JPH11146606A - 水冷式オルタネータ - Google Patents

水冷式オルタネータ

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JPH11146606A
JPH11146606A JP30529097A JP30529097A JPH11146606A JP H11146606 A JPH11146606 A JP H11146606A JP 30529097 A JP30529097 A JP 30529097A JP 30529097 A JP30529097 A JP 30529097A JP H11146606 A JPH11146606 A JP H11146606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
stator coil
stator
coil
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP30529097A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Innami
敏之 印南
Shingo Yokoyama
真吾 横山
Yoshiaki Honda
義明 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH11146606A publication Critical patent/JPH11146606A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】固定子コイルの冷却を小径であり、かつ良好な
生産性,組立性,液密性をもった水冷式オルタネータを
提供する。 【解決手段】固定子コイル7の冷却とブラケットを介し
て整流器11と電圧調整器12の熱を奪うために冷却水
が流れる冷却管13を後ブラケット4と固定子コイル7
との間に配置し、コイルエンド部のコイル間および冷却
管との間を良伝導性の樹脂材16によって一体にモール
ド成形している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
オルタネータに関する。
【0002】
【従来の技術】オルタネータは、車両の機関により回転
される回転軸に固着されている回転子と、前記回転子を
囲うように配置され固定子コイルが巻装された略円筒状
の固定子と、前記固定子を直接もしくは部材を介して支
持するとともに、軸受を介して前記回転軸を支持する前
ブラケット及び後ブラケットと、発電量の調整のために
励磁電圧を調整する電圧調整器と、前記固定子コイルに
誘起交流電圧を直流電圧に変換する整流器より構成され
ている。
【0003】励磁された回転子がエンジンの駆動力によ
って固定子コイル内を回転子が回転すると、固定子コイ
ルに誘導起電力が発生する。誘起された交流電圧は、整
流器により直流に整流され、車両およびバッテリに供給
される。回転子の励磁電圧は、バッテリの電圧をモニタ
することによって、電圧調整器により調整される。
【0004】固定子コイル,電圧調整器,整流器は発電
中は電流が流れるため、固定子コイル,電圧調整器,整
流器の素子の抵抗によって発熱が生じる。発熱が生じる
と、各素子の抵抗はさらに増加し、さらなる発熱が生じ
る。この発熱を除去するには冷却性能を向上する必要が
ある。
【0005】車両用のオルタネータの冷却を向上する手
法としては、ファンによる空冷技術が一般的である。し
かし、近年では冷却性能の更なる向上のために冷却水を
用いた水冷方式も見られる。水冷式のオルタネータの従
来技術として、特公平4− 67429 号公報に示されるよ
うに、固定子コイルの端部を合成樹脂などの絶縁充填物
を介し金属囲い体により囲い、この囲い体の背面と、前
後ブラケットの内壁部との間に円周方向に流路を形成
し、この流路に冷却水を流通させ、固定子コイルを冷却
している。また後ブラケットの外端部に整流器,電圧調
整器が接触取り付けされている冷却カバーを設け、後ブ
ラケット外端部と冷却カバーの間に固定子コイルを冷却
する流路と分岐する分岐流路を形成し、冷却水を分岐さ
せて整流器,電圧調整器を冷却している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
ブラケットと金属囲い体によって形成される主流路は、
オルタネータの固定子の外周に形成されるため、オルタ
ネータ自体の径が増大するという問題があった。
【0007】また流路を二つ以上の異なる部材で構成す
るため、構成部材の構造が複雑になり生産性、組立性が
悪く、また液密性を保つことも困難であるという問題が
あった。
【0008】本発明は以上の点を鑑み、小径であり、か
つ良好な生産性,組立性,液密性をもった水冷式オルタ
ネータを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の水冷式オルタネ
ータでは、第1の実施例として、冷却水流路を冷却管で
構成し、該冷却管と前記固定子コイルを良熱伝導材によ
って一体にモールド成形している。
【0010】また第2の実施例では、固定子コイルで発
生した熱を冷却水流路の冷却面まで伝導する伝導部材と
前記固定子コイルが良熱伝導材によって一体にモールド
成形している。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面を用いて説
明する。
【0012】図1は本発明の水冷式オルタネータの第1
の実施例を示す。
【0013】車両の機関(図示せず)によってプーリ1
を介して回転軸2に回転が伝えられる。回転軸2は回転
子3と固着されており、回転子3は回転軸2とともに回
転する。回転子3は後ブラケット4に固定されている励
磁コイル5によって励磁される。回転子2を囲うように
略円筒状の固定子6が配置され、固定子コイル7が巻装
されている。
【0014】固定子6は直接もしくは部材を介して間接
的に前ブラケット8および後ブラケット4に支持されて
おり、前ブラケット8および後ブラケット4は軸受9お
よび軸受10を介して回転軸2を支持する。このため回
転軸2に固着された回転子3の外周と固定子6の内周面
は一定のギャップを保ちながら回転することができる。
後ブラケット4の背面には、熱の発生源の一つである整
流器11および電圧調整器12が取り付けられている。
【0015】また最も多く熱を発生する固定子コイル7
の冷却とブラケットを介して整流器11と電圧調整器1
2の熱を奪うために冷却水が流れる冷却管13を後ブラ
ケット4と固定子コイル7との間に配置している。本実
施例では、この冷却管13は一本の銅管を螺旋状に整形
して用いているが、これは複数の部材の組み合わせによ
って構成される流路だと液密性を保つためのシール部材
等の部品点数が増加するためである。また銅管でなくて
もアルミ,ステンレス等、管状であり整形が容易であれ
ばよい。
【0016】固定子コイル7で発生した熱をよりよく冷
却管13内を流れる冷却水に放熱するためには、固定子
コイル7と冷却管13の接触面積をなるべく広くする必
要がある。しかし、図2に示すように、固定子コイル7
は固定子6に巻装されているため、固定子コイル7で固
定子6よりはみ出た部分(以下コイルエンド部と称す)は
コイルが複数回巻かれた形状であり決して平滑な面では
ない。
【0017】そのため、コイルエンド部に螺旋状に整形
した冷却管13をそのまま接触させても、接触面積は、
ごく狭い範囲に限られる。そこで本実施例では、コイル
エンド部のコイル間および冷却管との間を良伝導性の樹
脂材16によって一体にモールド成形している。
【0018】このようにすれば、コイルエンド部のコイ
ル間にも樹脂が充填され、固定子コイル7と樹脂との接
触面積は増大する。また冷却管13と樹脂の間の接触面
積は冷却管13の外周の面積となり、固定子コイル7と
冷却管13との接触面積は、固定子コイル7を樹脂でモ
ールドした部分の表面積と冷却管13の外周の面積の大
きい方となる。
【0019】本実施例の製作手順としては、図3のフロ
ーチャートに示すとともに以下に記述する。
【0020】固定子6に固定子コイル7を巻装する。
【0021】冷却管13を螺旋状に整形する。
【0022】コイルエンド部分を半径方向に折り曲げ
整形する。
【0023】固定子コイル7のコイルエンド部分と螺
旋状に整形された冷却管13を仮止めし、モールド成形
で一体化する。
【0024】後ブラケット4組み付け後、冷却管13
の端部を整形し、冷却水出入り口の継ぎ手を取り付け
る。
【0025】本実施例では、冷却水の流路を一本とし
て、一本の冷却管で固定子コイル7,整流器11,電圧
調整器12を冷却しているが、図4に示すように入り口
の冷却水を複数の流路(前コイルエンド冷却管13a,
後コイルエンド冷却管13b,電子部品冷却管13c
等)に分流し、それぞれを冷却してもよい。ただしこの
場合は各流路の冷却水が、設計時点の流量が流れるよう
に圧損の調整や流量調節弁17等を取り付ける必要があ
る。
【0026】次に本発明の第2の実施例を図5示す。
【0027】本実施例では、第1の実施例で示した冷却
管13の代わりに、熱を冷却面に伝導する伝導部材18
を固定子コイル7とモールド一体成形したものである。
冷却水流路19は第1の実施例のように冷却管で構成さ
れていないので、液密性は考慮しなければならないが、
最大の熱の発生源である固定子コイル7と電熱部材18
は良伝熱性の樹脂によって一体となっているため、固定
子コイル7と伝熱部材の接触面積は大きく確保でき、さ
らに冷却面と平滑に接触できるため、固定子コイル7の
熱を良好に冷却水に伝えることができる。またこのよう
な構成をとることにより、組立性,生産性を向上するこ
とができる。
【0028】以上の実施例は、ブラシレス方式のオルタ
ネータについて説明しているが、一般的なブラシ付きオ
ルタネータにおいても、固定子と固定子コイルの構造は
同じなので、本発明はブラシ付きオルタネータにも活用
できる。
【0029】
【発明の効果】以上の本発明の実施例のような構造をと
ることによって、小径であり、かつ良好な生産性,組立
性,液密性をもった水冷式オルタネータを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である水冷オルタネータ
の構造図。
【図2】図1の固定子と固定子コイルの巻装状態を示す
図。
【図3】本発明の第1の実施例における製作のフローチ
ャート。
【図4】本発明の第1の実施例のうち、複数の流路を持
つ水冷オルタネータの構造図。
【図5】本発明の第2の実施例である水冷オルタネータ
の構造図。
【符号の説明】
2…プーリ、3…回転子、4…後ブラケット、6…固定
子、7…固定子コイル、11…整流器、12…電圧調整
器、13…冷却管、19…冷却水流路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の機関により回転される回転軸に固着
    され、励磁コイルによって励磁される回転子と、前記回
    転子を囲うように配置され固定子コイルが巻装された略
    円筒状の固定子と、前記固定子を直接もしくは部材を介
    して支持するとともに、軸受を介して前記回転軸を支持
    する前ブラケット及び後ブラケットと、前記固定子コイ
    ルを冷却するための冷却水流路を備えた水冷式オルタネ
    ータにおいて、前記冷却水流路を冷却管で構成し、該冷
    却管と前記固定子コイルが良熱伝導材によって一体にモ
    ールド成形されたことを特徴とする水冷式オルタネー
    タ。
  2. 【請求項2】車両の機関により回転される回転軸に固着
    され、励磁コイルによって励磁される回転子と、前記回
    転子を囲うように配置され固定子コイルが巻装された略
    円筒状の固定子と、前記固定子を直接もしくは部材を介
    して支持するとともに、軸受を介して前記回転軸を支持
    する前ブラケット及び後ブラケットと、前記固定子コイ
    ルを冷却するための冷却水流路と、固定子コイルで発生
    した熱を冷却水流路の冷却面まで伝導する伝導部材を備
    えた水冷式オルタネータにおいて、前記伝導部材と前記
    固定子コイルが良熱伝導材によって一体にモールド成形
    されたことを特徴とする水冷式オルタネータ。
JP30529097A 1997-11-07 1997-11-07 水冷式オルタネータ Pending JPH11146606A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015198564A (ja) * 2014-04-03 2015-11-09 日産自動車株式会社 ステータの製造方法およびステータ

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