JPS62213533A - 車両用交流発電機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は車輌用発電機の冷却構造に関するものである
。

〔従来の技術〕

第６図第７図は例えば特開昭５９−８１１５５７号公報
に示された従来の車輌用発電機を示す断面図であり、各
図において、前グラグツト１後ブラケットト２により軸
受３４を介して回転軸５が回転自在に支承され、この回
転軸５の略中間位置に磁極鉄心６が固定されており、こ
の磁極鉄心６には励磁コイル７が内設されている。

前ブラケット１、後ブラケット２の内壁には磁極鉄心６
の外周と僅かな空隙？なして近接するように固定子鉄心
８が固着され、この固定子鉄心８には固定子コイル９が
巻装されてｈる。磁極鉄心６の両側面には冷却ファン１
０１１が固着され、回転軸５に連動して回転する。前ブ
ラケット１１後ブラケツト８の各々の側面には冷却風の
収入孔１２１８が形成され、さらに各々の周壁の特に固
定子コイル９の外方には冷却風の吐出孔１４１５が形成
されている。前ブラヶッ）１後ブラケット２により固定
子鉄心８の外周に沿って冷却液通路１６が形成され、こ
の冷却液通路１６はＯリング１７によって液密性を保っ
ている。

また、第６図でこの冷却液通路１６は前ブラケットｌに
設けられた流入管１８及び流出管１９に連通している。

第５図において、２１はプーリ、２２は整流作用を行な
う整流器である。

次に動作について説明する０ 原動機からベルトによりプーリ２１が駆動され、これに
より回転軸５に固定されている磁極鉄心６及び励磁コイ
ル７が回転し、固定子コイル９に交流電圧の誘起起電力
が生じ、この誘起起電力は整流器２２により直流に整流
されバッテリーや電気負荷に供給される。

この固定子コイル９に流れる電流値は大きく、温度上昇
も高くなるため、この固定子コイル９の冷却のために空
冷と液冷を併用している。

空冷にお−ては冷却ファン１０１１が回転することによ
り収入孔１２１８から冷却風が吸入され、その冷却風は
特に同定子コイル９０周辺を通過して吐出孔１４１５か
ら外部に吐出され固定子コイル９を冷却している。一方
液冷は流入管１８から流入した冷却液が固定子鉄心８の
外周に沿って流動し、この冷却液が冷却液通路１６内を
流動する過程において固定子鉄心８かも熱を吸収し、流
出管１９　　より流出する。

この流入管ｉｓ、流出管１９は原動機を冷却するために
設けられる原動機冷却液循環系路にチューブ２８２４ｆ
介して連絡しており、冷却液が流入管１８より流入し流
出管１９より流出するように構成しである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

以上のような従来の空冷と液冷を併用した冷却構造にお
いてはその液冷構造に問題があり、例えば固定子鉄心８
と固定子コイル９は必ずしも密着しておらず空隙がある
ため固定子コイル９で発生した熱が効率良く固定子鉄心
８に伝わらず、最も冷却したい固定子コイル９の冷却が
効率良くできないという問題と同時に、冷却液通路１６
が固定子鉄心８の外周で前ブラケット１及び後プラタン
）２に：よって構成され、Ｏリングで液密構造を形成し
ているので発電機自体の外径が大きくなり小型軽量化と
いうことに反するという問題点がある。

この発明は上記のような問題を解消するためになされた
もので、固定子コイルを確実に密封して冷却することに
より、液冷の冷却効率が向上し、小型軽量化を実現する
車輌用発電機を提供することを目的とする。

〔問題点全解決するための手段〕

この発明にかかる車両用発電機は、固定子コイルの両コ
イル端を絶縁樹脂にて一体に覆うと共に、その絶縁樹脂
を介して固定子コイルの両コイル端を包囲する金属の囲
い部材を設け、この囲い部材と前及び後ブラケット間の
各間隙に冷却液を流通させるようにしたものである。

〔作用〕

この発明においては、冷却液の流通により固定子コイル
及び固定子鉄心が効果的に冷却され、固定子コイルの絶
縁並びに、防水は確実に行なわれる。

〔実施例〕

ｉ１図はこの発明による車両用交流発電機の一実施例を
示す縦断面図で、第２図は第１図の一部破断して示す正
面図、第８図は第１図の要部全拡大して示す断面図であ
り、２８は回転子で、回転軸５に固着された一方の磁極
鉄心２４には複数の磁極爪部１ａが円周方向に対し間隔
をあけ、上記磁極爪部　６ａとは交互に出されている。

２５バ一方及び他方の磁極鉄心２４及び６にエアギャッ
プを介し配設された固定の励磁側鉄心で、励磁コイル７
を保持している。２６は固定子コイル９の両コイル端を
囲う両１ｌｌＩｌ五対の囲い体で、良熱伝導のアルミニ
クムなどの金属材からなり、コイル端との間に合成樹脂
などからなる范縁充てん材２７が充てんされ、固定子鉄
心８に液密て固着されており、固定子コイル９ｔ−液密
に保護している。この囲い体２６の背面には円周方向の
複数の放熱フィンｇａｂが設けられている。

次に、２Ｂは固定子鉄心８を支持する前ブラケットで、
環状溝２８ａに囲い体２Ｂの端部の円筒状突起２６ａを
はめ込み、粘性状のシリコン系などノカスケット２９に
より液密に封止しており１内壁と囲い体２６の背面との
間に円周方向に冷却液の流通路１１４ａが形成されてい
る。この前ブラケット２８には冷却液の流入管８０及び
流出管８１が設けられており、双方開位置に囲い体２６
の背面との間に仕切部ｇｓｂが設けられである。３７は
車両の機関の冷却液循環系路の往路側から流入管８０に
連結されたチューブ、３Ｂは流出管３１に連結され上記
冷却液循環系路の帰路側に戻すチューブである。３２は
前ブラケット２８に０リング８３を介し液密に結合され
た後ブラケットで、環状溝Ｈａに囲い体２６の円筒状突
起２６ａｔ”ｉめ込み、粘性状のガスケット２９により
液密に封止している。後ブラケット８２は励磁側鉄心２
５を固着するとともに、軸受４を支持しており、冷却液
の分岐穴８ｇｃ及び戻し穴ａｇａが設けられている。

後ブラケット８２の内壁と後側の囲い体２６の背面との
間に、半径方向に冷却液の流通路＋１４１）が形成され
ており、流入側と流出側を仕切る仕切部３２ｍ）が設け
られている。

３５は良熱伝導金属材からなシ、後ブラケット３２の外
端部に液密に取付けられた冷却カバーで、双方間に冷却
液の分岐流通路８４ｃが形成されており、分岐穴８ｇｃ
からの冷却液を流通し、戻し穴２１２（Ｌから流通路８
４１）の途中に戻す。この冷却カバー３５の内面には冷
却液の流れ方向に複数の放熱フィン８５ａが設けられで
ある。冷却カバー３５の外端面には、整流器′２２がヒ
ートシンクｇｇａを介し固着され、電圧調整器５０がヒ
ートシンク５０ａ　ｆ介し固着されている。８６は後ブ
ラケット３２に取付けられた保護カバーである。

上記一実施例の装置の冷却作用は、次のようになる。車
両の機関の低温の冷却液が一部分流され、流入管３０か
ら流入され、流通路３４ａ、３４ｂ全矢印のように流通
し、固定子鉄心８．固定子コイル９を冷却して温度上昇
し、流出管８１から流出され、機関の冷却液循環系路の
復路側に戻される。

また、流入管３０から流通路８４１）に流入した冷却液
の一部は、分岐穴ａｇｅから分岐流通路８４ａｆ矢印の
ように流通し、冷却カッ＜−ａｓｒ介し整流器２２及び
電圧調整器５ｏｆｔ冷却し、流通路３４１）の途中に戻
される。

さらに、冷却液に効果的に直接冷却された、前ブラケッ
ト２８は軸受３？吸熱冷却し、後ブラケット３２は軸受
４を吸熱冷却するとともに、励磁側袂心２５を介し励磁
コイル７を吸熱冷却する。

各囲い体２６には放熱フィン２６１）が設けられ、冷却
カバー８５　ＶＣは放熱フィン８５ａが設けられており
、熱交換を増大し冷却効果がいっそう向上される。

こうして、発熱の大きい固定子コイル９．整流器２２．
電圧調整器５０及び励磁コイル７は効果的に冷却され、
温度上昇が大幅に抑制され、また、ファンを要せず、そ
の通風騒音をなくすることができる。なお、上記の実施
例のものでは、固定子コイル９の両端部のみを絶縁光て
ん材２７と囲い体２６で覆ったものを例示したが、第４
図の実施例の如く固定子鉄心８の外周部をも絶縁光てん
材２７ｆｔ介して金属囲い体２６で覆うことにより、固
定子コイル９と固定子鉄心８との防水並びに防錆がより
確実になる。

第５図はこの発明による車両用交流発電機の他の実施例
を示す縦断面図である。回転子４８は回転軸５に固着さ
れた一方及び他方の磁極鉄心４４及び４５と、これらに
保持された励磁コイル７からなり、磁極鉄心４４から出
された複数の磁極爪部４４ａと、磁極鉄心４５から出さ
れた複数の磁極爪部４５ａとが交互に配されである。

４６は励磁コイル７に通電するスリップリングで、ブラ
シ装置４７によυ集電される。後プラタン）８１１ｍは
冷却カバー４８が液密に取付けられ、分岐流通路ａ４ｃ
が形成され、冷却カバー４８には整流器２２及び電圧調
整器５０が取付けられている。４９は保護カバーである
。

前、後ブラケット２８，１１０は冷却液による直接冷却
で内部空気と効果的に熱交換され、しだがつて、回転子
４３部の回転による内部空気の流動で、励磁コイル７を
効率良く放熱することができる。

なお、上記実施例では機関の冷却液循環系路から冷却液
を一部分流して発電機に流通させたが、これに限らず、
別系統の冷却液循手段を設けてもよい◎ 〔発明の効果〕 以上のように、この発明によれば、固定子コイルの両コ
イル端を絶縁欄脂にて一体に覆うと共に、その絶縁捌脂
を介して両コイル端を包囲する金属の囲い部材を設け、
この囲い部材と前・後ブラケット間の各間隙に冷却液を
流通させるようにしたので、冷却液の流通により固定子
コイル及び固定子鉄心が効果的に冷却でき、しかも、固
定子コイルの絶縁及び防水は確実に行なわれる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による車両用交流発電機の縦断面図、
第２図は第１図の装置の保護カバーを除き一部破断して
示す正面図、第８図は第１図実施例の要部全拡大して示
す断面図、第４図はこの発明の他の実施例を示す車両用
交流発電機の縦断面図、第５図はこの発明の別の要部の
他の実施例？示す車両用交流発電機の縦断面図、第６図
、！７図は従来の車両用交流発電機を６々示す断面図で
ある。 ５−−一回転軸、６−−−磁極鉄心、７−−−励磁コイ
ル、８−ｍ−固定子鉄心、９−ｍ−固定子コイル、３．
４−−一軸受、２２−ｍ−整流器、５０−−−電圧調整
器、２８−−一　回転子、２４−ｍ−磁極鉄心、ｇａ−
−一囲い体、　　２６ｂ−−一放熱フイン、２７−−−
絶縁充てん材、２８−−一部ブラケット、２８ａ−−−
環状溝、８２−一一後ブラケット、３１ａ−−一環状溝
、３４ａ、３４ｂ−−一流通路、８４０−−一分岐流通
路、３５−−一冷却カバー、ｆ３５ａ−−一放熱フイン
、４３−ｍ−回転子、４４．４５−−一磁極鉄心、４８
−ｍ−冷却カバー なお、図中同一符号は同−又は相当部分金示す。 第１図 第２図 第５図 升、ヂ５゛如峨１（ ｆｇ　　二令去Ｐカッく− 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）車両の機関により回転される回転軸に固着され励
   磁コイルにより励磁される回転子磁極鉄心と、この磁極
   鉄心を囲い固定子コイルが装着された固定子鉄心と、こ
   の固定子鉄心を支持するとともに、それぞれ軸受を介し
   上記回転軸を支持する前ブラケット及び後ブラケットと
   、整流器と電圧調整器とを備えた車両用交流発電機にお
   いて、上記固定子コイルの両コイル端を絶縁樹脂にて一
   体に覆うと共に、その絶縁樹脂を介して上記両コイル端
   を包囲する金属の囲い部材を設け、この囲い部材と上記
   各ブラケット間の各間隙に冷却液を流通させるようにし
   たことを特徴とする車両用交流発電機。