JPS62189940A - 誘導子形交流発電機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、回転子の双方の磁極鉄心から磁極爪部が交
互に出された誘導形交流発電機に関し、特にエアギャッ
プの改良にかかわる。

〔従来の技術〕

従来のこの種の交流発甫機は第３図に断面図で示すよう
になっていた０１は回転軸で、プーリ２が固着されてい
る。５は回転軸１に固着された回転子で、次のように構
成されている。４は回転子鉄心、５は一方の磁Ｔｈｅ心
で、複数の磁極爪部５ａが円周方向に対し間隔をあけて
出されている○６は磁極爪部５ａの内周に固着された非
磁性の支持環、７はこの支持環６に固着された他方の磁
極鉄心で、複数の磁極爪部７ａが円周方向に対し間隔を
あけ、上記磁極爪部５ａとは交互に出されている。

８は回転子鉄心４及び他方の磁極鉄心７にエアギャップ
を介し配設された固定の励磁側鉄心、９はこの鉄心８に
保持された励磁コイル、１０は固定子鉄心で、スロット
に固定子コイル１１を保持している。１２は軸受１４を
介し回転軸１を支持し、かつ、固定子鉄心１０を結合支
持する前ブラケットで、冷却風の出口穴１２ａが設けら
れているＧ１３は固定子鉄心１０を結合支持する後ブラ
ケットで、軸受１５を介し回転軸１を支持するとともに
、鉄心８を固着支持しており、冷却風の入口穴１３ａが
設けられている。１６は固定子コイル１１による交流電
力を直流電力に変換する整流器、１ワは発電機端子電圧
を所定に調整する電圧調整器、１８は回転軸１に固定さ
れたファンである。

上記従来装置において、原動機の回転によりベルトを介
し回転軸１が回転される。これによυ、固定子コイル１
１に誘起された交流電圧は整流器１６により直流に整流
され、励磁コイル９に通電されるとともに、負荷に供給
される。電圧調整器１７は励磁電流を制御し出力電圧を
一定に調整する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のような従来の誘導子形交流発電機では、回転子３
と固定子鉄心１０及び励磁側鉄心８との各エアギャップ
は、各構成品部の許容仕上公差による組立誤差のため、
相当大きく（例えば０．４〜０．７ｍｍ）ｌ、ており、
この部分の磁気抵抗が大きく、出力を低下させていた。

この発明は、このような問題点を解決するためになされ
たもので、回転子と固定部との磁路のエアギャップを従
来のものより小さくし、出力が増大される誘導子形交流
発電機を得ることを目的としている。

〔問題点を解決するだめの手段〕

この発明にかかる誘導子形交流発電機は、機内の回転子
を、前、後ブラケット、固定子鉄心及び固定子コイルの
両コイル端を覆った両囲い体とで密閉室を形成して囲い
、この室に潤滑剤を供給し、回転子と固定部との磁路の
エアギャップを小ざくしたものである。

〔作用〕

この発明においては、回転子がエアギャップ部で固定部
に触れようとする事態が生じても、回転子の重量は軸受
に支持されておシ、潤滑剤の介在によシ運転が継続でき
、小ざいエアギャップにより磁束が増加し、出力が増大
される。

〔実施例〕

第１図はこの発明による車両用父流発電機の一実施例を
示す縦断面図で、第２図は第１図の一部破断して示す正
面図であり、１，２，６．’？、’？ａ、９〜１１　、
１４〜１７は上記従来装置と同一のものである。

２１は回転子で、回転軸１に固着された一方の磁極鉄心
２２には複数の磁極爪部２２ａが円周方向に対し間隔を
あけ、上記磁極爪部７ａとは交互に出されており、固定
子鉄心１０とは小さいエアギャップＧ１にしている。

２３は一方及び他方の磁極鉄心２２及び７に、小さくし
たエアギャップＧ２及びＧ３を介し配設された固定の励
磁側鉄心で、励磁コイル９を保持している０上記各エア
ギヤツプＧ１　ｅ　Ｇ２　ｓ　Ｇ３は従来より極力小さ
くし、例えば０．３ｍｍ程度にしている。２４は固定子
コイル１１の両コイル端を囲う両側１対の囲い体で、良
熱伝導のアルミニウムなどの金属材からなり、コイル端
との間に合成樹脂などからなる絶縁光てん材２５が充て
んされ、固定子鉄心１０に液密に固着されており、固定
子コイル１１を液密に保護している。

次に、２６は固定子鉄心１０を支持する前ブラケットで
、環状溝２６ａに囲い体２４の端部の円筒状突起２４ａ
をはめ込み、粘性状のシリコン系などのガスケット２７
によす液密に封止しており、内壁と囲い体２４の背面と
の間に円周方向に冷却液の流通路３２ａが形成されてい
る。この前ブラケット２６には冷却液の流入管２８及び
流出管２９が設けられており、双方開位置に囲い体２４
の背面との間に仕切部２６１）が設けられである。３５
は原動機（図示は略す）の冷却液循環系路の往路側から
流入管２８に連結されたチューブ、３６は流出管２９に
連結され、上記冷却液循環系路の帰路側に戻すチューブ
である０３０は前ブラケット２６に○リング３１を介し
液密に結合された後プラケットで、環状溝３０ａに囲い
体２４の円筒状突起２４ａをはめ込み、粘性状のガスケ
ット２７により液密に封止している。後ブラケット３０
は励磁側鉄心２３を固着するとともに、軸受１５を支持
しており、冷却液の分岐穴３０ｃ及び戻１〜穴３０ｄが
設けられている。後ブラクツ）　３０の内壁と後側の囲
い体２４の背面との間に、円周方向に冷却液の流通路３
２ｂが形成されており、流入側と流出側を仕切る仕切部
３０ｂが設けられている。

３３は良熱伝導金属材からなり、後ブラケット３０の外
端部に液密に取付けられた冷却カバーで、双方間に冷却
液の分岐流通路３２ｃが形成されており、分岐穴３０ｃ
からの冷却液を流通し、戻し穴３ｏｄから流通路３２ｂ
の途中に戻す。冷却カバー３３の外端面には、整流器］
６がヒートシンク１６ａを介し固着され、電圧調整器１
７がヒートシンク１７１）を介し固着されている。３４
ｉ１″′を後ブラケツ）　３０に取付けられた保護カバ
ーである。

３ワは回転軸１に固着された間隔環、３８は前プラ々ッ
ト２６に取付けられ軸受を軸方向に固定する内カバー、
３９は間隔環３７にはめられて回転され、内カバー３８
而に液密にしゆう動する軸封部拐である。−４−４記−
・１定子鉄心１０９両囲い体２４　、　ｊａｉｌ　、後
ブラケツ）２６，３０．軸封部材３９とにより、機内の
回転子２１を囲う密閉室４０を形成する０４コはこの室
４−○の下部に封入された潤滑剤で、潤滑油、グＩＪ　
−スなどからなる０ 上記一実施例の装置の動作は、次のようになる。

原動機の低温の冷却液が一部分流され、流入管２Ｂから
流入され、流通路３２ａ　、　３２ｂを矢印のように流
通し、固定子鉄心］０．固定子コイル１１を冷却して温
度」−昇し、流出管２９から流出され、原動機の冷却液
循環系路の後路側に戻される０ また、流入管２Ｂから流通路３２ｂに流入した冷却液の
一部は、分岐穴３０ｂから分岐流通路３２ｃを矢印のよ
うに流通し、冷却カバー３３を介し整流器１６及びＴ「
圧調整器１７を冷却し、流通路３２ｂの途中に戻される
。

をらに、冷却液にグＱ果的に直接冷却された、後ブラケ
ット３０は軸受１５を吸熱冷却するとともに、励磁側鉄
心２３を介し励磁コイル９を吸熱冷却する。

ところで、回転子２１と固定子鉄心１０及び励磁側鉄心
２３との各エアギャップは従来装置に比べ小さくされで
あるが、回転子２１の１ｆ量は軸受］４゜１５に支持さ
れており、回転子２１がエアギャップ部で固定部に触れ
ようとする事態が生じても、潤滑剤４１の介在により支
障なく運転ができる０なお、回転子２１と固定部とのエ
アギャップで対向する各部品の対応部に、めっきやメタ
リコン、表面熱処理などによる表面硬化処理を施しても
よい０ 〔発明の々り果） 以上のように、この発明によれば、回転子を機内に密閉
室で囲い、この室に潤滑剤を供給し、回転子と固定部と
の磁路のエアギャップを従来のものより小さくしたので
、出力が増大される０

【図面の簡単な説明】

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）双方の磁極鉄心から磁極爪部が交互に出され、回
   転軸に固着され励磁コイルにより励磁される回転子磁極
   鉄心と、この磁極鉄心を囲い固定子コイルが装着された
   固定子鉄心と、この固定子鉄心を支持するとともに、そ
   れぞれ軸受を介し上記回転軸を支持する前ブラケット及
   び後ブラケットとを備えた誘導子形交流発電機において
   、上記固定子コイルの両コイル端をそれぞれ絶縁し液密
   に囲う両側１対の囲い体、内側部でこの一方の囲い体の
   外端部に液密に結合された前ブラケット、内側部で上記
   他方の囲い体の外端部に液密に結合され、端部壁により
   機内の後端側を液密に囲う後ブラケット、上記前ブラケ
   ットの軸受支持側内端と機内を液密に軸鎖する封止部材
   、及び上記固定子鉄心と前、後ブラケットと封止部材と
   により形成され上記回転子部を囲う密閉室に供給された
   潤滑剤を備え、上記回転子と固定部との磁路のエアギャ
   ップを小さくし、このエアギャップに上記潤滑剤を介在
   させたことを特徴とする誘導子形交流発電機。
2. （２）回転子と固定部とのエアギャップ部の対向する双
   方の面に表面硬化処理を施してあることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の誘導子形交流発電機。