JPS62293531A - デイスク状記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は光学式情報記録再生装置等の情報記録媒体とし
て用いられる、ディスク状記録媒体に関するものである
。

〔従来の技術〕

今日のオグトエレクトロニクスの発達に伴込、レーザ光
等の光ビームを用いて音声或いは画像情を高性能でラン
ダムに記録、再生及び／又は消去することのできる光学
式情報記録再生装置が製品化されている。この様な装置
としては、例えば光ビデオディスク装置があシ、これは
透明アクリル樹脂等で形成されたディスク状記録媒体・
面上の突起（ピット）パターンからなる記録・情報を光
学ヘッドによシデジタル童で検出し、光電変換した後、
増巾器によシ適正にゲイン調整し、更にＤ−Ａ変換器等
の再生回路を介して所定のアナログ量に変換処理し７’
ｊ後、・スピーカ又はＣＲＴ等の出力装置にて出力せし
めるものである。このようにして所望の音声あるいはカ
ラー画像が瞬時に高性能で得られることになる。

そして、上述の如き光学式情報記録再生装置において、
情報記録媒体として用いられるディスク状記録媒体（以
下、ディスクと称す）の従来の形状は、第５図（Δ）及
び（ｂ）に示す如くのものである。

尚、第５図（ａ）及び（ｂ）は従来のディスクの断面図
及び平面図である。

図に示す様に、従来のディスク２は、平面の形状が円形
状を有し且つ断面が均一の厚みを有する、円盤状のもの
である。そして、このディスク２を高速で回転させて、
ディスク上に光ビームラ照射することにより該ディスク
に記録されている情報の再生等を行うものである。

そして、このような形状を有するディスク２０回転時の
半径ｒＫおける牟径応力σ、及び円周応力σ、はそれぞ
れ次式で表わされる。

ここで、１７ｍはポアソン比、Ｒはディスクの半径、ｒ
はディスクの単位体積当たりの重さ、ωはディスクの回
転角速度、ｇは重力加速度を表わす。

最大応力はσ１及びσ、いずれもディスクの中心部即ち
ｙ　ｘｘ　Ｑの部分に発生して、その値は（σｒ）ｗａ
ｘ　＝＝ｇ　（σｔ　）ｍａ工となる。そして最近では
、前記ディスク装置において更に情報の記録・再生・消
去の各動作のスピードアッグが求められている。そして
そのためには、前記ディスク装置のディスクをよ）高速
で回転させる必要性がでてくる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、ディスクをより高速でまわすということ
は前述の（３）式においてω（ディスクの回転角速度）
′ｆ、大きくすることであシ、したがって（σ、）□工
及び（σｔ）ｍ□の値も当然大きくなる。

そして（σ）　　及び（σｔ）ｒｎａｘＯ値が大きくな
りｒ　　　ｍａｘ ディスクの材質の許容応力を起えると、ディスク自体の
破壊が起こることだなる。破壊が起こるときは各応力が
最大となる場所つまシｒ＝ｏの部分（即ちディスクの中
心部）から起こシ、ディスクの外周部の方は各応力が小
さいので外周部から起こることはまずありえない。

〔目的〕

本発明は上述従来技術の問題点に鑑みなされたものであ
り、その目的は回転するディスクの中心部及びその近傍
に加わる応力を下げることによりディスクの各部の応力
を均一にし、ディスク全体の強度の向上を実現して、デ
ィスクをより高速で回転させても耐え得るディスクを提
供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は本発明によれば、本体の厚みの少くとも一部
が中心部だ向かうほど厚くなっていることを特徴とする
、ディスク状記録媒体によって達成される。

〔実施例〕

以下、本発明に係るディスク状記録媒体の実施例を図面
に基づいて具体的且つ詳細に説明する。

第５図（ａ）　、　（ｂ）に示す従来のディスク状記録
媒体の様に本体の厚さが均一のディスクでは、該ディス
クを回転させるとディスクの直径方向の中心部に最大応
力が発生し、且つ外周に向かうにしたがって応力が低下
する様な応力が該ディスつて発生する。このため回転す
るディスクに発生する応力を一様にしてディスクの強度
を均一にするには、ディスクの回転中心部へ向かうにし
たがって該ディスクの厚みを増せば良い。

以下、本発明の具体的実施例を説明する。

今、第１図（ａ）及び（ｂ）に示す様なディスクを有す
るとする。尚、第１図（、）及び（ｂ）は本発明に係る
ディスク状記録媒体の断面図及び平面図である。

第１図（ａ）　、　（ｂ）に示す様に、本発明のディス
ク１２が同図（＝）のような断面の形状を有するものと
する。そして該ディスク１２内の中心０からｒの位置に
幅ｄｒの微小円輪をとる。第１図（ａ）　、　（ｂ）に
示す様に微小円輪のｒの位置の厚さをｂとし、ｒ＋ｄｒ
の位置の厚さｔ　ｂ　＋　ａｂとする。そして、該円輪
内に中心角ｄθ　を含む微小帯をとり、そこに作用する
応力をσｔ＝σ１＝σとする。

微小帯における力のつシ合いを考えると、ｒ−ｒｄθｄ
ｒ　ｂω２ｒ＋σ（ｂ＋ｄｂ）　（ｒ＋ｄｒ）ｄθ一σ
ｂｒ　ｄθ−ａｂ　ｄｒ　ｄθ＝０高次の微小環を無視
して整理すると、 ｂｇσ この式を解くと中心部の厚さをす。とじて、（４）式に
したがった厚さの形状のディスクを作れば、一様な強さ
のディスクを作ることができる。

第２図（ａ）　、　（ｂ）　、　（ｅ）はそれぞれ本発
明に係るディスク状記録媒体の片側半分の断面図である
。

第２図（、）に示す様に、前述の（４）式によって表わ
される断面をもった回転するディスク即ち一様な強さの
ディスク１２は、従来例のようにディスクの回転数が大
きくなったとき必らずディスクの中心で破壊が始まると
いうことはない。つまり、従来例のディスク２の厚さは
第２図（ａ）　＃　（ｂ）　、　（ｅ）に示すす、であ
り、本発明の実施例のディスク１２の厚さは第２図（、
）に示す様に、最外周です、であり、中心部に向かうに
したがって（４）式だ示す値により厚くなっている。最
外周では従来例も本発明の実施例も同一強度であるが、
従来例のディスク２においては中心部に向かうにしたが
い式（１）　＋　（２）に示す様に応力が大きくなるた
めその強度は低下する。

それに対し、本発明の実施例においては、ディスク１２
の全域で強度が一定（応力も一定）である。したがって
本発明の実施例は従来例のように、ディスク２の直径方
向の中心へ向かうにしたがい強度が低下するということ
はない。つまシ本発明の実施例は従来例に比較して、デ
ィスクの強度が向上しているわけである。

次に、本発明の第２の実施例を説明する。

第２図（ｂ）に示す様に、ディスク１２ｂは半径Ｒ〜Ｒ
１区間は平坦かつ均一であり厚さはす、である。

そして、半径Ｒ１〜０までの区間は強度が一様である形
状を有し、半径ｒのときの厚さｂが式（４）と同様に（
中心部の厚さをｂ２として） で表わされる。

従来例と比較して、ディスク１２ｂの強度は半径Ｒ−Ｒ
１区間では同等、半径Ｒ１〜０区間では本発明の第２の
実施例では強度が一定である。しかるに従来例では半径
が小さくなるにしたがい強度が低下するため、本発明の
第２の実施例の方が強度は大きい。したがって全体とし
ては本発明の第２の実施例の方が、従来例よシも強度が
大きい。

又、光デイスク装置及び光磁気ディスク装置等【おいて
、第３図【示す様にディスク２に記録された情報を再生
するとき等は、光学ヘッド４から発射されたビーム６が
ディスク２にて反射されて光学ヘッド４の該ビームが発
射された部分にビーム６は戻らなければならない。そし
て、こうすることによシ、ディスク２上に記録された情
報は光学ヘッド４にて読みとることができるわけである
。

したがって光学ヘッド４からビーム６はディスク２に対
し垂直に発射されなければならない。又ディスク２には
同心円状もしくはら線状に情報記録用トラックが存在す
るため、全情報を読み取るためには光学ヘッド４はディ
スク２の半径方向に移動しなければならない。尚、図に
おいて８はディスクを回転させるスピンドルモーターで
ある。そしてその際、ディスクの断面が本発明の第１の
実施例即ち第２図（、）の如くであると、第４図に示す
桶に光学ヘッド２４から発射するビーム２６がディスク
１２に対し垂直であるためには、光学ヘッド２４をディ
スク１２の半径方向へ直線移動させながら第４図に示す
様に支点３０を中心に揺動させなければならない。（直
線移動及び揺動の駆動源は不図示）更に、本発明の第２
の実施例である第２図（ｂ）の如く、半径Ｒ−Ｒ，の区
間の平坦にされている区間を情報記録のために使用すれ
ば、光学ヘッドはディスク１２ｂの半径方向へ直線移動
させるだけでよく、揺動させる必要がないという利点が
ある。又、ディスク１２ｂにおいて、区間Ｒ〜Ｒ１では
両面に情報記録可能である。

第２図（ｃ）は本発明の第３の実施例であり、ディスク
１２ｃの片面は平坦で、他の一面はディスク１２ｃの厚
さが式（４）にしたがうような曲面になったものである
。同実施例において、第２図（Ｃ）に示すＡ面を使用と
するならば光学ヘッドは直線移動させるだけでよく揺動
させる必要はない。

また、情報の記録面はディスクの平坦な面即ちＡ面の片
面のみであるが、そのかわシ該へ面−には全面に情報を
記録することも可能である。ディスクの強度は第１の実
施例同様ディスクの厚さが式（４）にしたがっているた
め従来例よシも大きいものとなっている。

〔発明の効果〕

以上詳細且つ具体的に説明した様に、本発明によるディ
スク状記録媒体は本体の厚みの少くとも一部が中心部に
向かうほど厚くなっているので、回転するディスクに発
生する応力を該ディスクの各部において均一にすること
が可能となり、そのことによりディスク全体の強度の向
上を実現することができる。

又、ディスク全体の強度を向上させることができるので
、情報記録再生装置において情報の記録・再生・消去の
各動作のスピードアップのためにディスクをより高速で
回転させても、該ディスクが破壊するにはいたらないと
いう効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）及び（ｂ）は本発明に係るディスク状記録
媒体の断面図及び平面図、第２図（ａ）　、　（ｂ）　
、　（Ｃ）はそれぞれ本発明に係るディスク状記録媒体
の片側半分の断面図、第３図及び第４図は光学式情報再
生装置の概略側面図、第５図（−）及び（ｂ）は従来の
ディスク状記録媒体の断面図及び平面図である。 １２　、１２　ｂ　、　１２　ｃ　・・・ディスク状記
録媒体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）本体の厚みの少くとも一部が中心部に向かうほど
   厚くなっていることを特徴とする、ディスク状記録媒体
   。