレッド部材3
に対して適切なインサータ31,32を使用することで、ベ
ルトコンベア11の所定位置でウイング付きトレッド部材
3がベース面の突条の凸量hの増加がなく、ベース湾曲
面が凹部に変形することもない状態で左右ウイング部3
a,3aが支えられ、適切な幅W’とブラシ当り量αの
ブラシ20を回転しながらベース面に適当な押圧力で圧接
することで、バフ残りを生じることなく適正な粗削りを
することができる。
【0045】ベース面の突条の凸量hの増加がないので
突条を削る必要なく、かつバフ残りを生じないため、部
分的に繰り返し手作業でバフを行うなどの必要がなく、
バフ効率が極めて良い。
【0046】ウイング付きトレッド部材3を搬送するロ
ーラコンベア2及びベルトコンベア11は逆転が可能であ
り、ウイング付きトレッド部材3を往復搬送することが
でき、またブラシ20も逆転可能である。したがって1個
のバフ装置1の1本のブラシ20が、往復搬送されるウイ
ング付きトレッド部材3を逐次回転方向を反転して押圧
力を適当に変えて繰り返しバフすることができる。
【0047】通常ウイング付きトレッド部材3を1往復
半すなわち往動・復動・往動させて、3回のバフ作業に
よりバフ工程は完了し、さらに手作業によりバフ残しを
削るようなバフ作業は必要なく、バフ効率が良い。
【0048】従来のようにトレッド部材の搬送途中に複
数のステージを設け各ステージで順次バフが実行される
のとは異なり、ウイング付きトレッド部材3を往復搬送
して同じブラシ20で繰り返しバフするので、バフ設備そ
のものが小さくコンパクト化が図れ、設備費を低く抑え
設置スペースも小さくて済む。
【0049】各種ウイング付きトレッド部材に対応して
それぞれ適正なブラシ及びインサータを用意しておき、
ウイング付きトレッド部材に合わせて選択し簡単に交換
して使用することができ、またはインサータの位置を変
えることで加硫済トレッド部材の両端部の盛り上げ方を
変え、常に適正なバフ作業を効率良く行うことができ
る。
【0050】また平トレッドの場合は、両端がテーパし
ていない円筒状のブラシを用いるか、両端がテーパして
いても円筒部のみがバフするように使用するかし、イン
サータはベルトに挿入しない状態でバフすればよく、平
トレッド部材とウイング付きトレッド部材に対して簡単
に使い分けができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るバフ装置の全体外
観図である。
【図2】カバー内部のバフ装置の構造を示す斜視図であ
る。
【図3】別の状態のバフ装置の構造を示す斜視図であ
る。
【図4】バフ時のウイング付きトレッド部材とバフ装置
の構造を示す斜視図である。
【図5】バフ時の要部断面図である。
【図6】ウイング付きトレッド部材とブラシとインサー
タの対応する寸法の表及び各部材の寸法場所を示す図で
ある。
【図7】ブラシ当り量αを説明するためのウイング付き
トレッド部材とブラシの説明図である。
【図8】平トレッド部材の断面図である。
【図9】ウイング付きトレッド部材の断面図である。
【図10】ウイング付きトレッド部材をベース面を上に
し平面上に載置したときの断面図である。
【図11】従来のバフしたウイング付きトレッド部材の
斜視図である。
【符号の説明】
1…バフ装置、2…ローラコンベア、3…ウイング付き
トレッド部材、4…カバー、11…ベルトコンベア、12…
ベルト、13,14…ローラ、15,16…ガイドローラ、20…
ブラシ、21…回転軸、22…針金、31,32…インサータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 力 東京都小平市小川東町3−1−1 株式会 社ブリヂストン技術センター内 Fターム(参考) 3C043 BB13 DD12 4F212 AH20 VA17 VD06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッドパターンを形成した帯状の加硫
    済トレッド部材のベース面を粗削りするバフ方法におい
    て、 前記加硫済トレッド部材をベース面を上にして搬送し、 搬送途中の所定位置で加硫済トレッド部材の両側部を盛
    り上げ、 同所定位置で前記加硫済トレッド部材に両側部に亘って
    回転するブラシを上方から押し当てバフすることを特徴
    とする加硫済トレッド部材のバフ方法。
  2. 【請求項2】 前記加硫済トレッド部材の両側部の盛り
    上げは、前記加硫済トレッド部材の両側部の下方に両外
    側方から楔形状のインサータを挿入することにより実行
    されることを特徴とする請求項1記載の加硫済トレッド
    部材のバフ方法。
  3. 【請求項3】 前記加硫済トレッド部材を搬送方向を反
    転して往復搬送し、同じブラシで繰り返しバフすること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の加硫済トレッ
    ド部材のバフ方法。
  4. 【請求項4】 トレッドパターンを形成した帯状の加硫
    済トレッド部材のベース面を粗削りするバフ装置におい
    て、 前記加硫済トレッド部材をベース面を上にして搬送する
    搬送手段と、 搬送途中の所定位置で加硫済トレッド部材の両側部を盛
    り上げる盛上げ手段と、 同所定位置で加硫済トレッド部材に両側部に亘って回転
    するブラシを押し当て粗削りする削り手段とを備えるこ
    とを特徴とする加硫済トレッド部材のバフ装置。
  5. 【請求項5】 前記盛上げ手段は、前記加硫済トレッド
    部材の両側部の下方に両外側方から楔形状のインサータ
    を挿入するものであることを特徴とする請求項4記載の
    加硫済トレッド部材のバフ装置。
  6. 【請求項6】 前記インサータは、種々の楔形状のもの
    を用意して前記加硫済トレッド部材の側部の形状に適し
    たインサータを選択して使用するか、またはインサータ
    の位置を変えることで加硫済トレッド部材の両端部の盛
    り上げ方を変えることを特徴とする請求項5記載の加硫
    済トレッド部材のバフ装置。
  7. 【請求項7】 前記回転するブラシは、概ね円筒形状を
    なし、両側部が先端に向かって徐々に径を小さくしてい
    ることを特徴とする請求項4から請求項6までのいずれ
    かの項記載の加硫済トレッド部材のバフ装置。
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