JPS62283916A

JPS62283916A - 時差溶解性の入浴剤

Info

Publication number: JPS62283916A
Application number: JP61128324A
Authority: JP
Inventors: Tadao Shiraishi; 白石　忠生
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-06-02
Filing date: 1986-06-02
Publication date: 1987-12-09
Anticipated expiration: 2010-02-22
Also published as: JPH0714863B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】３、発明の詳細な説明（イ）　産業上の利用分野本発明は、複数の有効成分、色素、香料等を含有するサ
ニタリー商品に関する。

（ロ）　従来の技術たとえば、サニタリー商品の一つである入浴剤は、液状
、粉状、顆粒状或は打錠を問わず、有効成分、色素、香
料等の全ての組成成分を、単に均一に混合、あるいは乳
化混合することによって組成しており、入浴剤の使用時
においては、これらの組成成分は、全て同時若しくはほ
ぼ同時に溶解し、その効能を発揮するものである。

（ハ）　発明が解決しようとする問題点・しかし、入浴
剤の組成成分の効能に着目した場合、各組成成分は、そ
れぞれ独自の効能、効用を有するものであり、これら組
成成分を全部同時に溶解させ全効能を同時に発揮させる
よりも、各組成成分の発揮時間に時差を設けたほうが、
より人体に有効な入浴効果をもたらすことができる場合
もある。

また、従来の入浴剤の組成成分は、浴湯に投入と同時に
完全に溶解し、浴湯の色を単一色からなる所望の色に変
えるのみであり、入浴者の視覚をたのしませるという面
で充分ではない。

以上のことは、入浴剤以外のサニタリー商品。

例えば、洗顔剤、洗濯用洗剤等においても同様である。

本発明は、上記問題点を解決することができるサニタリ
ー商品を提供することを目的とする。

（ニ）　問題点を解決するための手段本発明は、有効成分、色素、香料等、複数の組成成分を
含有し、かつそれら組成成分の浴湯又は水等への分散・
溶解速度を相互に異ならせたことを特徴とする時差溶解
性のサニタリー商品に係るものである。

本発明において、分散・溶解速度を相互に相違させる方
法としては、水溶性カプセルを用いる方法や、組成成分
を水溶性高分子組成物に配合する方法、あるいは多孔性
吸着物に吸着させる方法などの技術がある。

ここに、水溶性カプセルを用いた分散・溶解速度の相違
方法とは、カラギーナン、メチルセルロース、ペクチン
、アルギン酸、アミロペクチン、グアガム、エチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、ｈルボキシメチ
ルセルＯ−ス等の多糖類や、セルロース誘導体の他、ゼ
ラチンやポリビニルアルコール等組成による水溶性のカ
プセルによって、サニタリー製品の全であるいはその一
部の組成成分を被包することによって行なうものである
。

また、水溶性高分子に配合することによる分散、溶解速
度の相違方法とは、ポリビニルアルコール、エチルセル
ロース、とドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、カルボキシメチルセルロースなどの水
溶性高分子組成物中に、サニタリー製品の全てのあるい
は一部の組成成分を練り込み、乾燥し、成型することに
よって行なうものである。

また、多孔性吸着物に吸着させることによる分散溶解速
度の相違方法とは、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、
炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウムなどの多孔性結晶
体′に、サニタリー製品の全て又は一部の組成成分を吸
着させることによって行うものである。

また、造粒化によって、分散・溶解速度を相互に相違さ
せることもできる。

本発明によるサニタリー商品の分散・溶解速度は以上の
方法を組合わせることによっても異ならせることができ
る。

（ホ）　作用・効果以上説明した構成により、本発明は、以下の効果を奏す
る。

■溶解速度を組成成分ごとに異ならせることができるの
で、効能、効果作用を多段的に行わせることができる。

例えば、入浴剤や洗顔剤の場合、第１の有効成分によっ
て皮膚をなめらかにし、次に酵素成分を拡開した皮膚面
に作用させ、その侵、生薬を作用させる等、サニタリー
製品を使用した効果を最大に上げることができる。

■洗濯用洗剤や入浴剤として用いた場合、組成成分の色
調を多層化することにより、使用時色調が多段的に変化
し、消費者の視覚を楽しませることができる。

■入浴剤として用いた場合、組成層の温度溶解性を調節
することにより入浴温度の変化（上昇）で色調、香り、
有効成分が多段的に溶解し、入浴を楽しむことができ、
又有効成分溶解と、入浴温度の調節が可能であり、従っ
て効能効果をより助長することができ、入浴温度をも知
ることができる。

■ビタミン、酵素などの不安定成分をカプセルなどの方
法で、各々を多層化することにより、これらの成分の長
期的安定を図ることができ、従って商品の長期的効能、
・効果を呈することができる。

（へ）　実施例［実施例１］本実施例は、サニタリー製品が入浴剤である場合の組成
成分である有効成分、酵素、色素、香料等の分解・溶解
速度を相違させるための具体的方法を示す。

ａ）　第１図に示す形態は、炭酸水素ナトリウム、塩化
ナトリウム、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、セスキ
炭酸ナトリウム、ホウ砂、硫化カワウム、など無機塩類
に、各種植物成分を配合した粉末有効成分１中に、顆粒
化した蛋白分解酵素２、カラギーナン、メチルセルロ−
スルギン酸、アミロペクチン、グアガム、エチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、カルボキシメチルセルロース等の多糖類や
、セルロース誘導体の他、ゼラチンやポリビニルアルコ
ール等組成による水溶性の香料カプセル３、同色素カプ
セル４、及び同色素カプセル５を混合したものである。

ここに、各組成成分の配合及び溶解時間の一例を示すと
、第１表の如くなる。

ト　　の　　ｆ−Ｃ４第１表から明らかなように、入浴剤の各組成成分は相互
に分散・溶解温度を異にするので、浴湯内に投入される
と、まず粉体有効成分１が溶解し、ついで酵素顆粒２、
色素カプセル４、色素カプセル５、香料カプセル３の順
に時差を保持しながら溶解することになる。

このように、溶解速度を組成成分毎に異ならせることに
よって、それらの効能、効果を多段的に行わせることが
でき、最適の入浴効果をあげることができる。

また、組成成分の色調を多層化することにより、使用時
色調が多段的に変化し、入浴者の視覚を楽しませること
ができる。

また、組成層の温度溶解性を調節することにより入浴温
度の変化（上昇〉で色調、香り、有効成分が多段的に溶
解し、入浴を楽しむことができ、又有効成分溶解と、入
浴ｔＡ度の調節が可能であり、従って効能、効果をより
助長することができ、入浴温度を知ることができる。

ｂ）　第２図に示す方法は、粉体有効成分１０中に、酵
素カプセル１１、着色顆粒１２、着色顆粒１３及び＠香
顆粒１４を混合したものである。

この場合、溶解は粉体有効成分１０→着５顆粒１４→着
色顆粒１２→着色顆粒１３→醇素カプセル１１の順序で
行われる。

なお、各組成成分の内容は、はぼ方法ａ）の場合と同様
である。

Ｃ）　第３図に示す方法は、有効成分カプセル２、０と
、色素カプセル２１と、色素カプセル２２と、香料カプ
セル２３とを混合したちのである。

この場合、溶解は有効成分カプセル２０→占料カブはル
２３→邑素カプセル２１→色素力プロル２２、の順序で
行われる。

〔１）　第４図に示す方法は、有効成分顆粒３０と、酵
素顆粒３１と、着色顆粒３２と、υ色顆粒３３と、着香
顆粒３４とを混合したものである。

この場合、溶解は、有効成分顆粒３０−４着香顆粒３４
→肴邑顆粒３２→着色顆粒３３→酵素顆粒３１の順序で
行われる。

ｅ）　第５図に示す方法は、香料カプセル４０を核とし
てその外周に色素カプセル４１、有効成分カプセル４２
、及び酵素カプセル４３を多層にカプセル化したもので
ある。

この場合、溶解は酵素カプセル４３→有効成分カプセル
４２→色素カプセル４１→香料カプセル４　’Ｃの順序
で行われる。

ｆ）　第６図に示す方法は、粉体有効成分カプセル５０
中に、酵素カプセル５１、色素カプセル５２、色素カプ
セル５３、及び香料カプセル５４を混合したものである
。

この場合、溶解は有効成分カプセル５０→酵素力プセル
５１→香料カプセル５４→色素カプセル５２→色素カプ
セル５３の順序で行われる。

［実施例２］本実施例は、サニタリー製品が顆粒状洗顔剤である場合
の組成成分である基剤、酵素、香料等の分解・溶解速度
を相違させるための具体的方法を示す。

本実施例に係るサニタリー製品は、第７図に示す方法を
有するものであり、基剤顆粒６０と、酵素顆粒６１と、
着香顆粒６２と、ビタミン８２Ｂ粒６３とを混合したも
のである。

かかるサニタリー製品の組成及び溶解速度を以下の第２
表に示す。

ＬＯ囚の本実施例２においても上・記実施例１と同様な溶解速度
の相違に基づく効果が認められた。

［実施例３〕本実施例は、サニタリー製品が酵素配合の洗濯用洗剤で
ある場合の組成成分である基剤、酵素、色素、香料等の
分散・溶解速度を相違さぼるための具体的方法を示す。

本実施例に係るサニタリー製品は、第８図に示す方法を
有するものであり、基剤顆粒７ｏと、酵素顆粒７１と、
着香顆粒７２と、着色顆粒７３とを混合したものである
。

かかるサニタリー製品の組成及び溶解速度を以下の第３
表に示す。

処方益赳！拉　　　　　　　　　　　　　　粒径０直鎖アル
キルベンゼンスルホン酸ナトリウム高級アルコールＥＯ
付加物硫酸エステルナトリトリポリリン酸ナトリウムゼオライトケイ酸ナトリウム硫酸ナトリウムセッケンカルボキシメチルセルロースポリエチレングリコール（分子量６０００　）旺久！拉
　　　　　　　　　　　　　　粒径蛋白質分解酵素（１
０万単位／９）１五随狡　　　　　　　　　　　　　　粒径１色皿粒　
　　　　　　　　　　　　　粒径第３表 □　□ 、７〜１．３ｍｍ１７．０％ラム　　　５．５２０．０６．３１２．０　　　　９０％　　　　　即溶解３３．７３．２０、２２．１１．５〜１．８ｍｍ８．０％　　　　２０〜２５秒後溶解３、０〜３．３ｍｍ　　　　１．０　　　　５〜８秒後
溶解２．０〜２．５ｍｍ　　　　１．０　　　　１０〜
１５秒後溶解本実施例においても、上記実施例１．２と
同様・な溶解速度の相違に基づく効果が認められた。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第６図は、本発明の実施例１におけ（分散・溶
解速度の相違方法を示す説明図、第７し及び第８図は、
実施例２及び３における分散・ン；解速度の相違方法を
示す説明図である。（１）：粉末有効成分（２）：蛋自分解醇素（３）二香料カプセル（４）（５）：色素カプセル特許出願人　　白　　石　　忠　　主伐　　理　　人　　　松　　尾　　　憲　　−部落７図第８図

Claims

【特許請求の範囲】

１）有効成分、色素、香料等、複数の組成成分を含有し
、かつそれら含有成分の浴湯又は水等への分散・溶解速
度を相互に異ならせたことを特徴とする時差溶解性のサ
ニタリー商品。