JPS6227457A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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Publication number
JPS6227457A
JPS6227457A JP16840285A JP16840285A JPS6227457A JP S6227457 A JPS6227457 A JP S6227457A JP 16840285 A JP16840285 A JP 16840285A JP 16840285 A JP16840285 A JP 16840285A JP S6227457 A JPS6227457 A JP S6227457A
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JP
Japan
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polymer
styrene
copolymer
weight
polyphenylene ether
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Pending
Application number
JP16840285A
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English (en)
Inventor
Masaaki Motai
政明 馬渡
Hideji Tsuchikawa
土川 秀治
Shinichi Kimura
木村 慎一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a、産業上の利用分野 本発明は、耐油性に優れた高耐熱性熱可塑性樹脂組成物
に関する。
b、 従来の技術 ポリフェニレンエーテル系樹脂は、機械的性質、電気的
性質、耐熱性が優れており、しかも寸法安定性が良いな
どの性質を備えているため、広範囲の用途に適した樹脂
として注目されているが、成形加工性、耐衝撃強度およ
びガソリンなどの薬品に対する耐油性が劣ることが大き
な欠点である。
ポリフェニレンエーテル系樹脂の成形加工性を改良する
ためにポリエステルを配合することが、特公昭51−2
1664号に提案されているが、ポリフェニレンエーテ
ル系樹脂とポリエステルとは非常に相溶性が悪く、得ら
れた樹脂組成物は機械的特性に劣り (特にポリエステ
ル含有量が20%を越えると著しく劣る)、該樹脂組成
者から射出成形により得られた成形品は、層状剥離現象
を示し好ましい成形品が得られない。
また、成形加工性と耐衝撃強度の向上のため、特公昭4
3−17812号、特開昭49−98858号などにお
いて、ポリフェニレンエーテル系樹脂にポリスチレンま
たはゴム補強されたポリスチレンを配合することが提案
されているが、それらの樹脂組成物も耐油性に劣る。
ゴム補強されたポリスチレン/ポリフェニレン系樹脂よ
りなる樹脂組成物は、優れた耐衝撃強度と成形加工性を
有するため、工業的に多く生産されているが、耐油性に
劣る所からその用途範囲が制限されている。
C1発明が解決しようとする問題点 本発明者等は、耐油性にすぐれかつ高耐熱性、高耐衝撃
強度を有する広範囲の用途に使用しうる樹脂組成物を得
るべく鋭意検討した結果、ポリフェニレンエーテル系樹
脂とポリエステルに、さらにスチレン系単量体とエポキ
シ基含有不飽和化合物、α、β−不飽和酸および(メタ
)アクリル酸アルキルエステルから選ばれた少な(とも
1種とを成分として含有する共重合体を加え、またこれ
に耐衝撃強度補強剤を配合することにより、従来にない
性能を存する樹脂組成物が得られることを見い出し、か
かる知見に基づいて本発明に到達した。
d、 問題点を解決するための手段 すなわち本発明は、 (al  ポリフェニレンエーテル系樹脂5〜95重量
%、山) スチレン系単量体と、エポキシ基含有不飽和
化合物、α、β−不飽和酸および(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルから選ばれた少なくとも1種とを共重合
して得られる共重合体0.5〜90  重量%、 +c+  ポリエステル1〜90重量%および(dl 
 耐衝撃補強剤0〜80重量%から成る熱可塑性樹脂組
成物に関する。
本発明で使用する(al成分のポリフェニレンエーテル
系樹脂は、下記一般式(1) で表わされるフェノール化合物の1種または2種以上を
、公知の触媒の存在下で酸化カップリング重合して得ら
れるものである。
上記一般式N)の化合物のうち特に好ましいものは、下
記一般式(II) で表わされるフェノール化合物であり、最も好ましいフ
ェノール化合物の具体例としては2,6−シメチルフエ
ノール、2.6−シエチルフエノール、2−メチル−6
−エチルフェノール、2−メチル−6−アリルフェノー
ル、2−メチル−6=フエニルフエノール、2.6−ジ
フェニルフェノール、2,6−シブチルフェノール、2
−メチル−6−プロピルフェノール、2.3.6−)リ
メチルフェノール、2,3−ジメチル−6−エチルフェ
ノール、2.3.6−)リエチルフェノール、2.3.
6−ドリプロビルフエノール、2,6−シメチルー3−
エチルフェノール、2.6−シメチルー3−プロピルフ
ェノールなどが挙げられる。
もっとも好ましいポリフェニレンエーテル系樹脂として
は、2.6−シメチルフエノールから得られるポリフェ
ニレンエーテル、および2.6−シメチルフエノールと
2.3.6−)リメチルフェノールの共重合によって得
られるポリフェニレンエーテルである。またポリフェニ
レンエーテルにスチレン系単量体がグラフト共重合した
ものも使用できる。特に、2,3.6−ドリメチルフエ
ノールと2,6−シメチルフエノールから得られる共重
合ポリフェニレンエーテルは、耐熱、耐衝撃性、加工性
、耐溶剤性がよい。
本発明で使用する(a)成分のポリフェニレンエーテル
系成分の極限粘度〔η〕 (クロロホルム中、30℃で
測定)はとくに限定されないが、好ましくは0.2〜l
dj!/g、さらに好ましくは0.25〜0.7d l
l/gである。本発明の熱可塑性樹脂組成物におけるポ
リフェニレンエーテル系樹脂の配合量は5〜95重量%
であり、好ましくは10〜600〜60重量に好ましく
は10〜50重量%である。ポリフェニレンエーテル系
樹脂の配合量が、5重量%未満では得られる熱可塑性樹
脂組成物の耐熱性の改良に顕著な効果がみられず、95
重量%を越えると耐溶剤性および加工性が劣る。
本発明の山)成分に使用されるスチレン系単量体として
は、スチレン、α−メチルスチレン、P−メチルスチレ
ン、ビニルキシレン、モノクロルスチレン、ジクロルス
チレン、モノブロムスチレン、シフロムスチレン、P−
t−ブチルスチレン、エチルスチレン、ビニルナフタレ
ンなどがあり、これらは1種または2種以上で使用され
る。特に好ましいスチレン系単量体はスチレンである。
エポキシ基含有不飽和化合物としては、分子中に不飽和
基とエポキシ基を有する化合物全てが使用可能であるが
、好ましいエポキシ基含有不飽和化合物としては、下記
一般式(llr)RO0 で示される化合物および下記一般式(IV)〔式中のR
は上記一般式(I[I)で例示したものと同じである。
〕 で示される化合物がある。
好ましい具体例としては、アクリル酸グリシジル、メタ
クリル酸グリシジル、エタクリル酸グリシジル、イタコ
ン酸グリシジル、アリルグリシジルエーテルがあり、特
に好ましいエポキシ基金を不飽和化合物は、アクリル酸
グリシジル、メタクリル酸グリシジル、アリルグリシジ
ルエーテルである。これらのエポキシ基含有不飽和化合
物は、1種または2種以上で使用される。
α、β−不飽和酸としては、例えばアクリル酸、メタク
リル酸、クロトン酸、ケイ皮酸、イタコン酸、マレイン
酸などがある。好ましくはアクリル酸、メタクリル酸で
ある。これらのα、β−不飽和酸は1種または2種以上
で使用される。
また本発明で使用されるアクリル酸アルキルエステルと
しては、例えばメチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、アミ
ルアクリレート、オクチルアクリレート、2−エチルへ
キシルアクリレート、シクロへキシルアクリレート、ド
デシルアクリレート、オクタデシルアクリレート、フェ
ニルアクリレートなどを挙げることができ、これらは1
種または2種以上で使用される。
メタクリル酸アルキルエステルとしては、例えばメチル
メタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタク
リレート、アミルメタク・リレート、ヘキシルメタクリ
レート、オクチルメタクリレ−1−12−エチルへキシ
ルメタクリレート、シクロへキシルメタクリレート、ド
デシルメタクリレート、オクタデシルメタクリレート、
フェニルメタクリレート、ベンジルメタクリレートなど
を挙げることができ、これらは1種または2種以上で使
用される。
本発明の(k11成分は、前記スチレン系単量体と前記
エポキシ基含有不飽和化合物との共重合体、前記スチレ
ン系単量体と前記α、β−不飽和酸との共重合体、前記
スチレン系単量体と前記(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルとの共重合体およびスチレン系単量体とエポキシ
基含有不飽和化合物、α、β−不飽和酸、(メタ)アク
リル酸アルキルエステルから選ばれた2種以上の単量体
との共重合体などである。
本発明の(b)成分は、スチレン系単量体99〜60重
量%、エポキシ基含有不飽和化合物、α、β−不飽和酸
、(メタ)アクリル酸アルキルエステルの群から選ばれ
た少なく とも1種の単量体が、1〜40重量%の範囲の組成であ
ることが相溶性の面から好ましい。
また山)成分中には、上記単量体と共重合可能な他のビ
ニル単量体を、10重量%以下共重合することも可能で
ある。共重合可能な他のビニル単量体としては、メタク
リレートリル、アクリロニトリル等のビニルシアン化合
物などがある。
本発明の(bJ酸成分、fcl成分のポリエステルと(
al成分のポリフェニレンエーテル系樹脂の相溶性を高
める働きをする。これは、山)成分中のエポキシ基含有
不飽和化合物、α、β−不飽和酸または(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルが、ポリエステルと化学的反応を
することに基づくものと思われる。なかでも、得られる
熱可塑性樹脂組成物の成形品の外観の面から、エポキシ
基含有不飽和化合物を用いた方がよい。
また(b)成分は、ゴム補強された共重合体でもよい。
ゴム補強された共重合体は、ポリブタジェンゴム、スチ
レン−ブタジェンゴム、ポリブテンゴム、水素化スチレ
ン−ブタジェンゴム、アクリロニトリル−ブタジェンゴ
ム、エチレン−プロピレンゴム、ポリアクリル酸エステ
ルゴム、ポリイソプレンゴム、天然ゴムなどのゴム状重
合体の存在下に、上記したごとき単量体を重合させるこ
とによって得られる。
本発明に用いられる(bl成分は、ラジカル重合を利用
する通常の塊状重合、溶液重合、懸濁重合または乳化重
合によって製造することができる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物中の(bl成分の使用量は
0.5〜90重量%であり、好ましくは1〜70重量%
、さらに好ましくは2〜50重冊%である。0.5重量
%未満では、得られた成形品が層状剥離する。
また90重量%を越えると耐熱性が劣る。
本発明の(C)成分のポリエステルとしては、脂肪族ポ
リエステル、芳香族ポリエステル、全芳香族ポリエステ
ルが使用される。
好ましいポリエステルとしては、下記一般式(V)−G
O−(CI+2) 、l−0−C−Ar−C+で表わさ
れるものである。また上記一般式中の−(c)1□)7
−1−Ar−はそれぞれ2種以上が共重合されたものも
使用できる。
その例としては例えば 特に好ましいポリエステルは、ポリエチレンテレツクレ
ート、ポリブチレンテレフタレートおよびその変性品で
ある。
これらのポリエステルの使用量は1〜90重量%であり
、好ましくは5〜70重量%、さらに好ましくは10〜
60重四%である。1重量%未満では得られる熱可塑性
樹脂組成物の耐油性が不充分であり、90重量%を越え
ると相溶性が低下し層状剥離する。
また耐熱性が低下する。
本発明に用いる耐衝撃強度の向上効果が大きい耐衝撃強
度補強剤としては、ゴム状重合体にスチレン系単量体を
主成分とする単量体をグラフト重合したグラフト共重合
体および各種の熱可塑性エラストマーが好ましい。ゴム
状重合体にスチレン系単量体を主成分とする単量体をグ
ラフト重合することによって得たグラフト共重合体とは
、ラテックス状のゴム状重合体にスチレン系単量体を乳
化グラフト重合することによって得た重合体、ゴム状重
合体をスチレン系単量体を主成分とする溶媒に溶解し、
その溶液を塊状重合、溶液重合、懸濁重合などの方法に
より重合して得た重合体などを言う。ここで用いられる
ゴム状重合体としては、ポリブタジェン、スチレン−ブ
タジェン共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エ
チレン−プロピレン−ポリエン共重合体、ポリアクリル
酸エステル、ポリイソプレンなどがある。ここで使用さ
れるスチレン系単量体は、前記(bl成分の単量体が全
て使用できる。スチレン系単量体と共に用いられる単量
体としては、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル
などがある。
スチレン系単量体と共重合される上記単量体は、相溶性
の面から単量体中10重量%以上が好ましい。
通常市販されている耐衝撃性ポリスチレンも耐衝撃強度
補強剤として使用できるが、さらに好ましいグラフト共
重合体はゴム状重合体の含有量の多いものであり、好ま
しくはグラフト共重合体中のゴム状重合体の含有量が1
2重量%以上、さらに好ましくは30〜70重量%であ
る。グラフト共重合体中のゴム状重合体の粒子径は、乳
化重合法で得られる小粒子(0,05〜0.8μm)か
ら塊状重合、溶液重合、懸濁重合で得られる大粒子(0
,5〜3μm)のものまで用いることができる。
上記熱可塑性エラストマーとは、スチレン−ブタジェン
ブロック共重合体、水素化スチレンーブタジエンブロッ
ク共重合体、エチレンーフロヒレフエラストマー、スチ
レングラフトエチレンープロビレフエラストマー、熱可
塑性ポリエステルエラストマー、エチレン系アイオノマ
ー樹脂などがある。
スチレン−ブタジェンブロック共重合体には、AB型、
ABA型、AHAテーパー型、ラジアルテレブロック型
などが含まれる。また耐衝撃補強剤は1種または2種以
上で使用される。
また本発明の熱可塑性樹脂組成物に、さらに他の重合体
をブレンドして用いることができる。その中でも成形加
工性の向上などの点でと(に好ましいのはスチレン系単
量体を80重量%以上含む重合体である。
本発明で特定する(1))成分は、(c)成分と混合す
ることにより、両ポリマー同志が化学的反応をおこし、
特殊なポリマーを形成し、fa)成分との相溶性を向上
させることができる。この化学反応を速やかに進行させ
るために、物性面に悪影響を与えない範囲で公知の触媒
を添加してもよい。
本発明の熱可塑性樹脂組成物の使用に際して、ガラス繊
維、炭素繊維、金属繊維、ガラスピーズ、アスベスト、
ウオラスナイト、炭酸カルシウム、クルジ、硫酸バリウ
ムなどの充填剤を、単独または併用して用いることがで
きる。これらの充填剤のうち、ガラス繊維、炭素繊維の
形状としては、6〜60μmの繊維径と30μm以上の
繊維長を有するものが好ましい。これらの充填剤は、熱
可塑性樹脂組成物100重量部に対して5〜150重量
部含有していることが好ましい。また公知の難燃剤、酸
化防止剤、可塑剤、着色剤、滑剤などの添加物を添加し
て用いることができる。好ましい難燃剤は、燐系の難燃
剤である。また他の重合体、例えばポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリアミドなどを機械的特性を損なうこと
のない量で混合せしめることができる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物を得る方法としては、押出
機ロールミキサー、バンバリーミキサ−、ニーダ−ミキ
サーなどを用いて上記各成分を溶融混合する方法が用い
られる。
溶融混合する順序は、全成分を同時に溶融混合してもよ
いし、あらかじめ2〜3種類の成分を溶融混合しておく
方法、ポリフェニレンエーテル系樹脂にスチレン系化合
物をグラフト重合させる際に同時に他の成分の一部を溶
融混合させる方法などを用いることができる。(′b)
成分と(el成分のポリエステルとの反応または相互作
用をより強固なものとするため、(bl成分とポリエス
テルを溶融混合しておき、次に他の成分を添加し、溶融
混合して本発明の熱可塑性樹脂組成物を得る方法が、機
械的特性などの点で好ましい場合もある。
d、実施例 次に製造例、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明
するが、これらはいずれも例示的なものであって、本発
明の内容を制限するものではない。
なお、以下の各側において、部および%はそれぞれ重量
部および重量%を示す。
製造例1 実施例、比較例に用いるポリフェニレンエーテルを以下
の方法で得た。
1)  it合体A−1(ポリフェニレンエーテル)の
製造反応器底部に、酸素吹込み装置、冷却用コイル、攪
拌機を備えたステンレス製反応機内部を窒素で充分置換
したのち、臭化第2銅53.6g、ジ−n−ブチルアミ
ン1110g 、さらにトルエン4ONに2.6−キシ
レノール8.75kgを溶解して添加した。攪拌しなが
ら均一溶液にしたのち、反応容器内部に酸素を急速に吹
き込みながら、90分間重合を行なった。重合の間、冷
却用コイルに水を循環させて反応容器の内温を30℃に
維持した。重合終了後、トルエン301を添加し、エチ
レンジアミン四酢酸二ナトリウム430gを水に溶解し
た20%水溶液を添加し反応を停止させた。
反応生成物を遠心分離して重合体溶液相を取り出した。
重合体溶液相を烈しく攪拌しながら、メタノールを徐々
に添加し、重合体を凝固させてスラリー状態にした。炉
別した重合体をメタノールで充分洗浄し、さらに決別し
たのち乾燥し重合体A−1を得た。
2) 重合体A−2(ポリフェニレンエーテル)の製造
重合体A−1の製造法においてフェノール化合物を2,
6−キシレノール/2,3.6−ドリメチルフエノール
=90/10(モル比)に代えて重合を行ない、重合体
A−2を得た。
製造例−2 1)重合体B−1(スチレン−メタクリル酸グリシジル
共重合体)の製造 攪拌機付ステンレス製反応容器内部を窒素で充分置換し
たのち、スチレン4.500g、メタクリル酸りリシジ
ル500g、 ドデシルベンゼンスルホン酸ソータ10
0g、 t−ドデシルメルカプタン25g1イオン交換
水12,000gを仕込んだ。ジャケットに70°Cの
温水を循環し内温か60℃になった時点で過硫酸カリウ
ム27.5g 、イオン交換水1,400gからなる水
溶液を添加し2時間重合反応を行なったのち、スチレン
4,500g、メタクリル酸グリシジル500g、  
ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ50g 、 t−ド
デシルメルカプタン25g1 イオン交換水5,000
gおよび過硫酸カリウム27.5g、イオン交換水60
0gから成る水溶液を添加しさらに2時間重合反応を行
なった。得られた重合体ラテックスを塩化カルシウムに
て凝固させ、充分水洗したのち乾燥し、メタクリル酸グ
リシジル含量10%の重合体B=1を製造した。
2) 重合体B−2〜5の製造 重合体B−1と同様の製造条件によって以下の重合体B
−2〜5を得た。
製造例−3 重合体C(ポリブタジェン/ブタジェン−スチレン共重
合ゴム−スチレン共重合体)の製造攪拌機付ステンレス
製反応容器内部を窒素で充分置換したのち、ポリブタジ
エンラテノクス(日本合成ゴム側製JSRt10700
)2,000g (固型分)、ブタジェン−スチレン共
重合体ラテックス(日本合成ゴム側製JSR#0561
)2,000g  (固型分)、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ソーダ50g’、水酸化カリウム3g、スチレン
4.000g、イオン交換水14.ooOgを仕込んだ
。ジャケットに70℃の温水を循環させながら60℃に
達した時点でピロリン酸ソーダ20g、ブドウPt25
g 、硫酸第1銖0.4g、イオン交換水950gから
なる水溶液とクメンハイドロパーオキサイド25gを添
加したのち、2時間重合反応を行なった。そののちスチ
レン2.000g、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ
26g 、 水酸化カリウム3g、クメンハイドロパー
オキサイド8gからなる乳化液を、2時間に渡って連続
的に添加し重合反応を行なった。さらにピロリン酸ソー
ダ6.7g、ブドウ糖8.3g、硫酸第1鉄、イオン交
換水317gからなる水溶液とクメンハイドロパーオキ
サイド5gを添加したのち、1時間重合反応を行なった
。得られた重合体ラテックスに酸化防止剤乳化物を添加
したのち、塩化カルシウムで凝固させ充分水洗したのち
乾燥し重合体Cを得た。
実施例1〜4 重合体B−150部とポリブチレンテレフタレート(東
しPBT 1401 :東し側型)50部を、同方向回
軸2軸押出機にて溶融混合しペレット状の樹脂(ポリマ
ーD)を得た。ポリマーDと重合体A−1、重合体A−
2を表−1に示した割合に混合し、240℃〜280℃
の温度で同方向回転2軸押出機にて溶融混練して熱可塑
性樹脂組成物を得た。この熱可塑性樹脂組成物から射出
成形機にて試験片を作製し、JIS試験法に6871に
記載の方法にて、引張り強度、伸び、アイゾツト衝撃強
度、熱変形温度を測定した。成形品の剥離性の評価は、
試験片の破断面に接着テープを付着させ、のちにとりは
ずすという方法で剥離試験を行なったのちの状態を肉眼
にて観察して行った。その結果を表−1に示した。
実施例−5 実施例−2においてポリマーDを用いずに、ナイロン−
6、重合体B−1を用いて一度に混練りして熱可塑性樹
脂組成物を調製し、その物性を評価した。結果を表−1
に示した。
比較例−1 実施例−5において本発明の(b)成分を用いずに樹脂
組成物を調製し、これについて評価試験を行なった。表
−1に示したように、剥離が著しく、また機械強度が大
きく低下した。
表−1 ■ 傘  トーポレソクス 500−51三井東圧(1′@
製傘傘  剥離状f庄 ;      剥翔を無 :Q
       fdlU[イ丁 : ×実施例6〜9 重合体B−2、B−3、B−4、B−5をそれぞれ50
部とポリブチレンテレフタレート (東しPBT140
1:東し■製)50部とで、実施例−1に用いたポリマ
ーDと同様の方法でペレット化を行ない、ポリマーE(
重合体B−2使用)、ポリマーF(重合体B−3使用)
、ポリマーG(重合体B−4使用)、ポリマーH(重合
体B−5使用)を得た。これらのポリマーの配合比を変
えて熱可塑性樹脂組成物を調製した。その配合処方と評
価結果を表−2に示した。
表−2 実施例10〜15 重合体Cおよび水素化スチレン−ブタジェンブロック共
重合体(クレートンG1650;シェル社製)を配合し
、耐衝撃補強剤を添加して熱可塑性樹脂組成物を調製し
た。
耐ガソリン性試験として、この熱可塑性樹脂組成物から
射出成形して作製した試験片を2時間ガソリン中に浸漬
し、クラックの発生状態を観察した。
配合処方および評価結果を表−3に示した。
なおりランク発生状態は目視評価で行ない、その結果を
クランク発生無し二〇、クランク発生有:×で示した。
比較例−2 耐衝撃補強剤を配合した系で、(C)成分を含有しない
樹脂組成物を調製した。その配合処方および評価結果を
表−3に示した。その結果、(c)成分を含有しない系
は耐ガソリン性が劣ることがわかった。
表−3 よって剥離することがなく、しかも耐油性に優れた高耐
熱性熱可塑性樹脂組成物を得ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)ポリフェニレンエーテル系樹脂5〜95重量%、
    (b)スチレン系単量体と、エポキシ基含有不飽和化合
    物、α,β−不飽和酸および(メタ)アクリル酸アルキ
    ルエステルから選ばれた少なくとも1種とを共重合して
    得られる共重合体0.5〜90重量%、(c)ポリエス
    テル1〜90重量%および (d)耐衝撃補強剤0〜80重量% から成る熱可塑性樹脂組成物。
JP16840285A 1985-07-30 1985-07-30 熱可塑性樹脂組成物 Pending JPS6227457A (ja)

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JP16840285A JPS6227457A (ja) 1985-07-30 1985-07-30 熱可塑性樹脂組成物

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JP16840285A JPS6227457A (ja) 1985-07-30 1985-07-30 熱可塑性樹脂組成物

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JPS6227457A true JPS6227457A (ja) 1987-02-05

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6281444A (ja) * 1985-10-04 1987-04-14 Toyobo Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物
JPS63223026A (ja) * 1987-03-13 1988-09-16 Mitsubishi Petrochem Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物
JP2010202690A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Otsuka Chem Co Ltd ポリマーアロイ用相溶化剤、ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物およびフィルム

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