JPS6215793A - 可撓性ヒ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は圧力によって抵抗値が変化する感圧抵抗体を用
いた可撓性ヒータに係り、被加熱物に巻き付けて使用さ
れ、巻き付は力を加減して抵抗値を変え加熱量を調節で
きるものである。

〔従来の技術〕

従来の可撓性ヒータは、ニクロム抵抗線を絶縁被覆して
なり、被加熱物に巻き付け、当該抵抗線に通電してジュ
ール熱を発生させ、被加熱物を加熱するものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら上記従来の可撓性ヒータにおいては、抵抗
値が一定であるため、印加電圧を変えない限り加熱量を
調節することができないという問題点がある。

電圧調整装置を設けると大形、高価になり取り扱いも大
変なので、商用電源あるいは直流電源の電圧を直接印加
するのが普通である。

従って被加熱物を一定の加熱量で加熱することになるの
で、例えば溶融樹脂を加熱するような場合、夏期におい
て適度の加熱ができるとすれば、冬期においては加熱不
足となり、逆の場合も起こり、省エネルギー、高能率の
加熱ができない。

また、被加熱物を適正温度で加熱するためには、それに
合った抵抗値のものを多数製作しなければならない。

［発明の概要〕 本発明可撓性ヒータ６は上記の問題点を解決するため、
第１図示のように細長い中心導体１の外周に同心状に感
圧抵抗体２を設け、この感圧抵抗体２の外周に同心状に
外側導体３を設け、この外側導体３の外周を絶縁材４で
被覆してなる構成としたものである。

本発明可撓性ヒータ６は第２図示のように被加熱物７に
巻き付け、中心導体１と外側導体３間に電圧を印加して
使用するが、巻き付は力を全体的に加減すると、感圧抵
抗体２の各部に加わる圧力が均一に変化し、被加熱物７
の加熱量を全体的に８周節することができる。

この場合、巻き付は力を部分的に変えれば、被加熱物７
を部分的に強弱をつけて加熱することもできる。

〔発明の詳細な説明〕

第１図（ａ）　、　（ｂ）は本発明の可撓性ヒータの第
１実施例を示す斜視図である。

まず、第１実施例の構成を説明する。

第１図において１は細長い中心導体で、銅、アルミ等の
金属よりなる。この中心導体１の外周には同心状に感圧
抵抗体２が設けられている。

感圧抵抗体２としては、プラスチック、ゴム等の材料に
、金属粉、金属フレーク、金属繊維、炭素粉末、炭素繊
維等の恵電材を添加配合してなるものを用いることがで
き、圧力に反比例して抵抗値が変化するものである。

３は感圧抵抗体２の外周に同心状に設けられた外側導体
で、銅、アルミ等の金属よりなる。そして外側導体３の
外周はプラスチック等の絶縁材４で被覆されている。

第１図（ａｌは丸形形状の例、第１図（ｂ）は角形形状
の例を示しているが、本発明は適宜その形状を定めるこ
とができる。

次に第１実施例の作用を説明する。

本可撓性ヒータ６は、第２図示のように被加熱物、例え
ば溶融樹脂道管７に無間隔で巻き付け、中心導体１と外
側導体３間に例えば商用電源の電圧を印加して使用する
。この場合、バルブ８の部分は避けて巻き付ける。

はぼ均一な巻き付は力で巻き付けたときは、その巻き付
は力に反比例して感圧抵抗体２の抵抗値が低下し、この
巻き付けた感圧抵抗体２部分が発熱して熔融樹脂道管７
を加熱し、溶融樹脂９を溶融状態で送ることになる。パ
ルプ８の部分を避けたヒータ６部分は圧力が加わらない
ので発熱しない。

道管７と接触するヒータ部分６ａ　（接触側ヒータ部分
という）には、大きな圧力が加わるので、この部分の感
圧抵抗体２の抵抗値は大きく低下して発熱し、道管７の
加熱に寄与するが、道管７と接触しないヒータ部分６ｂ
　（非接触側ヒータ部分という）には殆ど圧力が加わら
ないので、この部分の感圧抵抗体２の抵抗値は殆ど低下
せず発熱しない。

換言すれば非接触側ヒータ部分６ｂは保温の役目を果た
す。

第３図は第１実施例の使用状態での等価回路図を示して
いる。■は中心導体１と外側導体３間に印加した電源電
圧、ＲＶ、、ＲＶ、・・・・・・は感圧抵抗体２の各部
の抵抗値で、はぼ均一な巻き付は力で巻き付けたときは
ｌ？ＶＩ＃ＲＶＺ　＃・・・・−・＃ＲＶｆｉ＝ＲＶで
あり、その発熱量（ジュール熱）はＶ”／ＲＶである。

巻き付は力を全体的に加減すると、感圧抵抗体２の各部
に加わる圧力は均一に変化し、溶融樹脂道管７の加熱量
を全体的に調節することができる。

また巻き付は力を部分的に変えれば、感圧抵抗体２の各
部に加わる圧力が変化し、当該各部の発熱量はＶ２／Ｒ
Ｖ　ｌ　、　Ｖ”／ＲＶＺ、　・・・・−・、　Ｖ”／
ＲＶｆｉ　となり、溶融樹脂道管７の加熱量を部分的に
調節することができる。

第４図は第２実施例を示す斜視図で、この第２実施例は
、巻き付は力を極端に強くすると、感圧抵抗体２の抵抗
値が低下し過ぎ、焼損するのを防止するため、中心導体
ｌと感圧抵抗体２との間に保護抵抗体５を挿設したもの
である。

この第２実施例の使用状態での等価回路は第５図示のよ
うになり、保護抵抗体５の各部の抵抗値は等しく　　Ｒ
Ｃ，＝ＲＣ，＝・・・・・・＝　ＲＣ，ｌである。各部
の発熱量はＶ２／（１？Ｖｌ＋ＲＣ１）、　　Ｖ２／（
ＲＶｚ＋ＲＣ２）・・−・−。

Ｖ２／（ＲＶ１１＋　ＲＣｌｌ）　　となる。

上述のように本発明によれば、巻き付は力によって抵抗
値が変化する感圧抵抗体２を用いて構成したので、巻き
付は力を全体的にあるいは部分的に変えることにより感
圧抵抗体２の各部の抵抗値ＲＶ、、ＲＶ２・・・・・・
を全体的に均一に変え、あるいは部分的に変えることが
でき、被加熱物７の加熱量を全体的にあるいは部分的に
調節することができる。

従って溶融樹脂９を加熱するような場合、夏期。

冬期の季節温度差に起因する加熱過多、不足に対しては
、巻き付は力の加減で対処でき、また接触側ヒータ部分
６ａのみが加熱に寄与し、非接触側ヒータ部分６ｂは保
温の役目を果たすので、省エネルギー、高能率の加熱が
できる。

また、巻き付は力を変えることで加熱量を調節できるの
で、被加熱物を適正温度で加熱でき、被加熱物の加熱温
度に合った抵抗値のものを多数製作する必要はない。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａｌ　、　（ｂｌは本発明可撓性ヒータの第１
実施例を示す斜視図、第２図はその使用状態の一例を示
す断面図、第３図は同じくその使用状態での等価回路図
、第４図は第２実施例を示す斜視図、第５図はその使用
状態での等価回路図である。 １・・・・・・中心導体、２・・・・・・感圧抵抗体、
３・・・・・・外側導体、４・・・・・・絶縁材、５・
・・・・・保護抵抗体、６・・・・・・本発明可撓性ヒ
ータ。 答１目 （ａ、） （ｂ） 答２目 箋３房

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 細長い中心導体の外周に同心状に感圧抵抗体を設け、こ
   の感圧抵抗体の外周に同心状に外側導体を設け、この外
   側導体の外周を絶縁材で被覆してなる可撓性ヒータ。