JPS627457Y2 - - Google Patents
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- JPS627457Y2 JPS627457Y2 JP14379081U JP14379081U JPS627457Y2 JP S627457 Y2 JPS627457 Y2 JP S627457Y2 JP 14379081 U JP14379081 U JP 14379081U JP 14379081 U JP14379081 U JP 14379081U JP S627457 Y2 JPS627457 Y2 JP S627457Y2
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- mold plate
- mold
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- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 21
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 21
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 claims description 9
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 5
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 6
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
《考案の分野》
この考案は、成形品の一方側に巻込み部分を有
する製品を射出成形するための金型の改良に関す
る。
する製品を射出成形するための金型の改良に関す
る。
《従来技術とその問題点》
従来、この種成形品を射出成形するための金型
においては、例えば第1図に示すような型設計を
したものがある。
においては、例えば第1図に示すような型設計を
したものがある。
このものは、スプル1を穿設した固定側型板2
と、この固定側型板2に着脱可能に係合され、か
つ固定側型板とのパーテイング面にランナ3が形
成される可動側型板4と、該可動側型板4に挿通
されて、上記可動側型板4とともに、上記固定側
型板2との間に製品キヤビテイ5を形成するコア
ノツク6とからなつており、かつこのコアノツク
6の形状は、その一方側にアンダーカツト部を有
する形状となつており、コアノツク6が射出成形
後に可動側型板4から突出することによつて、上
記キヤビテイ5内に形成された成形品の取出しを
可能としている。
と、この固定側型板2に着脱可能に係合され、か
つ固定側型板とのパーテイング面にランナ3が形
成される可動側型板4と、該可動側型板4に挿通
されて、上記可動側型板4とともに、上記固定側
型板2との間に製品キヤビテイ5を形成するコア
ノツク6とからなつており、かつこのコアノツク
6の形状は、その一方側にアンダーカツト部を有
する形状となつており、コアノツク6が射出成形
後に可動側型板4から突出することによつて、上
記キヤビテイ5内に形成された成形品の取出しを
可能としている。
また、上記ランナ3と製品キヤビテイ5間を連
絡するゲートの形状としては、同第1図に示す如
く上記ランナ3の終端部において可動側型板4内
に没入するサブマリンゲート7を形成するととも
に、上記可動側型板4の型面外周に連絡溝8aを
形成したノツクアウトピン8を突設し、これによ
つて上記スプル1およびランナ3から射出される
樹脂は、このゲート7を通つて一端キヤビテイの
下部にいたり連絡溝8aを通つてキヤビテイ5の
中に射出充填されることになる。
絡するゲートの形状としては、同第1図に示す如
く上記ランナ3の終端部において可動側型板4内
に没入するサブマリンゲート7を形成するととも
に、上記可動側型板4の型面外周に連絡溝8aを
形成したノツクアウトピン8を突設し、これによ
つて上記スプル1およびランナ3から射出される
樹脂は、このゲート7を通つて一端キヤビテイの
下部にいたり連絡溝8aを通つてキヤビテイ5の
中に射出充填されることになる。
このようにゲートとしてサブマリンゲート7を
用いるのは主にゲートカツトを容易にするためで
ある。
用いるのは主にゲートカツトを容易にするためで
ある。
しかしながら、このようなサブマリンゲート7
および連絡溝8aによつて、キヤビテイ5間を連
絡した場合には、例えば上記コアノツク6が可動
側型板4より突出してその製品キヤビテイ5に相
当する成形品を取り出す場合には、矢印イ方向に
成形品を取り出す必要があるが、この場合にはそ
の連絡溝8aが干渉してしまい、取り出しがたい
ものとなり、またこのようなものをとる場合に
は、無理抜きするか、あるいはその連絡溝8a内
に充填される樹脂が引きちぎつた形で取去らなけ
ればならず脱型作業が極めて難しいものとなる。
および連絡溝8aによつて、キヤビテイ5間を連
絡した場合には、例えば上記コアノツク6が可動
側型板4より突出してその製品キヤビテイ5に相
当する成形品を取り出す場合には、矢印イ方向に
成形品を取り出す必要があるが、この場合にはそ
の連絡溝8aが干渉してしまい、取り出しがたい
ものとなり、またこのようなものをとる場合に
は、無理抜きするか、あるいはその連絡溝8a内
に充填される樹脂が引きちぎつた形で取去らなけ
ればならず脱型作業が極めて難しいものとなる。
また、このように成形品と連絡する連絡溝8a
を形成した場合には、その連絡溝8aと対向する
成形品表面にヒケが生じやすい等の問題があつ
た。
を形成した場合には、その連絡溝8aと対向する
成形品表面にヒケが生じやすい等の問題があつ
た。
《考案の目的》
本考案は以上のような金型設計上の問題点に鑑
みなされたものであつて、この考案の目的とする
ところはゲートカツトを不要とし、上記のような
成形品の取出しを自動的に行なうことができ、か
つそのゲート部分における製品表面のヒケの発生
も次いで防止できるようにした金型構造を提供す
ることにある。
みなされたものであつて、この考案の目的とする
ところはゲートカツトを不要とし、上記のような
成形品の取出しを自動的に行なうことができ、か
つそのゲート部分における製品表面のヒケの発生
も次いで防止できるようにした金型構造を提供す
ることにある。
《考案の構成と効果》
上記目的を達成するために本考案に係る射出成
形金型は、成形品の一方側に巻込み部分を有する
製品を射出成形するための金型であつて、該金型
はスプル10を穿設した固定側型板11と、この
固定側型板11に着脱可能に係合され、かつ固定
側型板11とのパーテイング面にランナ15およ
び製品キヤビテイ16が形成される可動側型板1
2と、上記製品キヤビテイ16の巻込み部分に対
応する形状に形成され、かつ上記可動側型板12
に挿通されて該型板12と共働して製品型面を形
成するコアノツク17と、上記可動側型板12に
挿通され、かつその先端外周に上記ランナ15と
キヤビテイ16間をピンポイント20aを介して
連絡する螺状のサブマリンゲート20を刻設した
第1のエジエクタピン18と、上記可動側型板1
2に挿通され、かつその先端が上記ランナ15と
対接する第2のエジエクタピン19と、これらコ
アノツク17ならびに第1、第2のエジエクタピ
ン18,19を駆動させるエジエクタ機構とを備
えてなり、 このエジエクタ機構は、第1、第2のエジエク
タピン18,19を各々駆動する複数のエジエク
タプレートが可動側型板12の後退端側に積層配
置され、このエジエクタプレートに上記コアノツ
ク17の基部が固定され、かつそれぞれのエジエ
クタプレートには、第1、第2のエジエクタピン
18,19の外周に設けたストツパフランジ18
a,19aを収納する空隔27a,27bが設け
られ、各々のエジエクタピン18,19を軸方向
に、所定ストローク量移動可能なように保持する
とともに、可動側型板12の離間動作に連繋して
回転動作し、エジエクタプレート同士を分離させ
るコマ29が設けられており、 上記可動側型板12の離間時において、上記コ
アノツク17を突出させ、製品を可動側型板12
より突上げ、かつピンポイント20aとの間でゲ
ート樹脂を切離し、次いでさらに可動側型板12
が離間し、各々のエジエクタプレートにより第
1、第2のエジエクタピン18,19を突出させ
て、スプル10、ランナ15およびゲート樹脂を
可動側型板12より突上げた後、その後の可動側
型板12の離間動作よりコマ29が回動し、第2
のエジエクタピン19を駆動させるエジエクタプ
レートを動作させ、第2のエジエクタピン19の
みをさらに突上げてゲート樹脂を第1のエジエク
タピン18より離間させるようにしたことを特徴
とする。
形金型は、成形品の一方側に巻込み部分を有する
製品を射出成形するための金型であつて、該金型
はスプル10を穿設した固定側型板11と、この
固定側型板11に着脱可能に係合され、かつ固定
側型板11とのパーテイング面にランナ15およ
び製品キヤビテイ16が形成される可動側型板1
2と、上記製品キヤビテイ16の巻込み部分に対
応する形状に形成され、かつ上記可動側型板12
に挿通されて該型板12と共働して製品型面を形
成するコアノツク17と、上記可動側型板12に
挿通され、かつその先端外周に上記ランナ15と
キヤビテイ16間をピンポイント20aを介して
連絡する螺状のサブマリンゲート20を刻設した
第1のエジエクタピン18と、上記可動側型板1
2に挿通され、かつその先端が上記ランナ15と
対接する第2のエジエクタピン19と、これらコ
アノツク17ならびに第1、第2のエジエクタピ
ン18,19を駆動させるエジエクタ機構とを備
えてなり、 このエジエクタ機構は、第1、第2のエジエク
タピン18,19を各々駆動する複数のエジエク
タプレートが可動側型板12の後退端側に積層配
置され、このエジエクタプレートに上記コアノツ
ク17の基部が固定され、かつそれぞれのエジエ
クタプレートには、第1、第2のエジエクタピン
18,19の外周に設けたストツパフランジ18
a,19aを収納する空隔27a,27bが設け
られ、各々のエジエクタピン18,19を軸方向
に、所定ストローク量移動可能なように保持する
とともに、可動側型板12の離間動作に連繋して
回転動作し、エジエクタプレート同士を分離させ
るコマ29が設けられており、 上記可動側型板12の離間時において、上記コ
アノツク17を突出させ、製品を可動側型板12
より突上げ、かつピンポイント20aとの間でゲ
ート樹脂を切離し、次いでさらに可動側型板12
が離間し、各々のエジエクタプレートにより第
1、第2のエジエクタピン18,19を突出させ
て、スプル10、ランナ15およびゲート樹脂を
可動側型板12より突上げた後、その後の可動側
型板12の離間動作よりコマ29が回動し、第2
のエジエクタピン19を駆動させるエジエクタプ
レートを動作させ、第2のエジエクタピン19の
みをさらに突上げてゲート樹脂を第1のエジエク
タピン18より離間させるようにしたことを特徴
とする。
すなわち前記構成によれば、まず第1段階にお
いて、射出成形後、可動側型板12の離間動作に
より、コアノツク17が可動側型板12表面から
突出する形となり、製品のみが型面から突出さ
れ、次の段階では、さらに可動側型板12の離間
動作が進み、エジエクタプレートにより第1、第
2のエジエクタピン18,19が可動側型板12
の型面から突出し、ゲート樹脂およびスプル1
0、ランナ15の樹脂が一体の形で突出され、最
後に可動側型板12のさらなる離間動作により、
コマ29が回動し、それぞれのエジエクタプレー
トを分離させ、第2のエジエクタピン19を駆動
させるエジエクタプレート21e,22eのみを
押し上げ、第2のエジエクタピン19がさらに可
動側型板12から表面側に突出する形となり、ゲ
ート樹脂が第1のエジエクタピン18より外され
て排出可能な状態となる。
いて、射出成形後、可動側型板12の離間動作に
より、コアノツク17が可動側型板12表面から
突出する形となり、製品のみが型面から突出さ
れ、次の段階では、さらに可動側型板12の離間
動作が進み、エジエクタプレートにより第1、第
2のエジエクタピン18,19が可動側型板12
の型面から突出し、ゲート樹脂およびスプル1
0、ランナ15の樹脂が一体の形で突出され、最
後に可動側型板12のさらなる離間動作により、
コマ29が回動し、それぞれのエジエクタプレー
トを分離させ、第2のエジエクタピン19を駆動
させるエジエクタプレート21e,22eのみを
押し上げ、第2のエジエクタピン19がさらに可
動側型板12から表面側に突出する形となり、ゲ
ート樹脂が第1のエジエクタピン18より外され
て排出可能な状態となる。
従つて、本願にあつては、製品のみを型面から
分離して取出し可能とし、次いでスプル10、ラ
ンナ15およびゲート樹脂を突上げて排出動作を
行なうとともに、サブマリンゲート20中に残留
する樹脂をさらに分離するようにしたものである
から、従来のようにゲートを人手等を用いてカツ
トしなくても製品単独として取り出せ、しかもサ
ブマリンゲート20のようにそのゲート内に樹脂
が滞留しやすい部分を機械的にアンダーカツトし
て排出できるために、製品およびその製品に付属
する屑の自動取出しが行える利点を有する。
分離して取出し可能とし、次いでスプル10、ラ
ンナ15およびゲート樹脂を突上げて排出動作を
行なうとともに、サブマリンゲート20中に残留
する樹脂をさらに分離するようにしたものである
から、従来のようにゲートを人手等を用いてカツ
トしなくても製品単独として取り出せ、しかもサ
ブマリンゲート20のようにそのゲート内に樹脂
が滞留しやすい部分を機械的にアンダーカツトし
て排出できるために、製品およびその製品に付属
する屑の自動取出しが行える利点を有する。
《実施例の説明》
以下、本考案の一実施例を第2図以下の図面を
用いて詳細に説明する。
用いて詳細に説明する。
第2図は、この考案に係る射出成形金型を示す
ものであつて、このものはスプル10を穿設した
固定側型板11と、この固定側型板11に着脱可
能に係合される可動側型板12とこの可動側型板
12の後端において、サポート13を介して一体
に連結される可動側取付板14を備えている。
ものであつて、このものはスプル10を穿設した
固定側型板11と、この固定側型板11に着脱可
能に係合される可動側型板12とこの可動側型板
12の後端において、サポート13を介して一体
に連結される可動側取付板14を備えている。
そして、上記固定側型板11と可動側型板12
の間のパーテイング面には、ランナ15および製
品キヤビテイ16が形成されるようになつている
とともに、この製品キヤビテイ16の一端側は上
記可動側型板12の下面に対して巻込むような形
でのアンダーカツト形状を有している。
の間のパーテイング面には、ランナ15および製
品キヤビテイ16が形成されるようになつている
とともに、この製品キヤビテイ16の一端側は上
記可動側型板12の下面に対して巻込むような形
でのアンダーカツト形状を有している。
そして、このアンダーカツト部分16aに対応
して上記可動側型板12にはテーパ状をなすコア
ノツク17が挿通され、固定側型板11と可動側
型板12とを係合したときに、可動側型板12と
共働して製品型面を形成するようにしている。
して上記可動側型板12にはテーパ状をなすコア
ノツク17が挿通され、固定側型板11と可動側
型板12とを係合したときに、可動側型板12と
共働して製品型面を形成するようにしている。
また、上記ランナ15と製品キヤビテイ16を
結ぶゲート部分には、第1のエジエクタピン18
が挿通され、またさらに固定側型板のランナ15
に対向する面には第2のエジエクタピン19が挿
通されている。
結ぶゲート部分には、第1のエジエクタピン18
が挿通され、またさらに固定側型板のランナ15
に対向する面には第2のエジエクタピン19が挿
通されている。
そして、上記第1のエジエクタピン18の先端
部外周には、その一端部分を上記ランナ15に連
通するとともに、他端を上記キヤビテイ16に連
絡するサブマリンゲート20が螺状に刻設されて
おり、またこのゲート20の上記キヤビテイ16
との接合部分はピンポイント20aとなつてい
る。
部外周には、その一端部分を上記ランナ15に連
通するとともに、他端を上記キヤビテイ16に連
絡するサブマリンゲート20が螺状に刻設されて
おり、またこのゲート20の上記キヤビテイ16
との接合部分はピンポイント20aとなつてい
る。
上記コアノツク17および第1、第2エジエク
タピン18,19の基部は可動側型板12と可動
側取付板14の間に設けられ、かつ複数枚積層さ
れたエジエクタプレート21a〜24eに取り付
けられており、またこれらエジエクタプレートの
最後端に位置するエジエクタプレート24eは上
記可動側取付板14を貫通して設けられたエジエ
クタピン25に保持されている。
タピン18,19の基部は可動側型板12と可動
側取付板14の間に設けられ、かつ複数枚積層さ
れたエジエクタプレート21a〜24eに取り付
けられており、またこれらエジエクタプレートの
最後端に位置するエジエクタプレート24eは上
記可動側取付板14を貫通して設けられたエジエ
クタピン25に保持されている。
すなわち、上記コアノツク17の基部は最先端
に位置するエジエクタプレート21eを貫通して
いて、その下面側のエジエクタプレート22eに
そのフランジ17bをもつて結合されている。ま
た、第1のエジエクタピン18は各エジエクタプ
レート21e〜24eを貫通して、その突出端を
可動側取付板14に対向しているとともに、第2
のエジエクタプレート19も各エジエクタプレー
ト21e〜24eを貫通して、可動側取付板14
に対向位置している。
に位置するエジエクタプレート21eを貫通して
いて、その下面側のエジエクタプレート22eに
そのフランジ17bをもつて結合されている。ま
た、第1のエジエクタピン18は各エジエクタプ
レート21e〜24eを貫通して、その突出端を
可動側取付板14に対向しているとともに、第2
のエジエクタプレート19も各エジエクタプレー
ト21e〜24eを貫通して、可動側取付板14
に対向位置している。
そして、第1のエジエクタピン18の後部外周
にはストツパフランジ18aが形成されていると
ともに、このフランジ18aはエジエクタプレー
ト23e,24eに形成された空隔部27aに収
容され、この空隔27aの前後方向の距離a分各
エジエクタプレート21e〜24eに対して第1
のエジエクタピン18を移動可能としている。
にはストツパフランジ18aが形成されていると
ともに、このフランジ18aはエジエクタプレー
ト23e,24eに形成された空隔部27aに収
容され、この空隔27aの前後方向の距離a分各
エジエクタプレート21e〜24eに対して第1
のエジエクタピン18を移動可能としている。
また、第2のエジエクタピン19の後部外周に
はエジエクタプレート21e,22eに形成され
た空隔27bに嵌合されるストツパフランジ19
aが形成され、これも各エジエクタプレート21
e〜24eの進行方向に対し距離a分自由移動可
能となつている。
はエジエクタプレート21e,22eに形成され
た空隔27bに嵌合されるストツパフランジ19
aが形成され、これも各エジエクタプレート21
e〜24eの進行方向に対し距離a分自由移動可
能となつている。
さらに、上記サポートの内側部には、係止ブロ
ツク28が形成されているとともに、この係止ブ
ロツク28と当接するコマ29がエジエクタプレ
ート23eにピン30を介して当接および回動可
能に設けられている。
ツク28が形成されているとともに、この係止ブ
ロツク28と当接するコマ29がエジエクタプレ
ート23eにピン30を介して当接および回動可
能に設けられている。
そして、上記当接ブロツク28とコマ29との
離間距離は、上記第1、第2のエジエクタピン1
8,19の自由移動距離aに加え各エジエクタピ
ン18,19の突出量bに相当するものである。
離間距離は、上記第1、第2のエジエクタピン1
8,19の自由移動距離aに加え各エジエクタピ
ン18,19の突出量bに相当するものである。
従つて、同第2図に示す固定側型板11と可動
側型板12とが係合した状態より図示しない射出
成形機より樹脂がスプル10、ランナ15および
ゲート20を介して、キヤビテイ16内に充填さ
れ、その樹脂が固化した後に可動側型板12を固
定側型板11より離間させると、まず可動側取付
板14の離間移動に伴い、相対的にコアノツク1
7が可動側型板12より突出し、これによつてそ
のキヤビテイ16内において形成された製品を型
面より突上げる(第3図a参照)。
側型板12とが係合した状態より図示しない射出
成形機より樹脂がスプル10、ランナ15および
ゲート20を介して、キヤビテイ16内に充填さ
れ、その樹脂が固化した後に可動側型板12を固
定側型板11より離間させると、まず可動側取付
板14の離間移動に伴い、相対的にコアノツク1
7が可動側型板12より突出し、これによつてそ
のキヤビテイ16内において形成された製品を型
面より突上げる(第3図a参照)。
この際に上記ゲート内に充填された樹脂と製品
間はピンポイント20aを介して繋がつているだ
けなので、このコアノツク17の突出動作によつ
て、製品とピンポイント20a間は容易に切断さ
れる。
間はピンポイント20aを介して繋がつているだ
けなので、このコアノツク17の突出動作によつ
て、製品とピンポイント20a間は容易に切断さ
れる。
次いで、可動側取付板14が距離a分後退する
と、上記第1、第2のエジエクタピン18,19
の後端部は距離aだけ停止しているが、距離a分
可動側取付板14が後退するに伴い、今度はその
フランジ18a,19aがそれぞれの空隔27
a,27bに突当たり、これによつて可動側型板
の表面より突出することになる(第3図b参
照)。
と、上記第1、第2のエジエクタピン18,19
の後端部は距離aだけ停止しているが、距離a分
可動側取付板14が後退するに伴い、今度はその
フランジ18a,19aがそれぞれの空隔27
a,27bに突当たり、これによつて可動側型板
の表面より突出することになる(第3図b参
照)。
このとき、エジエクタプレート21e,22e
は第2のエジエクタピン19の駆動用として動作
し、エジエクタプレート23e,24eは第1の
エジエクタピン18の駆動用として作用してい
る。
は第2のエジエクタピン19の駆動用として動作
し、エジエクタプレート23e,24eは第1の
エジエクタピン18の駆動用として作用してい
る。
なお、第1、第2のエジエクタピン18,19
の突出動作は移動距離b分続行され、すなわち第
1、第2のエジエクタピン18,19が可動側型
板12の表面よりbだけ突出した段階で、上記コ
マ29が係止ブロツク28の端部に当接し、さら
にこの状態から可動側取付板14が後退するに従
つて、コマ29がピン30を基点に回動し、エジ
エクタプレート21e,22eを突上げることに
なり、今度は第2のエジエクタピン19のみが可
動側型板12よりさらに突出することになり、こ
の場合上記第1のエジエクタピン18の外周部に
螺状に残留しているゲート樹脂は第2のエジエク
タピン19の突出に応じてそのゲート部分から剥
がされて、これによつて第1のエジエクタピン1
8のゲート内の樹脂は除去されることになる(第
3図c参照)。
の突出動作は移動距離b分続行され、すなわち第
1、第2のエジエクタピン18,19が可動側型
板12の表面よりbだけ突出した段階で、上記コ
マ29が係止ブロツク28の端部に当接し、さら
にこの状態から可動側取付板14が後退するに従
つて、コマ29がピン30を基点に回動し、エジ
エクタプレート21e,22eを突上げることに
なり、今度は第2のエジエクタピン19のみが可
動側型板12よりさらに突出することになり、こ
の場合上記第1のエジエクタピン18の外周部に
螺状に残留しているゲート樹脂は第2のエジエク
タピン19の突出に応じてそのゲート部分から剥
がされて、これによつて第1のエジエクタピン1
8のゲート内の樹脂は除去されることになる(第
3図c参照)。
そして、この上記コマ29の回動に伴い第2の
エジエクタピン19を駆動させるエジエクタプレ
ート21e,22eはそれに応じて距離cだけ移
動し、これによつて第2のエジエクタピン19は
その移動量c分上記第1のエジエクタピン18よ
りもさらに突出することになる。
エジエクタピン19を駆動させるエジエクタプレ
ート21e,22eはそれに応じて距離cだけ移
動し、これによつて第2のエジエクタピン19は
その移動量c分上記第1のエジエクタピン18よ
りもさらに突出することになる。
従つて、このような製品取出し動作を行なつた
場合には、まず第1段階において製品のみが型面
から突出され、次の段階ではゲート樹脂およびス
プル10、ランナの樹脂が一体の形で突出され、
次いでゲート樹脂が第1のエジエクタピン18よ
り外されて、排出可能な状態となるのである。
場合には、まず第1段階において製品のみが型面
から突出され、次の段階ではゲート樹脂およびス
プル10、ランナの樹脂が一体の形で突出され、
次いでゲート樹脂が第1のエジエクタピン18よ
り外されて、排出可能な状態となるのである。
第1図は従来のサブマリンゲートを有する金型
構造を示す部分拡大断面図、第2図はこの考案に
係る射出成形金型の構造を示す部分拡大断面図、
第3図a〜cは金型脱型時における説明用の部分
拡大断面図である。 10……スプル、11……固定側型板、12…
…可動側型板、15……ランナ、17……コアノ
ツク、18……第1のエジエクタピン、19……
第2のエジエクタピン、18a,19a……スト
ツパフランジ、20……ゲート、20a……ピン
ポイント、21e〜24e……エジエクタプレー
ト、29……コマ。
構造を示す部分拡大断面図、第2図はこの考案に
係る射出成形金型の構造を示す部分拡大断面図、
第3図a〜cは金型脱型時における説明用の部分
拡大断面図である。 10……スプル、11……固定側型板、12…
…可動側型板、15……ランナ、17……コアノ
ツク、18……第1のエジエクタピン、19……
第2のエジエクタピン、18a,19a……スト
ツパフランジ、20……ゲート、20a……ピン
ポイント、21e〜24e……エジエクタプレー
ト、29……コマ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 成形品の一方側に巻込み部分を有する製品を射
出成形するための金型であつて、該金型はスプル
10を穿設した固定側型板11と、この固定側型
板11に着脱可能に係合され、かつ固定側型板1
1とのパーテイング面にランナ15および製品キ
ヤビテイ16が形成される可動側型板12と、上
記製品キヤビテイ16の巻込み部分に対応する形
状に形成され、かつ上記可動側型板12に挿通さ
れて該型板12と共働して製品型面を形成するコ
アノツク17と、上記可動側型板12に挿通さ
れ、かつその先端外周に上記ランナ15とキヤビ
テイ16間をピンポイント20aを介して連絡す
る螺状のサブマリンゲート20を刻設した第1の
エジエクタピン18と、上記可動側型板12に挿
通され、かつその先端が上記ランナ15と対接す
る第2のエジエクタピン19と、これらコアノツ
ク17ならびに第1、第2のエジエクタピン1
8,19を駆動させるエジエクタ機構とを備えて
なり、 このエジエクタ機構は、第1、第2のエジエク
タピン18,19を各々駆動する複数のエジエク
タプレートが可動側型板12の後退端側に積層配
置され、このエジエクタプレートに上記コアノツ
ク17の基部が固定され、かつそれぞれのエジエ
クタプレートには、第1、第2のエジエクタピン
18,19の外周に設けたストツパフランジ18
a,19aを収納する空隔27a,27bが設け
られ、各々のエジエクタピン18,19を軸方向
に、所定ストローク量移動可能なように保持する
とともに、可動側型板12の離間動作に連繋して
回転動作し、エジエクタプレート同士を分離させ
るコマ29が設けられており、 上記可動側型板12の離間時において、上記コ
アノツク17を突出させ、製品を可動側型板12
より突上げ、かつピンポイント20aとの間でゲ
ート樹脂を切離し、次いでさらに可動側型板12
が離間し、各々のエジエクタプレートにより第
1、第2のエジエクタピン18,19を突出させ
て、スプル10、ランナ15およびゲート樹脂を
可動側型板12より突上げた後、その後の可動側
型板12の離間動作よりコマ29が回動し、第2
のエジエクタピン19を駆動させるエジエクタプ
レートを動作させ、第2のエジエクタピン19の
みをさらに突上げてゲート樹脂を第1のエジエク
タピン18より離間させるようにしたことを特徴
とする射出成形金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14379081U JPS5850822U (ja) | 1981-09-28 | 1981-09-28 | 射出成形金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14379081U JPS5850822U (ja) | 1981-09-28 | 1981-09-28 | 射出成形金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5850822U JPS5850822U (ja) | 1983-04-06 |
JPS627457Y2 true JPS627457Y2 (ja) | 1987-02-20 |
Family
ID=29936761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14379081U Granted JPS5850822U (ja) | 1981-09-28 | 1981-09-28 | 射出成形金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5850822U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0756183Y2 (ja) * | 1986-08-01 | 1995-12-25 | 三洋電機株式会社 | 射出成形金型 |
US6960316B2 (en) * | 2002-10-30 | 2005-11-01 | Sorensen Research And Development Trust | Injection-molded plastic container or closure with turned-under rim and method of injection-molding same |
SE1351105A1 (sv) * | 2013-09-25 | 2015-03-26 | Müller Mek Ab | Anordning vid formningsverktyg |
-
1981
- 1981-09-28 JP JP14379081U patent/JPS5850822U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5850822U (ja) | 1983-04-06 |
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